CCRの初夢 ― 2013年01月02日 04:23
CCRの初夢
昨日考えていたイメージをネットで探していたら、ほぼ同じコンフィギュレーションの画像があったので、掲載しておく。
Tピースではなく、Vピースのようだが(Yパイプと言うんだと)、この辺は何とかなるだろう。世の中には同じような発想をする人間がいるものだと、感心する。
本体を収納するケースは、インスピの場合、横にパイプが突き出しているため、少々大きめの円筒形がいい。この辺りは、実はあまり気にしていない。何でもいいと思っている。強度があって、収納できればそれでいい。
酸素シリンダーとの連結も、必ずしも強固になっている必要はない。ハーネスへの固定であってもいい。ソレノイドバルブへの中圧ホースに張力がかからない配慮があれば、それでいい(ワイヤーなどによる固定も可)。
よく似た画像がここにもある。
(Spy photos of Rob’s Sidemount Prism Rebreather)
http://www.quietdiver.com/106/spy-photos-of-robs-sidemount-prism-rebreather.html
プリズム野郎(ロブ)とメグ野郎(ハンス)が薀蓄を垂れているが、両者の構成は良く似ている。酸素タンクはスフィアだろう。バルブの開閉についての質問は、なかなかいいところを突いている。
1本に纏めることって、そんなに重要なんだろうか。
もちろん、一体になっているほうがいいに決まっているが、そのために犠牲になるものがあるとすれば、それとの比較考量をしなくてはならない。この場合は酸素バルブのコントロールである。
プリズムもメガロドンも本体の長さが長いので、下のほうにつけた酸素タンクのバルブが扱いづらいのは止むを得ない。
二人ともケーブダイバーのようなので、この構成は譲れないところなのだろう。
浮沈子は、そんな狭いところに身体を捩って、しかも、CCRをフックからはずして1本ずつ通してすり抜けるなんて運用はゼッタイにしないし、そんなところに行きたくもないヘナチョコ・軟弱・リゾート・レクリエーショナル・ダイバーなので、当然、酸素バルブのコントロールを優先する。
2本に分かれてしまっても、それはそれでよしとする。
ウエイトの調整についても出てくるが、これは最後の最後だな。基本的な形が出来て、実際の装着をした後に、ウエイトポケットの位置を調整したりして決めていくしかない。
カウンターラングが体の前面にあることのメリットを、もっと積極的に考えてもいい(緊急時の操作がやりやすい)。今のインスピのそれは、品質的にも設計上も疑問が多いが、無理に背中に持っていかなくてもいいような気がしている。
タンクのゲージは、考えてみればそれぞれのタンクに直付けで付いているので、それを見ればいいわけだ。このあたりの工夫もしたいところだ。イントラはタンクにペタッと張り付いた後ろ出しが好みのようだが、浮沈子は前出しが好みである。単に見やすいから。
しかし、CCRをサイドマウントにすると、前方でホースがスパゲッティ状態になってしまうというのが良く分かる。このあたりも、整理したいところだ(しないと、頭の中がゴチャゴチャになる)。水中では、付け替えを行うこともあるので、コネクターは指で触れた形で判別ができなければならない。ホースの長さはcm単位で微調整する必要があるだろう。
実際に各要素を3次元的に配置して、ホースの特性(曲げ強度を考慮した曲率など)を考えながら、具体的に検討する必要がある。
ただし、マネキンなどに着せて試すわけにはいかないのだ。どうしたって、自分の体にあてなければいけない。
うーん、さもなければ、マネキンに座布団でも巻き付けるか・・・。
昨日考えていたイメージをネットで探していたら、ほぼ同じコンフィギュレーションの画像があったので、掲載しておく。
Tピースではなく、Vピースのようだが(Yパイプと言うんだと)、この辺は何とかなるだろう。世の中には同じような発想をする人間がいるものだと、感心する。
本体を収納するケースは、インスピの場合、横にパイプが突き出しているため、少々大きめの円筒形がいい。この辺りは、実はあまり気にしていない。何でもいいと思っている。強度があって、収納できればそれでいい。
酸素シリンダーとの連結も、必ずしも強固になっている必要はない。ハーネスへの固定であってもいい。ソレノイドバルブへの中圧ホースに張力がかからない配慮があれば、それでいい(ワイヤーなどによる固定も可)。
よく似た画像がここにもある。
(Spy photos of Rob’s Sidemount Prism Rebreather)
http://www.quietdiver.com/106/spy-photos-of-robs-sidemount-prism-rebreather.html
プリズム野郎(ロブ)とメグ野郎(ハンス)が薀蓄を垂れているが、両者の構成は良く似ている。酸素タンクはスフィアだろう。バルブの開閉についての質問は、なかなかいいところを突いている。
1本に纏めることって、そんなに重要なんだろうか。
もちろん、一体になっているほうがいいに決まっているが、そのために犠牲になるものがあるとすれば、それとの比較考量をしなくてはならない。この場合は酸素バルブのコントロールである。
プリズムもメガロドンも本体の長さが長いので、下のほうにつけた酸素タンクのバルブが扱いづらいのは止むを得ない。
二人ともケーブダイバーのようなので、この構成は譲れないところなのだろう。
浮沈子は、そんな狭いところに身体を捩って、しかも、CCRをフックからはずして1本ずつ通してすり抜けるなんて運用はゼッタイにしないし、そんなところに行きたくもないヘナチョコ・軟弱・リゾート・レクリエーショナル・ダイバーなので、当然、酸素バルブのコントロールを優先する。
2本に分かれてしまっても、それはそれでよしとする。
ウエイトの調整についても出てくるが、これは最後の最後だな。基本的な形が出来て、実際の装着をした後に、ウエイトポケットの位置を調整したりして決めていくしかない。
カウンターラングが体の前面にあることのメリットを、もっと積極的に考えてもいい(緊急時の操作がやりやすい)。今のインスピのそれは、品質的にも設計上も疑問が多いが、無理に背中に持っていかなくてもいいような気がしている。
タンクのゲージは、考えてみればそれぞれのタンクに直付けで付いているので、それを見ればいいわけだ。このあたりの工夫もしたいところだ。イントラはタンクにペタッと張り付いた後ろ出しが好みのようだが、浮沈子は前出しが好みである。単に見やすいから。
しかし、CCRをサイドマウントにすると、前方でホースがスパゲッティ状態になってしまうというのが良く分かる。このあたりも、整理したいところだ(しないと、頭の中がゴチャゴチャになる)。水中では、付け替えを行うこともあるので、コネクターは指で触れた形で判別ができなければならない。ホースの長さはcm単位で微調整する必要があるだろう。
実際に各要素を3次元的に配置して、ホースの特性(曲げ強度を考慮した曲率など)を考えながら、具体的に検討する必要がある。
ただし、マネキンなどに着せて試すわけにはいかないのだ。どうしたって、自分の体にあてなければいけない。
うーん、さもなければ、マネキンに座布団でも巻き付けるか・・・。
こんなの見っけ! ― 2013年01月02日 09:06
こんなの見っけ!
酸素タンクのバルブ操作を取るか、スマートな一体構成をとるか。
インスピCCRのサイドマウント化を画策する、世界中の人々(って、何人いるのだろう?)に、ついにAPDが救いの手を差し伸べた(わけでは、決してない!)。
画像のソレノイド・シャットオフ・バルブが、あった。
登録した人でないと、たぶんページは見れないので、画像だけ。
これさえあれば、タンクのバルブを開けたり閉めたりすることなく、故障して開きっぱなしになったソレノイドバルブの息の根を止め、さらにはマニュアルインフレーターボタンで、PO2をコントロールすることができる。
優れものだ!。
もっとも、この手の部品の信頼性に疑問を呈する向きがなくもない。器材に命を預ける以上、慎重になるのは当然だ。要素が増えれば故障する頻度も高まる。
まあ、選択の余地が生まれたわけだ。
酸素タンクのバルブ操作を取るか、スマートな一体構成をとるか。
インスピCCRのサイドマウント化を画策する、世界中の人々(って、何人いるのだろう?)に、ついにAPDが救いの手を差し伸べた(わけでは、決してない!)。
画像のソレノイド・シャットオフ・バルブが、あった。
登録した人でないと、たぶんページは見れないので、画像だけ。
これさえあれば、タンクのバルブを開けたり閉めたりすることなく、故障して開きっぱなしになったソレノイドバルブの息の根を止め、さらにはマニュアルインフレーターボタンで、PO2をコントロールすることができる。
優れものだ!。
もっとも、この手の部品の信頼性に疑問を呈する向きがなくもない。器材に命を預ける以上、慎重になるのは当然だ。要素が増えれば故障する頻度も高まる。
まあ、選択の余地が生まれたわけだ。
潜り初めなど ― 2013年01月02日 20:52
潜り初めなど
昨日、今日と新年のダイビングを楽しむ。
体調はまあまあだが、昨日は酸素センサーの1つが水中でオシャカになり、今日は、左耳の耳抜きに苦労した。
まあ、無事に5本のファンダイブをこなしただけでもよしとしよう。
5月の連休にまた来ることが決まっている。
さて、そうすると、次回はサイドマウントなんてことになるかもしれない。
まだ、計画の段階ですが。
CCRでも、OCでも、ダイビングは楽しいレジャーだ。
日常から完全に切り離された世界、集中しなければならないので、余計なことを考えることなく別世界に遊べる。
ケイタイもテレビもインターネットも繋がらない世界(今のところは)。考え様によっては、ISSの宇宙飛行士よりも世間から隔絶されている。
半世紀以上、楽しまれているレジャーだが、登山などと比べて敷居が高いのも事実だ。山で遭難してニュースになることはあっても、ダイビングの事故が巷間に知られることは殆どない(浮沈子が、テレビを見ないだけかも)。
「あたしには、向かないレジャーだわ!。」
そういうナマの声を聞いたこともある。
まあ、物事は何でもそうだが、やっているうちに楽しくなることもあるだろう。敷居の高い遊びではある。
5年間、ダイビングを続けてきたが、初めて水中に入った時の驚きは鮮明に覚えている。
「水族館と、同じじゃん!。」
神奈川県の八景島にある水族館は、下から魚を見上げるような水槽があり、頭の上を泳いでいるのが見られる。
ったく、ダイビング業界も、難しくなってきたものだ。水族館の見学と比較される時代になったということか。
バーチャルな体験(水族館も、そういうことになるが)と、リアルな体験との本質的な違いは、そこに潜むリスクの有無である。水中に行くことと、アクリルのガラス越しに眺めることは、体験としては別のものだ。
圧倒的な臨場感(当然ですが)、リアリティ(これも、当たり前)、死と隣り合わせの緊張感(ワオッ!)。たまに、本当に命を落とすリアリティ!(・・・)。
水中土木工事、研究者、水産業従事者等でなければ、そこへわざわざ行く必要はない。インストラクターやガイドはともかく、用もないのに水中に入るのは、自殺行為だ。
それでも、ダイバーは次々と生まれ、ダイビングは楽しまれている。指導団体も普及し、徒弟制度のような技術の伝承も、少しは近代的になってきた。全体としてみれば、(文字通り)浮き沈みはあるが、このレジャーは発展し続けている。
軍用の特殊装備であったリブリーザーも、レジャー用の器材として定着した。圧倒的なその能力を、遊びに使うことができるようになった。有難い事である。民生用として一般に使われるようになったことで、軍人の体力と根性(?)でカバーしていた使い勝手も向上している。
重いとか、面倒だとかいっているとバチが当るぞ!。
ハイハイ、分かってます(実は、全然わかってない・・・)。
実際重いし、面倒だから。
今回のダイビングは、海ダイブのブランクを埋めるだけになったが、器材の扱いに対するストレスがない、普通のダイビングであった。こんなに楽なダイビングも初めてである。
ちょっと物足りなかった。
そのくらいが、ちょうど良い。
今年の目標も決まった!(サイドマウントに、大改造!)。
今のままの構成で、ダイビングの質やレベルアップを図った方がいいのではないか。
両方出来れば、なお良い。
かくして、セブでのダイビングは、全て終了した。
昨日、今日と新年のダイビングを楽しむ。
体調はまあまあだが、昨日は酸素センサーの1つが水中でオシャカになり、今日は、左耳の耳抜きに苦労した。
まあ、無事に5本のファンダイブをこなしただけでもよしとしよう。
5月の連休にまた来ることが決まっている。
さて、そうすると、次回はサイドマウントなんてことになるかもしれない。
まだ、計画の段階ですが。
CCRでも、OCでも、ダイビングは楽しいレジャーだ。
日常から完全に切り離された世界、集中しなければならないので、余計なことを考えることなく別世界に遊べる。
ケイタイもテレビもインターネットも繋がらない世界(今のところは)。考え様によっては、ISSの宇宙飛行士よりも世間から隔絶されている。
半世紀以上、楽しまれているレジャーだが、登山などと比べて敷居が高いのも事実だ。山で遭難してニュースになることはあっても、ダイビングの事故が巷間に知られることは殆どない(浮沈子が、テレビを見ないだけかも)。
「あたしには、向かないレジャーだわ!。」
そういうナマの声を聞いたこともある。
まあ、物事は何でもそうだが、やっているうちに楽しくなることもあるだろう。敷居の高い遊びではある。
5年間、ダイビングを続けてきたが、初めて水中に入った時の驚きは鮮明に覚えている。
「水族館と、同じじゃん!。」
神奈川県の八景島にある水族館は、下から魚を見上げるような水槽があり、頭の上を泳いでいるのが見られる。
ったく、ダイビング業界も、難しくなってきたものだ。水族館の見学と比較される時代になったということか。
バーチャルな体験(水族館も、そういうことになるが)と、リアルな体験との本質的な違いは、そこに潜むリスクの有無である。水中に行くことと、アクリルのガラス越しに眺めることは、体験としては別のものだ。
圧倒的な臨場感(当然ですが)、リアリティ(これも、当たり前)、死と隣り合わせの緊張感(ワオッ!)。たまに、本当に命を落とすリアリティ!(・・・)。
水中土木工事、研究者、水産業従事者等でなければ、そこへわざわざ行く必要はない。インストラクターやガイドはともかく、用もないのに水中に入るのは、自殺行為だ。
それでも、ダイバーは次々と生まれ、ダイビングは楽しまれている。指導団体も普及し、徒弟制度のような技術の伝承も、少しは近代的になってきた。全体としてみれば、(文字通り)浮き沈みはあるが、このレジャーは発展し続けている。
軍用の特殊装備であったリブリーザーも、レジャー用の器材として定着した。圧倒的なその能力を、遊びに使うことができるようになった。有難い事である。民生用として一般に使われるようになったことで、軍人の体力と根性(?)でカバーしていた使い勝手も向上している。
重いとか、面倒だとかいっているとバチが当るぞ!。
ハイハイ、分かってます(実は、全然わかってない・・・)。
実際重いし、面倒だから。
今回のダイビングは、海ダイブのブランクを埋めるだけになったが、器材の扱いに対するストレスがない、普通のダイビングであった。こんなに楽なダイビングも初めてである。
ちょっと物足りなかった。
そのくらいが、ちょうど良い。
今年の目標も決まった!(サイドマウントに、大改造!)。
今のままの構成で、ダイビングの質やレベルアップを図った方がいいのではないか。
両方出来れば、なお良い。
かくして、セブでのダイビングは、全て終了した。
補完計画、始動! ― 2013年01月02日 21:54
補完計画、始動!
ダイビング終了ということで、イントラとピザ屋ハルハイへ。
いつものスペシャルピザではなく、マルガリータ(マルゲリータ?)を頼む。シンプルな、トマトとチーズの味があっさりしていていい。
スープはレバーのひき肉ボールが入ったレバースープ。
コルドンブルーと、ソーセージサラダでお腹いっぱいである。
密かに練り上げたインスピ補完計画を、イントラに打ち明ける。
一通り聞いた後で、サイドマウントにするメリットは何かと、確認される。バックマウントから大きく変えるメリットがなければ、意味はない。
タンクの期限が来るので、それに合わせてケースを変えるという話の延長。一応、抵抗を減らすコンフィギュレーションという建前はある。
本音は、見栄と根性!(当然、極秘である)。
浮力のあるCCR本体をサイドマウントにすることにより、バランスを崩すことになる。
イントラは、そこも心配しているのだ。
そんなことは、先刻承知である(ケースで調整できる部分もあるだろう)。
パイプ類の取り回しも大変だという。ケースはどうするのか、既製品の購入か、スペシャルでつくるのか(アルミ製の筒くらいなら、マクタンでも製作できるらしい)。
2つ作って、日本とセブの両方に置いてもいい。旅行の荷物も軽くなるというものだ。
ホース類の取り回し、接合、ケース、バランス取りの方法、技術的な詳細に付いての検討や部品の調査、調達は、イントラにお任せすることにした。
ちょっと、調べさせて欲しいというのが、本日の回答である。
この回答が出てくることを期待していた。言下に否定されたらどうしようと心配していたので、正直ほっとした。
呼吸回路の長さが長くなる(容積が大きくなる)ことや、呼気側と吸気側で不等長になることを気にしていたが、既に他のCCRでの実績があるので、浮沈子は気にしていない(スクラバーに対しては、縦置きにしているので、もともと不等長である)。
回路の容積の増加による浮力の増大は、避けて通れない。しかし、ノーマルの状態でも、カウンターラングの大きさに大小があるのだから、設計上、それほどシビアな部分ではなかろう。
具体的な課題の解決はイントラに任せて、コンセプト(CCRの基本的なスキルはノーマルと変わらない)を維持し、計画を推進することが浮沈子の役割である(と、勝手に決める)。
帰りにシベット・コーヒーで降ろしてもらって、そもそものシベット(ジャコウネコ)コーヒーの値段を聞いて驚いた。
1杯750ペソだそうである。30パーセントのブレンドの値段!。
しこたま飲み食いした、ピザ屋の値段と比べて、コーヒー1杯に、1500円は出せない。
85ペソのエスプレッソ(シングル)にした。
ちゃんとしたエスプレッソである。
ここでは、国宝級の価値がある。
さて、そろそろ荷物をパッキングするか。
明日は、早朝5時半の出発である。
ダイビング終了ということで、イントラとピザ屋ハルハイへ。
いつものスペシャルピザではなく、マルガリータ(マルゲリータ?)を頼む。シンプルな、トマトとチーズの味があっさりしていていい。
スープはレバーのひき肉ボールが入ったレバースープ。
コルドンブルーと、ソーセージサラダでお腹いっぱいである。
密かに練り上げたインスピ補完計画を、イントラに打ち明ける。
一通り聞いた後で、サイドマウントにするメリットは何かと、確認される。バックマウントから大きく変えるメリットがなければ、意味はない。
タンクの期限が来るので、それに合わせてケースを変えるという話の延長。一応、抵抗を減らすコンフィギュレーションという建前はある。
本音は、見栄と根性!(当然、極秘である)。
浮力のあるCCR本体をサイドマウントにすることにより、バランスを崩すことになる。
イントラは、そこも心配しているのだ。
そんなことは、先刻承知である(ケースで調整できる部分もあるだろう)。
パイプ類の取り回しも大変だという。ケースはどうするのか、既製品の購入か、スペシャルでつくるのか(アルミ製の筒くらいなら、マクタンでも製作できるらしい)。
2つ作って、日本とセブの両方に置いてもいい。旅行の荷物も軽くなるというものだ。
ホース類の取り回し、接合、ケース、バランス取りの方法、技術的な詳細に付いての検討や部品の調査、調達は、イントラにお任せすることにした。
ちょっと、調べさせて欲しいというのが、本日の回答である。
この回答が出てくることを期待していた。言下に否定されたらどうしようと心配していたので、正直ほっとした。
呼吸回路の長さが長くなる(容積が大きくなる)ことや、呼気側と吸気側で不等長になることを気にしていたが、既に他のCCRでの実績があるので、浮沈子は気にしていない(スクラバーに対しては、縦置きにしているので、もともと不等長である)。
回路の容積の増加による浮力の増大は、避けて通れない。しかし、ノーマルの状態でも、カウンターラングの大きさに大小があるのだから、設計上、それほどシビアな部分ではなかろう。
具体的な課題の解決はイントラに任せて、コンセプト(CCRの基本的なスキルはノーマルと変わらない)を維持し、計画を推進することが浮沈子の役割である(と、勝手に決める)。
帰りにシベット・コーヒーで降ろしてもらって、そもそものシベット(ジャコウネコ)コーヒーの値段を聞いて驚いた。
1杯750ペソだそうである。30パーセントのブレンドの値段!。
しこたま飲み食いした、ピザ屋の値段と比べて、コーヒー1杯に、1500円は出せない。
85ペソのエスプレッソ(シングル)にした。
ちゃんとしたエスプレッソである。
ここでは、国宝級の価値がある。
さて、そろそろ荷物をパッキングするか。
明日は、早朝5時半の出発である。
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