4本 ― 2016年01月04日 12:30
4本
正月3日、テックサイドマウント講習で、4本のタンクを着けた。
IOPのエントリーは、1本を持って入り、波打ち際でもう1本をもらい、あとは、水中でもらう。
ドライスーツでのサイドマウントも初めてなら、IOPでのエントリーも初めて。
もう、タンクと格闘だな。
IOPの7リッターのアルミシリンダーは、ぶっとい・・・。
これで、ステージボトルの練習をするのは辛いなあ。
コンフィギュレーションの問題を指摘されるが、こっちはそれどころじゃあない。
でも、ガス切れシミュレーションとか、ノートックス(ガス交換手順の略称)の練習もする。
エキジットでは、2本の7リッタータンクを渡して、メインの2本を着けたまま階段まで歩く。
フィン履いたまま・・・。
14kgのウエイト着けたまま・・・。
死ぬかと思った。
筋肉が悲鳴を上げ、骨がきしむ。
この日のために、体力を温存しておいて良かった。
日本でアルミタンクが普及したとしても、この方法でのサイドマウントは、絶対に流行らないと確信する。
練習自体は面白いし、アルミ1本なら楽勝だろうが、エントリー、エキジットを考えたら、バックマウントがいいに決まっている。
40キュービックフィートのステージの取り扱いはないんだろうか?。
あれが使えれば、少しは楽にやれそうなんだがな。
SMS50で潜ったが、ハーネスを調整しなかったので、脱ぎ着が大変だった。
反省。
シングルタンクで、エントリーとエキジットの時だけ、バックマウントにできればいいかもしれない。
SMS75とか、100とか、ああいう両方で使えるモデルで、水中で簡単に背負える仕掛けがあればいいな。
Sプロのタンクベルトのバックルなら、可能かもしれない。
しかし、そもそも、サイドマウントの利点である、簡単に2本差しで潜れるというメリットはなくなる。
まあいい。
いずれにしても、ダイビングのスタイルとして、サイドマウントが我が国で普及するのは当分先だ。
100年くらい先かあ?。
ポンツーン(浮き桟橋)に器材を置いて、そこからウエイトとBCだけでエントリーして、タンクは水面で装着して、エキジットの際は、水面でタンクやウエイトを受け取ってくれるなら、4本でも楽に潜れるだろう。
まあ、コンフィギュレーションとか、そういう話は別にして、運用を考えたら、そういうダイビングはアリだし、PADIの目論見通り、テクニカルダイビングへの架け橋になるだろう。
ビーチエントリーは、やっぱキツイ。
それを痛感する。
これで、実際、ヘリウムとか調達して、100mまでサイドマウントで潜ろうというのは無謀だろう。
陸上からの、エントリーエキジットのサポートが不可欠だ。
逆に、それがあれば、何とかなるかも知れない。
そうまでして、波のあるビーチから潜るかあ?。
講習を終わった後、実際にオープンサーキットでタンク4本とか6本とか着けて、IOPで潜りたいとは思わないな。
まして、ネオプレーンのドライでなんて・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
全てのお題をやったわけではないので、後、何回か潜るだろうが、何となくコツが分かってきたような気がする。
ハーネスとバンジーを調整して、Dリングの位置を工夫すれば、もっと快適に潜れそうだ。
エントリーとエキジットは、頑張って潜るしかないな。
柏崎さんには、もうしばらく筋肉痛になってもらうしかない。
昨日は、5本のタンクをビーチからエキジットしていた。
ごくろうさま・・・。
こういう光景は、PADIの想定外なんだろう。
他のダイバーの視線が痛いなあ。
でも、まあ、そのうち当たり前になるんだろうか?。
浮沈子には、到底信じられない。
アルミタンク、ボート、さらにボートスタッフのサポート。
ボートの代わりにポンツーンでもいい。
稲取みたいに、階段があればポンツーンと同じような運用も可能だ。
昨日は、テックサイドマウントの受講生2人に加えて、サイドマウントの体験ダイビングというか、講習というか、2名のサイドマウントの初心者が加わった。
ウエイトの調整が難しく(アルミ、軽いので)、2本目は多少ジタバタしていたが、ウエイトが適正になってからは、楽しんでいたようだ。
もっとやりたいという、前向きの感想である。
結構な話だな。
浮沈子は、南の島で、1本差しでいいや・・・。
楽ちんだし・・・。
ガス交換の手順の勉強の一環として、テックサイドマウントによるシミュレーションを行うというのが目的なので、これでテクニカルダイビングに進むというのは考え物だ。
少なくとも、日本ではやらんだろうな。
サイドマウントは、レクリエーショナルレベルで十分だ(ちなみに、テックサイドマウントは、シミュレーションだけで、実際の減圧ダイビングはしないので、テクニカルダイビングではありません)。
さて、年末年始の怒涛のオープンサーキットで、またまた、CCRの感覚がずれてしまうな。
あと3回くらい、IDCの週末のトレーニングのお手伝いをして、とりあえず、オープンサーキットを咥えることはないだろう。
ああ、テックサイドマウントのオープンウォーターが終わってないな。
とっとと終わらせて、早くCCR吸いたいもんだな。
正月3日、テックサイドマウント講習で、4本のタンクを着けた。
IOPのエントリーは、1本を持って入り、波打ち際でもう1本をもらい、あとは、水中でもらう。
ドライスーツでのサイドマウントも初めてなら、IOPでのエントリーも初めて。
もう、タンクと格闘だな。
IOPの7リッターのアルミシリンダーは、ぶっとい・・・。
これで、ステージボトルの練習をするのは辛いなあ。
コンフィギュレーションの問題を指摘されるが、こっちはそれどころじゃあない。
でも、ガス切れシミュレーションとか、ノートックス(ガス交換手順の略称)の練習もする。
エキジットでは、2本の7リッタータンクを渡して、メインの2本を着けたまま階段まで歩く。
フィン履いたまま・・・。
14kgのウエイト着けたまま・・・。
死ぬかと思った。
筋肉が悲鳴を上げ、骨がきしむ。
この日のために、体力を温存しておいて良かった。
日本でアルミタンクが普及したとしても、この方法でのサイドマウントは、絶対に流行らないと確信する。
練習自体は面白いし、アルミ1本なら楽勝だろうが、エントリー、エキジットを考えたら、バックマウントがいいに決まっている。
40キュービックフィートのステージの取り扱いはないんだろうか?。
あれが使えれば、少しは楽にやれそうなんだがな。
SMS50で潜ったが、ハーネスを調整しなかったので、脱ぎ着が大変だった。
反省。
シングルタンクで、エントリーとエキジットの時だけ、バックマウントにできればいいかもしれない。
SMS75とか、100とか、ああいう両方で使えるモデルで、水中で簡単に背負える仕掛けがあればいいな。
Sプロのタンクベルトのバックルなら、可能かもしれない。
しかし、そもそも、サイドマウントの利点である、簡単に2本差しで潜れるというメリットはなくなる。
まあいい。
いずれにしても、ダイビングのスタイルとして、サイドマウントが我が国で普及するのは当分先だ。
100年くらい先かあ?。
ポンツーン(浮き桟橋)に器材を置いて、そこからウエイトとBCだけでエントリーして、タンクは水面で装着して、エキジットの際は、水面でタンクやウエイトを受け取ってくれるなら、4本でも楽に潜れるだろう。
まあ、コンフィギュレーションとか、そういう話は別にして、運用を考えたら、そういうダイビングはアリだし、PADIの目論見通り、テクニカルダイビングへの架け橋になるだろう。
ビーチエントリーは、やっぱキツイ。
それを痛感する。
これで、実際、ヘリウムとか調達して、100mまでサイドマウントで潜ろうというのは無謀だろう。
陸上からの、エントリーエキジットのサポートが不可欠だ。
逆に、それがあれば、何とかなるかも知れない。
そうまでして、波のあるビーチから潜るかあ?。
講習を終わった後、実際にオープンサーキットでタンク4本とか6本とか着けて、IOPで潜りたいとは思わないな。
まして、ネオプレーンのドライでなんて・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
全てのお題をやったわけではないので、後、何回か潜るだろうが、何となくコツが分かってきたような気がする。
ハーネスとバンジーを調整して、Dリングの位置を工夫すれば、もっと快適に潜れそうだ。
エントリーとエキジットは、頑張って潜るしかないな。
柏崎さんには、もうしばらく筋肉痛になってもらうしかない。
昨日は、5本のタンクをビーチからエキジットしていた。
ごくろうさま・・・。
こういう光景は、PADIの想定外なんだろう。
他のダイバーの視線が痛いなあ。
でも、まあ、そのうち当たり前になるんだろうか?。
浮沈子には、到底信じられない。
アルミタンク、ボート、さらにボートスタッフのサポート。
ボートの代わりにポンツーンでもいい。
稲取みたいに、階段があればポンツーンと同じような運用も可能だ。
昨日は、テックサイドマウントの受講生2人に加えて、サイドマウントの体験ダイビングというか、講習というか、2名のサイドマウントの初心者が加わった。
ウエイトの調整が難しく(アルミ、軽いので)、2本目は多少ジタバタしていたが、ウエイトが適正になってからは、楽しんでいたようだ。
もっとやりたいという、前向きの感想である。
結構な話だな。
浮沈子は、南の島で、1本差しでいいや・・・。
楽ちんだし・・・。
ガス交換の手順の勉強の一環として、テックサイドマウントによるシミュレーションを行うというのが目的なので、これでテクニカルダイビングに進むというのは考え物だ。
少なくとも、日本ではやらんだろうな。
サイドマウントは、レクリエーショナルレベルで十分だ(ちなみに、テックサイドマウントは、シミュレーションだけで、実際の減圧ダイビングはしないので、テクニカルダイビングではありません)。
さて、年末年始の怒涛のオープンサーキットで、またまた、CCRの感覚がずれてしまうな。
あと3回くらい、IDCの週末のトレーニングのお手伝いをして、とりあえず、オープンサーキットを咥えることはないだろう。
ああ、テックサイドマウントのオープンウォーターが終わってないな。
とっとと終わらせて、早くCCR吸いたいもんだな。
呼吸 ― 2016年01月04日 20:41
呼吸
年末年始の伊豆合宿も終わり、10日分の洗濯(クセー!)と、器材の片づけを済ませる。
今後の日程の細部は詰められなかったが、1月はIDCサポート。
2月、3月でポセイドンのアシスト、4月にインスピ。
途中のどこかで、SPI(エンリッチドエアとディープ)、テックサイドマウント。
5月以降は未定。
6月に、パラオでインスピの自主練習(イントラの日程が合えば、講習)。
7月以降の予定はない。
この他に、年頭の目標として掲げたのは、体重のコントロールは別にして(なんで、今から予防線張ってんだよ!?)、ポセイドンのテック40CCR、ポセイドンのCCRインストラクター、インスピの60mまでのトライミックス。
メインは、ポセイドンのインストラクターだな。
レクリエーショナルレベルのCCRを、早く教えることができるようになりたいのだ。
そうすれば、いろいろなところでCCRを使って潜ることができるようになり、さらに受講生が増え、ますますCCRで潜りやすくなる(たぶん)。
今までは、インスピなどのテクニカル系の器材が主流だったが、これからは数的にはレクリエーショナルレベルが多くなる(たぶん)。
我が国では、PADIの教材で日本語化されたものがないからか、本格的な普及には至っていないが、翻訳作業が進めば(生徒用だけではなくて、インストラクター用も)、普及のスピードが速くなるのではないか(たぶん:希望的観測)。
価格的な問題は、普及に伴って相対的には安くなるだろうし、そうなれば一時的には安全性も高くなる。
なぜなら、現在は、高額商品を買えるのは、一部のジジババ(?)に限られているが、若い人が増えてくれば、物覚えもいいし、基礎疾患も少なく、初めのうちは用心するだろうから事故率も下がると思われるからだ。
そのうち、オープンサーキットと同じような感覚で始めるダイバーが増えてくれば、事故(CCRの場合は、概ね死亡事故だな)は激増するだろう(これは、当たって欲しくない予想だが)。
呼吸するガスが、毒ガス(?)に変わってしまっていても、気付かずに呼吸できてしまう器材だ。
浮沈子のように、何年使っていても、モニターをチェックし忘れたり、酸素のバルブを開け忘れたりする。
イチコロダイバー続出!。
もちろん、そんなことにならないようにするために、インストラクターの存在意義があるんだがな。
そのインストラクターの方がトラブル続出では、シャレにならない。
反省・・・。
持ち込んだ器材にトラブルが発生した時に、きちんと対応して、最小限に影響を抑えてくれる態勢も欲しいところだ。
パパッとその場でレンタル出来たり、予備の部品と交換できるようでないと、複雑な器材に依存するCCRの場合は、十分に楽しむことが出来ない。
現地サービスとしても、選ばれていくことになる。
酸素とソフノダイブを調達できるだけでは、話にならない。
それでビジネスになるかどうかは、ちょっと考え物ではある。
CCR対応ということは、単に看板を掲げるだけでなく、それに相応しい品質の技術やダイビングサービスとしてのレベルを維持しているということになり、店のステータスを高めることに繋がる。
いや、そうでなくては、危なくて使えない。
そういう、信頼のおける現地サービスとして、全国(あるいは、全世界)の注目を集めることが出来れば、安心してインストラクションの場として使うこともできるし、その後のファンダイブ(こっちがメインでしょ!?)の場としても活用できる。
そこに、CCRでガイドしてくれる方がいれば、なお良い。
別に、ガイドはCCRである必要はない。
30m位なら、エンリッチ入れて、サイドマウントで2本差しにすれば、ガスは食うだろうが、NDLだって、それほど違いはしない。
テクニカルダイビングの素養があれば、浅いところでは濃い目のナイトロックスに切り替えるなり、最後に純酸素吸ってつじつまを合わせることも可能だ。
コスト的には、その方が安く上がるということもあるだろう。
でも、まあ、せっかくCCRなんだから、ガイドさんもCCRというのがいいな。
マンツーマンでは、ペイしないかもしれないけどな。
その辺りが難しいところではある。
そう考えると、シングルタンクのダイビングというのは、かなり割高ということにもなる。
ダイビングフィーでみれば、CCRはそれほど高いとは言えないのではないか。
この辺りは、もう少し研究してみよう。
いずれにしても、レクリエーショナルレベルのCCRの普及に、少しでも早いところ寄与したいというのが浮沈子の希望である。
テクニカルレベルのスキルアップと、インスピという別の器材でのトレーニングは、インストラクターとしての技量や知識を維持、発展させるための肥やしなので、同時並行的に継続できればそれでいい。
ポセイドンしか知りませんとか、テクニカルレベルのことは、全く分かりませんというのも、何となく、受講生に申し訳ないような気もするしな。
発展家のダイバーが手を出す器材なので、興味とか、知識欲とかは旺盛な方が多いだろう。
2月からアシストする予定の、ポセイドン受講者から質問があった。
ソレノイドバルブに供給する中圧(酸素側)は、一定の範囲に収まらなければならないが、大深度下でも同一の圧力でいいのかについて、浮沈子は明確には答えられなかった。
不勉強の至りである。
器材苦手なんで・・・。
いやいや、そんなことでは、インストラクターを名乗るわけにはいかないな。
今度、少し徹底的に勉強してみよう。
年末年始の合宿で、水中での呼吸の話が出た。
ストレスダイバーは、呼吸が速く、ガスの消費も多く、概ね浅い呼吸なので、換気の効率も悪く、さらにストレスが増えていくという悪循環に晒されていくという話だ。
もちろん、オープンサーキットでの話だが、CCRにおいても、安定した呼吸は基礎中の基礎、ミニマムボリュームを保つ上でも、急に強く吸ったりしてADVを不用意に作動させないという観点から必要なスキルだ。
レクリエーショナルレベルの深度ではほとんど影響はないが、100mを超えてからの呼吸抵抗の増加は大きく、大深度のレコードブレーカーが命を落とすこともある。
ストレスと呼吸には、密接な関係があり、水中でのストレスダイバーには、まず、動きを止めて、大きくゆっくりとした呼吸をさせて、落ち着かせるというのは重要な対応だ。
安定した呼吸を取り戻せば、次に何を行うべきかを判断することができるようになる。
浮沈子は、水中でへたり込んだことが何回かある。
テニアンでのオープンウォーター講習の際にも、テックサイドマウントの講習のプール講習でもへばった(プールでかよ!?:メタリコン2本だったので!!←2本)。
テックサイドマウントの講習では、プールから上がってから、少し戻した。
きっと、過呼吸状態が続いていたんだと思う。
自分では気づかなかったが、きっと、柏崎さんは見てたんだろうな・・・。
今回は、呼吸に関するそんな話を聞いてからのトレーニングダイブだったので、ステージボトルを付けられずに悪戦苦闘している際も、呼吸には気を付けていた。
メインタンクのボトムを、違うDリングに付けろという指示で、何とかつけることができたが、深度と安定した呼吸は維持した(たぶん)。
2本目のダイブからは、なんとか自力で付けることができたし、ノートックス手順で、ガス交換もできた(セルフトレーニング)。
エア切れ状態(リアル!)の柏崎さんに、ステージのガスを供給するときに、バルブを開け忘れたのは、単なるミスである(CCRの時には、水中ではステージボトルのバルブは解放しているので、ちょっと気付くのが遅れた)。
決して、首切りサインしか出していなかったからではないので、念のため(PADIのサインでは、首切りだけではガスがないというアピールにしかならず、さらにレギュレーターを叩くようにしないと、ガスをくれという意味にはならないそうだ)。
まあ、どうでもいいんですが。
その深度、そのプロファイルにおいて、正しいガスを安定して呼吸する。
テックだろうが、レクリエーショナルだろうが関係なく、最も基本的で重要なスキルだ。
それは、オープンサーキットでも、リブリーザーでも変わらない。
吐き出した後のガスを、水中にぶちまけるか、そうでないかの違いだけで、吸う時は同じなのだ。
中性浮力、トリム、フィンワークが重要といわれるが、呼吸だって馬鹿にはできない。
呼吸は、陸上でも、ヨガとか太極拳では大切な技術だし、浮沈子がやっていた陸上競技(えーっ、ホントかよ?)でも、呼吸の維持やコントロールは、循環器系や筋肉の性能を最大限に発揮する上で重要な要素だ。
今までは、何気なく行っていた呼吸。
オープンサーキットの経験が増えてくるにつれて、CCRとの比較における呼吸の役割(浮力調整や、安定した中性浮力の維持)が見えてくる。
そして、水中でのメンタルの安定にも、重要な役割を持っていることを再確認する。
これから講習が進んでいくにつれて、新たな発見や、再認識があるに違いない。
見た目では、バックマウントのシングルタンク、サイドマウントの最大4本のタンク、CCR(ポセイドンとインスピ)と、全く異なる器材だが、ここ数年、吸っているのはただのナイトロックス(21パーセントの酸素=クウキ含む)である。
早く、ヘリウム吸いてーっ!。
年末年始の伊豆合宿も終わり、10日分の洗濯(クセー!)と、器材の片づけを済ませる。
今後の日程の細部は詰められなかったが、1月はIDCサポート。
2月、3月でポセイドンのアシスト、4月にインスピ。
途中のどこかで、SPI(エンリッチドエアとディープ)、テックサイドマウント。
5月以降は未定。
6月に、パラオでインスピの自主練習(イントラの日程が合えば、講習)。
7月以降の予定はない。
この他に、年頭の目標として掲げたのは、体重のコントロールは別にして(なんで、今から予防線張ってんだよ!?)、ポセイドンのテック40CCR、ポセイドンのCCRインストラクター、インスピの60mまでのトライミックス。
メインは、ポセイドンのインストラクターだな。
レクリエーショナルレベルのCCRを、早く教えることができるようになりたいのだ。
そうすれば、いろいろなところでCCRを使って潜ることができるようになり、さらに受講生が増え、ますますCCRで潜りやすくなる(たぶん)。
今までは、インスピなどのテクニカル系の器材が主流だったが、これからは数的にはレクリエーショナルレベルが多くなる(たぶん)。
我が国では、PADIの教材で日本語化されたものがないからか、本格的な普及には至っていないが、翻訳作業が進めば(生徒用だけではなくて、インストラクター用も)、普及のスピードが速くなるのではないか(たぶん:希望的観測)。
価格的な問題は、普及に伴って相対的には安くなるだろうし、そうなれば一時的には安全性も高くなる。
なぜなら、現在は、高額商品を買えるのは、一部のジジババ(?)に限られているが、若い人が増えてくれば、物覚えもいいし、基礎疾患も少なく、初めのうちは用心するだろうから事故率も下がると思われるからだ。
そのうち、オープンサーキットと同じような感覚で始めるダイバーが増えてくれば、事故(CCRの場合は、概ね死亡事故だな)は激増するだろう(これは、当たって欲しくない予想だが)。
呼吸するガスが、毒ガス(?)に変わってしまっていても、気付かずに呼吸できてしまう器材だ。
浮沈子のように、何年使っていても、モニターをチェックし忘れたり、酸素のバルブを開け忘れたりする。
イチコロダイバー続出!。
もちろん、そんなことにならないようにするために、インストラクターの存在意義があるんだがな。
そのインストラクターの方がトラブル続出では、シャレにならない。
反省・・・。
持ち込んだ器材にトラブルが発生した時に、きちんと対応して、最小限に影響を抑えてくれる態勢も欲しいところだ。
パパッとその場でレンタル出来たり、予備の部品と交換できるようでないと、複雑な器材に依存するCCRの場合は、十分に楽しむことが出来ない。
現地サービスとしても、選ばれていくことになる。
酸素とソフノダイブを調達できるだけでは、話にならない。
それでビジネスになるかどうかは、ちょっと考え物ではある。
CCR対応ということは、単に看板を掲げるだけでなく、それに相応しい品質の技術やダイビングサービスとしてのレベルを維持しているということになり、店のステータスを高めることに繋がる。
いや、そうでなくては、危なくて使えない。
そういう、信頼のおける現地サービスとして、全国(あるいは、全世界)の注目を集めることが出来れば、安心してインストラクションの場として使うこともできるし、その後のファンダイブ(こっちがメインでしょ!?)の場としても活用できる。
そこに、CCRでガイドしてくれる方がいれば、なお良い。
別に、ガイドはCCRである必要はない。
30m位なら、エンリッチ入れて、サイドマウントで2本差しにすれば、ガスは食うだろうが、NDLだって、それほど違いはしない。
テクニカルダイビングの素養があれば、浅いところでは濃い目のナイトロックスに切り替えるなり、最後に純酸素吸ってつじつまを合わせることも可能だ。
コスト的には、その方が安く上がるということもあるだろう。
でも、まあ、せっかくCCRなんだから、ガイドさんもCCRというのがいいな。
マンツーマンでは、ペイしないかもしれないけどな。
その辺りが難しいところではある。
そう考えると、シングルタンクのダイビングというのは、かなり割高ということにもなる。
ダイビングフィーでみれば、CCRはそれほど高いとは言えないのではないか。
この辺りは、もう少し研究してみよう。
いずれにしても、レクリエーショナルレベルのCCRの普及に、少しでも早いところ寄与したいというのが浮沈子の希望である。
テクニカルレベルのスキルアップと、インスピという別の器材でのトレーニングは、インストラクターとしての技量や知識を維持、発展させるための肥やしなので、同時並行的に継続できればそれでいい。
ポセイドンしか知りませんとか、テクニカルレベルのことは、全く分かりませんというのも、何となく、受講生に申し訳ないような気もするしな。
発展家のダイバーが手を出す器材なので、興味とか、知識欲とかは旺盛な方が多いだろう。
2月からアシストする予定の、ポセイドン受講者から質問があった。
ソレノイドバルブに供給する中圧(酸素側)は、一定の範囲に収まらなければならないが、大深度下でも同一の圧力でいいのかについて、浮沈子は明確には答えられなかった。
不勉強の至りである。
器材苦手なんで・・・。
いやいや、そんなことでは、インストラクターを名乗るわけにはいかないな。
今度、少し徹底的に勉強してみよう。
年末年始の合宿で、水中での呼吸の話が出た。
ストレスダイバーは、呼吸が速く、ガスの消費も多く、概ね浅い呼吸なので、換気の効率も悪く、さらにストレスが増えていくという悪循環に晒されていくという話だ。
もちろん、オープンサーキットでの話だが、CCRにおいても、安定した呼吸は基礎中の基礎、ミニマムボリュームを保つ上でも、急に強く吸ったりしてADVを不用意に作動させないという観点から必要なスキルだ。
レクリエーショナルレベルの深度ではほとんど影響はないが、100mを超えてからの呼吸抵抗の増加は大きく、大深度のレコードブレーカーが命を落とすこともある。
ストレスと呼吸には、密接な関係があり、水中でのストレスダイバーには、まず、動きを止めて、大きくゆっくりとした呼吸をさせて、落ち着かせるというのは重要な対応だ。
安定した呼吸を取り戻せば、次に何を行うべきかを判断することができるようになる。
浮沈子は、水中でへたり込んだことが何回かある。
テニアンでのオープンウォーター講習の際にも、テックサイドマウントの講習のプール講習でもへばった(プールでかよ!?:メタリコン2本だったので!!←2本)。
テックサイドマウントの講習では、プールから上がってから、少し戻した。
きっと、過呼吸状態が続いていたんだと思う。
自分では気づかなかったが、きっと、柏崎さんは見てたんだろうな・・・。
今回は、呼吸に関するそんな話を聞いてからのトレーニングダイブだったので、ステージボトルを付けられずに悪戦苦闘している際も、呼吸には気を付けていた。
メインタンクのボトムを、違うDリングに付けろという指示で、何とかつけることができたが、深度と安定した呼吸は維持した(たぶん)。
2本目のダイブからは、なんとか自力で付けることができたし、ノートックス手順で、ガス交換もできた(セルフトレーニング)。
エア切れ状態(リアル!)の柏崎さんに、ステージのガスを供給するときに、バルブを開け忘れたのは、単なるミスである(CCRの時には、水中ではステージボトルのバルブは解放しているので、ちょっと気付くのが遅れた)。
決して、首切りサインしか出していなかったからではないので、念のため(PADIのサインでは、首切りだけではガスがないというアピールにしかならず、さらにレギュレーターを叩くようにしないと、ガスをくれという意味にはならないそうだ)。
まあ、どうでもいいんですが。
その深度、そのプロファイルにおいて、正しいガスを安定して呼吸する。
テックだろうが、レクリエーショナルだろうが関係なく、最も基本的で重要なスキルだ。
それは、オープンサーキットでも、リブリーザーでも変わらない。
吐き出した後のガスを、水中にぶちまけるか、そうでないかの違いだけで、吸う時は同じなのだ。
中性浮力、トリム、フィンワークが重要といわれるが、呼吸だって馬鹿にはできない。
呼吸は、陸上でも、ヨガとか太極拳では大切な技術だし、浮沈子がやっていた陸上競技(えーっ、ホントかよ?)でも、呼吸の維持やコントロールは、循環器系や筋肉の性能を最大限に発揮する上で重要な要素だ。
今までは、何気なく行っていた呼吸。
オープンサーキットの経験が増えてくるにつれて、CCRとの比較における呼吸の役割(浮力調整や、安定した中性浮力の維持)が見えてくる。
そして、水中でのメンタルの安定にも、重要な役割を持っていることを再確認する。
これから講習が進んでいくにつれて、新たな発見や、再認識があるに違いない。
見た目では、バックマウントのシングルタンク、サイドマウントの最大4本のタンク、CCR(ポセイドンとインスピ)と、全く異なる器材だが、ここ数年、吸っているのはただのナイトロックス(21パーセントの酸素=クウキ含む)である。
早く、ヘリウム吸いてーっ!。
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