🚀スターライナー:帰還また延期 ― 2024年06月24日 05:18
スターライナー:帰還また延期
(NASA、スターライナーのドッキング解除と地球への帰還を再び延期)
https://spaceflightnow.com/2024/06/22/nasa-again-delays-starliner-undocking-return-to-earth/
「6月26日の再突入を延期し、スターライナーの国際宇宙ステーション滞在を再び延長することを決定」
「スターライナーのドッキング解除と地球への帰還は、すでに予定されている月曜と7月2日の2回の宇宙ステーション船外活動よりも遅れる可能性が高い。」
7月だってえ!?。
「当局は彼らが宇宙に取り残されているわけではないと述べている。」
「ランデブーとドッキング中に観察されたヘリウムシステムの小さな漏れとスラスターの性能の管理に関しては、データに基づいて意思決定を行っている」(NASAの商業乗員プログラムのマネージャー、スティーブ・スティッチ氏)
まあ、誰がどう見たって、取り残されて地球に帰れなくなっていることは事実だ。
「NASAのスペースXデモ2号が軌道上で2か月を過ごして帰還する前に行われたのと同様の機関レベルのレビューを完了し、計画通りの進行に対する機関の正式な承認を文書化することが適切だ」
デモ2の長期滞在は、事前に計画され、クルーはISSで行う作業の訓練も終えていたことは周知だ。
んな話を持ち出すところを見ると、マジで帰るに帰れない状況に陥っているに違いない。
調べれば調べるほど、この宇宙船(スターライナー)に、このまま人を乗せて帰還させることはもとより、迂闊に離脱させれば、ドッキングを解除した途端に制御を失ってISSに激突するかもしれないことが徐々に明らかになってきたわけだ(そうなのかあ?)。
「しかし、デモ2ミッションでは、スターライナーの初有人試験飛行でこれまでに指摘されたような問題は発生しなかった。」
NASAの説明には苦し紛れなところがある。
お役所が、理路整然とした説明を行えない状況が発生していると考えるのに無理はない。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
「問題のヘリウム漏れとスラスターが、クルーカプセルのベースに取り付けられたスターライナーのドラム型のサービスモジュールにあること」
「エンジニアが事後に実際のハードウェアを検査することはできない」
スペースX社が再使用ロケットで実績を上げている背景には、回収されたロケットを調べることで、使い捨てのロケットに比べてアットーテキに豊かなフィードバックを得ていることがある(もちろん、それだけじゃないでしょうけど)。
スターライナーでは、そういう対応を行うことが出来ないのだ。
やれやれ・・・。
「NASAとボーイングの管理者は、テレメトリを確認し、テストを継続し、ドッキング解除後にさらなる問題が発生した場合に備えて緊急時のシナリオを洗練させるために、エンジニアにできるだけ多くの時間を与えたいと考えている。」
「NASAの管理者は、来年初めからISSへの運用クルーローテーション飛行のためにスターライナーを認可したいと望んでいたが、それが現実的な目標であるかどうかはまだ明らかではない。」
ちょっと気になる記述もある。
「テレメトリが打ち上げ前の予想と一致しなかったため、スターライナーのフライト コンピューターは 7 機の操縦ジェット機をオフラインにした。」
スラスターの故障は「5か所」じゃなかったっけえ?。
まあいい。
「1 基のスラスタは今後使用できないと判断された」
1基は、依然として復旧していないわけだ。
浮沈子的には、もう一つ気になることがある。
「地球への帰還に必要なヘリウムはわずか7時間分で、スターライナーにはその10倍以上の量のヘリウムが残っている。」
漏れている状況でさえ、10倍のヘリウムを積んでいるのはなぜか。
必要量の10倍というのは、本当なのか。
実際には、10倍以上の容量的冗長性を要求される別の要素があって、実際にはそれ程の余裕はないのではないのか(未確認)。
疑い出せばキリがない。
フライトの度に新たなトラブルを抱え、それが改善されないままに次のフライトが行われている(ヘリウム漏れとスラスターの故障は、OFT-2の時にもあったようです)。
地球に戻ってくることがない使い捨てのサービスモジュール(機械船)の改善のためのデータは、ISSに接続して長期間の外部電源を得ている現在でしか取れない。
しかし、そのデータは、破壊的な要素を伴う試験を行って得ることはできない。
クルーが乗って帰ってくるための宇宙機のモジュールだからな。
徹底した検査とか言っても、所詮、限界はある。
その範囲の中でいくら調べたところで、お持ち帰り出来ない使い捨てロケット(や宇宙船)からのフィードバックには限界がある。
改善が果たされたかどうかは、次回の運用で確認するしかない。
CFTは、もう一度行われる公算が高い(そうなのかあ?)。
ひょっとすると、クルードラゴンのデモ2(有人での初飛行)のように、半分はミッションをこなしながらということになるかもしれないが、それは優先度が低く、実施できなかったとしてもISSの運用に大きな支障が起きない範囲のショボいものになるだろう。
期間も、通常の6か月ではなく、せいぜい3か月くらいに短縮されるに違いない(未確認)。
クルードラゴンは、その分前倒しで次のミッションに備えなければならなくなるが、何の問題もないだろう。
で、NASAは、契約が果たされたとして、B社に満額支払うんだろうな(そうなのかあ?)。
浮沈子的には、事実上のCFT-2が検討されている方に、一票だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(NASA、推進データを確認するためスターライナーの帰還を無期限延期)
https://arstechnica.com/space/2024/06/nasa-indefinitely-delays-return-of-starliner-to-review-propulsion-data/
「宇宙船には45日間の制限がある」
標題はかなり過激だが、ISSにドッキングしているにしても、その有効期限には限りがある。
「その期限は6月6日に始まった。」
7月20日前後には、遅くとも離脱する必要がある。
「NASAが地球への帰還飛行でのパフォーマンスに慣れるために宇宙船の飛行を延期し続ける必要があると感じているのは、最適とは言えない。」
「スターライナーは「緊急事態の場合」に帰還する許可を得ている」
「しかし、通常の状況下でスターライナーを地球に帰還させることにまだ不安を抱いている理由について、当局はまだ十分に説明していない。」
エリックバーガーは、NASAの姿勢に批判的だが、浮沈子も同感だ。
その上で、NASAは、何か重要な情報を開示していないと感じる。
計画通りの帰還を行わないのは、それが「行えない」理由があるからだ。
今のところ、NASAもB社も、ヘリウム漏れとスラスターの作動不良を起こしているサービスモジュール(機械船)が使い捨てのため、宇宙空間における試験やデータ取りは今しか行えないからということにしている。
十分な理由の説明が行えないのは、エアロジェットロケットダインやボーイングの企業秘密の塊な機械船の詳細を明かせないからだと理解しているが、それだけで数十億ドルの開発費(米国民の税金です)をつぎ込んだスターライナーの離脱延期を納得しろというのはムリポだろう。
「木曜日と金曜日に行われた一連の会議」
「会議では、ミッションマネージャーらがスターライナー宇宙船の2つの重大な問題について調査結果を検討」
「会議中の協議内容については何も明らかにされていない」
・宇宙ステーションからの安全な切り離し
・離脱
・軌道離脱噴射の実行
・クルーカプセルとサービスモジュールの分離
・大気圏を飛行すること
「ウィルモアとウィリアムズが地球への帰還飛行中に遭遇する可能性のあるすべての不測の事態にNASAのリーダーたちが安心できなかったことは明らかである。」
やれやれ・・・。
いったい何が起こっていて、何が解決されていない問題で、次善の策は何なのか、それに伴う将来の影響がどうなるのかは一切明かされていない。
ハッキリしているのは、当初、6月14日に離脱、帰還する予定だった宇宙飛行士2名が、7月初旬まで帰還の見込みが立っていないことだ。
しかも、宇宙船がISSにドッキングした状態で運用できる期限は7月20日前後。
デッドエンドも見えていて、刻一刻と迫っている。
しかも、そうやって係留期間を延長して、何か得るものがあるのかどうかも不明だ。
「ある意味、NASA とボーイングにとって、スターライナーを宇宙ステーションに長期間ドッキングさせることは有益です。長期ミッションにおける宇宙船の性能に関するデータをさらに収集できます。最終的には、スターライナーは宇宙飛行士が一度に 6 か月間軌道上に滞在できる運用ミッションを実行することになります。」
ひょっとすると、それは不可能になるのではないか。
ミッションの度に、薄氷を踏む状況を許容するわけにはいかない。
ヘリウムの漏れと、スラスターの故障だけなのか、それすらも怪しい・・・。
(スターライナーの復帰は7月に延期)
https://spacenews.com/starliner-return-delayed-to-july/
「NASAは6月21日遅くに発表した声明で、スターライナーが6月25日にステーションを出発し、6月26日早朝にニューメキシコ州ホワイトサンズに着陸し、NASAの宇宙飛行士ブッチ・ウィルモアとスニ・ウィリアムズを乗せた乗組員飛行試験(CFT)ミッションを完了するという3日前に発表された計画を中止したと発表」
この3日間の間に何が起こったのか。
「これまでの3回の延期とは異なり、NASAはスターライナーの新たな出発日を明らかにしなかった。」
「ランデブーとドッキング中に観察されたヘリウムシステムの小さな漏れとスラスターの性能の管理に関しては、データに基づいて意思決定を行っている」(NASAの商業乗組員プログラムマネージャー、スティーブ・スティッチ氏)
じゃあ、他にも何かトラブルがあって、そっちは「標準的なミッション管理チームのプロセス」に従っていないということなのかあ?。
「同氏はさらに、NASAは「ミッションの期間を考慮して」出発前にスターライナーの機関レベルの審査を実施する予定だと付け加えた。」
上層部の意思決定を仰ぐ必要がある、何か重大な懸念事項とは何なのか。
「NASAがスターライナーが6月26日に帰還すると発表した6月18日のブリーフィングで、スティッチ氏らは宇宙船がそれまでに帰還できる状態にあると自信を見せた。」
「テストの結果、反応制御システムのスラスターは1つを除いてすべて正常に動作していることが確認され、スラスターテスト中にチェックされた推進システムのヘリウム漏れは減少していた。」
一切説明がつかないじゃないの・・・。
「26日の機会はホワイトサンズ宇宙港に入る絶好の機会なので、我々は本当に楽しみにしています」(スティッチ氏)
「夜明け前の着陸時間なので風は穏やかになる可能性が高い」
「絶好の機会」をはずしてまで、対応を余儀なくされる事項があるわけだ。
「今のところ、スターライナーがブッチとスニを帰還させられないというシナリオは考えられません」(スティッチ氏)
怪しい・・・。
実に怪しい!。
宇宙に打ち上げられた2人の宇宙飛行士が、いつ地球に帰ってこられるかは不透明なままだ。
「NASAの声明では、スターライナーがステーションにどれくらい滞在できるかは明らかにされておらず、乗組員は「軌道上に十分な物資があるため、ステーションを離れるのに時間に追われていない」ことと、8月中旬までステーションに行く予定のミッションは他にないことだけが述べられている。」
いつまでも居られることと、いつまでも居続けなければならないことの間には、天と地ほどの開きがある。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ボーイングの宇宙船、不具合で地球帰還延期 7月以降も)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN244490U4A620C2000000/
「延期は4回目で7月以降にずれ込みそうだ。宇宙船の推進装置などに不具合が発生しており、状況を確認するとしている。」
「28ある推進装置のうち5つに不具合が発生した。うち4つはソフトウエアの修正などで修理した」
「時間をかけ、手順に沿ってプロセスを進めている」(担当者)
「帰還の具体的な日程を明らかにしていない。」
「ISSに8日間滞在する計画だったが、帰還延期で滞在期間は約1カ月となりそう」
「宇宙船はISSに最長45日間滞在できる」
記事では、特に新たな情報はないけど、一般的にどう受け止められているのかを確認することが出来る。
故障が軽微で、念を入れて確認作業を続けている感じだ。
滞在日数的にも、まだ余裕があるしな。
が、実態はかけ離れている。
想定外のヘリウム漏洩、スラスターとの奇妙な関係は、根本的には原因不明のままだ。
おそらく、次回の打ち上げまでに、その抜本的対策が施される公算はない(そうなのかあ?)。
同じことの繰り返しが続くことになる。
ぶっちゃけ、スターライナーは手の施しようがない欠陥品だ(そんなあ!)。
現在の係留延長は、エクスキューズ(言い訳)的要素が強い気がする。
使い捨てなサービスモジュールを、あれだけISSに留めて調査したにもかかわらず、根本原因が掴めなかったというわけだ(そうなのかあ?)。
こんなクズの宇宙船を使い続けるわけにはいかない。
本格的ミッションへの投入は見送り。
スターライナーよ、さようなら・・・。
(NASA、スターライナーのドッキング解除と地球への帰還を再び延期)
https://spaceflightnow.com/2024/06/22/nasa-again-delays-starliner-undocking-return-to-earth/
「6月26日の再突入を延期し、スターライナーの国際宇宙ステーション滞在を再び延長することを決定」
「スターライナーのドッキング解除と地球への帰還は、すでに予定されている月曜と7月2日の2回の宇宙ステーション船外活動よりも遅れる可能性が高い。」
7月だってえ!?。
「当局は彼らが宇宙に取り残されているわけではないと述べている。」
「ランデブーとドッキング中に観察されたヘリウムシステムの小さな漏れとスラスターの性能の管理に関しては、データに基づいて意思決定を行っている」(NASAの商業乗員プログラムのマネージャー、スティーブ・スティッチ氏)
まあ、誰がどう見たって、取り残されて地球に帰れなくなっていることは事実だ。
「NASAのスペースXデモ2号が軌道上で2か月を過ごして帰還する前に行われたのと同様の機関レベルのレビューを完了し、計画通りの進行に対する機関の正式な承認を文書化することが適切だ」
デモ2の長期滞在は、事前に計画され、クルーはISSで行う作業の訓練も終えていたことは周知だ。
んな話を持ち出すところを見ると、マジで帰るに帰れない状況に陥っているに違いない。
調べれば調べるほど、この宇宙船(スターライナー)に、このまま人を乗せて帰還させることはもとより、迂闊に離脱させれば、ドッキングを解除した途端に制御を失ってISSに激突するかもしれないことが徐々に明らかになってきたわけだ(そうなのかあ?)。
「しかし、デモ2ミッションでは、スターライナーの初有人試験飛行でこれまでに指摘されたような問題は発生しなかった。」
NASAの説明には苦し紛れなところがある。
お役所が、理路整然とした説明を行えない状況が発生していると考えるのに無理はない。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
「問題のヘリウム漏れとスラスターが、クルーカプセルのベースに取り付けられたスターライナーのドラム型のサービスモジュールにあること」
「エンジニアが事後に実際のハードウェアを検査することはできない」
スペースX社が再使用ロケットで実績を上げている背景には、回収されたロケットを調べることで、使い捨てのロケットに比べてアットーテキに豊かなフィードバックを得ていることがある(もちろん、それだけじゃないでしょうけど)。
スターライナーでは、そういう対応を行うことが出来ないのだ。
やれやれ・・・。
「NASAとボーイングの管理者は、テレメトリを確認し、テストを継続し、ドッキング解除後にさらなる問題が発生した場合に備えて緊急時のシナリオを洗練させるために、エンジニアにできるだけ多くの時間を与えたいと考えている。」
「NASAの管理者は、来年初めからISSへの運用クルーローテーション飛行のためにスターライナーを認可したいと望んでいたが、それが現実的な目標であるかどうかはまだ明らかではない。」
ちょっと気になる記述もある。
「テレメトリが打ち上げ前の予想と一致しなかったため、スターライナーのフライト コンピューターは 7 機の操縦ジェット機をオフラインにした。」
スラスターの故障は「5か所」じゃなかったっけえ?。
まあいい。
「1 基のスラスタは今後使用できないと判断された」
1基は、依然として復旧していないわけだ。
浮沈子的には、もう一つ気になることがある。
「地球への帰還に必要なヘリウムはわずか7時間分で、スターライナーにはその10倍以上の量のヘリウムが残っている。」
漏れている状況でさえ、10倍のヘリウムを積んでいるのはなぜか。
必要量の10倍というのは、本当なのか。
実際には、10倍以上の容量的冗長性を要求される別の要素があって、実際にはそれ程の余裕はないのではないのか(未確認)。
疑い出せばキリがない。
フライトの度に新たなトラブルを抱え、それが改善されないままに次のフライトが行われている(ヘリウム漏れとスラスターの故障は、OFT-2の時にもあったようです)。
地球に戻ってくることがない使い捨てのサービスモジュール(機械船)の改善のためのデータは、ISSに接続して長期間の外部電源を得ている現在でしか取れない。
しかし、そのデータは、破壊的な要素を伴う試験を行って得ることはできない。
クルーが乗って帰ってくるための宇宙機のモジュールだからな。
徹底した検査とか言っても、所詮、限界はある。
その範囲の中でいくら調べたところで、お持ち帰り出来ない使い捨てロケット(や宇宙船)からのフィードバックには限界がある。
改善が果たされたかどうかは、次回の運用で確認するしかない。
CFTは、もう一度行われる公算が高い(そうなのかあ?)。
ひょっとすると、クルードラゴンのデモ2(有人での初飛行)のように、半分はミッションをこなしながらということになるかもしれないが、それは優先度が低く、実施できなかったとしてもISSの運用に大きな支障が起きない範囲のショボいものになるだろう。
期間も、通常の6か月ではなく、せいぜい3か月くらいに短縮されるに違いない(未確認)。
クルードラゴンは、その分前倒しで次のミッションに備えなければならなくなるが、何の問題もないだろう。
で、NASAは、契約が果たされたとして、B社に満額支払うんだろうな(そうなのかあ?)。
浮沈子的には、事実上のCFT-2が検討されている方に、一票だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(NASA、推進データを確認するためスターライナーの帰還を無期限延期)
https://arstechnica.com/space/2024/06/nasa-indefinitely-delays-return-of-starliner-to-review-propulsion-data/
「宇宙船には45日間の制限がある」
標題はかなり過激だが、ISSにドッキングしているにしても、その有効期限には限りがある。
「その期限は6月6日に始まった。」
7月20日前後には、遅くとも離脱する必要がある。
「NASAが地球への帰還飛行でのパフォーマンスに慣れるために宇宙船の飛行を延期し続ける必要があると感じているのは、最適とは言えない。」
「スターライナーは「緊急事態の場合」に帰還する許可を得ている」
「しかし、通常の状況下でスターライナーを地球に帰還させることにまだ不安を抱いている理由について、当局はまだ十分に説明していない。」
エリックバーガーは、NASAの姿勢に批判的だが、浮沈子も同感だ。
その上で、NASAは、何か重要な情報を開示していないと感じる。
計画通りの帰還を行わないのは、それが「行えない」理由があるからだ。
今のところ、NASAもB社も、ヘリウム漏れとスラスターの作動不良を起こしているサービスモジュール(機械船)が使い捨てのため、宇宙空間における試験やデータ取りは今しか行えないからということにしている。
十分な理由の説明が行えないのは、エアロジェットロケットダインやボーイングの企業秘密の塊な機械船の詳細を明かせないからだと理解しているが、それだけで数十億ドルの開発費(米国民の税金です)をつぎ込んだスターライナーの離脱延期を納得しろというのはムリポだろう。
「木曜日と金曜日に行われた一連の会議」
「会議では、ミッションマネージャーらがスターライナー宇宙船の2つの重大な問題について調査結果を検討」
「会議中の協議内容については何も明らかにされていない」
・宇宙ステーションからの安全な切り離し
・離脱
・軌道離脱噴射の実行
・クルーカプセルとサービスモジュールの分離
・大気圏を飛行すること
「ウィルモアとウィリアムズが地球への帰還飛行中に遭遇する可能性のあるすべての不測の事態にNASAのリーダーたちが安心できなかったことは明らかである。」
やれやれ・・・。
いったい何が起こっていて、何が解決されていない問題で、次善の策は何なのか、それに伴う将来の影響がどうなるのかは一切明かされていない。
ハッキリしているのは、当初、6月14日に離脱、帰還する予定だった宇宙飛行士2名が、7月初旬まで帰還の見込みが立っていないことだ。
しかも、宇宙船がISSにドッキングした状態で運用できる期限は7月20日前後。
デッドエンドも見えていて、刻一刻と迫っている。
しかも、そうやって係留期間を延長して、何か得るものがあるのかどうかも不明だ。
「ある意味、NASA とボーイングにとって、スターライナーを宇宙ステーションに長期間ドッキングさせることは有益です。長期ミッションにおける宇宙船の性能に関するデータをさらに収集できます。最終的には、スターライナーは宇宙飛行士が一度に 6 か月間軌道上に滞在できる運用ミッションを実行することになります。」
ひょっとすると、それは不可能になるのではないか。
ミッションの度に、薄氷を踏む状況を許容するわけにはいかない。
ヘリウムの漏れと、スラスターの故障だけなのか、それすらも怪しい・・・。
(スターライナーの復帰は7月に延期)
https://spacenews.com/starliner-return-delayed-to-july/
「NASAは6月21日遅くに発表した声明で、スターライナーが6月25日にステーションを出発し、6月26日早朝にニューメキシコ州ホワイトサンズに着陸し、NASAの宇宙飛行士ブッチ・ウィルモアとスニ・ウィリアムズを乗せた乗組員飛行試験(CFT)ミッションを完了するという3日前に発表された計画を中止したと発表」
この3日間の間に何が起こったのか。
「これまでの3回の延期とは異なり、NASAはスターライナーの新たな出発日を明らかにしなかった。」
「ランデブーとドッキング中に観察されたヘリウムシステムの小さな漏れとスラスターの性能の管理に関しては、データに基づいて意思決定を行っている」(NASAの商業乗組員プログラムマネージャー、スティーブ・スティッチ氏)
じゃあ、他にも何かトラブルがあって、そっちは「標準的なミッション管理チームのプロセス」に従っていないということなのかあ?。
「同氏はさらに、NASAは「ミッションの期間を考慮して」出発前にスターライナーの機関レベルの審査を実施する予定だと付け加えた。」
上層部の意思決定を仰ぐ必要がある、何か重大な懸念事項とは何なのか。
「NASAがスターライナーが6月26日に帰還すると発表した6月18日のブリーフィングで、スティッチ氏らは宇宙船がそれまでに帰還できる状態にあると自信を見せた。」
「テストの結果、反応制御システムのスラスターは1つを除いてすべて正常に動作していることが確認され、スラスターテスト中にチェックされた推進システムのヘリウム漏れは減少していた。」
一切説明がつかないじゃないの・・・。
「26日の機会はホワイトサンズ宇宙港に入る絶好の機会なので、我々は本当に楽しみにしています」(スティッチ氏)
「夜明け前の着陸時間なので風は穏やかになる可能性が高い」
「絶好の機会」をはずしてまで、対応を余儀なくされる事項があるわけだ。
「今のところ、スターライナーがブッチとスニを帰還させられないというシナリオは考えられません」(スティッチ氏)
怪しい・・・。
実に怪しい!。
宇宙に打ち上げられた2人の宇宙飛行士が、いつ地球に帰ってこられるかは不透明なままだ。
「NASAの声明では、スターライナーがステーションにどれくらい滞在できるかは明らかにされておらず、乗組員は「軌道上に十分な物資があるため、ステーションを離れるのに時間に追われていない」ことと、8月中旬までステーションに行く予定のミッションは他にないことだけが述べられている。」
いつまでも居られることと、いつまでも居続けなければならないことの間には、天と地ほどの開きがある。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ボーイングの宇宙船、不具合で地球帰還延期 7月以降も)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN244490U4A620C2000000/
「延期は4回目で7月以降にずれ込みそうだ。宇宙船の推進装置などに不具合が発生しており、状況を確認するとしている。」
「28ある推進装置のうち5つに不具合が発生した。うち4つはソフトウエアの修正などで修理した」
「時間をかけ、手順に沿ってプロセスを進めている」(担当者)
「帰還の具体的な日程を明らかにしていない。」
「ISSに8日間滞在する計画だったが、帰還延期で滞在期間は約1カ月となりそう」
「宇宙船はISSに最長45日間滞在できる」
記事では、特に新たな情報はないけど、一般的にどう受け止められているのかを確認することが出来る。
故障が軽微で、念を入れて確認作業を続けている感じだ。
滞在日数的にも、まだ余裕があるしな。
が、実態はかけ離れている。
想定外のヘリウム漏洩、スラスターとの奇妙な関係は、根本的には原因不明のままだ。
おそらく、次回の打ち上げまでに、その抜本的対策が施される公算はない(そうなのかあ?)。
同じことの繰り返しが続くことになる。
ぶっちゃけ、スターライナーは手の施しようがない欠陥品だ(そんなあ!)。
現在の係留延長は、エクスキューズ(言い訳)的要素が強い気がする。
使い捨てなサービスモジュールを、あれだけISSに留めて調査したにもかかわらず、根本原因が掴めなかったというわけだ(そうなのかあ?)。
こんなクズの宇宙船を使い続けるわけにはいかない。
本格的ミッションへの投入は見送り。
スターライナーよ、さようなら・・・。
🐼嫦娥6号:帰路へ ― 2024年06月24日 17:55
嫦娥6号:帰路へ
(嫦娥6号、史上初の月の裏側のサンプルを携えて地球へ向かう)
https://spacenews.com/change-6-heads-for-earth-with-first-ever-lunar-far-side-samples/
「中国国家宇宙局(CNSA)は、宇宙船を月周回軌道から離脱させて地球に帰還させるための操作に関する最新情報を提供していない。」
なんだってええ!?。
「光学および無線アマチュアの観測によると、嫦娥6号宇宙船は地球に向かっているようだ。」
「天文学者のビル・グレイ氏らが共有した観測結果とデータ、およびスコット・ティリー氏やAMSAT-DL氏を含む個人や団体による無線追跡は、嫦娥6号の活動の証拠」
まあいい。
中国当局が、なぜ情報を共有しないのかは不明だ。
「再突入カプセルは、6月25日東部時間午前1時41分(UTC 0541)から30分間の着陸時間内に内モンゴル自治区の西子王旗に着陸する予定」
「この情報は空域閉鎖通知によるものである。CNSAは、ミッションイベントの時間を事前に公表していない。」
興味深いのは、大気圏再突入のプロファイルだ。
「再突入カプセルは、地球の大気圏に再突入する前に、まず大気圏を飛び出して月からの高速帰還のエネルギーの一部を消滅させる。」
詳細は不明だけど、これが最近の流行りのようだ。
「CNSAはアセンダの運命について声明を発表していない」
「再突入モジュールを放出すると、嫦娥6号は再突入を避けるためにエンジンを点火する可能性が高い。その後、宇宙船は燃料の予備量に応じて、長期のミッションに送られる可能性」
「嫦娥5号探査機は、太陽地球ラグランジュ点1を訪れた後、月に戻り、遠距離逆行軌道をテストした。外部の関係者は再び嫦娥5号の長期にわたる活動を追跡した。」
中国の宇宙開発の詳細は闇に包まれている。
その内幕が明かされることはない。
嫦娥6号ミッションは、香港のスタジオで撮影されているというのが浮沈子の妄想だ。
ロケは、着陸地点でも進んでいるだろう。
月の裏側の石とやらが、どうも地球の岩石によく似ているとしても、何の不思議もない。
ジャイアントインパクトで、地球の岩石をしこたま削り取っていったというから、科学的にも矛盾は生じないからな(そうなのかあ?)。
53日間のミッションは大詰めを迎えている。
大気圏再突入とサンプルの着陸はクライマックスだ。
リターナーは、その後の探査に旅立つ。
旅の終わりは、新たな旅路への出発だ。
続編が出来るのも間近だな・・・。
(嫦娥6号、史上初の月の裏側のサンプルを携えて地球へ向かう)
https://spacenews.com/change-6-heads-for-earth-with-first-ever-lunar-far-side-samples/
「中国国家宇宙局(CNSA)は、宇宙船を月周回軌道から離脱させて地球に帰還させるための操作に関する最新情報を提供していない。」
なんだってええ!?。
「光学および無線アマチュアの観測によると、嫦娥6号宇宙船は地球に向かっているようだ。」
「天文学者のビル・グレイ氏らが共有した観測結果とデータ、およびスコット・ティリー氏やAMSAT-DL氏を含む個人や団体による無線追跡は、嫦娥6号の活動の証拠」
まあいい。
中国当局が、なぜ情報を共有しないのかは不明だ。
「再突入カプセルは、6月25日東部時間午前1時41分(UTC 0541)から30分間の着陸時間内に内モンゴル自治区の西子王旗に着陸する予定」
「この情報は空域閉鎖通知によるものである。CNSAは、ミッションイベントの時間を事前に公表していない。」
興味深いのは、大気圏再突入のプロファイルだ。
「再突入カプセルは、地球の大気圏に再突入する前に、まず大気圏を飛び出して月からの高速帰還のエネルギーの一部を消滅させる。」
詳細は不明だけど、これが最近の流行りのようだ。
「CNSAはアセンダの運命について声明を発表していない」
「再突入モジュールを放出すると、嫦娥6号は再突入を避けるためにエンジンを点火する可能性が高い。その後、宇宙船は燃料の予備量に応じて、長期のミッションに送られる可能性」
「嫦娥5号探査機は、太陽地球ラグランジュ点1を訪れた後、月に戻り、遠距離逆行軌道をテストした。外部の関係者は再び嫦娥5号の長期にわたる活動を追跡した。」
中国の宇宙開発の詳細は闇に包まれている。
その内幕が明かされることはない。
嫦娥6号ミッションは、香港のスタジオで撮影されているというのが浮沈子の妄想だ。
ロケは、着陸地点でも進んでいるだろう。
月の裏側の石とやらが、どうも地球の岩石によく似ているとしても、何の不思議もない。
ジャイアントインパクトで、地球の岩石をしこたま削り取っていったというから、科学的にも矛盾は生じないからな(そうなのかあ?)。
53日間のミッションは大詰めを迎えている。
大気圏再突入とサンプルの着陸はクライマックスだ。
リターナーは、その後の探査に旅立つ。
旅の終わりは、新たな旅路への出発だ。
続編が出来るのも間近だな・・・。
最近のコメント