😼欧州大戦争:チャシブヤール陥落2025年08月01日 05:55

欧州大戦争:チャシブヤール陥落
欧州大戦争:チャシブヤール陥落


(ロシアがウクライナ東部の要衝チャシフヤール制圧と主張 事実ならドネツク州支配に前進)
https://www.sankei.com/article/20250731-HL7ISZDXC5OKXNQNTV24A32G3E/

「露国防省は7月31日、ウクライナ東部ドネツク州チャシフヤールを制圧したと主張」

「ドネツク州で露軍は現在、交通の要衝ポクロウシク方面にも大軍を投入し、攻勢を強めている。露軍は複数方面からウクライナ軍の防衛線を突破し、同州の主要都市クラマトルスクやスラビャンスク方面への進軍ルートを確保する狙い」

彼我の戦力差は如何ともし難い。

IWSの戦況地図をみると、この方面は悲惨だ。

チャシブヤールの市街地の大部分がロシア軍の手に落ちたのは事実かも知れないが、その方面の戦線が崩壊したわけではない。

コスティアンティニフカまで一気に押し込まれている情勢ではないのだ。

防御線は維持している。

浮沈子的に気になるのは、ポクロフシク市内へのロシア軍の侵入ルートが安定したことと、その北部の戦闘区域の急速な拡大だ。

特に、北部の戦闘区域拡大の速度が問題だ。

ここは、事実上、戦線崩壊に近い状況になっちまってる。

予備戦力を投入しようにも、チャシブヤールやポクロフシクにも対応しなければならず、戦況地図では区域外で見えないがドニプロペトロウシク州との州境付近での戦闘にも貴重な戦力を割かなければならないからな。

ここをぶち抜かれれば、戦線はマジで崩壊する。

やれやれ・・・。

こちらが立てばあちらが立たず。

ポクロフシク陥落は時間の問題になってきた。

ロシア軍としては、夏季攻勢におけるミニマムサクセスだからな。

コスティアンティニフカは、年内くらいか(これはフルサクセスか)。

長年の懸案であるクピャンスクはエクストラサクセスだろう。

南部については、ロシア軍がどれだけ余力を残しているかにもよるし、ウクライナ側の戦力の残存状況にもよる。

政治的要請としては、ドネツク州の完全支配が最優先であることに変わりはない。

他の要素は、ウクライナ軍の戦力分散を強制するための措置とも言える。

それにしても、ポクロフシク北部の戦闘区域の拡大は速い。

市街戦への対応も行わなければならない中、兵站が追い付くのかどうかが心配になる程だ。

ウクライナとしては、ポクロフシクやコスティアンティニフカ方面への兵站ルートが遮断されるリスクもある。

ルートだけではなく、兵站拠点が直接狙われる状況も出て来る。

ロシアは、ドネツク州の州境までではなく、その外側に10km程度の緩衝地帯を構築しようとしているからな。

今のところ、本格的にドニプロペトロウシク州に侵攻しようとはしていない。

それは、ハルキウ北部やスムイ北部の侵攻地域でも同じだ。

そこは本命じゃない。

メインは、あくまでもドネツク州。

惜しみなく戦力を投入して、力技で攻め取ろうとしている。

(ロシア国防省がチャシブ・ヤール解放を発表、市内の各所で国旗を掲げる)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-defense-ministry-announces-liberation-of-chashb-yar-flags-raised-in-various-parts-of-the-city/

「トレツク解放時と異なり「占領を強く裏付けるセレモニー」も公開、RYBARも国防省発表を受けて「16ヶ月間にも及ぶ激しい戦闘を経てチャシブ・ヤール南西郊外に国旗と軍旗が掲げられた」と報告」

「ロシア国防省はトレツク解放時と異なり「占領を強く裏付けるセレモニー」を公開しているため「チャシブ・ヤール占領に自信がある」と解釈すべきだろう。」(航空万能論ブログ管理人)

「チャシブ・ヤールからコンスタンチノフカに進むには防御が強化された集落を幾つも通過しなければならない」「早くも楽観的な見方が登場しているドルジュキーウカに至っては年内に話題なることもないだろう」「コンスタンチノフカは占領に16ヶ月間もかかったチャシブ・ヤールの3倍以上も広く、スラビャンスク、クラマトルスク、ドルジュキーウカ経由で増援を送ることも可能だ」「それでもコンスタンチノフカに対する包囲網は形成されつつあり、ポクロウシク方面とコンスタンチノフカ方面の間に生じた突破口の成功が続けば敵の立場は大幅に悪化するだろう」(RYBAR)

ちなみにドルジュキーウカは、コスティアンティニフカ(コンスタンチノフカ)北西部で、クラマトルスク方面へのH20号線回廊に繋がる都市だ。

浮沈子が気にしているポクロフシク北部の戦闘区域拡大についても触れている。

「ポクロウシク方面とコンスタンチノフカ方面の間に生じた突破口の成功」(再掲)

ウクライナ軍も、ここを抜かれるとヤバいと思っているだろうから、オワコンのポクロフシク方面から引き抜いてでも手当てせざるを得ないだろうが、対応のスピードが問題だな。

ロシアへの経済制裁がどれ程の効果を発揮するかは分からないが、少なくとも前線の状況は極めて憂慮すべきだ。

限られたリソースをどれだけ有効に活用できるかが問われている。

それも、躊躇なく、スピーディーに展開できなければ意味がない。

一瞬の躊躇いが墓穴を掘る。

この状況で、北朝鮮軍とか投入されたらマジヤバだな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ロシアとウクライナの主張が対立、チャシブ・ヤール解放が事実かどうか不明)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russia-and-ukraine-have-conflicting-claims-and-it-is-unclear-whether-chasib-yar-was-actually-released/

「ロシア国防省は31日「チャシブ・ヤールを解放した」と発表したが、ゼレンスキー大統領やウクライナ軍は「ロシアの主張は嘘だ」と反論」

「もしロシア軍の旗立て作戦が事実と証明されると「ロシア軍兵士が国旗や軍旗を掲げたため拠点が占領された」という認識が崩れる」

まあ、旗立て作戦も作戦のうちだ。

「ウクライナ軍はチャシブ・ヤール市内の足場を失っている可能性があるものの、ロシア軍もチャシブ・ヤール市内のグレーゾーンを物理的に支配しておらず、ここへ一時的に侵入し旗を掲げチャシブ・ヤール全体を支配しているように見せかけた可能性もあり、これに反論することで『ロシア軍がチャシブ・ヤールを解放した』という情報を広く拡散させようとしている」(航空万能論ブログ管理人による要約)

「モニター越しに見守る人間にはチャシブ・ヤール解放が事実なのか、情報戦に過ぎないのか、それとも成功の前借りなのかは判断がつかない。」

いずれ、事実は明らかになるだろうが、火のないところに煙は立たない。

「過去2ヶ月間にロシア軍はシェフチェンコ地区へ少しだけ前進した」「それ以上の進展は確認されていない」(DEEP STATE)

真実はそこにあるのかもしれないが、それを針小棒大に膨れ上がらせる意味は不明だ。

自軍の士気高揚や敵軍の戦意を挫くなどの効果の他にも、兵器や兵士の確保、その他軍事的リソースの獲得に情報戦は欠かせない。

16か月も戦い続けて、まだ、占領できないのかあ?。

戦時下でも大統領選挙を実施する「民主的」なロシアに於いては、国際法を蹂躙する侵略戦争を遂行するために国民の支持は不可欠だしな。

勝ち続け、前進し続けることを宿命付けられている。

敗退など、もってのほか!。

考えてみれば、それも酷な話だ。

そんな状況の中、ロシアが旗立て作戦に明け暮れていたとしても不思議ではないかも知れない。

やれやれ・・・。

トレツクもそうだったが、国防相まで担ぎ出して占領を演出するということは、それが仮に成功の前借としても、ロシア軍の不退転の決意の表明ということにもなるからな。

大臣殿に恥をかかせるわけにはいかんだろう!?。

まあいい。

「・・・これに反論することで『ロシア軍がチャシブ・ヤールを解放した』という情報を広く拡散させようとしている」(再掲)

スムイ州ではロシアは侵攻したウクライナ側の緩衝地帯の一部を奪還されている。

ドニプロペトロウシク方面でも、やや押し戻されているしな。

嘘でもいいから(そうなのかあ?)、何か景気のいい話を拡散して、中和しなければならないのかも知れない。

いずれにしても、チャシブヤールに注目が集まることは、ロシアにとってはプラスになる。

メディアは挙って取り上げ、ドネツク州の残りの地域への侵攻と関連付けて報じている。

情報戦はこうでなくてはならない。

嘘八百の一石を投じ、広がる波紋が真実だと思わせるわけだ。

もう誰も、ウクライナ軍がチャシブヤールを奪還し、さらにバフムトを取り返すとは思わないだろうからな。

ウクライナはロシアに一方的に攻め込まれている。

それは、将来も同じだ・・・。

少なくとも、そう思わせるナラティブの一部にはなる。

「モニター越しに見守る人間にはチャシブ・ヤール解放が事実なのか、情報戦に過ぎないのか、それとも成功の前借りなのかは判断がつかない。」(再掲)

確かなことは何もない。

真実はやがて明らかになる。

が、それもまた、新たな嘘八百に埋もれていくんだろうな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(ロシアの要衝制圧「否定」も劣勢 首都攻撃の死者31人に―ウクライナ)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025080100961&g=int

「ウクライナ軍の劣勢は顕著で、この町は「数日中に完全制圧される」(米シンクタンクの戦争研究所)とみられている。」

「高台に陣地が築かれたチャシフヤールが制圧されれば「ウクライナ軍が防衛拠点としているドネツク州の幾つかの要塞(ようさい)都市を攻撃できる複数のルートが開かれる」」「占領を免れている事実上の州都クラマトルスクなどが危険にさらされる」(戦争研究所)

ISWの見立ても同じか・・・。

しかも、クラマトルスクには「占領を免れている」「事実上の州都」という形容が付いている。

(クラマトルスク)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%AF

「2014年10月13日以降、ドネツィク州政府は同市内に移管されている」

正式に州政府が移管されているわけで、「事実上」ではない。

ウクライナ軍は米欧の支援を受け、60歳以上の兵役参加も加えて猛反撃してドネツクを奪回し、将来的には州政府を元に戻すかもしれないけどな(そういうことかあ?)。

クラマトルスクの占領はウクライナ軍の「事実上」の敗北を意味する。

早くても来年の話になるだろうが、ウクライナがそれまで持つかどうかの問題もある。

(トランプ氏は「過度の期待」 ベラルーシに新型ミサイル配備へ―ロシア大統領)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025080101200&g=int

「プーチン氏は、昨年11月にウクライナに撃ち込んだ新型の極超音速中距離弾道ミサイル「オレシニク」の量産と配備が始まったと表明。これを同盟国ベラルーシに配備する方針」

「隣接する東欧の北大西洋条約機構(NATO)加盟国を威嚇」

そうじゃないんじゃね?。

これまで、成功の事例が少ないと言われるパトリオットの直接破壊を狙っているのではないか。

防空システムを直接攻撃する兵器は禁断の兵器だ。

従来は、戦闘機がその役割を果たしていたけどな。

世はスピード時代で、地対空ミサイルで簡単に撃墜されちまうようになった。

首都防衛も限界だろう・・・。

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