🐱網膜光凝固術:左経過良好 ― 2024年05月22日 14:45
網膜光凝固術:左経過良好
2週間前に3回目の目玉焼き(網膜光凝固術)をした左目。
本日、午前中に受診して経過を評価してもらったところ、良好とのこと。
視力も1.0は確保されていて(通常、1.0から1.2で推移)、懸念されていた副作用は今のところ観察されていない(視野検査とかは、今回はやっていません)。
ちなみに、右目の視力は1.2(いつもと同じ)。
右目をどうするかは今後の検討となるが、糖尿病黄斑浮腫の経過次第ということもある(点眼治療中)。
で、先生、黄斑浮腫はどーなんですかあ?。
「多少、良くなっています。」
つーことはあれかあ?、右目も目玉焼きなのかあ?。
「網膜の血管からの出血の程度は軽微なので、1か月程度経過を見たいと思います。」
1か月間の執行猶予が出たということなわけだ(そうなのかあ?)。
緑内障の治療の効果も聞いてみる。
眼圧は左16、右17(機械測定のみ)。
まあまあかな(20以下は正常とされているようです:もっと低い方がいいという説も・・・)。
人工眼内レンズに交換し、毎日点眼しているんだから、もう、一桁位に下がってもいいような気もするんだが、死ぬまで付き合う病気だから、焦らず、気長に養生するしかない。
左目の治療経過が良かったこと、右目の黄斑浮腫の改善がみられたことで、少し気が軽くなった。
左目に、さらに長期の経過観察が必要なのかは聞かなかった。
新生血管が出来るのを抑止するための治療だから、継続的な観察が必要なことは確かだし(完全に抑止できるわけでもないようです)、治療のためとは言いながら、生身の網膜を傷つけているわけだから、予後の観察は必須だ。
診察前に、眼圧測定、視力検査、散瞳薬を点眼後、両眼の断層撮影、網膜の写真を撮っている。
結構疲れた。
帰ってきてから、ほっとしたこともあり、張りつめていた気が抜けてしまう。
散瞳薬を入れているので、視界がギラギラするし、視力も落ちているので、自転車をこいでいくことは出来ない(と言いながら、眼科の治療は自転車通い:ご内密に!)。
それをいいことに、フィットネスはサボリ。
つーか、先週金曜日からサボりっぱなし。
体重は70kgを超え、リバウンドが止まらない。
動き出すと、3kg~4kgは落ちるんだが、体水分量だけの話なので、あっという間に元に戻る。
基本的に、糖尿病の管理を徹底しない限り、眼科の治療は二次的な対症療法に留まってしまう。
それでなくても、ある程度進行してしまうと、眼病は糖尿病と関係なく進行し出す。
止まらなくなる。
今、ここで手を抜くわけにはいかない。
明日からは、真面目に運動しよう。
今日は、爆食爆睡・・・。
2週間前に3回目の目玉焼き(網膜光凝固術)をした左目。
本日、午前中に受診して経過を評価してもらったところ、良好とのこと。
視力も1.0は確保されていて(通常、1.0から1.2で推移)、懸念されていた副作用は今のところ観察されていない(視野検査とかは、今回はやっていません)。
ちなみに、右目の視力は1.2(いつもと同じ)。
右目をどうするかは今後の検討となるが、糖尿病黄斑浮腫の経過次第ということもある(点眼治療中)。
で、先生、黄斑浮腫はどーなんですかあ?。
「多少、良くなっています。」
つーことはあれかあ?、右目も目玉焼きなのかあ?。
「網膜の血管からの出血の程度は軽微なので、1か月程度経過を見たいと思います。」
1か月間の執行猶予が出たということなわけだ(そうなのかあ?)。
緑内障の治療の効果も聞いてみる。
眼圧は左16、右17(機械測定のみ)。
まあまあかな(20以下は正常とされているようです:もっと低い方がいいという説も・・・)。
人工眼内レンズに交換し、毎日点眼しているんだから、もう、一桁位に下がってもいいような気もするんだが、死ぬまで付き合う病気だから、焦らず、気長に養生するしかない。
左目の治療経過が良かったこと、右目の黄斑浮腫の改善がみられたことで、少し気が軽くなった。
左目に、さらに長期の経過観察が必要なのかは聞かなかった。
新生血管が出来るのを抑止するための治療だから、継続的な観察が必要なことは確かだし(完全に抑止できるわけでもないようです)、治療のためとは言いながら、生身の網膜を傷つけているわけだから、予後の観察は必須だ。
診察前に、眼圧測定、視力検査、散瞳薬を点眼後、両眼の断層撮影、網膜の写真を撮っている。
結構疲れた。
帰ってきてから、ほっとしたこともあり、張りつめていた気が抜けてしまう。
散瞳薬を入れているので、視界がギラギラするし、視力も落ちているので、自転車をこいでいくことは出来ない(と言いながら、眼科の治療は自転車通い:ご内密に!)。
それをいいことに、フィットネスはサボリ。
つーか、先週金曜日からサボりっぱなし。
体重は70kgを超え、リバウンドが止まらない。
動き出すと、3kg~4kgは落ちるんだが、体水分量だけの話なので、あっという間に元に戻る。
基本的に、糖尿病の管理を徹底しない限り、眼科の治療は二次的な対症療法に留まってしまう。
それでなくても、ある程度進行してしまうと、眼病は糖尿病と関係なく進行し出す。
止まらなくなる。
今、ここで手を抜くわけにはいかない。
明日からは、真面目に運動しよう。
今日は、爆食爆睡・・・。
🚀スターライナー:無期延期 ― 2024年05月22日 18:34
スターライナー:無期延期
(ヘリウム漏れの分析が続いているため、土曜日のボーイング・スターライナーの打ち上げは除外される)
https://spaceflightnow.com/2024/05/22/boeing-starliner-launch-saturday-ruled-out-as-helium-leak-analysis-continues/
「新たな打ち上げ目標は発表されなかった。」
「チームは2日連続で会議を行い、飛行の理論的根拠、システムのパフォーマンス、冗長性を評価してきた」
「スターライナーが宇宙ステーションの軌道に合致する能力に基づくと、土曜と日曜以降の近い将来の打ち上げ機会は、5月28日、6月1日と2日、6月5日と6日となる。」
「エンジニアは漏れが検出されたフランジの周りのボルトを締め、ラインに圧力をかけ、漏れがまだ存在するかどうかを判断するためのテストを実行しました。」
「その後テストで漏れがまだ存在することが判明した」
「現在、飛行は無期限に停止されており、進行中の分析の結果が保留されている。」
歯にものが挟まったような記事だが、スティーブンクラークは、もっとはっきり書いている。
(ボーイングのスターライナーカプセルの最初の有人打ち上げは無期限に保留される)
https://arstechnica.com/space/2024/05/the-first-crew-launch-of-boeings-starliner-capsule-is-on-hold-indefinitely/
「関係者らによると、漏洩を十分に理解し、飛行中に漏洩がこれ以上大きくならないという確信を持って宇宙船を「現状のまま」飛行させることから、宇宙船からカプセルを取り出すことまで多岐にわたるという。」
「アトラス V ロケットを取り外し、修理のために格納庫に戻します。」
おっと、ドナドナも検討されているわけだ。
「理論的には、前者の選択肢であれば、早ければ来週にも打ち上げの試みが許可される可能性がある。後者の選択肢では、少なくとも夏の終わりまで打ち上げが遅れる可能性がある。」
「宇宙船の推進システムは、不活性ガスであるヘリウムを使用して加圧されています。スラスターは有毒なヒドラジンと四酸化窒素推進剤の混合物を燃焼させます。ヘリウムは可燃性ではないため、地上では少量の漏れが重大な安全上の問題になる可能性は低いです。ただし、システムには、内部の貯蔵タンクからスターライナーのスラスターに推進剤を送り込むのに十分なヘリウム ガスが必要です。」
「NASAは先週の声明で、ヘリウム漏れは「安定している」と述べ、悪化しなければスターライナーのミッションに危険を及ぼすことはないと述べた。」
それなら、予定通り飛ばしてもよさそうなもんだがな。
「ボーイングの広報担当者はヘリウム漏れ率に関する詳細をアルスに提供することを拒否した。」
浮沈子は、絶対裏があると睨んでいる。
スラスターのヘリウムリークで、こんな状況になるとは思えない。
遅れが続けば、スターライナーは今年の夏を棒に振ることになる。
「ASAとボーイングが長期にわたる修理を必要とせずにヘリウム漏れの懸念を解決すれば、国際宇宙ステーションは7月半ばまでスターライナーのドッキングを受け入れることができるだろう。」
「7月以降はスケジュールが乱雑になります。」
「8月には複数の乗組員と貨物輸送機の訪問で忙しい予定」
「スターライナーが使用する必要のあるドッキングポートを占有するスペースXの次の貨物ミッションの打ち上げ前の8月下旬または9月上旬」
「ULAには、スターライナーの試験飛行に必要な同じ飛行場から打ち上げたい他の優先度の高いミッションもある。」
「今夏の終わりに、アトラスVロケットを使用する米宇宙軍の最後のミッションを開始する予定」
「その後、ULAは、アトラスVの代替となる新しいバルカン・ケンタウロス・ロケットの2回目のデモンストレーション飛行を9月にも打ち上げることを目指している。」
ドナドナしたら、下手すると秋になるまで打ち上げが延期になる可能性もあるということなわけだ。
やれやれ・・・。
本当にヤバい話は、実は別にあるのではないのか。
フランジからのヘリウム漏れは、そのカモフラージュに使われているだけで、マジヤバの話は、まだ表に出ていない可能性が高い。
「ボーイングの広報担当者はヘリウム漏れ率に関する詳細をアルスに提供することを拒否した。」(再掲)
データを明かせないのは、漏れが大きいからではなく、逆に「問題にならないことが明らかな程度に小さ過ぎる」からかも知れない。
まあいい。
スターライナーの打ち上げは、無期延期になった。
目を瞑って打ち上げられない理由(何?)を見つけられたことは幸運だ。
米国のISSタクシーは、当局の想定の範囲内で順調に機能している。
焦る必要は何もない。
経済の神様には目を瞑っていただいて、物理の神様の言う通りにするのがよろしい。
地上にいて、宇宙に行きたいと願っている方が、宇宙にいて地上に戻りたいと思うよりもいいことは間違いない(バリーウィルモア)。
戻れなかったコロンビアの乗員もいたからな・・・。
(ヘリウム漏れの分析が続いているため、土曜日のボーイング・スターライナーの打ち上げは除外される)
https://spaceflightnow.com/2024/05/22/boeing-starliner-launch-saturday-ruled-out-as-helium-leak-analysis-continues/
「新たな打ち上げ目標は発表されなかった。」
「チームは2日連続で会議を行い、飛行の理論的根拠、システムのパフォーマンス、冗長性を評価してきた」
「スターライナーが宇宙ステーションの軌道に合致する能力に基づくと、土曜と日曜以降の近い将来の打ち上げ機会は、5月28日、6月1日と2日、6月5日と6日となる。」
「エンジニアは漏れが検出されたフランジの周りのボルトを締め、ラインに圧力をかけ、漏れがまだ存在するかどうかを判断するためのテストを実行しました。」
「その後テストで漏れがまだ存在することが判明した」
「現在、飛行は無期限に停止されており、進行中の分析の結果が保留されている。」
歯にものが挟まったような記事だが、スティーブンクラークは、もっとはっきり書いている。
(ボーイングのスターライナーカプセルの最初の有人打ち上げは無期限に保留される)
https://arstechnica.com/space/2024/05/the-first-crew-launch-of-boeings-starliner-capsule-is-on-hold-indefinitely/
「関係者らによると、漏洩を十分に理解し、飛行中に漏洩がこれ以上大きくならないという確信を持って宇宙船を「現状のまま」飛行させることから、宇宙船からカプセルを取り出すことまで多岐にわたるという。」
「アトラス V ロケットを取り外し、修理のために格納庫に戻します。」
おっと、ドナドナも検討されているわけだ。
「理論的には、前者の選択肢であれば、早ければ来週にも打ち上げの試みが許可される可能性がある。後者の選択肢では、少なくとも夏の終わりまで打ち上げが遅れる可能性がある。」
「宇宙船の推進システムは、不活性ガスであるヘリウムを使用して加圧されています。スラスターは有毒なヒドラジンと四酸化窒素推進剤の混合物を燃焼させます。ヘリウムは可燃性ではないため、地上では少量の漏れが重大な安全上の問題になる可能性は低いです。ただし、システムには、内部の貯蔵タンクからスターライナーのスラスターに推進剤を送り込むのに十分なヘリウム ガスが必要です。」
「NASAは先週の声明で、ヘリウム漏れは「安定している」と述べ、悪化しなければスターライナーのミッションに危険を及ぼすことはないと述べた。」
それなら、予定通り飛ばしてもよさそうなもんだがな。
「ボーイングの広報担当者はヘリウム漏れ率に関する詳細をアルスに提供することを拒否した。」
浮沈子は、絶対裏があると睨んでいる。
スラスターのヘリウムリークで、こんな状況になるとは思えない。
遅れが続けば、スターライナーは今年の夏を棒に振ることになる。
「ASAとボーイングが長期にわたる修理を必要とせずにヘリウム漏れの懸念を解決すれば、国際宇宙ステーションは7月半ばまでスターライナーのドッキングを受け入れることができるだろう。」
「7月以降はスケジュールが乱雑になります。」
「8月には複数の乗組員と貨物輸送機の訪問で忙しい予定」
「スターライナーが使用する必要のあるドッキングポートを占有するスペースXの次の貨物ミッションの打ち上げ前の8月下旬または9月上旬」
「ULAには、スターライナーの試験飛行に必要な同じ飛行場から打ち上げたい他の優先度の高いミッションもある。」
「今夏の終わりに、アトラスVロケットを使用する米宇宙軍の最後のミッションを開始する予定」
「その後、ULAは、アトラスVの代替となる新しいバルカン・ケンタウロス・ロケットの2回目のデモンストレーション飛行を9月にも打ち上げることを目指している。」
ドナドナしたら、下手すると秋になるまで打ち上げが延期になる可能性もあるということなわけだ。
やれやれ・・・。
本当にヤバい話は、実は別にあるのではないのか。
フランジからのヘリウム漏れは、そのカモフラージュに使われているだけで、マジヤバの話は、まだ表に出ていない可能性が高い。
「ボーイングの広報担当者はヘリウム漏れ率に関する詳細をアルスに提供することを拒否した。」(再掲)
データを明かせないのは、漏れが大きいからではなく、逆に「問題にならないことが明らかな程度に小さ過ぎる」からかも知れない。
まあいい。
スターライナーの打ち上げは、無期延期になった。
目を瞑って打ち上げられない理由(何?)を見つけられたことは幸運だ。
米国のISSタクシーは、当局の想定の範囲内で順調に機能している。
焦る必要は何もない。
経済の神様には目を瞑っていただいて、物理の神様の言う通りにするのがよろしい。
地上にいて、宇宙に行きたいと願っている方が、宇宙にいて地上に戻りたいと思うよりもいいことは間違いない(バリーウィルモア)。
戻れなかったコロンビアの乗員もいたからな・・・。
🐱欧州大戦争:非戦略核兵器 ― 2024年05月22日 20:46
欧州大戦争:非戦略核兵器
(ロシア軍 戦術核兵器部隊の軍事演習を開始 欧米側をけん制か)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240522/k10014456911000.html
「西側当局者の挑発的な発言や脅迫に対し、ロシアの領土一体性と主権を確保するためだ」(ロシア国防省)
「演習は3段階で実施される。ベラルーシは第2段階で、われわれの行動に参加する」(プーチン大統領)
西側の報道機関は、揃ってこのロシア当局の発表を伝え、戦術核兵器のリアルな運用手順の確認を含む演習を、西側をけん制するためのデモンストレーションだと評価している。
「ロシアとしては、戦術核兵器の使用を想定した演習を行って核戦力を誇示し、ウクライナへの軍事支援を行う欧米側を強くけん制するねらい」
呑気だな・・・。
これは、演習のための演習ではなく、実際の戦闘を想定した訓練だ。
「核弾頭の搭載が可能な短距離弾道ミサイル「イスカンデル」や、極超音速ミサイルだとする「キンジャール」などの兵器を運用する部隊が行っていて、国防省は演習の第1段階が始まったとしています。」
詳細についても報じられている。
(ロシア、戦術核想定の演習開始 ウクライナ侵攻拠点で)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/328565
「核弾頭搭載可能な弾道ミサイル「イスカンデル」の部隊が「特殊な弾薬」を装備して指定の地域に秘密裏に移動する訓練や、空軍部隊が極超音速ミサイル「キンジャル」などに「特殊な弾頭」を装備して出撃する訓練を実施。イスカンデルやミグ31戦闘機が演習に参加する映像も公開した。」
特に気になるのが、ベラルーシとの共同訓練という点だ。
(ロシア配備の核兵器、ベラルーシ大統領「我々の兵器だ。我々が使う」…露との合意に矛盾)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230628-OYT1T50185/
「ロシア、ベラルーシ両国の国防相は5月下旬、ベラルーシに配備する戦術核はロシアが管理と使用を判断する権利を持つことを確認する合意文書を交わしおり・・・」
1年ほど前の記事だが、実際の話、ロシアによる「管理と使用」の判断が、どの程度のものかは分からない。
ベラルーシ配備の核兵器が、ウクライナ絡みでないことだけは間違いない。
これは、欧州大戦争の際に、リアルに使用される兵器だ。
マクロンの不規則発言を始めとする欧州のウクライナへの肩入れをけん制するだけなら、ロシアだけで演習して見せるだけでもいいだろうが、ここは、キッチリ、ベラルーシを巻き込んでいる。
偶発的な事態を回避するためには、あらゆるパターンを想定した日頃の演習が欠かせない。
いくら破壊力を抑えているからといっても、核兵器は核兵器。
ぶっ放したが最後、その影響は甚大だからな。
もちろん、公開された手順が本当かどうかは分からない。
実際の手順は秘匿して、明かさずに実行される可能性もある。
戦略核の場合は、双方が明かし合うことで抑止の効果を高めることも可能だけど、戦術核は実際に使うための兵器だからな。
全てを正直に公表するはずもない。
NHKの公開した映像の中でも、弾頭先端の誘導機器が入っている部分には、怪しげな「ボカシ」が入っていたりする(画像参照)。
まあ、どうでもいいんですが。
使われないことで効果を発揮する戦略核兵器と異なり、使われることを想定している核兵器としての非戦略核兵器は、その運用も、使用の判断も、全く異なる次元で行われる。
ロシア(ベラルーシ含む)では、通常兵器との壁は限りなく薄いだろう。
これは、威嚇でもなければ演習のための演習でもない。
欧州大戦争のスケジュールされた準備の一環だ。
マクロンは、まんまと策に引っかかり、その真の目的を覆い隠す手助けをしている。
供与兵器による越境攻撃絡みの発言もまた、同じ役割を果たすだろう。
(非戦略核兵器の軍備管理・軍縮を巡る課題と展望)
https://www.nids.mod.go.jp/publication/kiyo/pdf/bulletin_j15-2_1.pdf
「非戦略核とは、一般に戦略核より爆発威力(yield)が小さく、射程も短いものとして曖昧に位置づけられる傾向が強い。しかし、グローバルに合意された非戦略核の役割や定義は存在しておらず、また過去に米ソ・米ロ間で非戦略核に関する軍備管理・軍縮条約が締結されたこともない。」
10年以上前の記事だが、基本的な認識は大して変わっていないんだろう(未確認)。
浮沈子的には、使われることを想定した核兵器と認識している。
ぶっ放してなんぼな兵器なわけだ。
神棚に飾っておいても、何の役にも立ちはしない。
準備された戦力は、必ず使用される。
カリーニングラードに配備されていると言われる、射程700kmのイスカンデル(ベルリンが射程圏内だそうです)は、必ず使われるだろう。
もちろん、最初から核弾頭付けて飛ばすとは限らない。
が、短時間で付け替えて飛ばせる練習はしとかないとな(そんなあ!)。
プラクティス、プラクティス、プラクティス・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ公共メディアが戦争の統一報道から離脱、独自番組の放送を開始)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-public-media-withdraws-from-unified-coverage-of-the-war-and-begins-broadcasting-its-own-programs/
「これ以上悪くならないとテレビもラジオも言っている。ロシア軍は負けているし、増援も来るので敵はここまでやって来ない」(ハルキウ北東部に住む75歳のウクライナ人男性)
「自分達で作り出した罠に嵌った」「我々はロシア人を嘲笑し、軽蔑し、無能で馬鹿な集団として描かなければ敵に同調していると疑われた」(Ukrainska Pravda)
マスメディアが、ロシアの戦術核兵器の演習の目的について、ロシア当局の主張を右から左に拡散報道し続けることにうんざりな浮沈子としては、一部とはいえ、ウクライナメディアの心意気に感服せざるを得ない。
「テレソンに参加するSuspilne Ukraineは全国放送で独自のニュース番組を流し始めた」
さて、当局が情報戦の手段として利用してきたマスメディアの対応に、どういう形で乗り出すかが注目だな。
「ロシアのようになりたくなければ戦時下でも民主主義を守ることを考えなければならない」(マス情報研究所)
「番組は全て上手くいっているように、勝利が直ぐそこまで来ているかのように描いた」「2023年の反攻作戦についても非常に楽観的な報道が目立ち、人々にロシア軍の防衛ラインを直ぐに突破できるという印象を与えた」(二十歳のウクライナ人男性)
「2023年はウクライナ軍の有効性と能力が強調され、ロシア軍については一貫して『大きな損失を被り、パニック状態に陥り、集団降伏している』と描写されたが、戦場で起きている現実とはかけ離れたものだった」「テレビ局は一種の自己検閲を採用している」(テレソンの報道内容を監視している専門家)
我々は、マスメディアが自浄努力を怠らず、主張は主張として、事実の報道に対しては不偏不党であることを期待している。
もちろん、多面的な事実の何を報道するのか、どの視点に立って伝えるのかによって、「事実」は180度姿を変える。
が、それは受け取る側のリテラシーの問題でもあるからな。
そもそも、その「事実」を伝えるかどうかの選択自体に、メディアとしての真価を問われている。
まあいい。
ウクライナの国民が、正しい「事実の報道」を得られ、その結果として正しい選択をすることが出来れば、国家として生き延びる道を選ぶことができるかも知れない。
妄想と真実の狭間で揺れ動く与太ブログを書いている浮沈子は、あくまでも自ら捉えた「事実」を基に書いている。
それは、裏読みであったり、時に的外れであることが多いけど、どう捉えてどう考えたかということにウソはない。
単なる間違い、勘違い、思い込み、誤解、曲解、妄想の類は数限りない。
しかし、それはその時の真実だ。
メディアが何と言おうとも、ロシアとベラルーシは、欧州との直接対決に向けたリアルな準備を進めている。
戦術核(非戦略核)の演習も、その一つに過ぎない。
妄想に過ぎなければ、それに越したことはないんだがな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ゼレンスキー大統領 欧米側のさらなる関与訴え 米有力紙が公開)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240522/k10014457651000.html
「ロシア軍がウクライナに行うミサイル攻撃についてNATO=北大西洋条約機構の加盟国が戦闘機で撃墜してほしい」(ウクライナのゼレンスキー大統領)
「ロシアに対する攻撃ではなくあくまでも防衛」
「NATO加盟国が戦争に巻き込まれるという問題にもならない。ウクライナの上空にあるものを撃ち落としてほしい」
いやあ、誰がどう考えたって、巻き込まれるだろう。
それに、ウクライナ上空と言ったって、アウトオブレンジから攻撃してくれば何の役にも立たない。
NATO軍機がロシア軍機に空対空ミサイルで落とされたり、地対空ミサイルで撃墜されることだって十分にあるし、運用に当たっては早期警戒管制機も飛ばさなければならず、ロシアにとってはまたとない高価値目標になる。
NATOは、ウクライナ紛争の当事者じゃないって言ってるからな。
その一線を超えることは間違いない。
「欧米側は、供与した兵器をロシア国内への攻撃に使用することを認めていないことに言及」
「アメリカから供与されたミサイルで攻撃する許可を得るため、アメリカ政府の高官に働きかけている」
ズルズルと欧米諸国をアリ地獄に引きずり込もうと足掻くウクライナ。
英国と米国は外交的リップサービスに留まり、相変わらず供与兵器の使用制限を続けている(英国は未確認)。
航空支援の直接関与については、西側の反応はないけど、常識的に考えてありえない話だ。
ロシアにいくら鈍感力があったとしても、んなことを看過するはずもない。
ちょっと気になる記事もある。
(ウクライナ軍、ハルキウ州で「目に見える戦果」 ゼレンスキー氏)
https://www.afpbb.com/articles/-/3520619
「同国軍がロシア軍に対して「目に見える」戦果を挙げていると主張」(ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領:激戦地となっている北東部ハルキウ(Kharkiv)州で)
それって、どこ?。
糖尿病網膜症と黄斑浮腫&緑内障で治療中の浮沈子には、良く見えないんだがな・・・。
「わが軍はハルキウ州で占領者(ロシア軍)を打ち破り、目に見える戦果を挙げている」
確かに援軍を得て、ロシアの進軍は完全に止まっている。
膠着状態だ。
素晴らしい戦果だ。
が、いつまで続くかは保証の限りじゃない(後述)。
浮沈子が注目したのは、んなカラ元気な発言じゃない。
「東部のポクロウシク(Pokrovsk)、クラマトルスク(Kramatorsk)、クラホベ(Kurakhove)各都市付近の戦線では、戦況は依然として「極めて厳しい」と認め、「現在、ほとんどの戦闘がそこで行われている」と補足した。」
既に、このブログでも触れたけど、この3都市では戦闘は行われていない(クラマトルスクへの言及は、今回初めてだがな)。
クラホベは前線から5km程度だから、まあ、「付近」の戦線という言葉に嘘はないが、ポクロウシク、クラマトルスクは、いずれも20km以上離れている。
では、ゼレンスキーはなぜそんな「ウソ」をついているのか。
先日の砲弾不足解消発言(!)に引き続き、正しい情報が伝わっていない可能性もなくはない。
が、ひょっとすると、前線を下げること(=後退)の前振りなのではないのかという気がしてきた。
(ロシア軍がチャシブ・ヤールに侵入、クレシチェエフカの中心部で国旗を掲げる)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-invade-chasiv-yar-and-raise-the-national-flag-in-the-center-of-kreshcheevka/
「追記:ウクライナ軍参謀本部は21日夜「戦線全体で最も戦闘が激しいのはポクロウシク方向(オチェレティネ~ネタラブ間から西に進むロシア軍の動き)で、一部地域では状況に応じて機動が必要だ」と述べ、この機動とは「より有利な陣地への移動=事実上の後退」を意味している可能性が高く、恐らく「ウクライナ軍はネタラブからより有利な陣地に移動した」と発表する前兆だろう。」
うーん、まず間違いないな。
「ウクライナ側から最近出ているヒステリックな発言は彼らが前線で極めて不利になっていることを示している。(ロシア大統領府のペスコフ報道官:初出のNHKの記事)
ペスコフは、売り言葉に買い言葉で応じているだけなんだろうが、浮沈子的にそうに違いないと思わせる話も出ている。
(要塞は本当に建設されているのか? 最高議会が臨時調査委員会の設置を可決)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/is-the-fortress-really-being-built-the-verkhovna-rada-approves-the-establishment-of-an-extraordinary-commission-of-investigation/
航空万能論のブログ管理人は、過去のありったけの「要塞」関連の記事をてんこ盛りにしているけど、浮沈子が注目したのはここ・・・。
「ハルキウ方面の攻勢は「要塞要素ではなく予備戦力の投入によって食い止められた」という評価が多い。」
それを裏付けているのは、ボウチャンスクの防衛戦だ。
ここに、要塞がないことはブトゥソフ氏の報告で明らかだが、進軍はゼレンスキーが自慢している通り、ピタッと止まっている。
防御側は、攻撃側に比べれば損害は少ないと推測されるが、皆無ではない。
なけなしの予備兵力を投入せざるを得ない対応と共に、その貴重な兵力を毀損しつつ、前線を支えざるを得ない。
んな自転車操業がいつまでも続くわけはないのだ。
ウクライナも、徴兵年齢の引き下げや一部囚人部隊の創設など、様々な試みをしているけど、それが全線の戦力に投影されるのは、はるか先の話だ。
スムイ州への侵入が行われようとしている数週間先には、到底間に合わない。
ポクロフシク、クラマトルスク、クラホベ周辺に「要塞」が構築されているのかは知らない。
が、ウクライナ軍が大規模に後退しようとしている気配を感じる。
昨年以来、ジリジリとした後退を、兵力を損耗しながら続けてきたが、その限界に達した可能性がある。
(数万人以上の追加動員進めるウクライナ軍、問題は装甲車両不足)
https://forbesjapan.com/articles/detail/71132
「ウクライナ側が防御に徹し、敵の火力にさらされながら迅速に前進する必要がない限りは、装甲車両の不足は破滅的なものにはなりそうにない。」
「だが、ウクライナ側が攻勢に転じて、ロシアに占領されている17%前後の国土を解放しようとするのであれば、新たに動員する兵士のためにもっと多くの装甲車両が必要になるだろう。」
デビッドアックスは、装甲車両の増加支援を訴えているが、んなもんは本人も指摘している通り、今は必要じゃない。
追加動員が機能するまでの間、最小限の損耗で前線を支えるための要塞を築くことだ。
それも、迅速に。
「要塞建設に必要な資材、重機、資金が無かったため何も実現しなかった」「ソ連から独立後のウクライナ軍は工兵部隊の大部分を解体し、所有していた重機も売り払ってしまった。そのため工兵部隊が要塞建設のため東部戦線に到着した際、彼らが持っていた装備は1960年代の古い機材とシャベルだけだった」(航空万能論:要塞関係)
必要なのは資材であり、重機であり、資金であり、要塞構築のノウハウだろう。
「工兵大隊の指揮官には土木工事の知識、経験、技術が不足し。事前に計画を立てるということを知らず、建設予定地に到着しても適切な地図さえ持っていない。あの切り株からこちらの植え込みまで穴を掘れと命じるだけで、こんな無計画なやり方で要塞建設が上手くいくはずがない」
仮に、そう、あくまでも仮にだが、必要な要塞の建設に成功したとしても、安心するのは早過ぎる。
ロシア軍の爆撃によって、せっかく築いた要塞を、兵士毎粉砕されてしまう危険が付きまとっている。
防空の強化はその意味でも重要だ。
しかし、西側の直接関与は、事実上望めないしな。
まあ、どうでもいいんですが。
「ウクライナ側から最近出ているヒステリックな発言は彼らが前線で極めて不利になっていることを示している。」(ペスコフ:再掲)
兵士の損耗を避けるために、前線を下げることは戦略的後退だ。
ウクライナが現状において戦闘に勝てないことは周知だ。
F-16や、長距離ロケット砲でロシア軍を撃退できるかどうかは、まだ分からない。
しかし、りゅう弾砲の砲弾不足や兵士の不足は短期的に解決をみるには至らない。
「軍事支援のペースが戻ったとしてもウクライナ軍にとって戦況を変えることには何の役にもたたない」(ペスコフ:再掲)
売り買いな発言は、しかし、正鵠を得ている気がする。
しかも、現状の動員計画が、前線を立て直すのに十分かどうかは不明だ。
極めて怪しい。
ザルジニーは、前線が安定し、兵器の支援が十分に行われている条件下で、最大50万人の追加動員が必要と示唆していたようだ(本人は、人数を示していないと言ってたけどな)。
フォーブスの記事では、追加されるのはたかだか数万人と言われている。
軍隊内部での調整で、数合わせをしたのかもしれないが、んな机上の空論が上手く機能すると考えるのは楽観的過ぎる。
要塞建設みたいに、シンプルかつ分かりやすい話であっても、ウクライナでは困難極まりない。
兵士の動員は、訓練を含めて複雑だからな。
あの手この手を尽くしても、前線における戦力の向上に繋げるには費用も手間暇もかかる。
ウクライナは、間違いなく、NATOに派兵を求めてくる。
初めは、エストニアが検討している非戦闘員の派兵や、侵攻前に行われていた軍事教官の派遣かも知れないが、やがては戦闘部隊を派遣すべきだと言い出すに決まっている。
「ロシアに対する攻撃ではなくあくまでも防衛」(再掲:NHK)
「NATO加盟国が戦争に巻き込まれるという問題にもならない。」(同上)
まあいい。
マクロンが、その時どう反応するかが見ものだ。
ロシアは、待ってましたと小躍りして喜ぶだろう。
欧州大戦争突入不可避だな。
NATOが全面的にウクライナ紛争に介入すれば、ロシアは全力で反撃する。
全力だからな。
当然、非戦略核兵器が投入される。
使われることを前提に準備された兵器だ。
ロシアの暴走を、どこでどうやって止めるかを、真剣に考えないとな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(英国防相「中国がロシアを軍事支援」 中国はこれまで否定:記事は標題を含め、一部訂正されたようです)
https://www.asahi.com/articles/ASS5Q4T7HS5QBQBQ1JCM.html
「ロシアと中国は、ウクライナで使うための戦闘装備について協力している」(英国のシャップス国防相)
「「殺傷能力」のある兵器の供与を通じた支援の可能性に言及したが、兵器の種類や、裏付けとなる証拠は明らかにしなかった。」
「中国はウクライナ危機を生み出したわけでもなく、当事者として関わっているわけでもない」(在米中国大使館)
「ロシアに対する武器の提供を否定」(同上)
さて、来月中旬にスイスで行われると言われている「平和サミット」に招かれている中国が、どんな爆弾発言をするかに注目だな。
戦術核兵器級なのか、それとも戦略核兵器級なのか・・・。
「英米の情報機関が収集した証拠で明らかになった」
差し替えられた朝日の記事では、サリバンは未確認だと否定している。
「英国側に、シャップス氏の発言の真意を確認するという。」
誤報じゃないのかあ?。
或いは、ウクライナ向けではなく、来るべき欧州大戦争のための準備が始まったのかもしれない。
中国が北朝鮮やイランと共に大規模な軍事支援を行えば、ロシアは心置きなく欧州と対峙できるだろう。
(クリミア拠点の露ミサイル艦、全滅か ウクライナ、「最後の1隻」の撃破発表)
https://www.sankei.com/article/20240522-UEZYRLBI7JPRVHR4CA6AN766PA/
「ウクライナの艦艇攻撃の狙いは、露海軍による自国へのミサイル攻撃の脅威を減らすとともに、露軍の兵站を困難にして地上部隊を支援することだとみられている。」
黒海艦隊の全滅(?)は、ウクライナにとっては大勝利だ。
最後の1隻(??)を葬ったことで、今後は二度とロシア艦船からの攻撃を受けることなく、平和な海を臨むことが出来るだろう。
さらに、黒海を航行するロシアの貨物を運搬する民間の船舶も脅かし、海上輸出によって戦費を稼いでいるロシア経済をどん底に突き落とすことが出来るに違いない(そうなのかあ?)。
それだけではない。
ウクライナへの支援を躊躇うNATO諸国(どこ?)に向かってエイタクムスをぶっ放し、恫喝することも可能だ(そんなあ!)。
米国は、ロシアへの越境攻撃には縛りを掛けているかもしれないが、NATOへの攻撃を禁じているわけではないからな(想定外?)。
事態は混迷を極めている。
追い詰められていくウクライナが、どんな手に出るかは予想もつかない。
米国がイスラエルを止めることが出来ないように、ウクライナを止めることは誰にもできなくなりつつある(そうなのかあ?)。
浮沈子の頭の中では、全てが欧州大戦争へのトリガーに見えている。
坂を転がり落ちる石のように、先へ行けば行くほど、その勢いを止めることは困難になる。
先に巻き込まれていくエストニアとかリトアニアは、他の欧州諸国(フランスとかあ?)を道連れにしようとするしな。
アリ地獄、みんなで落ちれば怖くない・・・。
(ロシア軍 戦術核兵器部隊の軍事演習を開始 欧米側をけん制か)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240522/k10014456911000.html
「西側当局者の挑発的な発言や脅迫に対し、ロシアの領土一体性と主権を確保するためだ」(ロシア国防省)
「演習は3段階で実施される。ベラルーシは第2段階で、われわれの行動に参加する」(プーチン大統領)
西側の報道機関は、揃ってこのロシア当局の発表を伝え、戦術核兵器のリアルな運用手順の確認を含む演習を、西側をけん制するためのデモンストレーションだと評価している。
「ロシアとしては、戦術核兵器の使用を想定した演習を行って核戦力を誇示し、ウクライナへの軍事支援を行う欧米側を強くけん制するねらい」
呑気だな・・・。
これは、演習のための演習ではなく、実際の戦闘を想定した訓練だ。
「核弾頭の搭載が可能な短距離弾道ミサイル「イスカンデル」や、極超音速ミサイルだとする「キンジャール」などの兵器を運用する部隊が行っていて、国防省は演習の第1段階が始まったとしています。」
詳細についても報じられている。
(ロシア、戦術核想定の演習開始 ウクライナ侵攻拠点で)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/328565
「核弾頭搭載可能な弾道ミサイル「イスカンデル」の部隊が「特殊な弾薬」を装備して指定の地域に秘密裏に移動する訓練や、空軍部隊が極超音速ミサイル「キンジャル」などに「特殊な弾頭」を装備して出撃する訓練を実施。イスカンデルやミグ31戦闘機が演習に参加する映像も公開した。」
特に気になるのが、ベラルーシとの共同訓練という点だ。
(ロシア配備の核兵器、ベラルーシ大統領「我々の兵器だ。我々が使う」…露との合意に矛盾)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230628-OYT1T50185/
「ロシア、ベラルーシ両国の国防相は5月下旬、ベラルーシに配備する戦術核はロシアが管理と使用を判断する権利を持つことを確認する合意文書を交わしおり・・・」
1年ほど前の記事だが、実際の話、ロシアによる「管理と使用」の判断が、どの程度のものかは分からない。
ベラルーシ配備の核兵器が、ウクライナ絡みでないことだけは間違いない。
これは、欧州大戦争の際に、リアルに使用される兵器だ。
マクロンの不規則発言を始めとする欧州のウクライナへの肩入れをけん制するだけなら、ロシアだけで演習して見せるだけでもいいだろうが、ここは、キッチリ、ベラルーシを巻き込んでいる。
偶発的な事態を回避するためには、あらゆるパターンを想定した日頃の演習が欠かせない。
いくら破壊力を抑えているからといっても、核兵器は核兵器。
ぶっ放したが最後、その影響は甚大だからな。
もちろん、公開された手順が本当かどうかは分からない。
実際の手順は秘匿して、明かさずに実行される可能性もある。
戦略核の場合は、双方が明かし合うことで抑止の効果を高めることも可能だけど、戦術核は実際に使うための兵器だからな。
全てを正直に公表するはずもない。
NHKの公開した映像の中でも、弾頭先端の誘導機器が入っている部分には、怪しげな「ボカシ」が入っていたりする(画像参照)。
まあ、どうでもいいんですが。
使われないことで効果を発揮する戦略核兵器と異なり、使われることを想定している核兵器としての非戦略核兵器は、その運用も、使用の判断も、全く異なる次元で行われる。
ロシア(ベラルーシ含む)では、通常兵器との壁は限りなく薄いだろう。
これは、威嚇でもなければ演習のための演習でもない。
欧州大戦争のスケジュールされた準備の一環だ。
マクロンは、まんまと策に引っかかり、その真の目的を覆い隠す手助けをしている。
供与兵器による越境攻撃絡みの発言もまた、同じ役割を果たすだろう。
(非戦略核兵器の軍備管理・軍縮を巡る課題と展望)
https://www.nids.mod.go.jp/publication/kiyo/pdf/bulletin_j15-2_1.pdf
「非戦略核とは、一般に戦略核より爆発威力(yield)が小さく、射程も短いものとして曖昧に位置づけられる傾向が強い。しかし、グローバルに合意された非戦略核の役割や定義は存在しておらず、また過去に米ソ・米ロ間で非戦略核に関する軍備管理・軍縮条約が締結されたこともない。」
10年以上前の記事だが、基本的な認識は大して変わっていないんだろう(未確認)。
浮沈子的には、使われることを想定した核兵器と認識している。
ぶっ放してなんぼな兵器なわけだ。
神棚に飾っておいても、何の役にも立ちはしない。
準備された戦力は、必ず使用される。
カリーニングラードに配備されていると言われる、射程700kmのイスカンデル(ベルリンが射程圏内だそうです)は、必ず使われるだろう。
もちろん、最初から核弾頭付けて飛ばすとは限らない。
が、短時間で付け替えて飛ばせる練習はしとかないとな(そんなあ!)。
プラクティス、プラクティス、プラクティス・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ公共メディアが戦争の統一報道から離脱、独自番組の放送を開始)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-public-media-withdraws-from-unified-coverage-of-the-war-and-begins-broadcasting-its-own-programs/
「これ以上悪くならないとテレビもラジオも言っている。ロシア軍は負けているし、増援も来るので敵はここまでやって来ない」(ハルキウ北東部に住む75歳のウクライナ人男性)
「自分達で作り出した罠に嵌った」「我々はロシア人を嘲笑し、軽蔑し、無能で馬鹿な集団として描かなければ敵に同調していると疑われた」(Ukrainska Pravda)
マスメディアが、ロシアの戦術核兵器の演習の目的について、ロシア当局の主張を右から左に拡散報道し続けることにうんざりな浮沈子としては、一部とはいえ、ウクライナメディアの心意気に感服せざるを得ない。
「テレソンに参加するSuspilne Ukraineは全国放送で独自のニュース番組を流し始めた」
さて、当局が情報戦の手段として利用してきたマスメディアの対応に、どういう形で乗り出すかが注目だな。
「ロシアのようになりたくなければ戦時下でも民主主義を守ることを考えなければならない」(マス情報研究所)
「番組は全て上手くいっているように、勝利が直ぐそこまで来ているかのように描いた」「2023年の反攻作戦についても非常に楽観的な報道が目立ち、人々にロシア軍の防衛ラインを直ぐに突破できるという印象を与えた」(二十歳のウクライナ人男性)
「2023年はウクライナ軍の有効性と能力が強調され、ロシア軍については一貫して『大きな損失を被り、パニック状態に陥り、集団降伏している』と描写されたが、戦場で起きている現実とはかけ離れたものだった」「テレビ局は一種の自己検閲を採用している」(テレソンの報道内容を監視している専門家)
我々は、マスメディアが自浄努力を怠らず、主張は主張として、事実の報道に対しては不偏不党であることを期待している。
もちろん、多面的な事実の何を報道するのか、どの視点に立って伝えるのかによって、「事実」は180度姿を変える。
が、それは受け取る側のリテラシーの問題でもあるからな。
そもそも、その「事実」を伝えるかどうかの選択自体に、メディアとしての真価を問われている。
まあいい。
ウクライナの国民が、正しい「事実の報道」を得られ、その結果として正しい選択をすることが出来れば、国家として生き延びる道を選ぶことができるかも知れない。
妄想と真実の狭間で揺れ動く与太ブログを書いている浮沈子は、あくまでも自ら捉えた「事実」を基に書いている。
それは、裏読みであったり、時に的外れであることが多いけど、どう捉えてどう考えたかということにウソはない。
単なる間違い、勘違い、思い込み、誤解、曲解、妄想の類は数限りない。
しかし、それはその時の真実だ。
メディアが何と言おうとも、ロシアとベラルーシは、欧州との直接対決に向けたリアルな準備を進めている。
戦術核(非戦略核)の演習も、その一つに過ぎない。
妄想に過ぎなければ、それに越したことはないんだがな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ゼレンスキー大統領 欧米側のさらなる関与訴え 米有力紙が公開)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240522/k10014457651000.html
「ロシア軍がウクライナに行うミサイル攻撃についてNATO=北大西洋条約機構の加盟国が戦闘機で撃墜してほしい」(ウクライナのゼレンスキー大統領)
「ロシアに対する攻撃ではなくあくまでも防衛」
「NATO加盟国が戦争に巻き込まれるという問題にもならない。ウクライナの上空にあるものを撃ち落としてほしい」
いやあ、誰がどう考えたって、巻き込まれるだろう。
それに、ウクライナ上空と言ったって、アウトオブレンジから攻撃してくれば何の役にも立たない。
NATO軍機がロシア軍機に空対空ミサイルで落とされたり、地対空ミサイルで撃墜されることだって十分にあるし、運用に当たっては早期警戒管制機も飛ばさなければならず、ロシアにとってはまたとない高価値目標になる。
NATOは、ウクライナ紛争の当事者じゃないって言ってるからな。
その一線を超えることは間違いない。
「欧米側は、供与した兵器をロシア国内への攻撃に使用することを認めていないことに言及」
「アメリカから供与されたミサイルで攻撃する許可を得るため、アメリカ政府の高官に働きかけている」
ズルズルと欧米諸国をアリ地獄に引きずり込もうと足掻くウクライナ。
英国と米国は外交的リップサービスに留まり、相変わらず供与兵器の使用制限を続けている(英国は未確認)。
航空支援の直接関与については、西側の反応はないけど、常識的に考えてありえない話だ。
ロシアにいくら鈍感力があったとしても、んなことを看過するはずもない。
ちょっと気になる記事もある。
(ウクライナ軍、ハルキウ州で「目に見える戦果」 ゼレンスキー氏)
https://www.afpbb.com/articles/-/3520619
「同国軍がロシア軍に対して「目に見える」戦果を挙げていると主張」(ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領:激戦地となっている北東部ハルキウ(Kharkiv)州で)
それって、どこ?。
糖尿病網膜症と黄斑浮腫&緑内障で治療中の浮沈子には、良く見えないんだがな・・・。
「わが軍はハルキウ州で占領者(ロシア軍)を打ち破り、目に見える戦果を挙げている」
確かに援軍を得て、ロシアの進軍は完全に止まっている。
膠着状態だ。
素晴らしい戦果だ。
が、いつまで続くかは保証の限りじゃない(後述)。
浮沈子が注目したのは、んなカラ元気な発言じゃない。
「東部のポクロウシク(Pokrovsk)、クラマトルスク(Kramatorsk)、クラホベ(Kurakhove)各都市付近の戦線では、戦況は依然として「極めて厳しい」と認め、「現在、ほとんどの戦闘がそこで行われている」と補足した。」
既に、このブログでも触れたけど、この3都市では戦闘は行われていない(クラマトルスクへの言及は、今回初めてだがな)。
クラホベは前線から5km程度だから、まあ、「付近」の戦線という言葉に嘘はないが、ポクロウシク、クラマトルスクは、いずれも20km以上離れている。
では、ゼレンスキーはなぜそんな「ウソ」をついているのか。
先日の砲弾不足解消発言(!)に引き続き、正しい情報が伝わっていない可能性もなくはない。
が、ひょっとすると、前線を下げること(=後退)の前振りなのではないのかという気がしてきた。
(ロシア軍がチャシブ・ヤールに侵入、クレシチェエフカの中心部で国旗を掲げる)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-invade-chasiv-yar-and-raise-the-national-flag-in-the-center-of-kreshcheevka/
「追記:ウクライナ軍参謀本部は21日夜「戦線全体で最も戦闘が激しいのはポクロウシク方向(オチェレティネ~ネタラブ間から西に進むロシア軍の動き)で、一部地域では状況に応じて機動が必要だ」と述べ、この機動とは「より有利な陣地への移動=事実上の後退」を意味している可能性が高く、恐らく「ウクライナ軍はネタラブからより有利な陣地に移動した」と発表する前兆だろう。」
うーん、まず間違いないな。
「ウクライナ側から最近出ているヒステリックな発言は彼らが前線で極めて不利になっていることを示している。(ロシア大統領府のペスコフ報道官:初出のNHKの記事)
ペスコフは、売り言葉に買い言葉で応じているだけなんだろうが、浮沈子的にそうに違いないと思わせる話も出ている。
(要塞は本当に建設されているのか? 最高議会が臨時調査委員会の設置を可決)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/is-the-fortress-really-being-built-the-verkhovna-rada-approves-the-establishment-of-an-extraordinary-commission-of-investigation/
航空万能論のブログ管理人は、過去のありったけの「要塞」関連の記事をてんこ盛りにしているけど、浮沈子が注目したのはここ・・・。
「ハルキウ方面の攻勢は「要塞要素ではなく予備戦力の投入によって食い止められた」という評価が多い。」
それを裏付けているのは、ボウチャンスクの防衛戦だ。
ここに、要塞がないことはブトゥソフ氏の報告で明らかだが、進軍はゼレンスキーが自慢している通り、ピタッと止まっている。
防御側は、攻撃側に比べれば損害は少ないと推測されるが、皆無ではない。
なけなしの予備兵力を投入せざるを得ない対応と共に、その貴重な兵力を毀損しつつ、前線を支えざるを得ない。
んな自転車操業がいつまでも続くわけはないのだ。
ウクライナも、徴兵年齢の引き下げや一部囚人部隊の創設など、様々な試みをしているけど、それが全線の戦力に投影されるのは、はるか先の話だ。
スムイ州への侵入が行われようとしている数週間先には、到底間に合わない。
ポクロフシク、クラマトルスク、クラホベ周辺に「要塞」が構築されているのかは知らない。
が、ウクライナ軍が大規模に後退しようとしている気配を感じる。
昨年以来、ジリジリとした後退を、兵力を損耗しながら続けてきたが、その限界に達した可能性がある。
(数万人以上の追加動員進めるウクライナ軍、問題は装甲車両不足)
https://forbesjapan.com/articles/detail/71132
「ウクライナ側が防御に徹し、敵の火力にさらされながら迅速に前進する必要がない限りは、装甲車両の不足は破滅的なものにはなりそうにない。」
「だが、ウクライナ側が攻勢に転じて、ロシアに占領されている17%前後の国土を解放しようとするのであれば、新たに動員する兵士のためにもっと多くの装甲車両が必要になるだろう。」
デビッドアックスは、装甲車両の増加支援を訴えているが、んなもんは本人も指摘している通り、今は必要じゃない。
追加動員が機能するまでの間、最小限の損耗で前線を支えるための要塞を築くことだ。
それも、迅速に。
「要塞建設に必要な資材、重機、資金が無かったため何も実現しなかった」「ソ連から独立後のウクライナ軍は工兵部隊の大部分を解体し、所有していた重機も売り払ってしまった。そのため工兵部隊が要塞建設のため東部戦線に到着した際、彼らが持っていた装備は1960年代の古い機材とシャベルだけだった」(航空万能論:要塞関係)
必要なのは資材であり、重機であり、資金であり、要塞構築のノウハウだろう。
「工兵大隊の指揮官には土木工事の知識、経験、技術が不足し。事前に計画を立てるということを知らず、建設予定地に到着しても適切な地図さえ持っていない。あの切り株からこちらの植え込みまで穴を掘れと命じるだけで、こんな無計画なやり方で要塞建設が上手くいくはずがない」
仮に、そう、あくまでも仮にだが、必要な要塞の建設に成功したとしても、安心するのは早過ぎる。
ロシア軍の爆撃によって、せっかく築いた要塞を、兵士毎粉砕されてしまう危険が付きまとっている。
防空の強化はその意味でも重要だ。
しかし、西側の直接関与は、事実上望めないしな。
まあ、どうでもいいんですが。
「ウクライナ側から最近出ているヒステリックな発言は彼らが前線で極めて不利になっていることを示している。」(ペスコフ:再掲)
兵士の損耗を避けるために、前線を下げることは戦略的後退だ。
ウクライナが現状において戦闘に勝てないことは周知だ。
F-16や、長距離ロケット砲でロシア軍を撃退できるかどうかは、まだ分からない。
しかし、りゅう弾砲の砲弾不足や兵士の不足は短期的に解決をみるには至らない。
「軍事支援のペースが戻ったとしてもウクライナ軍にとって戦況を変えることには何の役にもたたない」(ペスコフ:再掲)
売り買いな発言は、しかし、正鵠を得ている気がする。
しかも、現状の動員計画が、前線を立て直すのに十分かどうかは不明だ。
極めて怪しい。
ザルジニーは、前線が安定し、兵器の支援が十分に行われている条件下で、最大50万人の追加動員が必要と示唆していたようだ(本人は、人数を示していないと言ってたけどな)。
フォーブスの記事では、追加されるのはたかだか数万人と言われている。
軍隊内部での調整で、数合わせをしたのかもしれないが、んな机上の空論が上手く機能すると考えるのは楽観的過ぎる。
要塞建設みたいに、シンプルかつ分かりやすい話であっても、ウクライナでは困難極まりない。
兵士の動員は、訓練を含めて複雑だからな。
あの手この手を尽くしても、前線における戦力の向上に繋げるには費用も手間暇もかかる。
ウクライナは、間違いなく、NATOに派兵を求めてくる。
初めは、エストニアが検討している非戦闘員の派兵や、侵攻前に行われていた軍事教官の派遣かも知れないが、やがては戦闘部隊を派遣すべきだと言い出すに決まっている。
「ロシアに対する攻撃ではなくあくまでも防衛」(再掲:NHK)
「NATO加盟国が戦争に巻き込まれるという問題にもならない。」(同上)
まあいい。
マクロンが、その時どう反応するかが見ものだ。
ロシアは、待ってましたと小躍りして喜ぶだろう。
欧州大戦争突入不可避だな。
NATOが全面的にウクライナ紛争に介入すれば、ロシアは全力で反撃する。
全力だからな。
当然、非戦略核兵器が投入される。
使われることを前提に準備された兵器だ。
ロシアの暴走を、どこでどうやって止めるかを、真剣に考えないとな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(英国防相「中国がロシアを軍事支援」 中国はこれまで否定:記事は標題を含め、一部訂正されたようです)
https://www.asahi.com/articles/ASS5Q4T7HS5QBQBQ1JCM.html
「ロシアと中国は、ウクライナで使うための戦闘装備について協力している」(英国のシャップス国防相)
「「殺傷能力」のある兵器の供与を通じた支援の可能性に言及したが、兵器の種類や、裏付けとなる証拠は明らかにしなかった。」
「中国はウクライナ危機を生み出したわけでもなく、当事者として関わっているわけでもない」(在米中国大使館)
「ロシアに対する武器の提供を否定」(同上)
さて、来月中旬にスイスで行われると言われている「平和サミット」に招かれている中国が、どんな爆弾発言をするかに注目だな。
戦術核兵器級なのか、それとも戦略核兵器級なのか・・・。
「英米の情報機関が収集した証拠で明らかになった」
差し替えられた朝日の記事では、サリバンは未確認だと否定している。
「英国側に、シャップス氏の発言の真意を確認するという。」
誤報じゃないのかあ?。
或いは、ウクライナ向けではなく、来るべき欧州大戦争のための準備が始まったのかもしれない。
中国が北朝鮮やイランと共に大規模な軍事支援を行えば、ロシアは心置きなく欧州と対峙できるだろう。
(クリミア拠点の露ミサイル艦、全滅か ウクライナ、「最後の1隻」の撃破発表)
https://www.sankei.com/article/20240522-UEZYRLBI7JPRVHR4CA6AN766PA/
「ウクライナの艦艇攻撃の狙いは、露海軍による自国へのミサイル攻撃の脅威を減らすとともに、露軍の兵站を困難にして地上部隊を支援することだとみられている。」
黒海艦隊の全滅(?)は、ウクライナにとっては大勝利だ。
最後の1隻(??)を葬ったことで、今後は二度とロシア艦船からの攻撃を受けることなく、平和な海を臨むことが出来るだろう。
さらに、黒海を航行するロシアの貨物を運搬する民間の船舶も脅かし、海上輸出によって戦費を稼いでいるロシア経済をどん底に突き落とすことが出来るに違いない(そうなのかあ?)。
それだけではない。
ウクライナへの支援を躊躇うNATO諸国(どこ?)に向かってエイタクムスをぶっ放し、恫喝することも可能だ(そんなあ!)。
米国は、ロシアへの越境攻撃には縛りを掛けているかもしれないが、NATOへの攻撃を禁じているわけではないからな(想定外?)。
事態は混迷を極めている。
追い詰められていくウクライナが、どんな手に出るかは予想もつかない。
米国がイスラエルを止めることが出来ないように、ウクライナを止めることは誰にもできなくなりつつある(そうなのかあ?)。
浮沈子の頭の中では、全てが欧州大戦争へのトリガーに見えている。
坂を転がり落ちる石のように、先へ行けば行くほど、その勢いを止めることは困難になる。
先に巻き込まれていくエストニアとかリトアニアは、他の欧州諸国(フランスとかあ?)を道連れにしようとするしな。
アリ地獄、みんなで落ちれば怖くない・・・。
最近のコメント