スピード59 ― 2015年04月16日 09:55
スピード59
リベリアの感染者が累計で1万人を超えた。
(Situation summary
Data published on 15 April 2015)
http://apps.who.int/gho/data/view.ebola-sitrep.ebola-summary-20150415?lang=en
この1か月余り、リベリア当局からの発表がないので、WHOの数字で見ている。
150人くらいの差があって、実際にはとっくに1万人を超えていたんだろう。
疑いと可能性だけが増えていって、確定患者がいないという、妙な情況が続いている。
他の疾病と紛らわしいので、それは仕方ないが、累計値が修正されないでいるのではないか。
だとしたら、確定患者数で評価しているWHOの姿勢は正しい。
(Ebola Situation Report - 15 April 2015)
http://apps.who.int/ebola/current-situation/ebola-situation-report-15-april-2015
「Figure 2: Geographical distribution of new and total confirmed cases」
この図を見ると、燎原の火のように広がっていた感染者が、一部地域に限定されてきている様子がわかる。
しかし、その地域は、人口密集地域を含み、そこでの増加は今も続いている。
(オバマ氏、エボラ熱制圧へ決意 西アフリカ3カ国首脳に)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/health/health/1-0123934.html
「オバマ米大統領は15日、エボラ出血熱の感染が拡大した西アフリカ3カ国の首脳とホワイトハウスで会談し、エボラ熱感染者を「ゼロにする共通の目標」に取り組むと述べ、制圧への決意を表明した。」
まあ、感染国の首脳が外遊できるほどの状態になったということではある。
(エボラ熱なお「緊急事態」 WHO、拡大の恐れ小さく)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/health/health/1-0122033.html
「世界保健機関(WHO)は10日、西アフリカで流行が続くエボラ出血熱の感染について、世界的に拡大する恐れは小さくなったものの、依然として「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するとの見解を発表した。」
先週の記事だが、北海道新聞は、律儀に伝えているな。
元ネタは共同通信のようだ。
画像のグラフでもわかるが、1日当りの感染者(疑い・可能性含む)の増加も、少なくなってきている。
感染を完全に断ち切るまでは、現地での対応が続くわけで、雨季を控えて楽観は出来ない。
WHOが「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」としているのは、おそらく交通の要衝にある首都圏での増加が継続している情況があるからではないか。
感染者が潜伏期間中に国外へ移動する懸念は、今も変わらない。
浮沈子的には、この状況はかなり長期間続くと見ている。
何度も書いているが、ギニアの首都コナクリは、1年以上も継続して感染者が増加し続けていて、感染経路が断たれていない情況が続いているわけだ。
外部からの感染者の流入の可能性もあるだろうが、それはそれで問題だな。
絶対数は500人程度だが、嫌な感じだ。
隣接するフォレカリア県の増加も続いているし(確定ベースで320人)。
細く長い感染者の増加。
それは、捕捉されていない感染ルートがあるということだ。
コナクリでは、それが1年以上断たれていない。
ひょとすると、他の地域にも顕在化していない感染ルートが残っている可能性もある。
学校が再開されたり、移動制限が解除されれば、それを火種として再度感染が拡大するかもしれない。
WHOの懸念は、実質を伴う真の懸念だ。
大規模感染を、完全に終息させることの困難さを感じる。
リベリアの感染者が累計で1万人を超えた。
(Situation summary
Data published on 15 April 2015)
http://apps.who.int/gho/data/view.ebola-sitrep.ebola-summary-20150415?lang=en
この1か月余り、リベリア当局からの発表がないので、WHOの数字で見ている。
150人くらいの差があって、実際にはとっくに1万人を超えていたんだろう。
疑いと可能性だけが増えていって、確定患者がいないという、妙な情況が続いている。
他の疾病と紛らわしいので、それは仕方ないが、累計値が修正されないでいるのではないか。
だとしたら、確定患者数で評価しているWHOの姿勢は正しい。
(Ebola Situation Report - 15 April 2015)
http://apps.who.int/ebola/current-situation/ebola-situation-report-15-april-2015
「Figure 2: Geographical distribution of new and total confirmed cases」
この図を見ると、燎原の火のように広がっていた感染者が、一部地域に限定されてきている様子がわかる。
しかし、その地域は、人口密集地域を含み、そこでの増加は今も続いている。
(オバマ氏、エボラ熱制圧へ決意 西アフリカ3カ国首脳に)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/health/health/1-0123934.html
「オバマ米大統領は15日、エボラ出血熱の感染が拡大した西アフリカ3カ国の首脳とホワイトハウスで会談し、エボラ熱感染者を「ゼロにする共通の目標」に取り組むと述べ、制圧への決意を表明した。」
まあ、感染国の首脳が外遊できるほどの状態になったということではある。
(エボラ熱なお「緊急事態」 WHO、拡大の恐れ小さく)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/health/health/1-0122033.html
「世界保健機関(WHO)は10日、西アフリカで流行が続くエボラ出血熱の感染について、世界的に拡大する恐れは小さくなったものの、依然として「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するとの見解を発表した。」
先週の記事だが、北海道新聞は、律儀に伝えているな。
元ネタは共同通信のようだ。
画像のグラフでもわかるが、1日当りの感染者(疑い・可能性含む)の増加も、少なくなってきている。
感染を完全に断ち切るまでは、現地での対応が続くわけで、雨季を控えて楽観は出来ない。
WHOが「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」としているのは、おそらく交通の要衝にある首都圏での増加が継続している情況があるからではないか。
感染者が潜伏期間中に国外へ移動する懸念は、今も変わらない。
浮沈子的には、この状況はかなり長期間続くと見ている。
何度も書いているが、ギニアの首都コナクリは、1年以上も継続して感染者が増加し続けていて、感染経路が断たれていない情況が続いているわけだ。
外部からの感染者の流入の可能性もあるだろうが、それはそれで問題だな。
絶対数は500人程度だが、嫌な感じだ。
隣接するフォレカリア県の増加も続いているし(確定ベースで320人)。
細く長い感染者の増加。
それは、捕捉されていない感染ルートがあるということだ。
コナクリでは、それが1年以上断たれていない。
ひょとすると、他の地域にも顕在化していない感染ルートが残っている可能性もある。
学校が再開されたり、移動制限が解除されれば、それを火種として再度感染が拡大するかもしれない。
WHOの懸念は、実質を伴う真の懸念だ。
大規模感染を、完全に終息させることの困難さを感じる。
木っ端微塵! ― 2015年04月16日 10:54
木っ端微塵!
(米のロケット着陸、惜しかった スペースXが映像公開)
http://www.sakigake.jp/p/news/science.jsp?nid=2015041601000797
「機体の再利用に向けた初の快挙がもう一歩で実現するところだったことが分かる。」
「展開した脚に支えられて着陸に成功したかと思われたが、横方向の揺れが大きかったためプラットホームに倒れて爆発した。」
で、問題の映像がこれ!。
(CRS-6 First Stage Landing:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=BhMSzC1crr0
爆発、炎上、なんと、木っ端微塵である。
ロケット上部からの噴射も、この映像では良く確認できるし、倒れそうになっているときに、必死に噴射してバランスを取ろうとしているようだ。
健気にも見えるんだが、その甲斐もなく、倒れてしまう。
ドハデな爆発シーンが、何とも印象的だが、あんなに燃料残ってるなら、なんで上空でバランス取ってから降りてこなかったんだあ?。
まあいい。
スペースXは、こういうネガな情報もきっちり出してくる。
成功すれば、革命が起こる技術だけに、失敗はひた隠しにしたいところだろうが、ちゃんと出してくるところがエライな。
どうも、着陸脚を出した辺りから、バランスを崩しているような気もする。
なんか、関係あるんだろうか?。
また、爆発の影響で、ドローン船が相当な損傷を受けているのではないか。
次回までに修理出来るか、そっちの方も心配だな。
(米のロケット着陸、惜しかった スペースXが映像公開)
http://www.sakigake.jp/p/news/science.jsp?nid=2015041601000797
「機体の再利用に向けた初の快挙がもう一歩で実現するところだったことが分かる。」
「展開した脚に支えられて着陸に成功したかと思われたが、横方向の揺れが大きかったためプラットホームに倒れて爆発した。」
で、問題の映像がこれ!。
(CRS-6 First Stage Landing:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=BhMSzC1crr0
爆発、炎上、なんと、木っ端微塵である。
ロケット上部からの噴射も、この映像では良く確認できるし、倒れそうになっているときに、必死に噴射してバランスを取ろうとしているようだ。
健気にも見えるんだが、その甲斐もなく、倒れてしまう。
ドハデな爆発シーンが、何とも印象的だが、あんなに燃料残ってるなら、なんで上空でバランス取ってから降りてこなかったんだあ?。
まあいい。
スペースXは、こういうネガな情報もきっちり出してくる。
成功すれば、革命が起こる技術だけに、失敗はひた隠しにしたいところだろうが、ちゃんと出してくるところがエライな。
どうも、着陸脚を出した辺りから、バランスを崩しているような気もする。
なんか、関係あるんだろうか?。
また、爆発の影響で、ドローン船が相当な損傷を受けているのではないか。
次回までに修理出来るか、そっちの方も心配だな。
最近のコメント