メタリコンSM2013年10月28日 20:44

メタリコンSM
メタリコンSM


記事にしようかどうしようか、少し迷ったのだが、やはり書いておくことにする。

昨日の、サイドマウント講習の件である。

イントラには、散々世話になっているので、否定的なことは書きたくないのだが、ウソは書けない。

ハッキリ言って、少なくとも浮沈子のような、紡錘形の体形の方には、シングルタンクのサイドマウントは向かない。

というより、成立しない。

必然的に、サイドマウントというよりは、フロントマウントというか、アンダーマウントというか、まあ、そんな感じになる。

イントラの構想としては、胸の前を、ナナメに横切る形でマウントすることになるが、腹がつかえるのだ。

出っ張ったお腹が、邪魔をして、フィットできない。

イントラの責任でないことは確かなんだが、そこを何とかしてくれてもいいと思うんだが。

敬虔な浄土教信徒である浮沈子(ウソです)は、他力本願なのである。

(他力本願)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%96%E5%8A%9B%E6%9C%AC%E9%A1%98

「用法2
主に宗教的意味を伴わない文脈で、「ひと任せ」、「他人依存」、「第三者に任せっきりにして自分の手を一切汚さずに物事を完遂する」、「(太陽の働きや雨や風や空気、そのほかの自然の働きなどによる)成り行き任せ」などの意味で使用される。」

「浄土真宗では、この意味で「他力本願」の語を用いることを誤解であるとする。」とある。

いずれにしても、ちょうど剣状突起が、タンクに当ってしまい、痛くて敵わない。

(剣状突起)
http://kotobank.jp/word/%E5%89%A3%E7%8A%B6%E7%AA%81%E8%B5%B7

「胸骨の下端に突出する突起。左右の肋骨弓の合するところで,みぞおちと呼ばれる部分にある。」

救命講習会などで、喉に異物が詰まって呼吸困難になったときに、ハイムリック法による異物除去を行う際に、この剣状突起を押してはいけない!、と習うわけだ。

(異物の除去)
http://www.119-sys.jp/each-fire-department/sakura-fire%20department/cpr/ibutu/ibutuzyokyo1.html

ハイムリック法は、お腹が大きい妊婦や、乳児には行わない。

お腹が大きくても、浮沈子にはたぶん有効だろう。

まあ、どうでもいいんですが。

正月に、餅を喉に詰まらせて亡くなる方が後を絶たない。

小うるさいジジイやババアが、早く逝ってくれればいいと思っているお宅に限らず、正月の餅は、大概の家庭で出てくる。

くれぐれも、剣状突起を押さないように気をつけていただきたい。

また、その際、親指を握りこぶしの中に入れてしまうと、強く押した際に、親指の骨を骨折する恐れがあるので、親指は、こぶしの外側に出しておくことが重要である。

さて、ブットイメタリコンタンクを、その剣状突起を避けてバランスよく装着しようとすると、ブラブラとして、身体に密着しない。

左右だけではなく、前後のバランスも良くない。

メタリコンスチールタンクサイドマウントシングルバージョンは、ペケだな。

イントラには悪いが、生涯二度とやることはないと宣言してしまおう!。

アルミの11リッターのタンクか、6リッターのステージボトルに限るな。

もし、メタリコンタンクを使わざるを得ないとしても、バックマウントか、2本ぶら下げるか、片側に1本だとしても、ウエイト付けてバランス取るか。

次回は、再びステージボトル2本で、バルブシャットダウンドリルを行う。

テクニカルダイビングの初めに、ダブルタンクしょって、背中に手を回して、ジタバタする、アレですな。

レクリエーショナルベースとはいえ、一応ダブルタンクなサイドマウントのスタンダードコンフィギュレーションでは、2本のタンクのガスマネージメントを行うために、バルブシャットダウンドリルを行うわけだ。

浮沈子は、ホンモノのテクニカルダイバーではないので、ダブルタンクとは、有り難いことに、無縁である。

この前、ちょこっと、サイドマウントしてみただけ。

次回と、その次で、年内のプールトレーニングは終わりである。

どうやら、残念なことに、グアムでのCCRダイビングは出来なくなりそうだ。

仕方がないから、サイドマウントで潜ってみっか。

世良さんのEXScubaで仕入れたポケットパンツ(両側に大きなポケットが付いているバミューダみたいな半ズボン)は、極めて調子がいい。

クロッチベルト(股縄ですな!)で押さえているので、ずり落ちる心配も無い。

動きを妨げることもなく、快適な履き心地である。

テクニカルダイバーでなくても、カメラや、ライトなどをしまっておくのにちょうどいい。

イントラは、リールやマーカーブイも放り込んでおくという。

ぶらぶらするものがないというのは、安全上も好ましいことだ。

ポケットパンツの普及を、是非とも進めたいものだ。

ただし、カッコ悪いことだけは、確かであるな。

野郎はともかく、妙齢の女性には抵抗があるかもしれない。

妙齢じゃない女性は、気にしないで、どんどん履いてもらいたい。

腰は冷えないし、ポッケにいっぱい入るし、超オススメである。

このところ、オープンサーキットによるダイビングが続いているが、明らかに疲れ方が違う。

CCRよりも、終わった後のグッタリ感が大きいのだ。

エキジットした後の、スッキリ感もない。

高分圧酸素の恩恵を、イヤでも感じる。

早く、CCRトレーニングに戻りたい。

酸素の濃いヤツを、思いっきり吸いたいものだ(依存症ですかな?)。

テスラ・モデルS2013年10月28日 22:31

テスラ・モデルS
テスラ・モデルS


「テスラモーターズのイーロン・マスクCEOは、ドイツのミュンヘンとベルリンを訪問。「ドイツ市場に参入し、モデルSが受け入れられれば、テスラにとって大きなステップになる」とコメントしている。」

(EVの米テスラ、ドイツ・サービスセンターの拠点数拡大へ)
http://response.jp/article/2013/10/28/209452.html

同時にテスラは、モデルSの足回りを強化したバージョンを、ドイツ向けに投入すると発表している。

(テスラのEV モデルS、ドイツ向けに改良…アウトバーンを意識)
http://response.jp/article/2013/10/24/209283.html

「無償オプションの中身は、モデルSの足回りを、ドイツ向けにチューニングすること。ドイツには、速度無制限(実際には、速度制限区間も多い)で知られる高速道路、「アウトバーン」が存在する。このアウトバーンを高速走行する際、最適なパフォーマンスを発揮するよう、モデルSの足回りがチューニングされる。」

なぜ、これほどまでに、ドイツへの進出にこだわるのか。

「ドイツは自動車エンジニアリングの真価を認める国。これは我々にとって、非常に重要なこと」とCEOのイーロン・マスクは語っている。

今日は、こんな記事もあった。

(色あせないドイツモダンデザインの魅力)
http://www.asahi.com/and_M/interest/TKY201310210151.html?ref=comtop_fbox_u

「同じものを飽きずに、長く使うことに価値があるとドイツでは考えられています。実際、一つの家庭で同じブラウンのシェイバーが何十年も使われていたりする。日本は例えば伊勢神宮の式年遷宮が20年ごとに行われるように、スクラップ&ビルドしながら新しいものを取り入れていきます。ドイツの『使い続けるのがいい』という考え方は、質素倹約が美徳のプロテスタント的発想なのかもしれません」

モデルSは、安いクルマではない。

しかも、バッテリーは、ある意味で消耗品である。

クルマ本体は長持ちしても、バッテリーは替えざるを得ない。

そこまで使い続けてもらえるのだろうか?。

浮沈子は、たまたまドイツ車に乗っているが、シェーバーは断然フィリップス(オランダ)である。

(フィリップス)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9

まあ、どうでもいいんですが。

さて、一時は真剣に購入を検討していたテスラのモデルSだが、浮沈子は、バッテリー式の電気自動車の未来に懐疑的になってしまったので、今は殆んど興味がない。

イーロン・マスクが、逆立ちしても、ドイツでテスラ車が売れるはずはないと思っている。

(テスラのEV、モデルS…ノルウェーの9月ベストセラー車に)
http://response.jp/article/2013/10/11/208364.html

「モデルSは、EVのカテゴリーでの1位ではない。一般的なエンジン搭載車を含めて、ノルウェーで9月、最も売れた自動車がモデルSだったのだ。」

すっげーっ!、と思って、続きを読んで、オヨヨッとなった。

「OFVによると、9月のモデルSの販売台数は616台。これまで、ノルウェーのベストセラー車だったフォルクスワーゲン『ゴルフ』の560台を上回った。ちなみに、9月のノルウェーの全新車販売台数は、1万2168台。モデルSはノルウェー新車市場で、5.1%を占めた計算となる。」

たったの、616台かよ!。

まあいい。

ちなみに、アクアは、2万6543台売れている。

(9月の新車販売、「アクア」が首位キープ トップ3が2万台超、「フィット」は4位)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131004/biz13100411280005-n1.htm

ノルウェーという、超マイナーな市場で首位といっても、我が国におけるトップセラーの1車種の販売台数にも遥かに及ばない小規模の市場で、何が分かるというのか。

話題のみであろう。

(住友金属鉱山、テスラ モデルS 二次電池用ニッケル酸リチウム、生産能力増強)
http://response.jp/article/2013/09/27/207336.html

「テスラが2012年6月から米国で納車を開始したプレミアム4ドアセダン、『モデルS』は、8月から欧州でも納車が開始され、2014年春以降、日本を含むアジア地域への納車も控えている。」

「パナソニックは、モデルSの販売拡大など、需要の増加が見込まれることからリチウムイオン電池を増産する。」

「住友金属鉱山は、車載用二次電池市場の拡大に対応するため、磯浦工場(愛媛県新居浜市)にニッケル酸リチウムの生産設備の増強投資を実施する。設備は2014年6月に完成する予定。設備投資額は、約48億円。」

「これにより同社のニッケル酸リチウムの生産能力は、現行の月産300トンから850トンに増える。」

たったの3倍弱である。

本当に、売れまくっているのなら、こんなもんでは追いつかないだろう。

しかし、テスラが、欧州市場で真剣にマーケティングしているのは事実である。

(テスラのEV、モデルS…オランダで欧州現地生産を開始)
http://response.jp/article/2013/08/28/205108.html

(米EVのテスラ、急速充電ネットワークを欧州に拡大展開…ノルウェー)
http://response.jp/article/2013/09/02/205417.html

(EVの米テスラ、ドイツで急速充電ネットワークを整備へ)
http://response.jp/article/2013/10/25/209337.html

「スーパーチャージャーは2012年9月、米国で発表。テスラの新型EV、『モデルS』の顧客が、外出先で充電するためのネットワークとして開発。航続距離に課題があるEVに、画期的な解決策を提示したのが、スーパーチャージャー。」

「同社は今後数か月以内に、ドイツ国内のミュンヘン、シュトゥットガルト、ケルン、フランクフルトの各都市に、スーパーチャージャーを設置。さらに、隣国スイスのチューリッヒにも、スーパーチャージャーを整備する。」

「スーパーチャージャー」っていっても、過給器のことじゃあない。

(NYからLAへ無料で:テスラが充電スタンドの計画を発表)
http://wired.jp/2013/06/04/tesla-supercharger-expansion/

(米テスラ、“超”急速充電「スーパーチャージャー」を計画…充電は1時間)
http://www.kurumaerabi.com/news/info/61155/

「米国での納車が開始されたテスラモーターズの新型EV、『モデルS』。同車に、1時間でバッテリーを充電できる急速チャージャーが計画されていることが分かった。」

「これは、同社のイーロン・マスクCEOが年次株主総会で明らかにしたもの。「スーパーチャージャー」と名付けられた急速充電システムの内容が公表されたのだ。」

「モデルSはまず、バッテリー(二次電池)の蓄電容量が85kWh仕様を発売。現在の240Vシステムでは、充電に約8時間かかる。」

「一方、「スーパーチャージャー」では、440Vシステムを採用。これにより、わずか1時間でのバッテリー充電を可能にする。」

1時間かあ・・・。

8割の充電では、30分程度かもしれないが、満タンで90リットルをがぶ飲みする500Eですら、10分以内で終了するガソリン車に比べて、運用能力の限界が低すぎる。

航続距離も400km以上と謳っているが、床まで踏んだら、あっという間に空っ欠になること間違いない。

アウトバーンで、どれ程の性能が出せるか楽しみだが、立ち往生するテスラの姿が、あちこちで見られるだろう。

何にしても、ドイツで売れまくるほどの実力があれば、世界中で成功すること間違いないだろうが、世の中は、それほど甘くはない。

クソ重いバッテリーを積み、死ぬほど長い充電時間に悩まされる電気自動車が、メジャーになるとは浮沈子にはどうしても信じられないのだ。

たとえ、二酸化炭素や窒素酸化物を撒き散らしたとしても、人間は、エコより利便性を取るに決まっているからだ。

616台よりは売れるだろうが、2万台売れるとは思えない。

所詮は、酔狂が乗るヘンタイなクルマに過ぎない(おまえに、言われたくない・・・)。

この記事が、ひっくり返るほど売れたというニュースが掲載されたら、また書くかもしれない。