宇宙人がいないと考えるのは傲慢か:見解の相違はあるけど素晴らしい発想 ― 2021年02月28日 23:58
宇宙人がいないと考えるのは傲慢か:見解の相違はあるけど素晴らしい発想
浮沈子は宇宙人がいるとは思っていない。
UFOは信じるけど、それが宇宙人の乗り物だというのは信じられない(この話は、どこかで書いた気がする)。
UFOそのものが宇宙人かもしれないじゃないの!?(余計、信じられないような気も・・・)。
まあ、どうでもいいんですが。
ヤフーを眺めていたら、ありきたりの標題が付いている記事が目に留まった。
(宇宙人を信じるハーバード天体物理学者が熱弁「宇宙に人間しかいないと考えるのは傲慢だ」)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2892ca95438bb74284bf6ddf3b0b822766e81be0?page=1
「・・・彼らは非公式に、ハワイ語で「偵察者」を意味する「オウムアムア」と名づけ、太陽系内で初めて確認された恒星間天体と分類した。」
うーん、このネーミングからして怪しい。
(パンケーキ形の恒星間天体「オウムアムア」を巡る論争
宇宙人を信じるハーバード大学の天体物理学者「宇宙に人間しかいないと考えるのは傲慢だ」:元記事)
https://courrier.jp/news/archives/234078/
元記事は有料扱いで、初めのところしか読めない。
ヤフーでは、おそらく全文を読ませているんだろう。
「オウムアムアは「地球外知的存在が設計し、製造し、打ちあげたものだった」という非常に奇抜な仮説を立てて論じている。」
うーん、この辺りまでは、想定の範囲内だったな。
「科学者としての私たちは、自然が与えてくれるものは何にせよ、喜んで受け止めるべきです。科学は自然との対話であって、独白ではありません。わかっていない人が多いのですが、自然は私たちを幸せにする、満足させる、自尊心を与えるために存在するものではない。自然は、どこまでいっても自然そのものなのです」
「データに不安を覚えるとき、証拠が自分の予想にそぐわないとき、そういうときに私は一番興奮します。自然が語りかけているんです。『これについてのお前の考えは、間違っている』って。そのためにこそ私はここにいて、何か新しいことを学ぶわけです。自分に満足するためでも、ツイッターで『いいね』をもらうためでも、学術賞をもらうためでもありません。理解するためです」
「それは意図的なのです。私のことをうぶだと思う人もいるかもしれません。でも、『年を取るにつれて、リスクを冒すことはやめないといけないし、もっと堅物にならないといけない』と人に言われても、そんなのはお断りですね!」
もう、この辺りになると、この人物は浮沈子的には無視できなくなる。
「確実にあれが人工物だったとわかっている、と主張しているわけではありません。証拠に基づいて理にかなった妥当性があると言っているのです。そして、これを追跡することができないのだから、次善のことをすべきです。つまり、同じような物体を見つけるべきなのです」
ほら出た!。
謎の物体に対して突飛な仮説を提唱し、それを否定するにせよ肯定するにせよ、業界に投資しなければならないという営業手法だな(そうなのかあ?)。
「我々がしでかす最悪の間違いは、この可能性をきちんと真剣に取り上げないことです」
いいだろう。
科学は、そのためのものだ。
オウムアムアは、謎そのもので、その答えは秒速26kmで遠くに飛び去ってしまった。
(オウムアムア (恒星間天体))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%A2_(%E6%81%92%E6%98%9F%E9%96%93%E5%A4%A9%E4%BD%93)
「中にはオウムアムアが太陽に接近、離脱する際に不自然な加速を行ったとし、太陽の放射圧を利用した地球外文明の探査機である可能性を示唆する説まで現れた」
原論文(の1つ?)は、ウィキのリンクから見つけた。
(太陽放射圧はオウムアムアの特異な加速を説明できますか?)
https://iopscience.iop.org/article/10.3847/2041-8213/aaeda8
難しい数式は飛ばして、結論から引用する。
「オウムアムアは、ISMまたは原始惑星系円盤でまだ未知のプロセスを通じて自然に生成された、または人工起源の新しいクラスの薄い星間物質を表します。」(ISM:interstellar medium、星間物質)
「人工的な起源を考えると、1つの可能性は、オウムアムアがライトセイルであり、高度な技術機器からの破片として星間空間に浮かんでいることです」
「同様の寸法のライトセイルは、IKAROSプロジェクトやスターショットイニシアチブなど、私たち自身の文明によって設計および構築されています。」
「あるいは、よりエキゾチックなシナリオは、オウムアムアがエイリアン文明によって意図的に地球の近くに送られた完全に機能する探査機であるかもしれないということです。」
もう、ぶっ飛んだ論文だが、よく無事に掲載されたもんだな。
「オウムアムアがその1つであるかどうかに関係なく、太陽系の技術署名としてのライトセイルの調査が必要です。」
少なくとも、ライトセイル説は、スポンサーに対するリップサービスに違いない。
「この作品は、ブレイクスルー賞財団からの助成金によって部分的にサポートされていました。」
チャンチャン!。
功成り名を遂げて、将来の心配などしなくてよいという羨ましい身分でなければ、到底展開し得ない話だが、自然に対する向き会い方には学ぶべき点がある。
宇宙人はいるのか。
宇宙にいる知的生命が我々だけだと思うのは傲慢なのか。
全ての謎を抱えたまま、オウムアムアは太陽系から飛び去ろうとしている。
いや、そう諦めたものでもない。
(人類は恒星間天体「オウムアムア」を太陽系外まで追いかけるべきなのか? 動きだした追跡計画の実現度)
https://wired.jp/2020/03/22/should-earthlings-chase-oumuamua-into-interstellar-space/
「理論上は2049年には追いつけるというが、本当に実現可能なのか。そして、実行する価値はあるのか。」
「それがまさしく、英国の非営利団体「Initiative for Interstellar Studies」が呼びかける「プロジェクト・ライラ」の概要だ。」
「プロジェクト・ライラが実現すれば、素晴らしい結果が得られるはずです。宇宙における人類の立ち位置を根本から覆すような発見があるかもしれないのです」
なんとまあ、UFOを宇宙ロケットで追いかけようという話だ。
浮沈子が大好きな「謎の円盤UFO」にも、確かそんな話があったような記憶がある。
宇宙人の故郷の星を突き止めるんだが、撮影した画像に縮尺の情報が欠落していたために、一切が無意味になってしまうというオチが付いていたっけ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
「オウムアムアと似た天体が見つかれば関心は下がるでしょう」
「ただ、10年経っても同じような天体が存在しないのであれば、追跡プロジェクトの魅力は増すと思います」
オウムアムアは特別なのか。
既に、2つ目の恒星間天体であるボリソフ彗星も発見されている。
魅力は半減だな・・・。
「プロジェクト・ライラは最終的には、思考実験か話のネタとして終わってしまう可能性が高い。」
昔から、釣り人の間では、「逃がした魚は大きい」という格言(?)があるからな。
オウムアムアの謎は、謎のまま残しておくのがいい。
宇宙人はいるのか。
ハーバードの先生のような、曇りのない目で自然を見つめ続けることができれば、いつの日か、その答えを得ることができるかもしれない。
求めよ、さらば与えられん・・・。
浮沈子は宇宙人がいるとは思っていない。
UFOは信じるけど、それが宇宙人の乗り物だというのは信じられない(この話は、どこかで書いた気がする)。
UFOそのものが宇宙人かもしれないじゃないの!?(余計、信じられないような気も・・・)。
まあ、どうでもいいんですが。
ヤフーを眺めていたら、ありきたりの標題が付いている記事が目に留まった。
(宇宙人を信じるハーバード天体物理学者が熱弁「宇宙に人間しかいないと考えるのは傲慢だ」)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2892ca95438bb74284bf6ddf3b0b822766e81be0?page=1
「・・・彼らは非公式に、ハワイ語で「偵察者」を意味する「オウムアムア」と名づけ、太陽系内で初めて確認された恒星間天体と分類した。」
うーん、このネーミングからして怪しい。
(パンケーキ形の恒星間天体「オウムアムア」を巡る論争
宇宙人を信じるハーバード大学の天体物理学者「宇宙に人間しかいないと考えるのは傲慢だ」:元記事)
https://courrier.jp/news/archives/234078/
元記事は有料扱いで、初めのところしか読めない。
ヤフーでは、おそらく全文を読ませているんだろう。
「オウムアムアは「地球外知的存在が設計し、製造し、打ちあげたものだった」という非常に奇抜な仮説を立てて論じている。」
うーん、この辺りまでは、想定の範囲内だったな。
「科学者としての私たちは、自然が与えてくれるものは何にせよ、喜んで受け止めるべきです。科学は自然との対話であって、独白ではありません。わかっていない人が多いのですが、自然は私たちを幸せにする、満足させる、自尊心を与えるために存在するものではない。自然は、どこまでいっても自然そのものなのです」
「データに不安を覚えるとき、証拠が自分の予想にそぐわないとき、そういうときに私は一番興奮します。自然が語りかけているんです。『これについてのお前の考えは、間違っている』って。そのためにこそ私はここにいて、何か新しいことを学ぶわけです。自分に満足するためでも、ツイッターで『いいね』をもらうためでも、学術賞をもらうためでもありません。理解するためです」
「それは意図的なのです。私のことをうぶだと思う人もいるかもしれません。でも、『年を取るにつれて、リスクを冒すことはやめないといけないし、もっと堅物にならないといけない』と人に言われても、そんなのはお断りですね!」
もう、この辺りになると、この人物は浮沈子的には無視できなくなる。
「確実にあれが人工物だったとわかっている、と主張しているわけではありません。証拠に基づいて理にかなった妥当性があると言っているのです。そして、これを追跡することができないのだから、次善のことをすべきです。つまり、同じような物体を見つけるべきなのです」
ほら出た!。
謎の物体に対して突飛な仮説を提唱し、それを否定するにせよ肯定するにせよ、業界に投資しなければならないという営業手法だな(そうなのかあ?)。
「我々がしでかす最悪の間違いは、この可能性をきちんと真剣に取り上げないことです」
いいだろう。
科学は、そのためのものだ。
オウムアムアは、謎そのもので、その答えは秒速26kmで遠くに飛び去ってしまった。
(オウムアムア (恒星間天体))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%A2_(%E6%81%92%E6%98%9F%E9%96%93%E5%A4%A9%E4%BD%93)
「中にはオウムアムアが太陽に接近、離脱する際に不自然な加速を行ったとし、太陽の放射圧を利用した地球外文明の探査機である可能性を示唆する説まで現れた」
原論文(の1つ?)は、ウィキのリンクから見つけた。
(太陽放射圧はオウムアムアの特異な加速を説明できますか?)
https://iopscience.iop.org/article/10.3847/2041-8213/aaeda8
難しい数式は飛ばして、結論から引用する。
「オウムアムアは、ISMまたは原始惑星系円盤でまだ未知のプロセスを通じて自然に生成された、または人工起源の新しいクラスの薄い星間物質を表します。」(ISM:interstellar medium、星間物質)
「人工的な起源を考えると、1つの可能性は、オウムアムアがライトセイルであり、高度な技術機器からの破片として星間空間に浮かんでいることです」
「同様の寸法のライトセイルは、IKAROSプロジェクトやスターショットイニシアチブなど、私たち自身の文明によって設計および構築されています。」
「あるいは、よりエキゾチックなシナリオは、オウムアムアがエイリアン文明によって意図的に地球の近くに送られた完全に機能する探査機であるかもしれないということです。」
もう、ぶっ飛んだ論文だが、よく無事に掲載されたもんだな。
「オウムアムアがその1つであるかどうかに関係なく、太陽系の技術署名としてのライトセイルの調査が必要です。」
少なくとも、ライトセイル説は、スポンサーに対するリップサービスに違いない。
「この作品は、ブレイクスルー賞財団からの助成金によって部分的にサポートされていました。」
チャンチャン!。
功成り名を遂げて、将来の心配などしなくてよいという羨ましい身分でなければ、到底展開し得ない話だが、自然に対する向き会い方には学ぶべき点がある。
宇宙人はいるのか。
宇宙にいる知的生命が我々だけだと思うのは傲慢なのか。
全ての謎を抱えたまま、オウムアムアは太陽系から飛び去ろうとしている。
いや、そう諦めたものでもない。
(人類は恒星間天体「オウムアムア」を太陽系外まで追いかけるべきなのか? 動きだした追跡計画の実現度)
https://wired.jp/2020/03/22/should-earthlings-chase-oumuamua-into-interstellar-space/
「理論上は2049年には追いつけるというが、本当に実現可能なのか。そして、実行する価値はあるのか。」
「それがまさしく、英国の非営利団体「Initiative for Interstellar Studies」が呼びかける「プロジェクト・ライラ」の概要だ。」
「プロジェクト・ライラが実現すれば、素晴らしい結果が得られるはずです。宇宙における人類の立ち位置を根本から覆すような発見があるかもしれないのです」
なんとまあ、UFOを宇宙ロケットで追いかけようという話だ。
浮沈子が大好きな「謎の円盤UFO」にも、確かそんな話があったような記憶がある。
宇宙人の故郷の星を突き止めるんだが、撮影した画像に縮尺の情報が欠落していたために、一切が無意味になってしまうというオチが付いていたっけ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
「オウムアムアと似た天体が見つかれば関心は下がるでしょう」
「ただ、10年経っても同じような天体が存在しないのであれば、追跡プロジェクトの魅力は増すと思います」
オウムアムアは特別なのか。
既に、2つ目の恒星間天体であるボリソフ彗星も発見されている。
魅力は半減だな・・・。
「プロジェクト・ライラは最終的には、思考実験か話のネタとして終わってしまう可能性が高い。」
昔から、釣り人の間では、「逃がした魚は大きい」という格言(?)があるからな。
オウムアムアの謎は、謎のまま残しておくのがいい。
宇宙人はいるのか。
ハーバードの先生のような、曇りのない目で自然を見つめ続けることができれば、いつの日か、その答えを得ることができるかもしれない。
求めよ、さらば与えられん・・・。
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