😼アンドロイドはクロームブックの夢を見るか2025年07月16日 02:31

アンドロイドはクロームブックの夢を見るか


(「将来的にChromeOSとAndroidを統合する予定」とGoogle幹部が語る)
https://gigazine.net/news/20250715-android-google/

「ChromeOSとAndroidを単一のプラットフォームに統合する予定なので、最近人々がノートパソコンをどのように使用し、何をしているのか非常に興味があります」(GoogleのAndroidエコシステム担当プレジデントであるサミール・サマット氏)

記事にはぐちゃぐちゃ書いてあるが、さわりの部分はここだけだ。

「TechRadarによるインタビューの中で、サマット氏はChromeOSとAndroidの統合については一言触れたのみで、具体的な時期や詳細について明かしていません。」

アンドロイドについては、これまでも様々なうわさが飛び交っている。

開発が中止されたと言われる「フクシア」OSへの転換もその一つだったけどな。

最近も、クロームOSがアンドロイドに統合されるという話は出ていた。

こういう話が出てくる背景にあるのは、デバイスの処理能力の向上だ。

上位のOSに統合してもある程度サマになるということなら、統合してメンテナンスを共通化した方が提供側の利益になるし、ユーザーも操作性の統一というメリットを享受できる。

アプリ開発者も嬉しいしな。

いいことだらけだ・・・。

が、一つ間違えば中途半端なユーザー体験を与えることになりかねない。

アップルがマックOSとiOSの統合に慎重なのはそのためでもある。

まあいい。

ユーザーはOSを使いたいわけじゃない。

アプリを使うためのプラットフォームとして、敢えて言えば必要悪として使っているだけだ。

浮沈子は、パソコンやクロームブック上のクロームブラウザーで9割以上の作業をしているけど、たまにはM社のペイントや、モジラのサンダーバード(メーラー)も使っている。

ファイル操作は概ねエクスプローラーだしな。

日常的には、パソコンの使用頻度がアットーテキに高いから、スマホやタブレットのOSがどうなろうと知ったことではない。

が、たまーにスマホでの作業が必須(最近、これが多くなりつつあって困っている)なので、「スマホの画面をクロームブックで使えるようにしてくれるOS」があれば、非常にありがたいと感じる。

スマホを持ち歩くことなく、クロームブックだけ必要に応じて持ち歩ければそれでいい(やや、ワケワカ・・・)。

まあ、どうでもいいんですが。

グーグルがタブレットレベルのOSの統合を計ろうとしている背景には、もちろん、商売が絡んでいるんだろうけど、将来的に「ワンOS」を見据えているのかも知れない。

「・・・これは重要なことですが、コンピューティングにはハイエンドという側面もあります。ハイエンド端末は可能性の限界を押し広げます。そうすることで、コンピューティングの新たな可能性を切り開くのです」(サマット氏)

コンピューターは、長らくモニター、キーボード、マウスを使って操作するデバイスだった(パソコンに限らず、汎用機も含めてな)。

これからは、AIエージェントを介して、音声やジェスチャーで操作し、XR(AR+VR)の画面で閲覧するデバイスになるんだろう(ゲームとかは別なんでしょうが)。

ユーザーの99%以上は、自分でコードなんて書かないからな。

浮沈子は、このブログでもAIの助けを借りて記事を書き始めている。

コンテンツはAIが作り、ユーザーはそのコンテンツを閲覧するだけの存在になる。

そのデバイスのOSが何であろうが、浮沈子的にはどうでもいいような気がする。

浮沈子が馴染んでいるのは、真っ黒い画面に白抜きの文字で表示される日本語エディタ、必要最小限の画像加工ができるグラフィックツール、最低限の機能が付いたインターネットブラウザーだ。

コマンドプロンプトのウインドウを開くとホッとする。

まあいい。

いろいろ不満はあるけれど、コンピューターがユーザーフレンドリーになることは悪いことじゃない。

やがて、真のユビキタスコンピューティングが実現して、環境中に展開されたデバイスが個人を認識して、必要に応じたサービスを提供するようになるのかもしれない。

イメージ的にはスマートハウスの拡張版だ。

スマホを持ち歩く必要もなければ、IDとパスワードを入力することもない。

言わば、地球という巨大なコンピューターの中で生活する感じか。

個人と衛星との通信には、今は最低限、手元デバイスとしてスマホが必要だけど、衛星側が進化すればそれもいらなくなるかもしれないしな。

「私たちの使命は、コンピューティングを変革し、世界中の人々がコンピューティングを利用できるようにすることです。Androidデバイスは30億台以上存在します。人生で初めて、そして唯一のコンピューターがAndroidデバイスである人もいます。」(サマット氏)

サマット氏の発言を、どういう背景と文脈で理解するかが重要な気がする。

どういう方法で実現するかは分からないが、環境中に遍在するユビキタスコンピューターが個人を識別することは造作もないだろう。

全ての行動は把握され、会話も記録され、作成した情報も何もかもが特定されているわけだからな。

そういう究極の管理社会が21世紀に誕生するかどうかは知らない。

が、我々はそういう世界に向かって、また一歩踏み出すことになるんだろう・・・。

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