🐱クロームブック:Flatpak2024年04月02日 00:29

クロームブック:Flatpak
クロームブック:Flatpak


(Flatpak の紹介)
https://docs.flatpak.org/en/latest/introduction.html

「Flatpak は、さまざまな Linux ディストリビューションにデスクトップ アプリケーションを配布するためのフレームワークです。これは、Linux デスクトップの開発に長い歴史を持つ開発者によって作成され、独立したオープンソース プロジェクトとして実行されています。」

ちょっと番外編だが、リナックスのディストリビューションの違いに伴うアプリケーション配布問題に対応するツールとして、或いは、OSのビミョーな差を吸収するプラットフォームとして登場した感じだ。

星の数ほどあるディストリビューションは、様々な問題を抱えている。

「現在のパッケージングモデルの問題点:
Flatpak の存在を理解するには、アプリケーションのパッケージ化の現在のモデルの問題を理解することが重要です。」

・重複した作業パッケージ化アプリ:
多くの Linux ディストリビューションには、独自のパッケージ マネージャー、パッケージ形式、リポジトリが付属しています。これには、多くのメンテナが同じアプリケーションをさまざまなディストリビューションにパッケージ化するか、アプリケーション開発者が各形式の言語を学習してからそれらのディストリビューションにアプリケーションをパッケージ化するか、ほとんどのディストリビューションを無視していくつかのディストリビューションをパッケージ化してサポートする必要があります。このため、Linux デスクトップはソフトウェア ベンダーにとってターゲットにしにくいプラットフォームとなっています。

・パッケージ化されたアプリに限定:
すべてのアプリケーションがすべての Linux ディストリビューションでネイティブに利用できるわけではありません。アプリケーションが特定のディストリビューションで利用できない場合、ユーザーはアプリケーションのアーカイブを手動でダウンロードして解凍し、アプリケーションが起動することを期待する必要があります。

・アプリを備えたディストリビューションに限定:
ユーザーは、ワークフローを適切にセットアップするために必要なアプリケーションを備えたディストリビューションの数に制限されます。これにより、ユーザーに適した配布の量が減少します。

・OS 空間での革新は難しい:
ディストリビューションの管理者は、最終目標に焦点を当てるのではなく、ディストリビューションをエンド ユーザーに適したものにするためにアプリケーションのパッケージ化に多くの時間を費やす必要があります。これにより、各配布の進行が遅れます。

・古くて時代遅れのパッケージ:
LTS ディストリビューションには、非常に古いバージョンのアプリケーションがネイティブにパッケージ化されていることがよくあります。バグの再現性は、アプリケーションが実行されるさまざまな環境によって妨げられ、アプリケーション開発者は、多くの場合、アプリケーションがディストリビューションによってどのようにパッケージ化されるかをほとんど制御できません。

うーん、これらの問題を解決する魔法の杖になるっていうんだろうか?。

フラットパックが目指している世界は壮大だ。

「Flatpak はあらゆる種類のデスクトップ アプリケーションで使用でき、アプリケーションの構築方法に関して可能な限り依存しないことを目指しています。どのプログラミング言語、ビルド ツール、ツールキット、またはフレームワークを使用できるかに関する要件はありません。」

「Flatpak は Linux 上でのみ実行されますが、Linux 固有のアプリケーションだけでなく、他のオペレーティング システムをターゲットとするアプリケーションでも使用できます。アプリケーションはオープンソースまたはプロプライエタリの場合があります (ただし、 Flathubなどの一部の配布サービスには、この点で制限がある場合があります)。」

OSの垣根を越えて広がる可能性さえ見据えている。

リポジトリを独自にホストできることで、配布サービスの制限もクリアできる可能性があるしな。

が、まあ、当面はリナックス限定だろう。

「Flatpak は、開発者が 1 つのソースからアプリケーションを配布し、Linux デスクトップ全体をターゲットにできるようにすることで、上記の問題の解決に努めています。」

浮沈子は多少誤解していたんだが、リソース(ストレージ)の節約についてもある程度配慮されている。

「スペース効率:
Flatpak は、複数のアプリケーションで使用されるライブラリやその他のファイルの重複を排除し、インストールされているアプリケーションの量に応じてメガバイト、さらにはギガバイト相当のストレージを節約します。」

パッケージ管理システムであると同時に、サンドボックス内での動作を確保し、ホストOSのセキュリティを高める効果が期待されている。

リナックスのアプリケーション開発にとって、真の救世主になるかどうかは分からない。

ユーザーが使いたいのは、アプリケーションであって、OSじゃないし、デスクトップ環境でないことは確かだ(中には、BIOS弄って快感に浸るヘンタイもいるかも:誰?)。

浮沈子が、今回のGIMP導入でこの仕掛けを使うかどうかは分からない。

パッケージ管理ツール(っつーのかあ?)について、比較しているページも見つけた。

(Flatpak vs. Snap. 違いと特性)
https://zenn.dev/ykesamaru/articles/a9586cc52a376e

Flatpak:

・依存関係の解決:
独自のランタイムを使用することで、システム全体のライブラリに依存しない設計。

・セキュリティ:
アプリケーションはサンドボックス化されているが、脆弱なライブラリがランタイムに存在する可能性がある。

・デスクトップオンリー:
その設計と目的がデスクトップアプリケーションに特化しているため、限定されたシステムリソースしかアクセスできず、サーバーサイドのソフトウェアは扱えない(扱いにくい)。

・ディスクスペース:
通常のDebやRPMよりも多くのディスクスペースを使用する。

・リモートリポジトリ:
FlatHubなどのリモートからインストール可能。

ちょっと気になっているスナップについても記述がある。

Snap:

・セキュリティ:
アプリケーションはサンドボックス化。ランタイム提供により、システム全体のライブラリに依存しない設計。すべてのパッケージはCanonicalによって一元管理されているSnap Storeから提供されるため、一定の監視はされている。

・多機能性:
グラフィカルアプリケーションだけでなく、サーバーサイドのソフトウェアも扱える。

・デルタアップデート:
変更された部分のみをダウンロードしてアップデートする。

・テーマサポート:
メインのデスクトップテーマをサポートしていない場合がある。

・起動時間:
Flatpakや通常のパッケージよりも起動が遅い場合がある。

・一元管理:
SnapはCanonicalによって管理されており、Snap Storeからのみインストール可能。

スナップは、かなり保守的な感じだし、サーバー周りも意識されているようで、デスクトップユーザー的にはフラットパックの方が適している気もする。

「Snap Store:
Snap Storeは、Snapパッケージを配布するためのオンラインプラットフォームで、Canonicalによって運営・メンテナンスされています。」

「Ubuntuの場合、Snapはデフォルトでインストールされています。」

ははあ、それでウブンツがスナップオンリーなわけだ・・・。

納得!。

デビアンでデスクトップユーザーなら、フラットパックでOKかもな(調査中)。

もちろん、アプトゲットでもOKだろうけど。

「Canonicalが具体的にどのような思想をもっているか分かりませんが、Snapを強く推し、Flatpakを導入しないことについて、色々な意見があります。個人的な感想ですが、Flatpakのシステムでは、セキュリティの責任がとれないからでしょう。Snapを一箇所で管理していることも、そこに原因があると思います。」

なかなかわかりやすい記事で、参考になった。

(スナップ(ソフトウェア))
https://en.wikipedia.org/wiki/Snap_(software)

「Snap とFlatpakなどの他のユニバーサル Linux パッケージ形式の大きな違いは、Snap がデスクトップ アプリケーション、サーバー ツール、IoT アプリケーション、さらにはプリンター ドライバー スタックなどのシステム サービスなど、あらゆるクラスの Linux アプリケーションをサポートしていることです。」

「これを確実にするために、Snap は、Snap 内でソケットでアクティブ化されるシステム サービスを実行するなどの機能をsystemdに依存しています。これにより、Snap は、そのinit システムを採用できるディストリビューション上でのみ最適に動作します。」

「ほとんどの Linux ディストリビューションで利用できます。他のUnix 系システム ( FreeBSDなど) はサポートされていません。」

「ChromeOS はSnap を直接サポートしておらず、 Gallium OSなど、Snap をサポートする Linux ディストリビューションがインストールされている場合にのみサポートされます。」

まあ、デビアン自体はOKだろうから、問題じゃないだろう。

一応、フラットパックのウィキも見ておく。

(フラットパック)
https://en.wikipedia.org/wiki/Flatpak

「ChromeOSなどのLinux カーネルベースのシステムでも使用できます。」

おっと、直接の言及登場だな。

(Chrome OS のクイックセットアップ
Flatpak の使用を開始するには、次の簡単な手順に従ってください。)
https://flatpak.org/setup/Chrome%20OS

「Flatpak アプリケーションは、Crostini Linux 互換レイヤーを使用して ChromeOS にインストールできます。これはすべての ChromeOS デバイスで利用できるわけではないため、続行する前にデバイスに互換性があることを確認する必要があります。互換性のあるデバイスのリストはここで管理されています。」

ラディットの記事へのリンクだが、リストは古い。

クロスティーニは既にCM3にインストール済みなので、問題はないだろう(未確認)。

手順は以下の通り。

①Linux サポートを有効にする:
chrome://os-settingsに移動し、「Developers」まで下にスクロールして、「Linux 開発環境」をオンにします。 ChromeOS は Linux のダウンロードとインストールに時間がかかります。

②Linuxターミナルを起動する:
検索/ランチャー キーを押し、「Terminal」と入力し、ターミナル アプリを起動します。

③Flatpak をインストールする:
Flatpak をインストールするには、ターミナルで次のコマンドを実行します。

sudo apt install flatpak

より最新の flatpak パッケージは、Debian バックポート リポジトリで入手できます。

④Flathubリポジトリを追加する:
Flatpak アプリを入手するには Flathub が最適です。有効にするには、次を実行します。

flatpak --user remote-add --if-not-exists flathub https://dl.flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo

⑤再起動
セットアップを完了するには、Linux を再起動します。これを行うには、ターミナルを右クリックし、[Linux のシャットダウン] をクリックします。あとはアプリをインストールするだけです。

フラットパックで幸せになるか、へそ曲げてスナップにするか、シコシコとアプトゲットするかだな。

昨日見たビデオに出てきたコマンドを、対象ページから確認する。

1) sudo apt update
2) sudo apt install flatpak
3) sudo flatpak remote-add --if-not-exists flathub https://flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo
4) sudo flatpak install flathub org.gimp.GIMP
5) sudo chown root:root /usr/bin/bwrap && sudo chmod u+s /usr/bin/bwrap

リポジトリの追加で、USERオプションの有無とダウンロードサーバー名が異なる。

再起動の必要があるのかどうかも分からない。

うーん、ビミョーだ・・・。

が、ビデオは1年前だからな。

手順的には、フラットパックの方が妥当だろう。

GIMPの紹介ページも見つけた。

(GNU 画像操作プログラム:GNU Image Manipulation Program:GIMP)
https://flathub.org/ja/apps/org.gimp.GIMP

「画像の作成と写真の編集
GIMP は、GNU Image Manipulation Program の頭字語です。これは、写真レタッチ、画像合成、画像オーサリングなどのタスク用に無料で配布されているプログラムです。

多くの機能を備えています。シンプルなペイント プログラム、エキスパート品質のフォト レタッチ プログラム、オンライン バッチ処理システム、量産イメージ レンダラー、イメージ フォーマット コンバーターなどとして使用できます。

GIMP は拡張可能で拡張可能です。プラグインや拡張機能を追加して、ほぼ何でもできるように設計されています。高度なスクリプト インターフェイスにより、最も単純なタスクから最も複雑な画像操作手順まで、あらゆるものを簡単にスクリプト化できます。 GIMP は、Linux、Microsoft Windows、および OS X で利用できます。」

つまり、フラットパックで扱ってるということなわけだ(当然か)。

その他のアプリの紹介ページ。

(LinuxアプリのFlathub)
https://flathub.org/ja

前のページもそうだが、日本語化されている(一部未変換?)。

まあいい。

やっぱ、フラットパックで幸せになろうかな・・・。

🐱クロームブック:GIMP導入2024年04月02日 02:34

クロームブック:GIMP導入
クロームブック:GIMP導入


斎戒沐浴、心頭滅却してフラットパックとGIMPを導入した。

画面はフラットパックを入れ、リポジトリを追加し、山のようなデスクトップ環境(グノームみたいですが)を入れて、最後にGIMPがインストールされて無事にプロンプトが返ってきたところ。

やれやれ・・・。

静も近も尽き果てた感じだ(そうなのかあ?)。

導入手順は、フラットパックの手順に従う。

まずは、フラットパックの導入。

sudo apt install flatpak

次に、リポジトリの追加(一瞬で終わります)。

flatpak --user remote-add --if-not-exists flathub https://dl.flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo

ここで、一旦ターミナルを終了して、再度入り直すと最初にバーチャルマシンが立ち上がる。

プロンプトが出たら、いよいよGIMPのインストールだ。

管理者権限ではないところに注意だな(たぶん、sudoしても問題ないでしょうけど)。

flatpak install flathub org.gimp.GIMP

しこたまファイルを読み込んで、インストール終了。

浮沈子は、念のためにここで再度、ターミナルを終了して、起動し直した。

で、おそるおそるGIMPの起動。

flatpak run org.gimp.GIMP

無事に立ち上がった画面は、次の記事で。

🐱クロームブック:GIMP起動!2024年04月02日 03:46

クロームブック:GIMP起動!
クロームブック:GIMP起動!


無事にGIMPの画面が立ち上がり、導入に成功したもののメニューは英語のまま。

ウインドウズへのインストールは、インストーラーで設定した言語に従うからいいけど、リナックス版はデフォルトで英語みたいだからな。

日本語化しないと・・・。

(GIMPを日本語化する方法【設定から言語を変更する手順】)
https://web.skipjack.tokyo/gimp/gimp_japanese/#:~:text=GIMP%E3%81%AE%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AF%E4%B8%8A%E9%83%A8,OK%E3%82%92%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

といっても、メニューから選ぶだけ。

「GIMPの設定は上部のメニューバーの「Edit」(編集)の中にあります。」

「「Preferences」(設定)をクリックします。」

「設定項目のリストの中から「Interface」(ユーザーインターフェイス)をクリックします。」

「「Language」(言語の設定)でリストの中から日本語を選択し、OKをクリックします。」

結構深い所にあるので、知らなければ分からないだろうな。

画像で見て分かるように、ゴシック体ではなく明朝体になっている。

変更できるかどうかは知らないけど、日常使うわけじゃないからこのままでもいいかもしれない。

昨日撮影したマニュアルの写真をインポートして縮小と文字入れを試した。

日本語入力が出来ないので、文字は英語のまま。

GINPの終了時にエラーを吐いたが、よく読まなかった(画像をアプリ内に保存しなかったからと思われる:未確認)。

起動するにも操作するにも、マウスとキーボードは不可欠で、手に持って指で擦るわけにはいかない。

運用していく中で、いろいろ試してみようと思っているが、画像加工は一応できそうな感じだ。

やれやれ・・・。

リナックスアプリで日本語が使えるようにするにはどうしたらいいかを考えよう。

とりあえず、フラットパックの術中に落ちてみた。

それはそれで、楽しみだな。

クロームブックを100倍楽しめるリナックス環境。

4万円の元が少し取り戻せた気がする。

これを入れなきゃ、損な感じだ・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ChromeOS の Linux アプリケーションで日本語入力する方法&日本語入力できない場合の対処)
https://qiita.com/not13/items/8b0212fa982617316bd0

「デフォルトの Linux ターミナルアプリは、現在だと何もしなくても日本語入力可能となっている。」

うーん、浮沈子の環境ではできなかったけどな(やり方に問題があるのかも)。

一応、手順が書いてあるのでリンクしておく。

と思ったら、こんな記事も!。

(VSCode(Linuxアプリ)でのIME)
https://zenn.dev/asopitech/articles/20230516-103621_1

「以前はMozc入れましたがChrome OSのバージョンアップによって、Crostini の'IME Support'を有効化するだけでIMEが動きました。」

「Crostiniの'IME Support'を有効化するだけ、これだけでOKです!」

どれどれ・・・。

うーん、やっぱ上手くいかない・・・。

(初期設定&日本語入力を使えるようにする方法|ChromebookでLinux)
https://catalyst-wakaba.com/linux-on-chrome-os/

「chromeOSのターミナルアプリ内にあるターミナルの設定より、OSデフォルトのキーボードショートカットの使用をONにしましょう。
ターミナル上で日本語・英語等の入力切替が通常通りできるようになります!」

で、やってみたら成功した。

これで、ターミナルやVIMでは日本語が出るようになった。

が、GIMPのテキスト挿入では、相変わらず日本語の入力が出来ない・・・。

コントロールキーとスペースバートの同時押しで日本語英語の切り替えをしているんだが、それが出来ない。

やっぱ、「Mozc」とか入れないとダメなんだろうか・・・。

(Crostiniを日本語で使えるようにするぞ!)
https://qiita.com/cyber-yuito723/items/4638bb058f79d14dce91

1. 言語の設定をする
2. 日本語フォントを導入する
3. 日本語入力ができるようにする

記事を読むと、浮沈子の環境では1は出来ている感じだ(未確認)。

2をどうするかは考え物だが、どうやら3は必須のようだな。

「使用したいフォントのファイルを「.fonts」ディレクトリの中に保存すると、GUIアプリで表示されるフォントが変わるはずです。」

GIMPのメニューの明朝体も、フォントディレクトリーを作ってゴシック体フォントを入れれば、改善するかもしれないけどな。

ちょっと、挑戦意欲が減退しているので、少しずつ進めていこう。

🐱真実の瞬間:雨とWi-Fi2024年04月02日 13:20

真実の瞬間:雨とWi-Fi


(「不調なWi-Fiが雨の降っている時だけなぜかつながる」謎をエンジニアが解明)
https://gigazine.net/news/20240402-wifi-only-works-when-its-raining/

「雨が降っている時しかWi-Fiが使えない」

この話は、浮沈子的に非常に興味を持って読んだ。

「雨はむしろ通信の品質を悪化させる原因」

日頃、ワイマックスの接続速度が雨の度に低下している現象を体験しているだけに、記事の表題を見て「んな、ぶわぁくぁぬぁ!」と思って、思わず読んでしまった。

結論は、シンプルかつ意外な話で終わるんだが、エンジニアのプレドラッグ・グルエフスキー氏の態度や、誠実な対応、真の原因に迫る過程が素晴らしい。

「グルエフスキー氏の父親もエンジニアで、自身で設立した会社を通じてオフィスビルのギガビットイーサネットから見通し内マイクロ波リンクを介した都市間接続に至るまであらゆる種類の複雑なネットワークシステムを設計・導入していました。」

親父も、業界人だったわけだが、エンジニアとしてよりは、経営者としての手腕で成功した感じだ(未確認)。

「父親から「雨が降るとWi-Fiがつながる」という呪術的思考な発言を聞いてグルエフスキー氏は驚いた」

「グルエフスキー氏は自分の目が信じられなかったと述べています。」

実際に、現象が繰り返されたことを確認した時、彼はエンジニア魂を発揮する。

「グルエフスキー氏は「呪術的思考なんてクソだ!俺はエンジニアだぞ!」とさらに原因調査を続けることにしました。」

真実の瞬間だな。

浮沈子は、物理の神様と幸運の女神様しか信じていない(そうなのかあ?)。

人間は平気でウソをつくし、自分や他人を騙して生きていく。

善悪の問題じゃなくて、それは生きるための方便だ。

が、機械はウソをつかない。

物事には道理があり、目の前の現象にはどれだけ意外であったとしても合理的な理由がある。

そのことを信じ切れるかどうかが、エンジニアとしての最大の資質だろう。

さらに、決して諦めることなく、その原因を追究し続けることも重要だ。

まあ、実際の現場では、時間の制約や投入できるリソースに限りがあるなど、様々な現実的問題が立ちはだかり、思うに任せないことが多いけどな。

しかし、限りある状況の中で、如何に迅速かつ的確に問題を突き止め、解決に結び付けていくかも重要だ。

この話の結末は、単に隣の家の木が成長したからというオチなんだが、そこまで読んで浮沈子が考えたのが、伸びた木を切るとか、アンテナの位置を変えるとかという解決方法だったんだが、さすがにプロの手段はスマートだな。

「グルエフスキー氏は古い802.11gデバイスを新しい802.11nデバイスに交換しました。呪術ではなく数学と物理学を使用して信号の干渉耐性を高めたことで見事晴れた日でも実家でWi-Fiを使用できるようになったと述べられています。」

うーん、それがベストかどうかは分からないけど、技術的にありとあらゆる考えられる限りのトラブルシューティングを行ったからこそ、見通し線を遮る樹木の影響を特定できたのだと思う。

一点の曇りもなく、デバイスの原因ではないと言い切れたからこその発見だったわけだ。

いい話だな・・・。

🐱クロームブック:閑話休題2024年04月02日 14:48

クロームブック:閑話休題
クロームブック:閑話休題


(クロスティーニ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8B

「イタリアのパン料理。定番のアンティパストの1つとして知られる」(アンティパスト:前菜)

「クロスティーニは「小さいトースト」という意味があり、トーストしたバゲットに野菜やペーストなどをのせて食べる前菜料理である」

えーと、もちろん、クロームブックに後付けでインストールできるデビアンリナックスのコンテナの名前でもある。

(Linux on ChromeOS)
https://chromeos.dev/en/linux

「ChromeOS 上の Linux (Crostini とも呼ばれます) を使用すると、通常の ChromeOS デスクトップやアプリと並行して、開発用の Linux アプリを実行できます。 Chromebook 上の Linux は、開発者に両方の長所を提供します。 ChromeOS のシンプルさとセキュリティの原則に基づいて構築および設計された Chromebook 上の Linux により、開発者はお気に入りのエディタ、IDE、数千の世界クラスの開発ツールを 1 つのコンテナで安全に実行できるようになります。」

なかなか、洒落たネーミングだと思うんだが、いろいろな解説を読んでも、「開発者向け」というスタンスであるところが気に入らない。

「利点:

・最も人気のある開発者ツールを実行する
・Android、Web、または Flutter 開発環境をセットアップする
・Chromebook で Android または Web アプリをテストするか、USBまたはポート転送を介して別のデバイスでテストします
・Linux コンテナの簡単なバックアップと復元」

「Linux を有効にすると、生産的なデスクトップ環境の構成方法、AndroidまたはWeb用の構築方法、さらにはゲームの作業方法を学ぶことができます。Flutterやその他の一般的な Linux 開発ツールをセットアップするための高度なガイドもあります。」

浮沈子は、GIMPを入れたいだけのために、クロスティーニを導入した。

ついでに、最近のコンテナ技術の流行の一つであるフラットパックまで入れた。

ストレージのゴミになるか、他のリナックスアプリを入れる際の呼び水になるかは分からない。

とりあえず、動画再生アプリは入れたいところだ(フォトだけだと、ちょっと悲しい・・・)。

使い慣れているVLC(どんどんUIが変わるので、暫く使っていないと使い方が分からなくなるけど)がいいような気がするんだが、アンドロイド版もあるからな(浮沈子のCM3はグーグルプレイ対応です)。

そっちで済ませるという選択肢もある。

クロスティーニで、どこまで安定して動くかは分からない。

まあ、どうでもいいんですが。

フラットパックのページで、SMPlayerが上がっているのを見つけた。

(SMPlayer)
https://flathub.org/ja/apps/info.smplayer.SMPlayer

「優れたメディアプレーヤー
SMPlayer は、事実上すべてのビデオおよびオーディオ形式を再生できるコーデックが組み込まれた無料のメディア プレーヤーです。外部コーデックは必要ありません。 SMPlayer をインストールするだけで、コーデック パックを見つけてインストールする手間をかけずに、すべての形式を再生できるようになります。」

「YouTubeビデオの再生、字幕の検索とダウンロード、スマートフォンやタブレットなどの外部デバイスへのキャストなど、多くの興味深い機能を提供します。」

「主な機能の 1 つは、以前に再生したファイルの設定を記憶する機能です。そのため、後で再生すると、同じ時点で同じ設定で再開されます。」

浮沈子的には、ウインドウズでメインの動画プレイヤーとして使用している。

慣れないうちは苦労したけど、使い慣れれば多機能で嬉しい。

これでもいいかな・・・。

(SMPLAYER:配布元のページ)
https://www.smplayer.info/

「マルチプラットフォーム
SMPlayer は Windows、Linux および Mac OS に対応しています。 SMPlayer は Windows XP/2003/Vista/7/8/10 で動作します。」

リナックスは、正式にさポートされたプラットフォームだ。

逆に、アンドロイド版はない。

これを使いたければ、クロスティーニに入れるしかないのだ。

誘惑の甘い罠・・・。

フラットパックの導入を決めた時、こんなことになるんじゃないかって、いや~な予感がしてたんだがな。

まあいい。

クロスティーニ環境の安定性の確認だと思って、入れてみようかな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

残念ながらSMプレイヤーの導入は上手くいかなかった。

原因は不明なんだが、以下のエラーを大量に吐いてスタックした。

「No accelerated colorspace conversion found from yuv420p to argb」

まあいい。

結論としては、アンドロイド版のVLCを入れた。

アローズのタブレットにも入れて(こっちは、アンドロイド純正(?)だからな)比較してみたんだが、クロームブックでは音量調節や画面の明るさの機能がアプリからでは使えず、端末側の設定に委ねられている。

確かに、そういうデバイスドライバー的機能を、クロスプラットフォームで実装することは難しいからな。

APIが渡されないのかもしれない。

それでも、再生速度の調節やAB区間の繰り返し渡河は行えるし、あんなことやこんなこともできそうで、もちろん、動作は安定しているから、フォトで再生するよりはストレスを感じないで済む。

現実の問題として、何でもできるわけではないけど、やりたいことを選んで、解決方法を見つけることは出来そうだ。

動画ソフトの転送はUSBスティックを使って行ったが、何の問題もない。

ちなみに、USBケーブルで繋いでも、警告が出るだけで転送は出来なかった。

何かやり方はあるんだろうが、ここは素直にグーグルドライブ経由で渡すのが正解だろうな。