🚀宇宙戦争:神の視点:サイエンスから軍事へ ― 2025年01月18日 22:41
宇宙戦争:神の視点:サイエンスから軍事へ
(1980年代に稼働停止した巨大アンテナが再稼働し「宇宙空間内の敵船」の探知に活用されることが決定)
https://gigazine.net/news/20250117-nasa-satellite-dish/
「再稼働したアンテナは、オーストラリア西海岸のカーナーボンにある「OTC Satellite Earth Station Carnarvon」」
「月面着陸計画に利用された実績を持つ高精度アンテナですが、1987年に稼働を停止」
「再稼働計画を進めているのが宇宙開発企業のTHOTHX」
「2022年末にOTC Satellite Earth Station Carnarvonの20年間のリース契約を結び、再稼働に向けた整備を開始」
・新たなバックエンド通信システムを構築する
・ハトのフンを清掃する
・アンテナのベアリングにオイルをさす
など多岐に渡る・・・。
「2024年12月に約40年ぶりの電波受信テストへとこぎつけました。」
「今後もアンテナの整備に1000万ドル(約16億円)以上の資金を投じる予定」
問題は、この「整備」が何を目的として行われているかという点だな。
「再稼働したアンテナは「宇宙空間内の敵の宇宙船」を監視する軍事目的に活用」
「アンテナは最終的に「宇宙空間内の敵の位置」を把握するサービスに活用される予定で、「軍事関連の潜在的顧客」にサービスを提供」
おそらく、既に将来の顧客から打診が行われているに違いない(未確認)。
(OTC 衛星地球局 カーナボン)
https://en.wikipedia.org/wiki/OTC_Satellite_Earth_Station_Carnarvon
「NASAはオーストラリアの海外電気通信委員会(OTC)と契約し、「西オーストラリア州カーナボンの近くに地球局を提供し、その地域のNASA追跡局を米国の管制センターに接続する」ことになりました」
「1966 年 10 月に運用が開始された幅 12.8 メートルの Casshorn アンテナには、特徴的な「砂糖スクープ」形状の相互作用する放物面反射鏡と双曲面反射鏡があります。これは、世界で唯一現存する例であると言われています。より大型の 29.8 メートルのパラボラ アンテナは、1969 年後半に運用が開始されました。」(写真のキャプションより)
「「シュガー スクープ」アンテナは、1966 年 10 月 29 日に運用を開始」
「1969 年後半には、後のアポロ計画のサポートをアップグレードするために、より大きなパラボラ アンテナが運用」
アンテナは、どうやら2基あるようだな。
「OTC は、 NASA 局が 1975 年初頭に閉鎖されるまで、 NASA宇宙計画への通信サポートを提供し続けました。その後、OTC は独自に NASA のいくつかのミッションを追跡しました。」
「1987年2月に日本の静止海洋観測衛星MOS-1の打ち上げを監視」
我が国の宇宙開発とも縁があるようだ。
「この基地は1987年4月に廃止」
全く閉鎖されたわけでもないようだ。
「現在も太陽科学研究に積極的に関与しており、バーミンガム太陽振動ネットワークの拠点」
「2022年にOTCアンテナはThothX Australiaに買収され、再稼働させて深宇宙レーダーに改修し、静止軌道上の常駐宇宙物体の宇宙状況認識を提供する予定」
(THOTHX)
https://www.thothx.com/
「当社の新しい深宇宙レーダー技術を使用して高軌道上の宇宙物体の距離測定と追跡を行うサービスとして、Space Domain Awareness (SDA) を提供しています。当社は、地上および宇宙ベースのセンサー技術の OEM メーカーです。」
ハトのフンの清掃やベアリングへの注油がメインじゃないことは確かだ。
「当社の製品:
ThothX は、宇宙領域認識の要件を満たすバックエンド RF トランシーバーのサプライヤーです。当社のバックエンド システムは、新規または既存のアンテナ資産と統合できます。」(RF:Radio Frequency:300Hz〜3THzの周波数を持つ電磁波)
先日、このブログでも取り上げたみちびき6号機(2月1日打ち上げ予定)や7号機(2025年度打ち上げ予定)などと共に、「静止軌道上の常駐宇宙物体の宇宙状況認識」の向上を狙っているわけだな。
「「OTC衛星地球局カーナボン(旧称)」は、西オーストラリア州文化遺産評議会に登録された遺産」(ウィキより)
「地域、国、そして国際的な文化遺産としての重要性を持つ」(同上)
まあ、そういう側面もあるんだろうけど、将来の宇宙戦争に備えるための戦略的資源と言える。
アポロの月面着陸にも活躍したアンテナが、数十年の歳月を経て軍事目的のミッションに投入されることになる。
「テスト時には「電子機器ではなく、電動ドライバーを使ってアンテナの角度を微調整する」という手法が採用されたそうです。」(ギガジンの記事より)
ハトのフンやベアリングへの注油、そして電動ドライバーでの角度調整といった話題は、上っ面に過ぎない。
これらのデバイスから得られたデータを統合し、宇宙戦争に不可欠な空間認識を構築していく。
第6世代戦闘機やそれ以降の航空宇宙攻撃機などには、それらの空間認識が投影されていくに違いない。
浮沈子から見れば、それは正に「神の視点」だ。
FPVドローンから深宇宙まで。
縦横無尽に駆け巡る軍事デバイスを駆使する戦争が始まる(もう始まってるかも!)。
カーナボンのレトロなアンテナには最新の受信機が取り付けられ、高精度な空間認識を提供することになるだろう。
電波を使って何らかの通信が行われれば、それらも傍受可能かもしれない(未確認:周波数帯とかもあるからな)。
いろいろなところで、宇宙戦争の兆しを見ることが出来るようになった。
なぜ宇宙に行くのか。
ヒラリー(エドモンド)が生きていたら、「そこに戦場があるから」と答えたかもしれないな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(トートXタワー)
https://en.wikipedia.org/wiki/ThothX_Tower
このカナダ企業の社名の読み方が分からなかったので、いろいろ調べていたら見つけた。
「ThothXタワーは、カナダの 航空宇宙企業Thoth Technologies ( ThothX )が設計した宇宙打ち上げプラットフォームタワー」
「完全な宇宙エレベーターではなく、高さ20キロメートル (12マイル)、直径230メートル (750フィート)の膨張式チューブ状タワー構造であり、エレベーターを使用して成層圏プラットフォームまで上下に移動し、そこでロケット 打ち上げ車両が着陸、燃料補給、積み込み、打ち上げられ、軌道に到達して帰還する。タワーの頂上から打ち上げると、軌道に到達するために必要な燃料の30%を節約できると予測」
べらぼーめ・・・。
「高さ7メートル(23フィート)の塔の模型が2009年に発表された。1.5キロメートル(0.93マイル)のデモ塔の建設が計画されている。基本設計は高さ200キロメートル(120マイル)の塔にまで拡張される可能性がある。」
デモ塔にしたって、ブルジュハリファの2倍近くになる。
拡張で200kmなんて、もう、地球低軌道だ。
(トート)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%88
「(トト、テウトとも)古代エジプト神話の知恵を司る神。古代エジプトでの発音は、完全には解明されていない」
「トキかヒヒのどちらかの姿で表される。」
うーん、だいぶ違うような気がするんだがな。
まあいい。
そうか、エジプトの神様の名前か。
「彼は魔法の書物を書き、この世のあらゆる知識を収録する42冊の本も書いたと考えられている」
そんなんでこの世のあらゆる知識が記されるくらいなら、AI作るのに苦労はないだろうな・・・。
(1980年代に稼働停止した巨大アンテナが再稼働し「宇宙空間内の敵船」の探知に活用されることが決定)
https://gigazine.net/news/20250117-nasa-satellite-dish/
「再稼働したアンテナは、オーストラリア西海岸のカーナーボンにある「OTC Satellite Earth Station Carnarvon」」
「月面着陸計画に利用された実績を持つ高精度アンテナですが、1987年に稼働を停止」
「再稼働計画を進めているのが宇宙開発企業のTHOTHX」
「2022年末にOTC Satellite Earth Station Carnarvonの20年間のリース契約を結び、再稼働に向けた整備を開始」
・新たなバックエンド通信システムを構築する
・ハトのフンを清掃する
・アンテナのベアリングにオイルをさす
など多岐に渡る・・・。
「2024年12月に約40年ぶりの電波受信テストへとこぎつけました。」
「今後もアンテナの整備に1000万ドル(約16億円)以上の資金を投じる予定」
問題は、この「整備」が何を目的として行われているかという点だな。
「再稼働したアンテナは「宇宙空間内の敵の宇宙船」を監視する軍事目的に活用」
「アンテナは最終的に「宇宙空間内の敵の位置」を把握するサービスに活用される予定で、「軍事関連の潜在的顧客」にサービスを提供」
おそらく、既に将来の顧客から打診が行われているに違いない(未確認)。
(OTC 衛星地球局 カーナボン)
https://en.wikipedia.org/wiki/OTC_Satellite_Earth_Station_Carnarvon
「NASAはオーストラリアの海外電気通信委員会(OTC)と契約し、「西オーストラリア州カーナボンの近くに地球局を提供し、その地域のNASA追跡局を米国の管制センターに接続する」ことになりました」
「1966 年 10 月に運用が開始された幅 12.8 メートルの Casshorn アンテナには、特徴的な「砂糖スクープ」形状の相互作用する放物面反射鏡と双曲面反射鏡があります。これは、世界で唯一現存する例であると言われています。より大型の 29.8 メートルのパラボラ アンテナは、1969 年後半に運用が開始されました。」(写真のキャプションより)
「「シュガー スクープ」アンテナは、1966 年 10 月 29 日に運用を開始」
「1969 年後半には、後のアポロ計画のサポートをアップグレードするために、より大きなパラボラ アンテナが運用」
アンテナは、どうやら2基あるようだな。
「OTC は、 NASA 局が 1975 年初頭に閉鎖されるまで、 NASA宇宙計画への通信サポートを提供し続けました。その後、OTC は独自に NASA のいくつかのミッションを追跡しました。」
「1987年2月に日本の静止海洋観測衛星MOS-1の打ち上げを監視」
我が国の宇宙開発とも縁があるようだ。
「この基地は1987年4月に廃止」
全く閉鎖されたわけでもないようだ。
「現在も太陽科学研究に積極的に関与しており、バーミンガム太陽振動ネットワークの拠点」
「2022年にOTCアンテナはThothX Australiaに買収され、再稼働させて深宇宙レーダーに改修し、静止軌道上の常駐宇宙物体の宇宙状況認識を提供する予定」
(THOTHX)
https://www.thothx.com/
「当社の新しい深宇宙レーダー技術を使用して高軌道上の宇宙物体の距離測定と追跡を行うサービスとして、Space Domain Awareness (SDA) を提供しています。当社は、地上および宇宙ベースのセンサー技術の OEM メーカーです。」
ハトのフンの清掃やベアリングへの注油がメインじゃないことは確かだ。
「当社の製品:
ThothX は、宇宙領域認識の要件を満たすバックエンド RF トランシーバーのサプライヤーです。当社のバックエンド システムは、新規または既存のアンテナ資産と統合できます。」(RF:Radio Frequency:300Hz〜3THzの周波数を持つ電磁波)
先日、このブログでも取り上げたみちびき6号機(2月1日打ち上げ予定)や7号機(2025年度打ち上げ予定)などと共に、「静止軌道上の常駐宇宙物体の宇宙状況認識」の向上を狙っているわけだな。
「「OTC衛星地球局カーナボン(旧称)」は、西オーストラリア州文化遺産評議会に登録された遺産」(ウィキより)
「地域、国、そして国際的な文化遺産としての重要性を持つ」(同上)
まあ、そういう側面もあるんだろうけど、将来の宇宙戦争に備えるための戦略的資源と言える。
アポロの月面着陸にも活躍したアンテナが、数十年の歳月を経て軍事目的のミッションに投入されることになる。
「テスト時には「電子機器ではなく、電動ドライバーを使ってアンテナの角度を微調整する」という手法が採用されたそうです。」(ギガジンの記事より)
ハトのフンやベアリングへの注油、そして電動ドライバーでの角度調整といった話題は、上っ面に過ぎない。
これらのデバイスから得られたデータを統合し、宇宙戦争に不可欠な空間認識を構築していく。
第6世代戦闘機やそれ以降の航空宇宙攻撃機などには、それらの空間認識が投影されていくに違いない。
浮沈子から見れば、それは正に「神の視点」だ。
FPVドローンから深宇宙まで。
縦横無尽に駆け巡る軍事デバイスを駆使する戦争が始まる(もう始まってるかも!)。
カーナボンのレトロなアンテナには最新の受信機が取り付けられ、高精度な空間認識を提供することになるだろう。
電波を使って何らかの通信が行われれば、それらも傍受可能かもしれない(未確認:周波数帯とかもあるからな)。
いろいろなところで、宇宙戦争の兆しを見ることが出来るようになった。
なぜ宇宙に行くのか。
ヒラリー(エドモンド)が生きていたら、「そこに戦場があるから」と答えたかもしれないな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(トートXタワー)
https://en.wikipedia.org/wiki/ThothX_Tower
このカナダ企業の社名の読み方が分からなかったので、いろいろ調べていたら見つけた。
「ThothXタワーは、カナダの 航空宇宙企業Thoth Technologies ( ThothX )が設計した宇宙打ち上げプラットフォームタワー」
「完全な宇宙エレベーターではなく、高さ20キロメートル (12マイル)、直径230メートル (750フィート)の膨張式チューブ状タワー構造であり、エレベーターを使用して成層圏プラットフォームまで上下に移動し、そこでロケット 打ち上げ車両が着陸、燃料補給、積み込み、打ち上げられ、軌道に到達して帰還する。タワーの頂上から打ち上げると、軌道に到達するために必要な燃料の30%を節約できると予測」
べらぼーめ・・・。
「高さ7メートル(23フィート)の塔の模型が2009年に発表された。1.5キロメートル(0.93マイル)のデモ塔の建設が計画されている。基本設計は高さ200キロメートル(120マイル)の塔にまで拡張される可能性がある。」
デモ塔にしたって、ブルジュハリファの2倍近くになる。
拡張で200kmなんて、もう、地球低軌道だ。
(トート)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%88
「(トト、テウトとも)古代エジプト神話の知恵を司る神。古代エジプトでの発音は、完全には解明されていない」
「トキかヒヒのどちらかの姿で表される。」
うーん、だいぶ違うような気がするんだがな。
まあいい。
そうか、エジプトの神様の名前か。
「彼は魔法の書物を書き、この世のあらゆる知識を収録する42冊の本も書いたと考えられている」
そんなんでこの世のあらゆる知識が記されるくらいなら、AI作るのに苦労はないだろうな・・・。
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