🐱カイロス:明日秒読み2024年03月09日 07:26

カイロス:明日秒読み


(ロケットあす打ち上げ 成功すれば民間企業単独で国内初 和歌山)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240308/k10014383671000.html

「東京のベンチャー企業「スペースワン」が開発した固体燃料式の小型ロケット「カイロス」の初号機」

「9日午前11時すぎに、この企業が和歌山県串本町に整備したロケット発射場「スペースポート紀伊」から」

国産ロケットに全く興味がわかない浮沈子は、さっき初めて知った(打ち上げ12時間前!)。

IHIが、SSー520で衛星投入を狙っていたころから、開発を進めていたんだろう(未確認)。

(SS-520ロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/SS-520%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88

「2018年に3段目を追加して人工衛星を軌道に投入する実験に成功」

カイロスは、スペックを見る限り、かなり本格的な小型の衛星打ち上げロケットだ。

(諸元)
https://www.space-one.co.jp/vehicle/

・基本構成:固体燃料3段式+液体推進系キックステージ(PBS)
・高さ:約18m
・全備重量:約23トン
・直径(代表径):
・・代表径:1.35m
・・フェアリング径:1.5m
・人工衛星打上げ能力:
・・太陽同期軌道(SSO):150kg(軌道傾斜角 97 度,高度 500km)
・・地球低軌道(LEO):250kg(軌道傾斜角 33 度,高度 500km)

今や、飛ぶ鳥を落とす勢い(ついでに、自分も落ちちゃったりしますけど)のスペースXが、20年前に打ち上げたロケットであるファルコン1のスペックを掲げる。

(ファルコン1)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B31

・全高:21.3 m
・直径:1.7 m
・質量:38,555 kg
・段数:2
・ペイロード:
・・LEO:670 kg
・・SSO:430 kg

片や液体ロケット、此方固体ロケット+軌道投入段(液体ロケット)だから、単純な比較はできないし、ペイロード重量は2~3倍違うが、桁違いという程のことではない。

直径で35cm、3.3mの違いだ。

20年後、IHIがスターシップを飛ばし、キヤノン電子がスターリンクを低軌道上に展開していてもおかしくはない(そうなのかあ?)。

「2030年代には年間30回ロケットを打ち上げる計画」(NHK:以下同じ)

まだ、10年経つか経たないかだからな。

温かく見守ることにしよう。

「投入されるのは「短期打上型小型衛星」と呼ばれる内閣衛星情報センターの重さ100キロほどの小型衛星です。」

「衛星の開発費はおよそ11億円で、打ち上げ費用としておよそ10億円を企業に支払う予定」

やっぱ気になるのは、打ち上げコストだよなあ・・・。

(SMALLSATライドシェア プログラム)
https://www.spacex.com/rideshare/

価格は、改訂される可能性もあるけど2024年3月8日現在、「SSO までの 50kg で 300,000 ドル、追加質量は 6,000/kg 」と掲載されている。

100kgの衛星だと60万ドル、1ドル150円(本日は147円台)として、ざっと9千万円で上がる。

日通に頼んで、フロリダまで運んでもらう費用の方が高いんじゃないかと思うような値段で上げてもらえる(10分の1以下!:日通の運賃は未確認)。

打ち上げ頻度も、現在は4か月に1度とされている。

「SSO ミッションは約 4 か月ごとに行われます。」

今回の衛星は、情報収集衛星のバックアップとしての機能確認が目的だから、特に日程の制約はないだろう。

「去年世界で成功したロケットの打ち上げは、過去最高の212回」

「アメリカが半数以上の108回を占め、そのうちのおよそ9割はイーロン・マスク氏がCEOを務める宇宙開発企業「スペースX」」

ちなみに、我が国はゼロだった。

まあいい。

そのうち、指数関数的に打ち上げ回数を伸ばして、2030年代終わりくらいには、スペースワンだって、年間1000回くらいになっているに違いない。

「低いコストで宇宙へ運ぶ「宅配便」のような輸送サービスを提供」

使い捨てロケットをいつまで続けるかは知らない。

1980年代、米国はスペースシャトルの固体燃料ブースター(SRB)を回収して再使用してたからな。

コンポジットのケースが、水に漬かって再使用できるかどうかは知らない。

が、打ち上げ頻度を上げて、ビジネスチャンスを広げたり、量産効果でコスト削減を狙うなら、何らかの形での再使用を模索することになるだろう。

10倍の値段を払うからには、説明責任を果たさないとな。

特殊なタイミングで特殊な軌道に入れないとミッションが達成できないなどだ。

もちろん、スターシップがライドシェアに参入すれば、更に2桁ほど価格が下がるだろう。

勝負にはならない。

そのテスト飛行は、来週予定されている。

浮沈子的関心は、99.8パーセント、そっちに行ってるからな。

国内はテキトーにしか見てなかった。

キヤノン電子は、ここで頑張って、偵察衛星の需要を取り込みたいところだ。

何機も編隊で打ち上げて、観測頻度を高めることで差別化を図る。

そこで何かを見つけることが出来れば、三菱電機の本命の偵察衛星で探ればいいのだ。

ハイローミックスだな。

打ち上げが成功すればいいな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(【会見中】民間企業の小型ロケット打ち上げ延期 和歌山 串本町)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240309/k10014384401000.html

「直前になって企業は打ち上げを延期すると発表」

「延期の詳しい理由については明らかになっておらず、企業は新しい日程は決まり次第、発表する」

うーん、残念・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(【更新】スペースワン、「カイロス」初号機打ち上げを実施 発射直後に爆発)
https://sorae.info/ssn/20240313-kairos.html

「カイロス初号機は3月9日に予定されていた打ち上げが一旦延期された後、日本時間2024年3月13日11時1分にスペースポートから発射されましたが、発射数秒後に爆発してロケットとペイロードは失われた」

「「打上げ実施(リフトオフ)」に相当する「ステップ1」に到達。しかし、「第1段ミッション完了(1段分離・2段点火)」に相当する「ステップ2」の段階で飛行中断措置が行われたということです。」

原因については、まだ分かっていないようだ。

残念だが、自壊に期待というところだな・・・。

🐱Puter:エディター2024年03月09日 13:41

Puter:エディター
Puter:エディター


ブラウザーから使える仮想デスクトップ環境としてのPuter(ピューター)を弄り始めている。

粗削りで、アプリの動作も安定しているとは言えないんだが、速度の点での不満はない。

デスクトップの背景を入れ替えてみたり、動画を再生してみたりする。

背景では、GIF動画が再生可能だ。

動画はミニマムな機能の動画プレイヤーが動いて、ふつーの再生が出来る感じだ(<以下追加>参照)。

小技は何もない。

PDFファイルの表示も可能だが、あまり詳しくは見ていない。

一番使いたい日本語エディターだが、標準で付いているNotepadを使って書いている。

背景を黒にして、文字を灰色にして打っていたんだが、カーソルが黒のままなので見えなくなってしまう。

やれやれ・・・。

で、背景色を少し薄くして、黒いカーソルが見えるようにしている。

ワードラップにすると、右端で折り返すようにできるのでふつーのエディターとして使えるが、変換の時に二重に表示されたりしてパニクることがあるが、慣れの問題だな。

文字の大きさとかは、ズームインして拡大する。

この辺りのカスタマイズの癖を調整することが出来れば、まあ、使えないことなない感じだ。

ちなみに、ミニマップの表示は、チェックを外していても再起動の際に出てしまうので、もう一度チェックオン、オフしてその都度消している。

ブラウザーベースということもあるが、ローカルの資源との受け渡しのツボも分かってきた。

基本は、仮想デスクトップ上での作業になるけど、クリップボードにコピーしてローカルのファイル上にペーストする作業はシームレスに可能だ。

もちろん、ファイルとかではできない。

ダウンロードすることになる。

画像は、お絵かきソフト(Draw)で描いたものだが、仮想デスクトップ上からダウンロードした。

今日のこのブログは、仮想デスクトップ上のエディターで書いていて、まあまあストレスなく打ち込むことが出来ている。

もちろん、普段使っているライトボックスのような快適さはないけど、発狂しそうになることもない。

仮想デスクトップは、同じアカウントで複数立ち上げることが出来て、それぞれの環境でアプリを動作させることが可能だ。

タイマーアプリをダウンロードして、別々に起動したが、ちゃんと異なるタイムを刻んだ。

ストレージ(500メガバイト)とかは、アカウントで管理されていて、2倍になったりはしない(当然でしょうな・・・)。

クロームブラウザーのタブとして扱えるので、他のホームページを参照しながらの作業にも支障はない。

(Puter:デスクトップ環境)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2024/03/07/9665636

こうして、引用ページを貼りつけたりすることも、クリップボード経由でストレスなく可能だ。

使えるエディターといえよう。

が、まあ、ライトボックスを置き換えるということはない。

気分転換で、他のエディターを使いたくなった時に選択することはあるかも知れない。

もちろん、仮想デスクトップだから、どの端末から入ることも可能だ。

<ここからは別の端末から入って書いています>ーーーーーーーーーー

クロームデスクトップ経由で、ウイン11が入っているエイサーのA315経由で入っている。

さすがに、タイムラグを感じるし、この環境でブログを書く気にはならない。

(無料で使えるオープンソースのデスクトップ環境「Puter」レビュー)
https://gigazine.net/news/20240307-puter/

X220(ファイアーフォックス)
→クロームリモートデスクトップ
→A315(クロームブラウザー)
→Puter仮想デスクトップ
→Notepad(エディターアプリ)

うーん、さすがに遅い。

しかし、ここからクリップボードにコピーしたテキストは、問題なくローカルにペーストできる。

テキストファイル(画像ファイル)を同じ手順で持ってこようとしても、ペーストできない。

技術的なことは分からないけど、とにかくそういうことになっているらしい。

まあいい。

<ここからは、元のX220の環境で>ーーーーーーーーーー

余談だが、ウインドウズ上のコピペについての記事も見つけた。

(Windowsでコピペできるデータの最大サイズとは?)
https://gigazine.net/news/20220610-windows-clipboard-maximum-size/

「Windowsではクリップボードに格納可能なデータの最大容量を設定しておらず、格納可能データ容量は使用可能なメモリ容量に依存しています」

「Windowsで動作するアプリケーションがクリップボードにデータを格納する方法は2種類あります。1つはクリップボードに直接データを格納する方法で、もう1つがクリップボードにはデータを格納せず「クリップボードが呼び出される際にアプリケーションにデータの出力を要求する」という指令を与える方法です。」

クリップボードについては、マイクロソフトのリファレンスを読んだんだが、技術的過ぎて浮沈子にはよく分からない。

いずれにしても、テキストならダイレクトにコピペしてリモートデスクトップの2重入れ子状態でも、シームレスに持ってこられることが分かった。

ファイルは、アップロードやダウンロードになる(もちろん転送可能)。

作業環境として、特段のメリットがあるわけではない。

ここでしか使えないアプリとか、そういうのがあれば別だけどな。

今のところ、プラットフォームとしてのウインドウズ環境は無敵だ。

その上で動いているクロームブラウザーから出ることはほとんどない。

さて、そろそろ元の環境にコピペして、ブログに上げることにすっかな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

動画は、どうやらクロームブラウザーの機能をそのまま使っている感じだ。

🐱ロシア降伏不可避?:核戦争2024年03月09日 22:29

ロシア降伏不可避?:核戦争


(自爆型無人機を使用したウクライナ軍の大規模攻撃、修理中のA-50が狙いか)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/large-scale-attack-by-ukrainian-military-using-suicide-drones-aimed-at-a-50s-under-repair/

「計47機の無人機を連邦領上空で撃墜した」「我が軍の防空システムがクルスク州上空で2機、ベルゴロド州で1機、ヴォルゴグラード州上空で3機、ロストフ州上空で41機を撃墜した」(ロシア国防省)

「タガンログ上空に多数の無人機が飛行している」「無人機による攻撃は1時間以上も続いた」と、ロストフ州知事も「この攻撃は大規模なものだった」(最も多くの無人機が飛来したロストフ州の住民ら)

「無人機のエンジン音」「対空兵器の射撃音」「着弾を示唆する大きな爆発音」「地上で発生した爆発」(Telegram上に登場した映像)

「以前のドローン攻撃で損傷したA-50を修理しているベリエフ工場が狙われた」(ロシア人ら)

「「ウクライナの自爆型無人機生産が軌道に乗っている」と示唆しており、この点だけでも注目に値する。」(ブログ管理人)

A-50が修理されているというロストフ州タガンログにあるベリエフ工場が狙われたという見方が広がっているらしい。

ウクライナから目と鼻の先だ。

んなところで修理してる方が問題な気がするんだがな。

ウクライナは、飛び道具で「点の勝利」を拡大しようとしている。

黒海艦隊の殲滅、ロシア空軍の崩壊、ロシア陸軍の装甲車両の消滅を狙っている。

ロシアを屈服させ、未来永劫ウクライナを侵略させないようにするためには、ロシア軍をこれでもかと痛めつけなければならない。

ロシア軍の兵士の殺傷も同じだ。

この国(ウクライナ)を侵略しようとすれば大変なことになるという経験を、腹の底から味わわせない限り、ロシアは何度でも侵略を繰り返すだろう。

まだまだ足りないな。

西側は、長期の支援を約束している。

欧州の主要国は、ウクライナと更新可能な10年に渡る安全保障を確約した。

米国の支援が仮に途絶えたとしても、欧州が徹底して支援を続ける限り、ロシアの攻撃がどれほど続こうが、ウクライナは凌ぎきることが出来るだろう。

(リトアニア“ロシア 侵攻の一方 NATOと対立にらみ軍再編も”)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240309/k10014384301000.html


「ウクライナ侵攻を続けるロシアについて、短期的には、ルハンシク州やドネツク州など東部と南部の4つの州で支配地域を拡大することを目標とし、長期的には、ウクライナの非軍事化を含む当初の計画をあきらめていない」

「2年にわたって戦争を継続するための能力を有している」

「軍需産業への大規模な投資や経済制裁の回避などで予測よりも好調な経済状況」

それを支えているのは、西側からの「制裁逃れ」の物品の流入だ。

「ロシアの対外情報庁など3つの情報機関が関与し、制裁の対象となっている機器や部品を第三国を経由して欧米側から調達」

ロシアの息の根を止めるためには、これら制裁逃れを防がなければならない。

更には、インド、中国からの支援を削減させ、ロシア経済を干上がらせるしかない。

ロシアも人口減少に苦しんでいる。

長期的には、滅亡への道を歩んでいる(そうなのかあ?)。

ウクライナが、あと2年持ち堪えることが出来れば、欧州の砲弾の生産も軌道に乗り、ロシアの経戦能力にも陰りが見え始めるだろう。

「ロシアは、ウクライナ侵攻を続ける一方でバルト海周辺でNATO=北大西洋条約機構との対立が長期に及ぶことをにらみ、軍の再編など準備を進めている」

国境を接する東欧諸国は、むしろロシアに対して軍事圧力をかけ続ける必要がある。

ロシアとの戦闘の可能性はエスカレートしていくだろうが、ここで怯んでは敵の思うつぼだ。

やっぱ、本命はスバルキギャップだな。

モルドバ(沿ドニエストル共和国)はブラフだ。

黒海の制海権を失ったロシアに、ウクライナ南部を攻略する力は残っていない。

航空支援を失ったロシア軍は、今後二度と大規模な地上作戦を展開することができないだろう。

豊富な砲弾と肉弾戦で仕掛けてくるしか能がない(そうなのかあ?)。

この戦争は、米国が始めた。

しかし、支援疲れと国内回帰で撤退し、欧州にその責任が回ってきた。

ウクライナを支え続けることは、欧州の義務だろう。

熱狂はいらない。

冷静に、狡猾に、大胆に、ロシアを追い詰めていけばいいのだ。

欧州にとって、最大の危機はウクライナが抗戦意欲を失うことかもしれない。

ロシアの侵略に耐えかねて、一時的にせよ停戦や休戦を行うことは、ロシアの軍事力の回復を促し、更なる侵略を許すことにつながる。

絶え間のない攻撃を続け、この国を思い通りにすることが決してできないことを知らしめる必要がある。

米国の支援を失った今こそ、むしろ抗戦意欲を見せつける必要がある。

米国の代理戦争などではないことが分かれば、ロシアも考えを変えるかも知れない。

ロシア降伏不可避?。

それは、偏に欧州の決断に掛かっている。

ベトナム戦争では、ベトナム側に100万人の犠牲者を出したと言われている(詳細未確認)。

先日の発表によれば、ウクライナの死者は3万人余りといわれている。

ウクライナの経戦能力に問題はない。

ベトナムは、アットーテキ軍事力を展開した米国に勝利したじゃないの・・・。

米国は、ベトナムを二度と攻撃しようとはしないだろう。

もちろん、当時の米国と現在のロシアは異なる。

たった5万人の死者で引き下がったチキンな米国と、18万人といわれる戦死者を出しながら、攻撃を続けるロシアを同一視することはできない。

だが、勝利の方程式が描けないわけではないのだ。

ロシアは、時間を味方に付けたと言われている。

しかし、間違いなく、ウクライナは欧州を味方に付けている。

西側は、自由で民主的な社会だ。

多くの国々があり、合意形成には時間が掛かるが、一度合意に達すれば、民意に支えられた決断の強さは独裁や専制に勝る。

欧州の団結、そこから生まれる決断と支援。

その効果が表れるまで、ウクライナが持つかどうかが最大の問題だ。

あと2年はかかるだろうが、ロシアの経戦能力もそこまでだろう。

長期の経済的なダメージが蓄積し、「制裁逃れ」の穴も塞がれ、にっちもさっちもいかなくなる。

しかし、ロシアは核大国だ。

冷戦の時も、ソ連崩壊後も、そのことは変わらない。

しかも、ロシアの核兵器は使用することを前提に、開発配備されている。

その恫喝は、決して褒められたものではないけれど、無視することはできない。

欧州はじめ、西側の決意が試されている。

つまりだな、核攻撃を受けてもやむを得ないという覚悟が必要だということなわけだ。

マクロンの不規則発言がもたらした混乱と、それに続いているロシアの核の恫喝の真の意味はそこにある。

(ロシア高官「核戦争寸前に」、仏大統領のウクライナ派兵発言批判)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/CCMVJDD3EFMMBP7T7K6YB5ZXNE-2024-03-06/

「今回は仏大統領がそれに当たるが、欧州指導者の無責任さが浮き彫りになった」(ロシアのナルイシキン対外情報局長官)

「こうした発言は極めて危険で、既にわれわれを核戦争寸前まで追いつめている」(同上)

マクロンは、パリに核ミサイルが落とされる覚悟で発言している。

米国はじめ、欧州の主だった国々は、総スカンを食らわせたが、発言の撤回はない。

核戦争も辞さない決意を見せつけることが、それだけが、戦闘国家ロシアを踏み留まらせる。

欧州が火の海になり、億単位の市民の犠牲者が出ようと、一歩も引かない決意が必要だ。

チキンな米国に、その覚悟はない。

ウクライナが窮地に陥れば、欧州は援軍を送るだろう。

そうしなければ、ロシアを食い止めることはできない。

また、核による威嚇を克服することも不可能になる。

東欧諸国が軍事衝突を恐れずに国境での圧力をかけ続け、西欧諸国がウクライナに派兵してロシアの侵略と直接対峙することが最終的には欧州の利益につながる。

リスキーな選択であることは間違いないが、虎穴に入らずんば虎子を得ず。

黙って見ていれば、ロシアは大西洋が見える丘に国旗を掲げる。

欧州は、既に参戦している。

対決を避ける選択肢は残っていない。

どの道、ウクライナが勝利して、NATO加盟が実現すれば、ロシアとの直接対峙が実現することになるわけだからな。

欧州は腹を括って、核戦争に臨むべきだ(そんなあ!)。

わが国は、ショボい原爆2発だけ落とされて、無条件降伏した。

ひょっとしたら、大失敗だったかも知れない(そうなのかあ?)。

欧州大戦争を避けようとして、ロシアに譲歩してはならない。

国土を失い、再び取り戻したダイナミックな歴史を持つフランスだけが、そのことを分かっている。

核戦争は決まりだな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(仏大統領、ウクライナ巡り同盟国の「弱腰」不適切と指摘)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/QPOA6CZD65KG3LEBIG4NDCFZRI-2024-03-06/

「マクロン氏はチェコの首都プラハで、自身の発言は変えないとし、「戦略的飛躍」が必要だと訴えた。」

「歴史に鑑みて、いま必要とされる勇気を発揮すべき」

核戦争に耐えることになれば、相当の「勇気」が必要だろう・・・。

「チェコが先月発表した、ウクライナに送る砲弾・弾薬を第三国から迅速に購入する資金の提供計画を支持する考えを強調」

えっ?、砲弾の購入だけかあ?。

それって、「戦略的飛躍」なんだろうか。

歴史を踏まえた「勇気」とも思えない。

ウクライナ派兵=ロシアの核攻撃だからな。

どうしてそういうことになるかは、ロシアがウクライナを国内問題として見ているからに他ならない。

もちろん、べらぼーな話だし、断じて認めるわけにはいかないが、そういう認識なんだから仕方ない。

ウクライナ国内に派兵されれば、ロシアは自国内への派兵と見做すわけだ。

パリもプラハも火の海だな。

チェコは、もちろん、ウクライナ派兵には反対を表明している。

(チェコ外相、中国の台頭「最大の挑戦」 ウクライナ派兵「考えず」)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024030101207&g=int#goog_rewarded

「外交・軍事などあらゆる支援を考えているが、こういう形(派兵)は考えていない」(チェコのリパフスキー外相)

だが、同時にこうも表明している。

「われわれの戦争でもある。ウクライナの破壊を許しロシアが罰を受けないなら、他の略奪者も同じことをするだろう」

ウクライナが破壊され尽くし、欧州へと危機が及べばNATO第5条が発動されるからな。

いやおうもなく、こういう形(派兵)にならざるを得なくなる。

プラハは、冷戦期、「プラハの春」の舞台にもなった街だ。

(プラハの春)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%81%AE%E6%98%A5

「1968年のチェコスロヴァキアで、アレクサンデル・ドゥプチェクの下で行われた短期間の経済的・政治的自由化、民主化のことを指す」

「同年8月20日にソ連がワルシャワ条約機構軍を率いてチェコスロヴァキアに侵攻したことで終了した」

「2006年にチェコを訪問したウラジーミル・プーチンは、「率直に申し上げるなら、ソ連は現在のロシアとは何の関係も無い」とした一方で、「チェコスロヴァキアへの侵略に対するロシアの道義的責任はあります」と述べた」

うーん、プーチンと「道義的責任」とが、どうも結びつかない気がするのは、浮沈子だけかあ?。

まあいい。

プラハの春を主導したアレクサンデル・ドゥプチェクは、後に1989年のビロード革命にも深くかかわることになる。

1992年、交通事故により死亡したが、雨天時の速度超過によるもので、陰謀ではないとされているようだ。

その後、チェコ共和国は1993年に、スロバキア共和国と平和的に分離(ビロード離婚)して今日に至っている。

浮沈子的には、宇宙関連で参照することが多い「イーロンX」のページがチェコにある。

(NOVINKY O PROJEKTECH ELONA MUSKA:イーロン・マスクのプロジェクトに関するニュース)
https://www.elonx.cz/

浮沈子は、世界で最も複雑といわれるチェコ語は1ミリもできないので、100パーセント自動翻訳で読んでいる。

野生のエルザの著者であるジョイ・アダムソンはチェコ人。

フランツ・カフカ 、クルト・ゲーデル、マデレーン・オルブライト、オスカー・シンドラー、ベドルジハ・スメタナ、カレル・チャペク、アントニン・ドヴォルザーク 、マルチナ・ナブラチロワ、エドムント・フッサール、ジークムント・フロイト、フェルディナント・ポルシェ、フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェ、フェルディナント・ピエヒ 、エルンスト・マッハ、グスタフ・マーラー、ハナ・マンドリコワ、グレゴール・ヨハン・メンデル、レオシュ・ヤナーチェク、ライナー・マリア・リルケ、イヴァン・レンドル・・・。

聞いたことある名前だけ拾った。

欧州は、パリとルマンしか行ったことないからな。

火の海になる前に、もう一度行きたい気もする・・・。