🐼変異種:慌てるものは藁をも掴む:残り物には抗体がある? ― 2021年06月30日 12:29
変異種:慌てるものは藁をも掴む:残り物には抗体がある?
浮沈子が、最速の免疫を求めてファイザー製のワクチン接種(コミナティ筋注)を予約した件は、何度か記事にしている(つーか、ここんとこそればっかし!)。
早ければ、来月中にも有効な免疫をゲットできる公算が高い。
新型コロナウイルス感染症に対するリスクファクターを複数抱える身としては、とにかく何でもいいから少しでも早く何らかの免疫をつけてしまいたいという焦りがあった。
幸い、棲息する東京都大田区では、準高齢者等に対する接種券を前倒しして交付し、高齢者に続く予約を早めにとることができた(ちなみにワクチンはファイザーです)。
ホッと一息だな・・・。
で、今朝のニュースを見て愕然とする。
(モデルナ製ワクチン、デルタ株にも有効=初期研究)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-moderna-idJPKCN2E51RY
「米モデルナは29日、同社の新型コロナウイルスワクチンについて、インドで最初に検出された変異ウイルス「デルタ株」を含む変異株に対し中和抗体(ウイルスに結合して無力化する抗体)を生成することが初期段階の研究で確認されたと発表した。」
このニュースを受けて、モデルナの株価は跳ね上がったという。
(モデルナ株が上場来高値、ワクチンがデルタ株の抗体産生と発表)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-29/QVGXNPT0G1KY01
「29日の米株式市場で株価終値は5.2%高、一時6.9%高付ける」
少々焦って、カスを掴んでしまったのかあ?。
もっとも、アルファに比べれば中和抗体のレベルは減少している。
「中和抗体はウイルスが細胞の中に侵入するのを防ぐ。主流の新型コロナウイルスに対する抗体に比べ、デルタ型に対する中和抗体のレベルは半分ほどにとどまっている。」
「主流株に対する抗体を余剰に作り出すため、変異株に対する中和抗体のレベルが低くても発症を防ぐには十分な量と考えられている。」
以前の推定でも、モデルナはファイザーよりも変異種に対して高い抗体価を示していたからな。
(COVID-19ワクチンの有効性の概要)
http://www.healthdata.org/covid/covid-19-vaccine-efficacy-summary
「表3:コロナウイルス変異体によるワクチン有効性、入手可能なデータ、およびモデル化された推定値」
「ワクチン:病気の予防効果(D614G&B.1.1.7):感染予防の有効性(D614G&B.1.1.7):病気の予防効果(B.1.351、P.1、B.1.617):感染予防の有効性(B.1.351、P.1、B.1.617):
・ファイザー/ BioNTech:91%:86%:86%:82%
・モデルナ:94%:89%:89%:85%
・アストラゼネカ:74%:52%:35%:31%
・ジョンソン&ジョンソン(ヤンセン):72%:72%:64%:57%」(以下略)
今回の発表はモデルナのみだが、直接効果を確認したという点が好感されたんだろう。
欲得尽くで動く株式市場が反応したというところがミソだな。
まあ、どうでもいいんですが。
最速の免疫獲得がミッションだから、効果が最善かどうかは別の話になる。
ましてや、変異種は次から次へと現れては消える。
既に、引用した表にあったD614G変異が特徴であった旧欧州産変異種(武漢産変異種に次いで流行した昨年の優勢種)なんて、影も形もないだろう。
現在、我が国はアルファ優勢で、デルタが取って代わろうとしているけど、秋になれば別の変異種が台頭して、モデルナの株価も下がるかも知れない(まあ、ブースト用のワクチンも開発するだろうけど)。
一寸先は闇の新型コロナ。
変異種への効果に一喜一憂する日々が続く・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(変異株の感染拡大に懸念、再びマスク着用の勧告も 米国)
https://www.cnn.co.jp/usa/35173144.html
「米ファイザーとビオンテックが共同開発したワクチンは、2回目の接種から2週間たった時点で、デルタ株による感染症の症状に対して88%の有効性が示されている。」
おおっ!、ファイザーも結構高いな・・・。
(プレスリリース
2回投与後のB.1.617.2変異体に対して非常に効果的なワクチン:元記事?)
https://www.gov.uk/government/news/vaccines-highly-effective-against-b-1-617-2-variant-after-2-doses
「2回目の投与の2週間後のB.1.617.2バリアントからの症候性疾患に対して88%の有効性でした。」
おっと、2週間後で見てるのか・・・。
(B.1.617.2バリアントに対するCOVID-19ワクチンの有効性:原論文)
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2021.05.22.21257658v1
「BNT162b2を使用すると、2用量効果はB.1.1.7の93.4%(95%CI:90.4から95.5)からB.1.617.2の87.9%(95%CI:78.2から93.2)に減少しました。」
正確には、87.9パーセントとあるけど、まあ、88パーセントでいいかな・・・。
浮沈子が、最速の免疫を求めてファイザー製のワクチン接種(コミナティ筋注)を予約した件は、何度か記事にしている(つーか、ここんとこそればっかし!)。
早ければ、来月中にも有効な免疫をゲットできる公算が高い。
新型コロナウイルス感染症に対するリスクファクターを複数抱える身としては、とにかく何でもいいから少しでも早く何らかの免疫をつけてしまいたいという焦りがあった。
幸い、棲息する東京都大田区では、準高齢者等に対する接種券を前倒しして交付し、高齢者に続く予約を早めにとることができた(ちなみにワクチンはファイザーです)。
ホッと一息だな・・・。
で、今朝のニュースを見て愕然とする。
(モデルナ製ワクチン、デルタ株にも有効=初期研究)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-moderna-idJPKCN2E51RY
「米モデルナは29日、同社の新型コロナウイルスワクチンについて、インドで最初に検出された変異ウイルス「デルタ株」を含む変異株に対し中和抗体(ウイルスに結合して無力化する抗体)を生成することが初期段階の研究で確認されたと発表した。」
このニュースを受けて、モデルナの株価は跳ね上がったという。
(モデルナ株が上場来高値、ワクチンがデルタ株の抗体産生と発表)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-29/QVGXNPT0G1KY01
「29日の米株式市場で株価終値は5.2%高、一時6.9%高付ける」
少々焦って、カスを掴んでしまったのかあ?。
もっとも、アルファに比べれば中和抗体のレベルは減少している。
「中和抗体はウイルスが細胞の中に侵入するのを防ぐ。主流の新型コロナウイルスに対する抗体に比べ、デルタ型に対する中和抗体のレベルは半分ほどにとどまっている。」
「主流株に対する抗体を余剰に作り出すため、変異株に対する中和抗体のレベルが低くても発症を防ぐには十分な量と考えられている。」
以前の推定でも、モデルナはファイザーよりも変異種に対して高い抗体価を示していたからな。
(COVID-19ワクチンの有効性の概要)
http://www.healthdata.org/covid/covid-19-vaccine-efficacy-summary
「表3:コロナウイルス変異体によるワクチン有効性、入手可能なデータ、およびモデル化された推定値」
「ワクチン:病気の予防効果(D614G&B.1.1.7):感染予防の有効性(D614G&B.1.1.7):病気の予防効果(B.1.351、P.1、B.1.617):感染予防の有効性(B.1.351、P.1、B.1.617):
・ファイザー/ BioNTech:91%:86%:86%:82%
・モデルナ:94%:89%:89%:85%
・アストラゼネカ:74%:52%:35%:31%
・ジョンソン&ジョンソン(ヤンセン):72%:72%:64%:57%」(以下略)
今回の発表はモデルナのみだが、直接効果を確認したという点が好感されたんだろう。
欲得尽くで動く株式市場が反応したというところがミソだな。
まあ、どうでもいいんですが。
最速の免疫獲得がミッションだから、効果が最善かどうかは別の話になる。
ましてや、変異種は次から次へと現れては消える。
既に、引用した表にあったD614G変異が特徴であった旧欧州産変異種(武漢産変異種に次いで流行した昨年の優勢種)なんて、影も形もないだろう。
現在、我が国はアルファ優勢で、デルタが取って代わろうとしているけど、秋になれば別の変異種が台頭して、モデルナの株価も下がるかも知れない(まあ、ブースト用のワクチンも開発するだろうけど)。
一寸先は闇の新型コロナ。
変異種への効果に一喜一憂する日々が続く・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(変異株の感染拡大に懸念、再びマスク着用の勧告も 米国)
https://www.cnn.co.jp/usa/35173144.html
「米ファイザーとビオンテックが共同開発したワクチンは、2回目の接種から2週間たった時点で、デルタ株による感染症の症状に対して88%の有効性が示されている。」
おおっ!、ファイザーも結構高いな・・・。
(プレスリリース
2回投与後のB.1.617.2変異体に対して非常に効果的なワクチン:元記事?)
https://www.gov.uk/government/news/vaccines-highly-effective-against-b-1-617-2-variant-after-2-doses
「2回目の投与の2週間後のB.1.617.2バリアントからの症候性疾患に対して88%の有効性でした。」
おっと、2週間後で見てるのか・・・。
(B.1.617.2バリアントに対するCOVID-19ワクチンの有効性:原論文)
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2021.05.22.21257658v1
「BNT162b2を使用すると、2用量効果はB.1.1.7の93.4%(95%CI:90.4から95.5)からB.1.617.2の87.9%(95%CI:78.2から93.2)に減少しました。」
正確には、87.9パーセントとあるけど、まあ、88パーセントでいいかな・・・。
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