地層処分 ― 2012年06月09日 22:04
地層処分
高レベル放射性廃棄物の最終処分は、地層処分が有力な案として検討されている。
(地層処分)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E5%B1%A4%E5%87%A6%E5%88%86
この中に、とんでもないことが書いてあった。
いわく、「10兆年後に5.5x10∧8(10の8乗)ベクレルへと減少していく。」
ガラス固化体を封入したステンレス製のキャニスターの1本分である。5億5千万ベクレルという値も、なかなか素敵な響きがあるが、10兆年という「時代錯誤」的時間感覚に痺れる。
(放射性廃棄物の処分について:元ネタのページ)
http://www.rwmc.or.jp/disposal/radioactive-waste/08.html
宇宙の年齢が、やれ138億年だとか137億年だとかで大モメしているのに、700倍以上も長い期間を想定する神経を疑う。
(宇宙の年齢)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AE%E5%B9%B4%E9%BD%A2
これって、地層処分じゃなくて宇宙処分じゃない?(もちろん地球などは影も形もない)。
こんな時間感覚では、議論にもならないので、もう少し現実的な(とはいえ、かなり浮世離れした)議論をしよう。
人類の種としての寿命がどれほどあるかについては、様々な議論があるだろうが、こんなページがあるので紹介する。
(ゴット、終わりを予測する方法)
http://www13.plala.or.jp/nonki/menu/gott.html
こんなのも。
(エコロジストではない人に読んでもらいたい環境科学入門)
http://elekitel.jp/elekitel/series/2002/01/sr_01_a.htm
数百万年というところなのだろうが、この際、景気良く1000万年にしてしまおう!(大盤振る舞い?)。
で、2番目に引用したページのグラフを見ると、人類の滅亡のころ、3×10∧11ベクレル位になっている(3千億ベクレル)。
ベクレルって、なんだっけ?。
(ベクレル:1 秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%AB
だからさ、シーベルトに換算しないと、生物への影響は評価できない。良く分からないんだが、核種によって違ってくるので、ここでは仮に次のページの換算方法を使う(正確に知りたい方は、調べてみてください)。
(ベクレルとシーベルトの変換)
http://panflute.p.u-tokyo.ac.jp/~kyo/dose/
ICRP Publication 72の基準でセシウム134を成人が吸入摂取(緩慢吸収)すると、600万ミリシーベルトになる。
このページには、「国際放射線防護委員会(ICRP)によると、1年に1mSvの放射線を受けると、一生のうちにガンになる確率は0.000073増えるとされています。1年に1mSvの放射線を(自然に浴びるもの以外に)浴びた人が1万4000人いたとすると、1人はそれが理由でガンになるわけです。」と書かれているので、単純に計算すると、一生のうち400回以上も(確率1で全員が)ガンになるだけの放射能が残っていることになる。
一人1回とすると、400人がガンになる。そのキャニスターが2000本位あるので、80万人が確実にガンになる。
しかし、何の心配もない。
だって、この試算は、人類が滅亡した時点での話なのだから・・・。
高レベル放射性廃棄物の最終処分は、地層処分が有力な案として検討されている。
(地層処分)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E5%B1%A4%E5%87%A6%E5%88%86
この中に、とんでもないことが書いてあった。
いわく、「10兆年後に5.5x10∧8(10の8乗)ベクレルへと減少していく。」
ガラス固化体を封入したステンレス製のキャニスターの1本分である。5億5千万ベクレルという値も、なかなか素敵な響きがあるが、10兆年という「時代錯誤」的時間感覚に痺れる。
(放射性廃棄物の処分について:元ネタのページ)
http://www.rwmc.or.jp/disposal/radioactive-waste/08.html
宇宙の年齢が、やれ138億年だとか137億年だとかで大モメしているのに、700倍以上も長い期間を想定する神経を疑う。
(宇宙の年齢)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AE%E5%B9%B4%E9%BD%A2
これって、地層処分じゃなくて宇宙処分じゃない?(もちろん地球などは影も形もない)。
こんな時間感覚では、議論にもならないので、もう少し現実的な(とはいえ、かなり浮世離れした)議論をしよう。
人類の種としての寿命がどれほどあるかについては、様々な議論があるだろうが、こんなページがあるので紹介する。
(ゴット、終わりを予測する方法)
http://www13.plala.or.jp/nonki/menu/gott.html
こんなのも。
(エコロジストではない人に読んでもらいたい環境科学入門)
http://elekitel.jp/elekitel/series/2002/01/sr_01_a.htm
数百万年というところなのだろうが、この際、景気良く1000万年にしてしまおう!(大盤振る舞い?)。
で、2番目に引用したページのグラフを見ると、人類の滅亡のころ、3×10∧11ベクレル位になっている(3千億ベクレル)。
ベクレルって、なんだっけ?。
(ベクレル:1 秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%AB
だからさ、シーベルトに換算しないと、生物への影響は評価できない。良く分からないんだが、核種によって違ってくるので、ここでは仮に次のページの換算方法を使う(正確に知りたい方は、調べてみてください)。
(ベクレルとシーベルトの変換)
http://panflute.p.u-tokyo.ac.jp/~kyo/dose/
ICRP Publication 72の基準でセシウム134を成人が吸入摂取(緩慢吸収)すると、600万ミリシーベルトになる。
このページには、「国際放射線防護委員会(ICRP)によると、1年に1mSvの放射線を受けると、一生のうちにガンになる確率は0.000073増えるとされています。1年に1mSvの放射線を(自然に浴びるもの以外に)浴びた人が1万4000人いたとすると、1人はそれが理由でガンになるわけです。」と書かれているので、単純に計算すると、一生のうち400回以上も(確率1で全員が)ガンになるだけの放射能が残っていることになる。
一人1回とすると、400人がガンになる。そのキャニスターが2000本位あるので、80万人が確実にガンになる。
しかし、何の心配もない。
だって、この試算は、人類が滅亡した時点での話なのだから・・・。
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