落し物 ― 2013年10月14日 09:13
落し物
(世界初の発電装置、水車転落で落成式中止 海上輸送中)
http://www.asahi.com/business/update/1014/SEB201310130064.html?ref=com_top6
デカイ落し物である。
(【スマートエネルギーWeek13】潮力と風力を使う洋上設置のハイブリッド発電装置)
http://response.jp/article/2013/03/04/192677.html
3月の記事だが、わかりやすかったので引用する。
「skwidは浮体の下部、水中部分にサボニウス水車を、上部にダリウス型の風車を備えたハイブリッド発電装置だ。」
「サボニウス水車はゆるやかな潮流でも確実にとらえる構造となっており、潮流以上のスピードを出さないため、海の生態系に影響を与えることもないという。また、この水車が起動時のエネルギーとなって風車に回転を伝達することから、起動時の外部電源が不要というのも特長のひとつとなっている。」
「風車部分は縦長の受風面を持つダリウス型。風向きの変化に強く、一般的な風車よりも重心が低いため、洋上での復元性には優れている。」
「発電機は浮体中央にあり、傾斜による影響を受けず、メンテナンスも実施しやすくなっている。」
公式ページは、こちら。
(洋上発電への取り組み)
http://www.modec.com/jp/business/skwid/
パンフレットを見る限り、人との比較では、相当でかい。
浮体の直径は、20mから25mくらいはあるだろう。
おっこどしたサボニウス水車の材質は不明だが、鋼製としたら100トン程度の重量はあるだろうな。
「水中で潮流を受ける水車の直径は15メートルで、3枚の羽根がついた風車部分の海面からの高さは47メートル。」とある。
模型では、浮体と軸とはジンバル構造で繋がっていたが、パンフでは防振ゴムで支えるようになっている。
メンテナンスを重視したのだろう。
係留式ということで、数十メートルからせいぜい数百m程度の、比較的水深が浅いところを想定しているわけだが、緊張係留しているわけではないから、けっこう揺れるだろうな。
納期に間に合わなかったことはもとより、おっこどした水車を回収して、検査して、再び搬入しなければならない。
そもそも、回収できるのかあ?。
「福岡県の門司港沖北西約25キロの地点で海中に落ちた。」
(響灘)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%BF%E7%81%98
(玄界灘)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%84%E7%95%8C%E7%81%98
「最も一般的な範囲として福岡県宗像市の鐘ノ岬から志賀島、糸島半島、唐津湾を経て佐賀県唐津市の東松浦半島までの海岸から、沖合は大島、沖ノ島、長崎県の壱岐、対馬までの海域を指すとされる。東方は響灘に接し、西方は東シナ海、北方は日本海に連なる。一方で、東端を遠賀川河口まで、西端を平戸海峡(平戸瀬戸)までとすることもある。」
この記述に従えば、関門海峡を抜け、響灘に入った辺りでの事故になる。
(ひびきなだ【響灘】)
http://kotobank.jp/word/%E9%9F%BF%E7%81%98
「水深は80m以浅」「水深100m以内の浅海」「水深100m内外の大陸棚海域」とあるので、サルベージは可能だろう。
しかし、落成式が17日というのに、今頃運んでいるというのは、ずいぶんとギリギリのスケジュールのような気がする。
三井海洋開発は、納期を守ることを誇りとしている企業である。
そこに、無理があったのではないのか。
事故の究明と、今後の対策が求められるわけだが、サルベージするなら、慎重にやってもらいたいものだ。
政治日程などより、航行の安全確保のほうが優先されるに決まっている。
世界初の事業なのだ。
トラブルの発生は、想定内であろう。
(世界初の発電装置、水車転落で落成式中止 海上輸送中)
http://www.asahi.com/business/update/1014/SEB201310130064.html?ref=com_top6
デカイ落し物である。
(【スマートエネルギーWeek13】潮力と風力を使う洋上設置のハイブリッド発電装置)
http://response.jp/article/2013/03/04/192677.html
3月の記事だが、わかりやすかったので引用する。
「skwidは浮体の下部、水中部分にサボニウス水車を、上部にダリウス型の風車を備えたハイブリッド発電装置だ。」
「サボニウス水車はゆるやかな潮流でも確実にとらえる構造となっており、潮流以上のスピードを出さないため、海の生態系に影響を与えることもないという。また、この水車が起動時のエネルギーとなって風車に回転を伝達することから、起動時の外部電源が不要というのも特長のひとつとなっている。」
「風車部分は縦長の受風面を持つダリウス型。風向きの変化に強く、一般的な風車よりも重心が低いため、洋上での復元性には優れている。」
「発電機は浮体中央にあり、傾斜による影響を受けず、メンテナンスも実施しやすくなっている。」
公式ページは、こちら。
(洋上発電への取り組み)
http://www.modec.com/jp/business/skwid/
パンフレットを見る限り、人との比較では、相当でかい。
浮体の直径は、20mから25mくらいはあるだろう。
おっこどしたサボニウス水車の材質は不明だが、鋼製としたら100トン程度の重量はあるだろうな。
「水中で潮流を受ける水車の直径は15メートルで、3枚の羽根がついた風車部分の海面からの高さは47メートル。」とある。
模型では、浮体と軸とはジンバル構造で繋がっていたが、パンフでは防振ゴムで支えるようになっている。
メンテナンスを重視したのだろう。
係留式ということで、数十メートルからせいぜい数百m程度の、比較的水深が浅いところを想定しているわけだが、緊張係留しているわけではないから、けっこう揺れるだろうな。
納期に間に合わなかったことはもとより、おっこどした水車を回収して、検査して、再び搬入しなければならない。
そもそも、回収できるのかあ?。
「福岡県の門司港沖北西約25キロの地点で海中に落ちた。」
(響灘)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%BF%E7%81%98
(玄界灘)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%84%E7%95%8C%E7%81%98
「最も一般的な範囲として福岡県宗像市の鐘ノ岬から志賀島、糸島半島、唐津湾を経て佐賀県唐津市の東松浦半島までの海岸から、沖合は大島、沖ノ島、長崎県の壱岐、対馬までの海域を指すとされる。東方は響灘に接し、西方は東シナ海、北方は日本海に連なる。一方で、東端を遠賀川河口まで、西端を平戸海峡(平戸瀬戸)までとすることもある。」
この記述に従えば、関門海峡を抜け、響灘に入った辺りでの事故になる。
(ひびきなだ【響灘】)
http://kotobank.jp/word/%E9%9F%BF%E7%81%98
「水深は80m以浅」「水深100m以内の浅海」「水深100m内外の大陸棚海域」とあるので、サルベージは可能だろう。
しかし、落成式が17日というのに、今頃運んでいるというのは、ずいぶんとギリギリのスケジュールのような気がする。
三井海洋開発は、納期を守ることを誇りとしている企業である。
そこに、無理があったのではないのか。
事故の究明と、今後の対策が求められるわけだが、サルベージするなら、慎重にやってもらいたいものだ。
政治日程などより、航行の安全確保のほうが優先されるに決まっている。
世界初の事業なのだ。
トラブルの発生は、想定内であろう。
足回りなど ― 2013年10月14日 22:46
足回りなど
エンジン絶好調の83タルガが、アウトバーンモーターの足回りの整備を終えて戻ってきた。
ブレーキの片利きとか、ハンドルを右に切った時のドアンダーとか、懸案事項の大部分は解決したが、高速直進安定性が低下した。
連休明けに、池田さんに電話して、相談だな。
150km以上では、少しふらつく。
高速で、ナーバスなハンドリングはドライバーの疲労にも繋がる。
これでは、せっかくのブレーキの片利きの修理の成果が台無しである。
当然、200kmはお預けである。
そんな、法定速度外での話だけでなく、低速のハンドリングも少し神経質になった。
これでは、気持ちの良いエンジンの吹け上がりを楽しむことも出来ない。
足回りは、難しいのだ。
それは、今まで乗った全てのクルマに言える。
最も完成度が高いと感じたのは、03ボクスターで、これは、言うことがない。
92年式の500Eも、クルマの性格からいって、文句の付け所がない。
それに対して、末っ子の83タルガは、問題児であるな。
手のかかるクルマほど、愛着が湧くこともあれば、嫌気が差すこともある。
そろそろ、年貢を納めてもらおう!。
83タルガのエンジンは、オイルをマメに換えて、良く回してやるだけで、ヒュンヒュン回る。
2速などでは、あっという間に吹け切って、ガクンと点火を切られてしまう。
7000位までは、楽に回る感じだが、6200で頭打ち!。
ゆるゆると回している時でも、まろやかなフィーリングが気持ちいい。
空冷エンジンのナマの音が、これほど感性に響くとは、所有してみるまでは想像もつかなかった。
ガシャガシャと、騒々しいだけのエンジンだと思っていたのだ。
空冷の大型バイクのような、滑らかで、澱みのない、ストレートなフケ上がりである。
3164ccの排気量と、ボクサーエンジンのバランスの良さで、低速のトルクも十分出ている。
エンジンについては神経質になることはない。
これからの季節、十分に暖気して、オイルの粘度を管理すれば、吸気中の酸素の濃度が上昇するので、美味しいパワーを骨までしゃぶれる・・・。
クルマ道楽は、秋から春先が良い!。
とりあえず、足回りの整備を完成させなければならない。
もう一息だな。
今日、こんな記事を見つけた。
(フラットノーズとは?)
http://www.prestige-tokyo.jp/BbsDetail/pattern_c/shop_185-1/bbs_05/article_0000013/css_1022/type_2.html
プレステージのブログなのだが、ストックでも1台入っている。
(中古車・新車情報 ポルシェ 911(Type930) 930 Turbo S Factory Flat nose 4MT)
http://www.prestige-tokyo.jp/StockDetail1/shop_185-1/car_526106/cate_0/design_1006/css_1001/shop_disp_1/window_NEW/sns_1.html
ただの930ターボを改造した、なんちゃってフラットノーズとは異なり、ディーラー物である。
パワーは3.3Lのターボで282ps。
素のターボとは、一味違う、モンスター振りである(素のターボは、260馬力)。
浮沈子は、素晴らしく長いターボラグがある三菱ミニカにしか、ターボ車の経験がないが、軽い車体を大トルクでグイグイ加速するエンジンのフィーリングは、悪い感じはしなかった。
フラットノーズのパフォーマンスは、手元のポルシェ・データ・ブックによれば、0-100km5秒フラット(MY89)、最高時速270kmとある。
素のターボは同じMY89で、5.2秒、260kmとあるので、この手のクルマとしては、多少とも色を付けておきたかったのだろう。
実際は、同じだったんじゃね?。
まあいい。
このフラットノーズが、バカ売れしていれば、ポルシェの歴史が変わったかもしれないのだが、そんなことにはならず、カエル顔のままで21世紀に突入した。
今や、超希少車として、破格の値段が付いているが、実際の生産台数は、948台とある(930型)。
964になっても76台というスラントノーズモデルが生産されたようだが、こちらは968のように、ライトが起き上がるポップアップタイプのノーズだった(日本仕様を除く66台)。
(ポルシェ964モデルの真実~!(ターボ編):⑥参照)
http://blogs.yahoo.co.jp/scuderia512m/67825325.html
日本仕様車(10台)のみ、930と同じリトラクタブル方式である。
新車当時は、2,850万円と、とんでもない値段が付いていたようだ(ひえーっ!)。
964は、プレステージの扱うポルシェ(みんな、程度は良いが、他店の倍くらいの値段!)のメインストリームである。
993は、まだ手放す人が少ないということもあるし、930は、もう、程度が良いクルマが出なくなってきているのだそうだ。
たまに出てくると、アメリカ辺りから買い付けが入って、高値で持っていかれてしまう。
そんなこんなで、964の品揃えが多くなるというわけ。
930までのカエル顔と、4輪駆動のメカニズム、コイルスプリングの足回り、パワーステアリングと、良く効くエアコン(!)。
964は、ある意味で、空冷ポルシェのいいとこ取りのクルマである。
ティプトロも付いて、日常の使い勝手も向上した。
ポルシェに、お買い物車の使い勝手を求めることの是非(非に決まってるだろー!)はあるだろうが、930のオモステや、トーションバーのサスペンションを考えれば、21世紀に少しだけ近付いたわけだな。
ボディも、モノコックとなり、近代化された。
930は、もろ、1960年代の車なのである。
901の系譜に連なる、クラシックカーである。
986ボクスターが登場して、フラット6ポルシェは一気に現代のクルマになるが、そのほんの7年前まで、930が作られていたということ自体が驚異である。
まあ、924とかは、その前からあったけど。
この間、アウトバーンモーターに83タルガを引き取りに行ったとき、白い912が入っていた。
40年間乗り続けられているという。
スゴイ話だが、どんなクルマとであれ、そんな幸せなクルマとオーナーの関係を、築きたいものである。
エンジン絶好調の83タルガが、アウトバーンモーターの足回りの整備を終えて戻ってきた。
ブレーキの片利きとか、ハンドルを右に切った時のドアンダーとか、懸案事項の大部分は解決したが、高速直進安定性が低下した。
連休明けに、池田さんに電話して、相談だな。
150km以上では、少しふらつく。
高速で、ナーバスなハンドリングはドライバーの疲労にも繋がる。
これでは、せっかくのブレーキの片利きの修理の成果が台無しである。
当然、200kmはお預けである。
そんな、法定速度外での話だけでなく、低速のハンドリングも少し神経質になった。
これでは、気持ちの良いエンジンの吹け上がりを楽しむことも出来ない。
足回りは、難しいのだ。
それは、今まで乗った全てのクルマに言える。
最も完成度が高いと感じたのは、03ボクスターで、これは、言うことがない。
92年式の500Eも、クルマの性格からいって、文句の付け所がない。
それに対して、末っ子の83タルガは、問題児であるな。
手のかかるクルマほど、愛着が湧くこともあれば、嫌気が差すこともある。
そろそろ、年貢を納めてもらおう!。
83タルガのエンジンは、オイルをマメに換えて、良く回してやるだけで、ヒュンヒュン回る。
2速などでは、あっという間に吹け切って、ガクンと点火を切られてしまう。
7000位までは、楽に回る感じだが、6200で頭打ち!。
ゆるゆると回している時でも、まろやかなフィーリングが気持ちいい。
空冷エンジンのナマの音が、これほど感性に響くとは、所有してみるまでは想像もつかなかった。
ガシャガシャと、騒々しいだけのエンジンだと思っていたのだ。
空冷の大型バイクのような、滑らかで、澱みのない、ストレートなフケ上がりである。
3164ccの排気量と、ボクサーエンジンのバランスの良さで、低速のトルクも十分出ている。
エンジンについては神経質になることはない。
これからの季節、十分に暖気して、オイルの粘度を管理すれば、吸気中の酸素の濃度が上昇するので、美味しいパワーを骨までしゃぶれる・・・。
クルマ道楽は、秋から春先が良い!。
とりあえず、足回りの整備を完成させなければならない。
もう一息だな。
今日、こんな記事を見つけた。
(フラットノーズとは?)
http://www.prestige-tokyo.jp/BbsDetail/pattern_c/shop_185-1/bbs_05/article_0000013/css_1022/type_2.html
プレステージのブログなのだが、ストックでも1台入っている。
(中古車・新車情報 ポルシェ 911(Type930) 930 Turbo S Factory Flat nose 4MT)
http://www.prestige-tokyo.jp/StockDetail1/shop_185-1/car_526106/cate_0/design_1006/css_1001/shop_disp_1/window_NEW/sns_1.html
ただの930ターボを改造した、なんちゃってフラットノーズとは異なり、ディーラー物である。
パワーは3.3Lのターボで282ps。
素のターボとは、一味違う、モンスター振りである(素のターボは、260馬力)。
浮沈子は、素晴らしく長いターボラグがある三菱ミニカにしか、ターボ車の経験がないが、軽い車体を大トルクでグイグイ加速するエンジンのフィーリングは、悪い感じはしなかった。
フラットノーズのパフォーマンスは、手元のポルシェ・データ・ブックによれば、0-100km5秒フラット(MY89)、最高時速270kmとある。
素のターボは同じMY89で、5.2秒、260kmとあるので、この手のクルマとしては、多少とも色を付けておきたかったのだろう。
実際は、同じだったんじゃね?。
まあいい。
このフラットノーズが、バカ売れしていれば、ポルシェの歴史が変わったかもしれないのだが、そんなことにはならず、カエル顔のままで21世紀に突入した。
今や、超希少車として、破格の値段が付いているが、実際の生産台数は、948台とある(930型)。
964になっても76台というスラントノーズモデルが生産されたようだが、こちらは968のように、ライトが起き上がるポップアップタイプのノーズだった(日本仕様を除く66台)。
(ポルシェ964モデルの真実~!(ターボ編):⑥参照)
http://blogs.yahoo.co.jp/scuderia512m/67825325.html
日本仕様車(10台)のみ、930と同じリトラクタブル方式である。
新車当時は、2,850万円と、とんでもない値段が付いていたようだ(ひえーっ!)。
964は、プレステージの扱うポルシェ(みんな、程度は良いが、他店の倍くらいの値段!)のメインストリームである。
993は、まだ手放す人が少ないということもあるし、930は、もう、程度が良いクルマが出なくなってきているのだそうだ。
たまに出てくると、アメリカ辺りから買い付けが入って、高値で持っていかれてしまう。
そんなこんなで、964の品揃えが多くなるというわけ。
930までのカエル顔と、4輪駆動のメカニズム、コイルスプリングの足回り、パワーステアリングと、良く効くエアコン(!)。
964は、ある意味で、空冷ポルシェのいいとこ取りのクルマである。
ティプトロも付いて、日常の使い勝手も向上した。
ポルシェに、お買い物車の使い勝手を求めることの是非(非に決まってるだろー!)はあるだろうが、930のオモステや、トーションバーのサスペンションを考えれば、21世紀に少しだけ近付いたわけだな。
ボディも、モノコックとなり、近代化された。
930は、もろ、1960年代の車なのである。
901の系譜に連なる、クラシックカーである。
986ボクスターが登場して、フラット6ポルシェは一気に現代のクルマになるが、そのほんの7年前まで、930が作られていたということ自体が驚異である。
まあ、924とかは、その前からあったけど。
この間、アウトバーンモーターに83タルガを引き取りに行ったとき、白い912が入っていた。
40年間乗り続けられているという。
スゴイ話だが、どんなクルマとであれ、そんな幸せなクルマとオーナーの関係を、築きたいものである。
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