戦闘機 ― 2016年08月09日 02:32
戦闘機
我が国の次期主力戦闘機とされているF35が、素っ裸の戦闘で、40年前に開発されたF16にボロ負けした。
(F-35A: 今年の1月に行われた接近戦による模擬空中戦演習でF16によって撃墜)
http://business.newsln.jp/news/201507030905190000.html
「F-35AとF-16の2機の戦闘機による接近戦を想定した模擬空中戦演習で、F-35AがF-16に撃墜されていたことが情報開示されたUSAFの資料によって明らかとなった。」
1年くらい前の話だ。
しかし、それは現在でも変わらない。
「高度な機動性が要求される接近空中戦においては旧世代の戦闘機に比べても能力的に劣ると報告している。」
開発段階から、何かとトラブルに見舞われ、出来上がった機体の性能もショボく、エンジンパワーは足りなくて、半世紀近く前の戦闘機に撃墜される始末だ。
米軍の運用では、それでいいのかもしれない。
ステルス性能を生かして敵がこちらを発見する前に捕捉し、高性能のミサイルを発射し、全速力で離脱する。
ドッグファイトは想定されていない。
現代の戦闘機に求められているのは、高度なデータリンクに対応したり、高性能なミサイルを運用したりすることで、近接戦闘することじゃない。
そういわれてしまえば元も子もない。
想定外の状況で戦わせても、意味はないのだ。
飛行機に、海に潜れと言ってるようなものなのかも知れない。
しかし、そんな完全な支援を受けて運用される状況だけじゃないだろう。
単独で、交戦しなければならなかったり、機関銃で撃ち合ったりすることだってあるかも知れないじゃん!?。
(GAU-12 イコライザー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/GAU-12_%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC
「ジェネラル・ダイナミクス社では、派生型としてF-35統合打撃戦闘機(Joint Strike Fighter)向けにGAU-22/Aを開発している。」
「F-35Aへの機内装備とF-35B/Cのガンポッドでの装備と双方の利用が可能になる見込み」
しかし、いずれにしても、戦闘機のスマホ化も進んでいるということだな。
我が国は、当初、F22を望んでいたが、高度なステルス技術の輸出を米国が拒んだ経緯がある。
(米下院軍事委員会、F-22 194機の追加生産の可能性を検討開始・同盟国への輸出も検討へ)
http://business.newsln.jp/news/201604230423220000.html
「F-22については当初、日本とオーストラリアが購入の打診を行っていたが、1998年に高度なステルス技術が実装されているF-22は、戦略的な見地から他国への輸出は行わない決定が下されていた。」
いまさら、輸出解禁とか言われてもな。
(史上最強の米戦闘機が復活か…中露ステルス機の脅威論が台頭、最新F-35は「鈍重」と不評買う)
http://www.sankei.com/west/news/160511/wst1605110006-n1.html
「再生産話は、空軍基地関係者の票を得るためではないか-との推測も出ている。」
有り得る話だな。
期待しない方が無難だろう。
運用の問題もあり、我が国でF35と混用することは難しい。
元々、我が国は、戦闘機の数を抑えて質を高めて運用するという戦略を採っている。
近隣諸国の不安を抑えるためだという。
近隣諸国は、そんな制約はないから、数で勝負ということになる。
我が国は、他国に侵入して占領するという意図はないので(?)、近くに来た航空機とか、艦船に対して、スクランブルを掛けたり、威嚇の上攻撃できればいいわけで、いきなりドンパチやるわけではない。
運用上は、相手に自分を見せてから攻撃することになる。
ステルスなんて、不要なわけだな。
それとも、今後は警告なしに、いきなりファーストルック・ファーストショット・ファーストキルしちゃうんだろうか?。
ドッグファイトに持ち込まれたら、絶対勝てないからな。
まあいい。
F35は、最後の戦闘機といわれている。
今後は、無人機の時代だ。
人間が耐えられない機動や、人的損耗の回避、そして、兵器搭載能力の増加。
ドッグファイトでも、人間のパイロットは既に勝てない。
(戦闘機AIが空中戦シミュレーターでベテランパイロットに圧勝。無人戦闘機が空を支配する未来は近い?)
http://japanese.engadget.com/2016/06/29/ai/
「AI戦闘機の対戦相手となったのは、退役した元米空軍パイロット(階級は大佐)のGene Lee氏。ベテランの訓練教官で豊富な空戦知識を備えている人物ですが、再現度の高い空中戦シミュレーターでALPHAと交戦したところ、一勝も取れなかったばかりか、何度も撃墜されて完封されました。」
ラズパイでも動くAIに、既に人間は勝てなくなっている。
(Raspberry Pi)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Raspberry_Pi
「日本ではラズパイとも呼ばれる。」
まあ、どうでもいいんですが。
コンピューターは、一見不可能と思えることを次々と可能にしてきた。
従来のパラダイムをぶち壊し、新しい基準をもたらす。
クルマにしても、航空機にしても、コンピューター無しに製作することは出来ない。
エンジン掛けることすら出来ない。
世の中は便利になり、それが当たり前になり、それなしではいられなくなる。
ほぼ毎日、ネットを徘徊し、ヨタブログを垂れ流している浮沈子もまた、その一人かも知れない。
人のことは言えない。
しかし、高機動できない戦闘機に、防空任せて大丈夫かという不安はある。
売ってくれるというなら、F22を買っておいてもいいかも知れない。
まあ、あれも、スマホだけどな。
F35をマルチロール機として開発しようとしたのは、裏で動いているソフトを使えば、トータルのコストを削減できると踏んだからだろう。
実際には、共用できる要素は少なく、兵器においては、軍隊の要求を満たすのは並大抵ではなかったということだ。
長い目で見た時に、本当にその選択が正しかったかどうかは、今後の運用にかかって来る。
無人機との連携や、次世代戦闘機との混成運用を如何にこなすか。
少なくとも、21世紀中頃までは使われ続けることになる。
その後は、もう、無人機だろうな。
戦争はロボットが行う。
戦争だけじゃない。
あらゆるところにロボットは使われる。
人間は、ロボットを設計し、ロボットを作り、ロボットを操って暮らす。
いや、操られるのがオチだろうな。
ミサイルの破壊措置命令のように、出しっぱなしにして、3か月に1回更新して、後はロボットが撃ち落とすようになる。
それが、21世紀の文民統制というヤツだ。
浮沈子は、ドキッとしたな。
軍隊に、白紙委任状を渡すようなもんだな。
まだ、人間が介在しているだけ、マシかもしれない。
防衛大臣は、AIの指揮官に、全面委任して、就任するなりボタンを押すだけが仕事になる。
後は、機械が良きに計らう。
だって、その方が強いから。
戦争は結果が全てだ。
その戦争の道具が、また一つ、導入されようとしている。
F35は、米国で来月にも我が国に引き渡されるそうだ。
(空自導入の次期戦闘機F35 来月にも引き渡しへ)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010619921000.html
「航空自衛隊はF35を42機導入することにしていて、ことし10月からアメリカでパイロットの訓練を始め、早ければ来年の配備を目指しています。」
我が国の運用を考えると、ユーロファイターの方が良かったような気もするんだがな。
(世界2位の戦闘機、英「タイフーン」来日か 「二番目」に強いその理由)
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20160402/Trafficnews_50018.html
「今年中にイギリス空軍の新鋭主力戦闘機「ユーロファイター タイフーン」を日本へ派遣、航空自衛隊と共同訓練を行う意向」
「高度9000mでのマッハ0.9からマッハ1.5までの加速所要時間はF-35の3分の2であり、マッハ1.5での旋回性能(維持旋回率)はF-35の2倍にも達します。」
我が国の国防が、合理性を欠いているような気がするのは、浮沈子だけなんだろうか?。
我が国の次期主力戦闘機とされているF35が、素っ裸の戦闘で、40年前に開発されたF16にボロ負けした。
(F-35A: 今年の1月に行われた接近戦による模擬空中戦演習でF16によって撃墜)
http://business.newsln.jp/news/201507030905190000.html
「F-35AとF-16の2機の戦闘機による接近戦を想定した模擬空中戦演習で、F-35AがF-16に撃墜されていたことが情報開示されたUSAFの資料によって明らかとなった。」
1年くらい前の話だ。
しかし、それは現在でも変わらない。
「高度な機動性が要求される接近空中戦においては旧世代の戦闘機に比べても能力的に劣ると報告している。」
開発段階から、何かとトラブルに見舞われ、出来上がった機体の性能もショボく、エンジンパワーは足りなくて、半世紀近く前の戦闘機に撃墜される始末だ。
米軍の運用では、それでいいのかもしれない。
ステルス性能を生かして敵がこちらを発見する前に捕捉し、高性能のミサイルを発射し、全速力で離脱する。
ドッグファイトは想定されていない。
現代の戦闘機に求められているのは、高度なデータリンクに対応したり、高性能なミサイルを運用したりすることで、近接戦闘することじゃない。
そういわれてしまえば元も子もない。
想定外の状況で戦わせても、意味はないのだ。
飛行機に、海に潜れと言ってるようなものなのかも知れない。
しかし、そんな完全な支援を受けて運用される状況だけじゃないだろう。
単独で、交戦しなければならなかったり、機関銃で撃ち合ったりすることだってあるかも知れないじゃん!?。
(GAU-12 イコライザー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/GAU-12_%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC
「ジェネラル・ダイナミクス社では、派生型としてF-35統合打撃戦闘機(Joint Strike Fighter)向けにGAU-22/Aを開発している。」
「F-35Aへの機内装備とF-35B/Cのガンポッドでの装備と双方の利用が可能になる見込み」
しかし、いずれにしても、戦闘機のスマホ化も進んでいるということだな。
我が国は、当初、F22を望んでいたが、高度なステルス技術の輸出を米国が拒んだ経緯がある。
(米下院軍事委員会、F-22 194機の追加生産の可能性を検討開始・同盟国への輸出も検討へ)
http://business.newsln.jp/news/201604230423220000.html
「F-22については当初、日本とオーストラリアが購入の打診を行っていたが、1998年に高度なステルス技術が実装されているF-22は、戦略的な見地から他国への輸出は行わない決定が下されていた。」
いまさら、輸出解禁とか言われてもな。
(史上最強の米戦闘機が復活か…中露ステルス機の脅威論が台頭、最新F-35は「鈍重」と不評買う)
http://www.sankei.com/west/news/160511/wst1605110006-n1.html
「再生産話は、空軍基地関係者の票を得るためではないか-との推測も出ている。」
有り得る話だな。
期待しない方が無難だろう。
運用の問題もあり、我が国でF35と混用することは難しい。
元々、我が国は、戦闘機の数を抑えて質を高めて運用するという戦略を採っている。
近隣諸国の不安を抑えるためだという。
近隣諸国は、そんな制約はないから、数で勝負ということになる。
我が国は、他国に侵入して占領するという意図はないので(?)、近くに来た航空機とか、艦船に対して、スクランブルを掛けたり、威嚇の上攻撃できればいいわけで、いきなりドンパチやるわけではない。
運用上は、相手に自分を見せてから攻撃することになる。
ステルスなんて、不要なわけだな。
それとも、今後は警告なしに、いきなりファーストルック・ファーストショット・ファーストキルしちゃうんだろうか?。
ドッグファイトに持ち込まれたら、絶対勝てないからな。
まあいい。
F35は、最後の戦闘機といわれている。
今後は、無人機の時代だ。
人間が耐えられない機動や、人的損耗の回避、そして、兵器搭載能力の増加。
ドッグファイトでも、人間のパイロットは既に勝てない。
(戦闘機AIが空中戦シミュレーターでベテランパイロットに圧勝。無人戦闘機が空を支配する未来は近い?)
http://japanese.engadget.com/2016/06/29/ai/
「AI戦闘機の対戦相手となったのは、退役した元米空軍パイロット(階級は大佐)のGene Lee氏。ベテランの訓練教官で豊富な空戦知識を備えている人物ですが、再現度の高い空中戦シミュレーターでALPHAと交戦したところ、一勝も取れなかったばかりか、何度も撃墜されて完封されました。」
ラズパイでも動くAIに、既に人間は勝てなくなっている。
(Raspberry Pi)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Raspberry_Pi
「日本ではラズパイとも呼ばれる。」
まあ、どうでもいいんですが。
コンピューターは、一見不可能と思えることを次々と可能にしてきた。
従来のパラダイムをぶち壊し、新しい基準をもたらす。
クルマにしても、航空機にしても、コンピューター無しに製作することは出来ない。
エンジン掛けることすら出来ない。
世の中は便利になり、それが当たり前になり、それなしではいられなくなる。
ほぼ毎日、ネットを徘徊し、ヨタブログを垂れ流している浮沈子もまた、その一人かも知れない。
人のことは言えない。
しかし、高機動できない戦闘機に、防空任せて大丈夫かという不安はある。
売ってくれるというなら、F22を買っておいてもいいかも知れない。
まあ、あれも、スマホだけどな。
F35をマルチロール機として開発しようとしたのは、裏で動いているソフトを使えば、トータルのコストを削減できると踏んだからだろう。
実際には、共用できる要素は少なく、兵器においては、軍隊の要求を満たすのは並大抵ではなかったということだ。
長い目で見た時に、本当にその選択が正しかったかどうかは、今後の運用にかかって来る。
無人機との連携や、次世代戦闘機との混成運用を如何にこなすか。
少なくとも、21世紀中頃までは使われ続けることになる。
その後は、もう、無人機だろうな。
戦争はロボットが行う。
戦争だけじゃない。
あらゆるところにロボットは使われる。
人間は、ロボットを設計し、ロボットを作り、ロボットを操って暮らす。
いや、操られるのがオチだろうな。
ミサイルの破壊措置命令のように、出しっぱなしにして、3か月に1回更新して、後はロボットが撃ち落とすようになる。
それが、21世紀の文民統制というヤツだ。
浮沈子は、ドキッとしたな。
軍隊に、白紙委任状を渡すようなもんだな。
まだ、人間が介在しているだけ、マシかもしれない。
防衛大臣は、AIの指揮官に、全面委任して、就任するなりボタンを押すだけが仕事になる。
後は、機械が良きに計らう。
だって、その方が強いから。
戦争は結果が全てだ。
その戦争の道具が、また一つ、導入されようとしている。
F35は、米国で来月にも我が国に引き渡されるそうだ。
(空自導入の次期戦闘機F35 来月にも引き渡しへ)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010619921000.html
「航空自衛隊はF35を42機導入することにしていて、ことし10月からアメリカでパイロットの訓練を始め、早ければ来年の配備を目指しています。」
我が国の運用を考えると、ユーロファイターの方が良かったような気もするんだがな。
(世界2位の戦闘機、英「タイフーン」来日か 「二番目」に強いその理由)
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20160402/Trafficnews_50018.html
「今年中にイギリス空軍の新鋭主力戦闘機「ユーロファイター タイフーン」を日本へ派遣、航空自衛隊と共同訓練を行う意向」
「高度9000mでのマッハ0.9からマッハ1.5までの加速所要時間はF-35の3分の2であり、マッハ1.5での旋回性能(維持旋回率)はF-35の2倍にも達します。」
我が国の国防が、合理性を欠いているような気がするのは、浮沈子だけなんだろうか?。
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