上か下か、それが問題だ2013年01月07日 00:00

上か下か、それが問題だ
上か下か、それが問題だ


オープンサーキットにおけるサイドマウントの利点に、バルブ周りが目の前にあるので、トラブルの際の対応が容易である、ということが言われる。

ダブルタンクのマニフォールドのバルブを、必死こいて閉めたり開けたりした経験のない浮沈子には、その有り難味が理解できない。

インスピのタンクのバルブは、下のほうに付いていて、容易に手が届く。

確かに、バルブ周りのリークがあった時や、イントラのように、水中でファーストのレギュレーターを交換しちゃうなんて時には、上にあったほうがいいだろう。

浮沈子は、下にあったほうが、手が届きやすくていい(サイドマウントにした時は、どうなるのだろう?)。

まあ、好みの問題といえばそれまでだが。

こんな時には、コンセプトに戻ってみることが大切だ。

運用周りは可能な限り変更しない。

これでいくと、サイドマウントのタンクのバルブは、下にあったほうがいいということになる(倒立)。

かっこ悪くね?。

うーん、確かに・・・。

ここは、倒立のコンフィギュレーションを押し通すかどうかを、熟慮する必要がある。

どうせ、スチールの純正タンクしか使えないセブなんかはともかく、別のタンクで潜らなければならない時に、倒立させると、タンクの底がニョキっと目の前に突き出すことになる。

ダサイ!。

というか、ダイビングが成立しない。

基本は、正立でしょうな。

右と左を入れ替えない限り、バルブの回転方向は同じだし、背中にあるわけじゃないから、操作が困難になることもないと思われる。

ケースとの兼ね合いもある。基本的には、ケースを背中側に、酸素を胸側に配置しようと思っているが、この構成ならばバルブへのアクセスが困難になることはない。

本体のヘッド部分をいじることははいので、ケースは少し下側に持ってきてもいいかもしれない。その際のジャバラホースの取り回しが問題である。

イメージとしては、こんな感じ?。

(サイドマウントCCR:画像参照)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/08/01/6528333

このむき出しの本体を、ケースに収めて保護するイメージである。

この画像の元のページが開かなくなっている(リンク切れ)のが気になる。

まあ、いい。

結論から言うと、やっぱ、正立(上)でしょうな。

ゴーレム・フレックス2013年01月07日 10:43

ゴーレム・フレックス
ゴーレム・フレックス


カウンターラングというのは、肺に近い位置にあるのがよろしい。「近い」というのは、もっと正確に言えば、肺と同じ深さになるような位置にあるということである。

呼吸抵抗との兼ね合いだな(詳しくは、知りません)。

だから、サイドマウントCCRでカウンターラングを内蔵しているタイプは、例外なく上(前?)のほうにカウンターラングを配置する。

この構成は、崩せないところだ。

ゴーレム・フレックスという器材もそうなっている。

(The Golem Flex CCR)
http://www.wetmules.com/projects/the-golem-flex-ccr

このページは、いろいろ参考になる。

酸素タンクを何処に配置するかという問題はあるが、それこそフレックスである。初めのうちは後ろでぶらぶらさせているが、狭いところに入るときには、きちんと収納している。小ぶりのタンクだ。CCRでは、これで十分である。

(FLEX Sidemount CCR by Golem Gear)
http://vimeo.com/42528363

ヘッドユニットは、ジャーゲンセン・マリーンのご存知、ハンマーヘッドである。ハンマーヘッドも2種類あるらしいが、詳しいことは知らない。

(Hammerhead eCCR)
http://www.rebreather.us/hh-products/hammerhead-eccr/

このヘッドユニットを使って、様々なCCRが作られているようだ。マウスピースに取り付けるヘッドマウントディスプレイ(DIVAエクストリームっていうのか?)に付いているLEDが、ヘッドランプ(マウスランプ?)になるというアイデアは、なかなかいい!(バッテリー大丈夫か?)。

浮沈子の構想(妄想?)では、カウンターラングはオリジナルのまま残すつもりなので、別の問題を生じる。本体から、カウンターラング(のTピース)へ至るジャバラホースの長さが足りなくなる。

なんのことはない、ただのゴムホースなのだが、こんなものが結構いい値段だったりする。しかも、本家では短いものしか扱っていない。何とかして欲しい!。

サイドマウントなんて、想定外です!。

このあたりは、蛇の道は蛇ということで、イントラにお願いしようと思っている(どっかにあるでしょう?)。

Tピースも何とかしたい。Yパイプのようなやつがあると、ジャバラホースの取り回しがスマートだ。

なくても、なんとか接続はできる。

コネクターは、元々、Oリングの交換等を考慮して、ユーザーが外せるような設計になっているので問題ない。

酸素タンクの取り付けが本体と一体でなくても、サイドマウントとして成立するという事例がいくつかあることで、少しは安心する。

メーカーを含めて、みんないろいろ考えてるんだろうな。

カスタム・ホース2013年01月07日 21:47

カスタム・ホース
カスタム・ホース


リブリーザーの蛇腹ホースを、好みの長さで作ってくれるという、まるで、浮沈子の腹の中を見透かしたようなページを見つけた。

(Crushproof Tubing:Scuba Diving and Re-breather Hoses)
http://www.crushproof.com/oem-hoses/scuba-and-rebreather

次のページに適当な数字を入れて送信すると、たぶん見積りとかメールで送ってくれるかも知れない。

(Build A Hose)
http://www.crushproof.com/buildahose/buildahose_form.php

2本とか発注量に書いたりしたら、ミサイルが飛んできそうである(ミリタリー製品も扱っているらしい)。

APDに問い合わせて、ガタガタいわれたら、検討してもいい。

リブリーザーのホースも扱っているようなので、APDの品番を送ってやれば、仕様は分かると思われる。

今日は、午前中新橋のクリニックに行って、夕方にはホームセンターで虚しく代用になる蛇腹ホースはないかと、洗濯機関係の売り場をうろついた(まあ、元から期待はしていないが)。

「捨てる神あれば拾う神あり」(When one door shuts, another opens.)

これで、最低限の材料は揃う。

今のところ、最もネックになりそうなのがTピースである。インスピレーション用のYパイプは、見つかっていない。

なくても何とかなる。

オリジナルのTピースの天地を逆にするという手もある(実際は、ホース側のコネクターを代える)。かえって、その方が収まりがよいのではないか。マウスピース周りがきつくなるようなら、こちらの蛇腹ホースの長さも変えてやればよい。

蛇腹ホースの長さの問題さえ解決できれば、中圧ホース等は、どこでも対応できよう。ダイビングの汎用品である。

残るはケースということになるが、本体が収まりさえすれば、そして、一定の強度があって保護できればそれでいい。

桶屋に頼んで、木製のケース(まんま、桶です)とかも、面白いかもしれない(面白過ぎる!)。ハイテクのeCCRが桶の中から出てきたら、爆笑間違いない。

まあ、浮力が付いてしまうので、ボツだけど(惜しいな・・・)。

サイドマウントのケースについては、解決方法はいくらでもあるので、いろいろなプランを検討したい。