🚀スターシップ:SLC-37:発射台工事も爆発&木っ端微塵 ― 2025年06月26日 06:57
スターシップ:SLC-37:発射台工事も爆発&木っ端微塵
(SpaceX、フロリダ州のSLC-37ランプでULAインフラを解体し、スターシップを打ち上げる)
https://www.elonx.cz/spacex-na-floridske-rampe-slc-37-demoluje-infrastrukturu-po-ula-aby-odtud-mohla-startovat-starship/
「今回はファルコン9やファルコンヘビーの打ち上げには対応しません。SpaceXは将来を見据えて投資を行い、SLC-37発射施設全体をスターシップロケットの打ち上げに充てる予定です。ULAが残した旧施設の解体作業は既に始まっています。」
「ケープカナベラル軍事基地の北部に位置しています。基本的にはSLC-37AとSLC-37Bというラベルの付いた2つの別々の発射台です。SLC-37Aランプは一度も使用されたことがなく、たとえばWikipediaには取り壊されたと記載されています。」
「6月12日に解体が行われました。」
「今後の作業としては、清掃作業は今年の夏いっぱいかかると予想されています。支持構造物の解体は軍とSpaceXの協力のもとで行われた」
添付されている動画に、解体シーンが出て来るけど、あっという間の出来事だな。
「というわけで、解体工事は終わり、次はSpaceXがこの発射施設に実際に何を計画しているのか見てみよう。米国西海岸のSLC-6発射台と同様に、Starshipの打ち上げ業務をサポートするために、ここに完全なインフラを構築する必要がある。」
「この建設には、それぞれ高さ183メートルの2つの大きな統合タワーの建設が含まれ、ちなみに、これらの構造物は、テキサス州のStarbaseにある対応するものよりも約39メートル高くなる。2つの統合タワーに加えて、同社はロケットの着陸段を捕捉するためだけに設計される2つのタワーをさらに建設する予定だ。」
つーことは、4つの鉄塔が立つことになるわけだな。
キャッチ専用のタワーというのは、初登場ということになる。
1段目と2段目に、それぞれ必要というのは分かるんだが、打ち上げ用は1つでもいいような気もするんだがな(つまり、合計3本)・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
おそらく、打ち上げ頻度の関係で、2本の打ち上げタワーを確保しておきたいんだろう。
「この配置は、高頻度の打ち上げ業務を加速することを目的としています。各発射タワーには、打ち上げ中に発射台を水で満たすための専用の水タンクも設置され、燃料貯蔵タンクは両方の発射台で共有されます。」
「SpaceXはSLC-37ランプから年間最大76回のStarship打ち上げ許可を申請しているという。」
べらぼーめ・・・。
「計画は実に広範囲にわたるもので、同社はStarshipロケットの初打ち上げは早ければ来年にも実施されると想定しているが、個人的にはArs TechnicaサーバーのStephen Clark氏の意見に賛同する。つまり、建設は遅れ、初打ち上げは2027年になるだろうということだ。」
浮沈子的には、それでもかなり楽観的だと思うんだがな。
まあいい。
記事では、もう一つのLC-39Aランプ(現在、ファルコン9やファルコンヘビーで使われている)にも触れているが、割愛する(このエリアから44回の打ち上げと88回の着陸を計画)。
IFT-10が地上爆発で吹っ飛んじまって、スターシップ計画は暗礁に乗り上げている。
地上点火試験に使われていた施設もぶっ壊れちまって、当分、統合飛行試験は行えない(たぶん、年内はムリポ:未確認)。
「SpaceXは現在、多くの作業を前にしています。」
ロケット開発の方がとん挫しているわけだから、全く問題ないだろう(そういうことかあ?)。
重要なことは、S社の場合、ファルコン9などの通常事業は順調に展開しているということだ(イーロンマスクとトランプの空中戦は別として!)。
ULAは、既にバルカンロケットをメインにして稼働させなければならない羽目になっているが、既存のアトラスVの消化打ち上げだけが順調に行われているだけだ。
乗り換えに苦労している。
アリアン6の打ち上げも、なかなか軌道に乗らない。
S社は、事業化されている部分では、概ね問題を抱えていない。
スターシップは、純粋にスクラッチから開発しているロケットで、構想(全段再使用など)も規模(軌道上に200トン打ち上げ)も前代未聞だ。
浮沈子は、技術的にも事業的にも実現を疑問視していたけど、現在は時期的なことは別としても、もはや実現可能性を疑ってはいない。
開発は必ず成功すると確信している。
失敗や停滞は避けられないが、乗り越えることが出来るだろう。
これだけの規模のロケットの開発は、人類史上稀だからな。
サターンVとか、N-1ロケットくらいだろう。
完全再使用ということでは、人類史上初となる。
しかも、その開発手法はアジャイル方式で、次々と新しい要素をぶち込んでくる。
現在、とん挫しているのは、ブロック2と呼ばれる2段目の開発だが、浮沈子的には、これを改良するよりも、新たなブロック3にいきなりステップアップするのではないかと見ている。
エンジンも、ラプター2からラプター3にジャンプアップするかもしれない。
一つずつ、確実に押えていくのではなく、ダメなものは捨て去って、新たな可能性に賭ける。
もちろん、失敗の原因はキッチリ究明して、しっかり対策した上でな。
打ち上げ施設の稼働と、ロケット開発がしのぎを削ってる。
もちろん、全く別の話だ。
共通するのは、爆発と木っ端みじんくらいかな・・・。
(SpaceX、フロリダ州のSLC-37ランプでULAインフラを解体し、スターシップを打ち上げる)
https://www.elonx.cz/spacex-na-floridske-rampe-slc-37-demoluje-infrastrukturu-po-ula-aby-odtud-mohla-startovat-starship/
「今回はファルコン9やファルコンヘビーの打ち上げには対応しません。SpaceXは将来を見据えて投資を行い、SLC-37発射施設全体をスターシップロケットの打ち上げに充てる予定です。ULAが残した旧施設の解体作業は既に始まっています。」
「ケープカナベラル軍事基地の北部に位置しています。基本的にはSLC-37AとSLC-37Bというラベルの付いた2つの別々の発射台です。SLC-37Aランプは一度も使用されたことがなく、たとえばWikipediaには取り壊されたと記載されています。」
「6月12日に解体が行われました。」
「今後の作業としては、清掃作業は今年の夏いっぱいかかると予想されています。支持構造物の解体は軍とSpaceXの協力のもとで行われた」
添付されている動画に、解体シーンが出て来るけど、あっという間の出来事だな。
「というわけで、解体工事は終わり、次はSpaceXがこの発射施設に実際に何を計画しているのか見てみよう。米国西海岸のSLC-6発射台と同様に、Starshipの打ち上げ業務をサポートするために、ここに完全なインフラを構築する必要がある。」
「この建設には、それぞれ高さ183メートルの2つの大きな統合タワーの建設が含まれ、ちなみに、これらの構造物は、テキサス州のStarbaseにある対応するものよりも約39メートル高くなる。2つの統合タワーに加えて、同社はロケットの着陸段を捕捉するためだけに設計される2つのタワーをさらに建設する予定だ。」
つーことは、4つの鉄塔が立つことになるわけだな。
キャッチ専用のタワーというのは、初登場ということになる。
1段目と2段目に、それぞれ必要というのは分かるんだが、打ち上げ用は1つでもいいような気もするんだがな(つまり、合計3本)・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
おそらく、打ち上げ頻度の関係で、2本の打ち上げタワーを確保しておきたいんだろう。
「この配置は、高頻度の打ち上げ業務を加速することを目的としています。各発射タワーには、打ち上げ中に発射台を水で満たすための専用の水タンクも設置され、燃料貯蔵タンクは両方の発射台で共有されます。」
「SpaceXはSLC-37ランプから年間最大76回のStarship打ち上げ許可を申請しているという。」
べらぼーめ・・・。
「計画は実に広範囲にわたるもので、同社はStarshipロケットの初打ち上げは早ければ来年にも実施されると想定しているが、個人的にはArs TechnicaサーバーのStephen Clark氏の意見に賛同する。つまり、建設は遅れ、初打ち上げは2027年になるだろうということだ。」
浮沈子的には、それでもかなり楽観的だと思うんだがな。
まあいい。
記事では、もう一つのLC-39Aランプ(現在、ファルコン9やファルコンヘビーで使われている)にも触れているが、割愛する(このエリアから44回の打ち上げと88回の着陸を計画)。
IFT-10が地上爆発で吹っ飛んじまって、スターシップ計画は暗礁に乗り上げている。
地上点火試験に使われていた施設もぶっ壊れちまって、当分、統合飛行試験は行えない(たぶん、年内はムリポ:未確認)。
「SpaceXは現在、多くの作業を前にしています。」
ロケット開発の方がとん挫しているわけだから、全く問題ないだろう(そういうことかあ?)。
重要なことは、S社の場合、ファルコン9などの通常事業は順調に展開しているということだ(イーロンマスクとトランプの空中戦は別として!)。
ULAは、既にバルカンロケットをメインにして稼働させなければならない羽目になっているが、既存のアトラスVの消化打ち上げだけが順調に行われているだけだ。
乗り換えに苦労している。
アリアン6の打ち上げも、なかなか軌道に乗らない。
S社は、事業化されている部分では、概ね問題を抱えていない。
スターシップは、純粋にスクラッチから開発しているロケットで、構想(全段再使用など)も規模(軌道上に200トン打ち上げ)も前代未聞だ。
浮沈子は、技術的にも事業的にも実現を疑問視していたけど、現在は時期的なことは別としても、もはや実現可能性を疑ってはいない。
開発は必ず成功すると確信している。
失敗や停滞は避けられないが、乗り越えることが出来るだろう。
これだけの規模のロケットの開発は、人類史上稀だからな。
サターンVとか、N-1ロケットくらいだろう。
完全再使用ということでは、人類史上初となる。
しかも、その開発手法はアジャイル方式で、次々と新しい要素をぶち込んでくる。
現在、とん挫しているのは、ブロック2と呼ばれる2段目の開発だが、浮沈子的には、これを改良するよりも、新たなブロック3にいきなりステップアップするのではないかと見ている。
エンジンも、ラプター2からラプター3にジャンプアップするかもしれない。
一つずつ、確実に押えていくのではなく、ダメなものは捨て去って、新たな可能性に賭ける。
もちろん、失敗の原因はキッチリ究明して、しっかり対策した上でな。
打ち上げ施設の稼働と、ロケット開発がしのぎを削ってる。
もちろん、全く別の話だ。
共通するのは、爆発と木っ端みじんくらいかな・・・。
🚀スターシップ:IFT-10:爆発炎上木っ端微塵:ただし、地上で! ― 2025年06月20日 22:10
スターシップ:IFT-10:爆発炎上木っ端微塵:ただし、地上で!
(次回のスターシップは試験台で爆発)
https://spaceflightnow.com/2025/06/19/next-starship-explodes-on-test-stand/
「スペースX社の次期宇宙船スターシップは、テキサス州スターベース近郊の同社マッシー施設で静的燃焼試験の準備中、水曜日の午後11時(中部標準時、協定世界時午前4時)直後に壊滅的な爆発で破壊」
「「シップ36」は、6基のラプターロケットエンジンの試験発射に備えて液体メタンと液体酸素を装填していたところ、巨大な火の玉によって粉々に破壊された。マッシー基地の試験台やその他の施設にどの程度の被害があったかは不明」
「10回目の飛行試験に向けて準備を進めていたスターシップは、スターベースの試験台で重大な異常に遭遇しました」「試験場周辺の安全確保区域は試験中を通して維持され、乗組員全員の無事が確認されています。スターベースチームは地元当局と連携し、試験場とその周辺地域の安全確保に積極的に取り組んでいます。」「スターシップのノーズコーン部分にある気体窒素を含む、COPV(複合被覆圧力容器)と呼ばれる加圧タンクの潜在的故障が示されたが、完全なデータレビューは進行中である」「スターシップとスペースXのファルコンロケットで使用されているCOPVには共通点はない」(SpaceX)
「さらなる調査でこれが事実と確認されれば、この設計では初めてのことだ」(スペースXの創設者イーロン・マスク氏)
「スペースXは6月16日にシップ36の単発エンジンのテスト噴射を実施し、6月6日のミッションに向けてスーパーヘビーブースターのラプターエンジン33基を点火した。」
1段目は無事に地上試験をパスしたようだが、ブロック2と言われる2段目は、当初からケチが付きっぱなしで、まだ1度もまともに飛んでいない。
試験噴射用の地上施設もぶっ壊れたようで、下手をすると年内の打ち上げは終わりかもな(未確認)。
この状況では、NASAがどうあがいても21世紀の有人月面着陸レースに勝つことは出来ない。
(スペースXの次期スターシップが南テキサスの試験場で爆発した。)
https://arstechnica.com/space/2025/06/starships-rough-year-gets-worse-after-a-late-night-explosion-in-south-texas/
「テキサス州スターベースにあるスペースXのロケット開発施設で深夜に発生した爆発により、次回のスターシップ試験飛行で打ち上げ予定だった弾丸型の上段ロケットが破壊された。この強力な爆発により、同社のスターシップ工場と発射台から数マイル離れたマッセイ試験場周辺で火災が発生」
「高さ15階建てのロケットが現地時間午後11時(東部夏時間午前0時、協定世界時午前4時)直後に炎上する様子が映し出されていました。30マイル(約48キロメートル)離れた地域住民も、爆発を目撃し、感じた」
「爆発は、スペースXがスターシップの静的燃焼試験の準備として、極低温メタンと液体酸素の推進剤をスターシップに積み込み終えた際に発生しました。」
思い出すのは、アモス6の事故だな。
あの時は、ファルコン9の2段目の液体酸素タンクに漬かっていたヘリウムタンクの複合素材が低温環境の中で異常を来たし、発射台上で爆発炎上、衛星を搭載しながら給油試験をしていたことから、火だるまになった衛星(が入ったフェアリング)が地上に落下する映像まで公開されてしまった!。
やれやれ・・・。
が、今回はどうも様子が違うようだ。
まだ原因は調査中のようだが、コールドガスタンク(中身は圧縮窒素だそうです)が、規格内の圧力で吹っ飛んだのが原因と目されている(まだ、決まったわけじゃないようですが)。
「予備データによるとスターシップのペイロードベイ内の高圧窒素タンクが故障」「窒素燃料複合燃料タンク(COPV)は、本来タンクに損傷を与えるはずのない状況下で、耐圧を下回った状態で故障したようだ」「さらなる調査でこれが事実であることが確認されれば、この設計では初めてのケースとなります」(イーロン・マスク氏)
「複合材で覆われた圧力容器が搭載されており、機体内の様々な区画のパージと加圧に使用される高圧ガスが封入されている。」
「現時点では、この爆発により、スペースXはスターシップの飛行前試験を支援する施設を失ってしまった。」
「SpaceXは、バージョン3と呼ばれる第3世代のスターシップ設計に取り組んでおり、同社によると今年末までに飛行可能になる見込みです。アップグレードされたスターシップ バージョン3は、大型の燃料タンクとより強力なラプターエンジンにより、最大200トンの重量貨物を軌道上に打ち上げることができます。また、低軌道での燃料補給機能も備えています。」
「バージョン3では、現在SpaceXのスターシップ開発のペースを遅らせている問題が恒久的に修正されると思われます。」
S社のこれまでの手法を考えると、ブロック2はこのままお蔵入りさせて、ブロック3(バージョン3)の導入に進むかもしれない。
が、しかし、But、それはそれで、新たな問題を孕んでいるかも知れないじゃないの・・・。
「水曜日の夜の爆発の正確な影響を知るにはまだ早すぎるが、スターシップがこれらの大胆なスケジュールを達成できる可能性は昨日よりも今日の方が低いと自信を持って言える。」(スティーブンクラーク)
そんなことに、自信もって言えてどーする!?。
(スターシップ、試験台の爆発で破壊される)
https://spacenews.com/starship-destroyed-in-test-stand-explosion/
「爆発は車両上部から始まったようで、そこに設置されているヘッダータンクの故障を示唆しています。爆発直前に車両上部に結露の雲が現れており、これはタンクの故障の証拠となる可能性があります。」
まあ、どうでもいいんですが。
この事故の影響は計り知れない。
SLSの復活とか、スターライナーが日の目を見るとか(そうなのかあ?)、ISSの空気漏れが根本的に解決して、運用期間が延長されるとか(あんま、関係ないんじゃね?)、いっそ中国の有人月面着陸プログラムにNASAが全面的に協力するとか(米国の宇宙飛行士も乗せて欲しいんだけど・・・)。
全面的に、ありえねー・・・。
一寸先は闇の宇宙開発。
その闇が一段と深くなった気がするのは、スティーブンクラークだけじゃないだろうな・・・。
(次回のスターシップは試験台で爆発)
https://spaceflightnow.com/2025/06/19/next-starship-explodes-on-test-stand/
「スペースX社の次期宇宙船スターシップは、テキサス州スターベース近郊の同社マッシー施設で静的燃焼試験の準備中、水曜日の午後11時(中部標準時、協定世界時午前4時)直後に壊滅的な爆発で破壊」
「「シップ36」は、6基のラプターロケットエンジンの試験発射に備えて液体メタンと液体酸素を装填していたところ、巨大な火の玉によって粉々に破壊された。マッシー基地の試験台やその他の施設にどの程度の被害があったかは不明」
「10回目の飛行試験に向けて準備を進めていたスターシップは、スターベースの試験台で重大な異常に遭遇しました」「試験場周辺の安全確保区域は試験中を通して維持され、乗組員全員の無事が確認されています。スターベースチームは地元当局と連携し、試験場とその周辺地域の安全確保に積極的に取り組んでいます。」「スターシップのノーズコーン部分にある気体窒素を含む、COPV(複合被覆圧力容器)と呼ばれる加圧タンクの潜在的故障が示されたが、完全なデータレビューは進行中である」「スターシップとスペースXのファルコンロケットで使用されているCOPVには共通点はない」(SpaceX)
「さらなる調査でこれが事実と確認されれば、この設計では初めてのことだ」(スペースXの創設者イーロン・マスク氏)
「スペースXは6月16日にシップ36の単発エンジンのテスト噴射を実施し、6月6日のミッションに向けてスーパーヘビーブースターのラプターエンジン33基を点火した。」
1段目は無事に地上試験をパスしたようだが、ブロック2と言われる2段目は、当初からケチが付きっぱなしで、まだ1度もまともに飛んでいない。
試験噴射用の地上施設もぶっ壊れたようで、下手をすると年内の打ち上げは終わりかもな(未確認)。
この状況では、NASAがどうあがいても21世紀の有人月面着陸レースに勝つことは出来ない。
(スペースXの次期スターシップが南テキサスの試験場で爆発した。)
https://arstechnica.com/space/2025/06/starships-rough-year-gets-worse-after-a-late-night-explosion-in-south-texas/
「テキサス州スターベースにあるスペースXのロケット開発施設で深夜に発生した爆発により、次回のスターシップ試験飛行で打ち上げ予定だった弾丸型の上段ロケットが破壊された。この強力な爆発により、同社のスターシップ工場と発射台から数マイル離れたマッセイ試験場周辺で火災が発生」
「高さ15階建てのロケットが現地時間午後11時(東部夏時間午前0時、協定世界時午前4時)直後に炎上する様子が映し出されていました。30マイル(約48キロメートル)離れた地域住民も、爆発を目撃し、感じた」
「爆発は、スペースXがスターシップの静的燃焼試験の準備として、極低温メタンと液体酸素の推進剤をスターシップに積み込み終えた際に発生しました。」
思い出すのは、アモス6の事故だな。
あの時は、ファルコン9の2段目の液体酸素タンクに漬かっていたヘリウムタンクの複合素材が低温環境の中で異常を来たし、発射台上で爆発炎上、衛星を搭載しながら給油試験をしていたことから、火だるまになった衛星(が入ったフェアリング)が地上に落下する映像まで公開されてしまった!。
やれやれ・・・。
が、今回はどうも様子が違うようだ。
まだ原因は調査中のようだが、コールドガスタンク(中身は圧縮窒素だそうです)が、規格内の圧力で吹っ飛んだのが原因と目されている(まだ、決まったわけじゃないようですが)。
「予備データによるとスターシップのペイロードベイ内の高圧窒素タンクが故障」「窒素燃料複合燃料タンク(COPV)は、本来タンクに損傷を与えるはずのない状況下で、耐圧を下回った状態で故障したようだ」「さらなる調査でこれが事実であることが確認されれば、この設計では初めてのケースとなります」(イーロン・マスク氏)
「複合材で覆われた圧力容器が搭載されており、機体内の様々な区画のパージと加圧に使用される高圧ガスが封入されている。」
「現時点では、この爆発により、スペースXはスターシップの飛行前試験を支援する施設を失ってしまった。」
「SpaceXは、バージョン3と呼ばれる第3世代のスターシップ設計に取り組んでおり、同社によると今年末までに飛行可能になる見込みです。アップグレードされたスターシップ バージョン3は、大型の燃料タンクとより強力なラプターエンジンにより、最大200トンの重量貨物を軌道上に打ち上げることができます。また、低軌道での燃料補給機能も備えています。」
「バージョン3では、現在SpaceXのスターシップ開発のペースを遅らせている問題が恒久的に修正されると思われます。」
S社のこれまでの手法を考えると、ブロック2はこのままお蔵入りさせて、ブロック3(バージョン3)の導入に進むかもしれない。
が、しかし、But、それはそれで、新たな問題を孕んでいるかも知れないじゃないの・・・。
「水曜日の夜の爆発の正確な影響を知るにはまだ早すぎるが、スターシップがこれらの大胆なスケジュールを達成できる可能性は昨日よりも今日の方が低いと自信を持って言える。」(スティーブンクラーク)
そんなことに、自信もって言えてどーする!?。
(スターシップ、試験台の爆発で破壊される)
https://spacenews.com/starship-destroyed-in-test-stand-explosion/
「爆発は車両上部から始まったようで、そこに設置されているヘッダータンクの故障を示唆しています。爆発直前に車両上部に結露の雲が現れており、これはタンクの故障の証拠となる可能性があります。」
まあ、どうでもいいんですが。
この事故の影響は計り知れない。
SLSの復活とか、スターライナーが日の目を見るとか(そうなのかあ?)、ISSの空気漏れが根本的に解決して、運用期間が延長されるとか(あんま、関係ないんじゃね?)、いっそ中国の有人月面着陸プログラムにNASAが全面的に協力するとか(米国の宇宙飛行士も乗せて欲しいんだけど・・・)。
全面的に、ありえねー・・・。
一寸先は闇の宇宙開発。
その闇が一段と深くなった気がするのは、スティーブンクラークだけじゃないだろうな・・・。
🚀ホンダロケット:事業化ではない:アシモの二の舞 ― 2025年06月19日 00:19
ホンダロケット:事業化ではない:アシモの二の舞
(ホンダが再使用型ロケットの離着陸実験に成功、高度271mから垂直姿勢を保ったまま無事に着陸し経済的なロケット事業への一歩を踏み出す)
https://gigazine.net/news/20250618-honda-rocket-reusable-launch-vehicle/
「ホンダは2021年に宇宙ロケット事業への参入を表明し、2024年から北海道広尾郡大樹町で再使用型ロケットの燃焼実験やホバリング実験を実施」
この記述を見ると、すでに事業化が決定しているように読めるけど、そうではない。
(再使用型ロケット実験機の離着陸実験に成功)
https://global.honda/jp/topics/2025/c_2025-06-17c.html
「本田技研工業株式会社 取締役 代表執行役社長 三部 敏宏のコメント」
「今回の離着陸実験の成功により、再使用型ロケットの研究段階を一歩進めることができたことをうれしく思います。ロケット研究は、Hondaの技術力を生かした意義のある取り組みだと考えています。」
そう、研究段階ということなわけだ。
秋山さんが詳細な記事を書いている。
(ホンダの小型再使用ロケットが北海道で飛行試験に成功)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/4770428f664b630f46b90894a2b741123f9610ef
「今回、ロケットは推進剤に液体酸素/メタンを使用するクラスターエンジンの液体ロケットであることがホンダへの取材から明らかになった。」(エンジンは2基のようです。)
「ホンダはその中で、最初の小型ロケット開発から再使用を目指す方針を選択した。燃料には入手性と取り扱いやすさ、エネルギー密度のバランスに優れているがまだ実用化した企業が少ないメタンを選び、実験機の段階から2基のエンジンを取り付けてクラスター化を目指す。」
「国内外で知見が積み上がった技術で手堅く始めるというよりは、上位層のキャッチアップが最初から視野に入っているように見える。」
期待は分かるんだが、ホンダのスタンスはそうじゃないような気がするな。
「どこからどんなペイロードを、どの程度の頻度で打ち上げるのかという構想が表に出てきてからが本当にホンダのロケットの実力を測ることができるようになるだろう。」
浮沈子は、ホンダが打ち上げロケットを事業化することはないと見ている。
かつて、ロボットの開発を手掛け、注目を集めたが撤退した。
(どうして「アシモ」の開発やめるの?)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/20180628/79/
「アシモの開発を通じて、ホンダは人間のように高度にバランスを制御する技術や、機械を自在に動かす技術を培ってきた。人型ロボットで高める技術開発としては一定のレベルに達した」
つまり、技術開発のテストベッドとしての「ロボット」であり、事業化に繋げようという方向性を得ることは出来なかったわけだ。
ロケットも、同じ経過を辿るだろう。
秋山さんは、メタン燃料エンジンや再使用への取り組みを肯定的にとらえているけど、最初からそれを狙ったということは、技術開発優先の試験扱いということだったからではないのか。
2029年の準軌道ロケットを目指すとしているけど、そこまで持って行けるかどうかは分からない。
基幹ロケットにもなれず、固体燃料ロケット技術も得られず、我が国の開発環境の中では鳴かず飛ばずで終わるだろう。
本気で事業化を目指すということなら、ホンダジェットがそうしたように、米国に進出して群雄割拠の中で莫大な資本を投じてギャンブルするに違いない。
ロケットラボは、そうして成功した。
いや、今を時めくスペースエクスプロレーションテクノロジーズ(S社)も、そうして(何度か消滅の危機を乗り越えて)大成功した。
ホンダのロケット事業が日の目を見ることはないだろう。
巨大企業となったホンダに、冒険心はかけらもない(そうなのかあ?)。
売れる車を無難に作るつまらん会社だ(そんなあ!)。
ちなみに、浮沈子の現在の愛車は、ホンダのNバンだけどな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ホンダのホッパーにより、日本の自動車メーカーは突如としてロケット分野で本格的なプレーヤーとなった)
https://arstechnica.com/science/2025/06/hondas-hopper-suddenly-makes-the-japanese-carmaker-a-serious-player-in-rocketry/
「自動車会社は、一度しか使用できない車を作ることに慣れていません。」
言ってくれるじゃないの・・・。
まあいい。
「ホンダのホッパーは、米国と中国以外でこの種の飛行を成功させた初の試作ロケット」
スティーブンクラークは、能代の実験は知らないと見える。
「ホンダが2021年に発表したロケットは、最大1トンのペイロードを低軌道に打ち上げることができる。ホンダが依然としてこの打ち上げ市場をターゲットとしているかどうかは不明だ。」
技術開発の目標なだけで、「市場をターゲット」にしているわけではない。
「ホンダは社内開発作業を支援することを約束し、2025年か2026年頃にプロジェクトを完了し、運用可能なロケットを運用するかどうかの判断を下す予定」
「ホンダはロケットのエンジンについて詳細を明かしていませんが、同社が公開した試験飛行の動画によると、液体燃料エンジンは極低温推進剤、おそらくメタンと液体酸素の混合物を使用していることが示唆されています。」
ほほう、的確な推測だな。
なぜ、酸素水素系じゃないと判断したかは不明だ。
「Go or no go?」
スティーブンクラークのラブコールは凄まじいが、結論はアシモだ。
アンドロイドは電気羊の夢を見るかもしれないけど、ホンダが打ち上げロケットの夢を見ることはない・・・。
(ホンダが再使用型ロケットの離着陸実験に成功、高度271mから垂直姿勢を保ったまま無事に着陸し経済的なロケット事業への一歩を踏み出す)
https://gigazine.net/news/20250618-honda-rocket-reusable-launch-vehicle/
「ホンダは2021年に宇宙ロケット事業への参入を表明し、2024年から北海道広尾郡大樹町で再使用型ロケットの燃焼実験やホバリング実験を実施」
この記述を見ると、すでに事業化が決定しているように読めるけど、そうではない。
(再使用型ロケット実験機の離着陸実験に成功)
https://global.honda/jp/topics/2025/c_2025-06-17c.html
「本田技研工業株式会社 取締役 代表執行役社長 三部 敏宏のコメント」
「今回の離着陸実験の成功により、再使用型ロケットの研究段階を一歩進めることができたことをうれしく思います。ロケット研究は、Hondaの技術力を生かした意義のある取り組みだと考えています。」
そう、研究段階ということなわけだ。
秋山さんが詳細な記事を書いている。
(ホンダの小型再使用ロケットが北海道で飛行試験に成功)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/4770428f664b630f46b90894a2b741123f9610ef
「今回、ロケットは推進剤に液体酸素/メタンを使用するクラスターエンジンの液体ロケットであることがホンダへの取材から明らかになった。」(エンジンは2基のようです。)
「ホンダはその中で、最初の小型ロケット開発から再使用を目指す方針を選択した。燃料には入手性と取り扱いやすさ、エネルギー密度のバランスに優れているがまだ実用化した企業が少ないメタンを選び、実験機の段階から2基のエンジンを取り付けてクラスター化を目指す。」
「国内外で知見が積み上がった技術で手堅く始めるというよりは、上位層のキャッチアップが最初から視野に入っているように見える。」
期待は分かるんだが、ホンダのスタンスはそうじゃないような気がするな。
「どこからどんなペイロードを、どの程度の頻度で打ち上げるのかという構想が表に出てきてからが本当にホンダのロケットの実力を測ることができるようになるだろう。」
浮沈子は、ホンダが打ち上げロケットを事業化することはないと見ている。
かつて、ロボットの開発を手掛け、注目を集めたが撤退した。
(どうして「アシモ」の開発やめるの?)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/20180628/79/
「アシモの開発を通じて、ホンダは人間のように高度にバランスを制御する技術や、機械を自在に動かす技術を培ってきた。人型ロボットで高める技術開発としては一定のレベルに達した」
つまり、技術開発のテストベッドとしての「ロボット」であり、事業化に繋げようという方向性を得ることは出来なかったわけだ。
ロケットも、同じ経過を辿るだろう。
秋山さんは、メタン燃料エンジンや再使用への取り組みを肯定的にとらえているけど、最初からそれを狙ったということは、技術開発優先の試験扱いということだったからではないのか。
2029年の準軌道ロケットを目指すとしているけど、そこまで持って行けるかどうかは分からない。
基幹ロケットにもなれず、固体燃料ロケット技術も得られず、我が国の開発環境の中では鳴かず飛ばずで終わるだろう。
本気で事業化を目指すということなら、ホンダジェットがそうしたように、米国に進出して群雄割拠の中で莫大な資本を投じてギャンブルするに違いない。
ロケットラボは、そうして成功した。
いや、今を時めくスペースエクスプロレーションテクノロジーズ(S社)も、そうして(何度か消滅の危機を乗り越えて)大成功した。
ホンダのロケット事業が日の目を見ることはないだろう。
巨大企業となったホンダに、冒険心はかけらもない(そうなのかあ?)。
売れる車を無難に作るつまらん会社だ(そんなあ!)。
ちなみに、浮沈子の現在の愛車は、ホンダのNバンだけどな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ホンダのホッパーにより、日本の自動車メーカーは突如としてロケット分野で本格的なプレーヤーとなった)
https://arstechnica.com/science/2025/06/hondas-hopper-suddenly-makes-the-japanese-carmaker-a-serious-player-in-rocketry/
「自動車会社は、一度しか使用できない車を作ることに慣れていません。」
言ってくれるじゃないの・・・。
まあいい。
「ホンダのホッパーは、米国と中国以外でこの種の飛行を成功させた初の試作ロケット」
スティーブンクラークは、能代の実験は知らないと見える。
「ホンダが2021年に発表したロケットは、最大1トンのペイロードを低軌道に打ち上げることができる。ホンダが依然としてこの打ち上げ市場をターゲットとしているかどうかは不明だ。」
技術開発の目標なだけで、「市場をターゲット」にしているわけではない。
「ホンダは社内開発作業を支援することを約束し、2025年か2026年頃にプロジェクトを完了し、運用可能なロケットを運用するかどうかの判断を下す予定」
「ホンダはロケットのエンジンについて詳細を明かしていませんが、同社が公開した試験飛行の動画によると、液体燃料エンジンは極低温推進剤、おそらくメタンと液体酸素の混合物を使用していることが示唆されています。」
ほほう、的確な推測だな。
なぜ、酸素水素系じゃないと判断したかは不明だ。
「Go or no go?」
スティーブンクラークのラブコールは凄まじいが、結論はアシモだ。
アンドロイドは電気羊の夢を見るかもしれないけど、ホンダが打ち上げロケットの夢を見ることはない・・・。
🚀スターリンク:V2ミニ最適化バージョン ― 2025年06月14日 17:54
スターリンク:V2ミニ最適化バージョン
(スターリンク衛星の打ち上げの歴史と最適化されたv2-mini衛星バリアントの導入)
https://www.elonx.cz/historie-vynaseni-druzic-starlink-a-predstaveni-optimalizovane-varianty-druzice-v2-mini/
「当初は一度に60基の衛星を打ち上げていましたが、衛星の改良が進むにつれて、衛星の大型化と高性能化に伴い、1回の打ち上げで打ち上げる衛星数は減少しました。この傾向は数ヶ月前に終息し、衛星の最適化によって打ち上げ衛星数は再び増加し始めました。」
そういえば、20機くらいに落ちていた打ち上げ機数は、最近また増え始めている。
もう、スターリンク衛星の打ち上げなんて興味を失っちまっていたからな。
何となく気にはなっていたが、この記事を読んで謎は解けた。
が、歴史的経緯の部分は割愛する(イジーハダチは、前振りが長いからな・・・)。
「v2-mini衛星は最大4倍の伝送容量を提供しましたが、その重量も元の300 kgから730 kgに増加しました。これにより、当然ながら1回のミッション中に打ち上げられる衛星の数は減少しました。以前は50基もの衛星が打ち上げられていたことは夢のまた夢でした。2024年末までに打ち上げられた衛星の数は24基を超えることはありませんでした。」
「この下降傾向の転換点は2025年1月21日に発生したが、その日の初めには何もこれを示唆するものはなかった。その日の夜明け前に、Falcon 9はStarlink 13-1ミッションでLC-39Aランプから比較的標準的な21個の衛星を打ち上げた。しかし、約10時間後、Starlink 11-8ミッションが離陸したが、これはすでに私たちを驚かせるものだった。打ち上げられた衛星の数は28個に増加したのだ。」
「同社はv2-miniの最適化バージョンと呼ばれる新しいタイプの衛星を準備した」
何が変わったのか。
「最適化の鍵となったのは、もちろん、衛星の重量が 730 kg から約 575 kg に減ったことです。この状況により、最大 29 基の衛星を空力カバーの下に配置できるようになりました。」
なんだ、軽くなっただけか・・・。
「新しい衛星は、航空電子機器、推進システム、電源が改善されているため、Falcon 9ロケットでの打ち上げに最適化されている。また、新しいデュアルバンドアンテナも装備されている。最適化の一部には、ジェットの推力の向上や比推力の向上も含まれており、これにより衛星の操縦性が向上し、寿命が延びる可能性もあります。」
それだけじゃないようだが、打ち上げ機数の増加は単純に衛星側の軽量化に成功したことによるものだろう(ファルコン9のパワーアップや軽量化は聞いてないからな)。
「v2-mini 衛星の最適化バージョンのおかげで、1 回の打ち上げで打ち上げられる衛星の数は再び増加し始める可能性があります。」
ちょっと気になる情報も書かれている。
「打ち上げられる衛星の数は、同社が一部のStarlinkミッションにおいて、軍事衛星Starshieldや携帯電話への直接接続(Direct to Cell)用に設計された衛星も打ち上げていることにも影響されています。」
「これらの衛星はオリジナルのv2-miniバージョンをベースにしていますが、重量が約100kg増加しています。」(最適化前であることに注意:730kg+約100kg=約830kg)
スターシールド衛星は秘密のベールに包まれていて、その真相に触れることは困難だ。
が、ダイレクトツーセル(携帯電話への直接接続)と同じ重量という記述は見過ごせない。
これは、搭載されている機器の重量や燃料の重量の差であるかもしれないし、使用電力の増加に伴う太陽電池パネルの仕様の差によるものかもしれないが、ぶっちゃけ、最もシンプルに考えれば携帯通信用の同じアンテナを装備していると考えるのが自然だ(そうなのかあ?)。
記事には、その画像が掲載されている(出典はT-モバイルとなっているから、スターシールドじゃないでしょうけど:したがって、この画像はスターリンクV2ミニの最適化バージョンではないことになる)。
つまりだな、スターシールド衛星の受信端末には、スマホ(?)も想定されているということなわけだ。
戦場の兵士は、一人1台スマホの携帯が義務付けられる・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
「これらも将来的に最適化されるかどうかはまだ明らかではありません。」
S社としては、1日も早くスターシップでV3を上げたいに違いないが、テスト飛行は失敗続きだからな。
IFT-10の日程は不明だ。
何か分かればまた書く。
(スターリンク衛星の打ち上げの歴史と最適化されたv2-mini衛星バリアントの導入)
https://www.elonx.cz/historie-vynaseni-druzic-starlink-a-predstaveni-optimalizovane-varianty-druzice-v2-mini/
「当初は一度に60基の衛星を打ち上げていましたが、衛星の改良が進むにつれて、衛星の大型化と高性能化に伴い、1回の打ち上げで打ち上げる衛星数は減少しました。この傾向は数ヶ月前に終息し、衛星の最適化によって打ち上げ衛星数は再び増加し始めました。」
そういえば、20機くらいに落ちていた打ち上げ機数は、最近また増え始めている。
もう、スターリンク衛星の打ち上げなんて興味を失っちまっていたからな。
何となく気にはなっていたが、この記事を読んで謎は解けた。
が、歴史的経緯の部分は割愛する(イジーハダチは、前振りが長いからな・・・)。
「v2-mini衛星は最大4倍の伝送容量を提供しましたが、その重量も元の300 kgから730 kgに増加しました。これにより、当然ながら1回のミッション中に打ち上げられる衛星の数は減少しました。以前は50基もの衛星が打ち上げられていたことは夢のまた夢でした。2024年末までに打ち上げられた衛星の数は24基を超えることはありませんでした。」
「この下降傾向の転換点は2025年1月21日に発生したが、その日の初めには何もこれを示唆するものはなかった。その日の夜明け前に、Falcon 9はStarlink 13-1ミッションでLC-39Aランプから比較的標準的な21個の衛星を打ち上げた。しかし、約10時間後、Starlink 11-8ミッションが離陸したが、これはすでに私たちを驚かせるものだった。打ち上げられた衛星の数は28個に増加したのだ。」
「同社はv2-miniの最適化バージョンと呼ばれる新しいタイプの衛星を準備した」
何が変わったのか。
「最適化の鍵となったのは、もちろん、衛星の重量が 730 kg から約 575 kg に減ったことです。この状況により、最大 29 基の衛星を空力カバーの下に配置できるようになりました。」
なんだ、軽くなっただけか・・・。
「新しい衛星は、航空電子機器、推進システム、電源が改善されているため、Falcon 9ロケットでの打ち上げに最適化されている。また、新しいデュアルバンドアンテナも装備されている。最適化の一部には、ジェットの推力の向上や比推力の向上も含まれており、これにより衛星の操縦性が向上し、寿命が延びる可能性もあります。」
それだけじゃないようだが、打ち上げ機数の増加は単純に衛星側の軽量化に成功したことによるものだろう(ファルコン9のパワーアップや軽量化は聞いてないからな)。
「v2-mini 衛星の最適化バージョンのおかげで、1 回の打ち上げで打ち上げられる衛星の数は再び増加し始める可能性があります。」
ちょっと気になる情報も書かれている。
「打ち上げられる衛星の数は、同社が一部のStarlinkミッションにおいて、軍事衛星Starshieldや携帯電話への直接接続(Direct to Cell)用に設計された衛星も打ち上げていることにも影響されています。」
「これらの衛星はオリジナルのv2-miniバージョンをベースにしていますが、重量が約100kg増加しています。」(最適化前であることに注意:730kg+約100kg=約830kg)
スターシールド衛星は秘密のベールに包まれていて、その真相に触れることは困難だ。
が、ダイレクトツーセル(携帯電話への直接接続)と同じ重量という記述は見過ごせない。
これは、搭載されている機器の重量や燃料の重量の差であるかもしれないし、使用電力の増加に伴う太陽電池パネルの仕様の差によるものかもしれないが、ぶっちゃけ、最もシンプルに考えれば携帯通信用の同じアンテナを装備していると考えるのが自然だ(そうなのかあ?)。
記事には、その画像が掲載されている(出典はT-モバイルとなっているから、スターシールドじゃないでしょうけど:したがって、この画像はスターリンクV2ミニの最適化バージョンではないことになる)。
つまりだな、スターシールド衛星の受信端末には、スマホ(?)も想定されているということなわけだ。
戦場の兵士は、一人1台スマホの携帯が義務付けられる・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
「これらも将来的に最適化されるかどうかはまだ明らかではありません。」
S社としては、1日も早くスターシップでV3を上げたいに違いないが、テスト飛行は失敗続きだからな。
IFT-10の日程は不明だ。
何か分かればまた書く。
🚀ISS:空気漏れ再び:AX-4延期 ― 2025年06月13日 22:11
ISS:空気漏れ再び:AX-4延期
(NASA、ロシアのモジュールの空気漏れを理由に民間宇宙飛行士のミッションを無期限延期)
https://spacenews.com/nasa-indefinitely-delays-private-astronaut-mission-citing-air-leak-in-russian-module/
「長期にわたる空気漏れが続いていたステーションの一部で「新たな圧力シグネチャー」を検出した」
「国際宇宙ステーションへの民間宇宙飛行士のミッションを無期限に延期」
「今回の延期により、NASAとロスコスモスは、ズヴェズダモジュールの一部区画における空気漏れという新たな事態を調査する時間を確保」
「進行中の調査の一環として、NASAはロスコスモスと協力し、国際宇宙ステーション(ISS)のズヴェズダ・サービスモジュール後部セグメントの最近の修理作業後の新たな圧力シグネチャーの解明に取り組んでいます」(NASA)
「アクシオム・ミッション4の延期により、NASAとロスコスモスは状況を評価し、追加のトラブルシューティングが必要かどうかを判断するための追加の時間を確保できる」(同上)
「大幅な遅延は、7月下旬以降に打ち上げが予定されているCrew-11ミッションのスケジュールに影響を与える可能性がある。」
やれやれ・・・。
これは、ロスコスモスから続報が出るかもしれないからな。
何かあればまた書く。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ISSに関する新たな漏洩があったが、NASAはそれについてあまり語っていない)
https://arstechnica.com/space/2025/06/theres-another-leak-on-the-iss-but-nasa-is-not-saying-much-about-it/
「ロスコスモスは先日、今月初めにPrKモジュールの最新の修理を完了し、「完全に密閉された」と発表した。NASAも修理が最近完了したと発表している。その後、ロスコスモスとNASAは共に、PrKモジュール内部の漏れ速度が停止したと発表した。」
へえーっ、そうだったんだ・・・。
「2つの情報筋によると、宇宙ステーション全体の気圧は低下し続けているとのことです。」
「5年間も続いていたPrKモジュールからの空気漏れがなかったとしたら、なぜ宇宙ステーションの気圧は依然として低下しているのでしょうか?」
「最も有力な推測は、PrKモジュールにつながるハッチのシールが何らかの形で漏れているということです。」
「このシナリオでは、ステーションからの圧力がこれらのシールを通してPrKモジュール内の漏れに供給され、内部の圧力が安定するため、PrKモジュールの漏れが完全に修復されたように見えます。」
うーん、あんま良く分からないんだがな。
「PrKモジュール」の漏れが止まっていないにもかかわらず、止まったように見えるということなのか。
それとも、「PrKモジュール」以外の新たな漏れが発生しているということなのか。
ハッチのシールが効いていないとなると、原因の特定はさらに困難になる。
「漏れは1日あたり数ポンドに上ります。」
「ISSでは2019年以降、空気漏れが緩やかながらも増加傾向にあります。空気漏れは、ISSのロシア製サービスモジュール「ズヴェズダ」の移送トンネルで発生しています。」
「最善の解決策は、宇宙船が付属のポートにドッキングする場合を除き、PrKモジュールに通じるハッチを閉じることでした。」
ハッチのシールが効いていないということになれば、この対策は最善とは言えない。
アルスの記事は金属疲労による崩壊を懸念しているが、追加の情報はなく、記者会見の予定もない。
確かなことはただ一つ。
ISSでは、何かが音もなく進行している・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(NASA、ISSへのAx-4ミッションの新たな打ち上げ予定日を設定)
https://spacenews.com/nasa-sets-new-potential-launch-date-for-ax-4-mission-to-iss/
「NASAは、最近の作業後、PrKの圧力は以前検知されていたようなわずかな低下ではなく、安定を保っていると述べた。」
「これは、小さな漏れが塞がれたことを示している可能性があります。チームはまた、安定した圧力は、宇宙ステーション本体からハッチシールを越えて移送トンネルに少量の空気が流入した結果である可能性も検討しています」(NASA)
「懸念はハッチのシール状態に集中しているようで、劣化するとISSに更なる問題を引き起こす可能性がある。」「移送トンネル内の圧力を変化させ、経時的に監視することで、チームは移送トンネルと、宇宙ステーションとズヴェズダ背面の間のハッチシールの状態を評価している」(同上)
「NASAは、チームが評価を進めており、AX-4の新たな打ち上げ機会を計画できるようになったと述べた。」
「最も早い機会は6月19日になる」
打ち上げ日程が決まったことは良かったが、一体、何がどうなっているのかは相変わらず霧の中にある。
「NASAは、遅延の原因となったPrKの圧力特性について、それがいつ検出されたかを含め、その他の詳細を明らかにしていない。」
「これは、ISSに滞在中のロシア人宇宙飛行士が、しようと再度努力した後に起きた。PrKの空気漏れは数年間解決されずに続いており、NASAとその安全アドバイザーは懸念を抱いている。」
ロスコスモスがテレグラムに投稿した報告の全文を掲げる。
「ロスコスモスは、国際宇宙ステーション(ISS)のロシアセグメントの全システムの日常的な監視と保守を継続しています。
ズヴェズダ・サービスモジュールのトランジションチャンバーの密閉の次の段階が完了しました。ミッションコントロールセンターの専門家によると、ISSのロシアセグメントには空気漏れはありません。
国際宇宙ステーション(ISS)のズヴェズダ・サービスモジュールの中間チャンバーからの空気漏れは、5年以上前から続いています。最初の報告は2019年9月でした。近年、漏れを封じるための試みが何度か行われましたが、いずれも部分的な結果にとどまっていました。
2025年6月の封印後、試験の結果、トランジションチャンバーの空気漏れは発見以来初めて完全に止まったことが示されました。」
その後の圧力低下の問題(ハッチシールの劣化の懸念)には触れられていない。
NASAとその安全アドバイザーが懸念するPrK(中間チャンバー:移送トンネルとも)の漏洩問題は、まだ宙に浮いている(宇宙ステーションだから、当然かあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子的に気なるのは、ロシアが行った漏れの修理の状況だ。
「前室に確認された亀裂を塞ぐことで空気漏れを解消」(再掲)
亀裂って、なんなんだあ!?。
「・・・一部の部品は老朽化が著しく、リスクは時間とともに増大するのは明らかです」(イーロンマスク)
同感だな。
ISSは、一刻も早く落とすのが正しい。
人類には、中国の宇宙ステーションという立派な資産がある。
何の問題もないだろう(そうなのかあ?)。
トランプとマスクが仲直りする必要もなければ、スターライナーを無理して完成させる必要もない。
米国は有人宇宙ミッションを直ちに打ち切り、NASA解体の準備にかかるべきだろう(そうなのかあ?)。
宇宙空間は人間には過酷な環境だ。
そこで何かをやりたければ、ロボットやAIに任せるべきだ。
火星探査だってえ?。
べらぼーめ・・・。
ジャレッドアイザックマンは、原子力推進ロケットで惑星間有人探査を推進するビジョンをぶち上げているが、妄想癖も甚だしい。
(アイザックマンのNASAへの大胆な計画:原子力船、7人乗りドラゴン、加速型アルテミス)
https://arstechnica.com/space/2025/06/what-might-have-been-at-jared-isaacmans-nasa/
「原子力宇宙船」
「アイザックマン氏の最大の課題は、核電気推進への本格的な取り組みでした。彼は、核電気推進は人類による太陽系の持続的な探査に不可欠だと考えています。」
「・・・目標は、アメリカが原子力で宇宙飛行を始めることでした。」
彼は、ISSについてもドラゴン宇宙船に7人を押し込んでミッションを活性化することを考えていたようだ(詳細は記事を読んでください)。
ったく・・・。
注目すべきは、この話の中にスターライナーはかけらも出てこないことだな。
まあいい。
確認しておこう。
ISSはいつ崩壊してもおかしくない(そうなのかあ?)。
ズヴェズダからの漏洩は構造疲労による亀裂からのもので、それは今、この瞬間も拡大し続けているに違いない(未確認)。
悪いことは言わない。
宇宙開発史上、最悪の事態が起こる前に一刻も早く廃棄すべきだ。
が、廃棄するったって、制御落下させる仕掛けはこれから開発するわけだからな。
やれやれ・・・。
まずは、有人ミッションを直ちに中止し、無人の管理モードに移し、廃棄に向けた緊急作業を進めることだ。
事前に分離して制御落下させられるパーツがあれば、少しでも外しておくのがよろしい。
ロスコスモスは、根拠なき楽観を止め、事実を明らかにすべきだろう。
2028年までしか運用延長を認めないというのは、更新時期のサイクルの問題だけど、本当の運用限界を明らかにすべきだ。
ISSは、そもそも2015年までの運用しか想定されていなかったわけだからな。
もう、10年も延長し続けている。
限界だ。
NASAは、スペースシャトルで2度までも悲劇を繰り返している。
3度目の正直になる前に、英断しないとな・・・。
(NASA、ロシアのモジュールの空気漏れを理由に民間宇宙飛行士のミッションを無期限延期)
https://spacenews.com/nasa-indefinitely-delays-private-astronaut-mission-citing-air-leak-in-russian-module/
「長期にわたる空気漏れが続いていたステーションの一部で「新たな圧力シグネチャー」を検出した」
「国際宇宙ステーションへの民間宇宙飛行士のミッションを無期限に延期」
「今回の延期により、NASAとロスコスモスは、ズヴェズダモジュールの一部区画における空気漏れという新たな事態を調査する時間を確保」
「進行中の調査の一環として、NASAはロスコスモスと協力し、国際宇宙ステーション(ISS)のズヴェズダ・サービスモジュール後部セグメントの最近の修理作業後の新たな圧力シグネチャーの解明に取り組んでいます」(NASA)
「アクシオム・ミッション4の延期により、NASAとロスコスモスは状況を評価し、追加のトラブルシューティングが必要かどうかを判断するための追加の時間を確保できる」(同上)
「大幅な遅延は、7月下旬以降に打ち上げが予定されているCrew-11ミッションのスケジュールに影響を与える可能性がある。」
やれやれ・・・。
これは、ロスコスモスから続報が出るかもしれないからな。
何かあればまた書く。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ISSに関する新たな漏洩があったが、NASAはそれについてあまり語っていない)
https://arstechnica.com/space/2025/06/theres-another-leak-on-the-iss-but-nasa-is-not-saying-much-about-it/
「ロスコスモスは先日、今月初めにPrKモジュールの最新の修理を完了し、「完全に密閉された」と発表した。NASAも修理が最近完了したと発表している。その後、ロスコスモスとNASAは共に、PrKモジュール内部の漏れ速度が停止したと発表した。」
へえーっ、そうだったんだ・・・。
「2つの情報筋によると、宇宙ステーション全体の気圧は低下し続けているとのことです。」
「5年間も続いていたPrKモジュールからの空気漏れがなかったとしたら、なぜ宇宙ステーションの気圧は依然として低下しているのでしょうか?」
「最も有力な推測は、PrKモジュールにつながるハッチのシールが何らかの形で漏れているということです。」
「このシナリオでは、ステーションからの圧力がこれらのシールを通してPrKモジュール内の漏れに供給され、内部の圧力が安定するため、PrKモジュールの漏れが完全に修復されたように見えます。」
うーん、あんま良く分からないんだがな。
「PrKモジュール」の漏れが止まっていないにもかかわらず、止まったように見えるということなのか。
それとも、「PrKモジュール」以外の新たな漏れが発生しているということなのか。
ハッチのシールが効いていないとなると、原因の特定はさらに困難になる。
「漏れは1日あたり数ポンドに上ります。」
「ISSでは2019年以降、空気漏れが緩やかながらも増加傾向にあります。空気漏れは、ISSのロシア製サービスモジュール「ズヴェズダ」の移送トンネルで発生しています。」
「最善の解決策は、宇宙船が付属のポートにドッキングする場合を除き、PrKモジュールに通じるハッチを閉じることでした。」
ハッチのシールが効いていないということになれば、この対策は最善とは言えない。
アルスの記事は金属疲労による崩壊を懸念しているが、追加の情報はなく、記者会見の予定もない。
確かなことはただ一つ。
ISSでは、何かが音もなく進行している・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(NASA、ISSへのAx-4ミッションの新たな打ち上げ予定日を設定)
https://spacenews.com/nasa-sets-new-potential-launch-date-for-ax-4-mission-to-iss/
「NASAは、最近の作業後、PrKの圧力は以前検知されていたようなわずかな低下ではなく、安定を保っていると述べた。」
「これは、小さな漏れが塞がれたことを示している可能性があります。チームはまた、安定した圧力は、宇宙ステーション本体からハッチシールを越えて移送トンネルに少量の空気が流入した結果である可能性も検討しています」(NASA)
「懸念はハッチのシール状態に集中しているようで、劣化するとISSに更なる問題を引き起こす可能性がある。」「移送トンネル内の圧力を変化させ、経時的に監視することで、チームは移送トンネルと、宇宙ステーションとズヴェズダ背面の間のハッチシールの状態を評価している」(同上)
「NASAは、チームが評価を進めており、AX-4の新たな打ち上げ機会を計画できるようになったと述べた。」
「最も早い機会は6月19日になる」
打ち上げ日程が決まったことは良かったが、一体、何がどうなっているのかは相変わらず霧の中にある。
「NASAは、遅延の原因となったPrKの圧力特性について、それがいつ検出されたかを含め、その他の詳細を明らかにしていない。」
「これは、ISSに滞在中のロシア人宇宙飛行士が、しようと再度努力した後に起きた。PrKの空気漏れは数年間解決されずに続いており、NASAとその安全アドバイザーは懸念を抱いている。」
ロスコスモスがテレグラムに投稿した報告の全文を掲げる。
「ロスコスモスは、国際宇宙ステーション(ISS)のロシアセグメントの全システムの日常的な監視と保守を継続しています。
ズヴェズダ・サービスモジュールのトランジションチャンバーの密閉の次の段階が完了しました。ミッションコントロールセンターの専門家によると、ISSのロシアセグメントには空気漏れはありません。
国際宇宙ステーション(ISS)のズヴェズダ・サービスモジュールの中間チャンバーからの空気漏れは、5年以上前から続いています。最初の報告は2019年9月でした。近年、漏れを封じるための試みが何度か行われましたが、いずれも部分的な結果にとどまっていました。
2025年6月の封印後、試験の結果、トランジションチャンバーの空気漏れは発見以来初めて完全に止まったことが示されました。」
その後の圧力低下の問題(ハッチシールの劣化の懸念)には触れられていない。
NASAとその安全アドバイザーが懸念するPrK(中間チャンバー:移送トンネルとも)の漏洩問題は、まだ宙に浮いている(宇宙ステーションだから、当然かあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子的に気なるのは、ロシアが行った漏れの修理の状況だ。
「前室に確認された亀裂を塞ぐことで空気漏れを解消」(再掲)
亀裂って、なんなんだあ!?。
「・・・一部の部品は老朽化が著しく、リスクは時間とともに増大するのは明らかです」(イーロンマスク)
同感だな。
ISSは、一刻も早く落とすのが正しい。
人類には、中国の宇宙ステーションという立派な資産がある。
何の問題もないだろう(そうなのかあ?)。
トランプとマスクが仲直りする必要もなければ、スターライナーを無理して完成させる必要もない。
米国は有人宇宙ミッションを直ちに打ち切り、NASA解体の準備にかかるべきだろう(そうなのかあ?)。
宇宙空間は人間には過酷な環境だ。
そこで何かをやりたければ、ロボットやAIに任せるべきだ。
火星探査だってえ?。
べらぼーめ・・・。
ジャレッドアイザックマンは、原子力推進ロケットで惑星間有人探査を推進するビジョンをぶち上げているが、妄想癖も甚だしい。
(アイザックマンのNASAへの大胆な計画:原子力船、7人乗りドラゴン、加速型アルテミス)
https://arstechnica.com/space/2025/06/what-might-have-been-at-jared-isaacmans-nasa/
「原子力宇宙船」
「アイザックマン氏の最大の課題は、核電気推進への本格的な取り組みでした。彼は、核電気推進は人類による太陽系の持続的な探査に不可欠だと考えています。」
「・・・目標は、アメリカが原子力で宇宙飛行を始めることでした。」
彼は、ISSについてもドラゴン宇宙船に7人を押し込んでミッションを活性化することを考えていたようだ(詳細は記事を読んでください)。
ったく・・・。
注目すべきは、この話の中にスターライナーはかけらも出てこないことだな。
まあいい。
確認しておこう。
ISSはいつ崩壊してもおかしくない(そうなのかあ?)。
ズヴェズダからの漏洩は構造疲労による亀裂からのもので、それは今、この瞬間も拡大し続けているに違いない(未確認)。
悪いことは言わない。
宇宙開発史上、最悪の事態が起こる前に一刻も早く廃棄すべきだ。
が、廃棄するったって、制御落下させる仕掛けはこれから開発するわけだからな。
やれやれ・・・。
まずは、有人ミッションを直ちに中止し、無人の管理モードに移し、廃棄に向けた緊急作業を進めることだ。
事前に分離して制御落下させられるパーツがあれば、少しでも外しておくのがよろしい。
ロスコスモスは、根拠なき楽観を止め、事実を明らかにすべきだろう。
2028年までしか運用延長を認めないというのは、更新時期のサイクルの問題だけど、本当の運用限界を明らかにすべきだ。
ISSは、そもそも2015年までの運用しか想定されていなかったわけだからな。
もう、10年も延長し続けている。
限界だ。
NASAは、スペースシャトルで2度までも悲劇を繰り返している。
3度目の正直になる前に、英断しないとな・・・。
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