😼中東情勢:B-2:冷戦は生きている ― 2025年06月23日 21:08
中東情勢:B-2:冷戦は生きている
(B-2ステルス爆撃機はどうやって作られ、敵地の奥深くで作戦を実行できるのか?)
https://gigazine.net/news/20250623-b-2-spirit-bonber-plane/
「B-2は、冷戦真っただ中の1970年代に、アメリカの航空メーカーであるノースロップ(当時)とボーイングによって開発が始まり、1988年11月にロールアウトしたステルス爆撃機」
「ソ連への爆撃を想定した時、巨大なB-52はあっという間に制空レーダーに捕捉されてしまうことが想定されます。そのため、ソ連のレーダー網をくぐり抜けて目的地を爆撃し、そのまま速やかに帰投できるような爆撃機が求められました。」
「全翼機の形状は通常の飛行機よりもレーダーを反射しにくく、ステルス性能が高い」
「ソ連のレーダー網をくぐり抜けながら爆撃を完遂して帰投する」
「B-2のレーダー反射断面積はB-52のおよそ1000分の1」
「搭乗員はパイロットとコパイロットの2人。B-2は長距離爆撃任務に用いられるため、長時間の拘束が予想されます。そのため、機内にはトイレや仮眠スペース、ギャレーが用意されている」
配備されてから、もう30年以上が経つ。
ちょっと、新たな情報もあった。
「B-2の積載可能重量は4万ポンド(約18トン)」
あれえ?、これじゃあ、バンカーバスター1発しか積めないじゃん!?。
「今回のイランの核関連施設への空爆で使われたB-2は6万ポンド(約27.2トン)まで積載できるように改修されており、1つ3万ポンド(約13.6トン)という超重量のGBU-57を2発搭載」
どうやって、そんだけの重量増を実現したのかは知らない。
一番簡単なのは、離陸時の燃料搭載量を減らすことなわけだが、離陸直後に空中給油という離れ業を要する。
今回の空爆は、陽動を含めた大規模なもので、20機あるB-2のうち、可動可能な全機が投入されたかもしれない(未確認:囮ルート(西太平洋ルート)は、偽装だけという説も)。
(イスラエルの長い手、イランが何処に濃縮ウランを移動させた知っている)
https://grandfleet.info/middle-east-afria-related/israels-long-arm-knows-where-iran-moved-its-enriched-uranium/
「21日早朝に複数のB-2がミズーリ州ホワイトマン空軍基地を出発、この一団は太平洋方向に向かって飛行したが、内7機が一団から離脱して大西洋横断ルートでイランに向」かったとある。
「この作戦は全体的に実行可能な論理的な方法で実施され、最も大きな驚きはB-2による太平洋への牽制展開で、オープンソースによる監視を利用して敵と世論の関心をインド洋経由の攻撃に誤誘導させた点だ。」
「さらに途中で引き換えして大西洋横断ルートでイランに向かったB-2の動向を秘密に出来たことも非常に興味深いものがある。」
「牽制展開に関与したB-2が実際に太平洋へ展開したのか、それとも通信や航空管制の通信が偽造されただけなのかは不明だが、何れにせよ太平洋への牽制展開は完璧に機能した」
「イラン攻撃作戦はB-2とバンカーバスターの組み合わせだけで成し遂げたものではなく、F-22、F-35、EA-18G、空中給油機、恐らく公開されていない1機か2機の未知の航空機、艦船、宇宙ベースの能力、これを支援する指揮統制システムなど全要素が期待された役割を果たした結果」
まあ、でも、B-2とバンカーバスターが主役なことに変わりはない。
浮沈子は、ミリオタじゃないからな。
素人受けする話だけで、十分だ。
「イランは今回の攻撃前に濃縮度60%のウランをフォルドの地下施設から移動させている可能性が高く、ネタニヤフ首相も22日「イランが保有する400kgの濃縮ウランが何処に運ばれたか『興味深い情報』を持っている」と述べており、イランにもフォルドほど強固な地下施設が存在しないため、米国の攻撃は「イランの濃縮ウランをイスラエルにも手が届く場所に移動させた」」
「問題はイランがフォルドの地下から移動させた可能性が高い濃縮ウランにイスラエルの長い手が届くかどうかで、これをイランが守りきればイスラエルは本戦争における重要な標的の破壊に失敗し、これを空爆で焼き払うことに成功すればイランにとって大打撃」
まあ、どうでもいいんですが。
今回の空爆の影響については、様々な意見が表明されている。
(アングル:イラン核開発、米軍爆撃でも知識は破壊できず 北朝鮮の二の舞懸念)
https://jp.reuters.com/world/security/DXVSQY3E7VJI7PPQUIHYSTXGCQ-2025-06-23/
「今回の攻撃でイランの核開発計画に遅れが生じたとしても、核兵器の保有に向けた動きを阻止することは困難との指摘が専門家かからでている。」
「イランの核開発は過去20年にわたって強化されており、物理的なインフラを破壊できても、同国が蓄積した知識やノウハウを消し去ることは難しい」
「イスラエルはイランの核科学者を殺害したと主張しているが、複数の当局者は、短期的に核開発に遅れが生じることはあっても、イランの核に関する知識に深刻な打撃が及ぶとは考えにくいと指摘。」
「最大のリスクは北朝鮮の二の舞になることだ。今回の攻撃を受け『体制を維持するには核兵器を保有するしかない』とイランが確信するというシナリオだ」(ある欧州の当局者)
浮沈子は、間違いなくそう確信したと見てるけどな。
つーか、これで核開発に踏み切らないのなら、今までは何だったのかということになる。
別に、イランで核実験やるとは限らないし、北朝鮮が技術供与しないとも限らないからな。
「外交官などの間では、今回の攻撃を受け、イランが遠心分離機を使って極秘の濃縮施設を設置するのではないかとの懸念がすでに浮上している。濃縮施設は倉庫のような比較的小さく目立たない建物にも設置できるためだ。」
「われわれが知らない濃縮施設が存在する可能性は十分にある。イランは大きな国だ」(ある西側当局者)
冷戦が終結してからも、既に30年以上が経っている。
ウクライナ問題は、そもそもが、そのソ連解体時の未解決問題を引きずってきたことが発端だ。
イランの核開発は、それとは異なる文脈だけど、その対応の一環としてB-2が使われたことは衝撃だ。
冷戦は終わっていない。
21世紀の今日に、まるで亡霊のように形を変えて生き残っている。
ちょっとゾクッとするな・・・。
(B-2ステルス爆撃機はどうやって作られ、敵地の奥深くで作戦を実行できるのか?)
https://gigazine.net/news/20250623-b-2-spirit-bonber-plane/
「B-2は、冷戦真っただ中の1970年代に、アメリカの航空メーカーであるノースロップ(当時)とボーイングによって開発が始まり、1988年11月にロールアウトしたステルス爆撃機」
「ソ連への爆撃を想定した時、巨大なB-52はあっという間に制空レーダーに捕捉されてしまうことが想定されます。そのため、ソ連のレーダー網をくぐり抜けて目的地を爆撃し、そのまま速やかに帰投できるような爆撃機が求められました。」
「全翼機の形状は通常の飛行機よりもレーダーを反射しにくく、ステルス性能が高い」
「ソ連のレーダー網をくぐり抜けながら爆撃を完遂して帰投する」
「B-2のレーダー反射断面積はB-52のおよそ1000分の1」
「搭乗員はパイロットとコパイロットの2人。B-2は長距離爆撃任務に用いられるため、長時間の拘束が予想されます。そのため、機内にはトイレや仮眠スペース、ギャレーが用意されている」
配備されてから、もう30年以上が経つ。
ちょっと、新たな情報もあった。
「B-2の積載可能重量は4万ポンド(約18トン)」
あれえ?、これじゃあ、バンカーバスター1発しか積めないじゃん!?。
「今回のイランの核関連施設への空爆で使われたB-2は6万ポンド(約27.2トン)まで積載できるように改修されており、1つ3万ポンド(約13.6トン)という超重量のGBU-57を2発搭載」
どうやって、そんだけの重量増を実現したのかは知らない。
一番簡単なのは、離陸時の燃料搭載量を減らすことなわけだが、離陸直後に空中給油という離れ業を要する。
今回の空爆は、陽動を含めた大規模なもので、20機あるB-2のうち、可動可能な全機が投入されたかもしれない(未確認:囮ルート(西太平洋ルート)は、偽装だけという説も)。
(イスラエルの長い手、イランが何処に濃縮ウランを移動させた知っている)
https://grandfleet.info/middle-east-afria-related/israels-long-arm-knows-where-iran-moved-its-enriched-uranium/
「21日早朝に複数のB-2がミズーリ州ホワイトマン空軍基地を出発、この一団は太平洋方向に向かって飛行したが、内7機が一団から離脱して大西洋横断ルートでイランに向」かったとある。
「この作戦は全体的に実行可能な論理的な方法で実施され、最も大きな驚きはB-2による太平洋への牽制展開で、オープンソースによる監視を利用して敵と世論の関心をインド洋経由の攻撃に誤誘導させた点だ。」
「さらに途中で引き換えして大西洋横断ルートでイランに向かったB-2の動向を秘密に出来たことも非常に興味深いものがある。」
「牽制展開に関与したB-2が実際に太平洋へ展開したのか、それとも通信や航空管制の通信が偽造されただけなのかは不明だが、何れにせよ太平洋への牽制展開は完璧に機能した」
「イラン攻撃作戦はB-2とバンカーバスターの組み合わせだけで成し遂げたものではなく、F-22、F-35、EA-18G、空中給油機、恐らく公開されていない1機か2機の未知の航空機、艦船、宇宙ベースの能力、これを支援する指揮統制システムなど全要素が期待された役割を果たした結果」
まあ、でも、B-2とバンカーバスターが主役なことに変わりはない。
浮沈子は、ミリオタじゃないからな。
素人受けする話だけで、十分だ。
「イランは今回の攻撃前に濃縮度60%のウランをフォルドの地下施設から移動させている可能性が高く、ネタニヤフ首相も22日「イランが保有する400kgの濃縮ウランが何処に運ばれたか『興味深い情報』を持っている」と述べており、イランにもフォルドほど強固な地下施設が存在しないため、米国の攻撃は「イランの濃縮ウランをイスラエルにも手が届く場所に移動させた」」
「問題はイランがフォルドの地下から移動させた可能性が高い濃縮ウランにイスラエルの長い手が届くかどうかで、これをイランが守りきればイスラエルは本戦争における重要な標的の破壊に失敗し、これを空爆で焼き払うことに成功すればイランにとって大打撃」
まあ、どうでもいいんですが。
今回の空爆の影響については、様々な意見が表明されている。
(アングル:イラン核開発、米軍爆撃でも知識は破壊できず 北朝鮮の二の舞懸念)
https://jp.reuters.com/world/security/DXVSQY3E7VJI7PPQUIHYSTXGCQ-2025-06-23/
「今回の攻撃でイランの核開発計画に遅れが生じたとしても、核兵器の保有に向けた動きを阻止することは困難との指摘が専門家かからでている。」
「イランの核開発は過去20年にわたって強化されており、物理的なインフラを破壊できても、同国が蓄積した知識やノウハウを消し去ることは難しい」
「イスラエルはイランの核科学者を殺害したと主張しているが、複数の当局者は、短期的に核開発に遅れが生じることはあっても、イランの核に関する知識に深刻な打撃が及ぶとは考えにくいと指摘。」
「最大のリスクは北朝鮮の二の舞になることだ。今回の攻撃を受け『体制を維持するには核兵器を保有するしかない』とイランが確信するというシナリオだ」(ある欧州の当局者)
浮沈子は、間違いなくそう確信したと見てるけどな。
つーか、これで核開発に踏み切らないのなら、今までは何だったのかということになる。
別に、イランで核実験やるとは限らないし、北朝鮮が技術供与しないとも限らないからな。
「外交官などの間では、今回の攻撃を受け、イランが遠心分離機を使って極秘の濃縮施設を設置するのではないかとの懸念がすでに浮上している。濃縮施設は倉庫のような比較的小さく目立たない建物にも設置できるためだ。」
「われわれが知らない濃縮施設が存在する可能性は十分にある。イランは大きな国だ」(ある西側当局者)
冷戦が終結してからも、既に30年以上が経っている。
ウクライナ問題は、そもそもが、そのソ連解体時の未解決問題を引きずってきたことが発端だ。
イランの核開発は、それとは異なる文脈だけど、その対応の一環としてB-2が使われたことは衝撃だ。
冷戦は終わっていない。
21世紀の今日に、まるで亡霊のように形を変えて生き残っている。
ちょっとゾクッとするな・・・。
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