🐼中国の宇宙ステーション天宮(建設中):宇宙飛行士の長期滞在始まる:廃棄の時は制御落下なんだろうな2021年06月19日 01:14

中国の宇宙ステーション天宮(建設中):宇宙飛行士の長期滞在始まる:廃棄の時は制御落下なんだろうな
中国の宇宙ステーション天宮(建設中):宇宙飛行士の長期滞在始まる:廃棄の時は制御落下なんだろうな


今や、米国に次ぐ宇宙大国になりつつある飛ぶ鳥を落とす勢いの中国。

月面サンプルリターンや火星探査機を次々と成功させ、とうとう宇宙ステーションまで建造し始めた。

(天宮号宇宙ステーション (完成型))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%AE%AE%E5%8F%B7%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3_(%E5%AE%8C%E6%88%90%E5%9E%8B)

「コアモジュール「天和」(てんわ)、2つの実験モジュール「問天」(もんてん) と「夢天」(むてん)、無人補給船「天舟」(てんしゅう) といった構成要素」

有人宇宙船は、神舟(今回は12号)だから、全部合体すると5つのモジュールからなる本格的な宇宙ステーションということになる。

参考までに、英語名を併記しておこう(英語版より)。

・天和(コアモジュール:居住区画+ドッキングハブ含む):Tianhe
・問天(実験モジュール):Wentian
・夢天(実験モジュール):Mengtian
・天舟(無人補給船):Tianzhou
・神舟(有人宇宙船:3人乗り):Shenzhou

ちなみに、規模としてはISSの6分の1程度だそうだ(補給船、宇宙船除く)。

米ソ両国に加え、民間企業(ビゲロー)や欧州(コロンバス)、日本(きぼう)のモジュールを寄せ集めたISSとは異なり、中国単独で作り上げようとしているわけだから、大したものだ。

規模的には、ソ連のミールに匹敵するらしい。

実験モジュール2つはこれからの打ち上げだが、今回は、コアモジュールと補給船に続き、宇宙船を合体させた3モジュール態勢で長期滞在に挑む(3か月程度)。

(中国の宇宙飛行士が初めて天宮号宇宙ステーションに入る)
https://spaceflightnow.com/2021/06/17/chinese-astronauts-enter-tiangong-space-station-for-first-time/

「木曜日、3人の中国人宇宙飛行士が国の新しい天宮号宇宙ステーションに浮かび、ゴビ砂漠の軍事基地から3か月のミッションを開始することに成功」

「劉伯明宇宙飛行士と唐紅保宇宙飛行士は、神舟12号の宇宙船から続くハッチを通り、ニーを追って天和モジュールに入りました。この複合施設は、地球から約235マイル(380 km)上空にありました。」

(3人の宇宙飛行士が最初に新しい中国の宇宙ステーションに搭乗します)
https://spaceflightnow.com/2021/06/16/three-astronauts-will-be-first-to-board-new-chinese-space-station/

「中国当局は、中国北西部の酒泉宇宙基地からの予定された打ち上げの24時間以内に、水曜日の初めに記者会見で神舟12号の任務のために、3人の乗組員(中国空軍の経験豊富な戦闘機パイロット全員)の身元を発表しました。」

まあ、命懸けだからな。

ステーション内の画像とかを見ても、特に違和感はない。

ISSの内部の、荷物が散乱している状況に比べれば、何もない分スッキリしていて好ましい印象さえある。

我が国では、余りド派手には報道されていないが、宇宙史的快挙に違いない。

(【映像】中国「神舟12号」がドッキング 独自宇宙ステーション建設へ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/54550f6050b87f3732de5a9f5412bbfca6cb2f24

「中国の有人宇宙船「神舟12号」が6月17日、同国が独自に建設中の宇宙ステーションとのドッキングに成功した。」

「地球から390キロの軌道を周回中の宇宙ステーションの中核施設「天和」と、6時間掛けてドッキングした。」

なんか、高度がビミョーに違うような気がするんだがな。

「placed in low Earth orbit between 340 and 450 km (210 and 280 mi) above the surface.」(ウィキの英語版より)

ISSもそうだけど、宇宙船がドッキングする際には、高度を下げたりするのかも知れない(未確認)。

リブーストとかどうするのかな(天舟が行うのか、天和自身のロケットで上げるのか)。

今後の運用を考えると、天和でのリブーストだと、燃料移送とかが必要な気もする(やっぱ、天和側で行うみたいです:<以下追加>参照)。

天舟がドッキングしている時に行うということなら、そういうややっこしい仕掛けは必要ない。

常時滞在型の宇宙ステーションとしての運用が想定されているなら、補給船がドッキングされていることが多いだろうから、それでも問題ないだろう。

常駐型運用はムリポな気もする(一時的に、2機の神舟をドッキングさせなければならないからな:ポート足りないし:なんとかやりくりするみたいです:<以下追加>参照)。

運用的には、まず天舟を上げてドッキングさせ、資材(食料含む)を確保した後に神舟を打ち上げて人間を送るというパターンになりそうだな。

「中国有人宇宙飛行局によると、中国の次の有人宇宙飛行である神舟13号は、10月に打ち上げられ、6か月の軌道上で3人の宇宙飛行士を乗せます。」

まあ、どうでもいいんですが。

問題は、モジュールの打ち上げの度に話題になる長征5Bの1段目の不制御落下だが、最大の問題は、初代天宮が起こしたような不制御落下をやらかすんじゃないかという懸念だ。

「木曜日に神舟12号が天河の前港にドッキングすると、駅全体の長さは約120フィート(約36メートル)になります。」(スペースフライトナウの記事より)

本体の3つのモジュールの合計質量は66トンと言われているからな。

「完成すると、中国の宇宙ステーションの前哨基地の質量は約66メートルトンになり、国際宇宙ステーションの約6分の1になり、ロシアの引退したミールステーションに近いサイズになります。貨物車と乗用車が一時的にドッキングされているため、中国の駅の質量は100メートルトン近くに達する可能性がある」

ハンパない・・・。

まだ出来上がる前から、廃棄の際の制御落下が行われるかどうかを気にしてどーするということはあるけど、スポンサーが、んなことは気にも留めない中国だからな。

大いに懸念されるところだ。

ちなみに、ロシアになってから行われたミールの廃棄の際は、ちゃあんと制御落下させているようだ。

(ミール)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB#%E6%AD%B4%E5%8F%B2

「2001年3月23日に南太平洋上の大気圏に再突入、廃棄処分された。燃え尽きなかった部分は、到達不能極(ポイント・ネモ)付近に落下した。」

さて、中国はどーするんだろうな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(中国、宇宙ステーションへ補給船打上げ - 宇宙飛行士滞在に向けた準備進む)
https://news.mynavi.jp/article/20210607-1900533/

「天舟二号には、宇宙飛行士の生活用品のほか、船外活動の宇宙服、宇宙ステーションで使う機器などが約4.7t、天和に補給するための推進剤が約2t搭載されている。」

ほほう、推進剤を2トンも積んでいくのか。

リブーストは、天和側で行われる模様だ。

記事の末尾には、6人同時滞在予定の記述もある。

「11月ごろ……神舟十五号の打ち上げ、神舟十四号の地球帰還(・約10日間、両ミッションのクルー計6人が同時滞在)」

ドッキングポートはどうするのかな(船外活動用ハッチの反対側のポートがあることはあるけど:英語版のウィキによれば、一旦アキシャルポート(前後のポート)に接続してから、ラジアルポート(放射状に配置されたポート)に移すようです)。

まあいい。

中国の宇宙ステーションは、いよいよ本格的な運用が始まった。

2024年には、宇宙天文台として機能することになる(えーと、宇宙望遠鏡は、修理回収の際だけドッキングするようです:<さらに追加>参照)。

「2024年ごろには、宇宙望遠鏡モジュール「巡天」の打ち上げ、追加も予定されている。」

ミールも、増築に次ぐ増築で、しまいには剣山みたいになっちまったからな。

天宮も、どうなるかは分からんぞお・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(中国の宇宙ステーション「天和」、打ち上げへ)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20210428-00235155/

「2024までには、宇宙ステーションにドッキング可能な宇宙望遠鏡「光学モジュール(巡天、Chinese Space Station Telescope:CSST)」が打ち上げられ、同じ軌道を周回する観測施設として機能する予定だ。光学モジュールは口径2メートルとハッブル宇宙望遠鏡よりもやや小型だが、必要に応じて宇宙ステーションにドッキング可能であるため、「ハッブル軌道上修理」のような有人の改修、機能向上が可能になる。」

なかなかいいアイデアだ。

宇宙望遠鏡というのは、光学スパイ衛星のレンズの向きを変えただけだからな。

中長期的な運用を確保するということは、軍事的にも意義があるだろう。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(中国の有人宇宙船「神舟12号」が宇宙ステーション「天宮」のコアモジュールとドッキング成功、宇宙飛行士3人が宇宙滞在へ)
https://gigazine.net/news/20210618-shenzhou-12-docks-tianhe-core-module/

「中国の宇宙ステーション開発は、ISSからの締め出しを背景として急速に進展しています。ミッションの初期段階は中国人宇宙飛行士のみで行われる予定ですが、将来的には他国の宇宙飛行士を迎え入れる方針を示しています。」

ロシアは、ISSから鞍替えして、天宮に乗り変えちまうかもしれないな(未確認)。

「神舟12号に搭乗した宇宙飛行士らは、天舟2号が輸送した宇宙服を着用しての船外活動やロボットアームの性能テスト、生命維持システムの確認などの作業を行う予定」

中国は、神舟7号ミッションで、船外活動の実績もある。

(神舟7号)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E8%88%9F7%E5%8F%B7

「(2008年)9月27日、中国製の宇宙服「飛天」を着た翟志剛は22分間の宇宙遊泳を行い、宇宙遊泳を行った初の中国人となった」

劉伯明は、この時にも短時間だが船外活動に参加している。

「劉伯明も8時58分(UTC)から宇宙遊泳を行い、翟志剛に国旗を手渡した」

「9時(UTC)までに、2人とも宇宙船に戻り、ハッチは閉じられた」

船外活動には、たぶん、何か象徴的な意味があるんだろう。

地球上の環境を再現した宇宙船内を出て、生身の身体を宇宙服を隔てて真空に曝し、無重力のまま大宇宙を漂う。

まるで、エベレスト登頂のように、数多い宇宙飛行士の中でも、限られた者だけが体験できる特別の行為だ。

アポロで言えば、月面着陸した宇宙飛行士のようなもんだな(人類史上12人だけ)。

実験モジュールの問天と夢天が接続されていない現状で、2回の船外活動が計画されていると言われるが、運用の確認とかも含まれるんだろうな。

もちろん、新デザインの宇宙服のテストも含まれる。

貨物船である天舟は、非与圧区画を持たないから、船外に実験装置などを置く時には、現状では与圧区画から取り出して、ハッチを通じて運び出すよりほかはない。

そういう作業が行われるかどうかは不明だ。

基幹モジュールである天和自体の初期トラブルの洗い出しなども含まれるだろうから、神舟12号ミッションの作業は多いだろう。

一方、船外活動と言えば、ISSでもソーラーパネルの増設が行われている。

(ESA / NASAの宇宙飛行士は、ISSに新しいソーラーアレイを設置するために縮小された船外活動を完了します)
https://www.nasaspaceflight.com/2021/06/usa-eva-74-irosa/

「圧力を提供するスーツの昇華装置のセンサーがスパイクを記録しました。その後まもなく、彼のスーツのディスプレイおよび制御モジュール(DCM)が誤動作し、ユニットの再起動を試みるためにステーションアンビリカルに接続するためにクエストエアロックにすぐに戻る必要がありました。」

「IROSAは、近くの構造物からの干渉/閉塞のために停止した展開構成に展開しようとする前に、最初に取り付けブラケットにソフトドッキングされました。この時点で、すでに船外活動の6時間の時点で、地上チームはデュオに干渉を撮影させ、IROSAをそのまましっかりと固定して、船外活動を終了することにしました。」

宇宙服のトラブルで時間を取られ、当初の予定を実行できなくなっちまったようだな。

まあいい。

今回は、2枚のソーラーパネルを持って行ったが、最終的には6枚、さらに、拡張モジュールをドッキングさせたイラストも掲載されている(単なる夢物語じゃね?)。

「これは駅の建設と保守を支援する239番目のEVAであり、今年は前哨基地​​の外で7番目の船外活動でした。」

ISSでは、船外活動が当たり前になっている(宇宙服のトラブルも当たり前かも!)。

船外活動はリスクが大きく、トラブルを避けるための詳細なリスク評価と事前準備や確認を行い、運用中も地上やISS内からの支援を受ける。

「軌道上でのシェーンのスーツと、EVAの問題、IROSAでの干渉/妨害、および2つの新しい船外活動をインストールするための船外活動シーケンスを再計画する方法を理解する必要がある地上の多数のチームによるかなりの量の作業配列セット。」

今回のEVAについても、詳細な分析と事後対策が取られ、次のEVA(日曜日(6月20日)予定のようです)に反映されることだろう。

再起動すると正常化する宇宙服の制御ユニットって、どんなプログラムで動いてるんだろうな(部分的には、リブリーザーと同じ構造だからな)。

まあ、どうでもいいんですが。

中国の新しい宇宙服で上手くいけば、中国製CCRとか出てくるかもしれない。

再起動しても動かなくなっちまったら、どーしよー???。

🐼変異種:東京都はロックダウン解除前からリバウンド:どーすんのかな?2021年06月19日 01:52

変異種:東京都はロックダウン解除前からリバウンド:どーすんのかな?


(東京都 新型コロナ 453人感染確認 7日間平均が前週上回る)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210618/k10013091921000.html

「感染状況は下げ止まっている状況だ。会食の際にマスクをつけないで感染している人も出ている。人出も多く確認されていてリバウンドの懸念が強い。週末、気を緩めることなく過ごしてほしい」

「1週間前の金曜日より18人増え、3日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。」

「また、18日までの7日間平均は389.0人で、前の週の100.7%となりました。」

これって、立派なリバウンドじゃね?。

緊急事態宣言下でリバウンドしてちゃまずいでしょう・・・。

で、来週からまん延防止等重点措置に移行して、最大2人90分以内19時までというワケワカの酒類提供も始まり、イベントも1万人まで入れるという緩み方だ。

やれやれ・・・。

まるで、どーぞ大いにリバウンドしてくださいと言わんばかりの措置解除。

専門家「有志」の個人的提言も、オリパラ中止を削除して政府に忖度しまくりだし・・・。

もう、徹底的に感染させまくろうと腹を決めたようだ(そうなのかあ?)。

毒食わば皿まで。

一方、ワクチン接種の方は、順番が多少前後しちまってムカつくところはあるけど、順調に進んでいるようだな。

このペースでうちまくれば、年内に希望者全員にうち終わるのも夢ではなくなってきた。

問題になるのは、来年以降、ブースト接種が必要になった時だが、まあ、今は考えずにいよう。

変異種としては、インド産のデルタが猛威を振るい始めている。

「東京都は、新たに19人が、インドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していることを確認したと18日発表しました。」

「1日の発表人数としてはこれまでで最も多く、これでこの変異ウイルスの感染が確認された人は都内で合わせて96人になりました」

まあいい。

デルタがアルファを置き換えることになるかどうかは、今後の展開次第だが、英国やロシアでは、既に感染爆発の様相を呈しているからな。

(イギリスとロシア インドの変異ウイルス“デルタ株”が急拡大)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210618/k10013090861000.html

「イギリス 感染者数 1万人超 2月下旬以来」

「ロシア 感染者数 1万4000人超 先月末比で6割以上多く」

昨日の追加でも引用した記事だけど、感染力の強い変異種が一旦市中に入れば、少々ワクチンが接種されていたとしても感染拡大は防げないということが明確になってきた。

ましてや、我が国は殆どの国民が未接種状態だからな。

このタイミングで緊急事態を解除したり、酒飲みを認めたり、大規模イベントを奨励するというのはあり得ない対応だ。

世界から見たら、我が国は何をやっているんだろうと不思議に見えるはずだ。

人間の命を粗末に扱う野蛮な国家に見えるかもな。

国家や地方政府は、国民住民の命や生活は守ってくれない。

自分の命は自分で守るしかないのだ。

と、偉そうなことを言いながら、浮沈子は週末にお出かけしようとしている。

大きなことは言えない。

こっそり、ひっそり、こそこそと緊急事態宣言下での不要不急の外出をしようとしている。

おまけに、都県境を跨いで(また、ガス橋突破かあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

変異種と言えば、南米産のラムダというのが注目すべき変異種(VOI)に指定されたんだそうだ。

(南米中心に流行する新たな変異ウイルス「ラムダ株」 WHOが「注目すべき変異株」に指定)
https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20210617-00243514/

「世界保健機関(WHO)は今週、南米で流行する新型コロナウイルスの新たな変異株「ラムダ」を「注目すべき変異株」(VOI)に指定した。」

「この新たな変異株は2020年8月にペルーで最初に確認され、当初は「アンデス型」と呼ばれてきた。系統名はC.37。」

知らなかったなあ・・・。

「ペルーは現在、非常に強い第2波に見舞われている」

「2021年4月以来、新型コロナウイルス感染者のうち、81%をラムダ株が占めた。」

「ペルーは感染者数が200万人を超え、感染死者数も20万人近くに及んでいる。」

うーん、なんかヤバそう・・・。

チリでも、感染が進んでいるようだ。

「ラムダ株も、デルタ株同様に今後世界中で感染が広がる可能性がある。」

勘弁してくれ・・・。

🐼変異種:ワクチン接種戦略:といっても個人的な話だけど2021年06月19日 15:23

変異種:ワクチン接種戦略:といっても個人的な話だけど
変異種:ワクチン接種戦略:といっても個人的な話だけど


コロコロと変わるワクチン接種のスキーム。

東京都大田区に棲息する63歳の浮沈子の場合、接種券が届くのは来週火曜日(6月22日)以降ということになったようだ。

当初は、7月下旬に発送とされ、その後、6月末に前倒しを検討中となり(6月3日)、最新(6月11日)では上記の日程になった(もう変更はないでしょう:たぶん)。

自治体での予約開始は、相変わらず7月7日以降にならないと、優先枠含めて一般接種枠については始まらない(接種券の送付を前倒しした意味はない:大規模接種センターでの予約を推進しようとしているのかあ?)。

一般接種の開始は、7月9日以降とされている。

接種券が届くのは、概ね6月26日頃までと言われているから、10日間以上、接種券とにらめっこして過ごすことになる。

一方、自衛隊が運営する大規模接種会場は、既に一般接種の予約、接種が始まっている。

(64歳以下、電話予約も開始 空き解消へ自衛隊接種会場)
https://news.yahoo.co.jp/articles/19044aa38c4340bebe91b4254864731c310034af

「自衛隊が東京と大阪で運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターは16日、64歳以下に対象年齢を拡大した予約受け付けを始めた。」

「防衛省によると、予約には接種券が必要。空きがある場合は、接種前日まで受け付ける。」

うーん、接種券が届かないことには、動きが取れないということだな。

(64歳以下も接種開始 東京会場は予約埋まる―新型コロナワクチン・自衛隊)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021061700193&g=soc

「自衛隊が東京と大阪で運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターで17日、65歳以上の高齢者に加え、18~64歳も対象にした接種が始まった。1回目の接種で、自治体発行の接種券を持つことが条件。」

えっ?、接種券は、1回目の接種までに届いていればいいってことかあ?。

(自衛隊 大規模接種センターの概要 予約サイト案内(予約・受付案内):本丸です!)
https://www.mod.go.jp/j/approach/defense/saigai/2020/covid/center.html

「原則として、接種券(原本)をお持ちいただいていない場合、ワクチンの接種はできません。接種券がお手元に届いてからご予約いただき、当日接種券(原本)を必ずお持ち下さい。」

既に、6月27日までの予約枠は埋まり、28日以降は2回目の予約が入っていて、空きが少なくなる模様だ。

やれやれ・・・。

やっぱ、近所のかかりつけ医でうってもらった方が安心な気もするしな。

どっちの予約を取ろうかな。

接種券が届いた時点で、自衛隊に電話して空きがあったら入れてもらう方が早そうだし、まあ、それでも不都合はないだろう。

自衛隊でうっているモデルナのワクチンは、基本的に4週間空けて2回目の接種だから、自治体のファイザーから1週間くらい早くても、最終的に抗体が同程度有効になる時期は変わらない。

自衛隊の接種では、2回目の接種が5週間先になるようだしな。

「東京センターでは、65歳以上の方々が7月31日までに2回の接種が出来ることを確実にするため、ご協力いただける方については、当面の間、2回目を5週間後に接種するようお願いしています。」

そうすると、益々自治体接種との差がなくなってくる。

場合によっては、7月になってから、近所で予約取ってうったほうが、結果的に早く抗体が付く可能性もある。

基本戦略は、1日も早く抗体をつけることだから、1回目の接種開始や、まして予約開始を目安にすることはできない。

予約の前提条件である接種券が届いてから、予約状況を見て決めても遅くない気がする。

つーか、基本、それしかないだろう。

大田区で、一般接種開予約や開始時期が変更にならないかどうか、情報収集(ホームページの確認)も欠かせない(PDFのチラシは、タイムリーに更新されないからな)。

大規模接種センターの状況は、ニュースなどでも報道されているから分かるけど、地元自治体の状況は、自分で確認するしかない。

浮沈子は、インターネットの接続環境が整っているからいいけれど(ワイマックス2+やドコモのネットが通じる範囲に限られますが)、高齢者などでインターネットに接続できない方は多いだろう。

結局、区の公報が配達されるのを待つしかない。

新聞とってなければ、臨時で投げ入れられる公報しかないけど、浮沈子のように広告と紛れてしまう方も多いのではないか(そうなのかあ?)。

いきなり接種券が配達されて、どーしよー!?ということになりかねない。

70万区民(6月1日現在、73万人余り)の面倒を見なければならない行政当局も大変だが、認知症状態の高齢者や、準高齢者(浮沈子含む)の面倒は、しっかり見て欲しいもんだな。

健康で、働き盛りの方の一般接種は、大田区ではさらに後からの接種券の交付になる。

が、職場で接種できる方は、接種券がなくても可能だそうだから、浮沈子などよりも早い接種が可能な方もいる(届いたら、後から提出するらしい:いいなあ・・・)。

流行を抑制する(2次感染を防ぐ)意味合いもあるから、ご本人の感染防止だけではないので、1日でも早く1人でも多くの地域住民が接種を受けることは、間接的には浮沈子にとっても好ましいから、それ程ムカつく話でもない。

特に、20代、30代の活発な世代がバンバンうってくれれば、流行そのものの抑制に繋がる(ウイルスは、彼らの中で循環しているからな)。

その意味では、戦略的に捉えるなら、浮沈子自身の接種と同じように、地域の他の住民の接種状況も気にしなければならない。

ほぼ毎日欠かさずに、東京都の区市町村別新規確認感染者数をグーグルスプレッドシートに落としてチェックしている浮沈子だが、せめて大田区のワクチン接種くらいは把握しておくべきだろう。

(接種状況)
https://www.city.ota.tokyo.jp/smph/cyuumokujoho/infection/covid19_wakuchin/wakuchin.html#cmsC061E

「6月17日時点接種状況:
・対象区分:65歳以上
・対象者数:約174,000人
・1回目:57,743人(33.2%)
・2回目:2,705人(1.6%)」

2回目終わった人が2700人程度というのはガッカリだな(人口の0.4パーセント足らず・・・)。

まあいい。

うち終わっても、1週間経たなければ、有効な抗体価には達しないからな(浮沈子も勘違いしていたんだが、ファザーは2回目の接種後1約週間で十分な抗体が付くが、モデルナは約2週間かかる:追加)。

大田区に於いては、ワクチンが有効になっている人はほとんどいないということなわけだ(医療関係者は不明)。

やれやれ・・・。

こんな状況で、緊急事態宣言解いちゃって、ホントにだいじょうび?。

世界に目を向ければ、隣町のカリフォルニア州や、同規模の地方政府であるNY州の感染者は激減している(フロリダは、数週間前から週に1回の報告になっちまったし)。

ワクチン接種は、たぶん、7割が1回接種とか、その程度だろうけど。

集団免疫効果だけではなく、二次感染防止の観点からも、収束に向けての大きな効果が期待できる。

感染者の絶対数が減ってくれば、積極的疫学調査が機能してくるからな。

いい循環が回り出す。

ワクチン接種は、確かにゲームチェンジャーだ。

持病やアレルギーの関係で、ワクチンを接種できない方も大勢いるからな。

副反応と感染防止(発症防止や重症化防止)効果を勘案し、うてる方はできるだけ多くうってもらいたいと願うのが本音だ。

流行を早期に抑制して、早く普通の生活に戻れるのがいい。

まあ、ブレイクスルー感染とかもあるから、直ちにマスク外して飲めや歌えの大騒ぎというわけにはいかんだろうけどな。

先日、大井町の駅前で、ワクチン反対のアピールをしているおじさんがいた。

あまり良く見なかったし、チラシも受け取らなかったけど、どうやら陰謀論者のようだ(そうなのかあ?)。

現在のワクチンの評価は、あくまでも緊急使用で、限定的なものだからな。

今後、大規模接種の状況を評価して、通常使用できるワクチンとして認定されると思われるが、何か看過できない副反応や、急激な抗体価の減少が認められるようなことになれば、逆転オセロの可能性はゼロじゃない。

しかし、少なくとも、現状の世界の流行状況と、重症者、死者を見れば、ワクチンの接種を真っ向から否定することは難しい。

流行が下火になり、罹患率がぐっと減って、接種に伴う利益と副反応によるネガが逆転する事態の中では、ワクチン接種について精密な議論が必要だろうけど(治療方法の開発とかも影響するだろうしな)。

もちろん、そういう視点は、現状でも必要だし、そのことを啓発する活動はあってもいい。

が、マスクなしで街頭活動をしているのを見ると、どうも、そういう観点ではない感じだったからな。

ワクチンは、政府の陰謀だとか、製薬会社もまともなワクチンでないことを認めているとか・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

ワクチンの接種については、あくまでも個人の判断で、当局の強制ではないし、国民の義務でもない。

他人からとやかく言われる筋合いではないし、社会の中で有形無形の圧力を掛けられることもないはずだ(まあ、あるでしょうけど)。

確かなことはただ一つ。

自分がうつかどうかは、最終的には自分で決めるしかない。

誰かに言われたからうつというのもあるかも知れないけど、それは、その話を聞いて自分か決めたということなわけだ。

他人のせいにはできないのだ。

うたないという決定も、尊重されなければならない。

うたなかった結果、自分が罹患して、他人にうつしてしまうリスクも含めて、その人の選択だからな。

周りの感染状況によっても変わってくる。

殆ど罹患している人がいない状況下では、うたない選択が正当化されるかもしれない。

10年に1人くらいしか罹患しない疾病の場合、ワクチンを積極的にうつという選択肢はまずない。

浮沈子が先日接種した狂犬病のワクチンとかがいい例かも知れない(毎年数百人が罹患しているメキシコに旅行するために接種)。

ワクチン接種の判断は、動的なものだ。

アストラゼネカのワクチンをうったらチンパンジーになるとか、ノババックスのワクチンをうったらモスラになるとか、マイクロチップが埋め込まれていて5Gの電波で操られるようになるなどというのは論外だが、リスクとベネフィットを勘案して判断するというのは健全な態度だろう。

(「新型コロナウイルスワクチンにマイクロチップが埋め込まれている」という陰謀論を多くの人が信じている原因とは?)
https://gigazine.net/news/20210608-covid19-vaccine-microchip-conspiracy/

「ビル・ゲイツ:コロナウイルスと戦うためにワクチンにマイクロチップを埋め込む」(もちろんデマ:たぶん?)

「ロジャー・ストーン:ビル・ゲイツ氏は人々にマイクロチップを埋め込むためにコロナウイルスを作り出した」(同上)

「「アメリカ軍がウイルスを検出するための皮下埋め込み型センサーを開発した」「世界的な半導体不足が発生している」「IBMが極小のマイクロチップを開発した」」(記事自体は本当→「デマを強化するようなニュースが立て続けに報じられました。」)

浮沈子はうつ。

ファイザーでもモデルナでもいいけど、予約方法等を選択して、早く抗体を獲得できる方をうつ。

自分自身の日々の生活の安寧と、罹患して二次感染の温床となる事態を避けるためだ。

年齢に伴うリスクと、高血圧や肥満等の身体的特性に伴うリスクがあるからな。

また、有難いことに持病やアレルギーのために、接種対象にならないということもない。

うてるからうつ。

うつべき状況だと思ってうつ。

副反応のリスクを考えてうつ(チンパンジーやモスラにはならない:ファイザーかモデルナだし)。

オリパラとは、関係なくうつ(見に行くわけでもないし、テレビないので中継も見ないけど)。

その他、政治的社会的思惑とは関係なくうつ。

それは、あくまでも、浮沈子個人の判断で、誰かに強制されたわけでもないし、他人に強制するわけでもない。

浮沈子の周りにも、自分はうたないと判断されている方はいる。

それはそれでいい。

ワクチンは、誰かのためにうつわけではない(結果的にそうなったとしても、それを理由にするのはいかがなものか)。

数年前、風疹の流行があった時に、浮沈子は自費で抗体価を調べて、不足しているなら接種しようと思ったが、その時は先天性風疹症候群(CRS)に対する配慮があった(結果的に、抗体価は十分と判断されて、ワクチンをうつことはなかった)。

抗体価が低ければ、自腹を切ってワクチンを接種していたと思う。

まあ、そういうこともないではない。

今回の接種は、浮沈子にとっては自分自身のリスクがあるからうつということになる。

若い世代の人々が、利他的行為としてうってくれれば嬉しいけれど、それをジジババなどに強制されるのがいいとは思わない。

若い人の方が、副反応のリスクは高いかも知れないからな(どんな副反応かとか、程度によると思いますが)。

罹患して軽症で推移した場合の後遺症(ロングコビット)のリスクとの比較考量もしなければならないからな。

よーっくお考えいただいて、接種するのがよろしい。

未成年者の場合は、さらにややっこしい議論が出てくるだろうけど、ここでは割愛する。

ワクチンをうった後の罹患(ブレイクスルー感染)や、一度罹患してから再度感染する再感染については、まだ情報が十分ではないような気がする。

他の変異種への再感染で、より重症化したというエビデンスは今のところ(浮沈子が知る限り)ないから、「うたなきゃ良かった!」と後悔するリスクは小さい(今後、そういう事例が出ない保証はありませんが)。

いろいろ考えた上で、浮沈子はうつ。

その結果については、自らの責任として負うことになる。

誰のせいにもできない。

それが政府の陰謀であったとしても、それを見抜けなかったのは浮沈子の至らなさのせいだ(陰謀論大好き!:武漢研究所流出説とかあ?)。

モデルナやファイザーのワクチンにマイクロチップが埋め込まれていて、5G電波で操られるようになれば、このブログも少しはマシになるに違いない(同音異義語を検知する機能は、是非とも仕込んでおいてもらいたいもんだな)。

今日は、お出かけをパスして、朝寝坊し、昼前頃に起き出して、中国の宇宙ステーションの記事の手直しとかして過ごした。

インドの感染者が10万人を大きく下回る一方、ブラジルの感染者は相変わらず多い。

トレンド線を見ると、来年には米国を逆転して、インドに次ぐ2位の座を射止めるかもしれない。

まあ、インドもこのまま終息に向かえば、米国を抜かずに終わる可能性もある。

浮沈子的には、米国は一時の小康状態を保っているだけで、第5波の再流行は時間の問題だと思っているけどな(冬が来るまでに、一荒れしそうな気がするんだがな)。

ワクチン接種が進み、集団免疫に達しなくても、感染者の絶対数が減って積極的疫学調査の効果で終息に追い込めれば、それに越したことはないけれど、ザルな米国の国内防疫体制でそれが機能するかどうかは未知数だ。

フロリダなんか、週に1回の報告になっちまったから、その度に異常値が出る(今のところ、週に1万人程度)。

まあいい。

世界は一つ、新型コロナは変異種だらけ。

ラムダ(アンデス型)も注目株になったからな。

デルタがアルファに取って代わろうとしている昨今、一寸先は闇だ。

早いとこ、2回目の接種を終えて、一息つきたいところだ・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(新型コロナ変異株「デルタ」、英国で猛威-感染者が1週間で急増)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-18/QUW6Q8T0G1KW01

「デルタ株の感染者数は英全土で累計7万5953人」(6月18日時点)

「うち806人が入院」(6月14日時点:以下同じ)

「入院患者のうち527人がワクチン未接種」

「84人は2回接種を受けたワクチン接種完了者」

つーことは、概ね200人は、1回接種ということになる(合ってますう?)。

デルタに罹ったら1割は入院しなければならないし、ワクチン1回では感染予防効果は十分ではないということになる(2回で十分かどうかは別ですが)。

記事に添付されているツイッターのグラフは、アルファからデルタへの置き換えが、2か月程度の間に急速に起こったことを示している。

既に、東京都では、100例弱のデルタが検出され、これから置き換わりが起きようとしている。

その結果がどうなるかは、誰にも分からない。

「感染者は1週間でほぼ倍増、入院患者数も増加している。」

「全成人がワクチンを接種しても引き続き新型コロナの新規感染者が確認されるとみられ、経済再開を目指す政府に難しい対応が求められている。」

ワクチン接種は、新型コロナ対策の切り札には違いないが、万能ではない。

米国では、ワクチンうったらマスクしないでいいことにしたようだが、その影響がどう出るかが問題だな。

浮沈子の近所では、益々、マスク未着用な外出者を見かけるようになった(近所の自販機にカフェイン飲料買いに行くときの浮沈子含め)。

やっぱ、マスク着用は厳守しないとな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(接種券、東京23区でも発送時期格差 「国に裏切られた」の声も)
https://mainichi.jp/articles/20210620/k00/00m/040/020000c

「国の接種会場で対象年齢が引き下げられたことは各区にとって「寝耳に水」だったようだ。」

「元々は国の動きが遅かったことからその尻拭いをさせられているのに、『接種が遅れている自治体はサボっている』と印象づけるためにやっているように見える。裏切られた気持ち」

「われわれもマスコミの報道で知るのが現状。ただ、『こうなるのでは』と想定はできていたので対応の準備をしていた」

報道日現在の一般接種における接種券郵送状況は以下の通り。

<発送済み>
・新宿
・墨田
・中野
・江東
・豊島

<一部発送>
・千代田
・中央
・文京
・世田谷
・板橋
・葛飾
・江戸川
・荒川

<未発送>
・港
・台東
・品川
・目黒
・大田(6月22日から順次)
・練馬
・足立
・渋谷
・杉並
・北

この調子だと、大規模接種センターの予約は、あっという間に埋まるだろう。

各区は自区内のリソースに合わせて発送していくのが基本だから、センター予約は抜け駆けのようなもんだ(こっちの列の方が早いですよーってかあ?)。

自治体側から見れば、土足で踏み込まれた感じがするだろうが、うたれる方にしてみれば、この際そんなことはどーでもいー。

モデルナでも、ファイザーでも、早くワクチンうってくれるのがいい。

変異種の発生を抑える意味でも、短期間に一気に打ち上げてしまうのがよろしい。

一般接種は、先の長い話になる。

高齢者から切り替えるタイミングで、ドサクサするのは想定内だろう。

人口当たりのリソースが少ない都市部では、郊外に比べて予約がひっ迫するだろうしな。

23区内の接種対象者がどれくらいいるかは知らないけど、ざっくり1000万人として、毎日10万人ずつうっても3か月以上かかる。

職場や学校でうっても、一部に留まるだろうし、大規模接種センターは枠を埋めればそれで終わりだ。

自治体接種は、効率が悪い部分を地元のリソースを丁寧に使いながら尻拭いさせられるわけだ。

今後は、ワクチンの切り替えの問題も出てくる。

ファイザー製は、どこかでモデルナに切り替えなければならない。

1度目をファイザーでうって、2度目をモデルナというわけにはいかない(たぶん)。

スムーズな切り替えに失敗すれば、そうせざるを得ない事例が出てくるかもしれない。

やれやれ・・・。

初めからモデルナで運用している自衛隊、職域、学校は、そういう気遣いはいらないからな。

その点も、面白くないかもしれないが、ぐっと堪えていただくしかない。

若年層を優先する発想もある。

「アクティブに行動する20~30代に先に接種を受けてもらい、若者の感染者数を抑えることで全体の感染者数を抑えたい。10代にも夏休み中に接種を受けてもらうことにした」

考え方は合理的だが、後回しにされた準高齢者や介護職、持病持ちなどのハイリスク集団からしてみれば、ムカつく政策には違いない。

なんで我々が後回しにされるんだ・・・。

東京23区は、つなぎ目のない一体の都市だ。

いや、首都圏自体が一つの巨大都市として、人流を形成している。

その中で、対応がばらばらというのは、中に住んでいる身としては釈然としない点もないわけではない。

医療従事者の接種の際には、東京都が裁量して、各区市町村に対する配分を、重症者対応が多い医療機関を基に調整していたと言われる。

高齢者や、一般接種になった途端に、基礎的自治体に丸投げしたわけだからな。

まあ、そこで調整する合理的理由もないし、国の仕切り(基礎的自治体に任せろ的な)があったのかも知れない(未確認)。

多摩の山奥から絶海の孤島までをカバーする東京都で、現場のあらゆる需要を忖度することは不可能だしな(リソースの調整が出来るわけではないし)。

23区の対応がバラバラになるのは仕方ない。

それは、国に対しても同じだろう。

公平性や合理性よりも、何よりもありったけのリソースを投入して、1日でも早く、1人でも多くにワクチンをうつ。

その正義の前には、あらゆる個別事情は踏みつぶされる・・・。

まあいい。

ワクチン弱者は、最後まで取り残されるだろう。

接種券、捨てちゃいましたとか・・・。

路上生活者なので、そもそも送られてきませんとか・・・。

接種券の発想の基準日から2回目の接種を終えるまでの間に、住所が2回くらい変わる人だっているかもしれない・・・。

外国行っちゃう人とかも・・・。

ありとあらゆるワクチン弱者の面倒は、自治体が見る。

有難い話だ。

自衛隊も、企業も、学校も、そんな面倒は見てくれない。

しかし、なるべく大勢の接種を、自治体に代わって行うことで、自治体でなければできない対応に専念してもらうことはできる。

足を引っ張り合う状況じゃない(もちろん、現場の当事者は精一杯協力してるでしょうけど)。

この際、誰が悪いとか、俺様の方が先だとか言わずに、うつと決めてる人は、接種券が来たら、さっさと予約してうっちまうのが正解だ。

新型コロナで感染症が終わるわけではない。

次のパンデミックの際に、今回のことを反省して生かしていけばいい。

まだ終わったわけじゃないけどな・・・。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(ワクチン接種間隔や副反応、対象年齢、免疫ができる時期…ファイザー製とモデルナ製でどう違う?<新型コロナ>)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/111687

東京新聞の記事に、現在我が国で接種できる2種類のワクチンの比較が出ている。

本ブログ記事の当該箇所は訂正したが、浮沈子は、両方とも2度目の接種で抗体が付くのには約2週間かかると思ってたが、ファイザーは1週間で付くようだな。

自衛隊では、モデルナの接種間隔を5週間にしているらしいから、それを勘案すると、1回目の自治体接種が2週間後になっても、抗体ができる時期は同じということになる。

接種券が届いて、自衛隊に電話して予約が取れるかどうか分からないけど、7月7日(自治体予約の開始日)以前に1回目の予約が取れたとしても、最終的に免疫が付く時期はファイザーの方が早いということになる。

うーん、悩むところだな。

「いずれのワクチンも高い有効性があることを踏まえると、こうした軽い副反応の頻度の違いを重視するよりも、いずれかのワクチンを接種できる時に接種することをお勧めします」

だからさあ、その接種する時期が問題なわけよ・・・。