718 ― 2016年05月12日 04:46
718
久々のポルシェネタ。
(718ボクスター海外試乗。不等長エキゾーストで懐かしのドロドロ音が復活!?)
http://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20160510-20102829-carview/
懐かしのドロドロ音というから、清水和夫が4気筒のポルシェに乗っていたのかと思ったら、スバルの4気筒ターボエンジンの話だった。
「実は2003年頃までのスバルのターボが不等長エキゾーストで、「ドロドロ」という独特のエキゾーストサウンドを聞かせていた。」
排気管の長さが異なるので、脈動が出ているのかもしれない。
浮沈子は、そっちの方は良く分からない。
「洗練されたフラット6の音に慣れているユーザーは少し違和感があるかもしれない。」
03ボクスターは、確かに滑らかな回転をする。
しかし、やや癖があることも確かで、独特の振動を発する。
500EのV8から乗り換えると、それを意識させられることになる。
83タルガに比べれば、むろん静かだ。
あっちは、お祭り騒ぎだもんな。
それが、いいのだ。
だから、718がドロドロしてても、それは個性だ。
気に入らなければ、911に乗り換えればいい・・・。
ポルシェは、こんなところも商売上手というわけだな。
ターボ突っ込んで、パワーアップしたんだから、動力性能が高くなったのは確かだろう。
速く、リズミカルに走るために、4気筒というのはいい選択かも知れない。
現代の技術で、燃費とパワーの両立を成し遂げ、商品性は高まった。
高まったのかあ?。
ポルシェに何を求めるのかによって、その答えは異なる。
メーカーとしては、まずは売れる車を作らなければならない。
環境性能が強く求められる時代に、それでなくても肩身の狭いスポーツカー(しかも、2座席)を売っていくというのは、存外大変なことに違いない。
環境性能もアップさせ、さらにはパワーも上げて、値段も上げて・・・。
気筒数と、排気量は減らすわけだな。
911との差別化も進んだ。
清水氏は個性だとか、リアルスポーツとか言っているが、明らかなヒエラルキーの確立である。
気筒数4個だし、ターボ1個だし。
911は、気筒数6個で、ターボは2個だ。
どっちが偉いか、子供でも分かる。
たしかに、サーキットでは速くなったかもしれないし、トルクを生かした日常での使い勝手も上がったんだろう。
記事では、ワインディングも好印象だと書いている。
「タービンがVTGではないので多少のターボラグを感じるが、無過給域でも普通の走りなら問題はない。ターボのクセや扱いにくさをほとんど感じないところに、ポルシェのクルマ作りの非凡さを感じる。」
「ターボの力強い加速感であり、自然吸気のときよりもはるかに低速トルクを生かしたドライブが可能になっている。」
ネガは最小限で、メリットを生かした走りを求められるんだろう。
ガーっと加速して、ドンとブレーキ踏んで、電子制御に任せて、エイっと曲がって、また、ガーっと加速して・・・。
「以前のフラット6のよどみない回転上昇の気持ちよさは過去のモノになってしまった。」
サーキットで走らせたのはSの方だが、評価は高い。
「圧倒的な加速G、鋭い旋回性、高い安定性」
他に、何を求めるというんだあ?。
出来のいいエンジンをぶん回して走っても破たんすることなく、MRの回頭性の良さと、加速時のトラクションの高さを生かして、素直な運転で速く走る。
その点で、変わったことは何もないだろうし、リアサスペンションの横剛性も改善されているようだ。
NA水平対向6気筒エンジンがセレブかどうかは知らないが、既に水冷化された時から、タダのパワーユニットになっている。
部品だ。
電気スイッチであるペダルの踏み込み量を検知して、燃焼をコントロールしてトルクをドライブシャフトに伝えるという性能の部品である。
ボクスターケイマンは、その傾向が強いな。
浮沈子は、エンジンの姿を拝んだことはない。
インターミディエイトシャフトにトラブルがあれば、エンジンごと乗せ換えるんだそうだ。
バラシて組みなおして、どうのこうのという話ではない。
詳しくは知らないが、そういう話を聞いた。
987以降では、何か問題があるという話は聞いていない。
部品だから、具合が悪ければ交換する。
理屈に合った話だ。
そういえば、ハンドルも981からは、電動アシストになっている。
短時間の試乗しかしていないので、断定的なことは書けないけれど、自然なフィーリングで扱いやすかったな。
油圧に慣れたドライバーも、違和感なく操れるだろう。
現代のクルマは、ソフトウェアが制御する電子デバイスで動く。
エンジンも、ハンドルも、ブレーキも、サスペンション(エンジンマウント含む)も、全て電気で動いている。
そのうち、エンジンがモーターに替わって、6気筒とか4気筒とか、ターボの数とか意味がなくなるんだろう。
それでも、ポルシェはポルシェだ。
最新のポルシェが、最良のポルシェだっていうんだろうな。
4気筒ターボが個性だというなら、NA6気筒も個性であることに違いはない。
顧客は、速く走ることが出来る燃費のいいクルマを求めているのであって、エンジンフィールを求めているのではない。
発進の時に、ゆるゆると加速して、エンジンの回転を徐々に上げながら、粒立ちのいい音を楽しむなんて、どーでもいーのだ。
だから、これから718を買い求める顧客にとっては、高い商品価値を持つクルマになっているわけだな。
大胆な変更だ。
そして、それは、ポルシェのエントリーモデルだからこその変更なのかもしれないな。
ボクスターからボクスターに乗り換える顧客のことは、あまり考えなくていい。
データを見たわけではないが、ボクスターから911に乗り換える顧客が払う金の方が、ポルシェにとっては重要なのだろう。
6気筒だし、ターボ2個だし。
初めてポルシェに乗る、そして、ボクスターに乗る顧客にとっては、それが4気筒ターボになったといっても、ほとんど関係ない話だ。
生まれて初めて乗るんだからな。
そういうクルマとして乗ればいいだけ。
で、お金貯めて、911に乗り換えればいい。
まあ、2台持っててもいいけどな。
もし、718が気に入って、これはこれでいいクルマだということになれば、ラインナップには、パナメーラもあるし、カイエンも、マカンもある。
パナメーラじゃ、ちっとフォーマル感に欠けると思えば、アウディ辺りを無難に選択するという手もある。
巨大なフォルクスワーゲングループの中で、好きなのを選べばいいのだ。
もう、NA水平対向6気筒が積まれた素のボクスターとか、Sとかのことを思い出して嘆くことはない。
そんなクルマは、新車ではどこにも売っていないし、新しい顧客は、喜んで718を買うだろう。
回転計だって、7200までは許容するようだ(画像参照)。
280kmまで刻まれたスピードメーターは、3分の1程しか使わないだろうが、不満に思うことはないだろう。
十分だ。
十分過ぎる。
その性能に、文句をつける筋合いではない。
では、この先、718に乗り換えることがあるかということになれば、それはない。
浮沈子にとっては、新車に乗って楽しむ車種じゃないということは置いておいて、選択肢に入らない。
NA多気筒大排気量エンジンの信者である浮沈子が、4気筒になんて、乗るわけはないのだ。
別に、気筒数が多いから偉いということはない。
好みの問題かもしれないし、現代のエンジンは、遜色ない性能を発揮する。
買いもしないくせに、文句をつける筋合いでもない。
しかし、ポルシェだからということではなくて、内燃機関エンジンが、寄って集ってダウンサイジングし、ターボや電気モーターといった補器類に頼り、電子制御で燃費を稼がなければならないというのは、悲しい話だ。
軍艦でいえば、浮沈子はさしずめ大艦巨砲主義を奉じている、古い頭の持ち主ということになるんだろう。
航空戦力や、潜水艦なんて、邪道だと思ってる将軍みたいなもんだな。
爆撃や雷撃に耐える分厚い装甲を持ち、ドデカイ大砲をぶっ放してケリを着けるというわけだ。
先日調べた英国のプリンス・オブ・ウェールズは、航空戦力だけで沈められた初めての新造戦艦となったそうだ。
ああ、NAは遠くなりにけりということか。
まあいい。
試乗車が日本のポルシェセンターに届いたら、試乗するだろうか。
何とも言えないな。
911は、乗ってみたいような気もするが、ボクスターは乗らないかもしれない。
もう一つ、記事を読んだ。
(ポルシェ718ボクスター(6MT/MR)/718ボクスターS(7AT/MR)【海外試乗記】)
http://www.webcg.net/articles/-/34423
テクニカルな点については、こちらの記事の方がやや詳しい。
「シャシーの側ではコイルやスタビライザーのレートを強化」
「ダンパーは大径化に伴い特性も最適化」
「サスペンション骨格についてもクーリングチャンネルの拡大に合わせてアーム長に若干の修正」
「ラテラルメンバーの追加やホイールの0.5インチのワイド化など、主にリアまわりを中心に強化」
「ブレーキは718ボクスターが先代「ボクスターS」のシステムを、718ボクスターSが現行911カレラのシステムをベース」
すいません、エンジンのことは、書きたくないんで、パス・・・。
「先代に対して低速域における“突き上げ”や“揺すり”がちょっと増えた」
「ロール量は抑えられ、旋回時の剛性も明確に向上」
「操舵(そうだ)応答性が10%ほど高められている」
「横方向の動きははっきり体感できるほど素早くなった。」
まあ、オープンカーだからということで、いささか手を抜いていたところを、きっちり詰めたということか。
パワーも上がったし、相応の対策をしたというわけだ。
「エンジンの変化が絶対性能ではなく官能性において賛否を呼ぶことになるだろうことも予想できる」
「かつてのスバルにも似た不等長排気のエキゾーストサウンドは、回すほどにかつてのスバルではかなえられなかった高回転のボクサーサウンドを聞かせてくれる。が、さすがにこれまでのフラット6の澄んだ音、そして振動環境にはかなわない。」
それって、音だけの話なんだろうか。
「1300rpm以下のごく低回転域では、やはり4気筒なりの粘りの弱さが振動などに表れるのも否めなく、PDKのオートモードでも使用回転はそこより上となるよう制御しているようだ。」
ある程度回してやれば、ターボラグをほとんど感じさせないレスポンスをものにしているという。
そうだろうな。
そうでなくてはならない。
普通のクルマから乗り換えて、違和感を感じるような仕上がりであるはずがないのだ。
スポーツカーは、嗜好品である。
実用性から選ぶ者はいない。
好みに合うかどうかは、ドライバー次第だ。
ライバルは、Z4とかSLCになるんだろうが、6気筒ターボモデルもある。
(BMW・Z4)
https://ja.wikipedia.org/wiki/BMW%E3%83%BBZ4
「Z4 sDrive35i(s):直列6気筒DOHCターボ」
(メルセデス・ベンツ・SLCクラス)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84%E3%83%BBSLC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9
「AMG SLC43:V型6気筒3Lターボ」
なんと、4気筒も含めて、全モデルターボエンジンだ。
嘆かわしい・・・。
もう、地球の大気をそのまま真空引きするナチュラル・アスピレーションなんて、時代錯誤なんだろうな。
気筒数増やして、排気量増やして、その分ガソリン食わせてパワーを稼ぐというのは、大艦巨砲主義だ。
エンジンは、部品となり、小さく軽くなり、目立たないところに押し込められて、エキゾーストから笛のように音を出すことでしか、その存在を主張できなくなった。
最近は、その音も、スピーカーから出してるそうだしな。
世も末だな。
フラット6の滑らかな回転、回す程に高まるNAの澄んだ音に魅力を感じるというのは、やはり、もう、時代錯誤なのかもしれない。
嗜好品なのに、それを味わう贅沢も許されない。
21世紀は、そういう時代になったということだ。
しかたない、これでも見ながら、留飲を下げるとするか・・・。
(Aston Martin Vulcan | Highlands Motorsport Park - New Zealand:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=UyQsUMWcnpw
(Aston Martin Vulcan Hits The Track - Top Gear Magazine:動画出ます)
http://carislife.hatenablog.com/entry/2015/02/25/223848
サーキット専用。
レーシングカーですらない(たぶん、参戦するレースカテゴリーがない)。
ただひたすら、サーキットを走るためだけに作られたクルマだ。
こういう形でしか、生き残れなくなった大排気量多気筒NAエンジン。
「スペック:
エンジン:V型12気筒 7L NA
最高出力:811ps
ミッション:6速シーケンシャル
駆動:FR
LSD採用
サスペンション:プッシュロッド式
タイヤ:ミシュラン製 345/30R19
車重:1350kg」
はっ、鼻血が・・・。
(ポルシェが「4気筒エンジンに回帰」した事情:追加)
http://toyokeizai.net/articles/-/117386
経済誌の記事だが、多気筒エンジンの復権について、自動運転と絡めているところが面白い(記者の個人的意見)。
「自動運転車の普及は、路上における平均速度の低下を促すだろう。」
「つまり高級車が集中する都会で、使う当てもないほどパワーのあるクルマを持っているメリットは消滅する。」
「といって、自動車にお金をかけたいという人の数が減るわけではないから、そうなれば、現状のようなパワーと効率一辺倒のトレンドは一服し、スムーズかつ静かな、高品質の多気筒エンジンの人気も復活する可能性はある。」
まあ、ポルシェのスポーツカーについていえば、自動運転はやらないだろうから、脈はないということになるけどな。
久々のポルシェネタ。
(718ボクスター海外試乗。不等長エキゾーストで懐かしのドロドロ音が復活!?)
http://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20160510-20102829-carview/
懐かしのドロドロ音というから、清水和夫が4気筒のポルシェに乗っていたのかと思ったら、スバルの4気筒ターボエンジンの話だった。
「実は2003年頃までのスバルのターボが不等長エキゾーストで、「ドロドロ」という独特のエキゾーストサウンドを聞かせていた。」
排気管の長さが異なるので、脈動が出ているのかもしれない。
浮沈子は、そっちの方は良く分からない。
「洗練されたフラット6の音に慣れているユーザーは少し違和感があるかもしれない。」
03ボクスターは、確かに滑らかな回転をする。
しかし、やや癖があることも確かで、独特の振動を発する。
500EのV8から乗り換えると、それを意識させられることになる。
83タルガに比べれば、むろん静かだ。
あっちは、お祭り騒ぎだもんな。
それが、いいのだ。
だから、718がドロドロしてても、それは個性だ。
気に入らなければ、911に乗り換えればいい・・・。
ポルシェは、こんなところも商売上手というわけだな。
ターボ突っ込んで、パワーアップしたんだから、動力性能が高くなったのは確かだろう。
速く、リズミカルに走るために、4気筒というのはいい選択かも知れない。
現代の技術で、燃費とパワーの両立を成し遂げ、商品性は高まった。
高まったのかあ?。
ポルシェに何を求めるのかによって、その答えは異なる。
メーカーとしては、まずは売れる車を作らなければならない。
環境性能が強く求められる時代に、それでなくても肩身の狭いスポーツカー(しかも、2座席)を売っていくというのは、存外大変なことに違いない。
環境性能もアップさせ、さらにはパワーも上げて、値段も上げて・・・。
気筒数と、排気量は減らすわけだな。
911との差別化も進んだ。
清水氏は個性だとか、リアルスポーツとか言っているが、明らかなヒエラルキーの確立である。
気筒数4個だし、ターボ1個だし。
911は、気筒数6個で、ターボは2個だ。
どっちが偉いか、子供でも分かる。
たしかに、サーキットでは速くなったかもしれないし、トルクを生かした日常での使い勝手も上がったんだろう。
記事では、ワインディングも好印象だと書いている。
「タービンがVTGではないので多少のターボラグを感じるが、無過給域でも普通の走りなら問題はない。ターボのクセや扱いにくさをほとんど感じないところに、ポルシェのクルマ作りの非凡さを感じる。」
「ターボの力強い加速感であり、自然吸気のときよりもはるかに低速トルクを生かしたドライブが可能になっている。」
ネガは最小限で、メリットを生かした走りを求められるんだろう。
ガーっと加速して、ドンとブレーキ踏んで、電子制御に任せて、エイっと曲がって、また、ガーっと加速して・・・。
「以前のフラット6のよどみない回転上昇の気持ちよさは過去のモノになってしまった。」
サーキットで走らせたのはSの方だが、評価は高い。
「圧倒的な加速G、鋭い旋回性、高い安定性」
他に、何を求めるというんだあ?。
出来のいいエンジンをぶん回して走っても破たんすることなく、MRの回頭性の良さと、加速時のトラクションの高さを生かして、素直な運転で速く走る。
その点で、変わったことは何もないだろうし、リアサスペンションの横剛性も改善されているようだ。
NA水平対向6気筒エンジンがセレブかどうかは知らないが、既に水冷化された時から、タダのパワーユニットになっている。
部品だ。
電気スイッチであるペダルの踏み込み量を検知して、燃焼をコントロールしてトルクをドライブシャフトに伝えるという性能の部品である。
ボクスターケイマンは、その傾向が強いな。
浮沈子は、エンジンの姿を拝んだことはない。
インターミディエイトシャフトにトラブルがあれば、エンジンごと乗せ換えるんだそうだ。
バラシて組みなおして、どうのこうのという話ではない。
詳しくは知らないが、そういう話を聞いた。
987以降では、何か問題があるという話は聞いていない。
部品だから、具合が悪ければ交換する。
理屈に合った話だ。
そういえば、ハンドルも981からは、電動アシストになっている。
短時間の試乗しかしていないので、断定的なことは書けないけれど、自然なフィーリングで扱いやすかったな。
油圧に慣れたドライバーも、違和感なく操れるだろう。
現代のクルマは、ソフトウェアが制御する電子デバイスで動く。
エンジンも、ハンドルも、ブレーキも、サスペンション(エンジンマウント含む)も、全て電気で動いている。
そのうち、エンジンがモーターに替わって、6気筒とか4気筒とか、ターボの数とか意味がなくなるんだろう。
それでも、ポルシェはポルシェだ。
最新のポルシェが、最良のポルシェだっていうんだろうな。
4気筒ターボが個性だというなら、NA6気筒も個性であることに違いはない。
顧客は、速く走ることが出来る燃費のいいクルマを求めているのであって、エンジンフィールを求めているのではない。
発進の時に、ゆるゆると加速して、エンジンの回転を徐々に上げながら、粒立ちのいい音を楽しむなんて、どーでもいーのだ。
だから、これから718を買い求める顧客にとっては、高い商品価値を持つクルマになっているわけだな。
大胆な変更だ。
そして、それは、ポルシェのエントリーモデルだからこその変更なのかもしれないな。
ボクスターからボクスターに乗り換える顧客のことは、あまり考えなくていい。
データを見たわけではないが、ボクスターから911に乗り換える顧客が払う金の方が、ポルシェにとっては重要なのだろう。
6気筒だし、ターボ2個だし。
初めてポルシェに乗る、そして、ボクスターに乗る顧客にとっては、それが4気筒ターボになったといっても、ほとんど関係ない話だ。
生まれて初めて乗るんだからな。
そういうクルマとして乗ればいいだけ。
で、お金貯めて、911に乗り換えればいい。
まあ、2台持っててもいいけどな。
もし、718が気に入って、これはこれでいいクルマだということになれば、ラインナップには、パナメーラもあるし、カイエンも、マカンもある。
パナメーラじゃ、ちっとフォーマル感に欠けると思えば、アウディ辺りを無難に選択するという手もある。
巨大なフォルクスワーゲングループの中で、好きなのを選べばいいのだ。
もう、NA水平対向6気筒が積まれた素のボクスターとか、Sとかのことを思い出して嘆くことはない。
そんなクルマは、新車ではどこにも売っていないし、新しい顧客は、喜んで718を買うだろう。
回転計だって、7200までは許容するようだ(画像参照)。
280kmまで刻まれたスピードメーターは、3分の1程しか使わないだろうが、不満に思うことはないだろう。
十分だ。
十分過ぎる。
その性能に、文句をつける筋合いではない。
では、この先、718に乗り換えることがあるかということになれば、それはない。
浮沈子にとっては、新車に乗って楽しむ車種じゃないということは置いておいて、選択肢に入らない。
NA多気筒大排気量エンジンの信者である浮沈子が、4気筒になんて、乗るわけはないのだ。
別に、気筒数が多いから偉いということはない。
好みの問題かもしれないし、現代のエンジンは、遜色ない性能を発揮する。
買いもしないくせに、文句をつける筋合いでもない。
しかし、ポルシェだからということではなくて、内燃機関エンジンが、寄って集ってダウンサイジングし、ターボや電気モーターといった補器類に頼り、電子制御で燃費を稼がなければならないというのは、悲しい話だ。
軍艦でいえば、浮沈子はさしずめ大艦巨砲主義を奉じている、古い頭の持ち主ということになるんだろう。
航空戦力や、潜水艦なんて、邪道だと思ってる将軍みたいなもんだな。
爆撃や雷撃に耐える分厚い装甲を持ち、ドデカイ大砲をぶっ放してケリを着けるというわけだ。
先日調べた英国のプリンス・オブ・ウェールズは、航空戦力だけで沈められた初めての新造戦艦となったそうだ。
ああ、NAは遠くなりにけりということか。
まあいい。
試乗車が日本のポルシェセンターに届いたら、試乗するだろうか。
何とも言えないな。
911は、乗ってみたいような気もするが、ボクスターは乗らないかもしれない。
もう一つ、記事を読んだ。
(ポルシェ718ボクスター(6MT/MR)/718ボクスターS(7AT/MR)【海外試乗記】)
http://www.webcg.net/articles/-/34423
テクニカルな点については、こちらの記事の方がやや詳しい。
「シャシーの側ではコイルやスタビライザーのレートを強化」
「ダンパーは大径化に伴い特性も最適化」
「サスペンション骨格についてもクーリングチャンネルの拡大に合わせてアーム長に若干の修正」
「ラテラルメンバーの追加やホイールの0.5インチのワイド化など、主にリアまわりを中心に強化」
「ブレーキは718ボクスターが先代「ボクスターS」のシステムを、718ボクスターSが現行911カレラのシステムをベース」
すいません、エンジンのことは、書きたくないんで、パス・・・。
「先代に対して低速域における“突き上げ”や“揺すり”がちょっと増えた」
「ロール量は抑えられ、旋回時の剛性も明確に向上」
「操舵(そうだ)応答性が10%ほど高められている」
「横方向の動きははっきり体感できるほど素早くなった。」
まあ、オープンカーだからということで、いささか手を抜いていたところを、きっちり詰めたということか。
パワーも上がったし、相応の対策をしたというわけだ。
「エンジンの変化が絶対性能ではなく官能性において賛否を呼ぶことになるだろうことも予想できる」
「かつてのスバルにも似た不等長排気のエキゾーストサウンドは、回すほどにかつてのスバルではかなえられなかった高回転のボクサーサウンドを聞かせてくれる。が、さすがにこれまでのフラット6の澄んだ音、そして振動環境にはかなわない。」
それって、音だけの話なんだろうか。
「1300rpm以下のごく低回転域では、やはり4気筒なりの粘りの弱さが振動などに表れるのも否めなく、PDKのオートモードでも使用回転はそこより上となるよう制御しているようだ。」
ある程度回してやれば、ターボラグをほとんど感じさせないレスポンスをものにしているという。
そうだろうな。
そうでなくてはならない。
普通のクルマから乗り換えて、違和感を感じるような仕上がりであるはずがないのだ。
スポーツカーは、嗜好品である。
実用性から選ぶ者はいない。
好みに合うかどうかは、ドライバー次第だ。
ライバルは、Z4とかSLCになるんだろうが、6気筒ターボモデルもある。
(BMW・Z4)
https://ja.wikipedia.org/wiki/BMW%E3%83%BBZ4
「Z4 sDrive35i(s):直列6気筒DOHCターボ」
(メルセデス・ベンツ・SLCクラス)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84%E3%83%BBSLC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9
「AMG SLC43:V型6気筒3Lターボ」
なんと、4気筒も含めて、全モデルターボエンジンだ。
嘆かわしい・・・。
もう、地球の大気をそのまま真空引きするナチュラル・アスピレーションなんて、時代錯誤なんだろうな。
気筒数増やして、排気量増やして、その分ガソリン食わせてパワーを稼ぐというのは、大艦巨砲主義だ。
エンジンは、部品となり、小さく軽くなり、目立たないところに押し込められて、エキゾーストから笛のように音を出すことでしか、その存在を主張できなくなった。
最近は、その音も、スピーカーから出してるそうだしな。
世も末だな。
フラット6の滑らかな回転、回す程に高まるNAの澄んだ音に魅力を感じるというのは、やはり、もう、時代錯誤なのかもしれない。
嗜好品なのに、それを味わう贅沢も許されない。
21世紀は、そういう時代になったということだ。
しかたない、これでも見ながら、留飲を下げるとするか・・・。
(Aston Martin Vulcan | Highlands Motorsport Park - New Zealand:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=UyQsUMWcnpw
(Aston Martin Vulcan Hits The Track - Top Gear Magazine:動画出ます)
http://carislife.hatenablog.com/entry/2015/02/25/223848
サーキット専用。
レーシングカーですらない(たぶん、参戦するレースカテゴリーがない)。
ただひたすら、サーキットを走るためだけに作られたクルマだ。
こういう形でしか、生き残れなくなった大排気量多気筒NAエンジン。
「スペック:
エンジン:V型12気筒 7L NA
最高出力:811ps
ミッション:6速シーケンシャル
駆動:FR
LSD採用
サスペンション:プッシュロッド式
タイヤ:ミシュラン製 345/30R19
車重:1350kg」
はっ、鼻血が・・・。
(ポルシェが「4気筒エンジンに回帰」した事情:追加)
http://toyokeizai.net/articles/-/117386
経済誌の記事だが、多気筒エンジンの復権について、自動運転と絡めているところが面白い(記者の個人的意見)。
「自動運転車の普及は、路上における平均速度の低下を促すだろう。」
「つまり高級車が集中する都会で、使う当てもないほどパワーのあるクルマを持っているメリットは消滅する。」
「といって、自動車にお金をかけたいという人の数が減るわけではないから、そうなれば、現状のようなパワーと効率一辺倒のトレンドは一服し、スムーズかつ静かな、高品質の多気筒エンジンの人気も復活する可能性はある。」
まあ、ポルシェのスポーツカーについていえば、自動運転はやらないだろうから、脈はないということになるけどな。
5割増し ― 2016年05月12日 16:10
5割増し
大井町のフィットネスに行って、昨日の5割増しの運動。
ジムの筋トレも5割増しだし、往復の自転車を合わせて考えれば、有酸素運動も5割増し。
水泳も、小刻みに休みながら600m泳いで5割増し。
息切れはするが、回復も早い(50m毎にミストサウナとジャグジーで寛ぐ)。
一番大変なのは、プールサイドに上がる時だな。
よっこいしょ。
どっこらしょ。
今日は、なるべく端のコースに移動して、ステップ使って上がった(軟弱・・・)。
ブレストスイムで、手を使わず、身体の伸びを意識して泳ぐ。
半分くらいは、ビート板だが、ゴーグルして顔を水に浸けて、ブレスのタイミングをシミュレーションする。
初めは、ストローク4回に1回のブレスだったが、次は3回毎になり、ビート板を外して、通常通り2ストローク毎にブレスを入れる。
まだ、腕をフルに使うには早過ぎるな。
もう少し、水慣れしてからでいい。
木曜日の午後は、2レーン使って水泳教室をやっているので、自由に泳げるレーンは2レーンしかなくなる。
みんな、譲り合って気持ちよく使っている。
初心者コースが空いていたので、そっちをお借りしたりもしたが、少し遠慮してゆっくり泳いだりする。
浮沈子も、いろいろ気を使っているのだ。
我儘放題、やりたいことだけやっているわけではない(ほんとかあ?)。
まあいい。
ウィップキックで手を使わないで泳いでいるので、すれ違う時も手足が当たることはない。
ちょっとヤバイ時は、バタ足に切り替えたりしているしな。
楽しい。
水泳は癖になる。
ブレスのタイミングをコントロールすれば、もう少し連続して泳ぐことが出来るだろう。
長くても、100mで区切っているが、150mで4本でもいい。
体力的には、200mで4本がちょうどいいかもしれない。
トータルでも800mになって、一応、1日の距離的にも普通になる。
1000mは、少しきついかもしれないが、休み休み泳げば、泳げないことはないだろう。
まあ、そういうペースで流しているということだ。
やっぱ、プールサイドへ上がるのが、何よりの運動である。
よっこいしょ。
どっこらしょ。
なるべく、ステップを使わないようにしよう・・・。
緩く、デレデレと泳ぐ。
ビート板を使って、休み休み泳ぐ。
プールサイドのスタッフは、変な顔して見ているが、知ったこっちゃない!。
自分のペースで、自分だけのペースで泳ぐ。
他のお客さんは、何か、浮沈子のペースに合わせてくれているようだ。
ペースメーカーかよ!?。
まあ、どうでもいいんですが。
昨日までの運動量を5割増しにしても、元が少ないので大したことはない。
気を良くして、食う量を5割増しにしないように気を付けないとな。
既に、リバウンドモードに突入していて、ヤバイことになってきている。
早いとこ、活動量計を導入して、エネルギーの収支を、体重と食う量という、入り口と出口だけでなく、ハサップで管理しないとな。
(HACCP)
https://ja.wikipedia.org/wiki/HACCP
管理ポイントを複数設けて、要因を個別に管理する必要があるわけだ。
体重についても、朝、運動後、寝る前の3回測定している(ビックリする程違います)。
今後は、食事の内容についても、こまめに記載して、ドカ食いをチェックしなければな(おからドーナツ5個なんて、もっての外!)。
活動量計については、何か進展があれば、また書く。
さてと、ブログも書いたことだし、ちょっと何か食うもんでも買ってこようかな・・・。
大井町のフィットネスに行って、昨日の5割増しの運動。
ジムの筋トレも5割増しだし、往復の自転車を合わせて考えれば、有酸素運動も5割増し。
水泳も、小刻みに休みながら600m泳いで5割増し。
息切れはするが、回復も早い(50m毎にミストサウナとジャグジーで寛ぐ)。
一番大変なのは、プールサイドに上がる時だな。
よっこいしょ。
どっこらしょ。
今日は、なるべく端のコースに移動して、ステップ使って上がった(軟弱・・・)。
ブレストスイムで、手を使わず、身体の伸びを意識して泳ぐ。
半分くらいは、ビート板だが、ゴーグルして顔を水に浸けて、ブレスのタイミングをシミュレーションする。
初めは、ストローク4回に1回のブレスだったが、次は3回毎になり、ビート板を外して、通常通り2ストローク毎にブレスを入れる。
まだ、腕をフルに使うには早過ぎるな。
もう少し、水慣れしてからでいい。
木曜日の午後は、2レーン使って水泳教室をやっているので、自由に泳げるレーンは2レーンしかなくなる。
みんな、譲り合って気持ちよく使っている。
初心者コースが空いていたので、そっちをお借りしたりもしたが、少し遠慮してゆっくり泳いだりする。
浮沈子も、いろいろ気を使っているのだ。
我儘放題、やりたいことだけやっているわけではない(ほんとかあ?)。
まあいい。
ウィップキックで手を使わないで泳いでいるので、すれ違う時も手足が当たることはない。
ちょっとヤバイ時は、バタ足に切り替えたりしているしな。
楽しい。
水泳は癖になる。
ブレスのタイミングをコントロールすれば、もう少し連続して泳ぐことが出来るだろう。
長くても、100mで区切っているが、150mで4本でもいい。
体力的には、200mで4本がちょうどいいかもしれない。
トータルでも800mになって、一応、1日の距離的にも普通になる。
1000mは、少しきついかもしれないが、休み休み泳げば、泳げないことはないだろう。
まあ、そういうペースで流しているということだ。
やっぱ、プールサイドへ上がるのが、何よりの運動である。
よっこいしょ。
どっこらしょ。
なるべく、ステップを使わないようにしよう・・・。
緩く、デレデレと泳ぐ。
ビート板を使って、休み休み泳ぐ。
プールサイドのスタッフは、変な顔して見ているが、知ったこっちゃない!。
自分のペースで、自分だけのペースで泳ぐ。
他のお客さんは、何か、浮沈子のペースに合わせてくれているようだ。
ペースメーカーかよ!?。
まあ、どうでもいいんですが。
昨日までの運動量を5割増しにしても、元が少ないので大したことはない。
気を良くして、食う量を5割増しにしないように気を付けないとな。
既に、リバウンドモードに突入していて、ヤバイことになってきている。
早いとこ、活動量計を導入して、エネルギーの収支を、体重と食う量という、入り口と出口だけでなく、ハサップで管理しないとな。
(HACCP)
https://ja.wikipedia.org/wiki/HACCP
管理ポイントを複数設けて、要因を個別に管理する必要があるわけだ。
体重についても、朝、運動後、寝る前の3回測定している(ビックリする程違います)。
今後は、食事の内容についても、こまめに記載して、ドカ食いをチェックしなければな(おからドーナツ5個なんて、もっての外!)。
活動量計については、何か進展があれば、また書く。
さてと、ブログも書いたことだし、ちょっと何か食うもんでも買ってこようかな・・・。
さらば現実19 ― 2016年05月12日 21:27
さらば現実19
ようこそ、VRの世界へ!。
IT界の巨人、グーグルがいよいよ動くのか?。
(GoogleのVR HMDはやはりスタンドアロン型でGoogle I/Oで発表か?)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1605/12/news114.html
「Android VRが来週発表されるのは確かだ。情報筋によると、HTC ViveやOculus Riftより性能が劣るようだ」
「モバイル端末をセットするものでもない」
「(PCに接続するものでもないのかという質問に対し)その通り。Android VRはスタンドアロンなヘッドセットになる」
「Gear VRよりは良くて、ViveやRiftには劣るらしい」
ITメディアでは、この噂を信じるか信じないかの投票を行っていて、現在は、63パーセントが信じるといっている。
このブログでも、AMDが密かに(?)スタンドアローンのHMDを開発しているらしいということは取り上げている。
(さらば現実14)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/03/15/8050149
「2016年春出荷」
既に、季節は夏だ。
まあ、どうでもいいんですが。
AMDの発想は、PC丸ごと頭の後ろに乗っけるというものだが(ウインドウズ10が動くそうです)、もちっと、スマートな発想にはならんのかと思っていたが、アンドロイドVRが、ぶっちぎってくれるかもしれない。
浮沈子は、もちろん、この噂を信じる。
グーグルなんだから、そのくらいやって当然だろうと思う。
アッと言わせる凄いのを・・・。
レティナディスプレイが、文字通り目の中に入るとかな(「Retina」とは英語で「網膜」を意味する)。
レンズがディスプレイになって、そこに映像を映し出す。
透過率を変えれば、素通しにしたり、ハーフアンドハーフでダブらせたり、自由自在だ。
カメラ機能もあったりして、録画中は、瞳が赤く点灯するのだ・・・。
空想科学小説張りだが、あながち夢ではない。
(グーグルが「眼に注射する」極小デバイスを開発中 特許資料で判明)
http://forbesjapan.com/articles/detail/12077
「デバイスは眼球内に注射で打ち込まれ、目の水晶体や周辺の膜組織と一体化する。注射は“眼球から水晶体を取り除いた作業の後”に行われる」
「デバイス内にはいくつかの小さなコンポーネントが収められ、データストレージ、センサー、通信チップ、バッテリー、電子レンズ等を内蔵」
「眼球内のデバイスには特殊なアンテナを経由し、ワイヤレスで電源が供給される。特許には外部デバイスについての記述もあり、眼球内の機器と無線で連携し、外部デバイスのプロセッサーがコンピューティング処理を実行する。」
「眼球内のデバイスの電子レンズは、外部からの光の焦点を絞り、網膜上に投影する際のアシスト機能を果たす」
いきなりこれが出てくるとは思わないが、劇画のゴクウのような話が現実になるわけだ。
(ゴクウ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%AF%E3%82%A6
「2014年の東京を舞台に、ふとしたことがきっかけで左目に「神の目」と言われる全てのコンピューターにアクセス可能な端末を埋め込まれた探偵・風林寺悟空の活躍を描いた、SFハードボイルドアクションである。」
水晶体を人工のものに交換するというのは、普通に行われている白内障の手術である。
(水晶体)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%99%B6%E4%BD%93
「水晶体は加齢とともに硬くなるため、焦点を調整することが困難となる。」
どれどれ(近くにピントを合わせようと、顔をしかめ、目を細くする浮沈子・・・)。
ああ、だいぶ硬いなあ。
(白内障:手術療法)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E5%86%85%E9%9A%9C#.E6.89.8B.E8.A1.93.E7.99.82.E6.B3.95
「生活に支障がある場合は、混濁した水晶体を除去して眼内に眼内レンズを挿入する外科手術を行っている。」
ここから先は、記事を読んでいただきたい。
浮沈子には、とても読むに堪えない(なんか、痛そうでやだな)。
さて、グーグルの次の一手はどうなるんだろうか。
仮にうわさが本当だとすると、VRの世界はHMDを中心としたデバイスの技術で、独自の展開をするようになるかも知れない。
最適化の先にあるのは、ウェアラブルなコンピューティングの世界だ。
人間の感覚とデバイスの一体化。
「右手をご覧ください、一番高いのが中指でございます」
むかし、山田邦子のバスガイドのネタがあったが(古っ!)、リアルな世界に、バーチャルな世界がそのまま入り込んでくるのかもしれない。
バーチャルな世界で、リアルな世界の行為が反映される。
そこに見えているのは、バーチャルな世界なのか、それとも、リアルな世界なのか。
浮沈子が、VRに注目している最大の理由であり、このシリーズのタイトルにもしている「さらば現実」というのは、最早、その区別が付け難くなり、夢の世界に生きる人々が出てくるのではないかという問題意識だ。
(胡蝶の夢)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%A1%E8%9D%B6%E3%81%AE%E5%A4%A2
「夢の中で胡蝶(蝶のこと)としてひらひらと飛んでいた所、目が覚めたが、はたして自分は蝶になった夢をみていたのか、それとも今の自分は蝶が見ている夢なのか、という説話である。」
その夢と、現実の世界が融合したり、地続きになったりするかもしれない。
なかには、行きっぱなしになる人だっているんじゃないのかあ?。
(山月記)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%88%E8%A8%98
「唐代、詩人となる望みに破れて虎になってしまった男・李徴が、自分の数奇な運命を友人の袁傪に語るという変身譚」
まあ、タイガーマスクのようなもんだな(違います!)。
(タイガーマスク)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF
「『タイガーマスク』は、梶原一騎原作、辻なおき作画のプロレス漫画およびアニメ作品。」
「知名度の点では、『巨人の星』や『あしたのジョー』と並んで、梶原一騎の代表作に数えられる。」
(【アニメ】タイガーマスク OP:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=OdJVSFh6008
「虎だ、お前は虎になるのだ」
いや、言いたかったのは、冒頭のセリフだけなんですが・・・。
人間が夢を見るのは、脳の自然な反応なのだが、起きているにも関わらず、脳に人工的な夢を見させる手立てを与えようというわけだ。
もちろん、小説を読んだり、単に空想したりすることによって、あっちの世界に行ってしまうことだってあるだろうし、テレビや映画、ゲームなど、最近の娯楽にハマってしまう方もいるが、どっちかといえば、リアリティに乏しいので、まあ、区別は付けやすかった。
(アバター症候群って何ですか?)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1435651689
「映画アバターを見た人に現れる症状の事」
「映画の舞台となっている星とあの青い生物の世界観があまりにも綺麗なため、この映画を見た後、現実世界があまりにも汚く見えてしまい「うつ状態」に陥ってしまう」
リアリティが高くなればなるほど、その世界に引き込まれる人々は増えるんだろうな。
人間は、現実社会との関係を絶って生活することは出来ない。
VRが、人間の生活にどういう影響を与えるのか、また、それをコントロールするには、どうしたらいいのかを、真剣に考えなければならないだろう。
低年齢の子供の使用については、制限が掛けられているようだが、たぶん、そういうことでは解決できないのではないか。
朝、目が醒めて、天井を見る時、その天井に手を伸ばして自分の指を見る時、それが現実の目覚めなのか、それとも水晶体の代わりに埋め込まれたデバイスが網膜に投影している世界なのか、リセットする呪文「OK,Google!」を唱えて確認しなければならなくなるかもしれないな。
ああ、もしも、システムがハッキングされて、リセットが効かなくなってしまったら大ごとだけどな。
もう、こっちの世界には、戻って来られなくなってしまうかもしれない。
蝶になったきり、虎になったきり・・・。
きっと、その頃には、ダイエット出来た仮想世界の自分とかも、アプリになっているに違いない。
まあ、そんなら、戻って来られなくてもいいかな・・・。
ようこそ、VRの世界へ!。
IT界の巨人、グーグルがいよいよ動くのか?。
(GoogleのVR HMDはやはりスタンドアロン型でGoogle I/Oで発表か?)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1605/12/news114.html
「Android VRが来週発表されるのは確かだ。情報筋によると、HTC ViveやOculus Riftより性能が劣るようだ」
「モバイル端末をセットするものでもない」
「(PCに接続するものでもないのかという質問に対し)その通り。Android VRはスタンドアロンなヘッドセットになる」
「Gear VRよりは良くて、ViveやRiftには劣るらしい」
ITメディアでは、この噂を信じるか信じないかの投票を行っていて、現在は、63パーセントが信じるといっている。
このブログでも、AMDが密かに(?)スタンドアローンのHMDを開発しているらしいということは取り上げている。
(さらば現実14)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/03/15/8050149
「2016年春出荷」
既に、季節は夏だ。
まあ、どうでもいいんですが。
AMDの発想は、PC丸ごと頭の後ろに乗っけるというものだが(ウインドウズ10が動くそうです)、もちっと、スマートな発想にはならんのかと思っていたが、アンドロイドVRが、ぶっちぎってくれるかもしれない。
浮沈子は、もちろん、この噂を信じる。
グーグルなんだから、そのくらいやって当然だろうと思う。
アッと言わせる凄いのを・・・。
レティナディスプレイが、文字通り目の中に入るとかな(「Retina」とは英語で「網膜」を意味する)。
レンズがディスプレイになって、そこに映像を映し出す。
透過率を変えれば、素通しにしたり、ハーフアンドハーフでダブらせたり、自由自在だ。
カメラ機能もあったりして、録画中は、瞳が赤く点灯するのだ・・・。
空想科学小説張りだが、あながち夢ではない。
(グーグルが「眼に注射する」極小デバイスを開発中 特許資料で判明)
http://forbesjapan.com/articles/detail/12077
「デバイスは眼球内に注射で打ち込まれ、目の水晶体や周辺の膜組織と一体化する。注射は“眼球から水晶体を取り除いた作業の後”に行われる」
「デバイス内にはいくつかの小さなコンポーネントが収められ、データストレージ、センサー、通信チップ、バッテリー、電子レンズ等を内蔵」
「眼球内のデバイスには特殊なアンテナを経由し、ワイヤレスで電源が供給される。特許には外部デバイスについての記述もあり、眼球内の機器と無線で連携し、外部デバイスのプロセッサーがコンピューティング処理を実行する。」
「眼球内のデバイスの電子レンズは、外部からの光の焦点を絞り、網膜上に投影する際のアシスト機能を果たす」
いきなりこれが出てくるとは思わないが、劇画のゴクウのような話が現実になるわけだ。
(ゴクウ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%AF%E3%82%A6
「2014年の東京を舞台に、ふとしたことがきっかけで左目に「神の目」と言われる全てのコンピューターにアクセス可能な端末を埋め込まれた探偵・風林寺悟空の活躍を描いた、SFハードボイルドアクションである。」
水晶体を人工のものに交換するというのは、普通に行われている白内障の手術である。
(水晶体)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%99%B6%E4%BD%93
「水晶体は加齢とともに硬くなるため、焦点を調整することが困難となる。」
どれどれ(近くにピントを合わせようと、顔をしかめ、目を細くする浮沈子・・・)。
ああ、だいぶ硬いなあ。
(白内障:手術療法)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E5%86%85%E9%9A%9C#.E6.89.8B.E8.A1.93.E7.99.82.E6.B3.95
「生活に支障がある場合は、混濁した水晶体を除去して眼内に眼内レンズを挿入する外科手術を行っている。」
ここから先は、記事を読んでいただきたい。
浮沈子には、とても読むに堪えない(なんか、痛そうでやだな)。
さて、グーグルの次の一手はどうなるんだろうか。
仮にうわさが本当だとすると、VRの世界はHMDを中心としたデバイスの技術で、独自の展開をするようになるかも知れない。
最適化の先にあるのは、ウェアラブルなコンピューティングの世界だ。
人間の感覚とデバイスの一体化。
「右手をご覧ください、一番高いのが中指でございます」
むかし、山田邦子のバスガイドのネタがあったが(古っ!)、リアルな世界に、バーチャルな世界がそのまま入り込んでくるのかもしれない。
バーチャルな世界で、リアルな世界の行為が反映される。
そこに見えているのは、バーチャルな世界なのか、それとも、リアルな世界なのか。
浮沈子が、VRに注目している最大の理由であり、このシリーズのタイトルにもしている「さらば現実」というのは、最早、その区別が付け難くなり、夢の世界に生きる人々が出てくるのではないかという問題意識だ。
(胡蝶の夢)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%A1%E8%9D%B6%E3%81%AE%E5%A4%A2
「夢の中で胡蝶(蝶のこと)としてひらひらと飛んでいた所、目が覚めたが、はたして自分は蝶になった夢をみていたのか、それとも今の自分は蝶が見ている夢なのか、という説話である。」
その夢と、現実の世界が融合したり、地続きになったりするかもしれない。
なかには、行きっぱなしになる人だっているんじゃないのかあ?。
(山月記)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%88%E8%A8%98
「唐代、詩人となる望みに破れて虎になってしまった男・李徴が、自分の数奇な運命を友人の袁傪に語るという変身譚」
まあ、タイガーマスクのようなもんだな(違います!)。
(タイガーマスク)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF
「『タイガーマスク』は、梶原一騎原作、辻なおき作画のプロレス漫画およびアニメ作品。」
「知名度の点では、『巨人の星』や『あしたのジョー』と並んで、梶原一騎の代表作に数えられる。」
(【アニメ】タイガーマスク OP:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=OdJVSFh6008
「虎だ、お前は虎になるのだ」
いや、言いたかったのは、冒頭のセリフだけなんですが・・・。
人間が夢を見るのは、脳の自然な反応なのだが、起きているにも関わらず、脳に人工的な夢を見させる手立てを与えようというわけだ。
もちろん、小説を読んだり、単に空想したりすることによって、あっちの世界に行ってしまうことだってあるだろうし、テレビや映画、ゲームなど、最近の娯楽にハマってしまう方もいるが、どっちかといえば、リアリティに乏しいので、まあ、区別は付けやすかった。
(アバター症候群って何ですか?)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1435651689
「映画アバターを見た人に現れる症状の事」
「映画の舞台となっている星とあの青い生物の世界観があまりにも綺麗なため、この映画を見た後、現実世界があまりにも汚く見えてしまい「うつ状態」に陥ってしまう」
リアリティが高くなればなるほど、その世界に引き込まれる人々は増えるんだろうな。
人間は、現実社会との関係を絶って生活することは出来ない。
VRが、人間の生活にどういう影響を与えるのか、また、それをコントロールするには、どうしたらいいのかを、真剣に考えなければならないだろう。
低年齢の子供の使用については、制限が掛けられているようだが、たぶん、そういうことでは解決できないのではないか。
朝、目が醒めて、天井を見る時、その天井に手を伸ばして自分の指を見る時、それが現実の目覚めなのか、それとも水晶体の代わりに埋め込まれたデバイスが網膜に投影している世界なのか、リセットする呪文「OK,Google!」を唱えて確認しなければならなくなるかもしれないな。
ああ、もしも、システムがハッキングされて、リセットが効かなくなってしまったら大ごとだけどな。
もう、こっちの世界には、戻って来られなくなってしまうかもしれない。
蝶になったきり、虎になったきり・・・。
きっと、その頃には、ダイエット出来た仮想世界の自分とかも、アプリになっているに違いない。
まあ、そんなら、戻って来られなくてもいいかな・・・。
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