😼核なき世界:米国は変わったのか ― 2025年06月11日 20:06
核なき世界:米国は変わったのか
(米国家情報長官 広島 長崎の原爆被害に言及 核兵器廃絶訴える)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250611/k10014831711000.html
「アメリカのギャバード国家情報長官は、広島と長崎に投下された原爆の被害について言及したうえで核兵器の廃絶の必要性を訴えました。」
「アメリカの現職の閣僚が核兵器への反対を表明するのは異例です。」
浮沈子的には、我が国の反応の方が気になるんだがな。
「アメリカ側の意向による今回の訪問に関し、政府としてコメントすることは差し控える・・・」(林官房長官)
「・・・核兵器のない世界の実現に向けアメリカとも協力しながら現実的かつ実践的な取り組みを積み重ねていく」(同上)
米国が一方的に核の傘を外すのではないかという、ちょっとヤバい懸念が脳裏を過ったのではないか。
件の動画は、この記事からのリンクで見られる。
(米国家情報長官、核戦争の脅威は差し迫っていると警告-広島に言及)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-10/SXNKBLDWRGG000
「私たちは今、かつてないほど核による壊滅の瀬戸際に立たされている。そうした中で、政治エリートや戦争屋たちは、核保有国間の恐怖と緊張を無責任にあおっている」「彼らがこのような行動を取るのは、自分たちや家族には一般の人々が利用できない核シェルターがあると確信しているからかもしれない」「この狂気を終わらせるよう声を上げ、求めることができるのは私たち国民だけだ」「現在の核兵器はわずか数分のうちに数百万人が命を奪う恐れがある。爆心地ではすべてが蒸発するだろう」(ギャバード米国家情報長官:投稿された動画の中で)
「動画はその後、サンフランシスコへの核攻撃でゴールデンゲートブリッジが壊滅する模擬映像に切り替わる。」
うーん、あんまリアルじゃないんだがな・・・。
まあいい。
ブルームバーグの記事には、ロシアとかいろいろ出て来るけど、素直に動画を見る限りは、核廃絶への真摯な姿勢を感じることが出来る。
(米情報長官、異例の核廃絶訴え 広島・長崎触れ「狂気に終止符を」)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025061001182&g=int
「原爆投下を正当化してきた核大国の米国で、現役閣僚が核兵器への反対を公に表明するのは極めて異例」
「いざという時は核シェルターに避難が可能な「政治エリートたち」が「核保有国間の恐怖と緊張を軽々しくあおっている」と主張した上で、「核の恐怖におびえることのない世界を目指さなければならない」と述べた。」
これは、もちろん米国も含まれる。
核保有国間だけではない。
「核の傘」に入っている我が国もまた、核兵器による軍事的恫喝を利用している。
それは、厳然たる事実だ。
ギャバード氏についての紹介が出ていた。
(核廃絶訴えた米国家情報長官 「たった1発で、数分で…」脅威強調)
https://mainichi.jp/articles/20250611/k00/00m/030/042000c
「ギャバード氏は米領サモア出身で、元々は民主党員。2013年から21年までハワイ州選出の連邦下院議員を務め、20年大統領選に向けた民主党候補指名争いに参戦したこともある。しかし、下院議員を退任した後は保守寄りになり、24年に共和党入りした。」
(米情報長官、核兵器「反対」表明 現職閣僚が異例の主張…広島訪問が影響「一生忘れない」)
https://www.sankei.com/article/20250611-HNZZOTEGNZJ6VNP4A67LAYDXME/
「国家情報長官は、国務長官や国防長官のように外交・安全保障政策の立案・実施を中心的に担う閣僚ではないものの、中央情報局(CIA)などの情報機関を統括する要職」
産経の記事を読んでいて、ギャバード氏の投稿が様々な波紋を呼びそうな気がしてきた。
が、政権としての方針が大きく変わるようなことはないだろう。
核抑止と核拡大抑止の手段としての核の傘は、米国の安全保障の重要な骨格だ。
ギャバード氏が現職に就任する際の公聴会の記事が出ていた。
(アメリカ国家情報長官候補「日本が攻撃的な態勢に移ればエスカレートする可能性」…上院公聴会で持論)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250131-OYT1T50118/
「日本と中国の歴史を巡る見地に立てば、日本が自衛態勢から攻撃的な態勢に移ることでエスカレートする可能性がある」
「過去にも日本の防衛力強化への疑念を表明しており、この日も持論を展開」
「過去にはウクライナ侵略を巡ってロシア寄りの発言」
おっと、こりゃヤバいな。
(司法長官指名のゲーツ氏、造反や性的人身売買の疑いなどの「トラブルメーカー」…起用を危ぶむ声も)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20241114-OYT1T50159/
「ギャバード氏はロシアによるウクライナ侵略について、SNSで「米国と北大西洋条約機構(NATO)がロシアの正当な安全保障上の懸念を認めていれば、この戦争は回避できた」と投稿したことがある。」
誰もがそう考えるだろう極めて穏当な意見だな。
まあ、どうでもいいんですが。
ちなみに、読売はまだこの件(動画投稿)で記事を上げていないようだ(未確認)。
浮沈子的には、ギャバード氏の個人的見解に留まると見ているけど、その影響がどこまでどういう形で広がるかは注視したい。
(米国家情報長官 広島 長崎の原爆被害に言及 核兵器廃絶訴える)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250611/k10014831711000.html
「アメリカのギャバード国家情報長官は、広島と長崎に投下された原爆の被害について言及したうえで核兵器の廃絶の必要性を訴えました。」
「アメリカの現職の閣僚が核兵器への反対を表明するのは異例です。」
浮沈子的には、我が国の反応の方が気になるんだがな。
「アメリカ側の意向による今回の訪問に関し、政府としてコメントすることは差し控える・・・」(林官房長官)
「・・・核兵器のない世界の実現に向けアメリカとも協力しながら現実的かつ実践的な取り組みを積み重ねていく」(同上)
米国が一方的に核の傘を外すのではないかという、ちょっとヤバい懸念が脳裏を過ったのではないか。
件の動画は、この記事からのリンクで見られる。
(米国家情報長官、核戦争の脅威は差し迫っていると警告-広島に言及)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-10/SXNKBLDWRGG000
「私たちは今、かつてないほど核による壊滅の瀬戸際に立たされている。そうした中で、政治エリートや戦争屋たちは、核保有国間の恐怖と緊張を無責任にあおっている」「彼らがこのような行動を取るのは、自分たちや家族には一般の人々が利用できない核シェルターがあると確信しているからかもしれない」「この狂気を終わらせるよう声を上げ、求めることができるのは私たち国民だけだ」「現在の核兵器はわずか数分のうちに数百万人が命を奪う恐れがある。爆心地ではすべてが蒸発するだろう」(ギャバード米国家情報長官:投稿された動画の中で)
「動画はその後、サンフランシスコへの核攻撃でゴールデンゲートブリッジが壊滅する模擬映像に切り替わる。」
うーん、あんまリアルじゃないんだがな・・・。
まあいい。
ブルームバーグの記事には、ロシアとかいろいろ出て来るけど、素直に動画を見る限りは、核廃絶への真摯な姿勢を感じることが出来る。
(米情報長官、異例の核廃絶訴え 広島・長崎触れ「狂気に終止符を」)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025061001182&g=int
「原爆投下を正当化してきた核大国の米国で、現役閣僚が核兵器への反対を公に表明するのは極めて異例」
「いざという時は核シェルターに避難が可能な「政治エリートたち」が「核保有国間の恐怖と緊張を軽々しくあおっている」と主張した上で、「核の恐怖におびえることのない世界を目指さなければならない」と述べた。」
これは、もちろん米国も含まれる。
核保有国間だけではない。
「核の傘」に入っている我が国もまた、核兵器による軍事的恫喝を利用している。
それは、厳然たる事実だ。
ギャバード氏についての紹介が出ていた。
(核廃絶訴えた米国家情報長官 「たった1発で、数分で…」脅威強調)
https://mainichi.jp/articles/20250611/k00/00m/030/042000c
「ギャバード氏は米領サモア出身で、元々は民主党員。2013年から21年までハワイ州選出の連邦下院議員を務め、20年大統領選に向けた民主党候補指名争いに参戦したこともある。しかし、下院議員を退任した後は保守寄りになり、24年に共和党入りした。」
(米情報長官、核兵器「反対」表明 現職閣僚が異例の主張…広島訪問が影響「一生忘れない」)
https://www.sankei.com/article/20250611-HNZZOTEGNZJ6VNP4A67LAYDXME/
「国家情報長官は、国務長官や国防長官のように外交・安全保障政策の立案・実施を中心的に担う閣僚ではないものの、中央情報局(CIA)などの情報機関を統括する要職」
産経の記事を読んでいて、ギャバード氏の投稿が様々な波紋を呼びそうな気がしてきた。
が、政権としての方針が大きく変わるようなことはないだろう。
核抑止と核拡大抑止の手段としての核の傘は、米国の安全保障の重要な骨格だ。
ギャバード氏が現職に就任する際の公聴会の記事が出ていた。
(アメリカ国家情報長官候補「日本が攻撃的な態勢に移ればエスカレートする可能性」…上院公聴会で持論)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250131-OYT1T50118/
「日本と中国の歴史を巡る見地に立てば、日本が自衛態勢から攻撃的な態勢に移ることでエスカレートする可能性がある」
「過去にも日本の防衛力強化への疑念を表明しており、この日も持論を展開」
「過去にはウクライナ侵略を巡ってロシア寄りの発言」
おっと、こりゃヤバいな。
(司法長官指名のゲーツ氏、造反や性的人身売買の疑いなどの「トラブルメーカー」…起用を危ぶむ声も)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20241114-OYT1T50159/
「ギャバード氏はロシアによるウクライナ侵略について、SNSで「米国と北大西洋条約機構(NATO)がロシアの正当な安全保障上の懸念を認めていれば、この戦争は回避できた」と投稿したことがある。」
誰もがそう考えるだろう極めて穏当な意見だな。
まあ、どうでもいいんですが。
ちなみに、読売はまだこの件(動画投稿)で記事を上げていないようだ(未確認)。
浮沈子的には、ギャバード氏の個人的見解に留まると見ているけど、その影響がどこまでどういう形で広がるかは注視したい。
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