足回りなど2013年10月14日 22:46

足回りなど
足回りなど


エンジン絶好調の83タルガが、アウトバーンモーターの足回りの整備を終えて戻ってきた。

ブレーキの片利きとか、ハンドルを右に切った時のドアンダーとか、懸案事項の大部分は解決したが、高速直進安定性が低下した。

連休明けに、池田さんに電話して、相談だな。

150km以上では、少しふらつく。

高速で、ナーバスなハンドリングはドライバーの疲労にも繋がる。

これでは、せっかくのブレーキの片利きの修理の成果が台無しである。

当然、200kmはお預けである。

そんな、法定速度外での話だけでなく、低速のハンドリングも少し神経質になった。

これでは、気持ちの良いエンジンの吹け上がりを楽しむことも出来ない。

足回りは、難しいのだ。

それは、今まで乗った全てのクルマに言える。

最も完成度が高いと感じたのは、03ボクスターで、これは、言うことがない。

92年式の500Eも、クルマの性格からいって、文句の付け所がない。

それに対して、末っ子の83タルガは、問題児であるな。

手のかかるクルマほど、愛着が湧くこともあれば、嫌気が差すこともある。

そろそろ、年貢を納めてもらおう!。

83タルガのエンジンは、オイルをマメに換えて、良く回してやるだけで、ヒュンヒュン回る。

2速などでは、あっという間に吹け切って、ガクンと点火を切られてしまう。

7000位までは、楽に回る感じだが、6200で頭打ち!。

ゆるゆると回している時でも、まろやかなフィーリングが気持ちいい。

空冷エンジンのナマの音が、これほど感性に響くとは、所有してみるまでは想像もつかなかった。

ガシャガシャと、騒々しいだけのエンジンだと思っていたのだ。

空冷の大型バイクのような、滑らかで、澱みのない、ストレートなフケ上がりである。

3164ccの排気量と、ボクサーエンジンのバランスの良さで、低速のトルクも十分出ている。

エンジンについては神経質になることはない。

これからの季節、十分に暖気して、オイルの粘度を管理すれば、吸気中の酸素の濃度が上昇するので、美味しいパワーを骨までしゃぶれる・・・。

クルマ道楽は、秋から春先が良い!。

とりあえず、足回りの整備を完成させなければならない。

もう一息だな。

今日、こんな記事を見つけた。

(フラットノーズとは?)
http://www.prestige-tokyo.jp/BbsDetail/pattern_c/shop_185-1/bbs_05/article_0000013/css_1022/type_2.html

プレステージのブログなのだが、ストックでも1台入っている。

(中古車・新車情報 ポルシェ 911(Type930) 930 Turbo S Factory Flat nose 4MT)
http://www.prestige-tokyo.jp/StockDetail1/shop_185-1/car_526106/cate_0/design_1006/css_1001/shop_disp_1/window_NEW/sns_1.html

ただの930ターボを改造した、なんちゃってフラットノーズとは異なり、ディーラー物である。

パワーは3.3Lのターボで282ps。

素のターボとは、一味違う、モンスター振りである(素のターボは、260馬力)。

浮沈子は、素晴らしく長いターボラグがある三菱ミニカにしか、ターボ車の経験がないが、軽い車体を大トルクでグイグイ加速するエンジンのフィーリングは、悪い感じはしなかった。

フラットノーズのパフォーマンスは、手元のポルシェ・データ・ブックによれば、0-100km5秒フラット(MY89)、最高時速270kmとある。

素のターボは同じMY89で、5.2秒、260kmとあるので、この手のクルマとしては、多少とも色を付けておきたかったのだろう。

実際は、同じだったんじゃね?。

まあいい。

このフラットノーズが、バカ売れしていれば、ポルシェの歴史が変わったかもしれないのだが、そんなことにはならず、カエル顔のままで21世紀に突入した。

今や、超希少車として、破格の値段が付いているが、実際の生産台数は、948台とある(930型)。

964になっても76台というスラントノーズモデルが生産されたようだが、こちらは968のように、ライトが起き上がるポップアップタイプのノーズだった(日本仕様を除く66台)。

(ポルシェ964モデルの真実~!(ターボ編):⑥参照)
http://blogs.yahoo.co.jp/scuderia512m/67825325.html

日本仕様車(10台)のみ、930と同じリトラクタブル方式である。

新車当時は、2,850万円と、とんでもない値段が付いていたようだ(ひえーっ!)。

964は、プレステージの扱うポルシェ(みんな、程度は良いが、他店の倍くらいの値段!)のメインストリームである。

993は、まだ手放す人が少ないということもあるし、930は、もう、程度が良いクルマが出なくなってきているのだそうだ。

たまに出てくると、アメリカ辺りから買い付けが入って、高値で持っていかれてしまう。

そんなこんなで、964の品揃えが多くなるというわけ。

930までのカエル顔と、4輪駆動のメカニズム、コイルスプリングの足回り、パワーステアリングと、良く効くエアコン(!)。

964は、ある意味で、空冷ポルシェのいいとこ取りのクルマである。

ティプトロも付いて、日常の使い勝手も向上した。

ポルシェに、お買い物車の使い勝手を求めることの是非(非に決まってるだろー!)はあるだろうが、930のオモステや、トーションバーのサスペンションを考えれば、21世紀に少しだけ近付いたわけだな。

ボディも、モノコックとなり、近代化された。

930は、もろ、1960年代の車なのである。

901の系譜に連なる、クラシックカーである。

986ボクスターが登場して、フラット6ポルシェは一気に現代のクルマになるが、そのほんの7年前まで、930が作られていたということ自体が驚異である。

まあ、924とかは、その前からあったけど。

この間、アウトバーンモーターに83タルガを引き取りに行ったとき、白い912が入っていた。

40年間乗り続けられているという。

スゴイ話だが、どんなクルマとであれ、そんな幸せなクルマとオーナーの関係を、築きたいものである。

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