AED2011年11月13日 08:19

AED
AED


「自動体外式除細動器(じどうたいがいしきじょさいどうき、Automated External Defibrillator, AED)は、心室細動の際に機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器。除細動器の一つだが動作が自動化されているので施術者は医師である必要がない。」

と書いてあるのは、このページ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%8B%95%E4%BD%93%E5%A4%96%E5%BC%8F%E9%99%A4%E7%B4%B0%E5%8B%95%E5%99%A8

「2004年7月からは一般市民も使えるようになり、空港や学校、球場、駅などの公共施設に設置されることが多くなった。」そうだ。

私も、操作方法を学んだことがある。いや、電源を入れると機械がしゃべりだすので、言われた通りに操作するだけである。電源を入れることさえ忘れなければ、それでいい。

逆に、そのぐらい簡単に操作できないと、一般の人には操作は無理かもしれない。なにしろ、目の前にはピクリともしない生身の人間が倒れているのだ!。ショエーッ!!。

「AEDがその機能を発揮するのは心室細動 (Ventricular fibrillation) を起こしている心臓に対してであり、正常な拍動をしている心臓・完全に停止しているおよび他の不整脈を起こしている心臓に対してはAEDの診断機能が「除細動の必要なし」の診断を下し通電は行われない。その際は通常の心肺蘇生法等による救命処置を行う。」

ということなので、万能の機械ではない。CPRとの組み合わせなのだ。

「なお、製品によってはパッドそれぞれに「右側胸部」「左側脇腹」と貼る位置を指定しているものがあるが、これをもし上下逆に貼ってしまっても、「貼る位置が逆だった」とパッドをはがす必要はない。流れる電気は直流でなく交流なので、逆でも問題なく機能する。」というのは、このページを読んで初めて知った。

AEDの講習を受ける機会があれば、CPRと共に、是非受講することをお薦めする。あちこちでAEDを見かけるようになった現代においては、市民としての義務であると言ってもいいかもしれない。

なーに、CCRの操作に比べたら、「へ」のようなものである。ダイビング関係で気をつけるべき点としては、

「AEDは患者が濡れた場所や金属の上にいても、問題なく使用が出来る。ただし、前者では患者の皮膚についた水分を拭き取り、濡れている場所の水分とパッドが接触しないようすること、AED本体を水分と触れさせないようにすることに注意する。後者では、パッドと金属が直接触れないように注意する。」ことくらいである。

講習を受けるには、

「公的団体
日本では、各地の消防本部や日本赤十字社の都道府県支部がAED講習会を開催している。病院や保健所で独自に行っているところもある。
民間団体
アメリカ心臓協会 (AHA:American Heart Association)公認講習を開催する日本蘇生協議会所属のNPO法人愛宕救急医療研究会、NPO大阪ライフサポート協会、日本ACLS協会や、メディックファーストエイド社、国際救急救命協会、日本救急蘇生普及協会(財団法人日本救急医療財団指定事業者)が一般市民向けにトレーニングを提供している。」

ということなので、さあ、あなたも「レッツラゴー!」。

狭心症2011年11月13日 21:01

心筋梗塞の図
心筋梗塞の図


「狭心症(きょうしんしょう、angina pectoris)とは心臓の筋肉(心筋)に酸素を供給している冠動脈の異常(動脈硬化、攣縮など)による一過性の心筋の虚血のための胸痛・胸部圧迫感などの主症状である。虚血性心疾患の一つである。完全に冠動脈が閉塞、または著しい狭窄が起こり心筋が壊死してしまった場合には心筋梗塞という。」

と書いてあるのはこのページ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AD%E5%BF%83%E7%97%87

私はホルター心電計検査の解析により、労作性狭心症と診断され、カルシウム拮抗薬であるベニジピンの投与による薬物療法を行なっている。

そんなんで、CCRダイビングやってだいじょうび?。

だいじょうびです。医師の許可ももらっている。いろいろ条件付いてますが。

これが進行して心筋梗塞の発症が起こると、ちょっとダイビングはできなくなる可能性が高い。

それでも、こんなダイバーもいる。

http://bouseikk.blog.fc2.com/blog-entry-54.html

ネットで検索すると、概ね否定的なページが出てくる。インストラクターからすると、ハイリスクダイバーはウエルカムではないようだ。当然といえば当然である。

心筋梗塞については、このページに出ている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E7%AD%8B%E6%A2%97%E5%A1%9E

急性心筋梗塞の発作が水中で起こった場合、死亡に繋がる確率は高くなるだろう(一般には20パーセント)。水中では殆ど何もできないからだ。前出のダイバーさんは幸運だったと思う(その後、潜水してしまうというのが、スゴイ!)。

狭心症や心筋梗塞などの疾患を総称して虚血性心疾患というのだそうだ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%9A%E8%A1%80%E6%80%A7%E5%BF%83%E7%96%BE%E6%82%A3

このページの危険因子を見ると、思い当たる項目がゾロゾロ出ている。また、精神的、肉体的ストレスについては、ダイビング自体が内包する因子でもある。

虚血性心疾患の中には、たこつぼ心筋症なる疾患も含まれる。このページが参考になった(PDF内のリンクは切れています)。

http://rockymuku.sakura.ne.jp/zyunnkannkinaika/takotubosinnkinnsyou.pdf

ダイビングは、様々な面で心臓に負担をかけている。高酸素分圧のダイビングを可能にするCCRは、短期的には血中酸素分圧を高めることによる虚血性心疾患の予防に繋がるものと素人考えで期待はするが、活性酸素の増加による血管のダメージが増えることも懸念される。

結局は、陸上にいる時に節制や治療に専念し、エントリーの時のリスクを減らしておくことしか対策はないのだと思う。