🐱AI:スターゲート計画2024年05月02日 22:24

AI:スターゲート計画
AI:スターゲート計画


(MicrosoftによるOpenAIへの巨額の投資は「GoogleのAI研究が進み過ぎている」という懸念がきっかけだったことが明らかに)
https://gigazine.net/news/20240502-microsoft-openai-investment-triggered-google-fears/

「OpenAIはMicrosoftと協力してAIスーパーコンピューターの「Stargate」を含む、1000億ドル(約15兆6000億円)規模のデータセンタープロジェクトの計画に取り組んでいる」

例によって、頓珍漢な所に興味を惹かれる浮沈子・・・。

オープンAIとマイクロソフトの馴れ初めはともかく、7兆ドルともいわれるチップ開発とかに比べれば、はるかにショボい(70分の1)とはいえ、1000億ドルという金額に目がくらむ。

しかも、こっちは専用の原子力発電所込みの価格だらかな(<以下追加>参照)。

浮世離れしているとはいえ、超ベラボーであることに変わりはない。

(MicrosoftとOpenAIがAIスパコン「Stargate」を含む15兆円超のデータセンタープロジェクトを計画中との報道)
https://gigazine.net/news/20240401-microsoft-openai-100-billion-stargate-ai-supercomputer/

「報道によると、Microsoftは2030年までにいくつかの追加のAIインフラストラクチャーを構築する予定で、この計画は5段階のフェーズに分かれており、記事作成時点は第3フェーズに相当する模様。第4フェーズにおいて新しいスーパーコンピューターの構築が計画されており、これは2026年頃になると予想されています。」

この時点では、まだ、スターゲートじゃない点に注意だな。

「第5フェーズでは「Stargate」と呼ばれる新しいAI向けスーパーコンピューターの構築が計画されており、構築には数百万個のチップが用いられ、早ければ2028年にも稼働する予定」

つまり、次の次の計画なわけだ。

「AIチップの供給面がネックとなる可能性」

おっと、ボトルネックはAIチップか・・・。

「Microsoftも2023年11月に独自設計のAI特化チップ「Maia 100」を発表しており、このチップが2024年中にMicrosoftのデータセンターへ配備され、Microsoft CopilotやAzure OpenAI Serviceの機能強化に役立てられる予定」

「OpenAIは次世代大規模言語モデルのGPT-5を開発中で、2024年夏にもリリースされる見込み」

チップが先か、AIの次期モデルが先かというところだが、GPT-5については、従来のチップ(エヌビディア製?)でトレーニングされることになる。

(Microsoft、AI最適化チップ「Azure Maia 100」と汎用Armチップ「Azure Cobalt」)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2311/16/news085.html

「Microsoftは現在、Azureデータセンターで主に米NVIDIAのGPUを採用しているが、「インフラストラクチャスタックのすべての層を最適化して統合することが重要」だとクラウドおよびAIグループのエクゼクティブバイス・プレジデント、スコット・ガスリー氏は公式ブログで語った。」

「自社製チップの追加は、すべての要素がMicrosoftクラウドおよびAIワークロードに合わせて調整されるようにする方法」

ユーザーが使いたいチップをユーザーが作る。

「これと並行して、2024年にはNVIDIAの最新GPU「H200」も追加していく計画だ。また、米AMDのアクセラレーションVM「MI300X」をAzureに追加することも発表した。」

つーか、一番速いヤツ持って来い(!)的状況なわけだ。

計算資源は、あり過ぎて困ることはない。

「Maia 100は、1050億個のトランジスタを含む5ナノメートルチップ。Azureハードウェアスタック専用」

「AzureのAIアーキテクチャはMaiaによってシリコンに至るまで最適化されており、より有能なモデルをトレーニングし、そのモデルを顧客に安価に提供する道を切り開く」(サム・アルトマンCEO:OpenAIは改良で協力:MicrosoftはMaiaの設計を米OpenAIと共有)

もう、一心同体だな。

「Cobalt 100は、クラウドネイティブ製品でより高い効率と性能を提供するよう最適化」

「Maia 100とCobalt 100は、2024年初頭にAzureデータセンターへの展開を開始」

おっと、この記事通りだと、GPT-5のトレーニングにも使われた可能性があるな。

まあいい。

7兆ドルのチップ開発が、M社との延長線上にあるのか、それとも全く別のルートで進むことになるのかは分からない。

ちなみに、世界最大の企業であるM社の時価総額は、せいぜい3兆ドルだ。

(3兆ドル超 生成AI需要への期待背景)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240125/k10014333931000.html

「マイクロソフトの時価総額が3兆ドルを超えたことは、オープンAIとともに開発や活用を進める生成AIの需要への投資家の期待の高まりを改めて示しています。」

AIバブルだな。

この先、どれ程続くのかは分からない。

多少の上下はあるとしても、トレンドとして急降下する要素はない。

結局、アップルがどう動くかが、目下の最大の焦点になってきている。

(AppleがiOS 18のAI機能を強化するためOpenAIと交渉を進めているとの報道、Geminiの使用についてGoogleとも協議中か)
https://gigazine.net/news/20240430-apple-negotiating-openai-ios-18-ai/

「iOSの次期メジャー版となる「iOS 18」のAI機能を強化すべく、AppleがOpenAIとの交渉を進めている」

「GoogleのチャットAIであるGeminiを利用することについて、Googleと協議を進めている」

「Googleは中国で事業を展開していないため、Appleは中国ユーザー向けにAI機能を提供するべく、百度(Baidu)とも協議を進めている」

当面は、既存のLLMと連携ということになるんだろうが、独自の開発にもこだわりはありそうだな。

(AppleはGoogleから約40人のAI専門家を引き抜いてスイス・チューリッヒに極秘研究所「Vision Lab」を開設している)
https://gigazine.net/news/20240501-apple-ai-google-engineers/

「Appleの最も高度なAI研究は、スイスのチューリッヒにある「Vision Lab」と呼ばれる研究所で行われている」

「Vision Labでは、OpenAIのChatGPTや大規模言語モデルと同様の製品を強化する基盤技術の研究開発や、テキストと視覚的な入力を組み込んでクエリへの応答を生成する、より高度なAIモデルの設計が行われている」

「Appleはこれまでに少なくとも36人ものAI専門家をGoogleから」「AmazonからAppleに移ったAI専門家10人をはじめ、Microsoft、Netflix、Metaなどの競合他社や、カーネギーメロン大学やスタンフォード大学などの研究機関からもAI研究者が引き抜かれています。」(FT)

「Appleが他企業と比べてAI展開が遅れている理由の1つは、大規模言語モデルが誤った答えや問題のある答えを提示する傾向があることが関連しています。Appleは、AIのような完全にコントロールできないものをリリースできないため、展開に慎重になっている可能性があります」(2016年にAppleが買収した、生成AIを活用した画像検出に取り組む「Perceptual Machines」の設立者であるカーネギーメロン大学のルスラン・サラフトディノフ氏)

そうとばかりも言ってられない状況が、ひたひたと迫ってきている。

M社に世界一の座をぶち抜かれ、足元の業績は低迷。

AIに起死回生を求めるしか道はない(そうなのかあ?)。

ビジョンプロも鳴かず飛ばずだしな。

まあ、どうでもいいんですが。

AIチップはエヌビディア一択、AI製品ではオープンAIとM社が独走、追いかけるその他大勢は、はるか彼方に引き離されつつある(そうなのかあ?)。

(OpenAI、年間の売上高が20億ドルを超える規模に・・・次は半導体に手を伸ばす?)
https://media-innovation.jp/article/2024/02/14/141362.html

「昨年11月の時点で、フォーチュン500社の92%が、ChatGPTとその基礎となるAIモデルGPT-4を含むOpenAI製品を使用」(最高経営責任者のサム・アルトマン)

「チャットボットの週間ユーザー数は1億人」(同上)

「グーグルやメタなどの大手ハイテク企業や、アントロピック、ミストラル、コヒアなどの新興企業を含む多くの競合企業も、AI製品の商品化に乗り出しています。グーグルは新しいAIシステム「ジェミニ」を発表し、ChatGPTを追随しています。」

他社は、ようやく追いかけ始めたというところだな。

(あなたは何社知っている? 世界の「生成AIの旗手」25選、新興勢が躍進)
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00537/112200048/

「爆発的に成長する生成AIスタートアップの中でも、基盤技術である大規模言語モデル(LLM)開発企業の存在感は特に大きい。」

スタートは切られたばかりだから、先行するオープンAIが逃げ切れる保証はない。

最後はメジャーな市場を捕まえることが出来たところが生き残るんだろうが、ちゃんと付加価値を乗せることができるか、それだけの差別化を図ることが出来るかというのが問題だろう。

ハルシネーションを克服し、制御可能な製品に仕上げることが出来るかどうかも問題だ。

アップルの躊躇いが、理由なき逡巡でないことは確かだ。

訴訟の嵐くらいならともかく、不買運動とかに発展しかねないリスクがあるからな。

同じAI関連製品である、自動運転自動車と似た話だ。

が、この技術を無視してIT製品を展開することは最早不可能だ。

IoTのように、ユビキタスな存在になることは間違いないからな。

ネットワークがこの星を覆うように、AIが周り中に溢れることになる(なんか、ブキミー・・・)。

それは、エージェントであったり、ビジネスパートナーであったり、表計算であったり、プログラミング補助であったり、自動翻訳や会議の議事録作成ソフトであったりするかもしれない。

様々な形を取って、我々の日常に溶け込み、気付かないうちにそこいらじゅうに蔓延ることになる。

ネット上のコンテンツはAIが作成することになり、人間はせいぜいそのネタを提供する「だけ」の存在になるかも知れない。

そのうち、ネタ自体もAIが見つけてくるようになるだろう。

いや、「幻覚」を見て「捏造」することになるのか(そんなあ!)。

それは、誰にもチェックできなくなり、人間はAIに洗脳されて生きていくことになる。

直接関係はないんだが、先日のギガジンの記事で、こんなのがあった・・・。

(「田舎の白人」がアメリカの民主主義の脅威になるという指摘)
https://gigazine.net/news/20240429-rural-white-americans-threat-democracy/

「アメリカの多元主義的、立憲民主主義的な国家運営に脅威をもたらす存在になっている」

・アメリカ人の中で最も人種差別的で、包括的(インクルーシブ)ではなく、外国人嫌いで、反LGBTQ+で、反移民的な感情を持っている。

・Qアノン、2020年の大統領選挙、バラク・オバマ元大統領の市民権、COVID-19ワクチンに関する陰謀論を支持する割合が最も高い。

・さまざまな反民主的かつ違憲な立場を支持しており、世俗的で憲法上の統治に反する白人民族主義者と、白人キリスト教徒民族主義者運動に強い愛着を示す。

・武力や暴力を議論に基づく平和的な民主主義の代替案として正当化する傾向が最も強い。

◆外国人嫌い
◆陰謀論
◆反民主的な信念
◆暴力の正当化

以上の4点については、詳細に言及されている。

「2020年の大統領選挙では農村部の白人有権者の実に71%がトランプ氏に投票したことから、2024年の大統領選挙でも「農村部の白人」が選挙結果に大きな影響力を持つだろうと指摘」(メリーランド大学の政治学教授を務めるトーマス・シャーラー氏)

うーん、浮沈子は、都市部の人々にも、大きな問題があると思ってるんだがな。

そして、それは米国に限った話じゃない。

欧州でも、アジアでも、アフリカでも、南米でも、世界中で同じことが起こっている。

AIの普及が、そういった風潮(風潮なのかあ?)に、どういう影響を与えるのかは知らない。

インターネットの普及が21世紀にもたらしたような、革命的な状況になるのかどうか。

悲惨なディストピアを招くことになるのかは知らない。

人間が主体的な行為者として、いつまで存在し続けられるかどうかを問われているような気がする。

ある朝、気が付いたら、ラジオやテレビ、ネットで流れる情報全てがAIの管理下に置かれていたとしても、決して不思議ではないかも知れない。

まあ、そうなったら、そもそも「気付く」ことはないだろうけどな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(MicrosoftとOpenAI、1000億ドル規模のAIデータセンター構築を計画)
https://reinforz.co.jp/bizmedia/34928/

「このスーパーコンピュータは完成時に最大5ギガワットの電力を消費すると見積もられており、これはアメリカ合衆国最大の原子力発電所であるアリゾナ州のパロベルデ発電所の発電能力を上回る。」

「Amazonがペンシルベニア州の核動力データセンター施設に6億5000万ドルを支払い、2.5ギガワットのサスケハナサイトから最大960メガワットの電力を確保した事例は、Microsoftにとっても参考になるかもしれないが、それでも「Stargate」の電力需要には遠く及ばない。」

べ、べっ、べらぼーめい・・・。

「AI技術とエネルギー供給の未来を形作るプロジェクトであり、その実現には革新的なエネルギー解決策が必要とされる。例えば、Microsoftが未来のサイト向けに小型モジュール型原子炉(SMR)の探求を始めたことは、このプロジェクトの電力供給問題に対する一つの答えとなり得る。」

「2028年のプロジェクト完成予定は、Microsoftがアルトマン支援のエネルギースタートアップ、Helion Energyとのパワーパーチェス契約を発表したことと時を同じくする。Helion Energyは核融合炉の開発を進めており、将来的には「Stargate」のような大規模プロジェクトのエネルギー需要を満たす可能性がある。」

小型モジュール型原子炉どころか、核融合かよ!。

やれやれ・・・。

「AI技術の未踏の領域への飛躍を目指すが、同時に、その背後にあるエネルギー消費と環境への影響というダークサイドを抱えている。」

「この輝かしい未来には、持続可能性という大きな壁が立ちはだかる。アメリカ最大の原子力発電所でさえ、この巨大な電力需要には応えられない。MicrosoftとOpenAIは、技術の限界を押し広げる中で、地球の限界も同時に試しているかのようだ。」

記事では、このプロジェクトを「イカロス」の物語に準えているが、こんな話も読んだ。

(宇宙太陽光発電、スターシップで打ち上げれば費用は低減可能–地上の原発より安価に)
https://uchubiz.com/article/new46166/

「2030年までには、メガワット級の商用太陽光発電施設を建設したい」

うーん、桁が3つほど足りない気がするし、宇宙太陽光発電は地球温暖化にとっては逆効果だけどな。

同じ技術で、サンシェードを宇宙に上げる話もあるから、そっちと併せて検討してもらいたい。

まあ、どうでもいいんですが。

「Virtus Solisは2027年にも、1キロワット(kW)以上の電力を地上に送信する実証用電力ビーム衛星を打ち上げる予定」

ビームを横切る鳥が焼き鳥にならんように、そっちも対策してもらわんとな・・・。