🚀スターシップ:IFT-4:成功? ― 2024年06月07日 02:34
スターシップ:IFT-4:成功?
(【速報】スペースX、新型ロケット「スターシップ」第4回飛行試験を実施 宇宙船はインド洋へ着水)
https://sorae.info/space/20240606-starship.html
「米国テキサス州ボカチカにあるSpaceXの施設「Starbase(スターベース)」から日本時間2024年6月6日21時50分に打ち上げられたStarship宇宙船は、発射約2分50秒後(※発射からの時刻等の情報はSpaceXのライブ配信を参照して確認、以下同様)にSuper Heavyを分離。ブーストバック燃焼(飛行経路に対する逆噴射)を行って降下したSuper Heavyは、発射約7分30秒後に着陸噴射を行ってメキシコ湾へ着水することに成功」
「一方、上昇を継続したStarship宇宙船は発射約8分30秒後に高度約150キロメートルでエンジン燃焼を停止し、慣性飛行に移行。発射約45分後には高度100キロメートルを下回って大気圏再突入を開始」
「プラズマ化した大気に包まれながら減速する途中、ライブ映像ではフラップの1つが高熱によって損傷していく様子も写し出されていましたが、Starship宇宙船は姿勢制御を失うことなく降下を継続。海面付近で機体を水平姿勢から垂直姿勢に起こして着陸噴射を行い、発射約1時間5分後にインド洋へ着水」
ライブで見ていたんだが、1段目は上昇時から最外周のエンジンの一つが最初から最後まで点火していなかったし(正確には、離床直後(T+4秒後)に失火)、ランディングバーンの時も、13基あるジンバル可能なエンジンの一つ(内周にある10基のうちの一つ)が点火しないなど、怪しげな雰囲気ながら、とりあえずメキシコ湾への着水は果たしたようだ。
ブースとバックバーンの時には、13基のジンバルエンジンは全部点火してたんだがな。
まあ、ここまでは想定内で、合計2基のエンジンの不調は「失敗」とまでは言えず、結果オーライの条件付き成功と見做してもいい。
エンジンが点火しない病の奥は深そうな気もする。
特に、離床直後に失火したというのはいただけない。
IFT-2やIFT-3では成功していたわけで、手戻りが出ているということなわけだからな。
新たな原因によるものなのか、従来の原因(推進剤配管の不良または液体酸素フィルターの詰まり)の対策が不十分ということになる。
離床時も、ランディングバーンの時も、一度は点火したエンジンが失火したり、再着火(正確には再々着火)できなかったりしたわけで、次回以降に新たな課題を残した。
あと、気になったのは1段目が着水する際のランディングバーンで、ロケットの下部から壊れた部品が飛び散っているシーンが映っている。
なんとかしてくれ・・・。
さて、1段目の切り離し後に、落ち着いたところで、今回のメインイベント(前回までになかったこと)として、ホットステージ用のアタブターの投棄が行われたが、これは、まあ、あっさり成功した。
が、以前指摘したように、これじゃあ、「完全再使用」とは言えないな。
アダプター付きで回収するか、ホットステージをやめちまうかのどっちかだな。
2段目の点火に晒されて、熱が入ったスチールを再使用できるわけではないのかも知れないが(未確認)、臥竜点睛を欠く運用になる。
まあ、どうでもいいんですが。
で、いよいよメインイベントの2段目大気圏再突入になる。
2段目のエンジン停止(SECO:セカンドエンジンカットオフ)の際に気づいたんだが、まず、外周の真空ラプター2が止まり、真ん中の大気中で使用するラプター2が消える。
その度に、スラスター(コールドガス?)が派手に噴射されて、姿勢制御を行う。
今回は、ローリングも発生せず、エンジンの完全停止後の姿勢は安定していた(生中継では、途中は映像が途切れていたので未確認:中継されている範囲では安定)。
ちょっと長くなりそうなので、とりあえずこの辺で上げて、一寝入りしよう・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(SpaceXのスターシップが4回目の飛行テスト、飛行から着水までの一連の動作を見事成功させる)
https://gigazine.net/news/20240607-starship-fourth-flight-test/
「イーロン・マスク氏率いる航空宇宙企業のSpaceXが現地時間の2024年6月6日7時50分(日本時間の21時50分)に、世界最大のロケット「スターシップ」の打ち上げテストを実施しました。」
「打ち上げテストは今回で4回目で、ブースター部分である「スーパーヘビー」および宇宙船部分ともに打ち上げから帰還・着水することに初めて成功しました。」
ちょうど、ビデオのトレース記事が出たので、引用して済ませてしまおう(手抜きじゃん!?)。
否定はしない。
それどころじゃなくなっている。
スターライナーは、帰還できなくなるかもしれないのだ・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(スペースXのスターシップは打撃を受けたが、宇宙からの初帰還を果たした)
https://arstechnica.com/space/2024/06/spacexs-starship-took-a-beating-but-held-on-for-first-return-from-space/
「SpaceX 社は、フライト 4 で発生したタイルの損失を修正するために、スターシップの熱シールドに変更を加える可能性もあります。エンジニアは、ブースターの打ち上げと着陸中に 2 基のラプター エンジンが故障した理由も知りたいと考えています。」
「スターシップのテストの次の段階におけるその他の最優先事項には、スペースXが宇宙でラプターエンジンを再起動できることを実証することが含まれる。これにより、スターシップが最初のテスト飛行で行った弾道弾道軌道をたどるのではなく、再突入に向けて自ら誘導する能力を備え、安定した低地球軌道に安全に到達できることが示される。」
まあ、目新しいことはないけど、次回の目玉が1段目のメカジラキャッチであることは間違いない。
「次の飛行では、メカジラアームでブースターをキャッチしてみるべきだと思う!」(マスク氏)
2段目の再突入が、どれほど改善されるかは分からない。
記事の中では、ステンレス鋼の耐熱性が強調されているけど、せいぜい1400度くらいしか持たないからな。
耐熱タイルが剥がれたら、それでお終いなことは今回も実証された。
ゆくゆくは有人機として使われるんだろうが、初めに乗り込む人は命懸けだ。
タイルが剥がれて、破壊されていくシーンを見せつけられれば、誰も乗りたいとは思わないだろう。
「実際に誰かがスターシップ着陸船に乗り込むまでには、あと何十回ものスターシップ飛行が必要となるが、おそらくこの10年後半より早く実現することはないだろう。」
当然だな。
SLSなどと異なり、この宇宙船に緊急脱出装置はない。
基本的に、スペースシャトルと同じ技術を使って大気圏に再突入する。
最後のところは、滑走路ではなくパワードランディングによる垂直着陸を行うけど、そこは本質じゃない。
タイルが剥がれれば、焼け死ぬしかないのだ。
「木曜日の試験飛行は、フルサイズのスターシップロケットの4回目の打ち上げであり、ブースターと宇宙船が無傷で地球の表面に到達して終了した初めての飛行であった。」(記事全文の自動翻訳)
「木曜日の試験飛行は、フルサイズのスターシップロケットの4回目の打ち上げであり、ブースターと船が一体となって地表に到達して終了した初めての飛行となった。」(該当箇所だけの自動翻訳)
(原文:Thursday's test flight was the fourth launch of a full-size Starship rocket and was the first to end with the booster and ship reaching Earth's surface in one piece.)
まあ、少なくとも2段目は、無傷とは程遠いからな。
「完璧とは程遠い結果となったが、この飛行は成功以外の何物でもない。「このテストの搭載物はデータだった」とスペースXは語った。「スターシップはそれを実現した」」
もちろん、その意味では成功といえようが、それは、今までの統合飛行テスト全てに言える。
浮沈子は、この段階(統合飛行4回目)で制御着水を行えたことに驚きを隠せない。
もう、「成功」のハンコ押しちゃいそうなくらい感動した。
かなり高度を下げて、空気の濃いところに来ないと十分な減速が行えないことも分かった。
もう少しすると、IFT-4の詳しい分析記事が出てくるに違いない。
「SpaceX が Flight 5 で何を用意しているかはともかく、宇宙ファンが長く待つ必要はないだろう。」
スティーブンクラークの言う通りだな。
ひょっとすると、そっちの方が早いかもな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(スペースX、スターシップの4回目の飛行テストに成功)
https://www.teslarati.com/spacex-aces-fourth-starship-flight-test/
「ブーストバック燃焼が完了すると、ホットステージングリングが排出され、ブースター全体の質量が軽減され、再突入と着陸に耐えられるようになります。」
「来のスーパーヘビーブースターには、排出されない軽量のホットステージングリングが搭載される予定です。」
リチャードアングルは、ちゃんと取材してるみたいだな(未確認)。
貴重な情報だ。
「飛行開始から約7分15秒後、スーパーヘビーブースターは着陸噴射のために計画されていた13基のエンジンのうち12基に点火し、その直後に機内カメラの前をかなりの量の破片が飛び交った」
映像もちゃんと見てるしな。
「重大な影響はなかった。」
ホントかあ?。
まあいい。
「IFT-3 では、この部分の大部分でライブ ビューが提供されましたが、原因不明の問題により、カメラは飛行開始から 37 分前まで復旧しませんでした。」
「イーロン マスクは X で、内部カメラからのライブ ビューを含め、データ信号は飛行中ずっと受信されていたと投稿しました。」
小さな疑問も疎かにしない。
「スターシップが降下するにつれ、プラズマの蓄積が増加し、ミッションコントロールからの通報により機首の温度が上昇していることが判明したが、すべて許容範囲内」
「飛行開始からわずか54分後、スターシップは3回目の飛行テストよりもさらに遠くまで進み、未知の領域に突入」
ビデオでは、この時21815km/時、高度66kmとなっている(表示されているテレメトリーデータによる)。
「飛行開始から 57 分後、ピーク時の加熱は過ぎました」
ははあ、加熱のピークはこの頃なんだな・・・。
「前方フラップからタイルが剥がれ始め、続いて下部が溶け始めました。」(カメラに映ってたのは、右前方の動翼)
やっぱ、タイル剥がれたらお終いだ。
「この損傷にもかかわらず、スターシップは降下時にしっかりと保持され、正しい方向を保っていました。」
しかし、浮沈子はIFT-4に合格点あげない(そんなあ!)。
耐熱タイルの剥がれは仕方ないとしても、映像を見る限り、2段目の本体に修復不能な損傷を与えていることは間違いない(未確認)。
つまりだな、単に運が良かっただけということなわけだ(そうなのかあ?)。
もっとも、証拠の機体はインド洋の藻屑と消え、それを立証することはできない。
「将来のテスト飛行で船を強化するために使用する非常に貴重なデータをSpaceXに提供」
ロケットだからな。
強化=重量の増加ということになる。
ペイロードの減少を受け入れざるを得なくなるわけだ。
「SpaceXは7月中旬から下旬までに5回目の飛行を開始し、スーパーヘビーブースターのキャッチも試みる可能性がある」
来月かあ・・・。
「この飛行は全体的にどうだったと思いますか?また、5回目の飛行は8月までに行われる予定ですか?」
リチャードアングル定番のシメだが、浮沈子の評価は厳しい。
前半の1段目の回収までは、70点だな。
減点要素は、3つ。
①打ち上げ時に外周の固定ラプター2の1基が失火して、復旧しなかったこと。
特に、復旧できなかったことは大きい。
②ランディングバーンで内周の可動ラプター2の1基が再々点火できなかったこと。
③ランディングバーン点火時に、あんなのやこんなのがバラバラとぶっ壊れて飛散しまくったこと。
喝!。
狙っているのが再使用なわけだからな。
ぶっ壊れまくるなどというのは論外だ。
中間のクルージングから再突入初期には、特段の減点要素はない。
途中で、姿勢が大きく乱れるところもあったが、立て直している(T+55分27秒辺り)。
その後のタイルの剥離や前部動翼(右側?)の損傷は評価のしようがない。
タイルの剥離については、あってはならない事象ということだから、それが起こった時点で落第だ。
素材のステンレスでは、熱的に対応できないことが証明されたわけだ。
細かい話で言えば、再突入後半で、途中で2度ほど中継が途切れている。
原因は分からないけど、嬉しくない。
また、パワードランディングの際のラプターの点火のモニタリングも出なかった。
テレメトリーが取れていたのかは不明。
スペースXは、意図的に映像を切り替えているのかもしれないし、重要なところは非公開にしている可能性もある。
IFT-4で、完全再使用への道が見えたかどうかはビミョーだ。
見方によっては、改めてその困難さが浮き彫りになったともいえる。
無人のペイロードを打ち上げる重量級ロケットとしては、再使用できれば打ち上げ頻度の増加やコストの削減につながる程度の話だが、宇宙船(有人宇宙機)としてみれば、大気圏再突入とソフトランディングは絶対に成功させなければならない必須事項だ(人間乗せてるからな)。
100パーセントでは足りない。
150パーセントくらいの確率が要求されているといっていいだろう(ワケワカ・・・)。
しかも、機体を完全に再使用しようという目標を掲げての試験飛行だ。
タイルなんか、1枚たりとも剥がれてはならないだろう。
今回、タイルの剥離か所、機体の損傷については現段階では公表されていない。
総合的に見て、少なくとも2段目の回収については、浮沈子的には0点(!)を付けざるを得ない。
もちろん、IFT-3から大きな前進はあったし、貴重なデータ取りができたことは喜ばしい。
そこは評価すべきだが、テストとしては失敗に終わっている。
では、この手の話でよく言われる、「成功した失敗」なんだろうか?。
その評価は、直ちにはできないだろう。
得られた教訓を生かすことが出来なければ、ただの失敗に終わる。
S社は、もちろん、それを生かそうとするだろうが、成功につなげられるかどうかは未知数だ。
1段目の回収は条件付き成功、2段目の回収は失敗。
浮沈子自身、この宇宙船に乗りたいという気は全く起きない。
直前に「ディアムーン」ミッションのキャンセルがあったようだが、いい判断だったな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(4回目のスターシップ統合飛行)
https://www.elonx.cz/ctvrty-integrovany-let-starship/
「ステータス:ミッション成功」
「船舶の着陸の試み: 模擬着水の成功」
「空母着陸の試み: 模擬着水に成功」
やれやれ・・・。
「2024/07/06 07:37
ピーター・メレチン
打ち上げ直前のエブリデイ・アストロノートとのインタビューで、イーロン・マスク氏はフラップジョイントが熱保護の観点から最も重要な場所であると改めて説明した。
そして今、彼はビデオに応答して、次回までに解決されると述べました。」
「今日のミッション中、ランプ上にあるメカジラのアームは、着陸するスーパーヘビーを迎撃するシミュレーションを行いました。」
まあ、次回チャレンジするのはいいけれど、発射台ごとぶっ壊すのが落ちじゃないのかあ?。
が、それもまた想定の範囲内だ。
すでにファルコン9で、射点から何百kmも離れた大西洋上の台船に、ピンポイントで着陸させるという離れ業を実現しているS社だから、絶対にできないとまでは言わない。
しかし、今回のスーパーヘビーブースターの着水を見れば、それがどんだけ怪しいかは言うまでもないだろう。
質量の違い、大きさの違いは、制御をより困難にするし、要求されている精度も桁違いだ。
メカジラに、スーパーヘビーブースターのハードポイント(グリッドフィンのそばにあります:画像参照)を合わせて降ろす際の精度は数センチ以下だろう。
早ければ、来月下旬にも実現する。
その時、何が起こるのかは誰も知らない。
いや、今は知らない方がいいかもな・・・。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
(スターシップ、4回目のテスト飛行中に大気圏再突入を生き延びる)
https://spacenews.com/starship-survives-reentry-during-fourth-test-flight/
この記事の表題は秀逸だ。
まさに、「生き延びた」感が強い。
「スーパーヘビーブースターとスターシップの上段は両方とも無傷(intact)で地表に戻った。」(ジェフファウストは、適切な表題とは裏腹に、記事中の評価は大甘だな・・・)。
これが、「成功」に当たるのかどうかは浮沈子的にはビミョーだが、世間はやや慎重ながら、例によって「成功おめでとう」な大合唱になっている。
「ホットステージングの中間段セクションを投棄」
「SpaceXによると、着陸に備えてブースターの質量を減らすための一時的な措置」
やっぱ、将来的には付けたまま(重量は軽減されるということですが)回収されるようだ。
「スペースX、今朝のスターシップのテスト飛行成功おめでとう!」(NASAのビル・ネルソン長官)
「アルテミス計画を通じて人類を再び月に送り込むことにまた一歩近づき、その後は火星を目指すことになる。」(同上)
やや手前味噌なほめ方だが(そうなのかあ?)、NASAも公式に「成功」と認めているようだ(まあ、大人の社交辞令ですな・・・)。
手戻りとなってしまった打ち上げ時のエンジンの失火、改良が不十分な可能性があるランディングバーンでのエンジンの未着火、解決の目途が立つのかどうか一切不明の耐熱タイルの剥落、安定した再突入の実績の積み重ね(フラップの損傷なく)が課題だ。
先送りにしたエンジンの軌道上での再着火、ペッツドアの開閉もある。
また、前回はデータ取りに留まっている燃料移送についても、宇宙船同士の移送実験に向けてのさらなる取り組みが求められる(たぶん)。
そもそも、影も形もないHLS本体の完成が危ぶまれる。
課題山積なスターシップの次回打ち上げは、この夏になると見込まれている(早ければ来月)。
スーパーヘビーブースターの発射台への着陸(?)が焦点だが、チャレンジするとしたら、発射施設への激突墜落爆発炎上木っ端微塵の可能性もある(期待してるわけじゃないけど)。
イーロンマスクはやりたくてうずうずしている感じだ。
ボカチカでの大爆発おこれば、当局から公衆を危険にさらす恐れありと見做されるかどうかは分からない。
せっかく事故調査を回避できたと思ったんだがな(まだ、爆発すると決まったわけじゃないけどな)・・・。
「FAA は、スターシップの再突入時に機体の熱保護システムが故障したこと、再突入時に機体のフラップが十分な制御を提供できなかったこと、着陸時のエンジン燃焼中にラプター エンジンが故障したことの 3 つの例外を承認」
もちろん、この中に発射台への激突は含まれていない。
まあいい。
発射台への回収(激突じゃなくて)は、スターシップロケットシステムにとって、避けて通ることができない必須の課題だ。
いくらラプターの再着火に成功しても、メカジラのlキャッチが出来なければ、着陸脚を持たないスーパーヘビーブースターやスターシップ宇宙船は再使用できないからな。
今は、まだ飛行試験だから、着陸のことはそれほど強調されていないが、今後はS社のお家芸の実力が問われることになる。
S社の場合、ロケットは飛んで当たり前、着陸&回収出来てなんぼの世界だ。
打ち上げ価格も、それを前提に設定されている(たぶん)。
S社は、高頻度&低コストの打ち上げを実現することによって、人類の宇宙へのアクセスを劇的に変えつつある。
再使用ロケット(まだ部分的ですが)の登場は、確実に新しい宇宙開発の時代を開いた。
部屋の中のゾウであるスターシップロケットシステムが完成すれば、その時代は急速に展開する。
今年は無理でも、来年は分からない。
ペッツドアを付けた2段目が、使い捨てで飛ぶようになれば、その扉の片側が開くことになる(その時点でも、1段目は再使用可能だろう)。
2段目の回収が行われることになれば、時代の扉は全開になる。
さらに2030年代に有人飛行が可能になり、大陸間弾道旅客ロケットが準軌道を飛び交うようになれば、真の宇宙時代が訪れる。
10年先の話だろうが、IFT-4がその到来を予感させてくれたことも事実だ。
フライトテストの評価とは別に、浮沈子的イメージとしては21世紀に蘇ったスペースシャトルな感じだ。
書いていて気付いたんだが、スペースシャトルは車輪を引き出して着陸する。
耐熱タイルによる熱防御に穴(文字通り)があることになる。
スターシップ宇宙船は、動翼の付け根からやられている(先端のタイルも剥がれてましたが)。
が、車輪とかはないからな。
少なくとも「穴」はない。
熱的な対応ということなら、スターシップ宇宙船の方が楽ちんなはずだ。
次回のフライトテストでは、その辺りの改善がどの程度進むかも、実質的な注目点だな・・・。
(【速報】スペースX、新型ロケット「スターシップ」第4回飛行試験を実施 宇宙船はインド洋へ着水)
https://sorae.info/space/20240606-starship.html
「米国テキサス州ボカチカにあるSpaceXの施設「Starbase(スターベース)」から日本時間2024年6月6日21時50分に打ち上げられたStarship宇宙船は、発射約2分50秒後(※発射からの時刻等の情報はSpaceXのライブ配信を参照して確認、以下同様)にSuper Heavyを分離。ブーストバック燃焼(飛行経路に対する逆噴射)を行って降下したSuper Heavyは、発射約7分30秒後に着陸噴射を行ってメキシコ湾へ着水することに成功」
「一方、上昇を継続したStarship宇宙船は発射約8分30秒後に高度約150キロメートルでエンジン燃焼を停止し、慣性飛行に移行。発射約45分後には高度100キロメートルを下回って大気圏再突入を開始」
「プラズマ化した大気に包まれながら減速する途中、ライブ映像ではフラップの1つが高熱によって損傷していく様子も写し出されていましたが、Starship宇宙船は姿勢制御を失うことなく降下を継続。海面付近で機体を水平姿勢から垂直姿勢に起こして着陸噴射を行い、発射約1時間5分後にインド洋へ着水」
ライブで見ていたんだが、1段目は上昇時から最外周のエンジンの一つが最初から最後まで点火していなかったし(正確には、離床直後(T+4秒後)に失火)、ランディングバーンの時も、13基あるジンバル可能なエンジンの一つ(内周にある10基のうちの一つ)が点火しないなど、怪しげな雰囲気ながら、とりあえずメキシコ湾への着水は果たしたようだ。
ブースとバックバーンの時には、13基のジンバルエンジンは全部点火してたんだがな。
まあ、ここまでは想定内で、合計2基のエンジンの不調は「失敗」とまでは言えず、結果オーライの条件付き成功と見做してもいい。
エンジンが点火しない病の奥は深そうな気もする。
特に、離床直後に失火したというのはいただけない。
IFT-2やIFT-3では成功していたわけで、手戻りが出ているということなわけだからな。
新たな原因によるものなのか、従来の原因(推進剤配管の不良または液体酸素フィルターの詰まり)の対策が不十分ということになる。
離床時も、ランディングバーンの時も、一度は点火したエンジンが失火したり、再着火(正確には再々着火)できなかったりしたわけで、次回以降に新たな課題を残した。
あと、気になったのは1段目が着水する際のランディングバーンで、ロケットの下部から壊れた部品が飛び散っているシーンが映っている。
なんとかしてくれ・・・。
さて、1段目の切り離し後に、落ち着いたところで、今回のメインイベント(前回までになかったこと)として、ホットステージ用のアタブターの投棄が行われたが、これは、まあ、あっさり成功した。
が、以前指摘したように、これじゃあ、「完全再使用」とは言えないな。
アダプター付きで回収するか、ホットステージをやめちまうかのどっちかだな。
2段目の点火に晒されて、熱が入ったスチールを再使用できるわけではないのかも知れないが(未確認)、臥竜点睛を欠く運用になる。
まあ、どうでもいいんですが。
で、いよいよメインイベントの2段目大気圏再突入になる。
2段目のエンジン停止(SECO:セカンドエンジンカットオフ)の際に気づいたんだが、まず、外周の真空ラプター2が止まり、真ん中の大気中で使用するラプター2が消える。
その度に、スラスター(コールドガス?)が派手に噴射されて、姿勢制御を行う。
今回は、ローリングも発生せず、エンジンの完全停止後の姿勢は安定していた(生中継では、途中は映像が途切れていたので未確認:中継されている範囲では安定)。
ちょっと長くなりそうなので、とりあえずこの辺で上げて、一寝入りしよう・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(SpaceXのスターシップが4回目の飛行テスト、飛行から着水までの一連の動作を見事成功させる)
https://gigazine.net/news/20240607-starship-fourth-flight-test/
「イーロン・マスク氏率いる航空宇宙企業のSpaceXが現地時間の2024年6月6日7時50分(日本時間の21時50分)に、世界最大のロケット「スターシップ」の打ち上げテストを実施しました。」
「打ち上げテストは今回で4回目で、ブースター部分である「スーパーヘビー」および宇宙船部分ともに打ち上げから帰還・着水することに初めて成功しました。」
ちょうど、ビデオのトレース記事が出たので、引用して済ませてしまおう(手抜きじゃん!?)。
否定はしない。
それどころじゃなくなっている。
スターライナーは、帰還できなくなるかもしれないのだ・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(スペースXのスターシップは打撃を受けたが、宇宙からの初帰還を果たした)
https://arstechnica.com/space/2024/06/spacexs-starship-took-a-beating-but-held-on-for-first-return-from-space/
「SpaceX 社は、フライト 4 で発生したタイルの損失を修正するために、スターシップの熱シールドに変更を加える可能性もあります。エンジニアは、ブースターの打ち上げと着陸中に 2 基のラプター エンジンが故障した理由も知りたいと考えています。」
「スターシップのテストの次の段階におけるその他の最優先事項には、スペースXが宇宙でラプターエンジンを再起動できることを実証することが含まれる。これにより、スターシップが最初のテスト飛行で行った弾道弾道軌道をたどるのではなく、再突入に向けて自ら誘導する能力を備え、安定した低地球軌道に安全に到達できることが示される。」
まあ、目新しいことはないけど、次回の目玉が1段目のメカジラキャッチであることは間違いない。
「次の飛行では、メカジラアームでブースターをキャッチしてみるべきだと思う!」(マスク氏)
2段目の再突入が、どれほど改善されるかは分からない。
記事の中では、ステンレス鋼の耐熱性が強調されているけど、せいぜい1400度くらいしか持たないからな。
耐熱タイルが剥がれたら、それでお終いなことは今回も実証された。
ゆくゆくは有人機として使われるんだろうが、初めに乗り込む人は命懸けだ。
タイルが剥がれて、破壊されていくシーンを見せつけられれば、誰も乗りたいとは思わないだろう。
「実際に誰かがスターシップ着陸船に乗り込むまでには、あと何十回ものスターシップ飛行が必要となるが、おそらくこの10年後半より早く実現することはないだろう。」
当然だな。
SLSなどと異なり、この宇宙船に緊急脱出装置はない。
基本的に、スペースシャトルと同じ技術を使って大気圏に再突入する。
最後のところは、滑走路ではなくパワードランディングによる垂直着陸を行うけど、そこは本質じゃない。
タイルが剥がれれば、焼け死ぬしかないのだ。
「木曜日の試験飛行は、フルサイズのスターシップロケットの4回目の打ち上げであり、ブースターと宇宙船が無傷で地球の表面に到達して終了した初めての飛行であった。」(記事全文の自動翻訳)
「木曜日の試験飛行は、フルサイズのスターシップロケットの4回目の打ち上げであり、ブースターと船が一体となって地表に到達して終了した初めての飛行となった。」(該当箇所だけの自動翻訳)
(原文:Thursday's test flight was the fourth launch of a full-size Starship rocket and was the first to end with the booster and ship reaching Earth's surface in one piece.)
まあ、少なくとも2段目は、無傷とは程遠いからな。
「完璧とは程遠い結果となったが、この飛行は成功以外の何物でもない。「このテストの搭載物はデータだった」とスペースXは語った。「スターシップはそれを実現した」」
もちろん、その意味では成功といえようが、それは、今までの統合飛行テスト全てに言える。
浮沈子は、この段階(統合飛行4回目)で制御着水を行えたことに驚きを隠せない。
もう、「成功」のハンコ押しちゃいそうなくらい感動した。
かなり高度を下げて、空気の濃いところに来ないと十分な減速が行えないことも分かった。
もう少しすると、IFT-4の詳しい分析記事が出てくるに違いない。
「SpaceX が Flight 5 で何を用意しているかはともかく、宇宙ファンが長く待つ必要はないだろう。」
スティーブンクラークの言う通りだな。
ひょっとすると、そっちの方が早いかもな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(スペースX、スターシップの4回目の飛行テストに成功)
https://www.teslarati.com/spacex-aces-fourth-starship-flight-test/
「ブーストバック燃焼が完了すると、ホットステージングリングが排出され、ブースター全体の質量が軽減され、再突入と着陸に耐えられるようになります。」
「来のスーパーヘビーブースターには、排出されない軽量のホットステージングリングが搭載される予定です。」
リチャードアングルは、ちゃんと取材してるみたいだな(未確認)。
貴重な情報だ。
「飛行開始から約7分15秒後、スーパーヘビーブースターは着陸噴射のために計画されていた13基のエンジンのうち12基に点火し、その直後に機内カメラの前をかなりの量の破片が飛び交った」
映像もちゃんと見てるしな。
「重大な影響はなかった。」
ホントかあ?。
まあいい。
「IFT-3 では、この部分の大部分でライブ ビューが提供されましたが、原因不明の問題により、カメラは飛行開始から 37 分前まで復旧しませんでした。」
「イーロン マスクは X で、内部カメラからのライブ ビューを含め、データ信号は飛行中ずっと受信されていたと投稿しました。」
小さな疑問も疎かにしない。
「スターシップが降下するにつれ、プラズマの蓄積が増加し、ミッションコントロールからの通報により機首の温度が上昇していることが判明したが、すべて許容範囲内」
「飛行開始からわずか54分後、スターシップは3回目の飛行テストよりもさらに遠くまで進み、未知の領域に突入」
ビデオでは、この時21815km/時、高度66kmとなっている(表示されているテレメトリーデータによる)。
「飛行開始から 57 分後、ピーク時の加熱は過ぎました」
ははあ、加熱のピークはこの頃なんだな・・・。
「前方フラップからタイルが剥がれ始め、続いて下部が溶け始めました。」(カメラに映ってたのは、右前方の動翼)
やっぱ、タイル剥がれたらお終いだ。
「この損傷にもかかわらず、スターシップは降下時にしっかりと保持され、正しい方向を保っていました。」
しかし、浮沈子はIFT-4に合格点あげない(そんなあ!)。
耐熱タイルの剥がれは仕方ないとしても、映像を見る限り、2段目の本体に修復不能な損傷を与えていることは間違いない(未確認)。
つまりだな、単に運が良かっただけということなわけだ(そうなのかあ?)。
もっとも、証拠の機体はインド洋の藻屑と消え、それを立証することはできない。
「将来のテスト飛行で船を強化するために使用する非常に貴重なデータをSpaceXに提供」
ロケットだからな。
強化=重量の増加ということになる。
ペイロードの減少を受け入れざるを得なくなるわけだ。
「SpaceXは7月中旬から下旬までに5回目の飛行を開始し、スーパーヘビーブースターのキャッチも試みる可能性がある」
来月かあ・・・。
「この飛行は全体的にどうだったと思いますか?また、5回目の飛行は8月までに行われる予定ですか?」
リチャードアングル定番のシメだが、浮沈子の評価は厳しい。
前半の1段目の回収までは、70点だな。
減点要素は、3つ。
①打ち上げ時に外周の固定ラプター2の1基が失火して、復旧しなかったこと。
特に、復旧できなかったことは大きい。
②ランディングバーンで内周の可動ラプター2の1基が再々点火できなかったこと。
③ランディングバーン点火時に、あんなのやこんなのがバラバラとぶっ壊れて飛散しまくったこと。
喝!。
狙っているのが再使用なわけだからな。
ぶっ壊れまくるなどというのは論外だ。
中間のクルージングから再突入初期には、特段の減点要素はない。
途中で、姿勢が大きく乱れるところもあったが、立て直している(T+55分27秒辺り)。
その後のタイルの剥離や前部動翼(右側?)の損傷は評価のしようがない。
タイルの剥離については、あってはならない事象ということだから、それが起こった時点で落第だ。
素材のステンレスでは、熱的に対応できないことが証明されたわけだ。
細かい話で言えば、再突入後半で、途中で2度ほど中継が途切れている。
原因は分からないけど、嬉しくない。
また、パワードランディングの際のラプターの点火のモニタリングも出なかった。
テレメトリーが取れていたのかは不明。
スペースXは、意図的に映像を切り替えているのかもしれないし、重要なところは非公開にしている可能性もある。
IFT-4で、完全再使用への道が見えたかどうかはビミョーだ。
見方によっては、改めてその困難さが浮き彫りになったともいえる。
無人のペイロードを打ち上げる重量級ロケットとしては、再使用できれば打ち上げ頻度の増加やコストの削減につながる程度の話だが、宇宙船(有人宇宙機)としてみれば、大気圏再突入とソフトランディングは絶対に成功させなければならない必須事項だ(人間乗せてるからな)。
100パーセントでは足りない。
150パーセントくらいの確率が要求されているといっていいだろう(ワケワカ・・・)。
しかも、機体を完全に再使用しようという目標を掲げての試験飛行だ。
タイルなんか、1枚たりとも剥がれてはならないだろう。
今回、タイルの剥離か所、機体の損傷については現段階では公表されていない。
総合的に見て、少なくとも2段目の回収については、浮沈子的には0点(!)を付けざるを得ない。
もちろん、IFT-3から大きな前進はあったし、貴重なデータ取りができたことは喜ばしい。
そこは評価すべきだが、テストとしては失敗に終わっている。
では、この手の話でよく言われる、「成功した失敗」なんだろうか?。
その評価は、直ちにはできないだろう。
得られた教訓を生かすことが出来なければ、ただの失敗に終わる。
S社は、もちろん、それを生かそうとするだろうが、成功につなげられるかどうかは未知数だ。
1段目の回収は条件付き成功、2段目の回収は失敗。
浮沈子自身、この宇宙船に乗りたいという気は全く起きない。
直前に「ディアムーン」ミッションのキャンセルがあったようだが、いい判断だったな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(4回目のスターシップ統合飛行)
https://www.elonx.cz/ctvrty-integrovany-let-starship/
「ステータス:ミッション成功」
「船舶の着陸の試み: 模擬着水の成功」
「空母着陸の試み: 模擬着水に成功」
やれやれ・・・。
「2024/07/06 07:37
ピーター・メレチン
打ち上げ直前のエブリデイ・アストロノートとのインタビューで、イーロン・マスク氏はフラップジョイントが熱保護の観点から最も重要な場所であると改めて説明した。
そして今、彼はビデオに応答して、次回までに解決されると述べました。」
「今日のミッション中、ランプ上にあるメカジラのアームは、着陸するスーパーヘビーを迎撃するシミュレーションを行いました。」
まあ、次回チャレンジするのはいいけれど、発射台ごとぶっ壊すのが落ちじゃないのかあ?。
が、それもまた想定の範囲内だ。
すでにファルコン9で、射点から何百kmも離れた大西洋上の台船に、ピンポイントで着陸させるという離れ業を実現しているS社だから、絶対にできないとまでは言わない。
しかし、今回のスーパーヘビーブースターの着水を見れば、それがどんだけ怪しいかは言うまでもないだろう。
質量の違い、大きさの違いは、制御をより困難にするし、要求されている精度も桁違いだ。
メカジラに、スーパーヘビーブースターのハードポイント(グリッドフィンのそばにあります:画像参照)を合わせて降ろす際の精度は数センチ以下だろう。
早ければ、来月下旬にも実現する。
その時、何が起こるのかは誰も知らない。
いや、今は知らない方がいいかもな・・・。
<またまた追加>ーーーーーーーーーー
(スターシップ、4回目のテスト飛行中に大気圏再突入を生き延びる)
https://spacenews.com/starship-survives-reentry-during-fourth-test-flight/
この記事の表題は秀逸だ。
まさに、「生き延びた」感が強い。
「スーパーヘビーブースターとスターシップの上段は両方とも無傷(intact)で地表に戻った。」(ジェフファウストは、適切な表題とは裏腹に、記事中の評価は大甘だな・・・)。
これが、「成功」に当たるのかどうかは浮沈子的にはビミョーだが、世間はやや慎重ながら、例によって「成功おめでとう」な大合唱になっている。
「ホットステージングの中間段セクションを投棄」
「SpaceXによると、着陸に備えてブースターの質量を減らすための一時的な措置」
やっぱ、将来的には付けたまま(重量は軽減されるということですが)回収されるようだ。
「スペースX、今朝のスターシップのテスト飛行成功おめでとう!」(NASAのビル・ネルソン長官)
「アルテミス計画を通じて人類を再び月に送り込むことにまた一歩近づき、その後は火星を目指すことになる。」(同上)
やや手前味噌なほめ方だが(そうなのかあ?)、NASAも公式に「成功」と認めているようだ(まあ、大人の社交辞令ですな・・・)。
手戻りとなってしまった打ち上げ時のエンジンの失火、改良が不十分な可能性があるランディングバーンでのエンジンの未着火、解決の目途が立つのかどうか一切不明の耐熱タイルの剥落、安定した再突入の実績の積み重ね(フラップの損傷なく)が課題だ。
先送りにしたエンジンの軌道上での再着火、ペッツドアの開閉もある。
また、前回はデータ取りに留まっている燃料移送についても、宇宙船同士の移送実験に向けてのさらなる取り組みが求められる(たぶん)。
そもそも、影も形もないHLS本体の完成が危ぶまれる。
課題山積なスターシップの次回打ち上げは、この夏になると見込まれている(早ければ来月)。
スーパーヘビーブースターの発射台への着陸(?)が焦点だが、チャレンジするとしたら、発射施設への激突墜落爆発炎上木っ端微塵の可能性もある(期待してるわけじゃないけど)。
イーロンマスクはやりたくてうずうずしている感じだ。
ボカチカでの大爆発おこれば、当局から公衆を危険にさらす恐れありと見做されるかどうかは分からない。
せっかく事故調査を回避できたと思ったんだがな(まだ、爆発すると決まったわけじゃないけどな)・・・。
「FAA は、スターシップの再突入時に機体の熱保護システムが故障したこと、再突入時に機体のフラップが十分な制御を提供できなかったこと、着陸時のエンジン燃焼中にラプター エンジンが故障したことの 3 つの例外を承認」
もちろん、この中に発射台への激突は含まれていない。
まあいい。
発射台への回収(激突じゃなくて)は、スターシップロケットシステムにとって、避けて通ることができない必須の課題だ。
いくらラプターの再着火に成功しても、メカジラのlキャッチが出来なければ、着陸脚を持たないスーパーヘビーブースターやスターシップ宇宙船は再使用できないからな。
今は、まだ飛行試験だから、着陸のことはそれほど強調されていないが、今後はS社のお家芸の実力が問われることになる。
S社の場合、ロケットは飛んで当たり前、着陸&回収出来てなんぼの世界だ。
打ち上げ価格も、それを前提に設定されている(たぶん)。
S社は、高頻度&低コストの打ち上げを実現することによって、人類の宇宙へのアクセスを劇的に変えつつある。
再使用ロケット(まだ部分的ですが)の登場は、確実に新しい宇宙開発の時代を開いた。
部屋の中のゾウであるスターシップロケットシステムが完成すれば、その時代は急速に展開する。
今年は無理でも、来年は分からない。
ペッツドアを付けた2段目が、使い捨てで飛ぶようになれば、その扉の片側が開くことになる(その時点でも、1段目は再使用可能だろう)。
2段目の回収が行われることになれば、時代の扉は全開になる。
さらに2030年代に有人飛行が可能になり、大陸間弾道旅客ロケットが準軌道を飛び交うようになれば、真の宇宙時代が訪れる。
10年先の話だろうが、IFT-4がその到来を予感させてくれたことも事実だ。
フライトテストの評価とは別に、浮沈子的イメージとしては21世紀に蘇ったスペースシャトルな感じだ。
書いていて気付いたんだが、スペースシャトルは車輪を引き出して着陸する。
耐熱タイルによる熱防御に穴(文字通り)があることになる。
スターシップ宇宙船は、動翼の付け根からやられている(先端のタイルも剥がれてましたが)。
が、車輪とかはないからな。
少なくとも「穴」はない。
熱的な対応ということなら、スターシップ宇宙船の方が楽ちんなはずだ。
次回のフライトテストでは、その辺りの改善がどの程度進むかも、実質的な注目点だな・・・。
🚀スターライナー:帰還困難 ― 2024年06月07日 15:45
スターライナー:帰還困難
(ドラマに満ちた一日を経て、ボーイングのスターライナーはついに目的地にたどり着いた)
https://arstechnica.com/space/2024/06/after-a-drama-filled-day-boeings-starliner-finally-finds-its-way/
「木曜日に軌道上の実験室とドッキング」
「水曜日の打ち上げ直後の数時間で、宇宙船は推進システムで2回のヘリウム漏れに見舞われた。そして木曜日には、スターライナーの宇宙船スラスターのいくつかが一時的にオフラインになった。」(オフライン=自動操縦が不能な状態?)
「当初の計画よりはるかに頻繁に、宇宙船の司令官ブッチ・ウィルモアは、地上のエンジニアがこれらの問題やその他の問題に取り組んでいる間、スターライナーを手動で制御しなければならなかった。」
やれやれ・・・。
この問題は、本質的な要素を含んでおり、そもそも解決可能かというレベルの話だ。
が、噴出した問題(文字通り?)はそれだけじゃない。
「ボーイングとNASAは、水曜日の打ち上げ前に、スターライナーの推進システムを加圧する8つのマニホールドのうちの1つでヘリウム漏れが発生していた問題に対処していた。」
まさか、そこかあ?。
「しかし、打ち上げから数時間後、さらに2つの漏れが発見された。そして、スターライナーが宇宙ステーションに到着した後に、もう1つの漏れが発見された。」(1(地上で把握)+2(打ち上げから数時間後に発見)+1(ISS到着後)=4)
「ナッピ氏は、現在4件の別々の漏洩があり、ボーイング社は問題の根本原因を完全には理解していない可能性があると認めた。」
「同社はすでに、地上で同様のハードウェアを使用してこの問題の調査を開始している。」
そういうのは、生身の人間乗せて飛ばす前にやっといてもらいたいんだがな。
まあいい。
飛ばしちまったものは仕方ない。
なんとか降ろして、徹底的に調べるだけだ。
が、問題はもっと深刻なのかもしれない。
地上のハードウェアを用いて調査しなければならないほど、対応は緊急を要しているということなわけだ。
ひょっとしたら、降ろすことができないほどの事態に陥っているのではないのかあ?。
スラスターの状況も深刻だ。
「宇宙船の28個の反応制御システムスラスターのうち5個が特定の時間に故障した」
「トラブルシューティングの過程で、スラスタがリセットされ、再度作動させられた結果、5 つのスラスタのうち 4 つがオンライン状態に戻りました。」
1つは未だに復旧していない。
とうとう、本命のトラブルが出てしまった感じだな。
「スターライナーの飛行中にこれらの小型スラスタの一部が作動しなかったのは、これで2回連続のミッションとなる。2022年5月の軌道飛行試験2では、同じスラスタの一部がステーションへの接近中に呼び出されても作動しなかった。」
「その飛行後に2つの小さなソフトウェア修正が適用されたものの、問題は解決されなかったようだ。」
問題なのは、このトラブルをNASAが事前にチェックできずに飛ばしていることだな。
「我々はスラスター内部で起きている根本的な問題を見逃していると思う」(NASAの商業乗組員プログラムマネージャー、スティーブ・スティッチ氏)
「スラスターの故障はスラスターのハードウェアやソフトウェアの問題ではなく、「データの問題」による可能性が高い」(スティッチ氏とナッピ氏)
浮沈子の記憶が確かならば、スターライナーのシステムは、過去(OFT-2)にもオーバーフローを起こしてスタックした前科がある。
ISSにドッキングする際のナビゲーションシステムが、過剰なデータを処理しきれずに暴走した(詳細未確認)。
「スティッチ氏は、スターライナーが国際宇宙ステーションへの有人ミッションを遂行するために必要な認証プロセスの一環として、スラスターの問題を調査し解決するのにどのくらいの時間がかかるかについて推測することを拒否した。」
過去に修正された問題の欠陥を見つけられなかったということは、今後も同じことが繰り返されるということなわけだ(そうなのかあ?)。
ボーイングには有人宇宙機(=宇宙船)を作る能力がなく、NASAにはその安全性や機能を適正に評価する能力がないことがバレバレになっちまったわけだ。
「2人の情報筋が木曜日の夕方にArsに語ったところによると、NASAはスターライナーの帰還許可が出るまでに解決すべき問題が山積しているという。」
お役所的手続きのことかもしれないし、安全管理上の深刻な問題かもしれない。
「NASAとボーイングは、今後数日をかけてスターライナーの宇宙ステーションへの飛行中に収集されたデータを評価し、スターライナーがドッキングを解除してウィルモアとウィリアムズを乗せて地球に帰還する前に、追加のテストが必要かどうか判断したいと考えている。」
場合によっては、スターライナーを無人のまま切り離して再突入させることになるかもしれない。
問題を明らかにする必要があるから、可能な限り回収したいけど、宇宙飛行士を乗せたまま飛ばすわけにはいかないという判断もありうる。
「主な問題はヘリウム漏れと断続的なスラスターの問題の2つ」(ボーイングのナピ氏)
「主な」っつーことは、他にもあるっていうことなのかあ?。
「これらは、実のところ、対処すべき非常に小さな問題だ」「次のミッションまでに解決するつもりだ。私はこれらがまったく重大な問題だとは思っていない」
浮沈子的には、次のミッションはないかもしれないという気がしている。
ウィルモア&ウイリアムズ飛行士は、次回のクルードラゴンで帰還させるべきだろう。
「トラブルシューティングの過程で、スラスタがリセットされ、再度作動させられた結果、5 つのスラスタのうち 4 つがオンライン状態に戻りました。」(再掲)
「これにより、NASA はスターライナーが宇宙ステーションに接近し、最終的にドッキングすることを許可する自信を得ました。」
ISSは、危険と判断されれば、NASAの許可をオーバーコールしてドッキングを拒否できるだろう。
が、大気圏再突入は、待ってくれないからな。
適切な侵入経路を辿れたとしても、それがどれだけリスクが高い行為かは、昨夜のスターシップが見せつけてくれた。
今、懸念されているのは、スラスターが反応せずに、適切な侵入経路を辿れずに、致命的な事故が起こりかねないという深刻な事態だ。
「NASAとボーイングは、今後数日をかけてスターライナーの宇宙ステーションへの飛行中に収集されたデータを評価」
「追加のテストが必要かどうか判断したい」
当然やるべきだろう。
「これは早ければ6月14日に実施される可能性があるが、延期される可能性もある」(スティッチ氏:NASA)
延期ということは、つまり、ISSの係留期間が延びるということだ。
ヘリウムの漏れは待ってくれないからな。
今、この瞬間も、既知の4か所の漏洩か所からは漏れまくっている(バルブ閉めて漏れは止まっているようです:<以下追加>参照)。
まあ、どうでもいいんですが。
「我々はスラスター内部で起きている根本的な問題を見逃していると思う」(NASAスティッチ氏:再掲)
理解されていないシステムに依存して、有人の宇宙機を飛ばすということはあり得ない。
ウィルモアやウイリアムズは、何か起これば手動で対処してみせると言い出すにきまってる(未確認)。
テストパイロットという人種は、条件反射的にそう答えるように訓練されている(ホントかあ?)。
OFT-1の時にも、人間が乗っていれば時計のずれに的確に対応できたはずだという話が出ていた。
しかし、今回顕在化したシステムの隠れた瑕疵は、その時点でも内包されていたわけで、OFT-1の状態で人間を乗せていたら、おそらくまともに帰還することは難しかったに違いない(そうなのかあ?)。
数億ドルの棺桶にしないためにも、ここは、両宇宙飛行士には長期のISS逗留を楽しんでいただいて、スターライナーはお蔵入りにするのが正しい気がする。
無人で回収し、二度と飛ばさない。
浮沈子的おすすめは、これしかない・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーーー
(スターライナーが有人試験飛行で国際宇宙ステーションにドッキング)
https://spacenews.com/starliner-docks-with-international-space-station-on-crewed-test-flight/
「ドッキングは、宇宙船の接近のさまざまな段階でオフラインになった反応制御システム(RCS)のスラスターをエンジニアが最大5台修理していたため、予定より1時間以上遅れて行われた。」
「宇宙ステーションの管制官は、これらのスラスターを再び作動させる作業を行う間、スターライナーをステーションの200メートルの「立ち入り禁止範囲」の外側に留めていた。」
この間の操縦は手動だったのかな?。
「スラスターが故障した原因はすぐには明らかにならなかった。」
「関係者によると、この問題は2022年5月の軌道飛行試験2(OFT-2)無人試験飛行で見られたのと似ており、2回ともサービスモジュールの同じ場所にあるスラスターがオフになっていたという。」
なんか、お祓いが必要な雰囲気だな・・・。
「なぜこのようなことが起きるのか、よく分からない」(NASAの商業乗組員プログラムマネージャー、スティーブ・スティッチ氏)
この点に関するブリーフィングの詳細も報じられている。
「問題はスラスター自体ではなく、スラスターを制御するソフトウェアと、ソフトウェアがスラスターから受け取るデータにあります。スティッチ氏は、ソフトウェアが、推力が予想よりも低かったり、加速に時間がかかったりするなど、パラメータが制限を超えていると判断した場合、ソフトウェアがスラスターを無効にすると説明しました。」
ははあ、データの問題というのはそういう意味だったのか。
「スラスターを個別に噴射して、スラスターが再び有効になっていることを確認」
でもさ、1基は直らなかったんだろう?。
真の原因は別のところにあるのではないのか。
「スラスターはうまく機能し、再点火することでそれが証明されました」(ボーイング副社長兼商業乗務員プログラムマネージャーのマーク・ナッピ氏)
「ソフトウェアに入力した条件が、どういうわけかスラスターの選択を解除するように指示しているのです。」(同上)
怪しい・・・。
実に怪しい!。
ヘリウムの漏れについては割愛する。
が、1点、浮沈子が誤解していた点があったので引用しておく。
「スターライナーがステーションにドッキングしたため、推進システムのマニホールドが閉じられ、漏れは止まった。」
「現在の漏れ率ではスターライナーがドッキングを解除して帰還するのに十分なヘリウムがあり、ステーションにドッキングしている時間を利用して漏れの原因を調査する予定」(スティッチ氏とナッピ氏)
ヘリウムの漏れとスラスター停止の怪は無関係ではないかも知れない。
「6月5日遅く、NASAとボーイングは、宇宙船の管制官がスターライナーの推進システムでさらに2つのヘリウム漏れを検出したと発表」
「一部のスラスタがオフラインになった。」
「ミッション管理者らは、6月6日早朝にドッキングを進める計画を承認し、システムの再加圧とスラスタの再起動にヘリウムガスの追加使用を決定した。」
つまり、漏れがあることでスラスターの推進剤が十分加圧されず、制御プログラムがスラスターからのデータを解釈して停止させているのではないのか。
センサーからの信号を束ねて通信しているデバイスがあるはずで、そこが異常をきたしているのかもしれない。
まあ、どうでもいいんですが。
確認しておこう。
ヘリウムタンクのバルブは閉められ、係留期間中の漏れは止まっている。
延期されても、それが原因で帰還困難になるわけではない。
「スターライナーは少なくとも8日間は宇宙ステーションに停泊する予定だが、NASAの当局者は6月5日の打ち上げ後のブリーフィングで、計画されたテストを完了するためにスターライナーをもっと長く宇宙ステーションに停泊させると述べた。」
いやいや、本当は公にできない別のトラブルを抱えていて、その対応に追われているのではないのか(例によって、浮沈子の妄想ですが)。
「スニと私は2人とも手動操縦を少し経験しましたが、正確でした」(ウィルモア氏)
「シミュレーターよりもはるかに正確です。」
それはだな、単にシミュレーターに問題があることの裏返しということになるのではないのかあ?。
「本当に素晴らしい宇宙服です。操作も動きも簡単です」(ウィリアムズ氏)
「宇宙でまた素晴らしい一日を過ごしました。」
それは結構なんだが、宇宙にいて地球に戻りたいという事態にならないように、祈った方がいいんじゃないのかな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(スターライナーで5回目のヘリウム漏れが検知)
https://spacenews.com/fifth-helium-leak-detected-on-starliner/
「5回目の漏出はドッキング後のブリーフィングの頃に検知された」(NASAの広報担当者ジョシュ・フィンチ氏)
「今回の漏出は他のものよりかなり小さく、毎分1.7psi(ポンド/平方インチ)と記録されています」(同上)
やれやれ・・・。
「打ち上げ管制官の数時間後、さらに2件の漏れを検出したと発表し、そのうち1件は1分あたり395psiと比較的大きかった」(NASAの商業乗組員プログラムマネージャー、スティーブ・スティッチ氏)
「4番目の漏れが見つかったが、圧力は毎分7.5psiとかなり小さかった。」
「今後数日間でやるべきことは、漏れ率を調べ、ミッションの残りの部分と比べてどうするかを考えることだ」
「NASAはドッキング後、推進システムのヘリウムマニホールドを閉じて漏れを止めた」
「ドッキング解除や軌道離脱操作のために宇宙船のスラスターを使用するにはマニホールドを開ける必要」
「NASAは6月10日、スターライナーには70時間の飛行操作を支えるのに十分なヘリウムがあると技術者が見積もっていると発表」
「スターライナーが地球に帰還するには7時間」
ヘリウム漏れだけの問題ではない。
「エンジニアたちは宇宙船が国際宇宙ステーションへ飛行中に停止した反応制御システム(RCS)スラスタ1基についても調査」
「他の4基のスラスタは飛行ソフトウェアによって停止されたが、その後再び有効になった。」
残りの1基のトラブルは深刻だ。
「スターライナーのサービスモジュールにあるRCS酸化剤遮断弁も適切に閉じられていない。」
つーことは、酸化剤(四酸化二窒素?)が漏れ続けているということか。
「NASAは当初、スターライナーのドッキング解除を6月14日に予定していたが、6月9日、NASAは6月18日まで延期すると発表」
「米国南西部に着陸する軌道力学によって、数日おきにドッキング解除の機会」
つまり、数日の延期は繰り返される可能性が高いということなわけだ。
船外活動は、たまたま重なっただけの話で、調査が十分行われるためには数度の延期がありうる。
で、問題が深刻な場合は、無人での帰還もありうるわけだ(未確認)。
「宇宙船は私が予想していた以上に正確でした。いわば、一瞬で停止することができました」(ブッチ・ウィルモア)
んなことを喜んでる場合じゃないんじゃね?。
「当社の経験豊富なテストパイロットはスターライナーの飛行に非常に好意的な評価を下しており、我々は彼らからさらに学び、飛行データを得て機体の改良を続けるのが待ちきれない」(ボーイング副社長兼商業乗務員プログラムマネージャーのマーク・ナッピ氏)
この発言の重要な点は、軌道上では機体の改良はできないということだな。
プログラムの差し替え程度では対応できない、ハードウェアの不良に依存したトラブルが起こっているということだ。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
「ブッチとスニは、特に他のISS乗組員が今後の船外活動の準備をしているときに、手助けをしてくれる存在です」「ブッチとスニが重要な科学研究に携わってくれたことは、素晴らしいことです。」(NASA ISS 副プログラム マネージャーのディナ コンテラ氏)
浮沈子には、状況的に見て、とてもとても「素晴らしいこと」とは思えないんだがな・・・。
(ドラマに満ちた一日を経て、ボーイングのスターライナーはついに目的地にたどり着いた)
https://arstechnica.com/space/2024/06/after-a-drama-filled-day-boeings-starliner-finally-finds-its-way/
「木曜日に軌道上の実験室とドッキング」
「水曜日の打ち上げ直後の数時間で、宇宙船は推進システムで2回のヘリウム漏れに見舞われた。そして木曜日には、スターライナーの宇宙船スラスターのいくつかが一時的にオフラインになった。」(オフライン=自動操縦が不能な状態?)
「当初の計画よりはるかに頻繁に、宇宙船の司令官ブッチ・ウィルモアは、地上のエンジニアがこれらの問題やその他の問題に取り組んでいる間、スターライナーを手動で制御しなければならなかった。」
やれやれ・・・。
この問題は、本質的な要素を含んでおり、そもそも解決可能かというレベルの話だ。
が、噴出した問題(文字通り?)はそれだけじゃない。
「ボーイングとNASAは、水曜日の打ち上げ前に、スターライナーの推進システムを加圧する8つのマニホールドのうちの1つでヘリウム漏れが発生していた問題に対処していた。」
まさか、そこかあ?。
「しかし、打ち上げから数時間後、さらに2つの漏れが発見された。そして、スターライナーが宇宙ステーションに到着した後に、もう1つの漏れが発見された。」(1(地上で把握)+2(打ち上げから数時間後に発見)+1(ISS到着後)=4)
「ナッピ氏は、現在4件の別々の漏洩があり、ボーイング社は問題の根本原因を完全には理解していない可能性があると認めた。」
「同社はすでに、地上で同様のハードウェアを使用してこの問題の調査を開始している。」
そういうのは、生身の人間乗せて飛ばす前にやっといてもらいたいんだがな。
まあいい。
飛ばしちまったものは仕方ない。
なんとか降ろして、徹底的に調べるだけだ。
が、問題はもっと深刻なのかもしれない。
地上のハードウェアを用いて調査しなければならないほど、対応は緊急を要しているということなわけだ。
ひょっとしたら、降ろすことができないほどの事態に陥っているのではないのかあ?。
スラスターの状況も深刻だ。
「宇宙船の28個の反応制御システムスラスターのうち5個が特定の時間に故障した」
「トラブルシューティングの過程で、スラスタがリセットされ、再度作動させられた結果、5 つのスラスタのうち 4 つがオンライン状態に戻りました。」
1つは未だに復旧していない。
とうとう、本命のトラブルが出てしまった感じだな。
「スターライナーの飛行中にこれらの小型スラスタの一部が作動しなかったのは、これで2回連続のミッションとなる。2022年5月の軌道飛行試験2では、同じスラスタの一部がステーションへの接近中に呼び出されても作動しなかった。」
「その飛行後に2つの小さなソフトウェア修正が適用されたものの、問題は解決されなかったようだ。」
問題なのは、このトラブルをNASAが事前にチェックできずに飛ばしていることだな。
「我々はスラスター内部で起きている根本的な問題を見逃していると思う」(NASAの商業乗組員プログラムマネージャー、スティーブ・スティッチ氏)
「スラスターの故障はスラスターのハードウェアやソフトウェアの問題ではなく、「データの問題」による可能性が高い」(スティッチ氏とナッピ氏)
浮沈子の記憶が確かならば、スターライナーのシステムは、過去(OFT-2)にもオーバーフローを起こしてスタックした前科がある。
ISSにドッキングする際のナビゲーションシステムが、過剰なデータを処理しきれずに暴走した(詳細未確認)。
「スティッチ氏は、スターライナーが国際宇宙ステーションへの有人ミッションを遂行するために必要な認証プロセスの一環として、スラスターの問題を調査し解決するのにどのくらいの時間がかかるかについて推測することを拒否した。」
過去に修正された問題の欠陥を見つけられなかったということは、今後も同じことが繰り返されるということなわけだ(そうなのかあ?)。
ボーイングには有人宇宙機(=宇宙船)を作る能力がなく、NASAにはその安全性や機能を適正に評価する能力がないことがバレバレになっちまったわけだ。
「2人の情報筋が木曜日の夕方にArsに語ったところによると、NASAはスターライナーの帰還許可が出るまでに解決すべき問題が山積しているという。」
お役所的手続きのことかもしれないし、安全管理上の深刻な問題かもしれない。
「NASAとボーイングは、今後数日をかけてスターライナーの宇宙ステーションへの飛行中に収集されたデータを評価し、スターライナーがドッキングを解除してウィルモアとウィリアムズを乗せて地球に帰還する前に、追加のテストが必要かどうか判断したいと考えている。」
場合によっては、スターライナーを無人のまま切り離して再突入させることになるかもしれない。
問題を明らかにする必要があるから、可能な限り回収したいけど、宇宙飛行士を乗せたまま飛ばすわけにはいかないという判断もありうる。
「主な問題はヘリウム漏れと断続的なスラスターの問題の2つ」(ボーイングのナピ氏)
「主な」っつーことは、他にもあるっていうことなのかあ?。
「これらは、実のところ、対処すべき非常に小さな問題だ」「次のミッションまでに解決するつもりだ。私はこれらがまったく重大な問題だとは思っていない」
浮沈子的には、次のミッションはないかもしれないという気がしている。
ウィルモア&ウイリアムズ飛行士は、次回のクルードラゴンで帰還させるべきだろう。
「トラブルシューティングの過程で、スラスタがリセットされ、再度作動させられた結果、5 つのスラスタのうち 4 つがオンライン状態に戻りました。」(再掲)
「これにより、NASA はスターライナーが宇宙ステーションに接近し、最終的にドッキングすることを許可する自信を得ました。」
ISSは、危険と判断されれば、NASAの許可をオーバーコールしてドッキングを拒否できるだろう。
が、大気圏再突入は、待ってくれないからな。
適切な侵入経路を辿れたとしても、それがどれだけリスクが高い行為かは、昨夜のスターシップが見せつけてくれた。
今、懸念されているのは、スラスターが反応せずに、適切な侵入経路を辿れずに、致命的な事故が起こりかねないという深刻な事態だ。
「NASAとボーイングは、今後数日をかけてスターライナーの宇宙ステーションへの飛行中に収集されたデータを評価」
「追加のテストが必要かどうか判断したい」
当然やるべきだろう。
「これは早ければ6月14日に実施される可能性があるが、延期される可能性もある」(スティッチ氏:NASA)
延期ということは、つまり、ISSの係留期間が延びるということだ。
ヘリウムの漏れは待ってくれないからな。
今、この瞬間も、既知の4か所の漏洩か所からは漏れまくっている(バルブ閉めて漏れは止まっているようです:<以下追加>参照)。
まあ、どうでもいいんですが。
「我々はスラスター内部で起きている根本的な問題を見逃していると思う」(NASAスティッチ氏:再掲)
理解されていないシステムに依存して、有人の宇宙機を飛ばすということはあり得ない。
ウィルモアやウイリアムズは、何か起これば手動で対処してみせると言い出すにきまってる(未確認)。
テストパイロットという人種は、条件反射的にそう答えるように訓練されている(ホントかあ?)。
OFT-1の時にも、人間が乗っていれば時計のずれに的確に対応できたはずだという話が出ていた。
しかし、今回顕在化したシステムの隠れた瑕疵は、その時点でも内包されていたわけで、OFT-1の状態で人間を乗せていたら、おそらくまともに帰還することは難しかったに違いない(そうなのかあ?)。
数億ドルの棺桶にしないためにも、ここは、両宇宙飛行士には長期のISS逗留を楽しんでいただいて、スターライナーはお蔵入りにするのが正しい気がする。
無人で回収し、二度と飛ばさない。
浮沈子的おすすめは、これしかない・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーーー
(スターライナーが有人試験飛行で国際宇宙ステーションにドッキング)
https://spacenews.com/starliner-docks-with-international-space-station-on-crewed-test-flight/
「ドッキングは、宇宙船の接近のさまざまな段階でオフラインになった反応制御システム(RCS)のスラスターをエンジニアが最大5台修理していたため、予定より1時間以上遅れて行われた。」
「宇宙ステーションの管制官は、これらのスラスターを再び作動させる作業を行う間、スターライナーをステーションの200メートルの「立ち入り禁止範囲」の外側に留めていた。」
この間の操縦は手動だったのかな?。
「スラスターが故障した原因はすぐには明らかにならなかった。」
「関係者によると、この問題は2022年5月の軌道飛行試験2(OFT-2)無人試験飛行で見られたのと似ており、2回ともサービスモジュールの同じ場所にあるスラスターがオフになっていたという。」
なんか、お祓いが必要な雰囲気だな・・・。
「なぜこのようなことが起きるのか、よく分からない」(NASAの商業乗組員プログラムマネージャー、スティーブ・スティッチ氏)
この点に関するブリーフィングの詳細も報じられている。
「問題はスラスター自体ではなく、スラスターを制御するソフトウェアと、ソフトウェアがスラスターから受け取るデータにあります。スティッチ氏は、ソフトウェアが、推力が予想よりも低かったり、加速に時間がかかったりするなど、パラメータが制限を超えていると判断した場合、ソフトウェアがスラスターを無効にすると説明しました。」
ははあ、データの問題というのはそういう意味だったのか。
「スラスターを個別に噴射して、スラスターが再び有効になっていることを確認」
でもさ、1基は直らなかったんだろう?。
真の原因は別のところにあるのではないのか。
「スラスターはうまく機能し、再点火することでそれが証明されました」(ボーイング副社長兼商業乗務員プログラムマネージャーのマーク・ナッピ氏)
「ソフトウェアに入力した条件が、どういうわけかスラスターの選択を解除するように指示しているのです。」(同上)
怪しい・・・。
実に怪しい!。
ヘリウムの漏れについては割愛する。
が、1点、浮沈子が誤解していた点があったので引用しておく。
「スターライナーがステーションにドッキングしたため、推進システムのマニホールドが閉じられ、漏れは止まった。」
「現在の漏れ率ではスターライナーがドッキングを解除して帰還するのに十分なヘリウムがあり、ステーションにドッキングしている時間を利用して漏れの原因を調査する予定」(スティッチ氏とナッピ氏)
ヘリウムの漏れとスラスター停止の怪は無関係ではないかも知れない。
「6月5日遅く、NASAとボーイングは、宇宙船の管制官がスターライナーの推進システムでさらに2つのヘリウム漏れを検出したと発表」
「一部のスラスタがオフラインになった。」
「ミッション管理者らは、6月6日早朝にドッキングを進める計画を承認し、システムの再加圧とスラスタの再起動にヘリウムガスの追加使用を決定した。」
つまり、漏れがあることでスラスターの推進剤が十分加圧されず、制御プログラムがスラスターからのデータを解釈して停止させているのではないのか。
センサーからの信号を束ねて通信しているデバイスがあるはずで、そこが異常をきたしているのかもしれない。
まあ、どうでもいいんですが。
確認しておこう。
ヘリウムタンクのバルブは閉められ、係留期間中の漏れは止まっている。
延期されても、それが原因で帰還困難になるわけではない。
「スターライナーは少なくとも8日間は宇宙ステーションに停泊する予定だが、NASAの当局者は6月5日の打ち上げ後のブリーフィングで、計画されたテストを完了するためにスターライナーをもっと長く宇宙ステーションに停泊させると述べた。」
いやいや、本当は公にできない別のトラブルを抱えていて、その対応に追われているのではないのか(例によって、浮沈子の妄想ですが)。
「スニと私は2人とも手動操縦を少し経験しましたが、正確でした」(ウィルモア氏)
「シミュレーターよりもはるかに正確です。」
それはだな、単にシミュレーターに問題があることの裏返しということになるのではないのかあ?。
「本当に素晴らしい宇宙服です。操作も動きも簡単です」(ウィリアムズ氏)
「宇宙でまた素晴らしい一日を過ごしました。」
それは結構なんだが、宇宙にいて地球に戻りたいという事態にならないように、祈った方がいいんじゃないのかな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(スターライナーで5回目のヘリウム漏れが検知)
https://spacenews.com/fifth-helium-leak-detected-on-starliner/
「5回目の漏出はドッキング後のブリーフィングの頃に検知された」(NASAの広報担当者ジョシュ・フィンチ氏)
「今回の漏出は他のものよりかなり小さく、毎分1.7psi(ポンド/平方インチ)と記録されています」(同上)
やれやれ・・・。
「打ち上げ管制官の数時間後、さらに2件の漏れを検出したと発表し、そのうち1件は1分あたり395psiと比較的大きかった」(NASAの商業乗組員プログラムマネージャー、スティーブ・スティッチ氏)
「4番目の漏れが見つかったが、圧力は毎分7.5psiとかなり小さかった。」
「今後数日間でやるべきことは、漏れ率を調べ、ミッションの残りの部分と比べてどうするかを考えることだ」
「NASAはドッキング後、推進システムのヘリウムマニホールドを閉じて漏れを止めた」
「ドッキング解除や軌道離脱操作のために宇宙船のスラスターを使用するにはマニホールドを開ける必要」
「NASAは6月10日、スターライナーには70時間の飛行操作を支えるのに十分なヘリウムがあると技術者が見積もっていると発表」
「スターライナーが地球に帰還するには7時間」
ヘリウム漏れだけの問題ではない。
「エンジニアたちは宇宙船が国際宇宙ステーションへ飛行中に停止した反応制御システム(RCS)スラスタ1基についても調査」
「他の4基のスラスタは飛行ソフトウェアによって停止されたが、その後再び有効になった。」
残りの1基のトラブルは深刻だ。
「スターライナーのサービスモジュールにあるRCS酸化剤遮断弁も適切に閉じられていない。」
つーことは、酸化剤(四酸化二窒素?)が漏れ続けているということか。
「NASAは当初、スターライナーのドッキング解除を6月14日に予定していたが、6月9日、NASAは6月18日まで延期すると発表」
「米国南西部に着陸する軌道力学によって、数日おきにドッキング解除の機会」
つまり、数日の延期は繰り返される可能性が高いということなわけだ。
船外活動は、たまたま重なっただけの話で、調査が十分行われるためには数度の延期がありうる。
で、問題が深刻な場合は、無人での帰還もありうるわけだ(未確認)。
「宇宙船は私が予想していた以上に正確でした。いわば、一瞬で停止することができました」(ブッチ・ウィルモア)
んなことを喜んでる場合じゃないんじゃね?。
「当社の経験豊富なテストパイロットはスターライナーの飛行に非常に好意的な評価を下しており、我々は彼らからさらに学び、飛行データを得て機体の改良を続けるのが待ちきれない」(ボーイング副社長兼商業乗務員プログラムマネージャーのマーク・ナッピ氏)
この発言の重要な点は、軌道上では機体の改良はできないということだな。
プログラムの差し替え程度では対応できない、ハードウェアの不良に依存したトラブルが起こっているということだ。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
「ブッチとスニは、特に他のISS乗組員が今後の船外活動の準備をしているときに、手助けをしてくれる存在です」「ブッチとスニが重要な科学研究に携わってくれたことは、素晴らしいことです。」(NASA ISS 副プログラム マネージャーのディナ コンテラ氏)
浮沈子には、状況的に見て、とてもとても「素晴らしいこと」とは思えないんだがな・・・。
🐼嫦娥6号:移送完了 ― 2024年06月07日 19:44
嫦娥6号:移送完了
(嫦娥6号宇宙船、地球帰還に先立ち月周回軌道にドッキング)
https://spacenews.com/change-6-spacecraft-dock-in-lunar-orbit-ahead-of-journey-back-to-earth/
「月周回軌道へのランデブーとドッキングが6月6日午前2時48分(UTC 0648)に完了したと発表」(中国国家航天局(CNSA))
「月面物質コンテナの再突入モジュールへの移送は午前3時24分に完了」
「嫦娥6号探査機は次に上昇機を分離し、月に向けて軌道から外す。探査機、またはサービスモジュールは、地球への帰還の機会を待つ間、約2週間月軌道上に留まる。」
ややワケワカだが、上昇機は分離して月に捨てられる。
帰還機は、約2週間後の月軌道離脱までの間、月周回軌道上で待機する。
「6月25日頃に再突入カプセルを放出し、内モンゴル自治区の西子王旗に再突入して着陸する予定。」
帰還軌道については、興味深い記述がある。
「直接帰還ではなくドッキング経路は、アポロ計画のプロファイルの側面を反映しており、中国の10年以内に宇宙飛行士を月に送る計画に適用できる実践と経験である。」
おっと、中国は既に有人月面探査を見据えて、予行演習に入っているわけだ。
プレッシャーだな・・・。
「着陸機は上昇機を搭載し、探査機から分離され、6月1日遅くに月の裏側にある アポロクレーターに着陸した。」
偶然だろうが、クレーターの名前も意味深だな。
まあ、どうでもいいんですが。
「上昇機は着陸からわずか49時間後に最大2,000グラムのユニークなサンプルを積んで打ち上げられ、4回の軌道調整を行った。CNSAによると、軌道船は短距離自律制御を使用して軌道ランデブーを完了」
この辺は、もう薬籠中というかお手の物というか。
「嫦娥6号探査機は、燃料の備蓄量次第では、長期間のミッションに送られる可能性が高い。」
それが何なのかは、まだ分からない(未調査)。
香港スタジオでの撮影順調というところか・・・。
(嫦娥6号宇宙船、地球帰還に先立ち月周回軌道にドッキング)
https://spacenews.com/change-6-spacecraft-dock-in-lunar-orbit-ahead-of-journey-back-to-earth/
「月周回軌道へのランデブーとドッキングが6月6日午前2時48分(UTC 0648)に完了したと発表」(中国国家航天局(CNSA))
「月面物質コンテナの再突入モジュールへの移送は午前3時24分に完了」
「嫦娥6号探査機は次に上昇機を分離し、月に向けて軌道から外す。探査機、またはサービスモジュールは、地球への帰還の機会を待つ間、約2週間月軌道上に留まる。」
ややワケワカだが、上昇機は分離して月に捨てられる。
帰還機は、約2週間後の月軌道離脱までの間、月周回軌道上で待機する。
「6月25日頃に再突入カプセルを放出し、内モンゴル自治区の西子王旗に再突入して着陸する予定。」
帰還軌道については、興味深い記述がある。
「直接帰還ではなくドッキング経路は、アポロ計画のプロファイルの側面を反映しており、中国の10年以内に宇宙飛行士を月に送る計画に適用できる実践と経験である。」
おっと、中国は既に有人月面探査を見据えて、予行演習に入っているわけだ。
プレッシャーだな・・・。
「着陸機は上昇機を搭載し、探査機から分離され、6月1日遅くに月の裏側にある アポロクレーターに着陸した。」
偶然だろうが、クレーターの名前も意味深だな。
まあ、どうでもいいんですが。
「上昇機は着陸からわずか49時間後に最大2,000グラムのユニークなサンプルを積んで打ち上げられ、4回の軌道調整を行った。CNSAによると、軌道船は短距離自律制御を使用して軌道ランデブーを完了」
この辺は、もう薬籠中というかお手の物というか。
「嫦娥6号探査機は、燃料の備蓄量次第では、長期間のミッションに送られる可能性が高い。」
それが何なのかは、まだ分からない(未調査)。
香港スタジオでの撮影順調というところか・・・。


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