😼欧州大戦争:戦争の形:ドローンが変える戦術 ― 2025年05月21日 08:48
欧州大戦争:戦争の形:ドローンが変える戦術
(中国の大型無人機が6月に初飛行、徘徊型弾薬や小型ドローンを100機搭載)
https://grandfleet.info/china-related/chinas-large-unmanned-aerial-vehicle-to-make-first-flight-in-june-carrying-loitering-munitions-and-100-small-drones/
「ドローンがもたらす脅威は効果的な対抗手段の欠如と相まって即席爆発装置以降、最も懸念される戦術の一つだ」「敵対者が米軍を最も安価に攻撃する兵器はコストコに売っている」「小型ドローンは安価で数を揃えやすく費用対効果の面で敵対者に有利だ」(米中央軍の司令官を務めていたマッケンジー米海兵隊大将:2021年2月)
もう、4年も前の話だが、今日の状況を的確に予想している。
「この懸念は2022年に勃発したウクライナとロシアの戦争で現実のものになり、商用ドローン、FPVドローン、光ファイバー制御のFPVドローン、徘徊型弾薬、自爆型無人機は地上戦の形さえ変えてしまった。」「この戦争は当初「第一次世界大戦の塹壕戦によく似ている」と言われていたが、量産化体制が整うと兵士1人への攻撃にFPVドローンを使用できるようになり、もはや前線付近の塹壕や陣地に兵士を詰めて保持するのは人的損失を増加させるだけなので、前線地域のグレーゾーンはドローンで監視し、敵が侵入してくるとドローンで攻撃し、兵士同士の直接戦闘は概ね減少傾向」(航空万能論ブログ管理人)
「光ファイバー制御のFPVドローンは電子妨害の影響から解放され、無線制御のFPVドローンでは飛行できなかった地域にもアクセスできるようになった」「ケーブルの長さは10kmが標準で15kmのものある」「まだ20kmのものはテスト中だ」「より長いケーブルがあれば後方の安全な物陰から敵を攻撃することが出来る」「大きな小屋や倉庫ような建物に侵入し、この中に敵が隠れていないか確認することも、発見した敵を直ぐに攻撃することも出来るのは本当に素晴らしい能力だ。森林地帯での戦闘でも同じことが言える」(ドローン戦争の当事国であるウクライナ軍の兵士)
用兵思想の中では、戦力密度(単位面積当たりの兵員配置数など)が指標となるらしいが、これからはドローン密度が決め手になるんだろうな。
「「地上戦の優位性」がドローン密度に左右されるようになると拠点・陣地制圧の概念、さらに水陸両用作戦にも影響を及ぼす可能性」(航空万能論ブログ管理人)
AIの活用で、一人のオペレーターが複数のドローンを操れるようになれば猶更だろう。
記事に登場するドローン空母なら、100機のドローンを投射できる。
が、まあ、最強の矛には最強の盾が用意されるのは想定の範囲内だ。
熱、音、映像などで捉えたドローンを、安価な迎撃手段で破壊する方法が開発されるに違いない。
2021年にはなかった「効果的な対抗手段」の登場だな。
ドローンは超音速で敵地深く侵入する最新鋭の爆撃機ではないし、 多くの戦闘機や兵員を輸送する艦船でもない。
ファイバー誘導のやつはコストコには売ってないだろうけど、安価で数を調達できる兵器だ。
その運用ノウハウは、実戦の中で蓄積され日々改良され続けている。
先日、オーストラリアの中古エイブラムス(戦車)がウクライナ戦線に送られたらしいが、どれだけ活躍できるかはビミョーだ(理由は不明だけど、米国は反対し続けたらしいです)。
自爆兵器の思想は大昔からある。
我が国の特攻兵器もその流れの中にあるし、米軍兵士を恐れさせたバンザイ突撃は、兵器と呼ぶのはいささか躊躇われるものの、数を頼んで投入される消耗前提の戦力という観点からは同列だ。
今や、戦場に溢れているドローンは、21世紀のバンザイ突撃なわけだ。
それが当たり前となり、安価に調達できるようになったことが経済行為としての戦争にマッチしている。
AIもまた、その流れの中に登場してきているが、攻撃目標の選定や追跡などから導入され始めているらしい(未調査)。
自律的に攻撃し、手間いらずなわけで、こちらも兵士の損耗を減らす効果(或いは効果的な損耗を促す効果)が期待できる。
戦術立案や兵站などでも活躍の余地はありそうだ(もうしてるだろうな)。
戦争がドンパチだけの時代は過去になった。
ブンブンの時代だ(そうなのかあ?)。
そして、その変容の速度も加速している。
明日の戦場は、今日とはまた別の様相になっているかもしれない・・・。
(中国の大型無人機が6月に初飛行、徘徊型弾薬や小型ドローンを100機搭載)
https://grandfleet.info/china-related/chinas-large-unmanned-aerial-vehicle-to-make-first-flight-in-june-carrying-loitering-munitions-and-100-small-drones/
「ドローンがもたらす脅威は効果的な対抗手段の欠如と相まって即席爆発装置以降、最も懸念される戦術の一つだ」「敵対者が米軍を最も安価に攻撃する兵器はコストコに売っている」「小型ドローンは安価で数を揃えやすく費用対効果の面で敵対者に有利だ」(米中央軍の司令官を務めていたマッケンジー米海兵隊大将:2021年2月)
もう、4年も前の話だが、今日の状況を的確に予想している。
「この懸念は2022年に勃発したウクライナとロシアの戦争で現実のものになり、商用ドローン、FPVドローン、光ファイバー制御のFPVドローン、徘徊型弾薬、自爆型無人機は地上戦の形さえ変えてしまった。」「この戦争は当初「第一次世界大戦の塹壕戦によく似ている」と言われていたが、量産化体制が整うと兵士1人への攻撃にFPVドローンを使用できるようになり、もはや前線付近の塹壕や陣地に兵士を詰めて保持するのは人的損失を増加させるだけなので、前線地域のグレーゾーンはドローンで監視し、敵が侵入してくるとドローンで攻撃し、兵士同士の直接戦闘は概ね減少傾向」(航空万能論ブログ管理人)
「光ファイバー制御のFPVドローンは電子妨害の影響から解放され、無線制御のFPVドローンでは飛行できなかった地域にもアクセスできるようになった」「ケーブルの長さは10kmが標準で15kmのものある」「まだ20kmのものはテスト中だ」「より長いケーブルがあれば後方の安全な物陰から敵を攻撃することが出来る」「大きな小屋や倉庫ような建物に侵入し、この中に敵が隠れていないか確認することも、発見した敵を直ぐに攻撃することも出来るのは本当に素晴らしい能力だ。森林地帯での戦闘でも同じことが言える」(ドローン戦争の当事国であるウクライナ軍の兵士)
用兵思想の中では、戦力密度(単位面積当たりの兵員配置数など)が指標となるらしいが、これからはドローン密度が決め手になるんだろうな。
「「地上戦の優位性」がドローン密度に左右されるようになると拠点・陣地制圧の概念、さらに水陸両用作戦にも影響を及ぼす可能性」(航空万能論ブログ管理人)
AIの活用で、一人のオペレーターが複数のドローンを操れるようになれば猶更だろう。
記事に登場するドローン空母なら、100機のドローンを投射できる。
が、まあ、最強の矛には最強の盾が用意されるのは想定の範囲内だ。
熱、音、映像などで捉えたドローンを、安価な迎撃手段で破壊する方法が開発されるに違いない。
2021年にはなかった「効果的な対抗手段」の登場だな。
ドローンは超音速で敵地深く侵入する最新鋭の爆撃機ではないし、 多くの戦闘機や兵員を輸送する艦船でもない。
ファイバー誘導のやつはコストコには売ってないだろうけど、安価で数を調達できる兵器だ。
その運用ノウハウは、実戦の中で蓄積され日々改良され続けている。
先日、オーストラリアの中古エイブラムス(戦車)がウクライナ戦線に送られたらしいが、どれだけ活躍できるかはビミョーだ(理由は不明だけど、米国は反対し続けたらしいです)。
自爆兵器の思想は大昔からある。
我が国の特攻兵器もその流れの中にあるし、米軍兵士を恐れさせたバンザイ突撃は、兵器と呼ぶのはいささか躊躇われるものの、数を頼んで投入される消耗前提の戦力という観点からは同列だ。
今や、戦場に溢れているドローンは、21世紀のバンザイ突撃なわけだ。
それが当たり前となり、安価に調達できるようになったことが経済行為としての戦争にマッチしている。
AIもまた、その流れの中に登場してきているが、攻撃目標の選定や追跡などから導入され始めているらしい(未調査)。
自律的に攻撃し、手間いらずなわけで、こちらも兵士の損耗を減らす効果(或いは効果的な損耗を促す効果)が期待できる。
戦術立案や兵站などでも活躍の余地はありそうだ(もうしてるだろうな)。
戦争がドンパチだけの時代は過去になった。
ブンブンの時代だ(そうなのかあ?)。
そして、その変容の速度も加速している。
明日の戦場は、今日とはまた別の様相になっているかもしれない・・・。
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