🐼変異種:イスラエルの憂鬱:ワクチンVSデルタ:感染者数の増加が意味するもの2021年06月23日 09:22

変異種:イスラエルの憂鬱:ワクチンVSデルタ:感染者数の増加が意味するもの
変異種:イスラエルの憂鬱:ワクチンVSデルタ:感染者数の増加が意味するもの


世界で最もワクチン接種率が高い国であるイスラエルの異変が報じられている。

(イスラエルで感染者増加 再拡大懸念 マスク着用義務再び導入も)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210623/k10013098961000.html

「イスラエルでは16歳以上の人口の8割以上がワクチンを接種」

日によっては、感染者数が一桁にまで落ちていて、このまま終息することは確実と思われていたんだが、ここ数日の増加が懸念されている。

「新規感染者数はこの数日間で増加傾向に転じ、21日は125人と、4月23日以来、およそ2か月ぶりに100人を超えました。」

感染爆発だなあ・・・。

ウィキの集計では、19日までしか上がっていないので、状況は報道で確認できるだけだ。

「新たな感染者の7割はインドで確認された変異ウイルスの「デルタ株」によるもの」

「外国からの帰国者から感染が広がったとみられるケースがある」

「新規感染者の半数を子どもが占めている」

ウイルスは、ワクチン未接種の隙間を突いて入り込んでいる。

検出されているということは、おそらく発症しているんだろう(未確認)。

イスラエル政府は、12歳から15歳のワクチン接種を拡大する方策を打ち出しているけど、それ以外での世代における未接種者に対する対策も必要かもな。

我が国の第1波が、海外からの帰国者によって起こったことは周知だ。

ワクチンなんて、影も形もなかった時期だから、急速に蔓延したのは仕方ないとしても、8割が接種しているイスラエルで、今後何が起こるかは注目だな。

ワクチン接種者でも、ブレイクスルー感染はあり得る。

また、未接種者の間での蔓延が継続的に起これば、新たな状況が生まれるかもしれない。

ワクチンかデルタか。

状況は異なるが、デルタに関してはロシアの報道もある。

(モスクワ コロナ感染再び急拡大 ワクチン未接種者の生活制限へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210623/k10013098981000.html

「モスクワでは、今月19日には、新型コロナウイルスの新規感染者数がこれまでで最も多い9100人を超える」

「国内では、ワクチンに対する不信感も根強く、接種した人は10%ほど」(モスクワでの接種率は不明)

まあ、まん延しても文句は言えない接種率だ。

スプートニクVは、ワクチンとしては高い有効率(90パーセント)を有する。

「今月28日から、ワクチンを接種済みか、PCR検査の結果が陰性であることなどの証明がないと、レストランやカフェなど飲食店を利用できなくなる」

我が国で、同様の政策を採ったら暴動がおこるかも知れないな。

「これが現実だ」

やれやれ・・・。

浮沈子は、今朝からポストを確認する回数が増える。

今週中には接種券が届くからな。

裏口入学か、かかりつけ医に予約して、最速の免疫獲得を目指すことになる。

早ければ、7月中に有効な抗体を確保できるかもしれない(かかりつけ医ではムリポ:1回目が7月中と言われました)。

少なくとも、8月中にはワクチンをうち終え、有効なレベルの抗体ができることになる。

そうしたら、ダイビングも再開するし、少しは活動的な日常を取り戻すことができるようになるかもしれない(ダイエットにも励まないとヤバい状況だからな)。

それでも、ブレイクスルー感染のリスクは一定程度あるから、我が国での蔓延が続く限りはマスク手洗い三密回避は欠かせない。

ましてや、大規模スポーツイベントが開催される地域のど真ん中で生活しているわけだからな。

不要不急の外出は、当分の間避けるのがよろしい。

東京都は、明らかなリバウンド局面に入った。

連日の感染者増加が続く。

このまま、第5波に突入するのか、微増のまま暫く経過するのかは不明だ。

確かなのは、減少する要素は何もないということだけ。

緊急事態宣言が解除され、都議選が始まり、人流が増加する中、大規模スポーツイベントの季節が始まる。

夏休み、お盆と、立て続けな様相だ。

まあいい。

巷のワクチン接種は、当面は順調に増加していくだろうけど、どの時点で頭打ちになるかは不透明だ。

各種のアンケートを見ると、我が国でも一定割合の非接種層があることが分かる。

ワクチン接種自体は任意だから、そのことは容認せざるを得ないけど、事実として蔓延は長期間継続することになる。

重症化リスクの高い高齢者のワクチン接種が進めば、死亡率は激減することが予想されるが、若年層の重症化率がデルタのまん延で増える懸念もある(未確認)。

感染者数の絶対数が減れば、積極的疫学調査が機能して、感染拡大を抑止することが期待される。

PCR検査も充実してきたし、第1波の頃とは状況が異なる。

が、まあ、イスラエルのこともあるからな。

楽観はできない。

一寸先は闇の新型コロナ。

新たな変異種が登場する前に、なんとか終息への道筋を見出したいものだ・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(コロナのデルタ株は「非常に危険」、わかり始めた深刻度 死者激増の恐れも)
https://news.yahoo.co.jp/articles/42dd95bde008d8d0ec1b75bea73f91d315005bca?page=1

「伝播しやすいうえ、入院リスクはアルファ株の2倍の報告も、警戒強める専門家ら」

デルタはヤバいという話が延々と書かれている記事。

「われわれはワクチン接種後も社会的距離を保つべきです。ワクチンが新たに出現する変異株に対して完全な防御になるとは限らず、ブレイクスルー感染の可能性は常にあるからです」

浮沈子が棲息する東京都は、とうとう明確なリバウンドの局面に入った(たぶん)。

(東京都 新型コロナ 619人感染確認 600人超は先月28日以来)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210623/k10013100011000.html

「リバウンドしつつある可能性は高いと思う。感染者を増やすことのないよう人との接触を避けてほしい」

うーん、誰がどう見てもリバウンドだけどな。

どんな感染症でも、ヒトヒト感染である限り、人との接触を避ければ感染は防ぐことができる。

新型コロナの場合、全く症状が出ていない状況(発症2日前くらいが最高にヤバイ)でも感染させることができるから厄介だ。

あれ程、猛威を振るっていたインドで、感染が下火になっているのは強力なロックダウンを掛けたから。

まあ、落ち着いてくれば、また緩めるだろうから、再拡大は時間の問題だがな(そうなのかあ?)。

インドの政治家だって、そのくらいのことは分かっている(たぶん)。

しかし、政治の季節にぶち当たれば、新型コロナ対策よりも経済対策の方が票に繋がるからな。

米国の選挙でも、そういう傾向は明らかに見られた。

ポピュリズムに流されている国ほど、感染症の流行には弱い気がする。

翻って、我が国を見ると、うーん、やっぱ流されてるだろうな。

誰がどう考えたって、少なくともワクチン接種が一段落するまでの間、緊急事態宣言を継続するのが筋だし、その間に十分に感染を引き下げておかなければリバウンドは必至だ。

オリパラはもちろん中止だし、第1波の時のように、3日に一度の買い物に限定した外出規制も掛けるべきだろう。

それでも、物流や医療関係者は実働しなければ社会は動かないから、一定程度の感染は起こる。

それを、積極的疫学調査やワクチンで潰していくのが最善の対応だ。

つーか、世界はそうしている。

我が国では、毎日千人単位で外国との行き来があるけど、検疫は一部でしか機能していない。

全世界からの帰国者全員(国際線パイロット等を含む)を強制的に2週間停留しているわけじゃないからな。

穴だらけだ・・・。

一定程度の感染を継続させ、それを地道に潰していくしか方法はない。

ノイズは可能な限り減らしたいところだが、オリパラみたいな大音量スピーカーがガンガン鳴っていれば、どこから感染しているかは決して分からないからな。

では、なぜそうしないのか。

それは、我々が、そうすると決めたからだ。

経済を回し、ジジババを殺し、酒飲んで憂さを晴らすと決めたからな(そんなあ!:でも、結果的にそうだし)。

ワクチンだって、何の問題もないわけではない。

原因を特定できない接種後の死亡は、我が国でも何百人にも達している。

それが、ワクチンのせいなのか、持病のせいなのか、寿命だったのかは分からない。

そういう判断をする統計が整備されていないからな。

だからといって、ワクチンうたなければ、新型コロナに罹患して死ぬだけだ。

ジジババは、究極の選択を迫られている。

新型コロナで死ぬか、ワクチンで死ぬか(そ、そんなあ!:でも、結果的にそうだし)。

確率的には、ワクチンうって死ぬ方が低いから、そっちを選択せざるを得ないだけ。

血栓ができるからと言って、台湾やベトナムにくれてやっていたアストラゼネカのワクチンを、ジジババに回す話が具体に出てきている。

(アストラゼネカ製ワクチン、公費接種へ 60歳以上対象)
https://www.asahi.com/articles/ASP6R5D52P6RULBJ00B.html

「日本での対象年齢について厚労省内では、「60歳以上に限定」する案のほか、「60歳以上に推奨」とする案もある。」

限られたリソースを回していかなければならない時には、如何に効率的に殺すか(生かすか)という話になる。

「海外ではまれに血栓ができる例が報告され、比較的若い人の発症リスクが高いとされる。そのため、年齢を絞る方向だ。」

高齢者に限定して接種するというのは理に適っている。

が、まあ、対象者に入っている浮沈子としては、チンパンジーのアデノウイルスに運ばせるベクタータイプのワクチンで、稀とはいえ、治療が難しい血栓症のリスクがあるやつをうつというのは、やや抵抗がある。

有効率も、ファイザーやモデルナに対しては相対的に低いし、南ア産変異種などに対する効果は激減するからな。

インド産デルタに対しても、効果が下がっている。

接種すると、チンパンジーになっちまうんじゃないかという懸念は、たぶんない(未確認?)。

まあ、どうでもいいんですが。

大量供給が可能なノババックスが出てくるまでの繋ぎとして、また、抗体価が下がって、追加接種を行わなければならなくなった場合の対策として、使える方策を確立しておくことは重要だからな。

おりしも、ファイザーの供給が今後先細りになり、頼りのモデルナが職域接種で過剰申請されて大量に廃棄される懸念が浮上している。

(河野大臣、職域接種で「過大申請」 廃棄発生の恐れも)
https://www.asahi.com/articles/ASP6Q4VQJP6QUTFK00N.html?iref=pc_ss_date_article

「申請時にワクチンの数を実際の接種人数よりも多く申告していた企業などがある」

裏で流してぼろ儲けしようとたくらんだのかも知れない(表向きは、廃棄したことにしてな:そんなあ!!)。

接種戦略的には、どんなルートを辿ろうが、優先順位がひっくり返ろうが、ヤクザな企業がぼろ儲けしようが、短期間に集中して接種できればそれが正しい。

まあ、程度問題というのはあるから、そのトバッチリを受けてアストラゼネカをうたされてしまうというのは納得いかない気もする。

「医療機関ならば複数のワクチンをこれまでも使っている。明確に動線を分けて、やっていただいても構わない」

その医療機関が、薬屋を通して裏で流さないという保証はあるのかな。

まあいい。

モノが足りなければ、倫理は崩壊する。

命にかかわるとなれば、なおさらだからな。

医薬品が当局の統制下におかれていることには、一定の合理性があるのだ。

が、今は、非常事態だからな。

そんなことは言っていられないのかも知れない。

接種券なんてなくても、バンバン職域接種しまくってるからな。

その一方で、辛抱強く接種券が届くのを待っている住民もいるのだ(6月23日時点では、まだ浮沈子のところには届いていません)。

職域接種で大量の無駄を出し、貴重なワクチンが廃棄されるのはたまらない気もする。

わが国だけの問題じゃないからな。

そういう杜撰なワクチン管理している国で、観客入れてオリパラやろうとしているわけだしな(大会関係者(9万人以上)は、観客とは別勘定のようです)。

開会式とかは、10万人くらいが集まるんだろう(未確認)。

酒類の提供は禁止になるらしいが、周辺の飲み屋は、大いに盛り上がるだろう。

えっ?、2人までのはずだってえ?。

2人×100組なら、200人だからな。

単純な話だ・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(CDC 心筋炎「接種と関連の可能性」“恩恵はリスク上回る”声明)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210624/k10013100931000.html

「ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスワクチンとモデルナのワクチンを接種した、主に若い世代で、心臓の筋肉に炎症が起きる「心筋炎」などの症状が報告されていることについて「ワクチンの接種と関連している可能性がある」とする見解を明らかにしました。」

「ファイザーとモデルナのワクチンの接種後に「心筋炎」や心臓を包む膜に炎症が起きる「心膜炎」の症状を示したという暫定的な報告が、今月11日までに1226人から寄せられたと公表しました。」

「女性より男性で、2回目の接種のあとに多い」

「39歳以下での2回目の接種後の心筋炎などの頻度は100万回当たり12.6例程度」

「引き続き若い世代も接種するよう呼びかけ」

若い世代で起こるというところがミソだな。

因果関係を認めたということは、ますますワクチン接種にブレーキを掛けることになるだろう。

「国内では、今月13日の時点で、ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた人のうち25歳から72歳の男女11人に心筋炎や心膜炎の症状が確認」

「およそ156万人に1人の割合」

まあ、母集団の規模が違い過ぎるからな(10倍以上)。

今後を注視するしかない。

アストラゼネカの血栓と言い、ファイザー、モデルナの心筋炎・心膜炎と言い、ワクチンうつのも楽じゃないということか。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(デルタ株 国内での感染力は従来の1.95倍と推定 京大教授ら分析)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210624/k10013102081000.html

「この変異ウイルスは7月12日ごろには全体の半数を超え、東京オリンピックが開幕する7月23日時点で全体の68.9%になると予測」

「データが増え、より詳しい分析ができたことで感染力の数値がより高まる結果となった。緊急事態宣言の解除に加えて、デルタ株の影響も考えると感染の拡大が懸念される」

8月には、インド産デルタが新規感染者の9割を超えるという。

マジか・・・。

ついこの間、英国産変異種アルファに取って代わったばかりだと思ったのになあ。

一寸先は闇だ。

秋には、また別の変異種に塗り替わっているかもしれない。

驕れるものは久しからず。

ただ、真夏の夜の夢の如しだな(なんか混じってね?)・・・。