水陸両用団 ― 2013年10月12日 18:21
水陸両用団
日本版海兵隊、離島防衛を担う精鋭部隊で、なんなら北朝鮮に侵攻して、将軍様の寝首でも搔いてこようかというアブナイ話である(そこまで書いている記事はないな)。
(【防衛】 離島防衛に「水陸両用団」を3千人規模で新設へ!!)
http://blog.livedoor.jp/nico3q3q/archives/67963458.html
3千人かあ。
(自衛隊)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A
「高い練度と高度な装備を保有するが、総兵力は約24万人(女性1万2,300人)で対人口比で主要国中最低水準である。年間防衛予算も約4兆7千億円で世界的に見て上位に位置するが、対GDP比では1%未満であり世界最低水準である。予算は陸海空で概ね4:3:3の比率であり、予算総額の約44%は人件費で、装備品の調達費は武器輸出三原則の縛りもあり量産によるコスト削減ができず、比較的高額な水準となっている。」
「2009年度の軍事費と対GDP比:10位まで
1 アメリカ合衆国 663,255,000,000 4.3%
2 中華人民共和国 98,800,000,000 2.0%
3 イギリス 69,271,000,000 2.5%
4 フランス 67,316,000,000 2.3%
5 ロシア 61,000,000,000 3.5%
6 ドイツ 48,022,000,000 1.3%
7 日本 46,859,000,000 0.9%
8 サウジアラビア 39,257,000,000 8.2%
9 イタリア 37,427,000,000 1.7%
10 インド 36,600,000,000 2.6%」
陸上自衛隊は、約15万9816名(2011年3月:「約」といっている割には、細かい・・・)を擁しているので、3000名というのは、誤差のうちといえる。
(陸上自衛隊)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E4%B8%8A%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A
この内部組織に「中央即応集団」という、中国の企業名のような名前の部隊がある。
「有事に迅速に行動・対処する為の部隊として機動運用部隊(第1空挺団・第1ヘリコプター団)や専門部隊(特殊作戦群・中央特殊武器防護隊など)を一元的に管理・運用する目的と、国際平和協力活動に関する研究及び教育訓練(国際活動教育隊・国際平和協力活動等派遣部隊)および指揮を行う為に新設された。」
「国内展開時には、増援・緊急対応部隊として機能し、国外展開部隊に対しては指揮機構の役割も有する。創設時の人員は約3,200名、2008年3月末の3個部隊発足により現在の人員は約4,200名となっている。」とある。
ちなみに、2007年3月28日に創設された。
「編制
司令部及び司令部付隊(約395名)
第1空挺団(約1,900名)
第1ヘリコプター団(約900名)
中央即応連隊(約700名)
特殊作戦群(約300名)
中央特殊武器防護隊(約155名)
対特殊武器衛生隊(約70名)
国際活動教育隊(約80名)」
この中に、水陸両用団を突っ込むらしい。
それにしても、特殊作戦群って、なんだろうねえ?。
(特殊作戦群)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E6%AE%8A%E4%BD%9C%E6%88%A6%E7%BE%A4
まあいい。
初出の引用には、こうある。
「離島奪還のための水陸両用作戦に対応するため、政府は来年度、30人程度の「水陸両用準備隊」を設置する予定。」
「水陸両用団はこの準備隊を基に、現在、主に離島防衛を担っている西部方面普通科連隊(長崎県佐世保市)の約700人も組み入れ創設する。第1空挺くうてい団など、精鋭部隊を擁する防衛相直属の「中央即応集団」に配置し、全国各地の離島に機動的に展開することも想定している。」
えーと、二方面作戦とか、陽動かけられたらどうするかとか、突っ込みどころ満載の運用が想定されよう。
本土4島(北海道、本州、四国、九州)を除く、日本の離島は6,852とされており、多島国家として知られるフィリピンと比べても引けを取らない。
(日本の島の数)
http://www.nijinet.or.jp/info/faq/tabid/65/Default.aspx
(フィリピン共和国:7,109の島々がある。)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/philippines/data.html
3000人の部隊が、一人1個(というか、1島)ずつ配備されても、半分にも満たない・・・。
こんなことで、国土の防衛を果たせると思っとんのかね、あん?。
沖縄とかは、米軍基地の大部分があることを不満に思っているのだから、ここはひとつ、約16万人の陸自を、全て、島嶼防衛に振り向けてはどうか?。
本土防衛は、退職自衛官を中心に、消防団をベースとした民兵組織を編成して、ひとまる戦車とか、機動戦闘車を展開して、郷土を守るわけだな(酒屋の若旦那が、120ミリライフル砲ぶっ放すわけだ。ヒエーッ!)。
離島に16万人もの国家公務員を送り込めば、経済需要も喚起され、一石にして二鳥を得るが如しである。
ざっと割り算すると、1島当り23名ということになる。
まあ、島酒でも呑んで、寛いでくんさい!。
我が国の島嶼防衛なんて、総力を挙げてもこんなものである。
140万の陸軍を持つ中国が、本気で攻めてきたら、反撃の余地なんかないな。
(中国人民解放軍陸軍)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E6%B0%91%E8%A7%A3%E6%94%BE%E8%BB%8D%E9%99%B8%E8%BB%8D
強襲揚陸艦をどうやって調達するかという問題はあるが、人手に不足はあるまい(てっ、手漕ぎボートかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
米国海兵隊についてはこちら。
(アメリカ海兵隊)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E6%B5%B7%E5%85%B5%E9%9A%8A
「陸海空軍の全機能を備え、アメリカ軍が参加する主な戦いには一番最初に、上陸・空挺作戦などの任務で前線に投入され、その自己完結性と高い機動性から脚光を浴びている緊急展開部隊」
「2011年6月の時点で約20万人の現役将兵と4万人の予備役を擁している。」
まあ、規模が違いすぎて話にならんな。
陸自の全員を合わせたよりも多い。
それでも、4軍の中では、最小の組織である。
世界の海兵隊については、こちら。
(海兵隊)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E5%85%B5%E9%9A%8A
「旧日本海軍も1871年(明治4年)から1876年(明治9年)の間だけ、英国海軍の”マリーン”を模した「海兵隊」という名の戦闘部隊を保有していた。」とある。
財政的理由で消滅した。
「太平洋戦争後に旧軍が解体され、旧海軍の残務処理を担った厚生省第二復員局残務処理部において吉田英三元海軍大佐を中心に軍備再建計画が開始されたが、その計画の中で構想された新海軍の中に海兵旅団を1個旅団(8000人)創設し、被占領本土奪還揚陸作戦や島嶼奪還作戦に投入するとされていた。」
なかなかの慧眼ではないか。
その後も、何度となく浮かんでは消えていったようだ。
旧日本軍を始めとして、多くの国では海上戦力を統括する海軍の系譜に連なっている。
フランス、ロシアなどは、むしろ、特殊な事例である。
イタリア、イスラエルなど、海軍と陸軍に上陸戦隊が存在する国もある。
わが国においては、敵地侵攻作戦を行うというよりも、侵攻された領土を奪還するという、やや消極的かつ、二次的戦闘を想定しているためか、陸自上がりの方が、やりやすいのかもしれない。
しかし、離島奪還は、大変だぞ!。
海上戦闘に勝利し、制海権を握らなければ兵力を送り込むことも困難だし、空挺部隊を投入したところで、軽火器だけの戦力では、犠牲が大きすぎる。
どっかの無人島ならいざ知らず、住民がいる有人島の場合には、艦砲射撃だって、出来るわきゃなかろう!?。
離島を占領することは、比較的簡単だとしても、占領した後は、敵軍は当然、そこを橋頭堡として固めてくるわけだから、短期間に戦力を集中して、一気に奪還するしかないのだが、そういったことに慣れていない自衛隊に、そんな芸当が果たして出来るのだろうか。
準備隊の30人の精鋭には、是非ともがんばっていただきたい!。
まあ、島酒でも呑んで、ゆるゆるやってみんべえ!。
日本版海兵隊、離島防衛を担う精鋭部隊で、なんなら北朝鮮に侵攻して、将軍様の寝首でも搔いてこようかというアブナイ話である(そこまで書いている記事はないな)。
(【防衛】 離島防衛に「水陸両用団」を3千人規模で新設へ!!)
http://blog.livedoor.jp/nico3q3q/archives/67963458.html
3千人かあ。
(自衛隊)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A
「高い練度と高度な装備を保有するが、総兵力は約24万人(女性1万2,300人)で対人口比で主要国中最低水準である。年間防衛予算も約4兆7千億円で世界的に見て上位に位置するが、対GDP比では1%未満であり世界最低水準である。予算は陸海空で概ね4:3:3の比率であり、予算総額の約44%は人件費で、装備品の調達費は武器輸出三原則の縛りもあり量産によるコスト削減ができず、比較的高額な水準となっている。」
「2009年度の軍事費と対GDP比:10位まで
1 アメリカ合衆国 663,255,000,000 4.3%
2 中華人民共和国 98,800,000,000 2.0%
3 イギリス 69,271,000,000 2.5%
4 フランス 67,316,000,000 2.3%
5 ロシア 61,000,000,000 3.5%
6 ドイツ 48,022,000,000 1.3%
7 日本 46,859,000,000 0.9%
8 サウジアラビア 39,257,000,000 8.2%
9 イタリア 37,427,000,000 1.7%
10 インド 36,600,000,000 2.6%」
陸上自衛隊は、約15万9816名(2011年3月:「約」といっている割には、細かい・・・)を擁しているので、3000名というのは、誤差のうちといえる。
(陸上自衛隊)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E4%B8%8A%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A
この内部組織に「中央即応集団」という、中国の企業名のような名前の部隊がある。
「有事に迅速に行動・対処する為の部隊として機動運用部隊(第1空挺団・第1ヘリコプター団)や専門部隊(特殊作戦群・中央特殊武器防護隊など)を一元的に管理・運用する目的と、国際平和協力活動に関する研究及び教育訓練(国際活動教育隊・国際平和協力活動等派遣部隊)および指揮を行う為に新設された。」
「国内展開時には、増援・緊急対応部隊として機能し、国外展開部隊に対しては指揮機構の役割も有する。創設時の人員は約3,200名、2008年3月末の3個部隊発足により現在の人員は約4,200名となっている。」とある。
ちなみに、2007年3月28日に創設された。
「編制
司令部及び司令部付隊(約395名)
第1空挺団(約1,900名)
第1ヘリコプター団(約900名)
中央即応連隊(約700名)
特殊作戦群(約300名)
中央特殊武器防護隊(約155名)
対特殊武器衛生隊(約70名)
国際活動教育隊(約80名)」
この中に、水陸両用団を突っ込むらしい。
それにしても、特殊作戦群って、なんだろうねえ?。
(特殊作戦群)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E6%AE%8A%E4%BD%9C%E6%88%A6%E7%BE%A4
まあいい。
初出の引用には、こうある。
「離島奪還のための水陸両用作戦に対応するため、政府は来年度、30人程度の「水陸両用準備隊」を設置する予定。」
「水陸両用団はこの準備隊を基に、現在、主に離島防衛を担っている西部方面普通科連隊(長崎県佐世保市)の約700人も組み入れ創設する。第1空挺くうてい団など、精鋭部隊を擁する防衛相直属の「中央即応集団」に配置し、全国各地の離島に機動的に展開することも想定している。」
えーと、二方面作戦とか、陽動かけられたらどうするかとか、突っ込みどころ満載の運用が想定されよう。
本土4島(北海道、本州、四国、九州)を除く、日本の離島は6,852とされており、多島国家として知られるフィリピンと比べても引けを取らない。
(日本の島の数)
http://www.nijinet.or.jp/info/faq/tabid/65/Default.aspx
(フィリピン共和国:7,109の島々がある。)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/philippines/data.html
3000人の部隊が、一人1個(というか、1島)ずつ配備されても、半分にも満たない・・・。
こんなことで、国土の防衛を果たせると思っとんのかね、あん?。
沖縄とかは、米軍基地の大部分があることを不満に思っているのだから、ここはひとつ、約16万人の陸自を、全て、島嶼防衛に振り向けてはどうか?。
本土防衛は、退職自衛官を中心に、消防団をベースとした民兵組織を編成して、ひとまる戦車とか、機動戦闘車を展開して、郷土を守るわけだな(酒屋の若旦那が、120ミリライフル砲ぶっ放すわけだ。ヒエーッ!)。
離島に16万人もの国家公務員を送り込めば、経済需要も喚起され、一石にして二鳥を得るが如しである。
ざっと割り算すると、1島当り23名ということになる。
まあ、島酒でも呑んで、寛いでくんさい!。
我が国の島嶼防衛なんて、総力を挙げてもこんなものである。
140万の陸軍を持つ中国が、本気で攻めてきたら、反撃の余地なんかないな。
(中国人民解放軍陸軍)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E6%B0%91%E8%A7%A3%E6%94%BE%E8%BB%8D%E9%99%B8%E8%BB%8D
強襲揚陸艦をどうやって調達するかという問題はあるが、人手に不足はあるまい(てっ、手漕ぎボートかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
米国海兵隊についてはこちら。
(アメリカ海兵隊)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E6%B5%B7%E5%85%B5%E9%9A%8A
「陸海空軍の全機能を備え、アメリカ軍が参加する主な戦いには一番最初に、上陸・空挺作戦などの任務で前線に投入され、その自己完結性と高い機動性から脚光を浴びている緊急展開部隊」
「2011年6月の時点で約20万人の現役将兵と4万人の予備役を擁している。」
まあ、規模が違いすぎて話にならんな。
陸自の全員を合わせたよりも多い。
それでも、4軍の中では、最小の組織である。
世界の海兵隊については、こちら。
(海兵隊)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E5%85%B5%E9%9A%8A
「旧日本海軍も1871年(明治4年)から1876年(明治9年)の間だけ、英国海軍の”マリーン”を模した「海兵隊」という名の戦闘部隊を保有していた。」とある。
財政的理由で消滅した。
「太平洋戦争後に旧軍が解体され、旧海軍の残務処理を担った厚生省第二復員局残務処理部において吉田英三元海軍大佐を中心に軍備再建計画が開始されたが、その計画の中で構想された新海軍の中に海兵旅団を1個旅団(8000人)創設し、被占領本土奪還揚陸作戦や島嶼奪還作戦に投入するとされていた。」
なかなかの慧眼ではないか。
その後も、何度となく浮かんでは消えていったようだ。
旧日本軍を始めとして、多くの国では海上戦力を統括する海軍の系譜に連なっている。
フランス、ロシアなどは、むしろ、特殊な事例である。
イタリア、イスラエルなど、海軍と陸軍に上陸戦隊が存在する国もある。
わが国においては、敵地侵攻作戦を行うというよりも、侵攻された領土を奪還するという、やや消極的かつ、二次的戦闘を想定しているためか、陸自上がりの方が、やりやすいのかもしれない。
しかし、離島奪還は、大変だぞ!。
海上戦闘に勝利し、制海権を握らなければ兵力を送り込むことも困難だし、空挺部隊を投入したところで、軽火器だけの戦力では、犠牲が大きすぎる。
どっかの無人島ならいざ知らず、住民がいる有人島の場合には、艦砲射撃だって、出来るわきゃなかろう!?。
離島を占領することは、比較的簡単だとしても、占領した後は、敵軍は当然、そこを橋頭堡として固めてくるわけだから、短期間に戦力を集中して、一気に奪還するしかないのだが、そういったことに慣れていない自衛隊に、そんな芸当が果たして出来るのだろうか。
準備隊の30人の精鋭には、是非ともがんばっていただきたい!。
まあ、島酒でも呑んで、ゆるゆるやってみんべえ!。
潜水という道楽 ― 2013年10月12日 21:04
潜水という道楽
何度かお会いしたことがある石井さん。
イントラからテクニカル・ダイビング・センター・ジャパン(TDCJ)の看板を譲られて、メタリコン塗装のスチールタンクでのサイドマウントを追及している(という、もっぱらの噂・・・?)。
そのTDCJのコースを受講された方のブログを拝見した。
(サイドマウントでのダイビングのメリットとは?初めてのサイドマウント)
http://oceana.ne.jp/column/sidemount_20130430
素晴らしい体験をされたようで、何よりである。
楽しいからサイドマウント!、というノリも、健全でよろしい!。
「しかし、通常のファンダイビングを楽しむのに、そこまで流線型を追求する必要もなく、タンクも2本もいらず、これまでの器材で十分快適に潜れてしまっているという現状があります。」
水を差すようで恐縮だが(ダイビングネタだから、水を差すわけではない)、本当にこれまでの器材で十分快適に潜れてしまっているのだろうか。
「テックダイバーが、サイドマウントやリブリーザー、ダブルタンクを選択するのは、それが最も効果的、あるいは、目的達成のために必要であるからです。」
だが、レクリエーショナルダイバーが、ダブルタンク使ったり、リブリーザー使ったりして悪いわけがあるまい?。
その正しいスキルを身につければ、レクリエーショナルダイビングを、より安全に、幅広く、楽しく、余裕を持って、おまけに身体に優しく潜ることが出来るのではないか。
だいたい、リブリーザーを使って、3時間くらいレクリエーショナルダイビングを楽しむというのは、これからのスタンダードなスタイルになるかもしれない(相当強気な、希望的観測)。
ホリゾンタルスタイルは、カッコだけでなく、水底をかき回さず、珊瑚の上でホバリングしたり、バックキックをかまして、後退する時にも必須のテクニックである。
環境に優しく、南の海を楽しむには、必要なスキルである。
ダブルタンクを推奨する気はないが、リブリーザーが2台買えないビンボー人の浮沈子は、仕方がないのでラクスファーのステージボトルを抱えている。
やはり、リブリーザー1台では、安全を確保することはできない。
リブリーザー2台か、ステージボトルを携行するか。
そうやって、リダンダンシー(冗長性)を確保して、安全に潜るわけである(二重でだめなら、3重でも4重でも・・・!)。
もちろん、器材をただ増やせばいいというわけではなく、それを120パーセント使いこなしてなんぼである。
兵器と同じで、ハードウエアは、最後に来るわけだ。
運用思想があり、それを実現するための器材と実運用があるわけで、逆はない。
バックマウントで楽しくダイビングが出来てしまうという方は、ある意味で、その運用思想に縛られているわけだ。
いわく、最大水深40m。
いわく、無限圧潜水。
いわく、タンクは1本。
いわく、バディ潜水。
ダブルタンクは、一つの形に過ぎず、3本でも4本でも、イントラみたいに9本でもいいが、それとて、多ければいいというものではない。
ダイビングは、物理と生理に縛られている。
それを熟知して、運用思想を練り上げ、安全を確保して十全に楽しむことが出来れば、レクリエーショナルもテクニカルもないと思っている。
指導団体の教程のなかで、便宜的に分けられているだけで、その教程も徐々に変化しつつある。
もう、無限圧潜水などという、有り得ない用語は使わないようにすべきだ。
どんなダイビングも、減圧が必要である。
だいたい、ディープストップとか、安全停止は、減圧目的以外の何ものでもない。
大深度潜水に対するタブーは、この原則(全てのダイビングは、減圧ダイビングである)を前提にすれば、相対的なものになる。
40mなら良くて、41メートルならダメというのも、おかしな話だ。
まあ、全ての指導団体は、30mを最大深度として推奨しているが。
浮沈子は、可能であれば、30mを超えるダイビングでは、多少減圧時間が延びてもトライミックスを使用したい。
もちろん、CCRを使ってのことである(貴重なヘリウムですから)。
そして、潜水計画を立て、そのスケジュールによって、管理されたダイビングを楽しむわけだな。
それは、指導団体が決めたルールに従って潜るのではない。
物理と生理の法則に従って、自らが決めたルールに従って潜るということである。
自律したダイビング、それが、自由なダイビングなのである。
物理も生理も知らず、他人が決めたルールを盲目的に守って潜るというのも、確かにアリだ。
それを否定はしない。
しかし、浮沈子は、それを好まない。
イントラが21パーセントのナイトロックス(まあ、クウキですな)で潜る深度を、トライミックスCCRで潜る。
それが、楽しいのだ。
しかも、エキジット後の爽快感!(濃い目の酸素バーですな)。
推進時の抵抗少ないサイドマウント、イザという時のステージボトル(計画水深の何処でも吸えるディリュエントガス)による安全の重層化。
これをどんな潜水でも行うことが出来れば、レクリエーショナルもテクニカルもない、浮沈子オリジナルのダイビングになる。
一つのダイビングをデザインする楽しみ、そのデザインどおりに潜行する楽しみ、安全の範囲でバリエーションを付ける楽しみ(予備の潜水計画を、複数立てておきます)。
ダイビングの楽しみ方は、人それぞれでいい。
ただ、もう一歩踏み出せば、そこには、新たな楽しみと、本当の自由(安全確保の技術や知識、それを生かすための器材を確保した上での自己責任を伴うが)を得られるのだ。
生身の身体で、環境圧に耐えながら潜水する。
レジャーダイビングは、本当にヤバイ娯楽である。
レギュレーターを口から外して、3回位海水を吸い込めば、簡単に死ねる(良い子は、絶対にマネしないでね!)。
その、危険との渡り合いは、岩登りに繋がるかもしれない(浮沈子は高所恐怖症なので、絶対にやりません!)。
リスクと隣り合わせの緊張感と、エキジットして、そこから解き放たれた時の開放感。
まあ、水中の生き物とか、景色なんてのは、浮沈子にとってはオマケのようなものだ(ないほうがいいかも・・・)。
潜るということ自体を、娯楽として楽しんでいる。
楽して進みたいから、抵抗の少ないサイドマウントにして、CCRも改造した。
この改造も、まだ、道半ばである。
いい道楽を見つけたものだな。
何度かお会いしたことがある石井さん。
イントラからテクニカル・ダイビング・センター・ジャパン(TDCJ)の看板を譲られて、メタリコン塗装のスチールタンクでのサイドマウントを追及している(という、もっぱらの噂・・・?)。
そのTDCJのコースを受講された方のブログを拝見した。
(サイドマウントでのダイビングのメリットとは?初めてのサイドマウント)
http://oceana.ne.jp/column/sidemount_20130430
素晴らしい体験をされたようで、何よりである。
楽しいからサイドマウント!、というノリも、健全でよろしい!。
「しかし、通常のファンダイビングを楽しむのに、そこまで流線型を追求する必要もなく、タンクも2本もいらず、これまでの器材で十分快適に潜れてしまっているという現状があります。」
水を差すようで恐縮だが(ダイビングネタだから、水を差すわけではない)、本当にこれまでの器材で十分快適に潜れてしまっているのだろうか。
「テックダイバーが、サイドマウントやリブリーザー、ダブルタンクを選択するのは、それが最も効果的、あるいは、目的達成のために必要であるからです。」
だが、レクリエーショナルダイバーが、ダブルタンク使ったり、リブリーザー使ったりして悪いわけがあるまい?。
その正しいスキルを身につければ、レクリエーショナルダイビングを、より安全に、幅広く、楽しく、余裕を持って、おまけに身体に優しく潜ることが出来るのではないか。
だいたい、リブリーザーを使って、3時間くらいレクリエーショナルダイビングを楽しむというのは、これからのスタンダードなスタイルになるかもしれない(相当強気な、希望的観測)。
ホリゾンタルスタイルは、カッコだけでなく、水底をかき回さず、珊瑚の上でホバリングしたり、バックキックをかまして、後退する時にも必須のテクニックである。
環境に優しく、南の海を楽しむには、必要なスキルである。
ダブルタンクを推奨する気はないが、リブリーザーが2台買えないビンボー人の浮沈子は、仕方がないのでラクスファーのステージボトルを抱えている。
やはり、リブリーザー1台では、安全を確保することはできない。
リブリーザー2台か、ステージボトルを携行するか。
そうやって、リダンダンシー(冗長性)を確保して、安全に潜るわけである(二重でだめなら、3重でも4重でも・・・!)。
もちろん、器材をただ増やせばいいというわけではなく、それを120パーセント使いこなしてなんぼである。
兵器と同じで、ハードウエアは、最後に来るわけだ。
運用思想があり、それを実現するための器材と実運用があるわけで、逆はない。
バックマウントで楽しくダイビングが出来てしまうという方は、ある意味で、その運用思想に縛られているわけだ。
いわく、最大水深40m。
いわく、無限圧潜水。
いわく、タンクは1本。
いわく、バディ潜水。
ダブルタンクは、一つの形に過ぎず、3本でも4本でも、イントラみたいに9本でもいいが、それとて、多ければいいというものではない。
ダイビングは、物理と生理に縛られている。
それを熟知して、運用思想を練り上げ、安全を確保して十全に楽しむことが出来れば、レクリエーショナルもテクニカルもないと思っている。
指導団体の教程のなかで、便宜的に分けられているだけで、その教程も徐々に変化しつつある。
もう、無限圧潜水などという、有り得ない用語は使わないようにすべきだ。
どんなダイビングも、減圧が必要である。
だいたい、ディープストップとか、安全停止は、減圧目的以外の何ものでもない。
大深度潜水に対するタブーは、この原則(全てのダイビングは、減圧ダイビングである)を前提にすれば、相対的なものになる。
40mなら良くて、41メートルならダメというのも、おかしな話だ。
まあ、全ての指導団体は、30mを最大深度として推奨しているが。
浮沈子は、可能であれば、30mを超えるダイビングでは、多少減圧時間が延びてもトライミックスを使用したい。
もちろん、CCRを使ってのことである(貴重なヘリウムですから)。
そして、潜水計画を立て、そのスケジュールによって、管理されたダイビングを楽しむわけだな。
それは、指導団体が決めたルールに従って潜るのではない。
物理と生理の法則に従って、自らが決めたルールに従って潜るということである。
自律したダイビング、それが、自由なダイビングなのである。
物理も生理も知らず、他人が決めたルールを盲目的に守って潜るというのも、確かにアリだ。
それを否定はしない。
しかし、浮沈子は、それを好まない。
イントラが21パーセントのナイトロックス(まあ、クウキですな)で潜る深度を、トライミックスCCRで潜る。
それが、楽しいのだ。
しかも、エキジット後の爽快感!(濃い目の酸素バーですな)。
推進時の抵抗少ないサイドマウント、イザという時のステージボトル(計画水深の何処でも吸えるディリュエントガス)による安全の重層化。
これをどんな潜水でも行うことが出来れば、レクリエーショナルもテクニカルもない、浮沈子オリジナルのダイビングになる。
一つのダイビングをデザインする楽しみ、そのデザインどおりに潜行する楽しみ、安全の範囲でバリエーションを付ける楽しみ(予備の潜水計画を、複数立てておきます)。
ダイビングの楽しみ方は、人それぞれでいい。
ただ、もう一歩踏み出せば、そこには、新たな楽しみと、本当の自由(安全確保の技術や知識、それを生かすための器材を確保した上での自己責任を伴うが)を得られるのだ。
生身の身体で、環境圧に耐えながら潜水する。
レジャーダイビングは、本当にヤバイ娯楽である。
レギュレーターを口から外して、3回位海水を吸い込めば、簡単に死ねる(良い子は、絶対にマネしないでね!)。
その、危険との渡り合いは、岩登りに繋がるかもしれない(浮沈子は高所恐怖症なので、絶対にやりません!)。
リスクと隣り合わせの緊張感と、エキジットして、そこから解き放たれた時の開放感。
まあ、水中の生き物とか、景色なんてのは、浮沈子にとってはオマケのようなものだ(ないほうがいいかも・・・)。
潜るということ自体を、娯楽として楽しんでいる。
楽して進みたいから、抵抗の少ないサイドマウントにして、CCRも改造した。
この改造も、まだ、道半ばである。
いい道楽を見つけたものだな。
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