😼欧州大戦争:ウクライナ戦線:レアアース ― 2025年02月09日 07:43
欧州大戦争:ウクライナ戦線:レアアース
(ゼレンスキー大統領 トランプ大統領との協議に前向きな考え)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250209/k10014717361000.html
「ウクライナ国内にあるレアアースの鉱床のおよそ半分がロシア軍が掌握している地域にある」(ゼレンスキー大統領)
「ロシア軍のさらなる前進を阻止し、国内の鉱物資源を守る必要」(同上)
「取り引きについて話しているのであれば、取り引きをしよう。賛成する」(同上)
先日も書いたけど、ウクライナのレアアース産出量は際立って大きいものではない。
米国にも、鉱床はあるしな。
バイデンが認めた支援を、米国内でエクスキューズするための、言わば見かけだけの話で実際の取引でないことはゼレンスキーも承知だ。
この話は、ウクライナの国内向けのエクスキューズだ。
N社も、おそらくはそれを承知で記事にしている。
「ゼレンスキー大統領は、みずからがプーチン大統領より先に、トランプ大統領と会談することが不可欠だと強調」
「トランプ大統領がプーチン大統領と会談する前に、ウクライナ側の立場に理解を求めるねらいがあるとみられます。」
ここんところは、まさにその通りなんだろう。
浮沈子は、どっちが先かが重要だと見ていたけど、おそらくどっちでも同じに違いない。
米国として、停戦条件を整えるにあたり、最も重要なのはロシアを説得することだ。
それはトランプにとっても困難な交渉になる。
ロシアは、どこまで譲れるのか。
どんな条件なら停戦するのか。
それが掴めなければ、そもそも停戦交渉など出来はしない。
ロシアを交渉に引きずり出せなければ、話は始まらないのだ。
ウクライナに停戦条件を呑ませることは、それに比べれば至極簡単ともいえる(そうなのかあ?)。
ちょっと、書くのは憚られるけど、ぶっちゃけ、軍事支援をぶった切るだけでいい。
簡単な話だ。
それですぐに停戦するかどうかはウクライナ次第だけど、しなければ敗戦する。
米国にとっては、ウクライナがどうなろうと知ったことではない(そんなあ!)。
重要なのは「停戦することだけ」であって、どのように停戦するかは二の次なのだ。
ウクライナがここまでなら呑めるとか話をいくら聞いたところで、それをロシアが呑めなければ停戦できない。
どっちが先でも変わらない。
停戦するかどうかは、ロシアが決める。
その停戦条件も、最終的にはロシアの要求通りになる。
停戦することを最優先とせざるを得ない米国としては、ロシアの要求を丸呑みするしかない。
ロシアの国内事情、経済制裁の効果、中長期的な継戦能力など、様々なノイズはあるだろうけど、基本的な構図は変わらない。
米国は、弱い立場で交渉に臨まなければならないのだ。
もちろん、開き直ってバイデン政権と同じようにウクライナに軍事支援を続け、いや、それどころかロシアとの直接対決も辞さない覚悟で臨むということなら話は別だ。
が、それは既に停戦交渉ではない。
宣戦布告だろう。
通常戦力だけでNATOとロシアが全力でぶつかれば、ロシアに勝ち目はない。
ロシアが事あるごとに核の恫喝を行ってきたのは、そのことを理解しているからに他ならない。
経済制裁にしたって、迂回経路を含めてロシア産の石油や天然ガス、その他もろもろの輸出品を西側が一切買わなければ、ロシア経済を破綻させることは可能かもしれないが、少なくとも欧州経済はロシアより先に崩壊する(中国が支えてくれないからな)。
そういうタラレバの話は、開戦当初から聞き飽きていて、現実の世界では起こり得ない妄想に過ぎない。
世界は、正義では動かない。
いや、正確を期すなら、正義「だけ」では動かない。
トランプ政権の場合、そのレベルが問題になる。
おそらく、停戦交渉における正義の優先順位は限りなく低いに違いない。
バイデン政権が決めた軍事支援を継続するという決断は、ウクライナの現政権にとっては好ましいんだろうけど、「停戦」にとっては逆効果になるかも知れない。
それとも、トランプは、それもディールの材料にしようとしているのか。
実際の交渉の場では、引き出しの数も重要だからな。
手札がなくなっちまったら、相手の言いなりになるしかない。
せこい判断で、いったん止めた支援を再開したということはあるかも知れない。
まあいい。
ロシアが何を考えているのかは知らないが、今年中に国家が崩壊してプーチン政権が消えて無くなるなどという妄想はやめておいた方が無難だ。
それはもう、3年前から聞き飽きている。
(ロシア、24年のGDP過去最高 軍需けん引、4・1%成長)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/384665
「昨年のロシアの国内総生産(GDP)は前年比4・1%増え、過去最高の200兆ルーブル(約312兆円)に達した」
「国家経済は前例のない制裁圧力にうまく対処した」(ロシアのミシュスチン首相)
自画自賛だし、今年は鈍化すると言われている。
軍需で歪んだ経済には違いないし、石油輸出が頼りの構造だが、んなこといったら中東の産油国は軒並み該当するからな。
「プーチン氏は今年の課題としてインフレ率の低下を指示」
そう簡単な話ではないだろうが、ロシアでは何でもありともいえる(鉛筆舐めるとかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
いろいろノイズはあるけど、停戦はロシアの判断だ。
米国はそれに沿うしかない。
ウクライナに残されているのは、ロシアの思惑通りの降伏に近い停戦条件を呑むか、米国の支援なき戦争を継続して敗戦するかの2択になった(戦争継続の場合、トランス二ストリアへの侵攻の選択肢はあるけどな)。
トランプが先に会うのが、プーチンであろうがゼレンスキーであろうが、そのことは変わらない。
ゼレンスキーは、思い違いをしているか、或いは何かサプライズを仕込んでいるのかもしれない。
何があるとしても、それが大枠を変えることはないだろう。
レジャーランドにするには、ウクライナはいささかデカすぎるしな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(トランプ氏「プーチン氏と電話した」 戦闘終結巡り)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB091T90Z00C25A2000000/
「プーチン大統領とウクライナとの戦闘終結について電話した」(トランプ大統領)
「肯定も否定もできない」(ロシアのペスコフ大統領報道官)
うーん、何とも言えない雰囲気だな。
「トランプ氏は1月にプーチン氏と「非常に近いうちに対話する」と語り、停戦に向けた交渉に意欲を見せていた。」
電話会談したというのが本当なら、これは黙っていた方が停戦には有利だったのではないか。
ぺスコフがかわしているのは、ロシアにとってもその方がベターだと考えているからだろう。
ったく、トランプのおしゃべりにはついていけない・・・。
ゼレンスキーはこの報道をどう受け止めたんだろうな。
まあ、浮沈子的にはどっちでもいい気がしてきている。
あくまでも、名目上の話(メンツの問題?)だしな。
「戦闘を終わらせる具体的な計画がある」(トランプ大統領)
プーチンは、その計画を受け入れたんだろう(未確認)。
停戦は成立する。
ウクライナが受け入れるかどうかは問題ではない。
N社の記事にはドイツのコメントが載っている。
(ゼレンスキー大統領 トランプ大統領との協議に前向きな考え)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250209/k10014717361000.html
「ウクライナは攻撃を受けており、われわれは何も求めずに彼らを支援している。それが皆のあるべき態度だ」(ドイツのショルツ首相)
「戦いの目的を「民主主義の価値観を守るため」から「資源のため」にするものだと批判的に報じた」(ウクライナメディア)
「ウクライナが毎日、恐ろしい代償を支払っていることなどは問題にもせず、この事態から利益を得ようなどと考える人はみじめだ」(同上)
そのみじめな人(誰?)に頼らざるを得ないウクライナ。
降伏に等しい停戦を受け入れるか、支援が途絶えた中でドンパチ続けて敗戦するか。
そもそも、バイデン政権も、ウクライナ支援は米国や西側にとって利益だと主張していたような記憶もうっすら残っている。
総選挙を23日に控え、ショルツは死に体になっている。
再選の目途があるかどうかは知らないが、いずれにしても厳しい政治経済情勢に変わりはない。
ウクライナ支援どころではないだろう(そうなのかあ?)。
そもそも侵略当初の支援が「ヘルメット」だったことは周知だ。
米国に恫喝され、渋々武器供与に踏み切った経緯もある。
ドイツの本音はロシアとの関係を改善し、安い天然ガスを入れて経済をテコ入れしたいわけだからな。
ひょっとすると、ドイツもレアアースが欲しいのかもしれない(そうなのかあ?)。
国家は正義では動かない。
見返り(レアアース)で動く(そんなあ!)。
ゼレンスキーによれば、レアアース鉱床の半分はロシア支配地域にあるという。
大丈夫だ。
ロシアとの関係を改善すれば、ドイツだってレアアース貰えるかもしれない。
「・・・われわれは何も求めずに彼らを支援している。それが皆のあるべき態度だ」(再掲)
再選されて政権が維持できた時に、そう言ったことを忘れないようにしてもらわんとな・・・。
(ゼレンスキー大統領 トランプ大統領との協議に前向きな考え)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250209/k10014717361000.html
「ウクライナ国内にあるレアアースの鉱床のおよそ半分がロシア軍が掌握している地域にある」(ゼレンスキー大統領)
「ロシア軍のさらなる前進を阻止し、国内の鉱物資源を守る必要」(同上)
「取り引きについて話しているのであれば、取り引きをしよう。賛成する」(同上)
先日も書いたけど、ウクライナのレアアース産出量は際立って大きいものではない。
米国にも、鉱床はあるしな。
バイデンが認めた支援を、米国内でエクスキューズするための、言わば見かけだけの話で実際の取引でないことはゼレンスキーも承知だ。
この話は、ウクライナの国内向けのエクスキューズだ。
N社も、おそらくはそれを承知で記事にしている。
「ゼレンスキー大統領は、みずからがプーチン大統領より先に、トランプ大統領と会談することが不可欠だと強調」
「トランプ大統領がプーチン大統領と会談する前に、ウクライナ側の立場に理解を求めるねらいがあるとみられます。」
ここんところは、まさにその通りなんだろう。
浮沈子は、どっちが先かが重要だと見ていたけど、おそらくどっちでも同じに違いない。
米国として、停戦条件を整えるにあたり、最も重要なのはロシアを説得することだ。
それはトランプにとっても困難な交渉になる。
ロシアは、どこまで譲れるのか。
どんな条件なら停戦するのか。
それが掴めなければ、そもそも停戦交渉など出来はしない。
ロシアを交渉に引きずり出せなければ、話は始まらないのだ。
ウクライナに停戦条件を呑ませることは、それに比べれば至極簡単ともいえる(そうなのかあ?)。
ちょっと、書くのは憚られるけど、ぶっちゃけ、軍事支援をぶった切るだけでいい。
簡単な話だ。
それですぐに停戦するかどうかはウクライナ次第だけど、しなければ敗戦する。
米国にとっては、ウクライナがどうなろうと知ったことではない(そんなあ!)。
重要なのは「停戦することだけ」であって、どのように停戦するかは二の次なのだ。
ウクライナがここまでなら呑めるとか話をいくら聞いたところで、それをロシアが呑めなければ停戦できない。
どっちが先でも変わらない。
停戦するかどうかは、ロシアが決める。
その停戦条件も、最終的にはロシアの要求通りになる。
停戦することを最優先とせざるを得ない米国としては、ロシアの要求を丸呑みするしかない。
ロシアの国内事情、経済制裁の効果、中長期的な継戦能力など、様々なノイズはあるだろうけど、基本的な構図は変わらない。
米国は、弱い立場で交渉に臨まなければならないのだ。
もちろん、開き直ってバイデン政権と同じようにウクライナに軍事支援を続け、いや、それどころかロシアとの直接対決も辞さない覚悟で臨むということなら話は別だ。
が、それは既に停戦交渉ではない。
宣戦布告だろう。
通常戦力だけでNATOとロシアが全力でぶつかれば、ロシアに勝ち目はない。
ロシアが事あるごとに核の恫喝を行ってきたのは、そのことを理解しているからに他ならない。
経済制裁にしたって、迂回経路を含めてロシア産の石油や天然ガス、その他もろもろの輸出品を西側が一切買わなければ、ロシア経済を破綻させることは可能かもしれないが、少なくとも欧州経済はロシアより先に崩壊する(中国が支えてくれないからな)。
そういうタラレバの話は、開戦当初から聞き飽きていて、現実の世界では起こり得ない妄想に過ぎない。
世界は、正義では動かない。
いや、正確を期すなら、正義「だけ」では動かない。
トランプ政権の場合、そのレベルが問題になる。
おそらく、停戦交渉における正義の優先順位は限りなく低いに違いない。
バイデン政権が決めた軍事支援を継続するという決断は、ウクライナの現政権にとっては好ましいんだろうけど、「停戦」にとっては逆効果になるかも知れない。
それとも、トランプは、それもディールの材料にしようとしているのか。
実際の交渉の場では、引き出しの数も重要だからな。
手札がなくなっちまったら、相手の言いなりになるしかない。
せこい判断で、いったん止めた支援を再開したということはあるかも知れない。
まあいい。
ロシアが何を考えているのかは知らないが、今年中に国家が崩壊してプーチン政権が消えて無くなるなどという妄想はやめておいた方が無難だ。
それはもう、3年前から聞き飽きている。
(ロシア、24年のGDP過去最高 軍需けん引、4・1%成長)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/384665
「昨年のロシアの国内総生産(GDP)は前年比4・1%増え、過去最高の200兆ルーブル(約312兆円)に達した」
「国家経済は前例のない制裁圧力にうまく対処した」(ロシアのミシュスチン首相)
自画自賛だし、今年は鈍化すると言われている。
軍需で歪んだ経済には違いないし、石油輸出が頼りの構造だが、んなこといったら中東の産油国は軒並み該当するからな。
「プーチン氏は今年の課題としてインフレ率の低下を指示」
そう簡単な話ではないだろうが、ロシアでは何でもありともいえる(鉛筆舐めるとかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
いろいろノイズはあるけど、停戦はロシアの判断だ。
米国はそれに沿うしかない。
ウクライナに残されているのは、ロシアの思惑通りの降伏に近い停戦条件を呑むか、米国の支援なき戦争を継続して敗戦するかの2択になった(戦争継続の場合、トランス二ストリアへの侵攻の選択肢はあるけどな)。
トランプが先に会うのが、プーチンであろうがゼレンスキーであろうが、そのことは変わらない。
ゼレンスキーは、思い違いをしているか、或いは何かサプライズを仕込んでいるのかもしれない。
何があるとしても、それが大枠を変えることはないだろう。
レジャーランドにするには、ウクライナはいささかデカすぎるしな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(トランプ氏「プーチン氏と電話した」 戦闘終結巡り)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB091T90Z00C25A2000000/
「プーチン大統領とウクライナとの戦闘終結について電話した」(トランプ大統領)
「肯定も否定もできない」(ロシアのペスコフ大統領報道官)
うーん、何とも言えない雰囲気だな。
「トランプ氏は1月にプーチン氏と「非常に近いうちに対話する」と語り、停戦に向けた交渉に意欲を見せていた。」
電話会談したというのが本当なら、これは黙っていた方が停戦には有利だったのではないか。
ぺスコフがかわしているのは、ロシアにとってもその方がベターだと考えているからだろう。
ったく、トランプのおしゃべりにはついていけない・・・。
ゼレンスキーはこの報道をどう受け止めたんだろうな。
まあ、浮沈子的にはどっちでもいい気がしてきている。
あくまでも、名目上の話(メンツの問題?)だしな。
「戦闘を終わらせる具体的な計画がある」(トランプ大統領)
プーチンは、その計画を受け入れたんだろう(未確認)。
停戦は成立する。
ウクライナが受け入れるかどうかは問題ではない。
N社の記事にはドイツのコメントが載っている。
(ゼレンスキー大統領 トランプ大統領との協議に前向きな考え)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250209/k10014717361000.html
「ウクライナは攻撃を受けており、われわれは何も求めずに彼らを支援している。それが皆のあるべき態度だ」(ドイツのショルツ首相)
「戦いの目的を「民主主義の価値観を守るため」から「資源のため」にするものだと批判的に報じた」(ウクライナメディア)
「ウクライナが毎日、恐ろしい代償を支払っていることなどは問題にもせず、この事態から利益を得ようなどと考える人はみじめだ」(同上)
そのみじめな人(誰?)に頼らざるを得ないウクライナ。
降伏に等しい停戦を受け入れるか、支援が途絶えた中でドンパチ続けて敗戦するか。
そもそも、バイデン政権も、ウクライナ支援は米国や西側にとって利益だと主張していたような記憶もうっすら残っている。
総選挙を23日に控え、ショルツは死に体になっている。
再選の目途があるかどうかは知らないが、いずれにしても厳しい政治経済情勢に変わりはない。
ウクライナ支援どころではないだろう(そうなのかあ?)。
そもそも侵略当初の支援が「ヘルメット」だったことは周知だ。
米国に恫喝され、渋々武器供与に踏み切った経緯もある。
ドイツの本音はロシアとの関係を改善し、安い天然ガスを入れて経済をテコ入れしたいわけだからな。
ひょっとすると、ドイツもレアアースが欲しいのかもしれない(そうなのかあ?)。
国家は正義では動かない。
見返り(レアアース)で動く(そんなあ!)。
ゼレンスキーによれば、レアアース鉱床の半分はロシア支配地域にあるという。
大丈夫だ。
ロシアとの関係を改善すれば、ドイツだってレアアース貰えるかもしれない。
「・・・われわれは何も求めずに彼らを支援している。それが皆のあるべき態度だ」(再掲)
再選されて政権が維持できた時に、そう言ったことを忘れないようにしてもらわんとな・・・。
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