新型コロナと地磁気異常の怪しい関係2020年05月30日 21:09

新型コロナと地磁気異常の怪しい関係
新型コロナと地磁気異常の怪しい関係


浮沈子は、南大西洋異常帯のけんてーごっこ初代被認定者である(エッヘン!:アホか・・・)。

(南大西洋異常帯)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/04/17/6416061

「地磁気+太陽風=磁気圏で、その地球に近いところ(20000キロ以下)にヴァン・アレン帯があって、地軸が地磁気軸と11度傾いているために、内帯の高度が300kmから400kmに下がってきている所が、南大西洋上空ということになるわけだ。」

いつものように、何かブログネタはないかとギガジンを漁っていたら、懐かしい言葉(南大西洋異常帯)が出てきたので、ちょろっと調べて記事にすることにした。

(地球の磁場が弱まってきていると判明)
https://gigazine.net/news/20200529-swarm-probes-weakening-magnetic-field/

「南半球のアフリカから南アメリカまでの地域において地磁気が弱まってきている」

「ESAによると、過去200年間で地球全体の地磁気は平均して9%弱まっているとのこと。中でもアフリカから南アフリカにかけて存在する地磁気が特に弱い地域である「南大西洋異常帯」では、地磁気の低下が著しいそうです。」

(群れが地球の磁場の弱体化を探る:ほぼギガジンの記事通りの元記事)
https://www.esa.int/Applications/Observing_the_Earth/Swarm/Swarm_probes_weakening_of_Earth_s_magnetic_field

「1970年から2020年にかけて、この領域の最小電界強度は約24 000ナノテスラから22 000に低下しました。同時に、異常の領域は成長し、年間約20 kmのペースで西に移動しました。過去5年間で、最小強度の第2の中心がアフリカの南西に現れました。これは、南大西洋異常が2つの別々のセルに分裂したことを示しています。」

「科学者は、ESAのSwarm衛星群からのデータを使用して、この異常をよりよく理解しています。スウォーム衛星は、地球の磁場を構成するさまざまな磁気信号を識別して正確に測定するように設計されています。」

スウォームというアクロニム(頭字語)自体が群れという意味で、3機のヘンタイ(あー、じゃなくて編隊)を組んで回る衛星からできている。

(SWARM (人工衛星))
https://ja.wikipedia.org/wiki/SWARM_(%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E8%A1%9B%E6%98%9F)

「地磁気強度の永年変化や、磁極の経年移動、不均一な磁気強度分布(南大西洋異常帯など)など、不明な点が多い地磁気現象のメカニズムを解明することが期待されている。」

(群れA、B、C(Earth Explorer 5))
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/swarm.htm

「2つの衛星が並んで周回し、4年間で初期高度460 kmから300 kmまで自然に減衰します。3番目は約530 kmの高度を維持します。低いペアと高い衛星の間の0.6°の傾斜差は、運用の3年目までに軌道面の90°の差を保証します。」

ESAの映像では、スウォームA(アルファ)、B(ブラボー)、C(チャーリー)と表示されてる。

これって、もちろん、アルファベットのフォネティックコードだ。

(通話表:欧文通話表)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E8%A9%B1%E8%A1%A8#%E6%AC%A7%E6%96%87%E9%80%9A%E8%A9%B1%E8%A1%A8

「発音が似通っている言葉を弁別するため、国際電気通信連合で制定された。」

まあ、どうでもいいんですが。

この衛星コンステレーションには、第4の衛星が後から加わっている。

(カシオペ1)
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/cassiope-1.htm

「2018年2月、ESAとCSAは、ePOPペイロードを含むCASSIOPE 1をスウォーム コンステレーションの4番目のメンバーとして追加する契約を結びました。CASSIOPE 1はSwarm Echoと呼ばれます」

スウォーム衛星のヘンタイ的見かけに比べると、コンサバな外観だな。

この衛星は、2013年にファルコン9バージョン1.1のテスト打ち上げの際に、80パーセント引きという破格の割引率で打ち上げられた。

(カシオペ:起動)
https://en.wikipedia.org/wiki/CASSIOPE#Launch

「このフライトは、SpaceXの技術実証ミッションであり、SpaceX Falcon 9 LEOミッションの通常の公表価格の約20%であるため、ロケットの能力に比べて非常に小さいペイロード質量で割引料金で契約されました。」

さて、今回の観測で異常が見つかった南大西洋異常帯(元々、異常なんでしょうが)には、別名がある。

(南大西洋異常帯)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E5%A4%A7%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E7%95%B0%E5%B8%B8%E5%B8%AF

「ヴァン・アレン帯における異常構造。南大西洋異常域、ブラジル異常帯などとも。」

ブラジル異常帯だってえ!?。

ははあ、だから新型コロナの対応がおかしくなってるのかも知れないな(未確認!?)。

ちなみに、地上への影響は、今のところは確認されていない(ヤバいのは、高度300km以上の宇宙空間の話だけ)。

まあいい。

「ESAによると、1970年から2020年にかけて南大西洋異常帯の地磁気は約2万4000ナノテスラから約2万2000ナノテスラまで低下し、南大西洋異常帯自体が年間約20kmのペースで西に移動しているとのこと。さらに、円形だった南大西洋異常帯に「第2の中心」といえる箇所が発生しており、「2つに分裂する」という兆候が現れています。」(ギガジンの記事より)

ESAの冒頭の動画(5秒)を再生すると、最後の方(4秒辺り)で、アフリカ寄りの大西洋上に当該箇所が出現する。

(Development of the South Atlantic Anomaly:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=YohXS_nka-U&feature=emb_logo

「南大西洋異常とは、私たちの保護シールドが弱い地域を指します。 このアニメーションは、Swarm衛星コンステレーションによって収集されたデータに基づいて、2014年から2020年までの地球表面の磁場強度を示しています。」(動画のキャプションより)

この第二の中心の出現が、どういう影響を人工衛星やISSの船外活動に与えるかは分からない。

「南大西洋の異常の起源の謎はまだ解決されていません。ただし、1つ確かなことがあります。Swarmからの磁場観測は、地球内部のほとんど理解されていないプロセスへの刺激的な新しい洞察を提供しています。」(ESAの記事より)

群盲象を撫でる、か・・・。

<追加>

(地球の見えざる盾:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=0ycmm7XSijE

地磁気反転の前後の地磁気消滅が地球生命に与える影響は、ちょっと心配だな。

その程度では、大気が吹っ飛んで消えるような心配はない。

地磁気の反転は、地球では不定期だが、過去2000万年ぽっちの期間に100回を超えているという。

幸い、大気はまだある(ラッキー!)。

ビデオの最後の方には、スウォームのことも出てくる。

人類の生存がかかったSAA(South Atlantic Anomaly)観測(それ程のものかあ?)。

予算獲得のツールとしては、最強かもな・・・。

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