🐱欧州大戦争:西暦2026年のドンパチ2026年01月01日 02:35

欧州大戦争:西暦2026年のドンパチ


(プーチン氏、来年のウクライナ緩衝地帯拡大を命令=ロ軍参謀総長)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/H4BDJK5BOZJD3AN7OOCWCYW7UU-2025-12-31/

「ゲラシモフ氏はプーチン大統領がウクライナのスムイ州とハルキウ州で来年に緩衝地帯を拡大するよう命じたと述べた。」

「プーチン氏は西部ベルゴロド州やクルスク州に対するウクライナの砲撃や無人機攻撃を引き合いに出し、緩衝地帯はウクライナ軍をロシア国境から遠ざけるためのものだと繰り返し主張している。」

新年が明けた。

ロシアは、相変わらずドンパチを続けようとしていることが分かる。

プーチンの公邸への襲撃が本当だったっかどうかは分からない。

(ロ、和平交渉で強硬姿勢示唆 「大統領公邸攻撃」でウクライナ非難)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/6WZAN23RLNOTLNFHJVP56VPMR4-2025-12-30/

「ロシアは29日、ウクライナがロシア北西部ノヴゴロド州にある大統領公邸に向けて91機の長距離ドローンで攻撃を試みたと発表。対抗措置を講じることや、交渉姿勢の見直しを表明した」

「ウクライナ側は、ロシアの非難はウクライナへの一層の攻撃を正当化するための「虚偽」で根拠がなく、紛争長期化を狙ったものだと反論」

和平交渉をブチ壊しにかかっているのはどちらなのか(<さらに追加>参照)。

浮沈子には、方法論は異なるにしても、どちらも戦闘の継続を望んでいるように見える。

いずれにしても、米国主導の和平交渉は暗礁に乗り上げている。

交渉が続く限り、ドンパチが収まることはない。

交渉が決裂すればなおさらだ。

今年もドンパチで明けた。

年末もドンパチで、暮れることになるのか。

(ウクライナ紛争は26年に終結、ロシア人の過半数が想定=世論調査)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/TM6WNC35IFJM5HPNLR5OYT723Y-2025-12-24/

「ロシア国営調査機関ⅤTsIOMが24日公表した世論調査から、ロシア人の55%が、ウクライナの紛争が2026年に終結すると想定していることが分かった。」

「独立系世論調査機関によると、66%が和平交渉を支持しているという。」

ロシアの人々もまた、ドンパチの終結を望んでいる。

それなのに、ああ、それなのにそれなのに、戦場の現実は相変わらずだ。

浮沈子的には、ドイツのメルツ首相の認識が気になるところだ。

(ロシアには、対ウクライナだけでなく、全欧州に対する計画がある=メルツ独首相)
https://www.ukrinform.jp/rubric-polytics/4075405-roshianiha-duiukurainadakedenaku-quan-ou-zhouni-duisuru-ji-huagaarumerutsu-du-shou-xiang.html

「欧州では恐ろしい戦争が吹き荒れている。これは、私たちの自由と安全を直接脅かす戦争である。(中略)ロシアは衰えることのない苛烈さで、ウクライナに対する侵略戦争を継続している。ウクライナの人々が最も過酷な状況下で新年を迎えるのは、これで4年連続となる。その多くは電気がなく、ミサイルの雹(ひょう)にさらされ、友人や家族の身を案じながら過ごしている。それは、私たちに関係のない遠くの戦争ではない。ロシアの侵攻は、全欧州を標的にした計画の一部であったし、今もそうであることがますます明らかになっているからだ。ドイツもまた、破壊工作、スパイ活動、サイバー攻撃を毎日受けている」

「長きにわたり私たちの安全保障の信頼できる保証人であった米国とのパートナーシップも変化している。私たち欧州人にとって、これは自分たちの利益を自分自身で、以前よりはるかに強く守り、主張していかなければならないことを意味している」

「私たちは国として、自らを守る準備があることを示している。私たちの自由と生活様式は、守る価値があるからだ。世界の不確実性を前に、多くの市民が平和を憂慮していることを知っている。皆さんに言う。私たちは自らの安全をケアしている。私たちは安全な国に住んでいる。それが維持されるよう、私たちの抑止力を改善しなければならない。自衛せざるを得なくなることがないように、自衛能力を得たいと思っているのだ」

ドンパチを前提として維持される「自由と生活様式」とは何なのか。

それはどのようにして築かれ、維持されてきたのか。

そもそも、ロシアはなぜその自由と生活様式を破壊しようとしているのか。

それに対する明確な説明はない。

欧州大戦争は、浮沈子には自明のことに思えるけど、それが何故起こっているのかは分からない。

メルツの言及にもあるように、そこには米国の欧州やアジアに対する方針があったからのようにも思える。

ユーラシア大陸に対する覇権だ。

その意図が大きく変化し、米国の相対的地位の低下が欧州はじめ、世界の情勢に激震をもたらしている。

メルツの認識は、ドイツという井戸の底から、その世界情勢を見ているようにも思える。

「ロシアの侵攻は、全欧州を標的にした計画の一部であったし、今もそうであることがますます明らかになっている」(再掲)

去年、終戦80年ということで、マスコミでは様々な特集が組まれた。

N社では、総力戦研究所のドラマが作成されて放送された。

(総力戦研究所)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%8F%E5%8A%9B%E6%88%A6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80

「大日本帝国において1940年(昭和15年)9月30日付施行の勅令第648号(総力戦研究所官制)により開設された、内閣総理大臣直轄の研究所、教育機関である」

N社のドラマ化については、色々問題もあったようだが、浮沈子的関心はそこにはない。

この総力戦研究所には、その前身ともいえる組織があったことを知った。

(秋丸機関)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E4%B8%B8%E6%A9%9F%E9%96%A2

「ノモンハン事件後の1939年9月に、総力戦を経済面から研究するために、日本の陸軍省経理局内に設立された研究組織。正式名称は「陸軍省戦争経済研究班」。対外的名称は「陸軍省主計課別班」」

「1942年12月に秋丸機関は解散し、その研究機能は総力戦研究所に移管された。」

比較的小規模で、その実態が教育機関であった総力戦研究所と異なり、秋丸機関は陸軍の内部組織であり、れっきとした公式のシンクタンクであった点が異なる。

「秋丸機関は仮想敵国および同盟国の経済戦力を詳細に分析して最弱点を把握するとともに、日本の経済戦力の持久度を見極め、攻防の策を講じるために、ブレーンとして経済学者を集め、そのほかに各省の少壮官僚、満鉄調査部の精鋭分子をはじめ各界のトップレベルの知能を集大成し、英米班(主査・有沢広巳)、独伊班(主査・武村忠雄)、日本班(主査・中山伊知郎)、ソ連班(主査・宮川実)、南方班(主査・名和田政一)、国際政治班(主査・蠟山政道)を立ち上げた。各班15名から26名ぐらいで総勢百数十名から二百名程度の組織」

「潤沢な予算(臨時軍事費特別会計)を使って、各国の軍事・政治・法律・経済・社会・文化・思想・科学技術等に関する内外の図書、雑誌、資料、約9000点を収集し、それらを整理・分析して、各国経済抗戦力判断に関する「抗戦力判断資料」、個別の経済戦事情調査の「経研資料調」、外国書和訳の「経研資料訳」などの資料を作成した。」

このことを浮沈子が認識したのはこの記事による。

(「アメリカとの戦争に勝ち目はない」秋丸機関の調査報告は無視され戦争の道へ…秋丸次朗氏の息子や研究者が後世に伝えるメッセージとは)
https://www.fnn.jp/articles/-/930022#goog_rewarded

「太平洋戦争開戦前、「アメリカとの戦争に勝ち目はない」と分析した陸軍の研究班「秋丸機関」が存在した。」

「秋丸機関、正式名称は「陸軍省戦争経済研究班」。1940年1月、日本・アメリカ・イギリス・ドイツなど主要国の経済力を調査・研究するために設立された。」

設立の時期はウィキの記述(1939年9月)とはやや異なる。

まあいい。

浮沈子的には、軍部も時の政府も、客観的に勝ち目のない戦争と分かっているのに開戦に踏み切って、なおかつ、早期停戦に持ち込めずに長期戦となり敗北を喫した理由に関心がある。

いや、そこには合理的な理由なんぞはないだろう。

「日本は、近代に入ってから負けたことがなかった。負けたことがなかったからこそ、最悪の結果を想定できなかった。我々は最悪の結果を知っているからこそ、戦争をしないということを戦後ずっと続けてきた。正しい情報を得るだけではなくて、それをどう使うかという問題が、一番重要なのではないだろうか」(應義塾大学経済学部 牧野邦昭教授)

もっと言えば、ドンパチは客観的な情報やその評価と関わりなく、別の理由で始まり、おそらくは、これまた別の理由で終わるのに違いない。

牧野氏は、情報の使い方の問題だと言うけど、浮沈子にはそういうリニアな関係ではないような気がする。

客観的情報とは繋がらない、断絶した異なる理由があり、それがもっともらしい理屈を求めて客観的情報の偽りの衣を纏う・・・。

欧州大戦争もまた、そのような偽りの衣を身に纏おうとしている。

メルツは、おそらくは確信犯だ。

「・・・世界の不確実性を前に、多くの市民が平和を憂慮していることを知っている。皆さんに言う。私たちは自らの安全をケアしている。私たちは安全な国に住んでいる。それが維持されるよう、私たちの抑止力を改善しなければならない。自衛せざるを得なくなることがないように、自衛能力を得たいと思っているのだ」(再掲)

浮沈子は、このセリフをプーチンが言ったとしても驚かない。

侵略戦争は自衛の名のもとに行われる。

我が国が南方に資源を求めて侵略したように、ドイツもかつてロシアに資源を求めて侵略した。

「ドイツは今後対英米長期戦に耐え得るためには、ソ連の生産力(ソ連の労働力、ウクライナ農産物、ソ連のバクー油田、ソ連のマンガン、石綿、リン鉱)を利用することが絶対に必要」(秋丸機関のウィキより)

現在のドイツが、ロシアを侵略しようとしているとは思わない。

が、メルツの発言を聞いた、かつて侵略を受けた歴史を持つロシアが、どう思うかは別の話だろう。

確認しておこう。

2026年はドンパチの中で明けた。

ドンパチのない世界となって暮れて欲しいが、そうでない可能性のほうが遥かに高いだろう。

例によって、当てにならない浮沈子の妄想に過ぎない。

大外れになってくれることを祈らずにはいられないな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(日本は「ロシアとの戦争継続」をウクライナに強いる〈欧州〉に警戒せよ!【エマニュエル・トッド氏が警告】)
https://bunshun.jp/articles/-/85036?page=2

「トッド ロシア人はこれまで、ドイツ人にかなり忍耐強く接してきました。

 しかしメルツ新首相が「ウクライナにタウルス・ミサイル(長距離巡航ミサイル)を供与するつもりだ」と言い出した時、「ドイツ人はかつて2500万人のソ連市民を殺害した」という事実をロシア外務省が指摘し始めたのを目にして、私はこう感じました。ロシアにとっての「限界(越えてはならない1線)」が、すぐそこまで近づいている、と。」

「佐藤 ロシア人は、「ドイツ人相手なら戦術核を使っても構わない」と思っているはずです。2024年8月のモスクワ訪問の際も、AfDが伸長するドイツの現状にクレムリンの人々は不安を覚えていました。」

引用の順番を敢えて逆にしたのは、この対談が来たるべき欧州大戦争が人類史上初の核戦争になるという浮沈子の妄想を示唆しているからだ。

1ページ目には、こんな指摘もある。

「トッド 欧州経済を支配しているのはドイツです。対露制裁で経済危機に陥っているのもドイツで、AfD(ドイツのための選択肢)が伸長し、メルツ新首相の登場とともに、自国の経済問題を兵器生産で解決する誘惑に駆られています。」

「ドイツの強大な産業力は、ロシアにとって“真の脅威”となる恐れがあります。通常兵器で劣勢に立たされたロシアが、ドイツに対抗するために戦術核を使用するしかないという事態に追い込まれる可能性がある。」(トッド)

やれやれ・・・。

「フランスの歴史人口学者・家族人類学者のエマニュエル・トッド氏と作家・元外務省主任分析官の佐藤優氏によれば、ウクライナ側の敗北はすでに明らかで、“負け戦”の継続を無理に強いれば、ウクライナの被害が無意味に大きくなるだけだ。」

文春の宣伝記事だから、さわりの所しか読めないけどな。

「即時に停戦をもたらすべく“ロシア寄り”の和平案をウクライナに強いる「米国」が「悪=非常識」で、米国に抵抗する「欧州」が「善=良識的」だ、というのが西側の主要メディアの論調だ。」

我が国では、必ずしもそういう論調ではないような気もするけどな。

腰の定まらないトランプは困ったものだという感じか。

(ウクライナ侵略戦争が越年 腰の定まらぬトランプ氏 ロシアの占領地拡大は茨城県程度)
https://www.sankei.com/article/20260101-PUA3OFCLK5IJBAY73QENRP4DE4/

「25年1月に就任したトランプ米大統領は和平仲介に意欲を見せてきたが、ロシアとウクライナの間で揺れ動き、腰が定まらない。」

「トランプ氏がロシア寄りの立場をとると、それに危機感を抱く英仏独など欧州主要国の首脳がウクライナと協調して引き戻す-。25年の和平を巡る動きはこのパターンを繰り返した。」

まあ、こんな感じか。

トランプ政権については、ブルームバーグが記事を上げている。

(瀬戸際の「自由世界」、再生と崩壊の分かれ道)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/withbloomberg/2378436?display=1

「最も広範で重大な政策は、「自由世界」の再編を図る取り組みだ。」

表題に絡めて結論を言えば、浮沈子的には「崩壊」の方に1票だがな。

まあ、どうでもいいんですが。

エマニュエルトッドが感じた、ロシアの緊張と恐怖(2500万のロシア人を殺害したドイツに対する)、核戦争をも辞さない被害妄想的狂気は本物だろう。

ウクライナ紛争だって、どんな結果をもたらすかを考えずに突入したわけじゃないだろう。

やむにやまれぬ決断だったはずだ。

それは、ホロドモール(大飢饉)を経験したウクライナにも共通する。

この国が唯唯諾諾としてロシアに恭順することは、決してないのだ。

が、多くの国々は、多かれ少なかれ同じような歴史を背負っている。

そして、ほとんどの国々は負の遺産を乗り越えて、平和な関係を築いている。

浮沈子の妄想の中で、欧州大戦争はすでに始まっている。

前にも書いた記憶があるけど、ユネスコ憲章前文の裏返しだ。

「戦争は人の心の中で生れるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」

人の心の中の平和のとりでを突き崩せば、そこに容易に戦争の種を植え付けることができるというものだ(そういうことかあ?)。

水をやり、日当たりを良くし、戦争の芽を育ててドンパチを始める。

降りかかる火の粉を払いのけるという名目で、火炎放射器を持ち出したりもする(そうなのかあ?)。

火の粉は、自分で撒いたりしてな(偽旗作戦?)。

まあいい。

欧州は、もしかすると自作自演で対ロシア戦争に突き進むかもしれない。

「トッド 欧州経済を支配しているのはドイツです。対露制裁で経済危機に陥っているのもドイツで、AfD(ドイツのための選択肢)が伸長し、メルツ新首相の登場とともに、自国の経済問題を兵器生産で解決する誘惑に駆られています。」

暴走する欧州を止める者はいない。

バルト3国や東欧諸国はいいとばっちりかもな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(ロシア、ウクライナ攻撃の証拠を米に提供 プーチン氏公邸攻撃未遂)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/QKLHI2BSTZNXVE7LTPURJXNAUM-2026-01-01/

「ロシア国防省は1日、ウクライナ軍による大統領公邸攻撃を証明するデータが入ったウクライナのドローン(無人機)の一部を米大使館付武官に渡したと明らかにした。」

「ロシア特殊部隊の専門家がドローンの制御装置のメモリーを解読した結果、攻撃の標的がノヴゴロド州の大統領公邸の建物群であったと確認した」「われわれは、この措置がいかなる疑問も取り除き、真実の立証を可能にすると想定している」(ロシア軍参謀本部総局のコスチュコフ局長)

この報道のあと、少なくとも日本語のメディアでウクライナの再度の反論が出たという報道はない。

また、大使館付武官が受け取ったとされるドローンの一部に対する米国の評価も報道されていない。

(ロシアは「プーチン邸宅攻撃」の証拠をいまだに提示していない=シビハ宇外相)
https://www.ukrinform.jp/rubric-polytics/4074997-roshiahapuchin-di-zhai-gong-jino-zheng-juwoimadani-ti-shishiteinaishibiha-yu-wai-xiang.html

「ほぼ1日が経過したが、ロシアはウクライナによる『プーチン邸宅への攻撃』とされる断罪について、説得力のある証拠を未だに何一つ提示していない。そして提示しないだろう。なぜならそれは存在しないからだ。そのような攻撃はなかった」(ウクライナのシビハ外相)

ロシアが証拠らしきものを提示したのは3日後くらいか。

「同氏は、虚偽の主張を行うことはロシアのお家芸であり、彼らにはその長い前科があると強調した。同氏は、例として、2022年初頭にロシアがウクライナには侵攻しないと主張していたことを喚起した。」

「彼ら(編集注:ロシア)はまた、自分たちが計画していることについて他者を非難することがよくある。彼らの言葉は決して鵜呑みにすべきではない。ロシアによる根拠のない操作的な声明に対するそのような反応は、ロシアのプロパガンダに加担し、ロシアによる更なる蛮行及び嘘を助長するだけである」

シビハの警告にも関わらず、米国もアラブ首長国連邦もインドもパキスタンも、少なくとも当初はロシアのプロパガンダに加担し蛮行と嘘を助長した。

情報戦においては、何が真実であるかは二の次になる。

何が真実であるかと「思わせること」が重要だ。

今回、ロシアが証拠を示したこと、その後の反論が西側メディアから消えたことで、ロシアは情報戦においては優位に立っている(たぶん)。

が、おそらく人々の頭の中にはCIAがロシア大統領公邸への襲撃を否定したことだけが記憶に残るだろう。

再反論しないこと(無視する)もまた、有効な反論の手段だからな。

少なくとも、ウクライナの人々の頭の中にはシビハの言説だけが残るだろう。

ウクライナは決してプーチンを直接狙った攻撃などはせず、ロシアはトランプを誑かすために嘘をついていると・・・。

まあ、どっちでもいいんですが。

似たような話は、捕虜を載せたとされるロシアの輸送機をウクライナが撃墜したときにもあった。

「AI による概要
ロシア軍の輸送機Il-76が墜落したことは事実ですが、ウクライナが「捕虜を乗せていた」と認識して意図的に撃墜したかどうかは不明であり、両国間で主張が食い違っています。

以下は事件の経緯です。

・発生日時と場所: 2024年1月24日、ロシア西部ベルゴロド州で発生しました。
・ロシア側の主張: ロシア国防省は、この輸送機には捕虜交換のために移送中だったウクライナ兵捕虜65人を含む乗員・乗客計74人が搭乗しており、ウクライナ軍がアメリカ製またはドイツ製の防空ミサイルで意図的に撃墜したと非難しました。
・ウクライナ側の反応: ウクライナ側は、墜落への関与を公式には認めていませんが、捕虜交換が予定されていたことは認めました。しかし、輸送方法や経路については知らされておらず、周辺空域の安全確保を求められてもいなかったと主張しています。
・国際調査の要求: ウクライナのゼレンスキー大統領は、事実関係を明らかにするために国際的な調査を求めました。ロシア側も、ウクライナによる「テロ行為」として国際調査を要求しています。
・真相: 墜落現場がロシア領内であるため、ロシア側が現場へのアクセス権を独占しており、客観的な証拠に基づく真相解明は難航し、真相は依然として不明です。」(手抜きじゃん!?)

まあいい。

今回の攻撃の真相もウヤムヤになる可能性がある。

トランプは、どっちを信じるだろう・・・。

🐱暴走する米帝:ベネズエラ侵攻:大統領拉致2026年01月04日 02:00

暴走する米帝:ベネズエラ侵攻:大統領拉致


(米軍がベネズエラに侵攻、トランプ大統領もマドゥロ大統領拘束を発表)
https://grandfleet.info/north-america-related/us-troops-invade-venezuela-president-trump-announces-arrest-of-president-maduro/

「どれだけ米国の理屈や正義があっても根本的にベネズエラの主権を侵害しているため、ロシアがウクライナに対してやっていることと変わりがない」(航空万能論ブログ管理人)

ロシアはゼレンスキー大統領夫妻を拉致誘拐してはいないけどな。

ウクライナが信奉する「力による正義」の正体は、周縁国をねじ伏せて思い通りにするという点で共通している。

米国は麻薬などの被害を受けているとしているけど、それは単なる言い訳だと子どもにも分かる。

2026年の正月は、物騒なニュースから始まった。

「米国はベネズエラおよびその指導者に対する大規模な攻撃を成功させた。マドゥロ大統領は妻と共に拘束され国外へ移送された」(トランプ大統領)

やれやれ・・・。

(トランプ氏、ベネズエラ石油利権に照準 反米政権転覆は悲願)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN031QH0T00C26A1000000/

「背景には世界最大の石油埋蔵量を誇るベネズエラの石油利権がある。反米のマドゥロ政権のままでは中国やロシアと取引が増え、南北アメリカを米国の縄張りとして「支配」する米政権構想に害を及ぼすと判断した。」

「トランプ氏は3日、ベネズエラの石油事業を巡り「我々が非常に強く関与することになる」と述べた。」

まあ、真相はそんなところだろう(未確認)。

暴力で脅して人様の物を盗むのは、世間では強盗というらしい。

米国は世界中に関税をかけて利益のピンハネをしてきたけど、どうもそれだけでは飽き足らないようだ。

(ロシア、米のベネズエラ攻撃は「侵略行為」 各国も懸念表明)
https://jp.reuters.com/world/us/S2INMRITHRK23DGJTLNNHUFHLI-2026-01-03/

「ベネズエラには外部からのいかなる破壊的な干渉も、ましてや軍事的な干渉もなく、自らの運命を決定する権利が保証される必要がある」(ロシア外務省)

浮沈子的には、「ウクライナにだって、同じ権利があるだろう!?」と言いたいところだが、ロシアは聞く耳持たんだろうな。

まあ、どうでもいいんですが。

「実際に行われたのであれば、独立国家の許容しがたい主権侵害に当たる。主権の尊重は国際法の重要原則だ」(同上)

おまいに言われたくない・・・。

(中国は「深い衝撃」を表明、米国のベネズエラ攻撃を強く非難)
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-03/T8AMUAT96OSG00

「主権国家とその大統領に米国が行った露骨な武力行使を強く非難する」「米国によるこのような覇権的行為は、国際法およびベネズエラの主権を深刻に侵害し、中南米とカリブ地域の平和と安全を脅かすものだ。中国はこれに断固として反対する」(中国外務省報道官声明)

「中国政府からは中南米担当特別代表が2日にカラカスを訪問し、マドゥロ大統領に迎えられたばかりだった。」

これみよがしだな。

「米国は国際法および国連憲章の目的と原則を順守し、他国の主権と安全を侵害する行為をやめるよう、中国政府は強く求める」

中国がロシアに対して、同じようにウクライナ侵攻をやめるように促したことがあるかどうかは知らない。

(ルビオ国務長官、「マドゥロ氏は米国で裁判」と発言=米上院議員)
https://jp.reuters.com/world/us/WMPCIAOAHJPWRFS2JGZY6DAFHI-2026-01-03/

「ルビオ米国務長官が「ベネズエラのマドゥロ大統領は米国で裁判にかけられ刑事責任を問われることになる」と語った」( 米共和党のマイク・リー上院議員)

「彼(ルビオ国務長官)は、マドゥロ氏が米国に拘束された今、ベネズエラでこれ以上の行動はないと予想している」(同上)

軍事行動を効果的に使うことにかけては、米国の右に出る国はないだろう。

各国の非難も、事態がこれ以上進展せずに沈静化すればやがて収まる。

人の噂も七十五日・・・。

プーチンは、「トランプは上手くやった」と思っているに違いない(未確認)。

大国が周縁国を従わせるには、このくらいの芸当ができなければだめだ。

中国は、形の上で非難こそすれ、内心では羨んでいるだろう(そうなのかあ?)。

台湾でも、あのくらい上手くできたらいいなあ・・・。

まあいい。

(ベネズエラ攻撃と大統領拘束 トランプ政権は戦争行為ではなく「法執行」と主張の構え)
https://www.sankei.com/article/20260103-K42AQNQ4AFMS7G6OJQJ6HEP72U/

「同日の軍事攻撃は「逮捕状の執行」を支援するために行われた」(ルビオ国務長官)

べらぼーめ・・・。

空母打撃群を展開し、デルタフォースを投入して主権国家の元首を誘拐するのが逮捕状の執行だというなら、何でもありだろう。

やりたい放題の米帝が、どこまで突っ走る事になるのか。

年明け早々、思いやられる事態だな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(米当局が当面ベネズエラ運営、会見でトランプ氏表明 マドゥロ大統領拘束)
https://jp.reuters.com/markets/japan/V34VJSXTBNLHXHKNIADGMQPRUY-2026-01-03/

「安全で適切かつ賢明な政権移行が完了するまで、われわれが国を運営する」「ベネズエラ国民の利益を考慮しない者が、ベネズエラを支配する事態は避けなければならない」(トランプ米大統領)

これって、マルコルビオが言ったとされる単なる法執行とは次元が異なる話のような気がするんだがな・・・。

「これは米国 の歴史上、最も衝撃的で効果的、強力な国力と能力を誇示するもの だ」(同上)

正義の名のもとに行われる武力による現状変更。

いや、米国の利益のためか・・・。

(米国は政権移行までベネズエラを統治、インフラを再建して石油を他国に売却)
https://grandfleet.info/north-america-related/the-us-will-govern-venezuela-until-the-transition-rebuild-infrastructure-and-sell-oil-to-other-countries/

「もう「ベネズエラの石油インフラを再建して(米資本の石油会社がベネズエラの石油を)他国に売る」と正直に言ってしまう辺りに清々しさを感じてしまう。」(航空万能論ブログ管理人)

それが本当のところかもしれないな・・・。

(米がベネズエラ「運営」 政権移行まで、再攻撃も)
https://news.jp/i/1380226547516113227?c=768367547562557440

「ルビオ国務長官がロドリゲス氏と電話会談したとし、ロドリゲス氏には米国と協力する以外の「選択肢はない」と指摘。ベネズエラへの地上部隊派遣を「恐れていない」とも明言した。」

武力を背景とした恫喝以外の何物でもなかろう・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(リベラル秩序の終焉と力による正義、トランプ政権が再編する世界の新秩序)
https://grandfleet.info/us-related/the-end-of-the-liberal-order-and-justice-through-force-a-new-world-order-restructured-by-the-trump-administration/

「ベネズエラへの軍事介入はリベラルな秩序そのものが終焉を迎えたことを告げ、武力の行使、修正主義、アメリカ大陸の安全保障に基づく新たな国際秩序が台頭しつつある」(The Conversation)

「アメリカ人のためのアメリカ=モンロー主義」の概念が鮮烈に復活したことを知らしめるもので、パナマ、メキシコ、カナダはすでにトランプ大統領の意向に屈服させられ、グリーンランドの支配権も狙っている」

「国際法、民主主義、自由市場に基づくリベラルな協力関係よりも、国家を「味方か敵か」で分ける世界観が優先される」

「この論理の下では「明確な勢力圏」が画定され、資源が分配され、大国間のバランスが保たれる。中国による東南アジア支配が容認され、ロシアはウクライナ領の2割とエネルギー資源を掌握することで戦争を収束させ、イスラエルは中東の地図を塗り替えて近隣諸国と貿易協定を結ぶ、こうした「力の支配」が現実のものになるだろう」

読んでいると暗澹たる思いになるんだが、21世紀の現実だから仕方ない。

「ガザ情勢でも露呈したようにEUは大国と思想的に対立しても、それを是正させる力を持っていない。」

「民主主義、法の支配、自由貿易といった理想は急速に色あせ、実効的な対抗手段を持たない欧州連合は苦境に立たされている。」

これからは、状況が異なる可能性もあるけどな。

欧州はこのまま大人しく衰退していくとは限らんからな。

浮沈子は軍事ウォッチャーでもある航空万能論ブログ管理人が導き出した見解に興味を惹かれた・・・。

「権威主義に根ざした「力による正義」の席巻により、もはや民主主義、法の支配、自由貿易といった概念は形骸化した装飾に過ぎず、米国にとっても自国の利益に資する論理こそが「唯一の正義」であり、今さら善悪の二元論に縋るのは「自らが時代錯誤なロマンチストである」と露呈するに等しい。」

やれやれ・・・。

浮沈子は元より正義派じゃない。

が、時代錯誤なロマンチストでありたいと願っている。

「もはや民主主義、法の支配、自由貿易といった概念は形骸化した装飾」に過ぎないとは思わないし、大国による「力の支配」が横行する21世紀の状況が、人類に明るい未来をもたらすとも思わない。

誰が何と言っているかよりも、何がどうなっているかに注目し、表層を流れる言説の背後にある「本当の何か」を捉えたいと思っているけど、そのためには「誰が何と言っているか」に耳を傾けるより他に手立てはない。

国家は常に国民に多大の犠牲を強いてきた歴史があるけど、人類は未だにそれ以外の統治の手段を持ち得ないでいる。

現代の表層は激しく動いている。

浮沈子はダイバーの端くれだから、水面が多少荒れていても、数m潜れば穏やかな水中世界があることを知っている(底揺れしてる時もありますけど)。

その水中から、バシャバシャした水面を見上げる視点を持ちたいと願っている。

嵐の中で、バーズビューを得ることは難しい。

比喩的で申し訳ないが、「魚の目」というのも必要かもな・・・。

🐱欧州大戦争:ドネツク州未占領地域:攻防の焦点2026年01月04日 03:38

欧州大戦争:ドネツク州未占領地域:攻防の焦点
欧州大戦争:ドネツク州未占領地域:攻防の焦点


暮れから正月にかけて、ISWの戦況地図のレイヤーがうまく表示されない事態が続いていた。

昨日あたりから、ようやくまともに表示されるようになったので、年の始めということもあり、和平交渉の焦点ともなっているドネツク州未占領地域を概観しておくことにする。

昨年12月26日から富戸に泊まっていて、パソコンはクロームブック(ASUS:C3000)を持ってきたので、スクリーンキャプチャした画像をそのまま貼り付けている(画像参照:でかっ!)。

州境としては、南側はウダチネの西から北に向かってドニプロペトロウシク州と接し、途中からハルキウ州に州境を変えて今度は北側にハルキウ州が来る形になり、リマン北方で占領地域と合流する。

こうしてみると結構広大だが、東側3分の1のところに、いわゆる要塞都市群がほぼ南北に連なり、その西側の地域に目立った防御線はない。

北から、リマン、スロビャンスク、クラマトルスク、ドルジュキーウカ、コスティアンティニフカの順に並んでいる。

北のリマンと南のコスティアンティニフカは市街地へのロシア軍の浸透を許しているが、他の都市は今のところ目立った攻撃を受けている様子は見られない。

浮沈子が妄想したドブロピリア東方の突出部(ウクライナ軍に奪還された地域)と、リマン北方の突出部を結んで西からの兵站を遮断しつつ、東西からこれらの要塞都市群を挟撃するという戦略は、少なくとも今のところはウクライナ軍に阻止されている。

ロシア軍としては、セオリー通り東側(ロシア側)からの侵略により、正面から要塞都市群に迫ると同時に、現在行われている南北からの浸透・占領を進めるというのが当面の作戦になると思われる(未確認)。

西側の補給路の遮断は、その正攻法の2方向からの進軍に対する補助作戦として引き続き継続されると思われるが、要塞都市群への補給線を遮断されてしまってはウクライナ軍もたまらんだろうから、必死の防衛を行うと思われる。

これ以外の動きがあるとすれば、プーチンの発言にあったハルキウ州の緩衝地帯の拡大が結果的に北側からの侵攻につながるとか、ドニプロペトロウシク州側から補給路を遮断するという可能性もあるけど、ウクライナ側の防衛線やロシア軍の突破状況にもよるので、なんともいえない。

当然、スムイ州やザポリージャ州でのロシア軍の進撃もあるだろうが、ドネツク州が最大の交戦区域であることは間違いない。

占領面積的には、ひょっとするとザポリージャ州やハルキウ州が最大になる可能性もあるけどな。

ドニプロが狙われることになれば、ウクライナ軍は総力を上げて阻止することになるだろう。

ドネツク州の要塞都市群を巡る攻防のサイドストーリー的に、これらの戦闘区域にも目配りしておく必要はある。

浮沈子的には、既に何度か書いているけど、コスティアンティニフカの占領がどうなるかに関心がある。

ここが抜かれるということは、要塞都市群が南側から芋づる式に占領される流れを作り出す。

マズい流れだ。

それは同時に、この街の西側の守りが崩壊することを意味する(兵站拠点を失う)。

それによって、ドルジュキーウカも連鎖的に失うことになりかねない。

クラマトルスクとスロビャンスクが裸にされることになる。

ヤバいな・・・。

ヤバすぎ!。

もっとも、今年中にその状態になるかどうかはわからない。

主要2都市の攻防は、おそらく来年以降に持ち越されるだろう。

リマン、コスティアンティニフカ、ドルジュキーウカがせいぜいではないか。

2026年はポクロフシク、ミルノフラドの実質的な陥落で明けた。

南部ではフリアイポレの陥落もあった。

長年の懸案だったシベルシク陥落もあったからな。

ウクライナ軍も良く抵抗し、クピャンシクのように奪還もしているけど、多くの地域で領土を失っている。

戦力の差は如何ともし難い。

ロシア軍の勢いが衰える気配はない。

ああ、今年も憂鬱な日々が続きそうだ・・・。

🐱変異種:第14波始まらず:東京都底打ちせず2026年01月04日 17:49

変異種:第14波始まらず:東京都底打ちせず
変異種:第14波始まらず:東京都底打ちせず


正月休みの間に流行が始まっちまったらどーしよー!?、と思っていたんだが、あにはからんや、第14波(2025−26冬季流行)が始まる気配は全く無い。

1月3日のモデルナ提供の新規感染者の推計値は、東京都で247人と、ここ4年間で最低を記録している。

全国の陽性率も6パーセント程度で横ばいだ。

これは、どう考えても異常事態だろう(そうなのかあ?)。

ウイルス感染症が流行しないことは悪いことじゃないんだが、いつ来るかいつ来るかとびくびくしながら始まるのを待っているのも精神衛生上よろしくない。

ワクチンをうつ場所や時期は押さえているけど、予約とかは特にいらないそうなので流行状況を横目で見ながら最終的には自分で決めることになる。

接種後のダイビング日程の問題もあるから(接種後2週間はテクニカルダイビングは推奨されていない:ちなみに、通常のダイビングは接種後1週間空けることが推奨されているらしい)、遅くても1月中には接種しなければならない。

接種後、抗体価が上がってくるまで1週間から10日程度はかかるようだから(接種予定のコスタイベ筋注用は未確認)、それも見越してうつことになる。 

どーせ、今年の夏の流行(第15波:2026夏季流行)では、補助金無しで自腹で接種することになるだろうから、それまでの間で最も遅いタイミングが有利だ(そうなのかあ?)。

が、3月を過ぎれば、行政の補助金の対象からは外れる。

旅行から帰ってきた2月下旬にうつという選択もあるけど、その時期までに第14波がなかったら、それこそ異常事態だろう。

3月前半には、また、ダイビング旅行が予定されている。

接種後に十分な期間が取れないということもあるからな。

総合的に考えて、今月中にうつのが最も合理的な気がする。

コスタイベ筋注用の場合、レプリコンワクチンの作用機序や接種後調査の結果でも、抗体価の減衰はファイザーより遅くなっている(高い値の持続期間が長い)。

それ程神経質にならなくても、さっさとうってしまって悩みを解消しておくのが無難だろう。

前回の接種から6か月が経つしな(7月12日でした)。

まあ、どうでもいいんですが。

ワクチン接種でもしたらまた書く。

🐱暴走する米帝:次の標的グリーンランド:20日後に話し合おう2026年01月06日 20:02

暴走する米帝:次の標的グリーンランド:20日後に話し合おう
暴走する米帝:次の標的グリーンランド:20日後に話し合おう


(グリーンランド領有意欲に懸念 トランプ氏が「脅し」―デンマーク)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2026010501001&g=int#goog_rewarded

「南米ベネズエラを攻撃した米国のトランプ大統領が、デンマーク領グリーンランドの領有について改めて意欲を示したことで、欧州ではグリーンランドが「次の標的」(英タイムズ紙)になるのではないかと懸念が強まっている。」

「フランス政府は5日、デンマークとの「連帯」を表明」

「完全に不合理だ」(デンマークのフレデリクセン首相)

「グリーンランドをベネズエラや軍事介入と結び付けるのは、間違っているだけでなく侮蔑的だ」(グリーンランド自治政府のニールセン首相)

英タイムズ紙が報じているリアクションは、まだ危機感が十分伝わってこない。

航空万能論には、首根っこを押さえつけられたデンマークの悲鳴が紹介されている。

(デンマーク首相、もし米国がグリーンランドを占領すればNATOはお終いだ)
https://grandfleet.info/european-region/danish-pm-if-us-occupies-greenland-its-the-end-of-nato/

「ホワイトハウスのミラー次席補佐官の妻が星条旗柄で塗りつぶされたグリーンランドの地図を「まもなく」という言葉と共にXに投稿」(画像参照)

「もし米国が他のNATO加盟国を軍事的に攻撃することを選択すれば、すべてが止まってしまうだろう。NATOも第二次世界大戦終結以来提供されてきた安全保障も止まってしまう」(デンマークのフレデリクセン首相)

「一夜にして国が乗っ取られるような状況にあるとは考えていない。だからこそ我々は良好な協力を求めているのだ。米国が簡単にグリーンランドを征服できるような状況ではない」(グリーンランドのニールセン首相)

一見すると、時事通信の記事と同じようなリアクションに思えるが、デンマークメディア(TV2)は従来とは異なるニュアンスに転じたと捉えている。

「これは以前の「併合拒絶」よりも拒絶のトーンが引き下げられている。」

「以前なら米国の要求をきっぱりと拒絶していただろう。しかし(トランプ政権はベネズエラに対する軍事介入を成功させて)政治的レトリックの応酬が激化し、フレデリクセン首相もグリーンランド併合の可能性を認めざるを得なくなっている」(TV2のデンマーク人政治ジャーナリスト)

「因みにトランプ大統領は「グリーンランドについて20日後に話し合おう」とも述べたため、米国が近いうちに「グリーンランドへの介入」を計画しているのではないかという懸念が広がっており、もうデンマークメディアはパニック状態、グリーンランドではトランプ大統領に対する怒りと失望が広がっている。」(航空万能論ブログ管理人)

やれやれ・・・。

「米国によるグリーンランド併合もしくは奪取が法的にも道徳的にも可能なのかどうかは謎だが、トランプ大統領の新秩序において重要なのは真実、法、民主的価値観ではなく「米大統領の権威」であり、グリーンランド問題をリベラルな国際秩序の観点で考えること自体が間違いだ。」「なぜならトランプ大統領の意向は常識的な理屈や理論ではなく「軍事力を根源にした権威」に支えられているからで、これに対抗しうる権威をもたない国はおべっかか作り笑顔を浮かべる以外に手段がない。」(同上)

2022年のロシアによるウクライナ本格侵攻以降、世界では何が起こってもおかしくない状況が続いている。

そりゃあ、確かに相互確証破壊をベースにした冷戦は集結し、その後の対立は小規模な地域紛争の域を出ているわけじゃない(ウクライナ紛争含む)。

欧州大戦争が本格化すれば、第3次世界対戦につながりかねない懸念はあるが、米国が積極的に関与しなければ欧州から戦火が拡大することはない。

米国の暴走する帝国主義は、概ね南北アメリカ大陸とその周辺に留まる。

デンマーク(カナダ、メキシコ、コロンビア、ブラジル、キューバなど)には申し訳ないが、諦めてもらうより仕方がない(そうなのかあ?)。

「今回はグリーンランドやデンマークの話しだが、いつ同じ問題がインド太平洋に飛び火しても不思議ではないので全く笑えない。」(同上)

他人事じゃないことは確かだけど、米国が我が国を併合することはない。

どちらかといえば、米国の関与が減少していく中での中国やロシアとの関係ということになる。

まあいい。

「グリーンランドについて20日後に話し合おう」(トランプ大統領:再掲)

「SOON」(ケイティミラー:再掲)

「米国が近いうちに「グリーンランドへの介入」を計画しているのではないかという懸念」(再掲)

あるだろうな。

きっとあるに違いない。

それはおそらく、ロシアの欧州本体の侵略より確からしい。

「ベネズエラに対する軍事介入がグリーンランドにとって何を意味するかは周囲の判断に任せる」「ルビオ国務長官が何かを成す、あるいは問題に対処すると言った時は本気だ」「これはグリーンランドのことを言っているわけではないが、防衛のためグリーンランドは絶対に必要だ」(トランプ)

ちなみに、ロシアは欧州侵略の意図はないと繰り返し表明している(もっとも、ウクライナに対してもそう言ってたけどな・・・)。

まあ、どうでもいいんですが。

確認しておこう。

米国は軍事力を背景にして、強権的にグリーンランドの支配を手に入れようとしている。

いつ、具体的にどんな手段を講じるかは不明だが、マルコルビオ(米国務長官)はデンマークに対して既に外交圧力をかけているようだ。

それに対するリアクション次第では、軍事侵攻も有り得る。

少なくともその可能性を排除していないし、ほのめかしさえしている。

フレデリクセンが言うように、これはNATO内部での軍事的対立ということになる。

浮沈子的には、フランスがデンマーク支持を表明した点に注目している。

EUの盟主を自認するマクロンは、欧州の利益を最大化するために米国と対立することを厭わないだろう。

ベネズエラという同盟国を失ったプーチンにとって、NATOの内部対立は悪い話ばかりではないかもしれない。

また、米国がグリーンランド問題をきっかけにして、欧州から手を引くことは大いに歓迎だろう(そうなのかあ?)。

20日後に、何がどうなっているかは誰にもわからない。

世界で唯一人、それを知る人物がいるとすれば・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(自信深めたトランプ政権「次の標的」は…キューバ、コロンビア、グリーンランドなど言及)
https://www.sankei.com/article/20260106-NHYYSZINMJP6LPENDB36OW2YK4/

「トランプ米大統領は今後の介入対象になり得る場所としてキューバやコロンビア、メキシコ、イラン、デンマーク自治領グリーンランドに言及」

「両親がキューバ出身のルビオ氏はキューバの体制転換に強い関心を持つだけに、ベネズエラ攻撃の余勢を駆って、屈服を迫る可能性がある。」

いきなりは無理だろう。

「トランプ氏は4日、コロンビアの左派ペトロ大統領を「コカインを作って米国に売るのが好きなタチの悪い男」「(政権は)長くない」と罵倒。攻撃の可能性を記者団に問われ、「いい考えだ」と述べた。」

これも可能性の範囲に留まる。

ベネズエラの政情が定まらないうちに中南米でアクションを立て続けに起こすのは無謀だ。

メキシコやイラン(ありねー・・・)に対する言及もあるが、名前を上げただけな気がする。

産経は、カナダの併合には触れていないけどな。

「グリーンランドへの領土的野心も再燃した。トランプ氏は4日、北極圏で影響拡大を図る中露に対抗するために「グリーンランドが必要だ」と改めて強調。トランプ氏最側近のミラー大統領次席補佐官は5日、米CNNテレビに「グリーンランドは米国の一部になるべきだ」と、領有するNATO同盟国のデンマークへの圧迫をいっそう鮮明にさせた。」

浮沈子的には、軍事侵攻を伴うかどうかは別として、「次の標的」
がグリーンランドであることは間違いないと見ている(テキトーです)。

軍事的リスクが小さく(彼我の差はアットーテキだ)、外交圧力でケリがつく可能性が高いからな。

NATOが抵抗するなら、離脱をほのめかすことで牽制できる。

中南米は、有象無象の抵抗が予想され、ベネズエラのようにうまくいくとは限らんからな。

随分昔の話になるが、ピッグス湾事件というのもあった。

(ピッグス湾事件)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%B0%E3%82%B9%E6%B9%BE%E4%BA%8B%E4%BB%B6

「1961年に在米亡命キューバ人部隊がアメリカ合衆国CIAの支援の下でグアテマラで軍事訓練の後、キューバに侵攻してフィデル・カストロ革命政権の打倒を試みた事件」

「アメリカ大統領に就任したジョン・F・ケネディは、前任のアイゼンハワー大統領時代にCIAを中心に進められていたキューバ侵攻計画を承認して、1961年4月15日にキューバ軍機に偽装した爆撃機がキューバ空軍飛行場を爆撃し、4月17日から亡命キューバ人の上陸部隊がピッグス湾(コチノス湾)にあるヒロン浜(プラヤ・ヒロン)に上陸侵攻を開始した。ソビエト連邦の援助を受けたキューバ軍は4月19日まで上陸地点のヒロン浜に封じ込め、ピッグズ湾に閉じ込められた反カストロ軍『二五〇六部隊』の上陸部隊は4月19日に投降し、114名が戦死して1189名が捕虜となった。この作戦を主導したアメリカは世界から非難を受け、ケネディ政権はキューバ政策で大きく躓いた。」

米国がいつも成功してきたわけじゃないのだ。

「敗因:
CIAがキューバ政府軍の勢力を過小評価し「キューバ軍の一部が寝返る」という根拠がない判断をするなど杜撰な作戦計画であったこと、事前に作戦の実施がキューバ側に漏れていたこと、ケネディ大統領への説明が不十分で軍部・CIAと政府内での作戦の認識にズレがあり、命令が二転三転したことなどが失敗の最大の原因とみられている。」

敗因分析も出ているけど、本筋とは離れるので割愛する。

イラン各施設空爆やベネズエラ大統領拉致では成功したものの、軍事作戦にはリスクも伴う。

ロシアのウクライナ侵攻だって、失敗と言えないこともない。

歴史がどう評価するかは今後の課題だが、短期的に終結させられなかったことだけでもロシアにとっては痛手となっている。

今後2000年間の安全保障のために、この20年を犠牲にするというロジック(そうだったっけえ?)にはいささか無理があるからな。

まあいい。

暴走する米国を止めることは誰にもできない。

次の標的がどこであれ、狙われれば避けようはない。

解き放たれた野獣から身を守る術はない。

食うか食われるか、食い残しを漁るかだな・・・。