星降る夜2013年10月27日 18:17

星降る夜
星降る夜


(野口さん「小惑星から地球守れ」 NYで「宇宙探検家協会」が訴え)
http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013102601001598.html

「世界の宇宙飛行士でつくる「宇宙探検家協会」の野口聡一さん(48)らが25日、米ニューヨークで記者会見し、危険な小惑星の早期発見への取り組み強化を訴えた。」

えっ?、それって、随分前からやってたんじゃなかったっけ?。

(NASAが地球に衝突する可能性のある危険な小惑星は4700個と推計)
http://matome.naver.jp/odai/2135943176919605201

「直径100メートルを超す大きさで、地球から800万キロ以内を通過する可能性のある小惑星の数を調べた。その結果、プラスマイナス1500個の誤差で、4700個がこの条件に当てはまることが分かった。」

「地球の軌道をかすめる小惑星のうち、直径が1キロメートル以上あるものは9割以上が見つかっているが、一方で直径が150メートルを下回るものは9割以上見つかっていない」

「「現在は、地球に飛来する可能性のある小惑星のうち、15%前後しか観測できていない」と述べ、既存の観測技術に限界があることを明らかにしました。」

「ロシア南部チェリャビンスク州に落下した隕石について、米航空宇宙局(NASA)は15日、大気圏突入前の重さは約7千トン、直径は約15メートルとの推計を発表した。」

なんだ、150m以下の小惑星は、殆んど見つけられていないということか。

よく、満天の星空を、「星が降るような」と形容するが、文字通り降ってくるのは、いささか困るな。

隕石の衝突について、詳細に書いてあるページを見つけた。

(地球最後の日Ⅰ~隕石衝突の恐怖~)
http://www.benedict.co.jp/Smalltalk/talk-13.htm

「地球には、毎日何十個もの隕石が落ちてくる。」

そんなにポピュラーなのか・・・。

「このような落下物はたいてい1センチにも満たないので、地球に衝突する前に燃えつきてしまう。これが流れ星で、子供の頃、消えるまでに3つの願いごとをすると、それが叶うと教えられた。とはいえ、そんなロマンチックな話も直径が数十mまで。それを超えるととんでもないことになる。」

どういうことになるかは、引用したページを読んでいただきたい。

(地球最後の日Ⅱ~隕石衝突の回避~)
http://www.benedict.co.jp/Smalltalk/talk-14.htm

あまり、いい方法はないようだが、人類史上に残る作戦になるだろう。

「映画の世界では、「こっちが逃げる」より「相手をずらす」方が優勢である。仮にノアの箱舟を作ったとしても、行先を見つけるのが大変なので。ということで、隕石を破壊、するか、軌道をずらすしか方法はなさそうだ。とはいえ、相手が直径1km~10kmともなると、通常爆薬というわけにもいかない。核爆弾しかないだろう。」

しかし、実際に惑星の軌道を変えるなんてことは、不可能に近い。

余程小さいやつを、早期に発見して、遠いところにあるうちにインパクトしないと無理だな。

小さいやつは、見つけにくいし、近くに来なければ分からない。

どうしようもないわけだ。

最後の悪あがきをしてもいいのだろうが、潔く諦めて、(文字通り)運を天に任せるしかあるまい。

(ロゴジン:地球を脅かす小惑星 ロシア宇宙学にとっての至上目標)
http://japanese.ruvr.ru/2013_10_18/123047656/

「ロシアのドミトリー・ロゴジン副首相は、クリミヤの天文学者らによって発見された400メートルの小惑星が、2032年に地球と衝突する危険性があることについて、ロシアの宇宙学にとっての至上目標であると指摘した。」

「また「地球外起源の物体」による侵入を予防するための国際組織の必要性も訴えており、ウラルでの巨大隕石の落下は、宇宙からの攻撃を信じない人にとっての教訓だと指摘した。」

なにやら、木曜スペシャルみたいな記事だが、怪しいネタをもとに、政治的なパフォーマンスをしているだけに見える。

たまたま、15mクラスの隕石が近所に落ちただけで、「地球外起源の物体」による侵入まで、話を膨らませるのはいかがなものか。

まあいい。

ところで、野口宇宙飛行士が会員となっている、「宇宙探検家協会」については、こちら。

(宇宙探検家協会)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%8E%A2%E6%A4%9C%E5%AE%B6%E5%8D%94%E4%BC%9A

「宇宙空間で地球を最低でも一周した人物から構成される非営利団体」とある。

バージンギャラクティックのスペースシップ2に乗っても、この会員にはなれないということだ(弾道軌道じゃ、ダメ!)。

「日本のメンバー
Toyohiro Akiyama
Akihiko Hoshide
Mamoru Mohri
Chiaki Mukai
Soichi Noguchi
Koichi Wakata
Naoko Yamazaki (L)」

秋山豊寛がメンバーになっているのが嬉しい。

「これ、本番ですか?」

もうちっと、気の利いたセリフは、思い付かなかったのかね、あん?。

「地球は青かった」とか、「私はカモメ」とか、「人類の偉大な一歩」とか・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

(The ASE NEO Committee)
http://www.space-explorers.org/committees/NEO/neo.html

「25 October
The ASE NEO Committee celebrates UN adoption of key components of its Asteroid Threats: A Call for Global Response recommendations with a panel discussion at the American Museum of Natural History in New York City.」

「10月25日
ASE NEO委員会はの主要なコンポーネントの国連採択迎えグローバルレスポンス用コール:小惑星の脅威ニューヨークアメリカ自然史博物館でパネルディスカッションと提言を。」

自動翻訳なので、がまんがまん。

ステートメントや、プレス発表もPDFで読むことが出来る。

彼らは、宇宙用リブリーザー(生命維持装置ともいう)の訓練を終えた宇宙飛行士なので、何かと親近感がある。

そうか、小惑星(隕石)が地球に害を及ぼすことを心配しているのか。

浮沈子は、その点では達観している。

そもそも、生命の故郷は宇宙空間であり、地球上の生命が現れたのも、宇宙から生命の種が飛来したからであろう。

隕石なくして、生命なしである。

その隕石の落下によって、人類の文明が滅んだとしても、なーに、また一からやり直せば済むことだ。

地球でなくても、類似した環境は、宇宙にはいくらでもあるだろう。

第二、第三の地球型生命が育まれ、インターネットが普及し、怪しげな宇宙人が、ブログを書くようになるのかもしれない。

そのネタも、きっと、星降る夜の物語だったりして・・・。