CCRの未来 ― 2011年10月06日 21:28

CCRの未来
息抜きの続きを。
現在出回っているCCRの原理と構成は、大同小異、どれも似通っている。
コンピューターの計算力とソレノイドバルブの開閉、酸素センサー、そして二酸化炭素を除去する薬剤。
もう一つ付け加えれば、決してお求め安くないその価格。
だいたい、シリンダーに入れたガスを水中に持ち込まないと潜れないというのでは、オープンサーキットと大して変わらないような気もする。
ここは一つ、素材メーカーに頑張っていただいて、シリンダーなし、ソフノライムなしで潜れる未来のCCRを空想してみる。
ガス交換膜を伊達巻きみたいに巻いて、筒の中に入れたような装置だ。未来では技術が進歩して、水中の酸素を取り込み、呼気の中の二酸化炭素を水中に溶かし出すことが可能になっているという想定。
これで、酸素シリンダー、ディリュエントガスシリンダー、ソフノライムとはおさらばである。酸素センサーは、もっと寿命が長くなり、信頼性も格段に向上していて高性能な電池と共にコントロール系を構成している。伊達巻きに送り込む水流を制御しているわけだ。
モニターも進化して「データマスク」
http://www.oceanic.jp/pg201.html
のようなスマートな方法になっている。
コンピュターは電磁的に脳波を検知して、思ったとおりに動作するので、「押しボタン」などという「ダサイ」インターフェイスはない。ただし、日本語で考えて動作させるには、ソフトウェアのバージョンアップ費用が別途必要かも。
呼吸回路はマウスピースに、「オートシャッター」機能がオプションで装備され、浸水の心配はない。ホースの接続についても、強力な電磁石で固定されているため、「ネジこみが噛んでしまう」などという原始的なトラブルとは無縁である。
最大運用深度は6500m(!)だが、上位機種になると2万mを超える(そんなに潜れてもしょうがないのだが・・・)。
潜水時間はバッテリーが7日間しか持たないので、残念ながらそれが限界。高性能水中スクーターで連続潜水世界一周記録に挑戦して、何人もが太平洋を横断した辺りで断念を余儀なくされている。
トイレはもちろん暖房便座式(?)。水中携帯食も、和・洋・中と揃っている。おっと、イタリアンも最近は出ているようだ。
データマスクにはもうすぐ映画をインターネットからストリーミングで中継できるようになるという。データ圧縮技術が進んで、水中でも超音波で高速通信ができるようになってきたためだ。しばらくはハイビジョン画質でがまんしなければならないが、スーパーハイビジョンで最新の映画を見ながら水中散歩が楽しめるのも時間の問題である・・・。
なーんて、妄想逞しくしていると、今のCCRなんて、ずいぶんと時代遅れの代物に思えてくる。
しょうがない、もうちょっとこいつに付き合うことにするか・・・。
息抜きの続きを。
現在出回っているCCRの原理と構成は、大同小異、どれも似通っている。
コンピューターの計算力とソレノイドバルブの開閉、酸素センサー、そして二酸化炭素を除去する薬剤。
もう一つ付け加えれば、決してお求め安くないその価格。
だいたい、シリンダーに入れたガスを水中に持ち込まないと潜れないというのでは、オープンサーキットと大して変わらないような気もする。
ここは一つ、素材メーカーに頑張っていただいて、シリンダーなし、ソフノライムなしで潜れる未来のCCRを空想してみる。
ガス交換膜を伊達巻きみたいに巻いて、筒の中に入れたような装置だ。未来では技術が進歩して、水中の酸素を取り込み、呼気の中の二酸化炭素を水中に溶かし出すことが可能になっているという想定。
これで、酸素シリンダー、ディリュエントガスシリンダー、ソフノライムとはおさらばである。酸素センサーは、もっと寿命が長くなり、信頼性も格段に向上していて高性能な電池と共にコントロール系を構成している。伊達巻きに送り込む水流を制御しているわけだ。
モニターも進化して「データマスク」
http://www.oceanic.jp/pg201.html
のようなスマートな方法になっている。
コンピュターは電磁的に脳波を検知して、思ったとおりに動作するので、「押しボタン」などという「ダサイ」インターフェイスはない。ただし、日本語で考えて動作させるには、ソフトウェアのバージョンアップ費用が別途必要かも。
呼吸回路はマウスピースに、「オートシャッター」機能がオプションで装備され、浸水の心配はない。ホースの接続についても、強力な電磁石で固定されているため、「ネジこみが噛んでしまう」などという原始的なトラブルとは無縁である。
最大運用深度は6500m(!)だが、上位機種になると2万mを超える(そんなに潜れてもしょうがないのだが・・・)。
潜水時間はバッテリーが7日間しか持たないので、残念ながらそれが限界。高性能水中スクーターで連続潜水世界一周記録に挑戦して、何人もが太平洋を横断した辺りで断念を余儀なくされている。
トイレはもちろん暖房便座式(?)。水中携帯食も、和・洋・中と揃っている。おっと、イタリアンも最近は出ているようだ。
データマスクにはもうすぐ映画をインターネットからストリーミングで中継できるようになるという。データ圧縮技術が進んで、水中でも超音波で高速通信ができるようになってきたためだ。しばらくはハイビジョン画質でがまんしなければならないが、スーパーハイビジョンで最新の映画を見ながら水中散歩が楽しめるのも時間の問題である・・・。
なーんて、妄想逞しくしていると、今のCCRなんて、ずいぶんと時代遅れの代物に思えてくる。
しょうがない、もうちょっとこいつに付き合うことにするか・・・。
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