🚀NASA崩壊:とまではいかない:2026年度予算案 ― 2025年05月03日 12:33
NASA崩壊:とまではいかない:2026年度予算案
(トランプ政権はNASAに60億ドルの予算削減を要求 日本人搭乗予定の月探査宇宙船・ロケットも廃止へ)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2d896d056d7926286b1c4815c159bf7569313b19
「2025年5月2日、ホワイトハウス行政管理予算局(OMB)は、2026年度の政府機関の予算要求サマリーを発表」
・有人宇宙探査(Human Space Exploration):増額
・・月有人探査:70億ドル
・・火星探査:10億ドル(新規)
・・SLSアルテミス3以降段階的に縮小
・・ゲートウェイ:計画中止
・・ISS:削減対象
・宇宙科学(Space Science):減額
・・火星サンプルリターンミッション:中止の方向性
・・ランドサット・ネクスト:再編
・・ナンシー・グレイス・ローマン宇宙望遠鏡:中止?(予算教書での言及はない?)
「今回の予算削減要求は国際協力計画を一方的に打ち切る内容が含まれる可能性があり、日本を含む関係国と十分な協議を経ないままで進められているように見える。」
協議したって変わらんだろうな。
アイザックマン氏の議会承認手続きが進む中、予算教書をぶち上げて背製攻撃を食らわせた格好だ。
これらの内容については、NASA自身の内部で取捨選択を行ってきたに違いない。
言ってみれば、これが既定路線ということになる。
多少の調整はあるかもしれないが、方向性が大きく変わることはないだろう。
(ホワイトハウスの予算案は、SLS、オリオン、ルナゲートウェイ計画の終了を目指している)
https://arstechnica.com/space/2025/05/white-house-budget-seeks-to-end-sls-orion-and-lunar-gateway-programs/
「ホワイトハウスは金曜日、 2026年度予算案の「簡略版」を発表した。これには連邦政府機関全体の財務情報も含まれている。「簡略版」とは、各機関とそのプログラムの主要数値は記載されているものの、具体的な予算配分についてはほとんど言及されていないことを意味する。」
「今後数週間のうちに「完全な財政計画」が発表される予定だ。これは予算策定プロセスの第一歩であり、議会は実際に予算を策定するという重要な役割を担っている。」
「あなたの管轄下にある支出計画の範囲内で、アメリカ国民のために大幅な予算削減を達成するために、あなたと協力することを楽しみにしています」(ホワイトハウス行政管理予算局(OMB)のラッセル・ヴォート局長)
「全体として、NASAは予算を約250億ドルから188億ドルへと25%削減するよう求められています。」
「おそらく最も注目すべきは、予算案では火星への有人ミッションによって達成されるとされている火星サンプルリターンミッションの中止」
うーん、まあ、そうなのかあ?。
「NASAが開発を開始したルナ・ゲートウェイ計画を中止」
「・・・遅延が続いているスペース・ローンチ・システム(SLS)ロケットとオリオン・カプセルを3回の打ち上げ後に段階的に廃止する」
浮沈子的には、こっちの方が影響がデカい気がするんだがな。
「SLSロケットとオリオン宇宙船の開発は、何十年にもわたって予算の固定費となっており、進捗の遅さから年間30億ドルを超える費用がかかっています。これらのプロジェクトは「雇用創出プログラム」として広く嘲笑されてきました。しかし、議会がこれらを熱烈に支持してきた理由の一つは、これらのプロジェクトが全国に高給で安定した雇用を生み出すからです。」
まあ、どうでもいいんですが。
「この予算は、ISSの乗組員数と宇宙船内での研究を削減する」「ISSへの乗組員と貨物の飛行は大幅に削減される。縮小されたISSの研究能力は、月と火星の探査プログラムに不可欠な研究に重点的に投入される。」
この点も重要だろう。
2030年までの継続はありそうだが、それだって分からない。
「議会はこれらの変更の一部、特に科学プログラムの削減と国際宇宙ステーションでの活動の縮小に反対する可能性が高い。しかし、その真相は今後数ヶ月、骨の折れる予算審議が進む中で明らかになるだろう。」
(ホワイトハウスの予算案はSLSとオリオンを段階的に廃止し、ISSの運用を縮小する。)
https://spacenews.com/white-house-budget-proposal-would-phase-out-sls-and-orion-scale-back-iss-operations/
「ホワイトハウスは、2026年度予算要求でNASAに大幅な変更を提案しており、スペース・ローンチ・システム・ロケットとオリオン宇宙船を段階的に廃止し、国際宇宙ステーションの運用を縮小することを目指している。これはNASA史上最大規模の予算削減案の一つである。」
「正式な予算案は5月下旬に発表される予定」
「本予算案は、莫大な費用がかかり、遅延が続いているスペース・ローンチ・システム(SLS)ロケットとオリオン・カプセルを3回の飛行後に段階的に廃止する」
「本予算案は、SLSとオリオンによる月への飛行を、より費用対効果の高い商用システムに置き換えるプログラムに資金を提供し、より野心的な後続の月探査ミッションを支えることを目指す。」
「この予算案は、後のアルテミス計画の一部となる予定だった月周回軌道上の国際施設「ゲートウェイ」の建設も中止する。予算案ではその理由は示されていないが、この提案は、月面ミッションへの宇宙飛行士の搭乗と引き換えにゲートウェイの構成要素を提供することに同意している欧州、日本、カナダ、アラブ首長国連邦との協力関係に悪影響を及ぼす可能性がある。」
「ゲートウェイをキャンセルする計画は承知していない」「もしそのような状況が発生した場合、私はこれまでのビジネスキャリアで数え切れないほどの複雑な国際交渉で行ってきたように、パートナーと緊密に協力し、受け入れ可能な道筋を見つけるつもりだ」(NASA長官候補のジャレッド・アイザックマン氏)
つまりだな、ゲートウェイのキャンセルは想定の範囲内ということなわけだ。
「予算案は、宇宙ステーションの乗組員数と船内での研究を削減し、2030年までにステーションを安全に廃止し、商業宇宙ステーションに置き換える準備をする」
「削減されたISSの研究能力は、月と火星の探査プログラムに不可欠な研究に集中される。」
「法案で具体的に中止対象として挙げられているのは火星サンプルリターン計画のみだが、「ゴールドプレート」のランドサット・ネクスト計画も再編されると記されている。」
研究や教育は軒並みゼロ回答だな(そうなのかあ?)。
少なくとも半減されることは間違いない。
NASAは、設立当初のスタンスに戻り、有人ミッション中心の政治的アイコンになる。
宇宙の非軍事利用の象徴だ。
パーセベランスのサンプル回収は、中国が行うか(ありえねー・・・)遠い将来に有人火星飛行で行うことになるだろう。
やれやれ・・・。
それまで、サンプルが腐ることはない。
腐敗は、生命活動だからな・・・。
(トランプ政権はNASAに60億ドルの予算削減を要求 日本人搭乗予定の月探査宇宙船・ロケットも廃止へ)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2d896d056d7926286b1c4815c159bf7569313b19
「2025年5月2日、ホワイトハウス行政管理予算局(OMB)は、2026年度の政府機関の予算要求サマリーを発表」
・有人宇宙探査(Human Space Exploration):増額
・・月有人探査:70億ドル
・・火星探査:10億ドル(新規)
・・SLSアルテミス3以降段階的に縮小
・・ゲートウェイ:計画中止
・・ISS:削減対象
・宇宙科学(Space Science):減額
・・火星サンプルリターンミッション:中止の方向性
・・ランドサット・ネクスト:再編
・・ナンシー・グレイス・ローマン宇宙望遠鏡:中止?(予算教書での言及はない?)
「今回の予算削減要求は国際協力計画を一方的に打ち切る内容が含まれる可能性があり、日本を含む関係国と十分な協議を経ないままで進められているように見える。」
協議したって変わらんだろうな。
アイザックマン氏の議会承認手続きが進む中、予算教書をぶち上げて背製攻撃を食らわせた格好だ。
これらの内容については、NASA自身の内部で取捨選択を行ってきたに違いない。
言ってみれば、これが既定路線ということになる。
多少の調整はあるかもしれないが、方向性が大きく変わることはないだろう。
(ホワイトハウスの予算案は、SLS、オリオン、ルナゲートウェイ計画の終了を目指している)
https://arstechnica.com/space/2025/05/white-house-budget-seeks-to-end-sls-orion-and-lunar-gateway-programs/
「ホワイトハウスは金曜日、 2026年度予算案の「簡略版」を発表した。これには連邦政府機関全体の財務情報も含まれている。「簡略版」とは、各機関とそのプログラムの主要数値は記載されているものの、具体的な予算配分についてはほとんど言及されていないことを意味する。」
「今後数週間のうちに「完全な財政計画」が発表される予定だ。これは予算策定プロセスの第一歩であり、議会は実際に予算を策定するという重要な役割を担っている。」
「あなたの管轄下にある支出計画の範囲内で、アメリカ国民のために大幅な予算削減を達成するために、あなたと協力することを楽しみにしています」(ホワイトハウス行政管理予算局(OMB)のラッセル・ヴォート局長)
「全体として、NASAは予算を約250億ドルから188億ドルへと25%削減するよう求められています。」
「おそらく最も注目すべきは、予算案では火星への有人ミッションによって達成されるとされている火星サンプルリターンミッションの中止」
うーん、まあ、そうなのかあ?。
「NASAが開発を開始したルナ・ゲートウェイ計画を中止」
「・・・遅延が続いているスペース・ローンチ・システム(SLS)ロケットとオリオン・カプセルを3回の打ち上げ後に段階的に廃止する」
浮沈子的には、こっちの方が影響がデカい気がするんだがな。
「SLSロケットとオリオン宇宙船の開発は、何十年にもわたって予算の固定費となっており、進捗の遅さから年間30億ドルを超える費用がかかっています。これらのプロジェクトは「雇用創出プログラム」として広く嘲笑されてきました。しかし、議会がこれらを熱烈に支持してきた理由の一つは、これらのプロジェクトが全国に高給で安定した雇用を生み出すからです。」
まあ、どうでもいいんですが。
「この予算は、ISSの乗組員数と宇宙船内での研究を削減する」「ISSへの乗組員と貨物の飛行は大幅に削減される。縮小されたISSの研究能力は、月と火星の探査プログラムに不可欠な研究に重点的に投入される。」
この点も重要だろう。
2030年までの継続はありそうだが、それだって分からない。
「議会はこれらの変更の一部、特に科学プログラムの削減と国際宇宙ステーションでの活動の縮小に反対する可能性が高い。しかし、その真相は今後数ヶ月、骨の折れる予算審議が進む中で明らかになるだろう。」
(ホワイトハウスの予算案はSLSとオリオンを段階的に廃止し、ISSの運用を縮小する。)
https://spacenews.com/white-house-budget-proposal-would-phase-out-sls-and-orion-scale-back-iss-operations/
「ホワイトハウスは、2026年度予算要求でNASAに大幅な変更を提案しており、スペース・ローンチ・システム・ロケットとオリオン宇宙船を段階的に廃止し、国際宇宙ステーションの運用を縮小することを目指している。これはNASA史上最大規模の予算削減案の一つである。」
「正式な予算案は5月下旬に発表される予定」
「本予算案は、莫大な費用がかかり、遅延が続いているスペース・ローンチ・システム(SLS)ロケットとオリオン・カプセルを3回の飛行後に段階的に廃止する」
「本予算案は、SLSとオリオンによる月への飛行を、より費用対効果の高い商用システムに置き換えるプログラムに資金を提供し、より野心的な後続の月探査ミッションを支えることを目指す。」
「この予算案は、後のアルテミス計画の一部となる予定だった月周回軌道上の国際施設「ゲートウェイ」の建設も中止する。予算案ではその理由は示されていないが、この提案は、月面ミッションへの宇宙飛行士の搭乗と引き換えにゲートウェイの構成要素を提供することに同意している欧州、日本、カナダ、アラブ首長国連邦との協力関係に悪影響を及ぼす可能性がある。」
「ゲートウェイをキャンセルする計画は承知していない」「もしそのような状況が発生した場合、私はこれまでのビジネスキャリアで数え切れないほどの複雑な国際交渉で行ってきたように、パートナーと緊密に協力し、受け入れ可能な道筋を見つけるつもりだ」(NASA長官候補のジャレッド・アイザックマン氏)
つまりだな、ゲートウェイのキャンセルは想定の範囲内ということなわけだ。
「予算案は、宇宙ステーションの乗組員数と船内での研究を削減し、2030年までにステーションを安全に廃止し、商業宇宙ステーションに置き換える準備をする」
「削減されたISSの研究能力は、月と火星の探査プログラムに不可欠な研究に集中される。」
「法案で具体的に中止対象として挙げられているのは火星サンプルリターン計画のみだが、「ゴールドプレート」のランドサット・ネクスト計画も再編されると記されている。」
研究や教育は軒並みゼロ回答だな(そうなのかあ?)。
少なくとも半減されることは間違いない。
NASAは、設立当初のスタンスに戻り、有人ミッション中心の政治的アイコンになる。
宇宙の非軍事利用の象徴だ。
パーセベランスのサンプル回収は、中国が行うか(ありえねー・・・)遠い将来に有人火星飛行で行うことになるだろう。
やれやれ・・・。
それまで、サンプルが腐ることはない。
腐敗は、生命活動だからな・・・。
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