😼変異種:9回目接種:今更なレプリコン ― 2025年07月13日 08:18
変異種:9回目接種:今更なレプリコン
(なぜ日本でレプリコンワクチンが初めて承認されたのか 感染症の専門医が語る「コロナワクチンの役割と可能性」)
https://medicaldoc.jp/m/column-m/ad-t0241/
「このワクチンは基本的に従来のmRNA技術を改良したものなので、完全に新しい仕組みというわけではないため、審査が比較的スムーズに進んだものと思われます。」
うーん、真偽のほどは疑わしいが、ありそうな話ではある。
忽那センセは、ワクチン推奨の最右翼だから、高齢者や持病持ちだけではなく、後遺症予防の観点から、若年者(概ね50歳未満)への積極的な接種を推奨している(浮沈子は、そこはやや懐疑的ですが)。
昨日接種を済ませ(コスタイベ筋注用)、今更レプリコンワクチンの話をしても仕方ない気もするんだが、今後のこともあるからな。
記事は、今年の1月時点の取材で、掲載までにファクトチェックなどで時間を掛け、2月にリリースしている。
この時点の記事としては、良くまとまっているし、難しいことを分かりやすく解説するという良質な記事だと感じる。
「今後、レプリコンワクチンは一般的な技術になると思いますか?
→その可能性は十分にあります。レプリコンワクチンは効率的かつ長期的な効果が期待されるため、ほかの感染症や疾患予防にも応用されることが見込まれます。」
決定的なネガがなければ、この技術はワクチン接種のスタンダードになる可能性がある。
特に、従来のワクチン接種において長期の免疫がつきにくく、頻回に接種を繰り返す必要があるインフルエンザは格好のターゲットだ。
製造がスピーディーに可能なことから、そのシーズンの流行株が判明してからの製造という離れ業にも期待がかかる(未調査)。
副反応とかは、まだ、改善の余地がありそうだがな。
接種後18時間の現在、体温36.1度(平熱は35.3度)、頭痛(後頭部が重い感じ)あり、倦怠感ややあり(このブログが打てる程度)、接種部位(左腕)の痛みあり(90度上げると痛む)、食欲ややあり(普段あり過ぎだから、丁度いいかも!)。
まあいい。
モデルナに比べれば、天国(行ったことはありませんが)にいる程軽微ではある。
が、インフルと比べれば辛いことは確かだし、今のところは数回前にうったモスラワクチン(組み換えタンパクワクチン:<以下追加>参照)と同等か、やや重い感じだ。
ファイザーのコミナティ筋注よりは、確実に軽い。
次回接種するとしても、可能ならこっちの方を選択するだろう(かかりつけ医にフィードバックしとかないとな:前回はファイザーのみ)。
メーカーは、2回分の剤型を申請中だそうだ(現在は15回分:要希釈)。
ある程度まとまらないと、解凍できないからな。
しかし、レプリコンワクチンのメーカーが1社で、選択の余地がないというのも問題ではある。
せめて、2社くらいで対応してもらいたい気もする。
巷でいろいろうわさが流れたことで、初期の市場展開が遅れていることは残念だが、新しい技術が広まるためには時間が掛かったり紆余曲折を経たりすることは珍しい話じゃない。
いいものは、確実に残っていく。
副反応を含め、改善の余地はまだまだあるが(有効期間を10倍くらいにするとかな)、浮沈子的にはレプリコンワクチンには大いに期待している。
記事の中では、インフルと異なる夏季流行を伴う新型コロナの性質についても触れている。
「なぜ新型コロナウイルスは夏にも流行するのでしょうか?
→まだ分かっていないことも多いですが、エアコンの使用による密閉空間での換気不足が要因の一つと考えられます。」
んじゃあ、インフルが夏季に流行しないのはなぜかということになると思うんだがな。
感染経路として、エアロゾル感染(飛沫と飛沫核との中間:完全に乾燥させると感染力がなくなるのかも:未確認)になっていることが挙げられるのかもしれない(未調査)。
今回は、夏季流行期間の開始に合わせて、慌てて接種したけど、長期に効果が見込めるということなら冬季をパスして、1年後のこの時期を個人的な定期接種にするという手もある。
流行の規模は、概ね冬季より夏季の方が大きいからな。
厚労省の政策需要に振り回される必要はない。
抗体価の遷移を見ると、半年で落ちていることは確かだから、そのタイミングで年に2回接種というパターンもあるだろう(画像参照)。
流行の変化、ワクチンの改良状況などを見極めて、柔軟に対応する必要がありそうだ。
ジジババ&持病持ちな感染症だからな。
世間では、話題にもならない。
さて、ぼちぼち参院選の期日前投票にでも行って来ようかな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(変異種:最速の6回目接種:副反応:ノババックスでも出ました)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2023/05/11/9585271
「効き目の薄いワクチンをうちに行くのに、ウイルスが充満しているに違いない電車の中に缶詰めになって移動するというのも、なかなか味わい深いものがあるな・・・。」
効いたかどうかは定かではないけど、おかげさまで現在に至るまで罹患したという自覚はない(N抗体とかは検査してません)。
「夕方、仮眠をとって目が覚めたら、しっかりと左肩(接種した方)が痛くなっていた(つーか、寝返りで痛くて目が覚めた)。」
「微熱も出ていて、平熱が35.3度の浮沈子が、36.3度になっていた。」
(変異種:最速の6回目接種:副反応:2日目の朝)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2023/05/12/9585333
「接種翌日の朝、微熱は続いている(36.3度:ちなみに平熱は35.3度)。
左肩の痛みはあるが、手が上がらないほどではない。
夕べ寝る前に出た頭痛は、ほぼ消えた(ボーっとしているのは、寝起きのせいかあ?)。
何より、あの、死にたくなるような倦怠感はない。
皆無といっていい。
すっきりとした朝のお目覚め・・・。」
うーん、やっぱ、組み換えタンパクワクチンの方が、副反応の収まりは早いようだ。
今回うったレプリコンワクチンは、mRNAを増殖させるところ以外は、基本的な作用機序はファイザーやモデルナと同じだからな。
接種する際にmRNAを保護する脂質カプセルや、増殖したmRNAが細胞内でSタンパクを産生し、免疫機構を賦活させるところは一緒だ。
増殖に期待して、当初接種量を減らしているとは思うけど(未確認:バイアル当たりのシリンジの本数は倍以上)、その辺りは未確認だし、モデルナが我が国での接種量を半量とした際も、副反応が軽減されたというエビデンスは見ていない。
期日前投票から帰ってきて、体温測定したら35.1度だった(平熱は35.3度)。
左腕の痛みの程度や、腕を上げる角度(90度)は変わらない。
後頭部が重たい感じは続いているし、やや倦怠感もある。
食欲は十分で、朝食をぺろりと平らげた(まかしてくれ!)。
ノババックス(組み換えタンパクワクチン)の副反応は、接種の翌々日には消失している。
(変異種:最速の6回目接種:副反応:消失)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2023/05/13/9585614
「接種翌々日の朝、微熱は下がった(35.5度:ちなみに平熱は35.3度)。
左肩の痛みも完全に消えた(若干の違和感はあります)。
今回、倦怠感は全く出なかった。
ノババックスは副反応が軽い。
・微熱:36.5度(平熱35.3度)
・接種部位の痛み(軽度)
・肩の痛み(軽度)
・頭痛(軽度、短時間)
だるさや倦怠感は出なかった。」
今日は、1日大人しくして、明日の朝に期待するかな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(変異種:ノババックス製ワクチン:ひょっとしたら本命はこれかも)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2021/02/19/9348687
「組換えタンパクワクチン:
組換えタンパクワクチンは、抗原となる蛋白質を遺伝子組換え技術によって作り出し、主に大腸菌、酵母、動物細胞を利用して製造される。様々な抗原蛋白質に対応できる点が、組換えタンパクワクチンのメリットと言える。一般的に免疫原性が低いことが多いので、アジュバントを添加するなどして、免疫原性を上げる必要がある。」
「米国ノババックス社は、COVID-19に対する組換えタンパクワクチン「NVX-CoV2373」の開発研究を進めている。同社は、SARS-CoV-2のS蛋白質を、バキュロウイルス-昆虫細胞発現系を用いて大量発現させた。」
「昆虫というと、何となく不安な気もするし、ワクチンうったらモスラになっちまうかも(!)という妄想を育むには格好のネタだが、科学リテラシー的に言えば、そんな気遣いは無用だ(未確認?)。」
3年半近く前の記事を探すのに手間取った(AIに頼めばいいのかも)。
バキュロウイルスー昆虫細胞発現系からモスラを連想するというのもなんだがな・・・。
このワクチン、どうやら一度供給が途切れたらしい。
(ノババックスのワクチン 有効期限で国内接種終了へ 厚労省)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231225/k10014299201000.html
「ノババックスのワクチンについて厚生労働省は、(2023年12月)25日で購入したすべてのワクチンが有効期限を迎えるため、国内での接種を終了すると発表」
その後、1バイアル当たり2回接種可能な財形が申請されている。
(ヌバキソビッド筋注:2024年秋供給に向けて)
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001266058.pdf
「・当社は4月12日に、厚生労働省に対して、2人用バイアル製剤の製造販売承認申請を行いました
・今秋には新型コロナウイルス感染症のワクチンの選択肢を届けるべく、変異株に対応したヌバキソビッドの開発を進めています」
昨年度の定期接種では、ヌバキソビッドが対象となったようだ(目出度し目出度し・・・)。
我が国では、本日現在、ファイザー(コミナティ筋注)、モデルナ(スパイクバックス筋注)、第一三共(ダイチロナ)のmRNAワクチン、武田の組み換えタンパクワクチン(ヌバキソビッド筋注)、Meiji Seika ファルマのレプリコンワクチン(コスタイベ筋注用)を任意に接種できる(定期接種時期以外では、接種可能な医療機関が限定されるかも)。
いい時代になったというか、選択肢が多過ぎて悩ましいというか・・・。
うーん、次回接種(10回目)の準備(情報収集&戦略立案)も始めないとな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(新型コロナウイルスに感染した回数が多いほどロングCOVIDのリスクは高くなる)
https://gigazine.net/news/20231227-covid-infection-increases-risk-long/
「ロングCOVIDを発症するリスクは「ワクチン接種者」や「若者」の場合は比較的低いものの、COVID-19を発症した回数が増えると、ロングCOVIDを含むさまざまな健康問題を発症するリスクが高まっていく可能性が明らかになっています。」
(新型コロナの後遺症「ロングCOVID」を発症するリスクはパンデミックの過程で次第に低下していることが判明)
https://gigazine.net/news/20240718-long-covid-risk-declined-over-pandemic/#goog_rewarded
「パンデミック最初の2年間におけるロングCOVIDリスクの推移を調べた研究で、ワクチン接種やウイルス株の変化に伴って次第にロングCOVIDのリスクが低下していることが明らかになりました。」
半年ほど間が空いている記事だが、後遺症(ロングコビット)八署のリスクは確実に低下している(約半分強)。
最近のデータは見ていないけど、1年後の現在はさらに低下していることが推測される(そうなのかあ?)。
記事では、数パーセントの罹患のリスクは決して低くないとして、ワクチン接種や感染防止策を推奨しているわけだが、ワクチン接種に伴うリスク(副反応含めて)も考慮する必要がある。
こういう話でAIを活用しない手はないと思い、早速ジェミニにリサーチを依頼した。
以下、むちゃくちゃ長いがコピペして掲載する(リンクは途中で切れています)。
「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状の発症頻度について、解説してください。」
「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状の発症頻度に関する報告書
はじめに
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の罹患後症状、通称Long COVIDまたはPost-COVID Conditions (PCC) は、SARS-CoV-2ウイルスによる初期感染から4週間以上経過しても続く、広範な症状や状態を指す。世界保健機関(WHO)の定義によれば、PCCは通常、COVID-19の発症から3ヶ月以内に始まり、少なくとも2ヶ月間持続し、他の診断では説明できない症状を特徴とする 。これらの症状は、急性期から持続するもの、回復後に新たに出現するもの、あるいは一度消失した後に再発するものなど、多様な経過をたどることがある 。
Long COVIDは、心臓、血管、肺、神経系、消化器系、内分泌系など、ほぼすべての臓器系に影響を及ぼす多系統疾患であり、生涯にわたる影響を及ぼす可能性も指摘されている 。罹患後症状は、個人の日常生活、仕事、社会参加能力、および生活の質に深刻な影響を与えることが報告されている 。
本報告書は、Long COVIDの発症頻度に関する包括的な解説を提供することを目的とする。これには、定義の多様性、国際的な有病率、日本国内の疫学データ、症状の持続期間、および発症に影響を与える要因の分析が含まれる。
「発症頻度」の理解は、単一の数値で捉えられるものではなく、多くの要因によって変動する。例えば、研究デザイン、Long COVIDの定義(自己申告か臨床診断か、対照群の有無)、追跡期間、対象集団の特性などが、報告される数値に大きな影響を与える 。複数の情報源は、Long COVIDの定義自体にわずかな差異が存在することを指摘している 。は、SARS-CoV-2に感染した人々のLong COVIDの発生率が研究や地域によって10%から50%と大きく変動する可能性を明確に示しており、はLong COVIDの世界的合意された定義が未導入であり、期間や診断基準にコンセンサスがないと述べている。このような定義の多様性は、観測される有病率の不均一性を説明する重要な根底にある要素である。特定の定義を考慮せずに研究間の生の有病率数値を比較することは、誤解を招く可能性があるため、本報告書では、これらの多様な知見を統合し、発症頻度に関する多角的かつ詳細な視点を提供することで、より正確な理解を促進する。
罹患後症状(Long COVID)の定義
世界保健機関(WHO)による標準的な定義
WHOは、Post COVID-19 Condition (PCC) を、「新型コロナウイルス感染症の既往がある個人にみられ、通常は発症から3ヶ月後に始まり、少なくとも2ヶ月間持続し、他の診断では説明できない症状を特徴とする状態」と定義している 。この定義は、患者、研究者、臨床専門家によって策定されたものであり、新たなエビデンスの出現とともに変更される可能性があることが明記されている 。
症状は、初期の急性期疾患から持続することもあれば、回復後に新たに発現することもあり、症状が変動したり、進行したり、持続したり、多相性を示したりすることがある 。
症状の多様性と診断基準の変遷
Long COVIDは、心臓、血管、肺、神経系、消化器系、内分泌系など、複数の身体システムに影響を及ぼす幅広い症状を包含する 。一般的に報告される症状には、疲労感、息切れ、筋肉痛・関節痛、睡眠障害、ブレインフォグ(思考力・集中力低下)、頭痛、味覚・嗅覚の変化などがある 。その他、抑うつ、不安、動悸、めまい、胸痛、脱毛なども報告されている 。
特定の症状は、起立性頻脈症候群(POTS)に関連するめまい、動悸、起立時の立ちくらみ、運動不耐性、あるいは労作後倦怠感の症状など、特定の臨床パターンを形成して同時に発生する傾向がある 。
Long COVIDの定義は、その理解が深まるにつれて進化してきた。は、WHOの定義が「新たなエビデンスの出現とともに変更される可能性がある」と述べており、は「Long COVIDの世界的合意された定義は導入されておらず、PCSの期間や診断・分類基準についてもコンセンサスがない」と指摘している。例えば、英国国立医療技術評価機構(NICE)のLong COVIDの定義は、WHOの定義とは異なり、急性期後の症候性COVID-19(発症後5~12週)とPost-COVID-19症候群(12週以上)の両方を含んでいる 。このような定義の進化と世界的なコンセンサスの欠如は、過去の有病率データが新しいデータと直接比較できない可能性があり、異なる研究が類似の用語を使用している場合でも、わずかに異なる現象を測定している可能性があることを意味する。これは、経時的な傾向や地域間の比較を慎重に解釈する必要があることを強調しており、研究者や臨床医にとって、この状態を一貫して診断し治療することの継続的な課題を浮き彫りにしている。
国際的な罹患後症状の発症頻度
世界的な推定有病率の概況と研究間の差異
Long COVIDの国際的な有病率の推定値は大きく異なる。WHOは、COVID-19に罹患した人の約100人中6人(6%)が罹患後症状を発症すると述べているが 、他の情報源では、COVID-19感染者の5%から30% 、あるいは10%から50%というさらに広い範囲が示されている 。
2021年から2024年に発表された429の研究のメタアナリシスでは、COVID-19陽性者におけるLong COVIDのプールされた世界的な有病率は36%と推定されている 。このメタアナリシスでは、COVID-19発症から60日以内に少なくとも1つの持続症状を持つ患者の中央値は72.5%であった 。
英国国家統計局は、2022年の人口レベルでの自己申告によるLong COVIDの有病率を2.7%と推定した 。米国では、成人全体の6.9%がLong COVIDを経験したと報告しており、その有病率は1.9%から10.6%の範囲であった 。世界的な推定では、現在6500万人がLong COVIDに苦しんでいるとされている 。WHO欧州地域では、2020年から2021年のパンデミックの最初の2年間で1700万人以上が経験した可能性があり、Long COVIDの割合は10%から20%の範囲に及ぶとされている 。
WHOが「COVID-19に罹患した人の約100人中6人が罹患後症状を発症する」と述べている一方で 、やは、より高い世界的な範囲(10-50%およびプールされた36%)を提示している。この数値の大きな乖離は、WHOの6%という数字が特定の研究や方法論に基づいている可能性が高いことを示唆している。多くの研究を統合したより広範なメタアナリシスでは、研究間で統計的に大きな不均一性が認められることが報告されている 。これは、有病率の数値を文脈化する極めて重要な必要性を浮き彫りにしている。単一の数値は誤解を招く可能性があり、「有病率」は固定された数値ではなく、方法論の厳密さ、適用される定義、および研究対象集団によって影響を受ける範囲であることを理解する必要がある。WHOの6%という数字は、より包括的な研究によって捉えられたLong COVIDの広範なスペクトルを考慮すると、過小評価である可能性が指摘されている。
対照群を用いた研究では、SARS-CoV-2感染に起因する症状の有病率がより高く示されている。例えば、スコットランドの全国コホート研究では、6ヶ月時点での1つ以上の症状の粗有病率は13.2%から14.3%であったが、交絡因子を調整すると6.3%から6.9%に減少した 。オランダで行われた類似の研究では、COVID-19感染後3~5ヶ月での症状の有病率が、COVID-19陰性対照群と比較して12.7%高かった(21.4%対8.7%)と報告されている 。
報告される有病率の差異は、研究方法論(例えば、通常の医療記録に基づくか自己申告に基づくか、病理学的系統的調査の有無)に影響され、自己申告の研究ではより高い有病率を示す傾向がある 。入院患者を対象とした研究は、一般的に地域ベースの研究よりも高い推定値を示す傾向がある 。英国における「人口レベルでの自己申告によるLong COVIDが2.7%」という推定値と、SARS-CoV-2に感染した人々の発生率が「10%から50%と議論の余地がある」という報告 、また通常の医療記録を用いた研究で有病率が低い傾向にあるという指摘 は、Long COVIDの「氷山の一角」現象を示している。これは、公式または臨床的に診断された症例が、真の負担のごく一部に過ぎない可能性があり、多くの個人が症状を経験しているにもかかわらず、正式に診断されていないか、医療記録に捕捉されていないことを示唆している。この現象は、公衆衛生計画、資源配分、およびこの状態の真の社会的負担に重大な影響を与え、公式の数字が示唆するよりもはるかに大きい可能性があることを示唆している。
地域別・国別の有病率データと変動要因
プールされた有病率には地域差が見られ、アジアで35%、ヨーロッパで39%、北米で30%、南米で51%であった 。この広い範囲は、優勢な変異株、医療へのアクセス、報告メカニズム、または人口特性などの要因における地域差を示唆している。
Table 1: 主要な国際調査におけるLong COVID有病率の比較
研究/情報源
対象集団/文脈
定義/追跡期間
報告された有病率 (%)
主要な方法論的注記
WHO
COVID-19罹患者全般
3ヶ月後から2ヶ月以上持続
約6%
公式推定値
メタアナリシス (2021-2024)
COVID-19陽性者
様々 (プールされた推定)
36% (CI 33-40%)
429研究のメタアナリシス、不均一性あり
英国国家統計局 (2022)
英国人口レベル
自己申告
2.7%
自己申告による人口有病率
米国成人 (2022)
米国成人
自己申告 (経験あり)
6.9% (範囲 1.9-10.6%)
自己申告による人口有病率
WHO欧州地域 (2020/21)
欧州地域感染者
WHO定義
10-20%
推定値
スコットランド全国コホート
198,096人
6ヶ月後
13.2-14.3% (粗), 6.3-6.9% (調整済)
対照群を用いたコホート研究
オランダ研究
COVID-19感染者 vs. 非感染者
3-5ヶ月後
COVID-19群 21.4% (対照群より12.7%高)
対照群を用いた研究
メタアナリシス
COVID-19発症後60日以内
少なくとも1つの持続症状
中央値 72.5%
システマティックレビュー
日本における罹患後症状の発症頻度
厚生労働省および地方自治体からの報告
厚生労働省(MHLW)のQ&Aでは、WHOの推定を引用し、COVID-19感染者の約6%が罹患後症状を発症するとされている 。
千葉県の公開情報によると、国内調査では感染から3ヶ月後、約4人から5人に1人(20-25%)の割合で何らかの症状を感じているという結果がある 。ただし、この調査の具体的な情報源は明記されておらず、MHLWのガイドラインに基づいているとされている 。
東京都iCDCの都民1万人アンケート調査では、罹患後症状を疑う症状があった人のうち、約85%が日常生活に「非常に/やや支障があった」と回答している 。
国内の大規模調査およびコホート研究の結果
札幌で行われた横断調査では、SARS-CoV-2陽性者3,694人と対照群3,672人を対象に、発症後4~18ヶ月の時点で、嗅覚障害、味覚障害、呼吸困難、脱毛、ブレインフォグのオッズ比が対照群と比較して一貫して1を超えていることが示された 。この研究は、Long COVIDを正確に評価するために対照群の必要性を強調している 。
日本の多施設共同前向きコホート研究(UMIN000042299)では、935人の患者(質問票に回答した1,066人中)を対象に、少なくとも1つのLong COVID症状を持つ患者は、診断後3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月の時点で身体的および精神的QOLスコアが有意に低いことが判明した 。この研究では、Long COVID症状の5つのクラスターが特定され、これらは1年間にわたって維持されることが示された 。
別の日本の大規模横断調査(285人の患者を対象)では、すべての重症度群で56.1%が持続症状を呈していた 。特定の症状の有病率は異なり、疲労感は35.0%(3ヶ月以内)、呼吸困難は44.8%、嗅覚障害は52.9%であった 。記憶障害と集中力低下は特に高い持続率を示した(1年超でそれぞれ84.4%、70.7%) 。
豊中市と大阪大学大学院が実施した大規模調査では、約27,000人の感染者から得られた約4,000件の有効回答のうち、自宅療養終了後も何らかの症状が続いていた人が47.7%であった 。忽那教授は、1ヶ月以上症状が続いた人が20人に1人(5%)、2ヶ月以上続いた人が27人に1人(3.7%)であり、これは「決して軽視できる頻度ではない」と述べている 。
日本のオミクロンBA.5株流行時の研究(成人25,911人)では、感染後約6ヶ月の時点でLong COVIDの有病率が11.8%であり、対照群の5.5%と比較して高いことが明らかになった 。最も頻繁な持続症状は、咳(3.7%)、集中力低下(3.1%)、脱毛(2.8%)、疲労感(2.4%)、ブレインフォグ(2.2%)であった 。
日本国内の有病率データも、国際的な傾向と同様に大きな乖離を示している。厚生労働省がWHOの6%という数字を引用している一方で 、千葉県は3ヶ月後に4~5人に1人(20-25%)と報告し 、大阪大学/豊中市の調査では自宅療養終了直後に47.7%が何らかの症状を呈していると報告している 。オミクロンBA.5株の研究は、6ヶ月後に11.8%を示している 。この広い範囲(6%から47.7%)は、研究で用いられるLong COVIDの定義(例えば、あらゆる残存症状かWHOの厳密な基準か)、追跡期間、および調査対象集団に極めて敏感であることを浮き彫りにしている。初期のより高い割合(47.7%など)は、より広範な急性期後の症状を捉えている可能性があり、その多くは比較的早く解決する一方で、より低い割合(6%や11.8%など)は、慢性的な状態としてのLong COVIDのより厳密な、より長期的な定義に準拠していると考えられる。これは、多くの人が残存症状を経験する一方で、より少数ではあるが依然としてかなりの割合の人が、慢性疾患としてのLong COVIDの基準を満たしていることを意味する。
Table 2: 日本国内のLong COVID有病率調査結果の概要
研究/情報源
対象集団/文脈
追跡期間
報告された有病率 (%) / 主要な知見
注記
厚生労働省 (WHO引用)
COVID-19感染者全般
特定なし
約6%
WHOの推定を引用
千葉県
国内調査
3ヶ月後
20-25% (4-5人に1人)
国内調査結果を引用、情報源不明確
札幌調査
SARS-CoV-2陽性者 vs. 対照群
4-18ヶ月後
嗅覚障害、味覚障害、呼吸困難、脱毛、ブレインフォグのオッズ比が対照群より高い
対照群を用いた横断調査
日本の多施設コホート研究
COVID-19患者935人
3, 6, 12ヶ月後
少なくとも1つの症状を持つ患者はQOLが有意に低い
5つの症状クラスターを特定
大阪大学/豊中調査
COVID-19感染者約4000人
自宅療養終了直後
47.7%が何らかの症状を継続
1ヶ月後5%、2ヶ月後3.7%が持続
日本のオミクロンBA.5株研究
オミクロンBA.5株感染者25,911人
6ヶ月後
11.8%
対照群と比較した有病率
日本の横断調査
COVID-19患者285人
3ヶ月以内、1年超
全ての重症度群で56.1%が持続症状
記憶障害(84.4%)、集中力低下(70.7%)の長期持続が顕著
罹患後症状の持続期間と経時的変化
症状が時間とともに改善する傾向と、長期にわたる症状の割合
Post-COVID-19症状は、一般的に時間とともに改善する傾向があり、通常は4~9ヶ月以内に改善するとされている 。日本国内の1,066症例の追跡調査でも、診断から12ヶ月後でも罹患者全体の約30%に1つ以上の罹患後症状が認められたものの、いずれの症状に関しても経時的に有症状者の頻度が低下する傾向が認められた 。
しかし、かなりの割合の個人が長期にわたる症状を経験している。2022年の世界的な推定では、約15%の人が12ヶ月後も症状を抱えているとされている 。入院患者を対象とした研究では、急性期疾患から12ヶ月後も49%の患者が少なくとも1つの症状を抱えており、6ヶ月時点の68%から減少していた 。さらに、ドイツの研究では、患者の68%が1年目と同じ症状を2年目も経験しており、改善を報告した32%のほとんどが完全に回復していなかった 。これは、Long COVIDが一部の個人にとって明らかに慢性的な状態であり、多くの患者にとって症状が2年目以降も持続することを示唆している。
WHOの定義では、症状は少なくとも2ヶ月間持続し、通常は発症から3ヶ月後に見られるとされている 。の修正された定義では、PCSは12週から12ヶ月間続くとされているが、より長期にわたる可能性も指摘されている。これらの知見は、Long COVIDの症状が「時間とともに改善する」という一般的な傾向がある一方で、かなりの数の患者が長期にわたる慢性的な症状に苦しんでいるという複雑な状況を示している。これは、一般的な改善に関する安心感が全体的な人口には当てはまる一方で、医療システムは、長期的な管理と支援を必要とするかなりの数の患者群に備える必要があることを意味する。
特定の症状(例:倦怠感、呼吸困難、ブレインフォグ)の持続性に関するデータ
疲労感と筋力低下は、入院患者で最も一般的な残存症状であり、6ヶ月時点で52%、12ヶ月時点で20%に認められた 。呼吸困難(息切れ)は、入院患者の30%が12ヶ月時点で報告しており、6ヶ月時点の26%よりわずかに増加していた 。中等症患者の20-30%、重症患者の最大54%で、12ヶ月時点で肺拡散能障害が観察された 。
ブレインフォグやけいれんなどの神経学的症状は、一部のコホートでは少なくとも2年間持続したが、抑うつや不安は2~3ヶ月後に正常に戻る傾向があった 。日本のオミクロンBA.5株研究では、6ヶ月後の最も頻繁な持続症状は、咳(3.7%)、集中力低下(3.1%)、脱毛(2.8%)、疲労感(2.4%)、ブレインフォグ(2.2%)であった 。メタアナリシスでは、一部の症状の有病率推定値は減少したものの、疲労感と嗅覚障害の有病率推定値は12ヶ月の追跡調査でも一貫して維持されていることが判明した 。
特に注目すべきは、認知症状の持続性の高さである。札幌の研究では、集中力低下、ブレインフォグ、睡眠障害、眼症状、耳鳴りなどの症状は、発症後13~18ヶ月の時点でオッズ比が継続的に増加する傾向を示した 。ある日本の研究では、記憶障害(1年超で84.4%)と集中力低下(1年超で70.7%)が非常に高い持続率を示している 。これは、疲労感がLong COVIDの最も一般的な全体的な症状としてしばしば挙げられる一方で、記憶障害や集中力低下などの認知問題の持続率は驚くほど高いことを示している。認知機能障害がLong COVIDの最も持続的で衰弱性の高い側面の一つであり、患者の一部にとっては疲労感よりも深刻である可能性さえ示唆している。このことは、Long COVIDの主要な健康負担が時間の経過とともに変化し、より一般的な症状(疲労など)から、特定の神経学的および認知機能障害へと移行する可能性を示唆している。これは、必要とされる専門医のタイプ(例えば、神経内科、認知リハビリテーション)、個人の仕事能力と機能への影響、および長期的な社会的コストに影響を与える。
Table 3: 主要なLong COVID症状の持続率(6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月時点)
症状
6ヶ月時点での有病率 (%)
12ヶ月時点での有病率 (%)
24ヶ月時点での有病率 (%) / 1年超の持続 (%)
情報源
疲労感
52%
20%
57.6% (1年超)
呼吸困難
26%
30%
39.7% (1年超)
ブレインフォグ
不明
不明
継続的にオッズ比増加 (13-18ヶ月) , 少なくとも2年間持続
嗅覚障害
不明
継続して維持
35.9% (1年超)
記憶障害
不明
不明
84.4% (1年超)
集中力低下
不明
不明
70.7% (1年超)
不安/抑うつ
23%
26%
2-3ヶ月後に正常に戻る傾向
咳
不明
不明
32.0% (1年超)
脱毛
不明
不明
60.0% (1年超)
注: 各症状の持続率は研究によって異なる定義や追跡期間が用いられているため、直接的な比較には限界がある。特に「1年超の持続」は、特定の研究における長期追跡結果を示す。
罹患後症状の発症に影響を与える要因
人口統計学的要因(年齢、性別)
女性はPost-COVID-19状態を発症するリスクが高いとされている 。日本で行われた調査では、女性の方が3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月のいずれの時点でもLong COVID症状を持つ割合が高かったと報告されている 。大阪大学の調査では、女性は男性の1.1倍Long COVID症状が出やすいとされている 。
高齢者もリスクが高いとされている 。年齢は、生理学的変化、免疫系の変化、併存疾患の存在により、Long COVIDの発症と回復過程の両方に影響を与える重要な決定因子である 。加齢に伴う免疫系の変化(例えば、T細胞機能の低下、炎症性老化)は、免疫応答の長期的な調節不全と慢性症状に寄与する可能性がある 。
基礎疾患と急性期症状の重症度
既存の慢性疾患を持つ人々は、より高いリスクにあり、基礎疾患はLong COVIDの強力なリスク因子である 。
急性期COVID-19の重症度も重要なリスク因子である 。Long COVIDは軽症または無症状の急性期疾患を持つ人々にも発生するが、重症COVID-19患者に最も多く発生する 。入院患者の研究は、一般的にLong COVIDの推定値が高い傾向にある 。大阪大学の調査では、重症患者は軽症患者の5.4倍Long COVID症状が出やすいことが判明した 。しかし、は、「Long COVIDは、重症のCOVID-19疾患を経験した人に最も多く発生するが、重篤な状態であったり入院したりした人に限定されるわけではない。軽症の疾患を持つ人、さらには症状が出なかった人でも影響を受ける可能性がある。実際、Long COVIDを持つ人のほとんどは、軽症の急性COVID-19であった」と述べている。これは、急性期の重症疾患が個人のLong COVID発症リスクを高める一方で、Long COVIDの症例の「大部分」は、軽症の初期感染から生じる可能性があるという重要なニュアンスを示している。これは、軽症感染がはるかに一般的であるためであり、公衆衛生戦略がLong COVIDの負担を軽減するために、急性期の重症COVID-19の予防だけに焦点を当てることはできないことを意味する。広範な軽症感染であっても、Long COVIDの絶対数が大量に発生し、公衆衛生上の大きな課題となる可能性がある。
SARS-CoV-2変異株(Delta vs. Omicron)の影響
オミクロン株は、デルタ株のような以前の変異株と比較して、Long COVIDを引き起こす可能性が著しく低いとされている 。英国の研究では、デルタ株に感染した患者の約2倍の割合でLong COVID症状が報告されたのに対し、オミクロン株ではその割合が低かった(デルタ株10.8%に対しオミクロン株4.5%)。オミクロン株流行期におけるLong COVIDの発生オッズは、20-50%低いと推定されている 。
しかし、感染あたりの「割合」は低いものの、オミクロン株の感染力の高さと症例数の多さにより、オミクロン株感染後のLong COVID患者の「絶対数」は増加した 。はさらに、「2022年3月26日にZOEアプリモデルによって推定された英国のオミクロン株のピーク(1日あたり35万件以上の新たな症候性COVID-19症例)と、症例の4%がLong COVIDであることを考慮すると、将来のLong COVID患者数は必然的に増加するだろう」と付け加えている。これは、公衆衛生上の極めて重要な意味合いを持つ。たとえ変異株がLong COVIDリスクの点で個々には「軽症」であったとしても、その高い感染力は、この状態に苦しむ人々の「総数」をより多くする可能性がある。これは、パンデミックが進化し、変異株が急性疾患においてより軽症になったとしても、Long COVIDの累積的な負担は増大し続け、医療システムや経済に持続的な圧力をかける可能性があることを意味する。
一般的に、COVID-19の症状は変異株間で類似する傾向があり、重症度は個人の免疫力と全体的な健康状態に依存する 。KP.3株(オミクロン株の亜系統)は感染力が高いものの、現在のところ、以前の変異株と比較して症状や重症化率に大きな影響を与えたというデータはない 。
ワクチン接種状況との関連
ワクチン未接種者またはCOVID-19ワクチン接種が最新でない人は、重症の急性期転帰のリスクが高まる 。ワクチン接種は、炎症反応を弱めることでLong COVIDのリスクを低減する上で重要な役割を果たす 。ワクチン接種は、持続症状を発症する可能性を低減するようである 。一部の研究では、ワクチン接種後に既存のLong COVID症状が改善したことが示唆されている 。日本では、ワクチン接種者は罹患後症状が出にくかったり、軽度で済んだりすることが報告されている 。
主な罹患後症状とその頻度
全身症状、呼吸器症状、精神神経症状、神経学的症状などの分類
Long COVIDの症状は非常に多様で、多系統にわたる 。一般的に報告される症状は以下の通りである。
全身症状: 疲労感・倦怠感(最も一般的)、脱力感 、筋肉痛・関節痛 、労作後倦怠感(労作によって症状が悪化)、発熱 、脱毛 。
呼吸器症状: 息切れ・呼吸困難(2番目に一般的)、慢性的な咳 、胸痛・胸の圧迫感 。
精神・神経症状: ブレインフォグ・集中力/思考力低下 、頭痛 、記憶障害 、睡眠障害・不眠 、抑うつ 、不安 、めまい 。
感覚器症状: 嗅覚または味覚の喪失または変化(嗅覚脱失または味覚異常)。
循環器症状: 頻脈・動悸 、胸痛 。
消化器症状: 下痢、吐き気、腹痛 。
多くの症状は、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)と共通している 。
各症状の国際的な有病率と日本における特徴
Long COVIDの症状プロファイルは、急性期から慢性期へと時間の経過とともに変化する傾向が観察されている。は、オミクロン期における急性期症状として、喉の痛み(75%)、咳(55%)、鼻水(49%)といった呼吸器系の症状が優位であったことを示している。これに対し、オミクロン株感染後6ヶ月の時点での日本の研究()では、咳(3.7%)、集中力低下(3.1%)、脱毛(2.8%)、疲労感(2.4%)、ブレインフォグ(2.2%)が主な持続症状として挙げられている。さらに、1年超の持続症状に焦点を当てた日本の横断調査()では、記憶障害(84.4%)と集中力低下(70.7%)が非常に高い持続率を示している。
この症状の優位性の変化は、臨床管理と患者教育に深刻な影響を与える。医療提供者は、感染から数ヶ月後に患者が呈する症状が、急性期の症状とは大きく異なる可能性があることを認識する必要がある。これは、Long COVIDの根底にある病態が急性期のCOVID-19とは異なり、持続的な炎症、自己免疫、または微小血栓症 が関与している可能性があることを示唆しており、長期的な診断アプローチと治療介入の必要性を求めている。
疲労感はLong COVIDの最も一般的な全体的な症状としてしばしば挙げられるが、記憶障害 や集中力低下 などの認知問題の持続率は驚くほど高い。も、ブレインフォグとけいれんが少なくとも2年間持続したと述べている。これは、認知機能障害がLong COVIDの最も持続的で衰弱性の高い側面の一つであり、患者の一部にとっては疲労感よりも深刻である可能性さえ示唆している。認知機能障害(「ブレインフォグ」)は、個人の仕事復帰能力、日常生活管理能力、および生活の質の維持に深刻な影響を与える可能性がある。高い持続率は、生産性の損失と認知リハビリテーションサービスへの需要の増加という点で、長期的な社会負担が大きいことを示唆しており、Long COVID関連の認知機能障害のメカニズムと効果的な治療法の研究が緊急に必要であることを浮き彫りにしている。
以下に、国際的なメタアナリシスと日本国内の調査から得られた主要な症状の有病率を示す。
国際的データ :
COVID-19陽性者におけるプールされた有病率:
全身疲労: 20%
呼吸器症状: 20%
精神症状: 18%
神経症状: 16%
記憶障害: 11%(最も一般的な特定の症状)
皮膚症状: 12%
心血管症状: 10%
筋骨格症状: 9%
消化器症状: 5%
日本国内データ:
オミクロンBA.5株流行期、感染後6ヶ月 :
咳: 3.7%
集中力低下: 3.1%
脱毛: 2.8%
疲労感: 2.4%
ブレインフォグ: 2.2%
横断調査、1年超の持続 :
記憶障害: 84.4%
集中力低下: 70.7%
脱毛: 60.0%
疲労感: 57.6%
不眠: 77.8%
呼吸困難: 39.7%
嗅覚障害: 35.9%
大阪大学、オミクロン期急性期症状 :
喉の痛み: 75%
咳: 55%
鼻水・鼻づまり: 49%
発熱: 36%
頭痛: 27%
息苦しさ: 19%
倦怠感: 11%
消化器症状: 6%
味覚嗅覚障害: 3%
結論と今後の展望
Long COVIDは、広範な症状を伴う複雑な多系統疾患であり、数ヶ月から数年間にわたって持続する可能性がある。本報告書で示されたように、Long COVIDの有病率の推定値は、世界的に(6%から40%超まで)および日本国内で(定義と追跡期間により6%から50%近くまで)大きく異なっている。この変動は、異なる研究で用いられる方法論と定義を理解することの重要性を強調している。WHOの比較的低い推定値と、より広範な研究で示される高い有病率との間には乖離があり、これはLong COVIDがどのように測定されるかによって数値が大きく変動することを示唆している。また、人口レベルでの自己申告による有病率が低い一方で、感染者における有病率が高いことは、多くの未診断症例が存在する「氷山の一角」現象を示唆している。
多くの症状は時間とともに改善する傾向があるものの、かなりの少数派が慢性的な症状、特に神経学的および認知機能障害を経験する。疲労感は依然として一般的であるが、記憶障害や集中力低下といった認知機能の課題は、長期的な持続性において特に顕著な負担となっている。
Long COVIDのリスク因子には、女性であること、高齢であること、基礎疾患があること、および急性期疾患の重症度が含まれる。しかし、急性期の重症度がリスク因子であるにもかかわらず、Long COVIDの症例の大部分は軽症の初期感染から生じているという「重症度のパラドックス」が存在する。これは、軽症感染の圧倒的な数が、Long COVIDの絶対数を大きく押し上げているためである。さらに、オミクロン株は、感染あたりのLong COVIDリスクは低いものの、その高い感染力により症例の絶対数が増加し、人口レベルで大きな課題を提示している。これは「オミクロン・パラドックス」と呼ばれ、個々のリスクの低下が必ずしも公衆衛生上の負担の軽減を意味しないことを示している。ワクチン接種は、Long COVIDのリスクと重症度を低減するようである。
Long COVIDの原因(例えば、ウイルス持続、免疫応答の変化、微小血栓症)をよりよく理解し、標的治療法を開発するために、継続的な研究が不可欠である 。症状と患者プロファイルの異質性(症状クラスターに見られるように )は、個別化された治療アプローチの必要性を示している 。
公衆衛生戦略は、未診断症例の「氷山の一角」現象や、感染あたりのリスクが低いにもかかわらず絶対数が多いという「オミクロン・パラドックス」など、Long COVIDの長期的な負担を認識する必要がある。は、Long COVIDが「仕事能力に影響を与え、生産性の損失、収入と生活の質の低下につながる可能性がある。この状態を持つ人々の継続的な医療ニーズは、既存の医療システムを圧迫する可能性がある」と述べている。また、は、東京都でLong COVIDが疑われる人の85%が日常生活に重大な影響があったと報告している。これは、パンデミックの急性期をはるかに超えて広がる、重大かつ増大する累積的な公衆衛生上の負担を示している。
長期的な健康および社会経済的影響を軽減するためには、継続的なモニタリング、専門のLong COVIDクリニックの設立、および罹患した個人への包括的な支援システムが不可欠である 。忽那教授がLong COVIDに対する「社会的認識」と「様々な行政支援」の必要性を強調しているように 、Long COVIDの効果的な管理は、医学研究と臨床ケアを超えて、広範な社会的認識と政策枠組みを必要とする。これには、公衆衛生啓発キャンペーン、障害者支援、職場での配慮、および研究と専門クリニックへの専用資金提供が含まれる。このより広範な社会的関与がなければ、Long COVIDを持つ多くの個人は十分なサービスを受けられず、問題の真の規模が過小評価される可能性がある。
レポートに使用されているソース
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コロナ変異株「KP.3株」の特徴について【最新株・症状・推移】 | ひまわり医院(内科・皮膚科)
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pmc.ncbi.nlm.nih.gov
Case–Control Study of Long COVID, Sapporo, Japan - PMC
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新型コロナウイルス感染症の罹患後も続く症状(罹患後症状)について - 船橋市
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新型コロナウイルス感染症罹患後も続く症状(罹患後症状、いわゆる後遺症)にお悩みの方へ - 岡山県庁
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mhlw.go.jp
新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)に関するQ&A - 厚生労働省
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新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)について - 岐阜県
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Omicron Variant Appears to Be Less Likely to Cause Long COVID Than Delta - PowerPak
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cidrap.umn.edu
Study shows for most, long-COVID symptoms persist into second year - CIDRAP
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Omicron less likely to lead to long COVID, study finds | CIDRAP - University of Minnesota
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How long is long COVID - PMC - PubMed Central
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Long COVID Syndrome: A Narrative Review on Burden of Age and Vaccination - PMC
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Long COVID: Post-COVID Conditions, Symptoms & Treatment - Cleveland Clinic
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Long COVID - Wikipedia
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Cluster analysis of long COVID in Japan and association of its trajectory of symptoms and quality of life | BMJ Open Respiratory Research
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yalemedicine.org
Long COVID (Post-COVID Conditions, PCC) - Yale Medicine
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omu.repo.nii.ac.jp
A cross-sectional, multicenter survey of the prevalence and risk factors for Long COVID
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blogs.the-hospitalist.org
Long COVID symptoms can persist for more than 1 year, study shows - The Hospitalist
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frontiersin.org
Estimating long COVID-19 prevalence across definitions and forms of sample selection
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who.int
Post COVID-19 condition (long COVID)
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pref.chiba.lg.jp
新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症 ... - 千葉県
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ktv.jp
“コロナ後遺症”の国内最大規模調査 約4000人感染者「回答」で47.7%に何らかの後遺症が 阪大・忽那教授「20人に1人が1カ月後も…軽視できない」 | 特集 | ニュース | 関西テレビ放送 カンテレ
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corona-kouisyou.metro.tokyo.lg.jp
データでみる後遺症 | 新型コロナ後遺症ポータル 東京都保健医療局
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academic.oup.com
Systematic Review of the Prevalence of Long COVID - Oxford Academic
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medrxiv.org
Global Prevalence of Long COVID, its Subtypes and Risk factors: An Updated Systematic Review and Meta-Analysis | medRxiv
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cidrap.umn.edu
Study shows 12% long-COVID prevalence following Omicron infection - CIDRAP
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researchgate.net
Comprehensive Analysis of Long COVID in a Ja」
<また追加>ーーーーーーーーーー
ちょっと熱発している。
7月13日14:00頃→36.9度
15:00頃→36.7度
16:00頃→36.1度(仮眠)
18:00頃→37.1度(起きたら熱が上昇↑)
19:00頃→36.5度
20:00頃→36.3度
22:00頃→35.8度
23:00頃→36.3度
24:00頃→35.3度(平熱になったので就寝)
安静にして、熱が下がるのを待っている・・・。
(なぜ日本でレプリコンワクチンが初めて承認されたのか 感染症の専門医が語る「コロナワクチンの役割と可能性」)
https://medicaldoc.jp/m/column-m/ad-t0241/
「このワクチンは基本的に従来のmRNA技術を改良したものなので、完全に新しい仕組みというわけではないため、審査が比較的スムーズに進んだものと思われます。」
うーん、真偽のほどは疑わしいが、ありそうな話ではある。
忽那センセは、ワクチン推奨の最右翼だから、高齢者や持病持ちだけではなく、後遺症予防の観点から、若年者(概ね50歳未満)への積極的な接種を推奨している(浮沈子は、そこはやや懐疑的ですが)。
昨日接種を済ませ(コスタイベ筋注用)、今更レプリコンワクチンの話をしても仕方ない気もするんだが、今後のこともあるからな。
記事は、今年の1月時点の取材で、掲載までにファクトチェックなどで時間を掛け、2月にリリースしている。
この時点の記事としては、良くまとまっているし、難しいことを分かりやすく解説するという良質な記事だと感じる。
「今後、レプリコンワクチンは一般的な技術になると思いますか?
→その可能性は十分にあります。レプリコンワクチンは効率的かつ長期的な効果が期待されるため、ほかの感染症や疾患予防にも応用されることが見込まれます。」
決定的なネガがなければ、この技術はワクチン接種のスタンダードになる可能性がある。
特に、従来のワクチン接種において長期の免疫がつきにくく、頻回に接種を繰り返す必要があるインフルエンザは格好のターゲットだ。
製造がスピーディーに可能なことから、そのシーズンの流行株が判明してからの製造という離れ業にも期待がかかる(未調査)。
副反応とかは、まだ、改善の余地がありそうだがな。
接種後18時間の現在、体温36.1度(平熱は35.3度)、頭痛(後頭部が重い感じ)あり、倦怠感ややあり(このブログが打てる程度)、接種部位(左腕)の痛みあり(90度上げると痛む)、食欲ややあり(普段あり過ぎだから、丁度いいかも!)。
まあいい。
モデルナに比べれば、天国(行ったことはありませんが)にいる程軽微ではある。
が、インフルと比べれば辛いことは確かだし、今のところは数回前にうったモスラワクチン(組み換えタンパクワクチン:<以下追加>参照)と同等か、やや重い感じだ。
ファイザーのコミナティ筋注よりは、確実に軽い。
次回接種するとしても、可能ならこっちの方を選択するだろう(かかりつけ医にフィードバックしとかないとな:前回はファイザーのみ)。
メーカーは、2回分の剤型を申請中だそうだ(現在は15回分:要希釈)。
ある程度まとまらないと、解凍できないからな。
しかし、レプリコンワクチンのメーカーが1社で、選択の余地がないというのも問題ではある。
せめて、2社くらいで対応してもらいたい気もする。
巷でいろいろうわさが流れたことで、初期の市場展開が遅れていることは残念だが、新しい技術が広まるためには時間が掛かったり紆余曲折を経たりすることは珍しい話じゃない。
いいものは、確実に残っていく。
副反応を含め、改善の余地はまだまだあるが(有効期間を10倍くらいにするとかな)、浮沈子的にはレプリコンワクチンには大いに期待している。
記事の中では、インフルと異なる夏季流行を伴う新型コロナの性質についても触れている。
「なぜ新型コロナウイルスは夏にも流行するのでしょうか?
→まだ分かっていないことも多いですが、エアコンの使用による密閉空間での換気不足が要因の一つと考えられます。」
んじゃあ、インフルが夏季に流行しないのはなぜかということになると思うんだがな。
感染経路として、エアロゾル感染(飛沫と飛沫核との中間:完全に乾燥させると感染力がなくなるのかも:未確認)になっていることが挙げられるのかもしれない(未調査)。
今回は、夏季流行期間の開始に合わせて、慌てて接種したけど、長期に効果が見込めるということなら冬季をパスして、1年後のこの時期を個人的な定期接種にするという手もある。
流行の規模は、概ね冬季より夏季の方が大きいからな。
厚労省の政策需要に振り回される必要はない。
抗体価の遷移を見ると、半年で落ちていることは確かだから、そのタイミングで年に2回接種というパターンもあるだろう(画像参照)。
流行の変化、ワクチンの改良状況などを見極めて、柔軟に対応する必要がありそうだ。
ジジババ&持病持ちな感染症だからな。
世間では、話題にもならない。
さて、ぼちぼち参院選の期日前投票にでも行って来ようかな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(変異種:最速の6回目接種:副反応:ノババックスでも出ました)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2023/05/11/9585271
「効き目の薄いワクチンをうちに行くのに、ウイルスが充満しているに違いない電車の中に缶詰めになって移動するというのも、なかなか味わい深いものがあるな・・・。」
効いたかどうかは定かではないけど、おかげさまで現在に至るまで罹患したという自覚はない(N抗体とかは検査してません)。
「夕方、仮眠をとって目が覚めたら、しっかりと左肩(接種した方)が痛くなっていた(つーか、寝返りで痛くて目が覚めた)。」
「微熱も出ていて、平熱が35.3度の浮沈子が、36.3度になっていた。」
(変異種:最速の6回目接種:副反応:2日目の朝)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2023/05/12/9585333
「接種翌日の朝、微熱は続いている(36.3度:ちなみに平熱は35.3度)。
左肩の痛みはあるが、手が上がらないほどではない。
夕べ寝る前に出た頭痛は、ほぼ消えた(ボーっとしているのは、寝起きのせいかあ?)。
何より、あの、死にたくなるような倦怠感はない。
皆無といっていい。
すっきりとした朝のお目覚め・・・。」
うーん、やっぱ、組み換えタンパクワクチンの方が、副反応の収まりは早いようだ。
今回うったレプリコンワクチンは、mRNAを増殖させるところ以外は、基本的な作用機序はファイザーやモデルナと同じだからな。
接種する際にmRNAを保護する脂質カプセルや、増殖したmRNAが細胞内でSタンパクを産生し、免疫機構を賦活させるところは一緒だ。
増殖に期待して、当初接種量を減らしているとは思うけど(未確認:バイアル当たりのシリンジの本数は倍以上)、その辺りは未確認だし、モデルナが我が国での接種量を半量とした際も、副反応が軽減されたというエビデンスは見ていない。
期日前投票から帰ってきて、体温測定したら35.1度だった(平熱は35.3度)。
左腕の痛みの程度や、腕を上げる角度(90度)は変わらない。
後頭部が重たい感じは続いているし、やや倦怠感もある。
食欲は十分で、朝食をぺろりと平らげた(まかしてくれ!)。
ノババックス(組み換えタンパクワクチン)の副反応は、接種の翌々日には消失している。
(変異種:最速の6回目接種:副反応:消失)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2023/05/13/9585614
「接種翌々日の朝、微熱は下がった(35.5度:ちなみに平熱は35.3度)。
左肩の痛みも完全に消えた(若干の違和感はあります)。
今回、倦怠感は全く出なかった。
ノババックスは副反応が軽い。
・微熱:36.5度(平熱35.3度)
・接種部位の痛み(軽度)
・肩の痛み(軽度)
・頭痛(軽度、短時間)
だるさや倦怠感は出なかった。」
今日は、1日大人しくして、明日の朝に期待するかな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(変異種:ノババックス製ワクチン:ひょっとしたら本命はこれかも)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2021/02/19/9348687
「組換えタンパクワクチン:
組換えタンパクワクチンは、抗原となる蛋白質を遺伝子組換え技術によって作り出し、主に大腸菌、酵母、動物細胞を利用して製造される。様々な抗原蛋白質に対応できる点が、組換えタンパクワクチンのメリットと言える。一般的に免疫原性が低いことが多いので、アジュバントを添加するなどして、免疫原性を上げる必要がある。」
「米国ノババックス社は、COVID-19に対する組換えタンパクワクチン「NVX-CoV2373」の開発研究を進めている。同社は、SARS-CoV-2のS蛋白質を、バキュロウイルス-昆虫細胞発現系を用いて大量発現させた。」
「昆虫というと、何となく不安な気もするし、ワクチンうったらモスラになっちまうかも(!)という妄想を育むには格好のネタだが、科学リテラシー的に言えば、そんな気遣いは無用だ(未確認?)。」
3年半近く前の記事を探すのに手間取った(AIに頼めばいいのかも)。
バキュロウイルスー昆虫細胞発現系からモスラを連想するというのもなんだがな・・・。
このワクチン、どうやら一度供給が途切れたらしい。
(ノババックスのワクチン 有効期限で国内接種終了へ 厚労省)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231225/k10014299201000.html
「ノババックスのワクチンについて厚生労働省は、(2023年12月)25日で購入したすべてのワクチンが有効期限を迎えるため、国内での接種を終了すると発表」
その後、1バイアル当たり2回接種可能な財形が申請されている。
(ヌバキソビッド筋注:2024年秋供給に向けて)
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001266058.pdf
「・当社は4月12日に、厚生労働省に対して、2人用バイアル製剤の製造販売承認申請を行いました
・今秋には新型コロナウイルス感染症のワクチンの選択肢を届けるべく、変異株に対応したヌバキソビッドの開発を進めています」
昨年度の定期接種では、ヌバキソビッドが対象となったようだ(目出度し目出度し・・・)。
我が国では、本日現在、ファイザー(コミナティ筋注)、モデルナ(スパイクバックス筋注)、第一三共(ダイチロナ)のmRNAワクチン、武田の組み換えタンパクワクチン(ヌバキソビッド筋注)、Meiji Seika ファルマのレプリコンワクチン(コスタイベ筋注用)を任意に接種できる(定期接種時期以外では、接種可能な医療機関が限定されるかも)。
いい時代になったというか、選択肢が多過ぎて悩ましいというか・・・。
うーん、次回接種(10回目)の準備(情報収集&戦略立案)も始めないとな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(新型コロナウイルスに感染した回数が多いほどロングCOVIDのリスクは高くなる)
https://gigazine.net/news/20231227-covid-infection-increases-risk-long/
「ロングCOVIDを発症するリスクは「ワクチン接種者」や「若者」の場合は比較的低いものの、COVID-19を発症した回数が増えると、ロングCOVIDを含むさまざまな健康問題を発症するリスクが高まっていく可能性が明らかになっています。」
(新型コロナの後遺症「ロングCOVID」を発症するリスクはパンデミックの過程で次第に低下していることが判明)
https://gigazine.net/news/20240718-long-covid-risk-declined-over-pandemic/#goog_rewarded
「パンデミック最初の2年間におけるロングCOVIDリスクの推移を調べた研究で、ワクチン接種やウイルス株の変化に伴って次第にロングCOVIDのリスクが低下していることが明らかになりました。」
半年ほど間が空いている記事だが、後遺症(ロングコビット)八署のリスクは確実に低下している(約半分強)。
最近のデータは見ていないけど、1年後の現在はさらに低下していることが推測される(そうなのかあ?)。
記事では、数パーセントの罹患のリスクは決して低くないとして、ワクチン接種や感染防止策を推奨しているわけだが、ワクチン接種に伴うリスク(副反応含めて)も考慮する必要がある。
こういう話でAIを活用しない手はないと思い、早速ジェミニにリサーチを依頼した。
以下、むちゃくちゃ長いがコピペして掲載する(リンクは途中で切れています)。
「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状の発症頻度について、解説してください。」
「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状の発症頻度に関する報告書
はじめに
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の罹患後症状、通称Long COVIDまたはPost-COVID Conditions (PCC) は、SARS-CoV-2ウイルスによる初期感染から4週間以上経過しても続く、広範な症状や状態を指す。世界保健機関(WHO)の定義によれば、PCCは通常、COVID-19の発症から3ヶ月以内に始まり、少なくとも2ヶ月間持続し、他の診断では説明できない症状を特徴とする 。これらの症状は、急性期から持続するもの、回復後に新たに出現するもの、あるいは一度消失した後に再発するものなど、多様な経過をたどることがある 。
Long COVIDは、心臓、血管、肺、神経系、消化器系、内分泌系など、ほぼすべての臓器系に影響を及ぼす多系統疾患であり、生涯にわたる影響を及ぼす可能性も指摘されている 。罹患後症状は、個人の日常生活、仕事、社会参加能力、および生活の質に深刻な影響を与えることが報告されている 。
本報告書は、Long COVIDの発症頻度に関する包括的な解説を提供することを目的とする。これには、定義の多様性、国際的な有病率、日本国内の疫学データ、症状の持続期間、および発症に影響を与える要因の分析が含まれる。
「発症頻度」の理解は、単一の数値で捉えられるものではなく、多くの要因によって変動する。例えば、研究デザイン、Long COVIDの定義(自己申告か臨床診断か、対照群の有無)、追跡期間、対象集団の特性などが、報告される数値に大きな影響を与える 。複数の情報源は、Long COVIDの定義自体にわずかな差異が存在することを指摘している 。は、SARS-CoV-2に感染した人々のLong COVIDの発生率が研究や地域によって10%から50%と大きく変動する可能性を明確に示しており、はLong COVIDの世界的合意された定義が未導入であり、期間や診断基準にコンセンサスがないと述べている。このような定義の多様性は、観測される有病率の不均一性を説明する重要な根底にある要素である。特定の定義を考慮せずに研究間の生の有病率数値を比較することは、誤解を招く可能性があるため、本報告書では、これらの多様な知見を統合し、発症頻度に関する多角的かつ詳細な視点を提供することで、より正確な理解を促進する。
罹患後症状(Long COVID)の定義
世界保健機関(WHO)による標準的な定義
WHOは、Post COVID-19 Condition (PCC) を、「新型コロナウイルス感染症の既往がある個人にみられ、通常は発症から3ヶ月後に始まり、少なくとも2ヶ月間持続し、他の診断では説明できない症状を特徴とする状態」と定義している 。この定義は、患者、研究者、臨床専門家によって策定されたものであり、新たなエビデンスの出現とともに変更される可能性があることが明記されている 。
症状は、初期の急性期疾患から持続することもあれば、回復後に新たに発現することもあり、症状が変動したり、進行したり、持続したり、多相性を示したりすることがある 。
症状の多様性と診断基準の変遷
Long COVIDは、心臓、血管、肺、神経系、消化器系、内分泌系など、複数の身体システムに影響を及ぼす幅広い症状を包含する 。一般的に報告される症状には、疲労感、息切れ、筋肉痛・関節痛、睡眠障害、ブレインフォグ(思考力・集中力低下)、頭痛、味覚・嗅覚の変化などがある 。その他、抑うつ、不安、動悸、めまい、胸痛、脱毛なども報告されている 。
特定の症状は、起立性頻脈症候群(POTS)に関連するめまい、動悸、起立時の立ちくらみ、運動不耐性、あるいは労作後倦怠感の症状など、特定の臨床パターンを形成して同時に発生する傾向がある 。
Long COVIDの定義は、その理解が深まるにつれて進化してきた。は、WHOの定義が「新たなエビデンスの出現とともに変更される可能性がある」と述べており、は「Long COVIDの世界的合意された定義は導入されておらず、PCSの期間や診断・分類基準についてもコンセンサスがない」と指摘している。例えば、英国国立医療技術評価機構(NICE)のLong COVIDの定義は、WHOの定義とは異なり、急性期後の症候性COVID-19(発症後5~12週)とPost-COVID-19症候群(12週以上)の両方を含んでいる 。このような定義の進化と世界的なコンセンサスの欠如は、過去の有病率データが新しいデータと直接比較できない可能性があり、異なる研究が類似の用語を使用している場合でも、わずかに異なる現象を測定している可能性があることを意味する。これは、経時的な傾向や地域間の比較を慎重に解釈する必要があることを強調しており、研究者や臨床医にとって、この状態を一貫して診断し治療することの継続的な課題を浮き彫りにしている。
国際的な罹患後症状の発症頻度
世界的な推定有病率の概況と研究間の差異
Long COVIDの国際的な有病率の推定値は大きく異なる。WHOは、COVID-19に罹患した人の約100人中6人(6%)が罹患後症状を発症すると述べているが 、他の情報源では、COVID-19感染者の5%から30% 、あるいは10%から50%というさらに広い範囲が示されている 。
2021年から2024年に発表された429の研究のメタアナリシスでは、COVID-19陽性者におけるLong COVIDのプールされた世界的な有病率は36%と推定されている 。このメタアナリシスでは、COVID-19発症から60日以内に少なくとも1つの持続症状を持つ患者の中央値は72.5%であった 。
英国国家統計局は、2022年の人口レベルでの自己申告によるLong COVIDの有病率を2.7%と推定した 。米国では、成人全体の6.9%がLong COVIDを経験したと報告しており、その有病率は1.9%から10.6%の範囲であった 。世界的な推定では、現在6500万人がLong COVIDに苦しんでいるとされている 。WHO欧州地域では、2020年から2021年のパンデミックの最初の2年間で1700万人以上が経験した可能性があり、Long COVIDの割合は10%から20%の範囲に及ぶとされている 。
WHOが「COVID-19に罹患した人の約100人中6人が罹患後症状を発症する」と述べている一方で 、やは、より高い世界的な範囲(10-50%およびプールされた36%)を提示している。この数値の大きな乖離は、WHOの6%という数字が特定の研究や方法論に基づいている可能性が高いことを示唆している。多くの研究を統合したより広範なメタアナリシスでは、研究間で統計的に大きな不均一性が認められることが報告されている 。これは、有病率の数値を文脈化する極めて重要な必要性を浮き彫りにしている。単一の数値は誤解を招く可能性があり、「有病率」は固定された数値ではなく、方法論の厳密さ、適用される定義、および研究対象集団によって影響を受ける範囲であることを理解する必要がある。WHOの6%という数字は、より包括的な研究によって捉えられたLong COVIDの広範なスペクトルを考慮すると、過小評価である可能性が指摘されている。
対照群を用いた研究では、SARS-CoV-2感染に起因する症状の有病率がより高く示されている。例えば、スコットランドの全国コホート研究では、6ヶ月時点での1つ以上の症状の粗有病率は13.2%から14.3%であったが、交絡因子を調整すると6.3%から6.9%に減少した 。オランダで行われた類似の研究では、COVID-19感染後3~5ヶ月での症状の有病率が、COVID-19陰性対照群と比較して12.7%高かった(21.4%対8.7%)と報告されている 。
報告される有病率の差異は、研究方法論(例えば、通常の医療記録に基づくか自己申告に基づくか、病理学的系統的調査の有無)に影響され、自己申告の研究ではより高い有病率を示す傾向がある 。入院患者を対象とした研究は、一般的に地域ベースの研究よりも高い推定値を示す傾向がある 。英国における「人口レベルでの自己申告によるLong COVIDが2.7%」という推定値と、SARS-CoV-2に感染した人々の発生率が「10%から50%と議論の余地がある」という報告 、また通常の医療記録を用いた研究で有病率が低い傾向にあるという指摘 は、Long COVIDの「氷山の一角」現象を示している。これは、公式または臨床的に診断された症例が、真の負担のごく一部に過ぎない可能性があり、多くの個人が症状を経験しているにもかかわらず、正式に診断されていないか、医療記録に捕捉されていないことを示唆している。この現象は、公衆衛生計画、資源配分、およびこの状態の真の社会的負担に重大な影響を与え、公式の数字が示唆するよりもはるかに大きい可能性があることを示唆している。
地域別・国別の有病率データと変動要因
プールされた有病率には地域差が見られ、アジアで35%、ヨーロッパで39%、北米で30%、南米で51%であった 。この広い範囲は、優勢な変異株、医療へのアクセス、報告メカニズム、または人口特性などの要因における地域差を示唆している。
Table 1: 主要な国際調査におけるLong COVID有病率の比較
研究/情報源
対象集団/文脈
定義/追跡期間
報告された有病率 (%)
主要な方法論的注記
WHO
COVID-19罹患者全般
3ヶ月後から2ヶ月以上持続
約6%
公式推定値
メタアナリシス (2021-2024)
COVID-19陽性者
様々 (プールされた推定)
36% (CI 33-40%)
429研究のメタアナリシス、不均一性あり
英国国家統計局 (2022)
英国人口レベル
自己申告
2.7%
自己申告による人口有病率
米国成人 (2022)
米国成人
自己申告 (経験あり)
6.9% (範囲 1.9-10.6%)
自己申告による人口有病率
WHO欧州地域 (2020/21)
欧州地域感染者
WHO定義
10-20%
推定値
スコットランド全国コホート
198,096人
6ヶ月後
13.2-14.3% (粗), 6.3-6.9% (調整済)
対照群を用いたコホート研究
オランダ研究
COVID-19感染者 vs. 非感染者
3-5ヶ月後
COVID-19群 21.4% (対照群より12.7%高)
対照群を用いた研究
メタアナリシス
COVID-19発症後60日以内
少なくとも1つの持続症状
中央値 72.5%
システマティックレビュー
日本における罹患後症状の発症頻度
厚生労働省および地方自治体からの報告
厚生労働省(MHLW)のQ&Aでは、WHOの推定を引用し、COVID-19感染者の約6%が罹患後症状を発症するとされている 。
千葉県の公開情報によると、国内調査では感染から3ヶ月後、約4人から5人に1人(20-25%)の割合で何らかの症状を感じているという結果がある 。ただし、この調査の具体的な情報源は明記されておらず、MHLWのガイドラインに基づいているとされている 。
東京都iCDCの都民1万人アンケート調査では、罹患後症状を疑う症状があった人のうち、約85%が日常生活に「非常に/やや支障があった」と回答している 。
国内の大規模調査およびコホート研究の結果
札幌で行われた横断調査では、SARS-CoV-2陽性者3,694人と対照群3,672人を対象に、発症後4~18ヶ月の時点で、嗅覚障害、味覚障害、呼吸困難、脱毛、ブレインフォグのオッズ比が対照群と比較して一貫して1を超えていることが示された 。この研究は、Long COVIDを正確に評価するために対照群の必要性を強調している 。
日本の多施設共同前向きコホート研究(UMIN000042299)では、935人の患者(質問票に回答した1,066人中)を対象に、少なくとも1つのLong COVID症状を持つ患者は、診断後3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月の時点で身体的および精神的QOLスコアが有意に低いことが判明した 。この研究では、Long COVID症状の5つのクラスターが特定され、これらは1年間にわたって維持されることが示された 。
別の日本の大規模横断調査(285人の患者を対象)では、すべての重症度群で56.1%が持続症状を呈していた 。特定の症状の有病率は異なり、疲労感は35.0%(3ヶ月以内)、呼吸困難は44.8%、嗅覚障害は52.9%であった 。記憶障害と集中力低下は特に高い持続率を示した(1年超でそれぞれ84.4%、70.7%) 。
豊中市と大阪大学大学院が実施した大規模調査では、約27,000人の感染者から得られた約4,000件の有効回答のうち、自宅療養終了後も何らかの症状が続いていた人が47.7%であった 。忽那教授は、1ヶ月以上症状が続いた人が20人に1人(5%)、2ヶ月以上続いた人が27人に1人(3.7%)であり、これは「決して軽視できる頻度ではない」と述べている 。
日本のオミクロンBA.5株流行時の研究(成人25,911人)では、感染後約6ヶ月の時点でLong COVIDの有病率が11.8%であり、対照群の5.5%と比較して高いことが明らかになった 。最も頻繁な持続症状は、咳(3.7%)、集中力低下(3.1%)、脱毛(2.8%)、疲労感(2.4%)、ブレインフォグ(2.2%)であった 。
日本国内の有病率データも、国際的な傾向と同様に大きな乖離を示している。厚生労働省がWHOの6%という数字を引用している一方で 、千葉県は3ヶ月後に4~5人に1人(20-25%)と報告し 、大阪大学/豊中市の調査では自宅療養終了直後に47.7%が何らかの症状を呈していると報告している 。オミクロンBA.5株の研究は、6ヶ月後に11.8%を示している 。この広い範囲(6%から47.7%)は、研究で用いられるLong COVIDの定義(例えば、あらゆる残存症状かWHOの厳密な基準か)、追跡期間、および調査対象集団に極めて敏感であることを浮き彫りにしている。初期のより高い割合(47.7%など)は、より広範な急性期後の症状を捉えている可能性があり、その多くは比較的早く解決する一方で、より低い割合(6%や11.8%など)は、慢性的な状態としてのLong COVIDのより厳密な、より長期的な定義に準拠していると考えられる。これは、多くの人が残存症状を経験する一方で、より少数ではあるが依然としてかなりの割合の人が、慢性疾患としてのLong COVIDの基準を満たしていることを意味する。
Table 2: 日本国内のLong COVID有病率調査結果の概要
研究/情報源
対象集団/文脈
追跡期間
報告された有病率 (%) / 主要な知見
注記
厚生労働省 (WHO引用)
COVID-19感染者全般
特定なし
約6%
WHOの推定を引用
千葉県
国内調査
3ヶ月後
20-25% (4-5人に1人)
国内調査結果を引用、情報源不明確
札幌調査
SARS-CoV-2陽性者 vs. 対照群
4-18ヶ月後
嗅覚障害、味覚障害、呼吸困難、脱毛、ブレインフォグのオッズ比が対照群より高い
対照群を用いた横断調査
日本の多施設コホート研究
COVID-19患者935人
3, 6, 12ヶ月後
少なくとも1つの症状を持つ患者はQOLが有意に低い
5つの症状クラスターを特定
大阪大学/豊中調査
COVID-19感染者約4000人
自宅療養終了直後
47.7%が何らかの症状を継続
1ヶ月後5%、2ヶ月後3.7%が持続
日本のオミクロンBA.5株研究
オミクロンBA.5株感染者25,911人
6ヶ月後
11.8%
対照群と比較した有病率
日本の横断調査
COVID-19患者285人
3ヶ月以内、1年超
全ての重症度群で56.1%が持続症状
記憶障害(84.4%)、集中力低下(70.7%)の長期持続が顕著
罹患後症状の持続期間と経時的変化
症状が時間とともに改善する傾向と、長期にわたる症状の割合
Post-COVID-19症状は、一般的に時間とともに改善する傾向があり、通常は4~9ヶ月以内に改善するとされている 。日本国内の1,066症例の追跡調査でも、診断から12ヶ月後でも罹患者全体の約30%に1つ以上の罹患後症状が認められたものの、いずれの症状に関しても経時的に有症状者の頻度が低下する傾向が認められた 。
しかし、かなりの割合の個人が長期にわたる症状を経験している。2022年の世界的な推定では、約15%の人が12ヶ月後も症状を抱えているとされている 。入院患者を対象とした研究では、急性期疾患から12ヶ月後も49%の患者が少なくとも1つの症状を抱えており、6ヶ月時点の68%から減少していた 。さらに、ドイツの研究では、患者の68%が1年目と同じ症状を2年目も経験しており、改善を報告した32%のほとんどが完全に回復していなかった 。これは、Long COVIDが一部の個人にとって明らかに慢性的な状態であり、多くの患者にとって症状が2年目以降も持続することを示唆している。
WHOの定義では、症状は少なくとも2ヶ月間持続し、通常は発症から3ヶ月後に見られるとされている 。の修正された定義では、PCSは12週から12ヶ月間続くとされているが、より長期にわたる可能性も指摘されている。これらの知見は、Long COVIDの症状が「時間とともに改善する」という一般的な傾向がある一方で、かなりの数の患者が長期にわたる慢性的な症状に苦しんでいるという複雑な状況を示している。これは、一般的な改善に関する安心感が全体的な人口には当てはまる一方で、医療システムは、長期的な管理と支援を必要とするかなりの数の患者群に備える必要があることを意味する。
特定の症状(例:倦怠感、呼吸困難、ブレインフォグ)の持続性に関するデータ
疲労感と筋力低下は、入院患者で最も一般的な残存症状であり、6ヶ月時点で52%、12ヶ月時点で20%に認められた 。呼吸困難(息切れ)は、入院患者の30%が12ヶ月時点で報告しており、6ヶ月時点の26%よりわずかに増加していた 。中等症患者の20-30%、重症患者の最大54%で、12ヶ月時点で肺拡散能障害が観察された 。
ブレインフォグやけいれんなどの神経学的症状は、一部のコホートでは少なくとも2年間持続したが、抑うつや不安は2~3ヶ月後に正常に戻る傾向があった 。日本のオミクロンBA.5株研究では、6ヶ月後の最も頻繁な持続症状は、咳(3.7%)、集中力低下(3.1%)、脱毛(2.8%)、疲労感(2.4%)、ブレインフォグ(2.2%)であった 。メタアナリシスでは、一部の症状の有病率推定値は減少したものの、疲労感と嗅覚障害の有病率推定値は12ヶ月の追跡調査でも一貫して維持されていることが判明した 。
特に注目すべきは、認知症状の持続性の高さである。札幌の研究では、集中力低下、ブレインフォグ、睡眠障害、眼症状、耳鳴りなどの症状は、発症後13~18ヶ月の時点でオッズ比が継続的に増加する傾向を示した 。ある日本の研究では、記憶障害(1年超で84.4%)と集中力低下(1年超で70.7%)が非常に高い持続率を示している 。これは、疲労感がLong COVIDの最も一般的な全体的な症状としてしばしば挙げられる一方で、記憶障害や集中力低下などの認知問題の持続率は驚くほど高いことを示している。認知機能障害がLong COVIDの最も持続的で衰弱性の高い側面の一つであり、患者の一部にとっては疲労感よりも深刻である可能性さえ示唆している。このことは、Long COVIDの主要な健康負担が時間の経過とともに変化し、より一般的な症状(疲労など)から、特定の神経学的および認知機能障害へと移行する可能性を示唆している。これは、必要とされる専門医のタイプ(例えば、神経内科、認知リハビリテーション)、個人の仕事能力と機能への影響、および長期的な社会的コストに影響を与える。
Table 3: 主要なLong COVID症状の持続率(6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月時点)
症状
6ヶ月時点での有病率 (%)
12ヶ月時点での有病率 (%)
24ヶ月時点での有病率 (%) / 1年超の持続 (%)
情報源
疲労感
52%
20%
57.6% (1年超)
呼吸困難
26%
30%
39.7% (1年超)
ブレインフォグ
不明
不明
継続的にオッズ比増加 (13-18ヶ月) , 少なくとも2年間持続
嗅覚障害
不明
継続して維持
35.9% (1年超)
記憶障害
不明
不明
84.4% (1年超)
集中力低下
不明
不明
70.7% (1年超)
不安/抑うつ
23%
26%
2-3ヶ月後に正常に戻る傾向
咳
不明
不明
32.0% (1年超)
脱毛
不明
不明
60.0% (1年超)
注: 各症状の持続率は研究によって異なる定義や追跡期間が用いられているため、直接的な比較には限界がある。特に「1年超の持続」は、特定の研究における長期追跡結果を示す。
罹患後症状の発症に影響を与える要因
人口統計学的要因(年齢、性別)
女性はPost-COVID-19状態を発症するリスクが高いとされている 。日本で行われた調査では、女性の方が3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月のいずれの時点でもLong COVID症状を持つ割合が高かったと報告されている 。大阪大学の調査では、女性は男性の1.1倍Long COVID症状が出やすいとされている 。
高齢者もリスクが高いとされている 。年齢は、生理学的変化、免疫系の変化、併存疾患の存在により、Long COVIDの発症と回復過程の両方に影響を与える重要な決定因子である 。加齢に伴う免疫系の変化(例えば、T細胞機能の低下、炎症性老化)は、免疫応答の長期的な調節不全と慢性症状に寄与する可能性がある 。
基礎疾患と急性期症状の重症度
既存の慢性疾患を持つ人々は、より高いリスクにあり、基礎疾患はLong COVIDの強力なリスク因子である 。
急性期COVID-19の重症度も重要なリスク因子である 。Long COVIDは軽症または無症状の急性期疾患を持つ人々にも発生するが、重症COVID-19患者に最も多く発生する 。入院患者の研究は、一般的にLong COVIDの推定値が高い傾向にある 。大阪大学の調査では、重症患者は軽症患者の5.4倍Long COVID症状が出やすいことが判明した 。しかし、は、「Long COVIDは、重症のCOVID-19疾患を経験した人に最も多く発生するが、重篤な状態であったり入院したりした人に限定されるわけではない。軽症の疾患を持つ人、さらには症状が出なかった人でも影響を受ける可能性がある。実際、Long COVIDを持つ人のほとんどは、軽症の急性COVID-19であった」と述べている。これは、急性期の重症疾患が個人のLong COVID発症リスクを高める一方で、Long COVIDの症例の「大部分」は、軽症の初期感染から生じる可能性があるという重要なニュアンスを示している。これは、軽症感染がはるかに一般的であるためであり、公衆衛生戦略がLong COVIDの負担を軽減するために、急性期の重症COVID-19の予防だけに焦点を当てることはできないことを意味する。広範な軽症感染であっても、Long COVIDの絶対数が大量に発生し、公衆衛生上の大きな課題となる可能性がある。
SARS-CoV-2変異株(Delta vs. Omicron)の影響
オミクロン株は、デルタ株のような以前の変異株と比較して、Long COVIDを引き起こす可能性が著しく低いとされている 。英国の研究では、デルタ株に感染した患者の約2倍の割合でLong COVID症状が報告されたのに対し、オミクロン株ではその割合が低かった(デルタ株10.8%に対しオミクロン株4.5%)。オミクロン株流行期におけるLong COVIDの発生オッズは、20-50%低いと推定されている 。
しかし、感染あたりの「割合」は低いものの、オミクロン株の感染力の高さと症例数の多さにより、オミクロン株感染後のLong COVID患者の「絶対数」は増加した 。はさらに、「2022年3月26日にZOEアプリモデルによって推定された英国のオミクロン株のピーク(1日あたり35万件以上の新たな症候性COVID-19症例)と、症例の4%がLong COVIDであることを考慮すると、将来のLong COVID患者数は必然的に増加するだろう」と付け加えている。これは、公衆衛生上の極めて重要な意味合いを持つ。たとえ変異株がLong COVIDリスクの点で個々には「軽症」であったとしても、その高い感染力は、この状態に苦しむ人々の「総数」をより多くする可能性がある。これは、パンデミックが進化し、変異株が急性疾患においてより軽症になったとしても、Long COVIDの累積的な負担は増大し続け、医療システムや経済に持続的な圧力をかける可能性があることを意味する。
一般的に、COVID-19の症状は変異株間で類似する傾向があり、重症度は個人の免疫力と全体的な健康状態に依存する 。KP.3株(オミクロン株の亜系統)は感染力が高いものの、現在のところ、以前の変異株と比較して症状や重症化率に大きな影響を与えたというデータはない 。
ワクチン接種状況との関連
ワクチン未接種者またはCOVID-19ワクチン接種が最新でない人は、重症の急性期転帰のリスクが高まる 。ワクチン接種は、炎症反応を弱めることでLong COVIDのリスクを低減する上で重要な役割を果たす 。ワクチン接種は、持続症状を発症する可能性を低減するようである 。一部の研究では、ワクチン接種後に既存のLong COVID症状が改善したことが示唆されている 。日本では、ワクチン接種者は罹患後症状が出にくかったり、軽度で済んだりすることが報告されている 。
主な罹患後症状とその頻度
全身症状、呼吸器症状、精神神経症状、神経学的症状などの分類
Long COVIDの症状は非常に多様で、多系統にわたる 。一般的に報告される症状は以下の通りである。
全身症状: 疲労感・倦怠感(最も一般的)、脱力感 、筋肉痛・関節痛 、労作後倦怠感(労作によって症状が悪化)、発熱 、脱毛 。
呼吸器症状: 息切れ・呼吸困難(2番目に一般的)、慢性的な咳 、胸痛・胸の圧迫感 。
精神・神経症状: ブレインフォグ・集中力/思考力低下 、頭痛 、記憶障害 、睡眠障害・不眠 、抑うつ 、不安 、めまい 。
感覚器症状: 嗅覚または味覚の喪失または変化(嗅覚脱失または味覚異常)。
循環器症状: 頻脈・動悸 、胸痛 。
消化器症状: 下痢、吐き気、腹痛 。
多くの症状は、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)と共通している 。
各症状の国際的な有病率と日本における特徴
Long COVIDの症状プロファイルは、急性期から慢性期へと時間の経過とともに変化する傾向が観察されている。は、オミクロン期における急性期症状として、喉の痛み(75%)、咳(55%)、鼻水(49%)といった呼吸器系の症状が優位であったことを示している。これに対し、オミクロン株感染後6ヶ月の時点での日本の研究()では、咳(3.7%)、集中力低下(3.1%)、脱毛(2.8%)、疲労感(2.4%)、ブレインフォグ(2.2%)が主な持続症状として挙げられている。さらに、1年超の持続症状に焦点を当てた日本の横断調査()では、記憶障害(84.4%)と集中力低下(70.7%)が非常に高い持続率を示している。
この症状の優位性の変化は、臨床管理と患者教育に深刻な影響を与える。医療提供者は、感染から数ヶ月後に患者が呈する症状が、急性期の症状とは大きく異なる可能性があることを認識する必要がある。これは、Long COVIDの根底にある病態が急性期のCOVID-19とは異なり、持続的な炎症、自己免疫、または微小血栓症 が関与している可能性があることを示唆しており、長期的な診断アプローチと治療介入の必要性を求めている。
疲労感はLong COVIDの最も一般的な全体的な症状としてしばしば挙げられるが、記憶障害 や集中力低下 などの認知問題の持続率は驚くほど高い。も、ブレインフォグとけいれんが少なくとも2年間持続したと述べている。これは、認知機能障害がLong COVIDの最も持続的で衰弱性の高い側面の一つであり、患者の一部にとっては疲労感よりも深刻である可能性さえ示唆している。認知機能障害(「ブレインフォグ」)は、個人の仕事復帰能力、日常生活管理能力、および生活の質の維持に深刻な影響を与える可能性がある。高い持続率は、生産性の損失と認知リハビリテーションサービスへの需要の増加という点で、長期的な社会負担が大きいことを示唆しており、Long COVID関連の認知機能障害のメカニズムと効果的な治療法の研究が緊急に必要であることを浮き彫りにしている。
以下に、国際的なメタアナリシスと日本国内の調査から得られた主要な症状の有病率を示す。
国際的データ :
COVID-19陽性者におけるプールされた有病率:
全身疲労: 20%
呼吸器症状: 20%
精神症状: 18%
神経症状: 16%
記憶障害: 11%(最も一般的な特定の症状)
皮膚症状: 12%
心血管症状: 10%
筋骨格症状: 9%
消化器症状: 5%
日本国内データ:
オミクロンBA.5株流行期、感染後6ヶ月 :
咳: 3.7%
集中力低下: 3.1%
脱毛: 2.8%
疲労感: 2.4%
ブレインフォグ: 2.2%
横断調査、1年超の持続 :
記憶障害: 84.4%
集中力低下: 70.7%
脱毛: 60.0%
疲労感: 57.6%
不眠: 77.8%
呼吸困難: 39.7%
嗅覚障害: 35.9%
大阪大学、オミクロン期急性期症状 :
喉の痛み: 75%
咳: 55%
鼻水・鼻づまり: 49%
発熱: 36%
頭痛: 27%
息苦しさ: 19%
倦怠感: 11%
消化器症状: 6%
味覚嗅覚障害: 3%
結論と今後の展望
Long COVIDは、広範な症状を伴う複雑な多系統疾患であり、数ヶ月から数年間にわたって持続する可能性がある。本報告書で示されたように、Long COVIDの有病率の推定値は、世界的に(6%から40%超まで)および日本国内で(定義と追跡期間により6%から50%近くまで)大きく異なっている。この変動は、異なる研究で用いられる方法論と定義を理解することの重要性を強調している。WHOの比較的低い推定値と、より広範な研究で示される高い有病率との間には乖離があり、これはLong COVIDがどのように測定されるかによって数値が大きく変動することを示唆している。また、人口レベルでの自己申告による有病率が低い一方で、感染者における有病率が高いことは、多くの未診断症例が存在する「氷山の一角」現象を示唆している。
多くの症状は時間とともに改善する傾向があるものの、かなりの少数派が慢性的な症状、特に神経学的および認知機能障害を経験する。疲労感は依然として一般的であるが、記憶障害や集中力低下といった認知機能の課題は、長期的な持続性において特に顕著な負担となっている。
Long COVIDのリスク因子には、女性であること、高齢であること、基礎疾患があること、および急性期疾患の重症度が含まれる。しかし、急性期の重症度がリスク因子であるにもかかわらず、Long COVIDの症例の大部分は軽症の初期感染から生じているという「重症度のパラドックス」が存在する。これは、軽症感染の圧倒的な数が、Long COVIDの絶対数を大きく押し上げているためである。さらに、オミクロン株は、感染あたりのLong COVIDリスクは低いものの、その高い感染力により症例の絶対数が増加し、人口レベルで大きな課題を提示している。これは「オミクロン・パラドックス」と呼ばれ、個々のリスクの低下が必ずしも公衆衛生上の負担の軽減を意味しないことを示している。ワクチン接種は、Long COVIDのリスクと重症度を低減するようである。
Long COVIDの原因(例えば、ウイルス持続、免疫応答の変化、微小血栓症)をよりよく理解し、標的治療法を開発するために、継続的な研究が不可欠である 。症状と患者プロファイルの異質性(症状クラスターに見られるように )は、個別化された治療アプローチの必要性を示している 。
公衆衛生戦略は、未診断症例の「氷山の一角」現象や、感染あたりのリスクが低いにもかかわらず絶対数が多いという「オミクロン・パラドックス」など、Long COVIDの長期的な負担を認識する必要がある。は、Long COVIDが「仕事能力に影響を与え、生産性の損失、収入と生活の質の低下につながる可能性がある。この状態を持つ人々の継続的な医療ニーズは、既存の医療システムを圧迫する可能性がある」と述べている。また、は、東京都でLong COVIDが疑われる人の85%が日常生活に重大な影響があったと報告している。これは、パンデミックの急性期をはるかに超えて広がる、重大かつ増大する累積的な公衆衛生上の負担を示している。
長期的な健康および社会経済的影響を軽減するためには、継続的なモニタリング、専門のLong COVIDクリニックの設立、および罹患した個人への包括的な支援システムが不可欠である 。忽那教授がLong COVIDに対する「社会的認識」と「様々な行政支援」の必要性を強調しているように 、Long COVIDの効果的な管理は、医学研究と臨床ケアを超えて、広範な社会的認識と政策枠組みを必要とする。これには、公衆衛生啓発キャンペーン、障害者支援、職場での配慮、および研究と専門クリニックへの専用資金提供が含まれる。このより広範な社会的関与がなければ、Long COVIDを持つ多くの個人は十分なサービスを受けられず、問題の真の規模が過小評価される可能性がある。
レポートに使用されているソース
soujinkai.or.jp
コロナ変異株「KP.3株」の特徴について【最新株・症状・推移】 | ひまわり医院(内科・皮膚科)
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pmc.ncbi.nlm.nih.gov
Case–Control Study of Long COVID, Sapporo, Japan - PMC
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city.funabashi.lg.jp
新型コロナウイルス感染症の罹患後も続く症状(罹患後症状)について - 船橋市
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pref.okayama.jp
新型コロナウイルス感染症罹患後も続く症状(罹患後症状、いわゆる後遺症)にお悩みの方へ - 岡山県庁
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mhlw.go.jp
新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)に関するQ&A - 厚生労働省
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pref.gifu.lg.jp
新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)について - 岐阜県
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powerpak.com
Omicron Variant Appears to Be Less Likely to Cause Long COVID Than Delta - PowerPak
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cidrap.umn.edu
Study shows for most, long-COVID symptoms persist into second year - CIDRAP
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cidrap.umn.edu
Omicron less likely to lead to long COVID, study finds | CIDRAP - University of Minnesota
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pmc.ncbi.nlm.nih.gov
How long is long COVID - PMC - PubMed Central
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cdc.gov
Underlying Conditions and the Higher Risk for Severe COVID-19 - CDC
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pmc.ncbi.nlm.nih.gov
Long COVID Syndrome: A Narrative Review on Burden of Age and Vaccination - PMC
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my.clevelandclinic.org
Long COVID: Post-COVID Conditions, Symptoms & Treatment - Cleveland Clinic
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en.wikipedia.org
Long COVID - Wikipedia
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bmjopenrespres.bmj.com
Cluster analysis of long COVID in Japan and association of its trajectory of symptoms and quality of life | BMJ Open Respiratory Research
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yalemedicine.org
Long COVID (Post-COVID Conditions, PCC) - Yale Medicine
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omu.repo.nii.ac.jp
A cross-sectional, multicenter survey of the prevalence and risk factors for Long COVID
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blogs.the-hospitalist.org
Long COVID symptoms can persist for more than 1 year, study shows - The Hospitalist
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frontiersin.org
Estimating long COVID-19 prevalence across definitions and forms of sample selection
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who.int
Post COVID-19 condition (long COVID)
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pref.chiba.lg.jp
新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症 ... - 千葉県
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ktv.jp
“コロナ後遺症”の国内最大規模調査 約4000人感染者「回答」で47.7%に何らかの後遺症が 阪大・忽那教授「20人に1人が1カ月後も…軽視できない」 | 特集 | ニュース | 関西テレビ放送 カンテレ
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corona-kouisyou.metro.tokyo.lg.jp
データでみる後遺症 | 新型コロナ後遺症ポータル 東京都保健医療局
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academic.oup.com
Systematic Review of the Prevalence of Long COVID - Oxford Academic
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medrxiv.org
Global Prevalence of Long COVID, its Subtypes and Risk factors: An Updated Systematic Review and Meta-Analysis | medRxiv
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cidrap.umn.edu
Study shows 12% long-COVID prevalence following Omicron infection - CIDRAP
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researchgate.net
Comprehensive Analysis of Long COVID in a Ja」
<また追加>ーーーーーーーーーー
ちょっと熱発している。
7月13日14:00頃→36.9度
15:00頃→36.7度
16:00頃→36.1度(仮眠)
18:00頃→37.1度(起きたら熱が上昇↑)
19:00頃→36.5度
20:00頃→36.3度
22:00頃→35.8度
23:00頃→36.3度
24:00頃→35.3度(平熱になったので就寝)
安静にして、熱が下がるのを待っている・・・。
😼21世紀の天気予報:台風5号→かすめる予想 ― 2025年07月13日 19:58
21世紀の天気予報:台風5号→かすめる予想
(台風5号(ナーリー・NARI))
https://tenki.jp/bousai/typhoon/2505/
「概況
台風第5号は、13日18時現在、父島の北北東約220kmにあって、北へ毎時35kmで進んでいます。中心気圧は994hPa、中心付近の最大風速は20m/sです。この台風は、14日6時には八丈島の東約200kmに達し、14日18時には石巻市の南南東約130kmに達するでしょう。台風はこの後、温帯低気圧に変わり、15日15時にはオホーツク海に達する見込みです。台風周辺地域および進路にあたる地域は暴風や大雨に、台風の進路にあたる海域は大しけに厳重な警戒が必要です。次回の台風情報は、13日22時30分の予定です。」
明日の昼頃に東京地方に最接近する見込みだ(テキトーです)。
明日夕方、石巻の近くで最大勢力に達する感じだ(暴風警戒域も発生:東に170km、西に115km)。
東京地方が直撃を免れたのは良かったな。
新型コロナワクチンうって、熱発して寝込んでいるところに台風が来るという泣きっ面に蜂状態だ(あんま、関係ないけど・・・)。
(明日14日 関東・東北に台風接近 西日本は別の低気圧の影響で警報級大雨に警戒)
https://tenki.jp/forecaster/r_fukutomi/2025/07/13/34644.html
「台風5号は北上を続け、14日(月)昼頃に関東に最も接近、15時には風速25メートル以上の暴風域を伴い、関東の東海上を北上する予想です。その後、時速50キロ前後と自動車並みにスピードアップし東北の沿岸を北上し北海道付近へ。15日(火)15時には、オホーツク海で温帯低気圧に変わる見込みです。」
北半球の熱帯低気圧の場合、回転の方向と進路から進行方向右側が危険半円、左側が可航半円と呼ばれることがある。
どっちも危ないんだが、まあ、どちらかと言えば程度の話だ。
今回は、関東地方は左側に当たるから、ゆるゆるとした感じになるかも知れない(未確認)。
「関東~東北南部では朝から雨で、沿岸部を中心に風が強まり、横殴りの雨となる所もあるでしょう。最大瞬間風速は関東~東北の海上で35メートル、陸上で25メートルの暴風が予想されています。また、海上ではうねりを伴い大しけとなるでしょう。」
「今日13日(日)の内に、側溝の掃除やベランダの植木鉢など飛ばされやすい物は片付け、むやみに海へは近づかないようにしましょう。」
自転車が飛ばされないように縛り付けたりとかしないといけないんだろうが、夜中の買い物を済ませてからにしよう(大丈夫なのかあ?:ちょっとワクチンの関係で熱発もしてるからな)。
「台風5号とは別に、東シナ海には熱帯低気圧があり、九州付近を通過する見込み」
「西日本~東海は14日(月)にかけて、警報級の大雨に警戒が必要です。」
天気予報では、明日の月曜(14日)ではなく(ちょこっと傘マーク出てますが)明後日火曜日(15日)が1日中雨マークになっている。
ワケワカ・・・。
水曜日(16日)も雨マークだ(雨時々曇:日中の降水確率は80~90%)。
やれやれ・・・。
で、たぶん、そこで梅雨明けなわけだな。
なんか、もう、十分夏を堪能した気分になっているんだが、世間はこれからが夏本番なわけだ。
昨日までは2日ほど涼しかったが、今日の東京地方は32.3度の真夏日になった。
17日以降は、熱帯夜+真夏日が続く。
早めにワクチンうっておいて良かったな・・・。
(台風5号(ナーリー・NARI))
https://tenki.jp/bousai/typhoon/2505/
「概況
台風第5号は、13日18時現在、父島の北北東約220kmにあって、北へ毎時35kmで進んでいます。中心気圧は994hPa、中心付近の最大風速は20m/sです。この台風は、14日6時には八丈島の東約200kmに達し、14日18時には石巻市の南南東約130kmに達するでしょう。台風はこの後、温帯低気圧に変わり、15日15時にはオホーツク海に達する見込みです。台風周辺地域および進路にあたる地域は暴風や大雨に、台風の進路にあたる海域は大しけに厳重な警戒が必要です。次回の台風情報は、13日22時30分の予定です。」
明日の昼頃に東京地方に最接近する見込みだ(テキトーです)。
明日夕方、石巻の近くで最大勢力に達する感じだ(暴風警戒域も発生:東に170km、西に115km)。
東京地方が直撃を免れたのは良かったな。
新型コロナワクチンうって、熱発して寝込んでいるところに台風が来るという泣きっ面に蜂状態だ(あんま、関係ないけど・・・)。
(明日14日 関東・東北に台風接近 西日本は別の低気圧の影響で警報級大雨に警戒)
https://tenki.jp/forecaster/r_fukutomi/2025/07/13/34644.html
「台風5号は北上を続け、14日(月)昼頃に関東に最も接近、15時には風速25メートル以上の暴風域を伴い、関東の東海上を北上する予想です。その後、時速50キロ前後と自動車並みにスピードアップし東北の沿岸を北上し北海道付近へ。15日(火)15時には、オホーツク海で温帯低気圧に変わる見込みです。」
北半球の熱帯低気圧の場合、回転の方向と進路から進行方向右側が危険半円、左側が可航半円と呼ばれることがある。
どっちも危ないんだが、まあ、どちらかと言えば程度の話だ。
今回は、関東地方は左側に当たるから、ゆるゆるとした感じになるかも知れない(未確認)。
「関東~東北南部では朝から雨で、沿岸部を中心に風が強まり、横殴りの雨となる所もあるでしょう。最大瞬間風速は関東~東北の海上で35メートル、陸上で25メートルの暴風が予想されています。また、海上ではうねりを伴い大しけとなるでしょう。」
「今日13日(日)の内に、側溝の掃除やベランダの植木鉢など飛ばされやすい物は片付け、むやみに海へは近づかないようにしましょう。」
自転車が飛ばされないように縛り付けたりとかしないといけないんだろうが、夜中の買い物を済ませてからにしよう(大丈夫なのかあ?:ちょっとワクチンの関係で熱発もしてるからな)。
「台風5号とは別に、東シナ海には熱帯低気圧があり、九州付近を通過する見込み」
「西日本~東海は14日(月)にかけて、警報級の大雨に警戒が必要です。」
天気予報では、明日の月曜(14日)ではなく(ちょこっと傘マーク出てますが)明後日火曜日(15日)が1日中雨マークになっている。
ワケワカ・・・。
水曜日(16日)も雨マークだ(雨時々曇:日中の降水確率は80~90%)。
やれやれ・・・。
で、たぶん、そこで梅雨明けなわけだな。
なんか、もう、十分夏を堪能した気分になっているんだが、世間はこれからが夏本番なわけだ。
昨日までは2日ほど涼しかったが、今日の東京地方は32.3度の真夏日になった。
17日以降は、熱帯夜+真夏日が続く。
早めにワクチンうっておいて良かったな・・・。
😼マイナ免許証:更新時の混乱回避へ ― 2025年07月13日 22:21
マイナ免許証:更新時の混乱回避へ
(マイナ免許証 マイナンバーカード更新で免許証データも引継へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250710/k10014858891000.html
「マイナンバーカードを更新した際に、自動で免許証のデータも引き継がれるよう、2025年9月にもシステムを改善できる見通し」
うーん、どこがやるんだか知らないけど、またトラブル頻発でダウンするんじゃないのかあ?(未確認)。
「「マイナ免許証」は2025年3月から運用が開始され警察庁によりますと、6月末までにおよそ86万人が保有」
浮沈子もその一人だ(しかも、1枚持ち!)。
「一方で、マイナンバーカードと運転免許証は「マイナ免許証」として一体化したあとも、それぞれ有効期限が異なっていて現在のシステムでは有効期限を迎えるマイナンバーカードを更新した場合、警察署などで免許証との一体化の手続きをやり直す必要がありました。」
ふざけんな!、な話だな。
「これについて警察庁はシステムの改善作業を進めた結果、2025年9月にもマイナンバーカードを更新した際に自動で免許証のデータも引き継がれる見通しになった」
んなん、当たり前だろう・・・。
「警察庁は9月1日からの運用を目指していますが、それまでにマイナンバーカードの期限を迎える人については、まずマイナンバーカードを更新してから「マイナ免許証」を取得してほしい」
浮沈子は、どちらも来年以降なので問題はない。
(マイナ免許証:所有形態変更:さらば免許証!)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2025/04/01/9765255
プライバシー保護のために目の周りを黒塗りしたんだが、どう見ても手配写真だな。
まあ、どうでもいいんですが。
「マイナンバーカードに記録してもらって、1枚持ちになったわけだ。」
いずれにしても、1枚持ちのマイナ免許証で幸せな免許ライフ(って、なんなんだあ?)を送れることになった。
所有形態変更の後、某ディーラーで新車の試乗をしたんだが、一応、マイナンバーカードを提示したが、担当者が確認したかどうかは極秘だ。
今後、1枚持ちの不都合な出来事がいろいろ発生してくるだろう。
自動車自体に乗り続ける期間も、もうあまりないだろうからな。
枯葉マーク(高齢運転者標識)を付けるようになる前に、さっさと撤退するのが正解だ。
それが世のため人のためになる。
日常生活は多少不便になるかも知れないけど、その不便さを楽しむゆとりを持ちたいもんだな・・・。
(マイナ免許証 マイナンバーカード更新で免許証データも引継へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250710/k10014858891000.html
「マイナンバーカードを更新した際に、自動で免許証のデータも引き継がれるよう、2025年9月にもシステムを改善できる見通し」
うーん、どこがやるんだか知らないけど、またトラブル頻発でダウンするんじゃないのかあ?(未確認)。
「「マイナ免許証」は2025年3月から運用が開始され警察庁によりますと、6月末までにおよそ86万人が保有」
浮沈子もその一人だ(しかも、1枚持ち!)。
「一方で、マイナンバーカードと運転免許証は「マイナ免許証」として一体化したあとも、それぞれ有効期限が異なっていて現在のシステムでは有効期限を迎えるマイナンバーカードを更新した場合、警察署などで免許証との一体化の手続きをやり直す必要がありました。」
ふざけんな!、な話だな。
「これについて警察庁はシステムの改善作業を進めた結果、2025年9月にもマイナンバーカードを更新した際に自動で免許証のデータも引き継がれる見通しになった」
んなん、当たり前だろう・・・。
「警察庁は9月1日からの運用を目指していますが、それまでにマイナンバーカードの期限を迎える人については、まずマイナンバーカードを更新してから「マイナ免許証」を取得してほしい」
浮沈子は、どちらも来年以降なので問題はない。
(マイナ免許証:所有形態変更:さらば免許証!)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2025/04/01/9765255
プライバシー保護のために目の周りを黒塗りしたんだが、どう見ても手配写真だな。
まあ、どうでもいいんですが。
「マイナンバーカードに記録してもらって、1枚持ちになったわけだ。」
いずれにしても、1枚持ちのマイナ免許証で幸せな免許ライフ(って、なんなんだあ?)を送れることになった。
所有形態変更の後、某ディーラーで新車の試乗をしたんだが、一応、マイナンバーカードを提示したが、担当者が確認したかどうかは極秘だ。
今後、1枚持ちの不都合な出来事がいろいろ発生してくるだろう。
自動車自体に乗り続ける期間も、もうあまりないだろうからな。
枯葉マーク(高齢運転者標識)を付けるようになる前に、さっさと撤退するのが正解だ。
それが世のため人のためになる。
日常生活は多少不便になるかも知れないけど、その不便さを楽しむゆとりを持ちたいもんだな・・・。


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