SMCCRの構想 ― 2013年01月13日 16:52
SMCCRの構想
世にサイドマウントのOCによるオープンウォーターと、レクリエーショナルレベルのリブリーザー講習はあるが、両者をミックスしたコースはない。
だって、そんな器材はないんだから。
手付かずの市場がある(ような気がする)。
タイプRのサイドマウンントリブリーザーが登場するかもしれない。
今はニッチな市場かもしれないが、サイドマウントだって、CCRだって、メジャーではなかった(今でも)。究極の隙間かもしれない。
まあ、サイドマウントだから、狭くてもいいや・・・。
んなこたぁ、どうだっていい!。
リブリーザーは目新しいが、今さら背中に背負うのはダサイ!。
サイドマウントは風変わりだが、オープンサーキットは吸い飽きた!。
先進的なダイバーは、皆、SMCCRに行くだろう!(勝手な予想)。
それぞれのメリットを、同時に享受できる。
まあ、デメリットも同時ですが・・・。
ディリュエント側のタンクを、例えば6リットル1本にしたら、小さめの酸素ボトルと組み合わせて、2つの筒を左右に振り分けたきれいなストリームラインができる。
この構成を基本として、サイドマウントの利点を活かし、酸素側やディリュエント側のタンクの形状、容量、本数を、ダイビングのスタイルに合わせて調整していけばよい。
酸素側は、基本的には1本で済ませたい。最大で6リットルのステージボトルだ。本体と縦に繋げた時の長さは、想像を絶する!。
これは、今のところ考えないことにする。どうしても、もって行きたい時は、本体とは別にして、マニュアルインフレーターに突っ込む。
最大で、純正の3リットルのスチール製のボトルを付けられればいい。中圧ホースは、最近はフレキシブルな製品が出回っているようなので、ソレノイドへの取り回しも問題なかろう。
本体と、ボトルのバルブ(ファーストステージ含む)は、完全にカバーする。少々かっこ悪いが、後ろからタンクの本体がはみ出す形になる。タンク自体の強度は問題ないので、抜け落ちたりしないような仕掛けを考えておけばよい。ボトルのネックを使用すればよいだろう。
どんなサイズのタンクでも、付けようと思えば付く。タンクの本体を剛結合せず、多少ぶらぶらさせてもかまわない。本体直下にバルブがあるので、バルブ操作も可能だ。バルブ位置が変わらないように、タンクが回転しない仕組みが必要だ。
タンクの種類に応じて、適切なバランス取りを行うことが条件である。ウエイト付けたりとか。
1本のストリームラインと、タンクフリーを両立させ、バルブやファーストを保護し、カバーの長さを最小限にする。
分割して結合してもいいのだが、結合強度や作業の煩雑さを考えると、少なくとも初めは1ピースでいきたい。
フックはケースに2個、酸素タンクの胴体側に1個(バルブのところは、ケース側に付ける)で、タンク胴体のフックは、背中に着けた延長ヒレなどに付ければ具合が良いだろう。
サイドマウントの利点である、バルブが手元にあるということを敢えて捨てて、1本の形状の中で、多様なサイズの酸素タンクの使用を可能とするデザインである。
これはしかし、浮沈子の運用に特化した仕様である。
異なるサイズの酸素タンクを使用しつつ、1本に纏めたい。なおかつ、インスピの箱に収めて飛行機に積みたい。国内のタンクは出来る限り小さいものを使用し、セブなどでは3リットルの純正スチールタンク、場合によっては6リットルのアルミタンクも使いたい(この時は、2本パラレルでしょうな)。
こんな特殊な仕様は、万人向けではないので商売にはならないが、もっと一般的な仕様のSMCCRを作ればいい。
同じ構成でも、エボリューションのキャニスターに、2リットルの酸素タンクなら、全体をカバーしても成立する(それでもかなり長い)。バルブ操作については、この際だから諦めてソレノイド・シャットオフ・バルブをつけてしまったほうがいいかも。
こうして出来上がったSMCCRの講習が行われれば、きっと参加希望者が殺到するだろう(???)。
なにしろ、中圧ホース数本と、アルミ製(たぶん)の筒、蛇腹ホースの延長(付け替え)で、楽しい工作とぶっ飛んだ体験が味わえる。
APDも、どうせデチューンしたインスピを出すなら、せめてこのくらいのことをやってくれてもいいのではないか。
今日は、図面を書いてイントラに頼んでおくことになった。ケースの作成が始まるわけだ。2個作ることにするが、初めのケースは工作の難易度が低い、テスト用とすることにした。
筒上のケースに穴や切り欠きを入れるだけの、シンプルなものにする。そもそも、サイドマウントのインスピレーションが、成立するかどうかを確認する必要がある。バランスの確認や、構成の実証、操作上の問題点の洗い出しを行う必要がある。
何度か運用して、修正案が固まったところで、決定版を作ればよい。強度を確保しつつ、いろいろアジャストできるようにすれば、多様な需要に応えられるものが出来るかもしれない。
サイドマウントだけでは、物足りない。リブリーザーだけでは不満だという、ワガママで、身勝手で、身の程知らずで、カッコ付けたがりで、新し物好きなリゾートダイバー(ここ、重要です)に特化した超ニッチな需要ではある。
しかも、インスピ限定!。
せいぜい1万台くらいしか売れていない機種(それでも、業界最大手)にフォーカスして、勝算はあるのか。
だから、とりあえず、浮沈子専用ということで特注する。
世にサイドマウントのOCによるオープンウォーターと、レクリエーショナルレベルのリブリーザー講習はあるが、両者をミックスしたコースはない。
だって、そんな器材はないんだから。
手付かずの市場がある(ような気がする)。
タイプRのサイドマウンントリブリーザーが登場するかもしれない。
今はニッチな市場かもしれないが、サイドマウントだって、CCRだって、メジャーではなかった(今でも)。究極の隙間かもしれない。
まあ、サイドマウントだから、狭くてもいいや・・・。
んなこたぁ、どうだっていい!。
リブリーザーは目新しいが、今さら背中に背負うのはダサイ!。
サイドマウントは風変わりだが、オープンサーキットは吸い飽きた!。
先進的なダイバーは、皆、SMCCRに行くだろう!(勝手な予想)。
それぞれのメリットを、同時に享受できる。
まあ、デメリットも同時ですが・・・。
ディリュエント側のタンクを、例えば6リットル1本にしたら、小さめの酸素ボトルと組み合わせて、2つの筒を左右に振り分けたきれいなストリームラインができる。
この構成を基本として、サイドマウントの利点を活かし、酸素側やディリュエント側のタンクの形状、容量、本数を、ダイビングのスタイルに合わせて調整していけばよい。
酸素側は、基本的には1本で済ませたい。最大で6リットルのステージボトルだ。本体と縦に繋げた時の長さは、想像を絶する!。
これは、今のところ考えないことにする。どうしても、もって行きたい時は、本体とは別にして、マニュアルインフレーターに突っ込む。
最大で、純正の3リットルのスチール製のボトルを付けられればいい。中圧ホースは、最近はフレキシブルな製品が出回っているようなので、ソレノイドへの取り回しも問題なかろう。
本体と、ボトルのバルブ(ファーストステージ含む)は、完全にカバーする。少々かっこ悪いが、後ろからタンクの本体がはみ出す形になる。タンク自体の強度は問題ないので、抜け落ちたりしないような仕掛けを考えておけばよい。ボトルのネックを使用すればよいだろう。
どんなサイズのタンクでも、付けようと思えば付く。タンクの本体を剛結合せず、多少ぶらぶらさせてもかまわない。本体直下にバルブがあるので、バルブ操作も可能だ。バルブ位置が変わらないように、タンクが回転しない仕組みが必要だ。
タンクの種類に応じて、適切なバランス取りを行うことが条件である。ウエイト付けたりとか。
1本のストリームラインと、タンクフリーを両立させ、バルブやファーストを保護し、カバーの長さを最小限にする。
分割して結合してもいいのだが、結合強度や作業の煩雑さを考えると、少なくとも初めは1ピースでいきたい。
フックはケースに2個、酸素タンクの胴体側に1個(バルブのところは、ケース側に付ける)で、タンク胴体のフックは、背中に着けた延長ヒレなどに付ければ具合が良いだろう。
サイドマウントの利点である、バルブが手元にあるということを敢えて捨てて、1本の形状の中で、多様なサイズの酸素タンクの使用を可能とするデザインである。
これはしかし、浮沈子の運用に特化した仕様である。
異なるサイズの酸素タンクを使用しつつ、1本に纏めたい。なおかつ、インスピの箱に収めて飛行機に積みたい。国内のタンクは出来る限り小さいものを使用し、セブなどでは3リットルの純正スチールタンク、場合によっては6リットルのアルミタンクも使いたい(この時は、2本パラレルでしょうな)。
こんな特殊な仕様は、万人向けではないので商売にはならないが、もっと一般的な仕様のSMCCRを作ればいい。
同じ構成でも、エボリューションのキャニスターに、2リットルの酸素タンクなら、全体をカバーしても成立する(それでもかなり長い)。バルブ操作については、この際だから諦めてソレノイド・シャットオフ・バルブをつけてしまったほうがいいかも。
こうして出来上がったSMCCRの講習が行われれば、きっと参加希望者が殺到するだろう(???)。
なにしろ、中圧ホース数本と、アルミ製(たぶん)の筒、蛇腹ホースの延長(付け替え)で、楽しい工作とぶっ飛んだ体験が味わえる。
APDも、どうせデチューンしたインスピを出すなら、せめてこのくらいのことをやってくれてもいいのではないか。
今日は、図面を書いてイントラに頼んでおくことになった。ケースの作成が始まるわけだ。2個作ることにするが、初めのケースは工作の難易度が低い、テスト用とすることにした。
筒上のケースに穴や切り欠きを入れるだけの、シンプルなものにする。そもそも、サイドマウントのインスピレーションが、成立するかどうかを確認する必要がある。バランスの確認や、構成の実証、操作上の問題点の洗い出しを行う必要がある。
何度か運用して、修正案が固まったところで、決定版を作ればよい。強度を確保しつつ、いろいろアジャストできるようにすれば、多様な需要に応えられるものが出来るかもしれない。
サイドマウントだけでは、物足りない。リブリーザーだけでは不満だという、ワガママで、身勝手で、身の程知らずで、カッコ付けたがりで、新し物好きなリゾートダイバー(ここ、重要です)に特化した超ニッチな需要ではある。
しかも、インスピ限定!。
せいぜい1万台くらいしか売れていない機種(それでも、業界最大手)にフォーカスして、勝算はあるのか。
だから、とりあえず、浮沈子専用ということで特注する。
基本設計 ― 2013年01月13日 20:09
基本設計
アルミニウムというのは、20世紀後半になってから、本格的な金属材料として登場した。
それには、この金属が持つ特性に由来した理由がある。
電気を使って精錬しないと、金属として取り出せないのだ(すぐに酸素とくっ付く)。電気が貴重であった19世紀には、金よりも価格が高かった!。
今日では、安価で大量に供給される電気のおかげで、建築材料、多くの乗り物、調理器具、一部CCRの筐体などにも使用されている。
(アルミニウム)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0
この金属の溶接には、鉄の溶接とは異なる技術が必要であり、市販オートバイのフレームにアルミを使用し始めた頃は、溶接工が足りなくて困ったという話を聞いたことがある。
(アルミニウム溶接が難しいわけ)
http://www.yashima-net.co.jp/yousetuki/denshi-learn/almiweld.html
(アルミ溶接について)
http://www.okayasanso.co.jp/spesialty/welding/post-69.php
アルゴンガスなどの不活性ガス雰囲気の中での溶接になるが、2番目の記事ではヘリウムとの混合ガスが良いとある。なんか、ダイビングとの縁がありそうで嬉しくなる。
まあ、そもそもアルミタンクで潜っていたり、バックプレートはアルミ製だったりするので、今更ではある。
便利だが厄介な素材だ。技術を要求される。CCRとも似てるか・・・。
サイドマウントフレームの素材に、アルミを使おうと思っている。たぶん、マリン用途のアルミは、特殊な合金なのだろう(トヨタのポーナムなど)。
そんな上等なもんでなくても、浮沈子はガマンする(5052の3mmでいいや)。
割れや歪が出ないように、上手に溶接してくれればいい。板材の加工で済むように、小さいRが必要な部分はスリットにしてしまおうと思っている。天板は無く、底板とリブを入れて強度を持たせよう。
キャニスターを上から落とし込む構造だ。
リブを真上から見ると、画像のようなお結び状になっている。外だしのパイプも、この形状でクリアする。アルミの板材を加工してできるようにした。溶接技術が問われる。治具も必要だろう。
パイプがないコーナーは、酸素タンクのファーストからの高圧・中圧ホースの通り道となる。強度確保の観点から、切り欠きではなく穴あけにした。このアイを使って、ハーネスに吊るす。
このリブを最低2枚入れることで、側面の衝撃が支えられ、クリアランスを十分に取れば、キャニスターに力が加わることはない。円筒形の構造をとらなくても、十分な強度が得られる(はず)。
側面の板は、強度に著しい影響を与えない程度に、適当に穴を開けて軽量化を図ると共に、ウエイトの取り付けなどに使う。
ドリリングでいいや(CNHはどうした?)。
底板にも穴を開けて、ホースを通さなければならない。さらに、酸素タンクのフックをどこかにかける。底板には、その力を支えるための支持板が必要だ。
水抜きは、コーナーがスリットになっているので十分である。キャニスターのフタが最大の投影面積になる。ノーズコーンでも付けようか?。
アルミニウムの加工については問題ないだろう。溶接だけがネックである。曲面を排除したのでシンプルな製作になる。
タンク固定用の延長バーをネジ止めで付けることを考えている。やはり、何らかの方法で固定したほうが安心だ。
底板の下には、酸素タンクのバルブやファーストを保護するスリーブが伸びるが、上げ底状の側面の板に切り欠きを入れて、バルブを回せるようにする必要がある。ダイビング中は別にしても、ファーストに接続した後、バルブを開けてやる必要があるからだ。
基本設計(概念設計?)は、こんなところか。
後は、現物を採寸して寸法を出せばおしまい。
フィリピンだから、出来上がるのは来年かあ?。
アルミニウムというのは、20世紀後半になってから、本格的な金属材料として登場した。
それには、この金属が持つ特性に由来した理由がある。
電気を使って精錬しないと、金属として取り出せないのだ(すぐに酸素とくっ付く)。電気が貴重であった19世紀には、金よりも価格が高かった!。
今日では、安価で大量に供給される電気のおかげで、建築材料、多くの乗り物、調理器具、一部CCRの筐体などにも使用されている。
(アルミニウム)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0
この金属の溶接には、鉄の溶接とは異なる技術が必要であり、市販オートバイのフレームにアルミを使用し始めた頃は、溶接工が足りなくて困ったという話を聞いたことがある。
(アルミニウム溶接が難しいわけ)
http://www.yashima-net.co.jp/yousetuki/denshi-learn/almiweld.html
(アルミ溶接について)
http://www.okayasanso.co.jp/spesialty/welding/post-69.php
アルゴンガスなどの不活性ガス雰囲気の中での溶接になるが、2番目の記事ではヘリウムとの混合ガスが良いとある。なんか、ダイビングとの縁がありそうで嬉しくなる。
まあ、そもそもアルミタンクで潜っていたり、バックプレートはアルミ製だったりするので、今更ではある。
便利だが厄介な素材だ。技術を要求される。CCRとも似てるか・・・。
サイドマウントフレームの素材に、アルミを使おうと思っている。たぶん、マリン用途のアルミは、特殊な合金なのだろう(トヨタのポーナムなど)。
そんな上等なもんでなくても、浮沈子はガマンする(5052の3mmでいいや)。
割れや歪が出ないように、上手に溶接してくれればいい。板材の加工で済むように、小さいRが必要な部分はスリットにしてしまおうと思っている。天板は無く、底板とリブを入れて強度を持たせよう。
キャニスターを上から落とし込む構造だ。
リブを真上から見ると、画像のようなお結び状になっている。外だしのパイプも、この形状でクリアする。アルミの板材を加工してできるようにした。溶接技術が問われる。治具も必要だろう。
パイプがないコーナーは、酸素タンクのファーストからの高圧・中圧ホースの通り道となる。強度確保の観点から、切り欠きではなく穴あけにした。このアイを使って、ハーネスに吊るす。
このリブを最低2枚入れることで、側面の衝撃が支えられ、クリアランスを十分に取れば、キャニスターに力が加わることはない。円筒形の構造をとらなくても、十分な強度が得られる(はず)。
側面の板は、強度に著しい影響を与えない程度に、適当に穴を開けて軽量化を図ると共に、ウエイトの取り付けなどに使う。
ドリリングでいいや(CNHはどうした?)。
底板にも穴を開けて、ホースを通さなければならない。さらに、酸素タンクのフックをどこかにかける。底板には、その力を支えるための支持板が必要だ。
水抜きは、コーナーがスリットになっているので十分である。キャニスターのフタが最大の投影面積になる。ノーズコーンでも付けようか?。
アルミニウムの加工については問題ないだろう。溶接だけがネックである。曲面を排除したのでシンプルな製作になる。
タンク固定用の延長バーをネジ止めで付けることを考えている。やはり、何らかの方法で固定したほうが安心だ。
底板の下には、酸素タンクのバルブやファーストを保護するスリーブが伸びるが、上げ底状の側面の板に切り欠きを入れて、バルブを回せるようにする必要がある。ダイビング中は別にしても、ファーストに接続した後、バルブを開けてやる必要があるからだ。
基本設計(概念設計?)は、こんなところか。
後は、現物を採寸して寸法を出せばおしまい。
フィリピンだから、出来上がるのは来年かあ?。
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