🐱ニューラリンク:テレパシー ― 2024年01月31日 03:44
ニューラリンク:テレパシー
(イーロン・マスクの脳改造企業「Neuralink」が初のヒト臨床試験に成功、考えるだけでスマホやPCを操作可能で製品名は「テレパシー」)
https://gigazine.net/news/20240130-neuralink-telepathy-elon-musk/
「人間の脳にICチップを埋め込んで「外部機器との接続」や「視覚の拡張」といった機能を提供」
「ICチップを埋め込むと、考えるだけでPCのマウスを操作できるようになります。」
「スマートフォンのキーボードを操作したり、電話の着信を操作することもできます。」
脳から信号を取り出して、例えば、脚の筋肉を動かしたりする技術は従来から試みられている。
(脊髄損傷で下半身まひの男性、インプラントで歩行可能に=スイス研究)
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-60301875
「脊髄損傷で下半身まひを患っていた男性が、スイスの研究チームが開発したインプラント(埋め込み式の電子機器)によって、再び歩けるようになった。」
「研究チームは、これは脊髄損傷を治す処置ではないと強調。この技術はまだ日常生活で使うには複雑すぎると説明」
ニューラリンクの脳インプラントは、この技術に似ているけど、脳から取り出した信号の使い方は異なる。
電子機器に接続して、デバイスを操作するわけだ。
それが、脊髄損傷に使えるかどうかは知らない。
「ブロッホ教授は、ロカッティさんにインプラントを移植し、ひとつひとつの神経に電極を装着した。」(ブロッホ教授:神経治療・ニューロモデュレーション研究所(LNTM)の神経外科医ジョスリン・ブロッホ教授)
ニューラリンクでは、手術用ロボットが脳に電極を繋いでいく。
ああ、浮沈子は想像しただけで鳥肌が立ってくる。
そういうのは苦手だからな・・・。
(ニューラリンクが人間への脳インプラントを初めて実施、「脳とコンピューターの接続」における重要なマイルストーンになる)
https://wired.jp/article/elon-musk-neuralink-human-patient-brain-implant/
「マスクはニューラリンクの最終的な目標を、「人工知能(AI)との共生を達成すること」であると語ってきた。しかし、いまのところは、まひのある人々が脳を使ってカーソルやキーボードを操作できるようにするという、はるかに控えめな目標から始めている。」
いやいや、デバイスの操作が出来るようになれば、AIとの連携は目の前だろう(そうなのかあ?)。
既に、アップルのビジョンプロのようなAR/VR技術もあるしな。
「この資料によると、ニューラリンクは自社開発した手術ロボットを使い、脳の運動意思を司る部位にインプラントを埋め込む。コインほどの大きさの装置は、いったん埋め込まれると脳の信号を記録し、そのデータを解読用アプリにワイヤレスで送信するように設計されている。」
脳インプラントの歴史は20年ほど前に遡る。
「最初の被験者マット・ネイグルがBCIを装着したのは、2004年のことだ。それから長年にわたり、それらのシステムはまひした人々がビデオゲームをプレイしたり、ロボットアームを動かしたり、思考だけを使ってメールを書いたりすることを可能にしてきた。」
「競合のひとつでニューヨークを拠点とするSynchronは、ニューラリンクに先んじて人間にBCIを埋め込んだだけではない。自社の装置が安全であり、まひのある患者たちが自宅にいながらウェブの閲覧やネットショッピング、ネットバンキングをこなせることを示してきた」(BCI:ブレインコンピューターインターフェイス)
じゃあ、ニューラリンクが話題になっているのはなぜ?。
競争相手より遅れて登場し、デバイスを操作するだけの機能しかないのに・・・。
記事では、そこのところがよく分からない。
ワイアードの記事に出てくるシンクロンを調べてみる。
(ニューラリンクの経静脈を狙う脳インプラント会社 シンクロンの電極は血管を介して送達されます)
https://spectrum.ieee.org/synchron-bci
「半年以上にわたり、6 人が脳の血管にセンサーを埋め込み、コンピューターと直接通信できるようにして生活を続けています。」
「Synchron デバイスの大きな利点の 1 つは、開脳手術を必要としないことです。代わりに、ステントのように送達されます。 16 個の電極アレイが後ろにリード線を引き、首の頸静脈に挿入され、脳の運動皮質近くの血管を蛇行します。目的地に到達すると、血管の内壁にぴったり合う管状の足場の中に飛び出します。そこで、ステントロードは近くの脳組織から来る電気活動を記録します。 Stentrode は胸部にある小型の送受信機にリード線で接続されており、外部のデジタル デバイスにデータを無線で送信します。」
ニューラリンクに比べて、ちょっと大がかりではあるけど、それでも無線で飛ばせるし、開頭手術を要しない点は簡便だ。
「Synchron のシステムが現在生成できる唯一のコンピュータ コマンドは、クリックとスクロール機能」
まあ、シンプルだが、工夫すれば十分実用になる。
「Synchron の競合他社には、イーロン・マスク氏のNeuralinkやライバルの Precision Neuroscienceが含まれます。 Neuralink の BCI は、64 本の極細糸に分散された 1,024 個の電極を備えており、これらの電極はカスタム ロボットによって外科的に埋め込まれる必要があります。」
電極の数は、確かに違うな。
「Precision Neuroscience の BCI は、1 平方センチメートルの柔軟なフィルム上に 1,024 個の電極を備えています。同社は2023年に、 人間が無関係な腫瘍の手術を受けている間に脳の表面にフィルムを一時的に配置する パイロット研究を実施した。」
うーん、なんか痛そう・・・。
「私たちはシステムのシンプルさの特長に傾倒しています」(Synchron の Oxley 氏)
「運動の動きを表す脳信号は予測可能であり、どの人でも同様であるため、パターンはすぐに解読できると彼は言います。ユーザーは、その人固有の脳パターンを認識するための深層学習アルゴリズムのトレーニングに何週間も何ヶ月も費やす必要はありません。」
「私たちのデバイスは初日から機能します」
AIとの連携を目指すニューラリンクと、シンプルな適用で先行実績を積み上げているシンクロン、独自路線のプロシジョンニューロサイエンス。
研究室を飛び出して、治療技術として発展できるのか。
さらに、人類が生まれた時から装着して洗脳ツールとなるかも知れない怪しげなアイテムに発展するのか(やっぱ、ビッグブラザーにハッキングされちまうでしょ?)。
新型コロナのワクチンの中には、極小のデバイスが仕込まれていて、今でも浮沈子の頭の中に留まって妄想を掻き立てているに違いないのだ・・・。
人は妄想すると石(チップ)のせいにするって言うからな(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
「(テレパシーを脳に埋め込むと)考えるだけでスマートフォンやコンピューターおよびそれらに接続したデバイスを操作できるようになります。手足を失った人々が最初のユーザーとなります。スティーヴン・ホーキングがタイピストや競売人よりも素早くコミュニケーションできることを想像してみてください。それが私たちのゴールです」(初出のギガジンの記事)
健常者に埋め込むことが出来れば、ビッグビジネスになる。
スターリンクにつながって、地球の裏側の人々(もちろん、彼らもニューラリスト(!)だ)と、脳と脳とで会話する(どーやって?)。
そこは企業秘密に違いない。
なんたって、商品名は「テレパシー」だからな・・・。
(イーロン・マスクの脳改造企業「Neuralink」が初のヒト臨床試験に成功、考えるだけでスマホやPCを操作可能で製品名は「テレパシー」)
https://gigazine.net/news/20240130-neuralink-telepathy-elon-musk/
「人間の脳にICチップを埋め込んで「外部機器との接続」や「視覚の拡張」といった機能を提供」
「ICチップを埋め込むと、考えるだけでPCのマウスを操作できるようになります。」
「スマートフォンのキーボードを操作したり、電話の着信を操作することもできます。」
脳から信号を取り出して、例えば、脚の筋肉を動かしたりする技術は従来から試みられている。
(脊髄損傷で下半身まひの男性、インプラントで歩行可能に=スイス研究)
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-60301875
「脊髄損傷で下半身まひを患っていた男性が、スイスの研究チームが開発したインプラント(埋め込み式の電子機器)によって、再び歩けるようになった。」
「研究チームは、これは脊髄損傷を治す処置ではないと強調。この技術はまだ日常生活で使うには複雑すぎると説明」
ニューラリンクの脳インプラントは、この技術に似ているけど、脳から取り出した信号の使い方は異なる。
電子機器に接続して、デバイスを操作するわけだ。
それが、脊髄損傷に使えるかどうかは知らない。
「ブロッホ教授は、ロカッティさんにインプラントを移植し、ひとつひとつの神経に電極を装着した。」(ブロッホ教授:神経治療・ニューロモデュレーション研究所(LNTM)の神経外科医ジョスリン・ブロッホ教授)
ニューラリンクでは、手術用ロボットが脳に電極を繋いでいく。
ああ、浮沈子は想像しただけで鳥肌が立ってくる。
そういうのは苦手だからな・・・。
(ニューラリンクが人間への脳インプラントを初めて実施、「脳とコンピューターの接続」における重要なマイルストーンになる)
https://wired.jp/article/elon-musk-neuralink-human-patient-brain-implant/
「マスクはニューラリンクの最終的な目標を、「人工知能(AI)との共生を達成すること」であると語ってきた。しかし、いまのところは、まひのある人々が脳を使ってカーソルやキーボードを操作できるようにするという、はるかに控えめな目標から始めている。」
いやいや、デバイスの操作が出来るようになれば、AIとの連携は目の前だろう(そうなのかあ?)。
既に、アップルのビジョンプロのようなAR/VR技術もあるしな。
「この資料によると、ニューラリンクは自社開発した手術ロボットを使い、脳の運動意思を司る部位にインプラントを埋め込む。コインほどの大きさの装置は、いったん埋め込まれると脳の信号を記録し、そのデータを解読用アプリにワイヤレスで送信するように設計されている。」
脳インプラントの歴史は20年ほど前に遡る。
「最初の被験者マット・ネイグルがBCIを装着したのは、2004年のことだ。それから長年にわたり、それらのシステムはまひした人々がビデオゲームをプレイしたり、ロボットアームを動かしたり、思考だけを使ってメールを書いたりすることを可能にしてきた。」
「競合のひとつでニューヨークを拠点とするSynchronは、ニューラリンクに先んじて人間にBCIを埋め込んだだけではない。自社の装置が安全であり、まひのある患者たちが自宅にいながらウェブの閲覧やネットショッピング、ネットバンキングをこなせることを示してきた」(BCI:ブレインコンピューターインターフェイス)
じゃあ、ニューラリンクが話題になっているのはなぜ?。
競争相手より遅れて登場し、デバイスを操作するだけの機能しかないのに・・・。
記事では、そこのところがよく分からない。
ワイアードの記事に出てくるシンクロンを調べてみる。
(ニューラリンクの経静脈を狙う脳インプラント会社 シンクロンの電極は血管を介して送達されます)
https://spectrum.ieee.org/synchron-bci
「半年以上にわたり、6 人が脳の血管にセンサーを埋め込み、コンピューターと直接通信できるようにして生活を続けています。」
「Synchron デバイスの大きな利点の 1 つは、開脳手術を必要としないことです。代わりに、ステントのように送達されます。 16 個の電極アレイが後ろにリード線を引き、首の頸静脈に挿入され、脳の運動皮質近くの血管を蛇行します。目的地に到達すると、血管の内壁にぴったり合う管状の足場の中に飛び出します。そこで、ステントロードは近くの脳組織から来る電気活動を記録します。 Stentrode は胸部にある小型の送受信機にリード線で接続されており、外部のデジタル デバイスにデータを無線で送信します。」
ニューラリンクに比べて、ちょっと大がかりではあるけど、それでも無線で飛ばせるし、開頭手術を要しない点は簡便だ。
「Synchron のシステムが現在生成できる唯一のコンピュータ コマンドは、クリックとスクロール機能」
まあ、シンプルだが、工夫すれば十分実用になる。
「Synchron の競合他社には、イーロン・マスク氏のNeuralinkやライバルの Precision Neuroscienceが含まれます。 Neuralink の BCI は、64 本の極細糸に分散された 1,024 個の電極を備えており、これらの電極はカスタム ロボットによって外科的に埋め込まれる必要があります。」
電極の数は、確かに違うな。
「Precision Neuroscience の BCI は、1 平方センチメートルの柔軟なフィルム上に 1,024 個の電極を備えています。同社は2023年に、 人間が無関係な腫瘍の手術を受けている間に脳の表面にフィルムを一時的に配置する パイロット研究を実施した。」
うーん、なんか痛そう・・・。
「私たちはシステムのシンプルさの特長に傾倒しています」(Synchron の Oxley 氏)
「運動の動きを表す脳信号は予測可能であり、どの人でも同様であるため、パターンはすぐに解読できると彼は言います。ユーザーは、その人固有の脳パターンを認識するための深層学習アルゴリズムのトレーニングに何週間も何ヶ月も費やす必要はありません。」
「私たちのデバイスは初日から機能します」
AIとの連携を目指すニューラリンクと、シンプルな適用で先行実績を積み上げているシンクロン、独自路線のプロシジョンニューロサイエンス。
研究室を飛び出して、治療技術として発展できるのか。
さらに、人類が生まれた時から装着して洗脳ツールとなるかも知れない怪しげなアイテムに発展するのか(やっぱ、ビッグブラザーにハッキングされちまうでしょ?)。
新型コロナのワクチンの中には、極小のデバイスが仕込まれていて、今でも浮沈子の頭の中に留まって妄想を掻き立てているに違いないのだ・・・。
人は妄想すると石(チップ)のせいにするって言うからな(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
「(テレパシーを脳に埋め込むと)考えるだけでスマートフォンやコンピューターおよびそれらに接続したデバイスを操作できるようになります。手足を失った人々が最初のユーザーとなります。スティーヴン・ホーキングがタイピストや競売人よりも素早くコミュニケーションできることを想像してみてください。それが私たちのゴールです」(初出のギガジンの記事)
健常者に埋め込むことが出来れば、ビッグビジネスになる。
スターリンクにつながって、地球の裏側の人々(もちろん、彼らもニューラリスト(!)だ)と、脳と脳とで会話する(どーやって?)。
そこは企業秘密に違いない。
なんたって、商品名は「テレパシー」だからな・・・。
🐱米国大統領選挙:日米安保 ― 2024年01月31日 14:14
米国大統領選挙:日米安保
(アメリカ合衆国側では日米安保をどこまで評価しているのだろうか(2023年公開版))
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/5956f0f40353c5c08fecda3eb2d84028e27329b5
「2017年度以降の回答では、複数の設問で一般人の回答値において大きな減少が生じている。対日本だけならばアメリカ合衆国の一般人における日本離れが起きた結果かもしれないが、他の諸外国への認識でも同様の傾向が見られる」
米国の日米安保への関心が総じて高いことは意外だったが、有識者はともかく、一般人の関心が下がって来ていることは気になる。
記事の筆者は、「2017年度以降においてそれまでと比べ、設問の様式に何か変化が生じた可能性の方は高い。」としているが、同時に「有識者では同じようなイレギュラー的な現象が生じていないことも併せ、2017年度以降の一般人の回答動向に関しては、慎重に判断をする必要がある。」としている。
浮沈子的には、米国の孤立主義への傾倒が深まっているだけだと見ているけどな。
トランプ政権の誕生も影響しているんだろう。
ちょっと気になる記事も出ている。
(トランプ氏再選なら「さらに悪い4年に」、ボルトン氏 回顧録の新序文)
https://jp.reuters.com/world/taiwan/6K44ED7UQFO3LMY26KVRLBNISE-2024-01-30/
「トランプ氏は再選されれば、米国は北大西洋条約機構(NATO)から脱退し、ロシアが侵攻を続けるウクライナへの支援を制限するなど、総じて孤立主義を追求する可能性があると警告」(米トランプ政権時代に大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたジョン・ボルトン氏)
「国家安全保障ほど、トランプ氏の逸脱による破壊的な影響にさらされる分野はない」(同上)
「トランプ氏2期目のウクライナ政策は、ロシア側に有利となるのは不可避だ」(同上)
「台湾や中国周辺の他国は「トランプ氏2期目で真の危険に直面する」と警鐘を鳴らした。」(同上)
日米同盟については触れられていないが、NATO脱退、ウクライナ降伏不可避(そうなのかあ?)、中国周辺の他国(当然、我が国も含まれるだろう)が「真の危機」に直面するとされている中、日米安保だけが強固に守られると考えるのは虫が良過ぎるだろう。
最近流行りのフレーズは「もしトラ」なんだそうだ。
(“もしトラ”の世界 トランプ氏再来に各国はすでに戦々恐々【風をよむ】サンデーモーニング)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/966547?display=1
「共和党の予備選挙で、2連勝したトランプ氏をめぐって、ある言葉が、ささやかれ始めています。」
「人類滅亡まで90秒ですー」
なーんだ、終末時計か・・・。
「実はこの終末時計、2017年に30秒進められたことがあります。その理由が、トランプ大統領の誕生でした。」
なんと・・・。
「トランプ氏が核兵器の強化などに言及していたことから、世界の安全性低下につながるとされた」
「トランプ氏の“返り咲き”が現実味を帯びる中、メディアで使われ始めた言葉があります。」
「「もしトラ」―「もしトランプ氏が再び大統領に返り咲いたら」を略した 言葉。世界は今、この「もしトラ」に備え、戦々恐々と身構えます。」
「我々は勝つ以外に選択肢はない。勝たなければこの国は終わる」(トランプ前大統領)
いやあ、勝ったら勝ったで、「世界が終わる」と思っている国は多いいんじゃないのかあ?。
終末時計の針は、どこまで進むんだろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(トランプ氏、大差でリード 共和サウスカロライナ予備選―資金繰りでは苦戦・米大統領選)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024020200689&g=int
「支持率はトランプ氏の58%に対し、ヘイリー氏は32%。男女別や全ての年代で、トランプ氏がヘイリー氏を上回った。」
サウスカロライナは、ヘイリー氏の地元だし、知事経験もある。
やれやれ・・・。
(トランプ復活ほぼ確実?「もしトラ」で日本が襲われる3つの悪夢とは)
https://diamond.jp/articles/-/337837
「2月24日にヘイリー氏の地元であるサウスカロライナ州の予備選挙では少なくとも1勝できるはずで、候補選びの趨勢(すうせい)が決まるといわれている3月5日のスーパーチューズデーまで、わずかながらチャンスが残っている状況です。」
この調子だと、3月までもたない可能性があるな。
「未来予測の専門家」もあてにはならない。
「一つ目に、共和党の候補者はトランプ候補でほぼ決まり」
「重要なのは二つ目で、11月の大統領選挙の本選でも間違いなくトランプ候補が、民主党現職のバイデン大統領に勝つでしょう。」
激戦区での支持率がトランプ有利となっているためだが、米国民は既に世論調査と選挙での投票行動を使い分けている。
まあ、そういうことなら、サウスカロライナでもどうなるかは分からんけどな。
「私は7割方、この予測が当たると思っています」(トランプ新大統領復活の可能性が高い)
「原理原則としては「米国第一主義」「保護主義」「同盟軽視」が基本姿勢」
地政学的リスクが増大し、米国の中国たたきで日本企業が危機に直面するという話だが、輸出入とも最大の貿易相手国が中国である我が国は、間違いなくリスクを抱える。
「日本政府はある程度、アメリカに追随する」
ちょっと考え直した方がいいのではないか。
「アメリカ第一主義、保護主義、分断主義」
結果的には米国にとってもマイナスだろうが、それが米国民の選択なら仕方ない。
中東ではイスラエルとイランがドンパチ始め、欧州ではNATOとロシアが直接交戦し、台湾や朝鮮半島も火を噴く。
もちろん、浮沈子の妄想の中では日米安保は破棄され、我が国は東アジアの紛争に直接巻き込まれていく。
トランプ政権が復活した時、それを一時的なアクシデント(!)として対応するのではなく、恒久的なトレンドとして捉えることが重要だ。
もしトラ→まずトラな発想も重要だが、それが一過性ではないことの方がさらに重要だろう。
ウクライナは、明日の我が国の姿だ。
欧米に踊らされて、結局は負ける。
明日は我が身だな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(激戦州でトランプ氏優位でも有罪なら半数強は支持せず、2024年米大統領選世論調査)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/02/0e7e12aab23f2f14.html
「トランプ氏が全7州(以下参照)でバイデン氏を上回った。」
・アリゾナ州:3ポイント差
・ジョージア州:8
・ミシガン州:5
・ネバダ州:8
・ノースカロライナ州:10
・ペンシルベニア州:3
・ウィスコンシン州:5
これらの州は、前回の大統領選挙で、3パーセント以下の差で争われた「激戦州」と言われている。
(バイデン氏の再選への最善の道はサンベルトではなく五大湖を通る)
https://edition.cnn.com/2024/02/03/politics/biden-trump-2024-election-great-lakes/index.html
「全国世論調査にはほとんど意味がありません。」
「選挙人団を通じて州ごとに選挙に勝利します。」
「2020年に遡ると、最も近い激戦州(つまり、3ポイント以下で決定された州)は、五大湖周辺(ミシガン州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州)またはサンベルト沿い(アリゾナ州、ジョージア州、ネバダ州、ノースカロライナ州)のいずれかでした。」
CNNの原文は初めて読んだんだが、分かり辛いことこの上ない。
米国の有権者のほとんどは、こんな記事など読んでいないに違いない(未確認!)。
2つの記事をドッキングさせるとこうなる。
・アリゾナ州:3ポイント差:サンベルト:トランプ氏が総じて明らかに有利
・ジョージア州:8:サンベルト:ー1→8
・ミシガン州:5:五大湖:五大湖の激戦州調査でバイデン氏が最も弱い
・ネバダ州:8:サンベルト:トランプ支持が強かった
・ノースカロライナ州:10:サンベルト:バイデンにとっては良くなかった
・ペンシルベニア州:3:五大湖:バイデン氏とトランプ氏がリードを交換(誤差の範囲内)
・ウィスコンシン州:5:五大湖:ー1→0
浮沈子的に整理するとこうなる。
・アリゾナ州:3:サンベルト:トランプ
・ジョージア州:8:サンベルト:トランプ
・ミシガン州:5:五大湖:トランプ
・ネバダ州:8:サンベルト:トランプ
・ノースカロライナ州:10:サンベルト:トランプ
・ペンシルベニア州:3:五大湖:ビミョー
・ウィスコンシン州:5:五大湖:ビミョー
ちなみに、ノースカロライナ州は、2020年の大統領選挙でトランプさんが唯一勝利している(ほか6州はバイデン勝利)。
世論調査を見る限り、11月5日の大統領選挙でバイデンが再選される見込みはない。
トランプさんの勝利だ。
やれやれ・・・。
「もしバイデンが2020年にこれら3州に加え、少なくとも5ポイント差で勝ったすべての州を制すれば、選挙人団で最低限の勝利を収めることになるだろう。」
浮沈子は、ミシガン州をトランプさんが取ると見ているからな。
ペンシルベニア州とウィスコンシン州もビミョーだし。
バイデンは苦しい。
この時期、世論調査だけで判断するのはいかがなものかいうことはある。
米国の景気は好調だ。
本来なら、現政権にとって追い風な状況のはずが、物価が高騰しちまって、経済のメリットをぶち壊している。
対外政策でもポイントを稼げず、移民問題で共和党議会勢力に振り回されている。
浮沈子は、バイデン再選と見ているけど、世間の風向きは「もしトラ」か、既に「まずトラ」(まず、トランプ再選を前提として考えよう)に変わっている。
まあいい。
米国の未来は、米国民が決める。
ロシアのプーチンでもなければ、中国の習近平でもない。
しかし、それ以上に、欧州のミシェルでもなければ、ましてやウクライナのゼレンスキーではないのだ。
今のところ、激戦州の大部分はトランプ優勢で推移している(傾向は、むしろトランプ有利に動いている)。
だが、実際の投票行動は別の話だ。
米国民は、世論調査で回答した通りには行動しない。
今回も接戦が予想される中、結果は蓋を開けてみるまでは分からない。
トランプさんが大統領になれば、州兵を動員して反対派を鎮圧すると公言しているからな。
世界は、自由で民主的な勢力と、専制的で独裁的な勢力に2分されているというのは米国のストーリーだが、その米国自身が専制国家になっちまうわけだ(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
そうなってもわが国は、米国追従の姿勢を続けるんだろう。
おっと、我が国自体も専制的で独裁的になるのかもな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(米国選挙人団:年表)
https://en.wikipedia.org/wiki/United_States_Electoral_College#Chronological_table
2024年の定数は、2020年とは少し異なるので確認しておく(増減は旧→新で表示)。
・デラウエア:3:民主
・ペンシルバニア:20→19:激戦州(五大湖)
・ニュージャージー:14:民主
・ジョージア:16:激戦州(サンベルト)
・コネチカット:7:民主
・マサチューセッツ:11:民主
・メリーランド:10:民主
・サウスカロライナ:9:共和
・ニューハンプシャー:4:民主
・バージニア:13:民主
(民主:62、共和:9、激戦州(五大湖):20→19:ー1、激戦州(サンベルト):16、小計:106:ー1)
・ニューヨーク:29→28:民主
・ノースカロライナ:15→16:激戦州(サンベルト)
・ロードアイランド:4:民主
・バーモント:3:民主
・ケンタッキー:8:共和
・テネシー:11:共和
・オハイオ:18→17:共和
・ルイジアナ:8:共和
・インディアナ:11:共和
・ミシシッピ:6:共和
(民主:36→35:ー1、共和:62→61:ー1、激戦州(五大湖):0、激戦州(サンベルト):15→16:+1、小計:112:ー1)
・イリノイ:20→19:民主
・アラバマ:9:共和
・メイン:4:民主3+共和1
・ミズーリ:10:共和
・アーカンソー:6:共和
・ミシガン:16→15:激戦州(五大湖)
・フロリダ:29→30:共和
・テキサス:38→40:共和
・アイオワ:6:共和
・ウィスコンシン:10:激戦州(五大湖)
(民主:23→22:ー1、共和:99→102:+3、激戦州(五大湖):24→25:ー1、激戦州(サンベルト):0、小計:149:+1)
・カリフォルニア:55→54:民主
・ミネソタ:10:民主
・オレゴン:7→8:民主
・カンザス:6:共和
・ウェストバージニア:5→4:共和
・ネバダ:6:激戦州(サンベルト)
・ネブラスカ:5:民主1+共和4
・コロラド:9→10:民主
・ノースダコタ:3:共和
・サウス・ダコタ:3:共和
(民主:82→83:+1、共和:21→20:ー1、激戦州(五大湖):0、激戦州(サンベルト):6、小計:109:0)
・モンタナ:3→4:共和
・ワシントン:12:民主
・アイダホ:4:共和
・ワイオミング:3:共和
・ユタ:6:共和
・オクラホマ:7:共和
・ニューメキシコ:5:民主
・アリゾナ:11:激戦州(サンベルト)
・アラスカ:3:共和
・ハワイ:4:民主
・コロンビア特別区:3:民主
(民主:24、共和:26→27:+1、激戦州(五大湖):0、激戦州(サンベルト):11:小計:62:+1)
民主:227→226:ー1、共和:217→219:+2、激戦州(五大湖):46→44:ー2、激戦州(サンベルト):48→49:+1、合計:538:0
前回よりも共和党にちょびっと有利か(鉄板州で+2、サンベルトで+1)。
269人の選挙人投票で、ちょうど半数になる。
過半数の獲得ということなので、270人が必要だ。
CNNは、上記の集計で前回の結果を踏まえた民主党226に加えて、激戦州(五大湖)44を加えて、ちょうど270人になると皮算用しているわけだ。
様々なメディアで報じられているが、米国の大統領選挙は全国対象の世論調査とは関係なく決まる。
んなもんに、実質的な意味はない(そうなのかあ?)。
もちろん、メディアはそれを報じることで、大統領選挙制度そのものを問題にしているということもある(殆どのメディアは、レガシーな制度に反対だからな)。
「批判者たちは、この法案は国民の民意を代表するものではないと主張する。勝者総取りシステム、特に人口に比例しない代表制は、「1 人 1 票」の原則と一致しません。批評家は、選挙人の分布により、人口の少ない州の個々の国民が大きな州の国民よりも多くの投票権を持っているという不公平に反対している。これは、各州が任命する選挙人の数はその議会代表団の規模に等しく、各州は人口に関係なく少なくとも 3 人の選挙人を得る権利があり、残りの法定定数の配分は大まかにすぎないためである。比例します。この配分は、 1824年、1876年、1888年、2000年、2016年に全国一般投票で次点者が大統領に選出されるのに貢献した。 さらに、信仰を持たない選挙人は公約に従って投票しない可能性がある。さらに反対は、候補者が激戦州に選挙運動を集中させていることである。」
自動翻訳はややワケワカだが、言わんとするところは通じる。
が、今年の大統領選挙も、制度疲労を抱えた選挙システムで行われる。
人工衛星のネットワークが地球を覆い、光の速さで通信が可能になっても、レガシーな選挙制度は生き残っている。
選挙人が全米から馬車で移動して集まり、投票していた時代の名残だからな。
だが、それを決めるのも、米国民だ。
その結果によっては、世界を大混乱に陥れる選挙制度は、彼らによって維持されている。
わが国だって、人のことは言えない。
1票の格差を問題にしたら、米国の比ではないだろう(未確認)。
その選挙制度を維持しているのは、我々自身の選択だ。
幸い(?)、その選択が世界を大混乱に陥らせる心配は少ないけどな。
日米同盟が一方的に破棄され、北東アジアでドンパチが始まれば、多少は影響があるかも知れない。
他山の石とすべきかもな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(バイデン氏、激戦ネバダ州を訪問 20年は僅差でトランプ氏に勝利)
https://jp.reuters.com/world/us/KV2BHQ2VPVJLNAUISMPGEEZSMM-2024-02-05/
「同州では、バイデン氏が2020年大統領選で共和党のトランプ大統領(当時)を3万3596票(3%弱)の僅差で下した。世論調査によれば、今年の両者の再戦も接戦になりそうだ。」
ロイターは、世論調査の具体な数字には触れていない。
米国の総合情報サービス企業ブルームバーグと調査会社モーニング・コンサルトは1月31日に発表した世論調査によれば、ネバダでは8ポイント差でトランプリードとなっている。
接戦じゃない。
逆転だ。
「われわれは勝たなければならない」(バイデン大統領)
そのとおり。
ネバダ(選挙人6)で負けるようなことがあれば、再選は危うくなる。
サンベルトだから、取れなくても仕方ないけど、そうなると270しか見込めない。
ギリギリ過ぎるし、五大湖周辺でミシガン(選挙人15)を落とせば逆転して敗北する。
ネバダは、可能な限り取りたい。
いや、取らなければならない。
よその国の選挙だから、浮沈子的には冷静に見ているつもりだが、トランプ再選で大混乱になることを考えると、バイデンには頑張ってもらいたいし、今のところ、そうなると予想している。
全国的な世論調査に意味はないし、選挙区ごとの調査も、この時期では参考程度にしかならない。
実際の投票行動は、世論調査とは異なる。
バイデン政権には、とっておきの秘策もあるしな。
戦争だ。
現職大統領の最大の武器でもある(来年の今頃には、それが再びトランプさんの手に渡る!?)。
政策的に、イランと直接ドンパチやるのは難しいだろうけど、中東でひと暴れするくらいは想定の範囲内だ。
フーシ派(イエメン)辺りは、格好の餌食だろう。
紅海の安全を確保するためという、国際的な大義名分もあるしな。
イスラエルに対する軍事的支援にもなるから、国内のユダヤ人ロビーにも受け入れられやすい。
イラク、シリア、レバノン、ヨルダン辺りに深入りすると、泥沼になる。
この辺りは、さじ加減が重要だ。
まあいい。
イスラエルが言うことを聞かないのは悩みの種だが、あっちにもお家の事情があるから仕方ない。
バイデンは、ネバダ(6)で勝たなければならない。
それでも、ミシガン(15)を失えば、カバーはできない。
負ける。
タイミング的には民主党の予備選だが、既に本選モードだ。
(アメリカ合衆国側では日米安保をどこまで評価しているのだろうか(2023年公開版))
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/5956f0f40353c5c08fecda3eb2d84028e27329b5
「2017年度以降の回答では、複数の設問で一般人の回答値において大きな減少が生じている。対日本だけならばアメリカ合衆国の一般人における日本離れが起きた結果かもしれないが、他の諸外国への認識でも同様の傾向が見られる」
米国の日米安保への関心が総じて高いことは意外だったが、有識者はともかく、一般人の関心が下がって来ていることは気になる。
記事の筆者は、「2017年度以降においてそれまでと比べ、設問の様式に何か変化が生じた可能性の方は高い。」としているが、同時に「有識者では同じようなイレギュラー的な現象が生じていないことも併せ、2017年度以降の一般人の回答動向に関しては、慎重に判断をする必要がある。」としている。
浮沈子的には、米国の孤立主義への傾倒が深まっているだけだと見ているけどな。
トランプ政権の誕生も影響しているんだろう。
ちょっと気になる記事も出ている。
(トランプ氏再選なら「さらに悪い4年に」、ボルトン氏 回顧録の新序文)
https://jp.reuters.com/world/taiwan/6K44ED7UQFO3LMY26KVRLBNISE-2024-01-30/
「トランプ氏は再選されれば、米国は北大西洋条約機構(NATO)から脱退し、ロシアが侵攻を続けるウクライナへの支援を制限するなど、総じて孤立主義を追求する可能性があると警告」(米トランプ政権時代に大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたジョン・ボルトン氏)
「国家安全保障ほど、トランプ氏の逸脱による破壊的な影響にさらされる分野はない」(同上)
「トランプ氏2期目のウクライナ政策は、ロシア側に有利となるのは不可避だ」(同上)
「台湾や中国周辺の他国は「トランプ氏2期目で真の危険に直面する」と警鐘を鳴らした。」(同上)
日米同盟については触れられていないが、NATO脱退、ウクライナ降伏不可避(そうなのかあ?)、中国周辺の他国(当然、我が国も含まれるだろう)が「真の危機」に直面するとされている中、日米安保だけが強固に守られると考えるのは虫が良過ぎるだろう。
最近流行りのフレーズは「もしトラ」なんだそうだ。
(“もしトラ”の世界 トランプ氏再来に各国はすでに戦々恐々【風をよむ】サンデーモーニング)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/966547?display=1
「共和党の予備選挙で、2連勝したトランプ氏をめぐって、ある言葉が、ささやかれ始めています。」
「人類滅亡まで90秒ですー」
なーんだ、終末時計か・・・。
「実はこの終末時計、2017年に30秒進められたことがあります。その理由が、トランプ大統領の誕生でした。」
なんと・・・。
「トランプ氏が核兵器の強化などに言及していたことから、世界の安全性低下につながるとされた」
「トランプ氏の“返り咲き”が現実味を帯びる中、メディアで使われ始めた言葉があります。」
「「もしトラ」―「もしトランプ氏が再び大統領に返り咲いたら」を略した 言葉。世界は今、この「もしトラ」に備え、戦々恐々と身構えます。」
「我々は勝つ以外に選択肢はない。勝たなければこの国は終わる」(トランプ前大統領)
いやあ、勝ったら勝ったで、「世界が終わる」と思っている国は多いいんじゃないのかあ?。
終末時計の針は、どこまで進むんだろうな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(トランプ氏、大差でリード 共和サウスカロライナ予備選―資金繰りでは苦戦・米大統領選)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024020200689&g=int
「支持率はトランプ氏の58%に対し、ヘイリー氏は32%。男女別や全ての年代で、トランプ氏がヘイリー氏を上回った。」
サウスカロライナは、ヘイリー氏の地元だし、知事経験もある。
やれやれ・・・。
(トランプ復活ほぼ確実?「もしトラ」で日本が襲われる3つの悪夢とは)
https://diamond.jp/articles/-/337837
「2月24日にヘイリー氏の地元であるサウスカロライナ州の予備選挙では少なくとも1勝できるはずで、候補選びの趨勢(すうせい)が決まるといわれている3月5日のスーパーチューズデーまで、わずかながらチャンスが残っている状況です。」
この調子だと、3月までもたない可能性があるな。
「未来予測の専門家」もあてにはならない。
「一つ目に、共和党の候補者はトランプ候補でほぼ決まり」
「重要なのは二つ目で、11月の大統領選挙の本選でも間違いなくトランプ候補が、民主党現職のバイデン大統領に勝つでしょう。」
激戦区での支持率がトランプ有利となっているためだが、米国民は既に世論調査と選挙での投票行動を使い分けている。
まあ、そういうことなら、サウスカロライナでもどうなるかは分からんけどな。
「私は7割方、この予測が当たると思っています」(トランプ新大統領復活の可能性が高い)
「原理原則としては「米国第一主義」「保護主義」「同盟軽視」が基本姿勢」
地政学的リスクが増大し、米国の中国たたきで日本企業が危機に直面するという話だが、輸出入とも最大の貿易相手国が中国である我が国は、間違いなくリスクを抱える。
「日本政府はある程度、アメリカに追随する」
ちょっと考え直した方がいいのではないか。
「アメリカ第一主義、保護主義、分断主義」
結果的には米国にとってもマイナスだろうが、それが米国民の選択なら仕方ない。
中東ではイスラエルとイランがドンパチ始め、欧州ではNATOとロシアが直接交戦し、台湾や朝鮮半島も火を噴く。
もちろん、浮沈子の妄想の中では日米安保は破棄され、我が国は東アジアの紛争に直接巻き込まれていく。
トランプ政権が復活した時、それを一時的なアクシデント(!)として対応するのではなく、恒久的なトレンドとして捉えることが重要だ。
もしトラ→まずトラな発想も重要だが、それが一過性ではないことの方がさらに重要だろう。
ウクライナは、明日の我が国の姿だ。
欧米に踊らされて、結局は負ける。
明日は我が身だな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(激戦州でトランプ氏優位でも有罪なら半数強は支持せず、2024年米大統領選世論調査)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/02/0e7e12aab23f2f14.html
「トランプ氏が全7州(以下参照)でバイデン氏を上回った。」
・アリゾナ州:3ポイント差
・ジョージア州:8
・ミシガン州:5
・ネバダ州:8
・ノースカロライナ州:10
・ペンシルベニア州:3
・ウィスコンシン州:5
これらの州は、前回の大統領選挙で、3パーセント以下の差で争われた「激戦州」と言われている。
(バイデン氏の再選への最善の道はサンベルトではなく五大湖を通る)
https://edition.cnn.com/2024/02/03/politics/biden-trump-2024-election-great-lakes/index.html
「全国世論調査にはほとんど意味がありません。」
「選挙人団を通じて州ごとに選挙に勝利します。」
「2020年に遡ると、最も近い激戦州(つまり、3ポイント以下で決定された州)は、五大湖周辺(ミシガン州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州)またはサンベルト沿い(アリゾナ州、ジョージア州、ネバダ州、ノースカロライナ州)のいずれかでした。」
CNNの原文は初めて読んだんだが、分かり辛いことこの上ない。
米国の有権者のほとんどは、こんな記事など読んでいないに違いない(未確認!)。
2つの記事をドッキングさせるとこうなる。
・アリゾナ州:3ポイント差:サンベルト:トランプ氏が総じて明らかに有利
・ジョージア州:8:サンベルト:ー1→8
・ミシガン州:5:五大湖:五大湖の激戦州調査でバイデン氏が最も弱い
・ネバダ州:8:サンベルト:トランプ支持が強かった
・ノースカロライナ州:10:サンベルト:バイデンにとっては良くなかった
・ペンシルベニア州:3:五大湖:バイデン氏とトランプ氏がリードを交換(誤差の範囲内)
・ウィスコンシン州:5:五大湖:ー1→0
浮沈子的に整理するとこうなる。
・アリゾナ州:3:サンベルト:トランプ
・ジョージア州:8:サンベルト:トランプ
・ミシガン州:5:五大湖:トランプ
・ネバダ州:8:サンベルト:トランプ
・ノースカロライナ州:10:サンベルト:トランプ
・ペンシルベニア州:3:五大湖:ビミョー
・ウィスコンシン州:5:五大湖:ビミョー
ちなみに、ノースカロライナ州は、2020年の大統領選挙でトランプさんが唯一勝利している(ほか6州はバイデン勝利)。
世論調査を見る限り、11月5日の大統領選挙でバイデンが再選される見込みはない。
トランプさんの勝利だ。
やれやれ・・・。
「もしバイデンが2020年にこれら3州に加え、少なくとも5ポイント差で勝ったすべての州を制すれば、選挙人団で最低限の勝利を収めることになるだろう。」
浮沈子は、ミシガン州をトランプさんが取ると見ているからな。
ペンシルベニア州とウィスコンシン州もビミョーだし。
バイデンは苦しい。
この時期、世論調査だけで判断するのはいかがなものかいうことはある。
米国の景気は好調だ。
本来なら、現政権にとって追い風な状況のはずが、物価が高騰しちまって、経済のメリットをぶち壊している。
対外政策でもポイントを稼げず、移民問題で共和党議会勢力に振り回されている。
浮沈子は、バイデン再選と見ているけど、世間の風向きは「もしトラ」か、既に「まずトラ」(まず、トランプ再選を前提として考えよう)に変わっている。
まあいい。
米国の未来は、米国民が決める。
ロシアのプーチンでもなければ、中国の習近平でもない。
しかし、それ以上に、欧州のミシェルでもなければ、ましてやウクライナのゼレンスキーではないのだ。
今のところ、激戦州の大部分はトランプ優勢で推移している(傾向は、むしろトランプ有利に動いている)。
だが、実際の投票行動は別の話だ。
米国民は、世論調査で回答した通りには行動しない。
今回も接戦が予想される中、結果は蓋を開けてみるまでは分からない。
トランプさんが大統領になれば、州兵を動員して反対派を鎮圧すると公言しているからな。
世界は、自由で民主的な勢力と、専制的で独裁的な勢力に2分されているというのは米国のストーリーだが、その米国自身が専制国家になっちまうわけだ(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
そうなってもわが国は、米国追従の姿勢を続けるんだろう。
おっと、我が国自体も専制的で独裁的になるのかもな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(米国選挙人団:年表)
https://en.wikipedia.org/wiki/United_States_Electoral_College#Chronological_table
2024年の定数は、2020年とは少し異なるので確認しておく(増減は旧→新で表示)。
・デラウエア:3:民主
・ペンシルバニア:20→19:激戦州(五大湖)
・ニュージャージー:14:民主
・ジョージア:16:激戦州(サンベルト)
・コネチカット:7:民主
・マサチューセッツ:11:民主
・メリーランド:10:民主
・サウスカロライナ:9:共和
・ニューハンプシャー:4:民主
・バージニア:13:民主
(民主:62、共和:9、激戦州(五大湖):20→19:ー1、激戦州(サンベルト):16、小計:106:ー1)
・ニューヨーク:29→28:民主
・ノースカロライナ:15→16:激戦州(サンベルト)
・ロードアイランド:4:民主
・バーモント:3:民主
・ケンタッキー:8:共和
・テネシー:11:共和
・オハイオ:18→17:共和
・ルイジアナ:8:共和
・インディアナ:11:共和
・ミシシッピ:6:共和
(民主:36→35:ー1、共和:62→61:ー1、激戦州(五大湖):0、激戦州(サンベルト):15→16:+1、小計:112:ー1)
・イリノイ:20→19:民主
・アラバマ:9:共和
・メイン:4:民主3+共和1
・ミズーリ:10:共和
・アーカンソー:6:共和
・ミシガン:16→15:激戦州(五大湖)
・フロリダ:29→30:共和
・テキサス:38→40:共和
・アイオワ:6:共和
・ウィスコンシン:10:激戦州(五大湖)
(民主:23→22:ー1、共和:99→102:+3、激戦州(五大湖):24→25:ー1、激戦州(サンベルト):0、小計:149:+1)
・カリフォルニア:55→54:民主
・ミネソタ:10:民主
・オレゴン:7→8:民主
・カンザス:6:共和
・ウェストバージニア:5→4:共和
・ネバダ:6:激戦州(サンベルト)
・ネブラスカ:5:民主1+共和4
・コロラド:9→10:民主
・ノースダコタ:3:共和
・サウス・ダコタ:3:共和
(民主:82→83:+1、共和:21→20:ー1、激戦州(五大湖):0、激戦州(サンベルト):6、小計:109:0)
・モンタナ:3→4:共和
・ワシントン:12:民主
・アイダホ:4:共和
・ワイオミング:3:共和
・ユタ:6:共和
・オクラホマ:7:共和
・ニューメキシコ:5:民主
・アリゾナ:11:激戦州(サンベルト)
・アラスカ:3:共和
・ハワイ:4:民主
・コロンビア特別区:3:民主
(民主:24、共和:26→27:+1、激戦州(五大湖):0、激戦州(サンベルト):11:小計:62:+1)
民主:227→226:ー1、共和:217→219:+2、激戦州(五大湖):46→44:ー2、激戦州(サンベルト):48→49:+1、合計:538:0
前回よりも共和党にちょびっと有利か(鉄板州で+2、サンベルトで+1)。
269人の選挙人投票で、ちょうど半数になる。
過半数の獲得ということなので、270人が必要だ。
CNNは、上記の集計で前回の結果を踏まえた民主党226に加えて、激戦州(五大湖)44を加えて、ちょうど270人になると皮算用しているわけだ。
様々なメディアで報じられているが、米国の大統領選挙は全国対象の世論調査とは関係なく決まる。
んなもんに、実質的な意味はない(そうなのかあ?)。
もちろん、メディアはそれを報じることで、大統領選挙制度そのものを問題にしているということもある(殆どのメディアは、レガシーな制度に反対だからな)。
「批判者たちは、この法案は国民の民意を代表するものではないと主張する。勝者総取りシステム、特に人口に比例しない代表制は、「1 人 1 票」の原則と一致しません。批評家は、選挙人の分布により、人口の少ない州の個々の国民が大きな州の国民よりも多くの投票権を持っているという不公平に反対している。これは、各州が任命する選挙人の数はその議会代表団の規模に等しく、各州は人口に関係なく少なくとも 3 人の選挙人を得る権利があり、残りの法定定数の配分は大まかにすぎないためである。比例します。この配分は、 1824年、1876年、1888年、2000年、2016年に全国一般投票で次点者が大統領に選出されるのに貢献した。 さらに、信仰を持たない選挙人は公約に従って投票しない可能性がある。さらに反対は、候補者が激戦州に選挙運動を集中させていることである。」
自動翻訳はややワケワカだが、言わんとするところは通じる。
が、今年の大統領選挙も、制度疲労を抱えた選挙システムで行われる。
人工衛星のネットワークが地球を覆い、光の速さで通信が可能になっても、レガシーな選挙制度は生き残っている。
選挙人が全米から馬車で移動して集まり、投票していた時代の名残だからな。
だが、それを決めるのも、米国民だ。
その結果によっては、世界を大混乱に陥れる選挙制度は、彼らによって維持されている。
わが国だって、人のことは言えない。
1票の格差を問題にしたら、米国の比ではないだろう(未確認)。
その選挙制度を維持しているのは、我々自身の選択だ。
幸い(?)、その選択が世界を大混乱に陥らせる心配は少ないけどな。
日米同盟が一方的に破棄され、北東アジアでドンパチが始まれば、多少は影響があるかも知れない。
他山の石とすべきかもな・・・。
<また追加>ーーーーーーーーーー
(バイデン氏、激戦ネバダ州を訪問 20年は僅差でトランプ氏に勝利)
https://jp.reuters.com/world/us/KV2BHQ2VPVJLNAUISMPGEEZSMM-2024-02-05/
「同州では、バイデン氏が2020年大統領選で共和党のトランプ大統領(当時)を3万3596票(3%弱)の僅差で下した。世論調査によれば、今年の両者の再戦も接戦になりそうだ。」
ロイターは、世論調査の具体な数字には触れていない。
米国の総合情報サービス企業ブルームバーグと調査会社モーニング・コンサルトは1月31日に発表した世論調査によれば、ネバダでは8ポイント差でトランプリードとなっている。
接戦じゃない。
逆転だ。
「われわれは勝たなければならない」(バイデン大統領)
そのとおり。
ネバダ(選挙人6)で負けるようなことがあれば、再選は危うくなる。
サンベルトだから、取れなくても仕方ないけど、そうなると270しか見込めない。
ギリギリ過ぎるし、五大湖周辺でミシガン(選挙人15)を落とせば逆転して敗北する。
ネバダは、可能な限り取りたい。
いや、取らなければならない。
よその国の選挙だから、浮沈子的には冷静に見ているつもりだが、トランプ再選で大混乱になることを考えると、バイデンには頑張ってもらいたいし、今のところ、そうなると予想している。
全国的な世論調査に意味はないし、選挙区ごとの調査も、この時期では参考程度にしかならない。
実際の投票行動は、世論調査とは異なる。
バイデン政権には、とっておきの秘策もあるしな。
戦争だ。
現職大統領の最大の武器でもある(来年の今頃には、それが再びトランプさんの手に渡る!?)。
政策的に、イランと直接ドンパチやるのは難しいだろうけど、中東でひと暴れするくらいは想定の範囲内だ。
フーシ派(イエメン)辺りは、格好の餌食だろう。
紅海の安全を確保するためという、国際的な大義名分もあるしな。
イスラエルに対する軍事的支援にもなるから、国内のユダヤ人ロビーにも受け入れられやすい。
イラク、シリア、レバノン、ヨルダン辺りに深入りすると、泥沼になる。
この辺りは、さじ加減が重要だ。
まあいい。
イスラエルが言うことを聞かないのは悩みの種だが、あっちにもお家の事情があるから仕方ない。
バイデンは、ネバダ(6)で勝たなければならない。
それでも、ミシガン(15)を失えば、カバーはできない。
負ける。
タイミング的には民主党の予備選だが、既に本選モードだ。
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