山手線(やまのてせん) ― 2015年12月01日 05:59
山手線(やまのてせん)
鉄道ネタには関心が薄い浮沈子。
山手線に新型車両が投入され、おまけに初日からトラブル出まくりで、2日目となる今日は、走らないかもしれないという、話題提供的サービス満点の記事が出た。
(山手線新型E235系、トラブル続出 1日運転見合わせ)
http://www.asahi.com/articles/ASHD102M2HCZUTIL06D.html?iref=comtop_6_04
まともに動くよりも、広告効果抜群と思われる。
「目黒駅で数十センチすぎて停車」
「大崎駅(東京都品川区)でホームのドアとともに新型車両のドアに不具合が生じ、15分ほど運転を見合わせ」
「大塚駅(東京都豊島区)で本来の位置よりも約1・5メートル手前で停止し、運転台のモニターに「故障」の表示」
ちなみに、目黒駅も品川区にある(目黒区ではありません)。
ついでに、品川駅は港区にある。
東京南部の方はご存知と思われるが、カルトな知識だな。
「導入初日にトラブルが相次ぎ、同日夜に運転を取りやめた。」
「初日のトラブルで12月1日の運転は見合わせる方向で検討」
路線名の読み方には、いろいろ紆余曲折があって、ウィキにもその経緯が書かれている。
(山手線:路線名の読み方)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%89%8B%E7%B7%9A#.E8.B7.AF.E7.B7.9A.E5.90.8D.E3.81.AE.E8.AA.AD.E3.81.BF.E6.96.B9
「山手線の読み方は「やまのてせん」であり、太平洋戦争前も「やまのてせん」と読んでいた。」
「終戦直後、連合国軍最高司令官総司令部 (SCAP) の指示により、鉄道施設や道路標識などにローマ字併記が進められた際、山手線には国鉄部内での通称だった「ヤマテ」につられて「YAMATE=Loop=Line」とローマ字を振ったことがきっかけとなり、その後「やまてせん」という読み方が一般に定着してしまった。」
これは知らなかったな。
「国鉄当局が「やまてせん」ではなく「やまのてせん」を選択し復活させた理由は、線名の由来・発祥からして、「やまのてせん」の方が伝統的に正しいことと、根岸線に山手駅(やまてえき 1964年5月開業)が存在していたことによる混同を避けるため」
「ヨドバシカメラのコマーシャルソングでは1990年代初めまでは当路線を「やまてせん」と歌う歌詞だったが、客から「歌詞が『やまのてせん』でないのは何故か?」と指摘があり、その部分を差し替えた。」
民放をほとんど見ることがなかった浮沈子は、それでもこのコマーシャルソングは覚えていて、「やまてせん」と覚えていた。
ちなみに、ここ数年は、テレビというものを全く見ていない。
そうか、「やまのてせん」が正しかったのか・・・。
まあいい。
人が生み出した物の正当性は、人が決めればいいだけだ。
なお、路線名称としては、品川から田端までが山手線、田端から東京までが東北本線、東京から品川が東海道本線なんだと(クイズとかで、出そうな話だな)。
今日は、所用で神田まで行くが、当然、山手線(東海道本線及び東北本線も)のお世話になる。
新型車両に乗れなくなるのは残念だが、どーせ、そのうち全部新型になるんだから、慌てることはない。
初物に拘る性格じゃないしな。
浮沈子が「やまて」と読んでいたのには、もう一つの理由がある。
(海を見ていた午後)
http://www.kasi-time.com/item-20217.html
(海を見ていた午後)
https://www.youtube.com/watch?v=TSItLSHG0bQ
「遠いあの日」、一度だけ行った・・・。
そして、小さなアワとともに消えていった恋・・・。
人の心が生み出すものであっても、人の意のままにならぬことはあるのだ。
まあ、どうでもいいんですが。
もちろん、横浜の地名は「やまて」が正しい・・・。
鉄道ネタには関心が薄い浮沈子。
山手線に新型車両が投入され、おまけに初日からトラブル出まくりで、2日目となる今日は、走らないかもしれないという、話題提供的サービス満点の記事が出た。
(山手線新型E235系、トラブル続出 1日運転見合わせ)
http://www.asahi.com/articles/ASHD102M2HCZUTIL06D.html?iref=comtop_6_04
まともに動くよりも、広告効果抜群と思われる。
「目黒駅で数十センチすぎて停車」
「大崎駅(東京都品川区)でホームのドアとともに新型車両のドアに不具合が生じ、15分ほど運転を見合わせ」
「大塚駅(東京都豊島区)で本来の位置よりも約1・5メートル手前で停止し、運転台のモニターに「故障」の表示」
ちなみに、目黒駅も品川区にある(目黒区ではありません)。
ついでに、品川駅は港区にある。
東京南部の方はご存知と思われるが、カルトな知識だな。
「導入初日にトラブルが相次ぎ、同日夜に運転を取りやめた。」
「初日のトラブルで12月1日の運転は見合わせる方向で検討」
路線名の読み方には、いろいろ紆余曲折があって、ウィキにもその経緯が書かれている。
(山手線:路線名の読み方)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%89%8B%E7%B7%9A#.E8.B7.AF.E7.B7.9A.E5.90.8D.E3.81.AE.E8.AA.AD.E3.81.BF.E6.96.B9
「山手線の読み方は「やまのてせん」であり、太平洋戦争前も「やまのてせん」と読んでいた。」
「終戦直後、連合国軍最高司令官総司令部 (SCAP) の指示により、鉄道施設や道路標識などにローマ字併記が進められた際、山手線には国鉄部内での通称だった「ヤマテ」につられて「YAMATE=Loop=Line」とローマ字を振ったことがきっかけとなり、その後「やまてせん」という読み方が一般に定着してしまった。」
これは知らなかったな。
「国鉄当局が「やまてせん」ではなく「やまのてせん」を選択し復活させた理由は、線名の由来・発祥からして、「やまのてせん」の方が伝統的に正しいことと、根岸線に山手駅(やまてえき 1964年5月開業)が存在していたことによる混同を避けるため」
「ヨドバシカメラのコマーシャルソングでは1990年代初めまでは当路線を「やまてせん」と歌う歌詞だったが、客から「歌詞が『やまのてせん』でないのは何故か?」と指摘があり、その部分を差し替えた。」
民放をほとんど見ることがなかった浮沈子は、それでもこのコマーシャルソングは覚えていて、「やまてせん」と覚えていた。
ちなみに、ここ数年は、テレビというものを全く見ていない。
そうか、「やまのてせん」が正しかったのか・・・。
まあいい。
人が生み出した物の正当性は、人が決めればいいだけだ。
なお、路線名称としては、品川から田端までが山手線、田端から東京までが東北本線、東京から品川が東海道本線なんだと(クイズとかで、出そうな話だな)。
今日は、所用で神田まで行くが、当然、山手線(東海道本線及び東北本線も)のお世話になる。
新型車両に乗れなくなるのは残念だが、どーせ、そのうち全部新型になるんだから、慌てることはない。
初物に拘る性格じゃないしな。
浮沈子が「やまて」と読んでいたのには、もう一つの理由がある。
(海を見ていた午後)
http://www.kasi-time.com/item-20217.html
(海を見ていた午後)
https://www.youtube.com/watch?v=TSItLSHG0bQ
「遠いあの日」、一度だけ行った・・・。
そして、小さなアワとともに消えていった恋・・・。
人の心が生み出すものであっても、人の意のままにならぬことはあるのだ。
まあ、どうでもいいんですが。
もちろん、横浜の地名は「やまて」が正しい・・・。
自動運転電車 ― 2015年12月02日 10:04
自動運転電車
E235系の山手線車両は、さながら自動運転自動車のようだ。
車両毎のブレーキの強さ、停止位置にピタリと止まる仕掛け。
他にもいろいろあるんだろう。
そのうち、新交通システムのように、乗務員なしで運行するようになるかもしれない。
駅の間で故障したり、マグロが出たりしたらどうするんだあ?(ちょっと、食事中の話題じゃないけどな)。
(マグロ (鉄道事故))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%AD_(%E9%89%84%E9%81%93%E4%BA%8B%E6%95%85)
大都会の環状線といえども、未だに踏み切りがある。
(山手線に1カ所だけ、唯一の踏切「第二中里踏切」)
http://www.muragon.net/blog1/2015/04/11_1614.html
まあ、どうでもいいんですが。
(JR山手線新型車両トラブル 次世代システム関係か)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151201/k10010325821000.html
「いずれのトラブルにも、この車両から初めて導入したINTEROSと呼ばれる次世代の情報管理システムが関係したとみられる」
「このシステムは、さまざまな情報を集約し、ブレーキの強さを計算したり、レールや架線に異常がないか自動的に監視したりする機能がある」
「再起動のため電源を落とします」
最近の電車は、パソコン並みだな。
「JR東日本は、3つのトラブルのそれぞれに、次世代の情報管理システム、INTEROSが関係したとみています。」
大塚駅:
・詳しい原因は分からない
・運転席にデータのやり取りに関する不具合の表示が出たことから、トラブルにINTEROSが関係したとみています。
大崎駅:
・正しい位置に停止したのにドアが開かなかったトラブルについては、INTEROSがソフトの不具合からブレーキがかかっていないと誤って認識したためではないかとみています。
目黒駅:
・正しい位置を越えて列車が停止したトラブルでは、乗客を含めた各車両の重さを計算し、車両ごとにブレーキの強さを指示するINTEROSの機能に不具合が起きた可能性があるとみています。
人間を信用せず、機械に何でもやらせようとするから、こういう体たらくになるんだ。
省エネで効率的な運転になるのかもしれないが、もともと電車は効率的な乗り物で、チマチマした節約なんて、適当にやっとけばいいんじゃないのかあ?。
浮沈子は、鉄道には詳しくないので、例によっていい加減なことを言ってるかもしれない。
(JR東日本E235系電車)
https://ja.wikipedia.org/wiki/JR%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%ACE235%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A
「情報制御装置:
従来のモニタ装置を進化させた、列車情報管理装置TIMSからさらに大きく機能を拡張させた列車の情報管理装置INTEROSが導入されている。」
(INTEROS)
https://ja.wikipedia.org/wiki/INTEROS
「TIMSと同じく三菱電機と東日本旅客鉄道(JR東日本)の共同開発である。」
(次世代車両制御システム(INTEROS)の開発)
http://www.jreast.co.jp/development/theme/ict/ict02.html
「INTEROSでは、「信頼性向上」「サービス向上」などを開発コンセプトに、汎用のイーサネット伝送技術を採用」
「鉄道技術の国際化に対応するため国際規格への適合や、時代に即応した変更に備えて高機能化や拡張性を考慮した仕様で開発」
「汎用公衆無線伝送により、お客さまにはさらなる快適性の向上や情報伝達の迅速化、メンテナンス情報の伝達を図ることでコストダウンを目指しています」
何をやろうとしているんだか、さっぱりわからない。
保線業務をやらせたり、機器の交換時期をモニターしたりもするようだが、そのモニタリングシステムの信頼性は、だれがモニターするんだあ?。
鉄道規格の国際化というなら、線路の幅でも広げた方がいいんじゃないのか。
新幹線の輸出に失敗してるのに、国際化もくそもないんじゃね?。
国内では、在来線の運行がどんどん少なくなって、残ってるのも新幹線の影響で赤字化しているという。
都市近郊の列車需要も、少子高齢化、人口減少の中で、お先真っ暗だな。
それ以外の在来線は、早晩消えてなくなる運命だ。
鉄道に未来はない。
都市間交通と、都市近郊の交通手段の一部としては生き残るかもしれないが、それにしても絶対的な需要が伸びるわけではない。
航空機と自動車の狭間で、棲み分けていくしかないだろう。
そんなもんに、大枚はたいてロボット化して、見返りはあるんだろうか?。
多くの駅にホームドアができて、階段の代わりにエスカレーターやエレベーターができて、21世紀風の設えになってきたのは有り難い。
ホームドアとピタリと一致して止まらなければならないわけだから、列車制御の高度化が必要だというのは分かる。
満員の乗客(乗車率200パーセントくらいか)が乗れば、列車重量は400トン近くになる(空車で340トン)。
そんなもんを、数センチの誤差で止めなければならない。
運転士の神業に頼っているわけにはいかないというのも分かるし、手間のかかる保線業務を軽減したいというのも分かる。
通信を高速化して、様々な情報をやり取りしたいというのも分かるが、列車の運行に支障が出るような導入の仕方はいかがなものか。
デジタルサイネージも結構だが、駅には駅名が書いてないし、時計もデジタルになって、小さく見にくくなった。
時計を持ち歩かない浮沈子は、不便でしょうがない。
まあ、いろいろあるが、インフラとしての鉄道が、チャラい世界にどこまで関わるかということもある。
質実剛健、安全を最大の目標にして、徐々に近代化を進めていけばいい。
2分間隔で運行される山手線は、さながら巨大な水平エレベーターのようなものだ。
東京という大都会の血液を回す心臓でもある。
最近の話と関連付ければ、大量の人員を高速で移動させる乗り物として、テロなどの標的にもなりやすい。
労働集約型の構造を転換し、設備集約型になってきたが、これからの方向性として、情報集約型の鉄道を目指しているのかもしれない。
デバイスの情報を統合して、運行や保守に生かす。
それはそれで結構なんだが、下部構造をしっかりと保持して、適用してもらいたいもんだな。
駅のアナウンスが録音になり、ラッシュアワーに乗客を押し込んでいた風景は、今はない。
サラリーマンの奴隷船だった通勤地獄の時代は過去になった。
軽い車体、強力で効率的なモーター、チカチカしてるサイネージ広告・・・。
中吊りが生き残ったという話が、昭和に馴染んだ浮沈子を安心させる。
どーせ、そのうち、フレキシブル液晶になって、ピラピラしながらチカチカするに決まってるがな・・・。
E235系の山手線車両は、さながら自動運転自動車のようだ。
車両毎のブレーキの強さ、停止位置にピタリと止まる仕掛け。
他にもいろいろあるんだろう。
そのうち、新交通システムのように、乗務員なしで運行するようになるかもしれない。
駅の間で故障したり、マグロが出たりしたらどうするんだあ?(ちょっと、食事中の話題じゃないけどな)。
(マグロ (鉄道事故))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%AD_(%E9%89%84%E9%81%93%E4%BA%8B%E6%95%85)
大都会の環状線といえども、未だに踏み切りがある。
(山手線に1カ所だけ、唯一の踏切「第二中里踏切」)
http://www.muragon.net/blog1/2015/04/11_1614.html
まあ、どうでもいいんですが。
(JR山手線新型車両トラブル 次世代システム関係か)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151201/k10010325821000.html
「いずれのトラブルにも、この車両から初めて導入したINTEROSと呼ばれる次世代の情報管理システムが関係したとみられる」
「このシステムは、さまざまな情報を集約し、ブレーキの強さを計算したり、レールや架線に異常がないか自動的に監視したりする機能がある」
「再起動のため電源を落とします」
最近の電車は、パソコン並みだな。
「JR東日本は、3つのトラブルのそれぞれに、次世代の情報管理システム、INTEROSが関係したとみています。」
大塚駅:
・詳しい原因は分からない
・運転席にデータのやり取りに関する不具合の表示が出たことから、トラブルにINTEROSが関係したとみています。
大崎駅:
・正しい位置に停止したのにドアが開かなかったトラブルについては、INTEROSがソフトの不具合からブレーキがかかっていないと誤って認識したためではないかとみています。
目黒駅:
・正しい位置を越えて列車が停止したトラブルでは、乗客を含めた各車両の重さを計算し、車両ごとにブレーキの強さを指示するINTEROSの機能に不具合が起きた可能性があるとみています。
人間を信用せず、機械に何でもやらせようとするから、こういう体たらくになるんだ。
省エネで効率的な運転になるのかもしれないが、もともと電車は効率的な乗り物で、チマチマした節約なんて、適当にやっとけばいいんじゃないのかあ?。
浮沈子は、鉄道には詳しくないので、例によっていい加減なことを言ってるかもしれない。
(JR東日本E235系電車)
https://ja.wikipedia.org/wiki/JR%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%ACE235%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A
「情報制御装置:
従来のモニタ装置を進化させた、列車情報管理装置TIMSからさらに大きく機能を拡張させた列車の情報管理装置INTEROSが導入されている。」
(INTEROS)
https://ja.wikipedia.org/wiki/INTEROS
「TIMSと同じく三菱電機と東日本旅客鉄道(JR東日本)の共同開発である。」
(次世代車両制御システム(INTEROS)の開発)
http://www.jreast.co.jp/development/theme/ict/ict02.html
「INTEROSでは、「信頼性向上」「サービス向上」などを開発コンセプトに、汎用のイーサネット伝送技術を採用」
「鉄道技術の国際化に対応するため国際規格への適合や、時代に即応した変更に備えて高機能化や拡張性を考慮した仕様で開発」
「汎用公衆無線伝送により、お客さまにはさらなる快適性の向上や情報伝達の迅速化、メンテナンス情報の伝達を図ることでコストダウンを目指しています」
何をやろうとしているんだか、さっぱりわからない。
保線業務をやらせたり、機器の交換時期をモニターしたりもするようだが、そのモニタリングシステムの信頼性は、だれがモニターするんだあ?。
鉄道規格の国際化というなら、線路の幅でも広げた方がいいんじゃないのか。
新幹線の輸出に失敗してるのに、国際化もくそもないんじゃね?。
国内では、在来線の運行がどんどん少なくなって、残ってるのも新幹線の影響で赤字化しているという。
都市近郊の列車需要も、少子高齢化、人口減少の中で、お先真っ暗だな。
それ以外の在来線は、早晩消えてなくなる運命だ。
鉄道に未来はない。
都市間交通と、都市近郊の交通手段の一部としては生き残るかもしれないが、それにしても絶対的な需要が伸びるわけではない。
航空機と自動車の狭間で、棲み分けていくしかないだろう。
そんなもんに、大枚はたいてロボット化して、見返りはあるんだろうか?。
多くの駅にホームドアができて、階段の代わりにエスカレーターやエレベーターができて、21世紀風の設えになってきたのは有り難い。
ホームドアとピタリと一致して止まらなければならないわけだから、列車制御の高度化が必要だというのは分かる。
満員の乗客(乗車率200パーセントくらいか)が乗れば、列車重量は400トン近くになる(空車で340トン)。
そんなもんを、数センチの誤差で止めなければならない。
運転士の神業に頼っているわけにはいかないというのも分かるし、手間のかかる保線業務を軽減したいというのも分かる。
通信を高速化して、様々な情報をやり取りしたいというのも分かるが、列車の運行に支障が出るような導入の仕方はいかがなものか。
デジタルサイネージも結構だが、駅には駅名が書いてないし、時計もデジタルになって、小さく見にくくなった。
時計を持ち歩かない浮沈子は、不便でしょうがない。
まあ、いろいろあるが、インフラとしての鉄道が、チャラい世界にどこまで関わるかということもある。
質実剛健、安全を最大の目標にして、徐々に近代化を進めていけばいい。
2分間隔で運行される山手線は、さながら巨大な水平エレベーターのようなものだ。
東京という大都会の血液を回す心臓でもある。
最近の話と関連付ければ、大量の人員を高速で移動させる乗り物として、テロなどの標的にもなりやすい。
労働集約型の構造を転換し、設備集約型になってきたが、これからの方向性として、情報集約型の鉄道を目指しているのかもしれない。
デバイスの情報を統合して、運行や保守に生かす。
それはそれで結構なんだが、下部構造をしっかりと保持して、適用してもらいたいもんだな。
駅のアナウンスが録音になり、ラッシュアワーに乗客を押し込んでいた風景は、今はない。
サラリーマンの奴隷船だった通勤地獄の時代は過去になった。
軽い車体、強力で効率的なモーター、チカチカしてるサイネージ広告・・・。
中吊りが生き残ったという話が、昭和に馴染んだ浮沈子を安心させる。
どーせ、そのうち、フレキシブル液晶になって、ピラピラしながらチカチカするに決まってるがな・・・。
トルコといえば ― 2015年12月02日 10:57
トルコといえば
浮沈子の世代で、トルコといわれて連想するのはこれ・・・。
(トルコ風呂 (性風俗))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%E9%A2%A8%E5%91%82_(%E6%80%A7%E9%A2%A8%E4%BF%97)
「1984年にトルコ人留学生の抗議運動がきっかけになって「ソープランド」と改称され、それ以降日本では、「トルコ風呂」は性風俗用語として用いられることは無くなった。」
このブログは、下ネタ厳禁なので、当時の詳細を書くわけにはいかない。
元々の公衆浴場であるハンマームは、近所の銭湯のようなもんだな。
そこでの垢すりがトルコ嬢の起源だというが、怪しいもんだな。
まあいい。
韓国では、少なくとも2011年まではトルコ風呂という名称が存在しているようだ。
さて、前振りはこのくらいにして、本題に入ろう。
(トルコ イスタンブールの駅近くで爆発 テロか)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151202/k10010326611000.html
「トルコではことし10月、首都アンカラで100人以上が犠牲になる爆弾テロ事件が起きたあとも、警察を狙ったテロなどが続いていて、市民の間で不安が高まっています。」
アンカラの爆弾テロというのは、あまり報道されていない。
(トルコ史上最悪の自爆テロ、アンカラより現地レポート 政府のメディア規制は激化【閲覧注意】:この記事には爆発の動画や流血の現場写真が含まれます。)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/10/11/ankara-turkey-bomb_n_8275588.html
「IS(イスラム国)やトルコからの独立をめざすクルド人の分離主義者たちの犯行の可能性」
トルコもまた、内憂外観を抱えた複雑な国家なのだ。
(トルコ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3
「トルコ南東部においてはPKKとの戦闘状態が長年続いている。特に近年はイラク北部に拠点を構えるPKKを掃討する目的で、陸軍によるイラク国内への侵攻や空軍による越境空爆などがしばしば実行されている。」
(クルディスタン労働者党)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85%E5%85%9A
「クルド人はトルコの人口の10~25パーセントを占め、何十年も抑圧されてきた。1984年から2013年まで、PKKはクルド人の文化的・政治的権利と民族自決権を求めてトルコに対する武装闘争を行った。」
「2014年、PKKはシリアとイラクのクルド人居住地域におけるISISとの戦闘に600の部隊を動員して参加し、そのことによって世界各国にPKKのテロ組織としての地位を再考させることとなった。」
ここでもまた、敵の敵は味方というロジックが見える。
状況の展開次第で、その構図が変容していくことは歴史が証明している。
最近の事例では、当時、イスラム原理主義が台頭するイランと対立するイラクへの援助が裏目に出て、結局2度の軍事介入を行い、中途半端に投げ出した挙句、ISISの台頭を許した米国の大失態をみれば、それは明らかだろう。
領空侵犯を繰り返すロシアの爆撃機を、勢い余って撃墜したことは、独立国家として当然だと考えるが、決して偶発的なものではなく、この国が置かれている状況が背後にあると考えるべきだ。
トルコ南部(シリア北部)は、一触即発のホットな地域なのである。
「トルコ当局は報道陣に対して、爆発した瞬間、陰惨な血まみれの爆発現場、あるいは「パニックを引き起こすような画像」などを掲載しないよう報道管制を敷いた。政府報道官は報道機関に、要請に応じない場合は「完全な報道管制」を敷くことになると警告した。」
「クルド人勢力は声明で、「公平で平等な選挙」が認められるために、クルド人を標的にしないという条件が認められれば攻撃を停止すると述べた。」
米国は、ロシアとトルコの調停に乗り出したようだが、火中の栗を拾うことになるかもしれない。
トルコという国は、一筋縄ではないからだ。
「トルコ政府はシリアのIS掃討に参戦することを表明し、アメリカ主導の有志連合による空爆に参加し、アメリカ空軍にトルコの空軍基地を提供した。」
「同時に、トルコ政府はイラク北部のクルド人勢力への空爆に着手した。トルコとイラクのクルド人部隊はこの数十年断続的に衝突を繰り返しており、2012年に双方が短期間の停戦に合意し沈静化していたが、今回の空爆で対立が再燃している。」
トルコ政府軍、シリア政府軍、ISIS、クルド人勢力、トルコが支援する反シリア政府勢力、ロシア軍、NATO、米軍・・・。
見えている要素だけで、これだけある。
もちろん、裏取引や、表向きの外交上の駆け引き、テロや正規の軍事行動まで、ありとあらゆる手段が講じられる、仁義なき戦いの背後には、目に見えない隠然たる勢力もあるのだろう。
浮沈子は、石油の利権が絡み、世俗的な対応を拒む宗教的文化を背景にした一部王族が支配する限り、中東地域での紛争の種はなくならないと考えている。
まあ、根本的な解決は、あれだな、水素社会を実現して、石油文明からの脱却を図るしかないんだろう。
もっとも、アラビアのロレンスの時代だって、砂漠の中の戦争はあったわけだけどな・・・。
浮沈子の世代で、トルコといわれて連想するのはこれ・・・。
(トルコ風呂 (性風俗))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%E9%A2%A8%E5%91%82_(%E6%80%A7%E9%A2%A8%E4%BF%97)
「1984年にトルコ人留学生の抗議運動がきっかけになって「ソープランド」と改称され、それ以降日本では、「トルコ風呂」は性風俗用語として用いられることは無くなった。」
このブログは、下ネタ厳禁なので、当時の詳細を書くわけにはいかない。
元々の公衆浴場であるハンマームは、近所の銭湯のようなもんだな。
そこでの垢すりがトルコ嬢の起源だというが、怪しいもんだな。
まあいい。
韓国では、少なくとも2011年まではトルコ風呂という名称が存在しているようだ。
さて、前振りはこのくらいにして、本題に入ろう。
(トルコ イスタンブールの駅近くで爆発 テロか)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151202/k10010326611000.html
「トルコではことし10月、首都アンカラで100人以上が犠牲になる爆弾テロ事件が起きたあとも、警察を狙ったテロなどが続いていて、市民の間で不安が高まっています。」
アンカラの爆弾テロというのは、あまり報道されていない。
(トルコ史上最悪の自爆テロ、アンカラより現地レポート 政府のメディア規制は激化【閲覧注意】:この記事には爆発の動画や流血の現場写真が含まれます。)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/10/11/ankara-turkey-bomb_n_8275588.html
「IS(イスラム国)やトルコからの独立をめざすクルド人の分離主義者たちの犯行の可能性」
トルコもまた、内憂外観を抱えた複雑な国家なのだ。
(トルコ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3
「トルコ南東部においてはPKKとの戦闘状態が長年続いている。特に近年はイラク北部に拠点を構えるPKKを掃討する目的で、陸軍によるイラク国内への侵攻や空軍による越境空爆などがしばしば実行されている。」
(クルディスタン労働者党)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85%E5%85%9A
「クルド人はトルコの人口の10~25パーセントを占め、何十年も抑圧されてきた。1984年から2013年まで、PKKはクルド人の文化的・政治的権利と民族自決権を求めてトルコに対する武装闘争を行った。」
「2014年、PKKはシリアとイラクのクルド人居住地域におけるISISとの戦闘に600の部隊を動員して参加し、そのことによって世界各国にPKKのテロ組織としての地位を再考させることとなった。」
ここでもまた、敵の敵は味方というロジックが見える。
状況の展開次第で、その構図が変容していくことは歴史が証明している。
最近の事例では、当時、イスラム原理主義が台頭するイランと対立するイラクへの援助が裏目に出て、結局2度の軍事介入を行い、中途半端に投げ出した挙句、ISISの台頭を許した米国の大失態をみれば、それは明らかだろう。
領空侵犯を繰り返すロシアの爆撃機を、勢い余って撃墜したことは、独立国家として当然だと考えるが、決して偶発的なものではなく、この国が置かれている状況が背後にあると考えるべきだ。
トルコ南部(シリア北部)は、一触即発のホットな地域なのである。
「トルコ当局は報道陣に対して、爆発した瞬間、陰惨な血まみれの爆発現場、あるいは「パニックを引き起こすような画像」などを掲載しないよう報道管制を敷いた。政府報道官は報道機関に、要請に応じない場合は「完全な報道管制」を敷くことになると警告した。」
「クルド人勢力は声明で、「公平で平等な選挙」が認められるために、クルド人を標的にしないという条件が認められれば攻撃を停止すると述べた。」
米国は、ロシアとトルコの調停に乗り出したようだが、火中の栗を拾うことになるかもしれない。
トルコという国は、一筋縄ではないからだ。
「トルコ政府はシリアのIS掃討に参戦することを表明し、アメリカ主導の有志連合による空爆に参加し、アメリカ空軍にトルコの空軍基地を提供した。」
「同時に、トルコ政府はイラク北部のクルド人勢力への空爆に着手した。トルコとイラクのクルド人部隊はこの数十年断続的に衝突を繰り返しており、2012年に双方が短期間の停戦に合意し沈静化していたが、今回の空爆で対立が再燃している。」
トルコ政府軍、シリア政府軍、ISIS、クルド人勢力、トルコが支援する反シリア政府勢力、ロシア軍、NATO、米軍・・・。
見えている要素だけで、これだけある。
もちろん、裏取引や、表向きの外交上の駆け引き、テロや正規の軍事行動まで、ありとあらゆる手段が講じられる、仁義なき戦いの背後には、目に見えない隠然たる勢力もあるのだろう。
浮沈子は、石油の利権が絡み、世俗的な対応を拒む宗教的文化を背景にした一部王族が支配する限り、中東地域での紛争の種はなくならないと考えている。
まあ、根本的な解決は、あれだな、水素社会を実現して、石油文明からの脱却を図るしかないんだろう。
もっとも、アラビアのロレンスの時代だって、砂漠の中の戦争はあったわけだけどな・・・。
どっち? ― 2015年12月02日 13:35
どっち?
エアアジアの墜落事故。
覚えてますかあ?。
浮沈子は、とっさに思い出せなかった。
(インドネシア・エアアジア8501便墜落事故)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A28501%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85
「2014年12月28日の朝5時35分(現地時間:日本標準時より、2時間遅い)にインドネシアのジャワ島東部、スラバヤにあるジュアンダ国際空港を出発しシンガポールのチャンギ国際空港に向かって飛行していたインドネシア・エアアジア8501便(QZ8501/AWQ8501)が、現地時間6時17分に消息を絶ち、その後の捜索で墜落が確認された。」
まだ、1年もたっていないのに、記憶のかなたに消えそうになっていた。
その原因とやらが、この程公表された。
(エアアジア機墜落、原因は操縦装置の不具合と操縦ミス)
http://www.cnn.co.jp/world/35074303.html
「機器の故障に対応した操縦士の操作が墜落につながったと結論付けている。」
「インドネシアの国家運輸安全委員会が報告書で指摘したところによると、誤作動が起きた後の操縦士の操作によって機体が失速状態に陥り、制御不能となったことが判明した。」
「CNNで航空分野を担当するリチャード・クエスト記者は、操縦士の訓練が事故の多い離着陸時に集中し、巡航中の対応がおろそかになっている問題を指摘。巡航時はスピードが出ているため、正確な操作ができなければ致命的な事故を招く恐れがあると話す。」
この記事の基調としては、操縦ミスという印象が強い。
しかし、エアバスといえば、それこそ自動運転車の元祖のような航空機だ。
人間の操縦を、とことん信用せず、ジョイスティックでコンピューターに指示を出し、後は良きに計らうという運用思想(設計思想)である。
自動操縦を解除した後の操縦性など、想定の範囲外だったんじゃね?。
(エアアジア機墜落、主要因は方向舵制御システムの障害)
http://www.afpbb.com/articles/-/3068708?cx_part=txt_topics
「同国の国家運輸安全委員会は1日、墜落の主な原因は方向舵(ラダー)制御システムの障害だったと発表した。」
「調査チームによれば、方向舵の作動を制限するラダーリミッターの接合部分に亀裂が入り、パイロットに繰り返し警報が送られた。」
「4回目の警報でシステムをリセットしようとしたパイロットが、制御システムの一部のサーキット・ブレーカーに触れたところ自動操縦が解除され、機体が傾き始めたとしている。」
「さらに「その後の乗務員の行動は、機体を制御することができない結果となった」、機体はそのまま「乗務員たちの修正能力を越えた長い失速状態に陥っていった」という。」
うーん、AFPは、CNNと異なり、自動操縦を解除した後は、手の施しようがなかったという感じだ(持って回った言い方だが、浮沈子はそう感じる)。
(中華航空140便墜落事故)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E8%88%AA%E7%A9%BA140%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85
「自動操縦装置に反して機首下げ操作を続けた原因としては、以前ボーイング747のパイロットを務めていた機長が、操縦桿を手動で操作することにより自動操縦が解除されると思い込んでいた可能性が指摘されている。なお、ボーイングの機種はそのような操作により自動操縦が解除される仕様となっており、後にエアバスの機種もそのように改修が行われた。」
自動操縦と人間様の操縦と、どっちがエライと思ってんだあ?。
まあいい。
公共交通機関の運転・操縦は、乗用車などとは異なる面もある。
規制当局は、システムの導入に当たっては、十分な試験結果を求め、安全を確保しているはずだ(まあ、山手線もそういう仕掛けのはずだったんだがな)。
自動と手動の狭間にあるブラックホールに落ち込んでしまえば、脱出は不可能だ。
「乗務員たちの修正能力を越えた長い失速状態に陥っていった」
AFPの記事のこの部分に、浮沈子は自動運転の真の闇を感じる。
完全な自動システムか、手動とのハイブリッドか。
CCRを運用するダイバーとして、常に自問自答し、限界内に留まることを意識する。
巨大システムの限界と、それを運用する人間。
原発事故や、航空機事故だけではなく、現代のあらゆるシステムに潜む、本質的な問題。
人間は、自らの運命を、どこまで機械に委ねるのか。
形あるものは全て壊れるし、誤りを犯さない人間はいない。
壊れたシステムを運用した人間が、その故障をリカバーしようとして、ミスを重ねる・・・。
気象条件は、直接の原因ではなかったというが、パイロットのストレスと判断ミスの原因になった可能性はある。
巨大システムを制御できなくなる恐怖。
それこそが、真の恐怖だ。
原発や列車、航空機など、見た目の大きさが問題なのではない。
人の作りし史上最大のシステムであるインターネットや、様々なレベルの統治機構、企業、集団、宗教も含めて、あらゆるシステムが危機に瀕している。
内包する官僚主義や不正、外装される悪意あるプログラムやスパイ・裏切り。
目に見える不具合とは別に、規模の拡大に伴う質の劣化、練度の低下。
それは、機械化や自動化とは関係なく、人間が関与する全ての行為に及ぶ。
機械の欠陥なのか、操縦のミスなのか。
浮沈子には、そのどちらでもないような気がする。
欠陥のある機械を使い続けた人間の態度、手動操縦でカバーできないモードを残す設計思想そのものが原因だ。
問題は、常に人間の側にある。
機械対人間の構図など、ありっこないのだ。
まあ、そのうち、機械が機械を設計し、人間に使わせるようになれば、そういう構図も描けようというものだ。
そんな時代に生きたいとは思わんけどな・・・。
エアアジアの墜落事故。
覚えてますかあ?。
浮沈子は、とっさに思い出せなかった。
(インドネシア・エアアジア8501便墜落事故)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A28501%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85
「2014年12月28日の朝5時35分(現地時間:日本標準時より、2時間遅い)にインドネシアのジャワ島東部、スラバヤにあるジュアンダ国際空港を出発しシンガポールのチャンギ国際空港に向かって飛行していたインドネシア・エアアジア8501便(QZ8501/AWQ8501)が、現地時間6時17分に消息を絶ち、その後の捜索で墜落が確認された。」
まだ、1年もたっていないのに、記憶のかなたに消えそうになっていた。
その原因とやらが、この程公表された。
(エアアジア機墜落、原因は操縦装置の不具合と操縦ミス)
http://www.cnn.co.jp/world/35074303.html
「機器の故障に対応した操縦士の操作が墜落につながったと結論付けている。」
「インドネシアの国家運輸安全委員会が報告書で指摘したところによると、誤作動が起きた後の操縦士の操作によって機体が失速状態に陥り、制御不能となったことが判明した。」
「CNNで航空分野を担当するリチャード・クエスト記者は、操縦士の訓練が事故の多い離着陸時に集中し、巡航中の対応がおろそかになっている問題を指摘。巡航時はスピードが出ているため、正確な操作ができなければ致命的な事故を招く恐れがあると話す。」
この記事の基調としては、操縦ミスという印象が強い。
しかし、エアバスといえば、それこそ自動運転車の元祖のような航空機だ。
人間の操縦を、とことん信用せず、ジョイスティックでコンピューターに指示を出し、後は良きに計らうという運用思想(設計思想)である。
自動操縦を解除した後の操縦性など、想定の範囲外だったんじゃね?。
(エアアジア機墜落、主要因は方向舵制御システムの障害)
http://www.afpbb.com/articles/-/3068708?cx_part=txt_topics
「同国の国家運輸安全委員会は1日、墜落の主な原因は方向舵(ラダー)制御システムの障害だったと発表した。」
「調査チームによれば、方向舵の作動を制限するラダーリミッターの接合部分に亀裂が入り、パイロットに繰り返し警報が送られた。」
「4回目の警報でシステムをリセットしようとしたパイロットが、制御システムの一部のサーキット・ブレーカーに触れたところ自動操縦が解除され、機体が傾き始めたとしている。」
「さらに「その後の乗務員の行動は、機体を制御することができない結果となった」、機体はそのまま「乗務員たちの修正能力を越えた長い失速状態に陥っていった」という。」
うーん、AFPは、CNNと異なり、自動操縦を解除した後は、手の施しようがなかったという感じだ(持って回った言い方だが、浮沈子はそう感じる)。
(中華航空140便墜落事故)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E8%88%AA%E7%A9%BA140%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85
「自動操縦装置に反して機首下げ操作を続けた原因としては、以前ボーイング747のパイロットを務めていた機長が、操縦桿を手動で操作することにより自動操縦が解除されると思い込んでいた可能性が指摘されている。なお、ボーイングの機種はそのような操作により自動操縦が解除される仕様となっており、後にエアバスの機種もそのように改修が行われた。」
自動操縦と人間様の操縦と、どっちがエライと思ってんだあ?。
まあいい。
公共交通機関の運転・操縦は、乗用車などとは異なる面もある。
規制当局は、システムの導入に当たっては、十分な試験結果を求め、安全を確保しているはずだ(まあ、山手線もそういう仕掛けのはずだったんだがな)。
自動と手動の狭間にあるブラックホールに落ち込んでしまえば、脱出は不可能だ。
「乗務員たちの修正能力を越えた長い失速状態に陥っていった」
AFPの記事のこの部分に、浮沈子は自動運転の真の闇を感じる。
完全な自動システムか、手動とのハイブリッドか。
CCRを運用するダイバーとして、常に自問自答し、限界内に留まることを意識する。
巨大システムの限界と、それを運用する人間。
原発事故や、航空機事故だけではなく、現代のあらゆるシステムに潜む、本質的な問題。
人間は、自らの運命を、どこまで機械に委ねるのか。
形あるものは全て壊れるし、誤りを犯さない人間はいない。
壊れたシステムを運用した人間が、その故障をリカバーしようとして、ミスを重ねる・・・。
気象条件は、直接の原因ではなかったというが、パイロットのストレスと判断ミスの原因になった可能性はある。
巨大システムを制御できなくなる恐怖。
それこそが、真の恐怖だ。
原発や列車、航空機など、見た目の大きさが問題なのではない。
人の作りし史上最大のシステムであるインターネットや、様々なレベルの統治機構、企業、集団、宗教も含めて、あらゆるシステムが危機に瀕している。
内包する官僚主義や不正、外装される悪意あるプログラムやスパイ・裏切り。
目に見える不具合とは別に、規模の拡大に伴う質の劣化、練度の低下。
それは、機械化や自動化とは関係なく、人間が関与する全ての行為に及ぶ。
機械の欠陥なのか、操縦のミスなのか。
浮沈子には、そのどちらでもないような気がする。
欠陥のある機械を使い続けた人間の態度、手動操縦でカバーできないモードを残す設計思想そのものが原因だ。
問題は、常に人間の側にある。
機械対人間の構図など、ありっこないのだ。
まあ、そのうち、機械が機械を設計し、人間に使わせるようになれば、そういう構図も描けようというものだ。
そんな時代に生きたいとは思わんけどな・・・。
007といえば ― 2015年12月02日 15:55
007といえば
我が国での公開が迫る映画。
(007 スペクター)
https://ja.wikipedia.org/wiki/007_%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC
「ジェームズ・ボンド役は4度目となるダニエル・クレイグである。」
浮沈子の年代では、ジェームズボンドといえばショーンコネリーだな。
そのにやけ笑いや、胸毛・・・。
助平な諜報部員のイメージにぴったり!。
まあ、どうでもいいんですが。
そのコードネームといえば、泣く子も黙る007。
女王陛下によって、殺人も認められているという、架空の存在・・・。
・・・なのかあ?。
まあいい。
で、例によって、前振りはともかくとして、本題に。
(大韓航空機撃墜事件)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%9F%93%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E6%92%83%E5%A2%9C%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「大韓航空007便は、アメリカ・ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港を出発し、アラスカのアンカレッジ国際空港を経由、大韓民国・ソウルの金浦国際空港に向かう、当時週4便で運航されていた定期便であった。」
マレーシア航空17便の撃墜の話以前にも、当時のソ連がやっちまった大チョンボ。
「1983年9月1日に大韓航空のボーイング747が、ソビエト連邦の領空を侵犯(航路逸脱の原因については後述) したために、ソ連防空軍の戦闘機により撃墜された事件。」
まあ、カムチャツカ半島をもろに横切ってるわけだし、ミスか故意かはともかく、領空侵犯であることは間違いない。
当時のソビエト連邦の防空体制を考えれば、撃ち落とされて当然ということもできる。
そういう航路に航空機を飛ばしていたという緊張感はなかったんだろうな。
トルコ軍によるロシア軍機の撃墜について書いたときに、このことを書かなかった。
ソ連とロシアは、別物だとは言わないまでも、体制は大きく変わった。
しかし、ロシア軍の本質は変わらない。
たぶん、マレーシア航空機の時も、同じ論理が働いたんだろう。
ウクライナの反政府組織が発射したということになっているが、標的を指示したのがロシア軍であることは明らかになっているし、武器そのものもロシア軍が与えたものだ。
ロシアが指示して、ロシアの兵器で撃墜した・・・。
悲劇は繰り返され、おそらく、再び起こることだろう。
国境を引き、国家の名のもとに軍事力で守ろうとする限り、何度でも繰り返される。
まあ、民間の旅客機を間違えて撃ち落とすというのは、例外だろうがな。
(マレーシア航空17便撃墜事件)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%88%AA%E7%A9%BA17%E4%BE%BF%E6%92%83%E5%A2%9C%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「2014年7月17日にオランダ・スキポール空港からマレーシア・クアラルンプール国際空港に向かっていたマレーシア航空の定期旅客便であるマレーシア航空17便が、巡航飛行中の17時15分頃(現地時刻)に、何者かがブークミサイルで撃墜し、ウクライナ・ドネツィク州グラボヴォ村に墜落した航空事故である」
007便とは異なり、通常の航路を飛行してたに過ぎない(その下の方で、ドンパチやってたとしてもだ)。
国家の名のもとに、人命をいともたやすく葬るという、人類という種族の特性だな。
アホの極み、愚かしさの象徴のような話だ。
冷戦は終結し、世界は平和を手にしたはずだったが、事実は違った。
撃墜される恐れがある航路では、実際にそれが起こるということだ。
おまけに、テロリストによっても航空機は狙われている。
まあ、精神を病んだパイロットの自殺に付き合わされることを除いたとしてもだ。
007便のウィキには次のような記述がある。
「当時の航空地図には「ソビエト領内に侵入した場合、無警告で撃墜される恐れがある」と赤字の注意書きがされていた」
MH17便の事件をみると、これは今現在でも変わっていないというべきだろう。
そのくせ、他国の領空を頻繁に侵犯しては、撃墜されると開き直って経済制裁を加えるという、盗人猛々しいを地でいく態度を取る。
世界中からつまはじきにされるのも、当然と言えるだろう。
その根源が、007便に見る頑なな国家主義であり、官僚主義であり、恐怖政治であることは今も変わらない。
浮沈子が見るところ、ロシアは変わっていない。
何一つ。
帝政から共産主義国家を経て民主国家になったといっても、そこに育まれた大国思想と南下政策は不滅だ。
まあ、人のことは言えないだろうな。
南の島に行って、遊び呆けている浮沈子だって、南進論は不滅だ。
乗った飛行機が無事に着陸するのを祈るのみだな。
我が国での公開が迫る映画。
(007 スペクター)
https://ja.wikipedia.org/wiki/007_%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC
「ジェームズ・ボンド役は4度目となるダニエル・クレイグである。」
浮沈子の年代では、ジェームズボンドといえばショーンコネリーだな。
そのにやけ笑いや、胸毛・・・。
助平な諜報部員のイメージにぴったり!。
まあ、どうでもいいんですが。
そのコードネームといえば、泣く子も黙る007。
女王陛下によって、殺人も認められているという、架空の存在・・・。
・・・なのかあ?。
まあいい。
で、例によって、前振りはともかくとして、本題に。
(大韓航空機撃墜事件)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%9F%93%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E6%92%83%E5%A2%9C%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「大韓航空007便は、アメリカ・ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港を出発し、アラスカのアンカレッジ国際空港を経由、大韓民国・ソウルの金浦国際空港に向かう、当時週4便で運航されていた定期便であった。」
マレーシア航空17便の撃墜の話以前にも、当時のソ連がやっちまった大チョンボ。
「1983年9月1日に大韓航空のボーイング747が、ソビエト連邦の領空を侵犯(航路逸脱の原因については後述) したために、ソ連防空軍の戦闘機により撃墜された事件。」
まあ、カムチャツカ半島をもろに横切ってるわけだし、ミスか故意かはともかく、領空侵犯であることは間違いない。
当時のソビエト連邦の防空体制を考えれば、撃ち落とされて当然ということもできる。
そういう航路に航空機を飛ばしていたという緊張感はなかったんだろうな。
トルコ軍によるロシア軍機の撃墜について書いたときに、このことを書かなかった。
ソ連とロシアは、別物だとは言わないまでも、体制は大きく変わった。
しかし、ロシア軍の本質は変わらない。
たぶん、マレーシア航空機の時も、同じ論理が働いたんだろう。
ウクライナの反政府組織が発射したということになっているが、標的を指示したのがロシア軍であることは明らかになっているし、武器そのものもロシア軍が与えたものだ。
ロシアが指示して、ロシアの兵器で撃墜した・・・。
悲劇は繰り返され、おそらく、再び起こることだろう。
国境を引き、国家の名のもとに軍事力で守ろうとする限り、何度でも繰り返される。
まあ、民間の旅客機を間違えて撃ち落とすというのは、例外だろうがな。
(マレーシア航空17便撃墜事件)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%88%AA%E7%A9%BA17%E4%BE%BF%E6%92%83%E5%A2%9C%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「2014年7月17日にオランダ・スキポール空港からマレーシア・クアラルンプール国際空港に向かっていたマレーシア航空の定期旅客便であるマレーシア航空17便が、巡航飛行中の17時15分頃(現地時刻)に、何者かがブークミサイルで撃墜し、ウクライナ・ドネツィク州グラボヴォ村に墜落した航空事故である」
007便とは異なり、通常の航路を飛行してたに過ぎない(その下の方で、ドンパチやってたとしてもだ)。
国家の名のもとに、人命をいともたやすく葬るという、人類という種族の特性だな。
アホの極み、愚かしさの象徴のような話だ。
冷戦は終結し、世界は平和を手にしたはずだったが、事実は違った。
撃墜される恐れがある航路では、実際にそれが起こるということだ。
おまけに、テロリストによっても航空機は狙われている。
まあ、精神を病んだパイロットの自殺に付き合わされることを除いたとしてもだ。
007便のウィキには次のような記述がある。
「当時の航空地図には「ソビエト領内に侵入した場合、無警告で撃墜される恐れがある」と赤字の注意書きがされていた」
MH17便の事件をみると、これは今現在でも変わっていないというべきだろう。
そのくせ、他国の領空を頻繁に侵犯しては、撃墜されると開き直って経済制裁を加えるという、盗人猛々しいを地でいく態度を取る。
世界中からつまはじきにされるのも、当然と言えるだろう。
その根源が、007便に見る頑なな国家主義であり、官僚主義であり、恐怖政治であることは今も変わらない。
浮沈子が見るところ、ロシアは変わっていない。
何一つ。
帝政から共産主義国家を経て民主国家になったといっても、そこに育まれた大国思想と南下政策は不滅だ。
まあ、人のことは言えないだろうな。
南の島に行って、遊び呆けている浮沈子だって、南進論は不滅だ。
乗った飛行機が無事に着陸するのを祈るのみだな。
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