冗長性 ― 2016年01月19日 12:12
冗長性
ビル・ストーンの冗長化されたCCRの構成を見て、ちょっと力が抜けた(画像参照)。
(Design of fully redundant autonomous life support systems.:PDF17ページ:図30)
http://archive.rubicon-foundation.org/xmlui/handle/123456789/9141
酸素とディリュエントを、それぞれ2重化し、クロスコネクト出来るようにして、さらにスクラバーも2重化、ここには出てこないが、制御用のコンピューターや電源も2重化されているに違いない。
タンク4本と、スクラバー2本かあ・・・。
しかし、サイドマウント化したCCRを2系統持っていくということは、まさにこの構成に近いわけだから、あながち非現実的だということは出来ない。
クロスコネクトするのがいいのか、単純に2系統を持ち込むのがいいのかについては、別れるところだ。
ダブルタンクでタンクをでつないでいるのは、片側のレギュレーターシステムがイカレタ時に、ガスを有効に使用するためだ。
インデペンデントの場合、サイドマウントでは、ファーストステージを付け替えるという裏技(?)が使えるが、バックマウントでは無理だし、そもそもリスキーである。
CCRのガス源を、それぞれ2重化するというのは、浮沈子の発想にはなかったな。
確かに、2系統持ち込むなら、ガスを繋いで、有効に使用できた方がいいに決まっている。
それは、そうなんだが、ディリュエントはパラレルで持っているだけでもいいような気がする(アウトボードで)。
マニュアルでカウンターラングにぶち込めばいいし。
まあ、そのバルブが使えなくなったらというのはあるがな。
酸素側のバルブからだって、入れようと思えば入れることが出来る。
酸素も、同じようにすれば、アウトボードで持って行ってもいい。
スクラバーの二重化と、蛇腹ホースやマウスピースの二重化は、ちょっと実現が困難だな。
呼吸回路を分離するということになれば、カウンターラングの二重化も必要だ。
ガス源を2系統にして、2台持ち込み、コネクターで繋いで切り替えるようにするなどの方法もある。
運用が複雑になるって?。
こういうものを使う以上、それは避けられない。
そのうち、ガスの残量が少なくなって来れば、自動的にガス源を切り替えるようになるに決まっている。
回路内が水没すれば、マウスピースを咥えなおすように促すとか。
現在のCCRの運用で、オープンサーキットと組み合わせているというのは、現実的には極めて合理的だといえる。
レジャーダイビングでは、ベイルアウトの手段があればいい。
何か壊れたら、それでおしまい。
作業潜水ではそうはいかないだろうが、二重化されたCCRを担いで潜るというのは、あまり現実的ではないな。
うーん、期待して読み始めたんだが、最後はちょっとがっかり・・・。
ただ、器材の冗長化というのが、どういうものかということ、オープンサーキットのダブルタンク(トリプルでもクワッドでもいいんですが)というのが、それを実現している例であること、CCRの場合に実装しようとすると、大掛かりであることが分かっただけでも収穫だな。
現実解として、ベイルアウトとしてオープンサーキットを選択しているのも無理はない。
ミッションの継続性を重視するならば、グループで行動して、残存性を上げるしかないだろう。
ただし、ロジカルなアプローチで、ガス供給減を二重化するというところは、参考になった。
アウトボードで持ち込んで、マニュアル運用するなら、実際に可能である。
酸素側を工夫して、切り替えバルブを付けて自動で吹かせるようにできれば、それでもいい。
スクラバーや、カウンターラングの二重化は、ちっと荷が重い。
浮沈子的には、故障が多い酸素センサー周りをなんとかして、水中でイカレタ時に、予備系統に切り替えてダイビングを継続できるといいな。
1986年じゃあ、そういう発想も出なかったのかもしれない。
ガスの経路でのトラブルよりも、そっちの方が、余程頻度が高いような気がする。
今では、酸素センサーの品質管理(発電機能)を、加圧してチェックすることが可能になっているので、水中でのトラブルを回避することは以前よりも容易になっているだろう。
時代が変われば、対応も変わる。
なんたって、30年前の論文だからな。
翻って、今から30年後のCCRを考察してみたくなるが、浮沈子には無理だ。
ヨタ話として、300年後の話くらいしか出来ない。
が、また、それは別の機会ということで。
とりあえず、論文は読み終わった。
気分を切り替えて、飯でも食いに行くか・・・。
ビル・ストーンの冗長化されたCCRの構成を見て、ちょっと力が抜けた(画像参照)。
(Design of fully redundant autonomous life support systems.:PDF17ページ:図30)
http://archive.rubicon-foundation.org/xmlui/handle/123456789/9141
酸素とディリュエントを、それぞれ2重化し、クロスコネクト出来るようにして、さらにスクラバーも2重化、ここには出てこないが、制御用のコンピューターや電源も2重化されているに違いない。
タンク4本と、スクラバー2本かあ・・・。
しかし、サイドマウント化したCCRを2系統持っていくということは、まさにこの構成に近いわけだから、あながち非現実的だということは出来ない。
クロスコネクトするのがいいのか、単純に2系統を持ち込むのがいいのかについては、別れるところだ。
ダブルタンクでタンクをでつないでいるのは、片側のレギュレーターシステムがイカレタ時に、ガスを有効に使用するためだ。
インデペンデントの場合、サイドマウントでは、ファーストステージを付け替えるという裏技(?)が使えるが、バックマウントでは無理だし、そもそもリスキーである。
CCRのガス源を、それぞれ2重化するというのは、浮沈子の発想にはなかったな。
確かに、2系統持ち込むなら、ガスを繋いで、有効に使用できた方がいいに決まっている。
それは、そうなんだが、ディリュエントはパラレルで持っているだけでもいいような気がする(アウトボードで)。
マニュアルでカウンターラングにぶち込めばいいし。
まあ、そのバルブが使えなくなったらというのはあるがな。
酸素側のバルブからだって、入れようと思えば入れることが出来る。
酸素も、同じようにすれば、アウトボードで持って行ってもいい。
スクラバーの二重化と、蛇腹ホースやマウスピースの二重化は、ちょっと実現が困難だな。
呼吸回路を分離するということになれば、カウンターラングの二重化も必要だ。
ガス源を2系統にして、2台持ち込み、コネクターで繋いで切り替えるようにするなどの方法もある。
運用が複雑になるって?。
こういうものを使う以上、それは避けられない。
そのうち、ガスの残量が少なくなって来れば、自動的にガス源を切り替えるようになるに決まっている。
回路内が水没すれば、マウスピースを咥えなおすように促すとか。
現在のCCRの運用で、オープンサーキットと組み合わせているというのは、現実的には極めて合理的だといえる。
レジャーダイビングでは、ベイルアウトの手段があればいい。
何か壊れたら、それでおしまい。
作業潜水ではそうはいかないだろうが、二重化されたCCRを担いで潜るというのは、あまり現実的ではないな。
うーん、期待して読み始めたんだが、最後はちょっとがっかり・・・。
ただ、器材の冗長化というのが、どういうものかということ、オープンサーキットのダブルタンク(トリプルでもクワッドでもいいんですが)というのが、それを実現している例であること、CCRの場合に実装しようとすると、大掛かりであることが分かっただけでも収穫だな。
現実解として、ベイルアウトとしてオープンサーキットを選択しているのも無理はない。
ミッションの継続性を重視するならば、グループで行動して、残存性を上げるしかないだろう。
ただし、ロジカルなアプローチで、ガス供給減を二重化するというところは、参考になった。
アウトボードで持ち込んで、マニュアル運用するなら、実際に可能である。
酸素側を工夫して、切り替えバルブを付けて自動で吹かせるようにできれば、それでもいい。
スクラバーや、カウンターラングの二重化は、ちっと荷が重い。
浮沈子的には、故障が多い酸素センサー周りをなんとかして、水中でイカレタ時に、予備系統に切り替えてダイビングを継続できるといいな。
1986年じゃあ、そういう発想も出なかったのかもしれない。
ガスの経路でのトラブルよりも、そっちの方が、余程頻度が高いような気がする。
今では、酸素センサーの品質管理(発電機能)を、加圧してチェックすることが可能になっているので、水中でのトラブルを回避することは以前よりも容易になっているだろう。
時代が変われば、対応も変わる。
なんたって、30年前の論文だからな。
翻って、今から30年後のCCRを考察してみたくなるが、浮沈子には無理だ。
ヨタ話として、300年後の話くらいしか出来ない。
が、また、それは別の機会ということで。
とりあえず、論文は読み終わった。
気分を切り替えて、飯でも食いに行くか・・・。
二本足の犬 ― 2016年01月19日 14:14
二本足の犬
ちょっと書きたくない話だが、真実を見つめるために書いておく。
ドローン飛行機を使って、殺戮を繰り返す話は、以前にも何度かこのブログで取り上げている。
(ロボット+カー)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/06/07/7664358
「「今俺たち殺したの子どもじゃないか?」と彼は隣の男に訊いた。
「ああ、たぶん子どもだ」と答えるパイロット。
「あれは子どもだったのか?」―ふたりは画面のチャットの窓にこう入力してみた。
すると誰か見知らぬ人物、この世界のどこかで彼らの攻撃を見守っていた軍司令部の誰かが答えた。「いや、あれは犬だ」
ふたりはもう一度そのシーンを録画で見直してみた。二本足なのに犬か?」
(無人機)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/10/19/7015298
「パキスタンでは、部族地域で少なくとも330回の無人機攻撃が行われ、少なくとも2200人が死亡。うち、400人以上が民間人と確認され、さらに200人以上が非戦闘員の可能性があるという。アフガニスタンでは58人、イエメンでは21人の民間人が死亡した。」
「操縦者の精神的問題
機体そのものに人間が搭乗しないため撃墜されたり事故を起こしたりしても操縦員に危険はなく、また衛星経由でアメリカから遠隔操作が可能であるため、操縦員は長い期間戦地に派遣されることもなく、任務を終えればそのまま自宅に帰ることも可能である。」
「このような無人機の運用は操縦者が人間を殺傷したという実感を持ちにくいという意見がある一方で、「いつミサイルを発射してもおかしくない状況から、次には子どものサッカーの試合に行く」という平和な日常と戦場を行き来する、従来の軍事作戦では有り得ない生活を送ることや、敵を殺傷する瞬間をカラーテレビカメラや赤外線カメラで鮮明に見ることが無人機の操縦員に大きな精神的ストレスを与えているという意見もある。」
「国際政治学者のP・W・シンガーによると、無人機のパイロットは実際にイラクに展開している兵士よりも高い割合で心的外傷後ストレス障害を発症している。」
こんな記事を今朝見つけて読んだ。
(軍用ドローン操縦者、ボーナス1500万円でニンジン… パイロット精神蝕む2つの問題)
http://www.sankei.com/west/news/160119/wst1601190007-n1.html
「戦場には誰もが否定できないルールがある。「殺さなければ、殺される」。敵に向けて銃弾を放つ“殺人”の苦悩を解決する、最もプリミティブで分かりやすい自己正当化だ。しかしドローンパイロットは、このルールで自分を慰めることができない。自分は100%安全なオフィスにいるのだから。」
「パイロットの目に、ドローンの操縦者がどう映るか。パイロットたちが最も重視する「肝っ玉が据わっていること、男らしい度胸」(ザ・ライト・スタッフより)が不要で、操縦士でありながら空を飛ばない…。それは果たして「パイロット=操縦士」なのか。」
ついでに、浮沈子も劇場で観たライトスタッフのリンクも。
(ライトスタッフ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%95
冷たい風が吹く外の景色を眺めながら、与太ブログを書いている浮沈子もまた、仮想世界でしか存在できない矛盾を抱えている。
リアルな世界では、自転車の前輪が壊れたと嘆いているそばから、遠隔操縦で殺しまくる米軍の兵士に同情する。
それが、二本足の犬だったら、目も当てられない。
「毎日人を殺しては牛乳を買って家に帰る異常さ」
それは、21世紀の戦争だし、味方の人的損耗を最小限にするという意味では、正しい戦争なのかもしれない。
そんなもんが、あるとすればだ。
「ドローンというだけあってプログラムされた飛行ルートを自動で飛ぶのだが、特定の目標の追跡や攻撃が必要になると、衛星通信を介した遠隔操縦に切り替える。アメリカ本土にある誘導ステーションから、ドローンパイロットの資格を持つ兵士が無人機を操縦するのだ。」
バーチャルな世界の話ではない。
完全にリアルな話なのに、なぜか虚ろな感じがする。
「“敵”を一方的に殺戮できるが、安全な米国本土にいる遠隔操縦者(パイロット)は決して銃弾を浴びることはない。」
しかし、考えてみれば、戦場にいようがいまいが、兵士はシステムの一部として、機能的に組み込まれているに過ぎないし、ミサイルの発射を命じる司令官は、通常、ドンパチやっているところにはいないものだ。
命令者は、PTSDに罹らないんだろうか?。
まあいい。
「元戦闘機パイロットだった宇宙飛行士たちは、他のパイロットたちから揶揄される。「最初の飛行は、サルがやったんだってな」。」
浮沈子の記憶が確かならば、チャック・イエーガーは、そんなパイロットたちとは異なり、宇宙飛行士を称える。
人間には恐怖を認識することが出来、それを克服して飛び立ったからだと。
ドローンのパイロットに、自らが撃墜されるという恐怖はない。
偵察飛行とかなら、楽勝だろう。
しかし、トリガーを引くということになれば、話は違ってくる。
米国は銃社会だし、全米ライフル協会という団体は、人を殺すのは銃ではなく、人それ自身であるといっているらしい。
ドローンは、あくまでも銃だ。
殺しているのは兵士だし、それは司令官の命令による。
殺されるから殺すという戦場の論理とは離れたところで、殺せというのだ。
戦争はいつもそうして始まり、そのように展開し、そのように終わる。
相手が同じようにドローンを繰り出して来れば、それはそれでいいのかもしれないが、その時に狙うのはドローンではなく操縦者自身だろう。
ちょっと書きたくない話だが、真実を見つめるために書いておく。
ドローン飛行機を使って、殺戮を繰り返す話は、以前にも何度かこのブログで取り上げている。
(ロボット+カー)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/06/07/7664358
「「今俺たち殺したの子どもじゃないか?」と彼は隣の男に訊いた。
「ああ、たぶん子どもだ」と答えるパイロット。
「あれは子どもだったのか?」―ふたりは画面のチャットの窓にこう入力してみた。
すると誰か見知らぬ人物、この世界のどこかで彼らの攻撃を見守っていた軍司令部の誰かが答えた。「いや、あれは犬だ」
ふたりはもう一度そのシーンを録画で見直してみた。二本足なのに犬か?」
(無人機)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/10/19/7015298
「パキスタンでは、部族地域で少なくとも330回の無人機攻撃が行われ、少なくとも2200人が死亡。うち、400人以上が民間人と確認され、さらに200人以上が非戦闘員の可能性があるという。アフガニスタンでは58人、イエメンでは21人の民間人が死亡した。」
「操縦者の精神的問題
機体そのものに人間が搭乗しないため撃墜されたり事故を起こしたりしても操縦員に危険はなく、また衛星経由でアメリカから遠隔操作が可能であるため、操縦員は長い期間戦地に派遣されることもなく、任務を終えればそのまま自宅に帰ることも可能である。」
「このような無人機の運用は操縦者が人間を殺傷したという実感を持ちにくいという意見がある一方で、「いつミサイルを発射してもおかしくない状況から、次には子どものサッカーの試合に行く」という平和な日常と戦場を行き来する、従来の軍事作戦では有り得ない生活を送ることや、敵を殺傷する瞬間をカラーテレビカメラや赤外線カメラで鮮明に見ることが無人機の操縦員に大きな精神的ストレスを与えているという意見もある。」
「国際政治学者のP・W・シンガーによると、無人機のパイロットは実際にイラクに展開している兵士よりも高い割合で心的外傷後ストレス障害を発症している。」
こんな記事を今朝見つけて読んだ。
(軍用ドローン操縦者、ボーナス1500万円でニンジン… パイロット精神蝕む2つの問題)
http://www.sankei.com/west/news/160119/wst1601190007-n1.html
「戦場には誰もが否定できないルールがある。「殺さなければ、殺される」。敵に向けて銃弾を放つ“殺人”の苦悩を解決する、最もプリミティブで分かりやすい自己正当化だ。しかしドローンパイロットは、このルールで自分を慰めることができない。自分は100%安全なオフィスにいるのだから。」
「パイロットの目に、ドローンの操縦者がどう映るか。パイロットたちが最も重視する「肝っ玉が据わっていること、男らしい度胸」(ザ・ライト・スタッフより)が不要で、操縦士でありながら空を飛ばない…。それは果たして「パイロット=操縦士」なのか。」
ついでに、浮沈子も劇場で観たライトスタッフのリンクも。
(ライトスタッフ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%95
冷たい風が吹く外の景色を眺めながら、与太ブログを書いている浮沈子もまた、仮想世界でしか存在できない矛盾を抱えている。
リアルな世界では、自転車の前輪が壊れたと嘆いているそばから、遠隔操縦で殺しまくる米軍の兵士に同情する。
それが、二本足の犬だったら、目も当てられない。
「毎日人を殺しては牛乳を買って家に帰る異常さ」
それは、21世紀の戦争だし、味方の人的損耗を最小限にするという意味では、正しい戦争なのかもしれない。
そんなもんが、あるとすればだ。
「ドローンというだけあってプログラムされた飛行ルートを自動で飛ぶのだが、特定の目標の追跡や攻撃が必要になると、衛星通信を介した遠隔操縦に切り替える。アメリカ本土にある誘導ステーションから、ドローンパイロットの資格を持つ兵士が無人機を操縦するのだ。」
バーチャルな世界の話ではない。
完全にリアルな話なのに、なぜか虚ろな感じがする。
「“敵”を一方的に殺戮できるが、安全な米国本土にいる遠隔操縦者(パイロット)は決して銃弾を浴びることはない。」
しかし、考えてみれば、戦場にいようがいまいが、兵士はシステムの一部として、機能的に組み込まれているに過ぎないし、ミサイルの発射を命じる司令官は、通常、ドンパチやっているところにはいないものだ。
命令者は、PTSDに罹らないんだろうか?。
まあいい。
「元戦闘機パイロットだった宇宙飛行士たちは、他のパイロットたちから揶揄される。「最初の飛行は、サルがやったんだってな」。」
浮沈子の記憶が確かならば、チャック・イエーガーは、そんなパイロットたちとは異なり、宇宙飛行士を称える。
人間には恐怖を認識することが出来、それを克服して飛び立ったからだと。
ドローンのパイロットに、自らが撃墜されるという恐怖はない。
偵察飛行とかなら、楽勝だろう。
しかし、トリガーを引くということになれば、話は違ってくる。
米国は銃社会だし、全米ライフル協会という団体は、人を殺すのは銃ではなく、人それ自身であるといっているらしい。
ドローンは、あくまでも銃だ。
殺しているのは兵士だし、それは司令官の命令による。
殺されるから殺すという戦場の論理とは離れたところで、殺せというのだ。
戦争はいつもそうして始まり、そのように展開し、そのように終わる。
相手が同じようにドローンを繰り出して来れば、それはそれでいいのかもしれないが、その時に狙うのはドローンではなく操縦者自身だろう。
30年後のCCR ― 2016年01月19日 15:48
30年後のCCR
二酸化炭素の除去については、改善の余地が大きい。
現状、水酸化カルシウムの化学反応を利用しているが、もちっとスマートに解決できるようになるだろう。
水中の酸素を利用できるようになるかは、30年でというのは厳しいかもしれないな。
水中で使用できるエネルギーがどうよ、ということもある。
リチウムイオン電池をしこたま担いで、水を電気分解して、酸素作って吸うというのもありだ。
タンク担いでいかなくてもいいが、電池はその10倍重いかもしれない。
そもそも、環境圧潜水に拘らなくてもいいのではないか。
一人乗りの、小型潜水艇が普及しているかもしれない。
耐水深度1000mくらいで。
無線中継用の水中ドローンが何台も一緒に潜って、目に見えないワイヤーで接続されている。
ああ、もちろん、潜水艇も自動操縦だ。
何台かがフリートを組んで潜航する。
どーしても耳抜きしたい、環境圧潜水じゃなきゃ嫌だ、という方は、仕方ない。
CCRで潜って頂くが、当然、自動浮力調整装置が付いている。
CCRダイビングのネックの一つだが、これさえあれば怖いものはない。
ジェットブーツのような推進器が、これまた自動操縦で動く。
多少、ルートを外れるくらいは認めるが、大きく逸脱することは許されない。
標的が現れると、当然、バブルリングガンを発射する。
ダイバーが出来ることは、そのくらいかな。
標的って、もちろん、水中ドローンだ。
バブルガンが当たると、得点が加算されていく。
ポイントが溜まると、ダイビングフィーが安くなるので、みんな必死である。
イメージとしては、水中でパチンコやってる感じだ。
金が絡むと、本気度が変わるのは、水中でも同じだ。
777が揃うと、大当たりで、バブル大量放出だったりして!。
ブシューーーーーッ!!!、ゴボゴボゴボ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
ダイビングは、遊びでいい。
難しいことを考えずに、楽しむことを最優先にすべきだ。
おさかなキレイ、泳ぐの楽しい!。
それでいいし、そうでなくてはならない。
潜ること自体が目的化して、小難しい理屈をこねくり回しながら、どこまで行ったとか、珍しい何かを見たとかいって自慢するのも結構だが。
逆に、どうしても潜りたくないけど、ダイビングの雰囲気は味わいたいという贅沢な要望にもお応えしよう。
バリウム飲んでやる、胃の透視診断みたいな機械に乗っかって、VRゴーグルを掛けるのだ。
もう、360度、水中世界。
トリムが崩れると、しっかりと逆立ちしたりする。
この機械は、ダイビングシミュレーターとして、教育の場にも使えそうだな。
レギュレーターリカバリーとか、身体の傾けが足りませんとか、アドバイスももらえたりして!(インストラクターは、おまんまの食い上げだな)。
実際に、高分圧の酸素吸わせたりして、健康機器としての扱いもあるかもしれない(薬事法改正、よろしく!)。
個人情報を管理して、OTUも積算していて、抜かりはない。
そんなハイテクダイビングや、ダイビングシミュレーターが流行る中、密かなブームを巻き起こしているのが、単なるオープンサーキットダイビングだったりする。
タンクは1000気圧くらい入るので、2リットルもあれば十分だ。
軽量で、動きも楽で、タンクも、腰のベルトにカチッと差し込むだけ。
水中にガスを吐き出すというレトロな雰囲気が堪らない!(当然、CCRの方が普及している)。
フィンも履くが、ジェットブーツの方向をコントロールする舵の役割だけだ。
まあ、自分でこいでもいいんですが。
極めつけは、バブル「マシンガン」だろう。
なんたって、1000気圧ですからねえ!。
ドババババババババーーーーー!!!。
反動で、後ずさりする。
タンク1本、あっという間に打ち尽くす。
マガジンの代わりに、中圧ホースを外して、次のタンクに交換・・・。
ドババババババババーーーーー!!!。
病みつきですなあ・・・。
人間が吸うより、バブルマシンガンでぶちまける方が多い。
限られたガスを、循環させて、ちまちま吸ってるCCRなんて、アホくさ!。
究極の贅沢は、超高圧タンクのガスを、惜しげもなく水中にぶちまけるバブルマシンガンで決まりだな。
もちろん、銃刀法による取り締まりの対象ではない。
メーカーでは、バブル「バズーカ」を開発しているという噂も・・・。
後ろにダイバーがいないことを確認しないと、危なくて使えない代物だそうだ。
・・・。
妄想は膨らむばかり。
呼吸回路内からの無駄な排気を少なくするために、ディリュエント側のADVをシャットオフバルブで不作動にして、ミニマムボリュームを常に意識して潜る。
インスピのイメージトレーニングを繰り返していると、時々反乱を起こしたくなる。
水中に、思いっきり排気をぶちまけたい!。
排気音させて、まとわりつく小魚どもを、追っ払ってやりたい!。
タンクのゲージが、みるみる減っていくのを見たい!。
水中バズーカ、ぶっ放したい(放屁のことではありません:念のため)。
いやいや、そんなことでは、テクニカルCCRダイバーにはなれませんな・・・。
二酸化炭素の除去については、改善の余地が大きい。
現状、水酸化カルシウムの化学反応を利用しているが、もちっとスマートに解決できるようになるだろう。
水中の酸素を利用できるようになるかは、30年でというのは厳しいかもしれないな。
水中で使用できるエネルギーがどうよ、ということもある。
リチウムイオン電池をしこたま担いで、水を電気分解して、酸素作って吸うというのもありだ。
タンク担いでいかなくてもいいが、電池はその10倍重いかもしれない。
そもそも、環境圧潜水に拘らなくてもいいのではないか。
一人乗りの、小型潜水艇が普及しているかもしれない。
耐水深度1000mくらいで。
無線中継用の水中ドローンが何台も一緒に潜って、目に見えないワイヤーで接続されている。
ああ、もちろん、潜水艇も自動操縦だ。
何台かがフリートを組んで潜航する。
どーしても耳抜きしたい、環境圧潜水じゃなきゃ嫌だ、という方は、仕方ない。
CCRで潜って頂くが、当然、自動浮力調整装置が付いている。
CCRダイビングのネックの一つだが、これさえあれば怖いものはない。
ジェットブーツのような推進器が、これまた自動操縦で動く。
多少、ルートを外れるくらいは認めるが、大きく逸脱することは許されない。
標的が現れると、当然、バブルリングガンを発射する。
ダイバーが出来ることは、そのくらいかな。
標的って、もちろん、水中ドローンだ。
バブルガンが当たると、得点が加算されていく。
ポイントが溜まると、ダイビングフィーが安くなるので、みんな必死である。
イメージとしては、水中でパチンコやってる感じだ。
金が絡むと、本気度が変わるのは、水中でも同じだ。
777が揃うと、大当たりで、バブル大量放出だったりして!。
ブシューーーーーッ!!!、ゴボゴボゴボ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
ダイビングは、遊びでいい。
難しいことを考えずに、楽しむことを最優先にすべきだ。
おさかなキレイ、泳ぐの楽しい!。
それでいいし、そうでなくてはならない。
潜ること自体が目的化して、小難しい理屈をこねくり回しながら、どこまで行ったとか、珍しい何かを見たとかいって自慢するのも結構だが。
逆に、どうしても潜りたくないけど、ダイビングの雰囲気は味わいたいという贅沢な要望にもお応えしよう。
バリウム飲んでやる、胃の透視診断みたいな機械に乗っかって、VRゴーグルを掛けるのだ。
もう、360度、水中世界。
トリムが崩れると、しっかりと逆立ちしたりする。
この機械は、ダイビングシミュレーターとして、教育の場にも使えそうだな。
レギュレーターリカバリーとか、身体の傾けが足りませんとか、アドバイスももらえたりして!(インストラクターは、おまんまの食い上げだな)。
実際に、高分圧の酸素吸わせたりして、健康機器としての扱いもあるかもしれない(薬事法改正、よろしく!)。
個人情報を管理して、OTUも積算していて、抜かりはない。
そんなハイテクダイビングや、ダイビングシミュレーターが流行る中、密かなブームを巻き起こしているのが、単なるオープンサーキットダイビングだったりする。
タンクは1000気圧くらい入るので、2リットルもあれば十分だ。
軽量で、動きも楽で、タンクも、腰のベルトにカチッと差し込むだけ。
水中にガスを吐き出すというレトロな雰囲気が堪らない!(当然、CCRの方が普及している)。
フィンも履くが、ジェットブーツの方向をコントロールする舵の役割だけだ。
まあ、自分でこいでもいいんですが。
極めつけは、バブル「マシンガン」だろう。
なんたって、1000気圧ですからねえ!。
ドババババババババーーーーー!!!。
反動で、後ずさりする。
タンク1本、あっという間に打ち尽くす。
マガジンの代わりに、中圧ホースを外して、次のタンクに交換・・・。
ドババババババババーーーーー!!!。
病みつきですなあ・・・。
人間が吸うより、バブルマシンガンでぶちまける方が多い。
限られたガスを、循環させて、ちまちま吸ってるCCRなんて、アホくさ!。
究極の贅沢は、超高圧タンクのガスを、惜しげもなく水中にぶちまけるバブルマシンガンで決まりだな。
もちろん、銃刀法による取り締まりの対象ではない。
メーカーでは、バブル「バズーカ」を開発しているという噂も・・・。
後ろにダイバーがいないことを確認しないと、危なくて使えない代物だそうだ。
・・・。
妄想は膨らむばかり。
呼吸回路内からの無駄な排気を少なくするために、ディリュエント側のADVをシャットオフバルブで不作動にして、ミニマムボリュームを常に意識して潜る。
インスピのイメージトレーニングを繰り返していると、時々反乱を起こしたくなる。
水中に、思いっきり排気をぶちまけたい!。
排気音させて、まとわりつく小魚どもを、追っ払ってやりたい!。
タンクのゲージが、みるみる減っていくのを見たい!。
水中バズーカ、ぶっ放したい(放屁のことではありません:念のため)。
いやいや、そんなことでは、テクニカルCCRダイバーにはなれませんな・・・。
スキンとスノーケル ― 2016年01月19日 18:55
スキンとスノーケル
PADIの使命って、なんだか知ってたあ?。
(PADIの使命:目的)
https://www.padi.co.jp/visitors/company/mission.asp
「PADIは、世界各地でのリクリエーション・スクーバとスノーケル・ダイビングに対する人々の関心を高め、期待に応えるプログラム開発を目的として存在している。」
講習と器材を売りまくって、ショップがたんまり儲けることじゃないんですな。
「目的」の中には、しっかりとスノーケル・ダイビングと書かれているが、それ以外の項目には、この記述はない。
本社のページも見てみる。
(PADI’s Mission:一番下の項目)
http://www.padi.com/scuba-diving/about-padi/padi-history/
「Purpose – PADI exists to develop programs that encourage and fulfill the public interest in recreational scuba diving and snorkeling worldwide.」
ここでは、スノーケリングという言い方をしているな。
「Tasks, Goals and Purposes – PADI strives to be the world's most respected and successful organization in recreational scuba diving and snorkeling.」
日本語のページでも、こっちでは出てくる。
(PADIの果たすべき任務と目的、ゴール)
https://www.padi.co.jp/visitors/company/goals.asp
「スノーケル・スイミングとスクーバ・ダイビングの生徒のトレーニング規準を確立する。」
なんと、スノーケル・「スイミング」となっている。
まあ、どうでもいいんですが。
PADIは、スノーケルを使ったダイビングや、スイミングにも力を入れているということが分かった(どんだけかは、別にして)。
ダイブマスター以上は、スノーケル・ダイビングを教えて、認定することが出来る。
浮沈子も、制度上は出来ることになっている(いや、実際もできます:たぶん)。
むせるけど・・・。
スクーバダイビングでも、水面で遊泳するときはスノーケルで呼吸するので、スクーバダイビングのスキルとしてスノーケルの使用方法を学ぶ。
PADIでは、そうなっているし、そう教えるように指導されている。
浮沈子は、もし、教える時は、そうしなければならない・・・。
たぶん、できるはずだ(いや、実際もできます)。
むせるけど・・・。
まあいい。
用語的に、少し混乱しているので、整理したい。
スノーケルを使って、水面を泳ぎながら、上から水中を見下ろすだけなのが、スノーケリング。
(シュノーケリング)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0
水面での安全を確保するために、ライフベストなどを着用することがある。
これって、小浜島とかテニアンのタチョンガビーチでやったやつだ。
サイパンのマニャガハ島や、セブのスコッティーズでもやったな。
マスククリアがうまくできなくて、苦労した記憶がある。
泳ぎが上手い人なら、ライフベストを着けないでも、スノーケルの先端を水上に出しておくこともできる。
そのまま、少しなら、水中に入って泳いだりすることも可能だ。
スノーケルに入った水を、浮上時に上手に排水することが出来れば、水面に顔を出さずに継続して息継ぎして、再度潜ることもできる。
水中世界を自在に楽しむ、簡便な方法だが、それなりのスキルが必要だ。
浮沈子も、たぶん、できる(はずだ・・・)。
それでも、息を止めて水中にいることができる時間は限られていて、また、そのために水深を深くとることにも限界があって、正しいトレーニングを積むと、驚くほど長く、深く、潜水することが出来るようになる。
「潜水を主目的とする場合はスキンダイビングと呼んで区別される。」
もちろん、スノーケリングでも十分楽しいし、これで水面を長距離泳ぐこともできるわけで、ダイブマスターのスタミナスキルでは、800m(!)も泳がされた。
しかも、400m普通に泳いだ後に!。
さらに、その後、疲労ダイバーの100m曳航やったな。
こっちが、疲労ダイバーなんだがな・・・。
曳航してくれえ!。
まあいい。
PADIで、スクーバダイビングのスキルとして行うのは、ちょっと中途半端なスキンダイビングだ(スノーケルから排水したり、15m水中を泳いだりする)。
実際のスクーバダイビングでは、スノーケルで潜ったりすることは想定されていない。
さて、ここからが、本格的な水中スキルであるスキンダイビングだ。
(スキンダイビング)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0
スキンとは、肌(皮膚)のことだから、素っ裸で潜るのか(!)と期待してはいけない(バシッ!)。
イテテッ!。
「スクーバなどの水中呼吸装置を使用せず、自分の息だけで潜水(水中遊泳)することである。」
水中呼吸装置には、スクーバ(自給式:水中で可搬)だけではなく、水面からホースで給気される方式も含まれるわけで、それらを使わずに、要するに息堪えして潜るということだな。
「基本的には、潜水か水面遊泳のみかという観点から、スキンダイビングとスノーケリングは区別される。」
スノーケルを使うから、スノーケリングというのは、用語の説明としては不適当ということになる。
水面がスノーケリング、水中がスキンダイビングである。
ということで、PADI(日本語のページ)の目的を読むと、スノーケル・ダイビング(=スキンダイビング?)と、スノーケル・スイミング(=スノーケリング?)が混じっているような感じだな。
本社のページでは、どちらもスノーケリングとあるので、水中は関係ない。
うーん、こういう整理でいいんだろうか?。
とりあえず、いいことにしよう。
水面のスノーケリングには、フィンスイミングという競技性が高いジャンルがある。
(フィンスイミング)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0
「サーフィス:
水面泳。サーフィスとは英語の「表面(surface)」の意。スタートとターンの際を除いて、シュノーケルを含む体の一部が水面から出ていなければならない。シュノーケルなしでも競泳のように水面で息継ぎをして競技することができる。国際大会では、個人種目として50m・100m・200m・400m・800m・1500mがあり、4人で1チームとする団体競技では各選手が100mもしくは200mずつ泳ぐリレー種目もある。」
「ロングディスタンス(オープンウォーター):
国際大会では個人種目で6km(シニアのみ)、団体種目で4人1チームで各選手が3kmずつ泳ぐリレーがある。オープンウォーターで行なわれる。」
とにかく、水面で息していいのがスノーケリングの類になる。
対して、息しちゃいけないのがアプネアという競技なのだが、水面で息しちゃいけないというのもあるのでややっこしいな。
「アプネア:
息止泳。アプネアとは英語の「無呼吸(apnea)」の意。無呼吸で水中を泳ぐもので、顔は水面に必ずつけて競技しなければならない。国際大会の種目は50mのみ。」
タンクから吸っていいというのもある。
「イマージョン:
水中泳。イマージョンとは英語の「浸入、沈入(immersion)」の意。スクーバダイビング用のタンク(ボンベ)を手に泳ぐ。国際大会では個人種目として100m・400m・800mがある。アプニア同様、顔を水面から出してはならない。」
これは、スクーバダイビングの競泳版。
ビーフィンというのも紹介されている。
「ビーフィン:
ビーフィンを用いた種目。競技としてのフィンスイミングではより高速に泳ぐことができるモノフィンが主流であるが、初心者により親しみやすいことから、競技普及を目的に日本国内ではサーフィスとは独立してビーフィンの競技が行なわれてきた。2007年より世界選手権などの国際大会でも独立した競技種目として採用された。国際大会では個人種目で50m・100m・200mがある。」
レクリエーショナルダイビングには、競技性はないが、区分はどうあれ、泳ぐスピードを競うのがフィンスイミングというわけだ。
潜るという能力に特化した競技が、フリーダイビングで、フィンスイミングの種目と同じ名称でもあるが、アプネア(息堪えの意)と呼ばれる(スタティック・アプネアは潜りませんが)。
(フリーダイビング)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0
「競技としてのアプネアには以下のものがある。
・スタティック・アプネア(STA)
呼吸を止め、水面に浮き、その時間を競う。世界記録は22分30秒。
・ダイナミック・アプネア・フィン無し(DNF)
呼吸を止め、フィンをつけること無く泳ぎ、水平に何メートル潜水できるかを競う。
・ダイナミック・アプネア・フィン有り(DYN)
呼吸を止め、フィンをつけて泳ぎ、水平に何メートル潜水できるかを競う。
・コンスタント・ウェイト・フィン有り(CWT)
呼吸を止め、フィンをつけて自身の泳力だけで垂直に何メートル潜れるかを競う。
潜水中、ウェイトの量を変えてはならない。
またガイドロープをつたって潜降、浮上してはならない。
・コンスタント・ウェイト・フィン無し(CNF)
呼吸を止め、フィンをつけることなく自身の泳力だけで垂直に何メートル潜れるかを競う。
潜水中、ウェイトの量を変えてはならない。
またガイドロープをつたって潜降、浮上してはならない。
・フリー・イマージョン(FIM)
呼吸を止め、フィンを装着せずにガイドロープをつたって垂直に何メートル潜れるかを競う。
潜水中、ウェイトの量を変えてはならない。
・ヴァリアブル・ウェイト(VWT)
ザボーラという乗り物に乗って潜降し、ロープを手繰って浮上する。
潜水中、ウェイトの量を変えても良い。
・ノー・リミッツ(NLT)
ザボーラという乗り物に乗って潜降し、浮上する。
浮上にエアリフトなどを使用しても良い。
また浮上にガイドロープをつたっても良い。」
フリーダイビングについては、以前、このブログでも触れた。
(PADIの行方)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/01/13/7989308
「最近の情報としては、フリーダイビングに手を出そうとしているらしい。」
まあ、PADIのことだし、この不景気に器材買ってくれそうな人は限られてるから、間口を広げてスキンダイビング(競技性薄い)やフリーダイビング(こてこてのコンペティション)に手を出そうと・・・。
元々、スノーケルを使った水面や水中のスキルは標準的に教えてたわけだから、そこを少しブラッシュアップして、徹底すればいい。
教授法については、PADIは一家をなしている。
浮沈子は、スノーケリング(水面)で十分なんだがな。
セブでスノーケリングした時には、CCRと通じるものを感じた。
(音なしの潜水器)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/26/7554936
「スノーケルとCCRは同じだ!。」
理由は、記事を読んでください。
さて、スノーケルを使ったマリンスポーツを概観したが、浮沈子は、普段のプライベートなダイビングではスノーケルを使っていないこともあって、余り乗り気ではない。
この前のプール講習の時にも、持っていくのを忘れてしまった(次回は、忘れずに持っていこう)。
IEを受ける時だけくらいしか使ったことはない。
もったいないな。
海外にダイビングに行くと、水面休息時間を楽しむお客さんが、スノーケリングしてたりする。
浮沈子は、飯食ってうとうとする方がいいんだがな。
ガイドも一緒になって飛び込んだりしてる。
元気だ・・・。
やっぱ、肉食のやつらは違うな・・・。
1966年に遡るPADIは、今年50年の節目だ。
(2016年、「PADI 50周年記念デザインCカード」を発行します!)
http://www.padi.co.jp/visitors/news/pn15128.asp
「1966年にアメリカ・シカゴで誕生したPADIは、2016年に設立50周年を迎えます。」
この半世紀、PADIはスクーバダイビングの普及に貢献してきた。
次の半世紀は、スノーケリングやスキンダイビングに貢献するつもりなんだろうか?。
お客様次第ということになるんだろう。
例によって、浮沈子は、CCRの普及にも、もう一段の力添えを頂きたいところなんだがな。
PADIの使命って、なんだか知ってたあ?。
(PADIの使命:目的)
https://www.padi.co.jp/visitors/company/mission.asp
「PADIは、世界各地でのリクリエーション・スクーバとスノーケル・ダイビングに対する人々の関心を高め、期待に応えるプログラム開発を目的として存在している。」
講習と器材を売りまくって、ショップがたんまり儲けることじゃないんですな。
「目的」の中には、しっかりとスノーケル・ダイビングと書かれているが、それ以外の項目には、この記述はない。
本社のページも見てみる。
(PADI’s Mission:一番下の項目)
http://www.padi.com/scuba-diving/about-padi/padi-history/
「Purpose – PADI exists to develop programs that encourage and fulfill the public interest in recreational scuba diving and snorkeling worldwide.」
ここでは、スノーケリングという言い方をしているな。
「Tasks, Goals and Purposes – PADI strives to be the world's most respected and successful organization in recreational scuba diving and snorkeling.」
日本語のページでも、こっちでは出てくる。
(PADIの果たすべき任務と目的、ゴール)
https://www.padi.co.jp/visitors/company/goals.asp
「スノーケル・スイミングとスクーバ・ダイビングの生徒のトレーニング規準を確立する。」
なんと、スノーケル・「スイミング」となっている。
まあ、どうでもいいんですが。
PADIは、スノーケルを使ったダイビングや、スイミングにも力を入れているということが分かった(どんだけかは、別にして)。
ダイブマスター以上は、スノーケル・ダイビングを教えて、認定することが出来る。
浮沈子も、制度上は出来ることになっている(いや、実際もできます:たぶん)。
むせるけど・・・。
スクーバダイビングでも、水面で遊泳するときはスノーケルで呼吸するので、スクーバダイビングのスキルとしてスノーケルの使用方法を学ぶ。
PADIでは、そうなっているし、そう教えるように指導されている。
浮沈子は、もし、教える時は、そうしなければならない・・・。
たぶん、できるはずだ(いや、実際もできます)。
むせるけど・・・。
まあいい。
用語的に、少し混乱しているので、整理したい。
スノーケルを使って、水面を泳ぎながら、上から水中を見下ろすだけなのが、スノーケリング。
(シュノーケリング)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0
水面での安全を確保するために、ライフベストなどを着用することがある。
これって、小浜島とかテニアンのタチョンガビーチでやったやつだ。
サイパンのマニャガハ島や、セブのスコッティーズでもやったな。
マスククリアがうまくできなくて、苦労した記憶がある。
泳ぎが上手い人なら、ライフベストを着けないでも、スノーケルの先端を水上に出しておくこともできる。
そのまま、少しなら、水中に入って泳いだりすることも可能だ。
スノーケルに入った水を、浮上時に上手に排水することが出来れば、水面に顔を出さずに継続して息継ぎして、再度潜ることもできる。
水中世界を自在に楽しむ、簡便な方法だが、それなりのスキルが必要だ。
浮沈子も、たぶん、できる(はずだ・・・)。
それでも、息を止めて水中にいることができる時間は限られていて、また、そのために水深を深くとることにも限界があって、正しいトレーニングを積むと、驚くほど長く、深く、潜水することが出来るようになる。
「潜水を主目的とする場合はスキンダイビングと呼んで区別される。」
もちろん、スノーケリングでも十分楽しいし、これで水面を長距離泳ぐこともできるわけで、ダイブマスターのスタミナスキルでは、800m(!)も泳がされた。
しかも、400m普通に泳いだ後に!。
さらに、その後、疲労ダイバーの100m曳航やったな。
こっちが、疲労ダイバーなんだがな・・・。
曳航してくれえ!。
まあいい。
PADIで、スクーバダイビングのスキルとして行うのは、ちょっと中途半端なスキンダイビングだ(スノーケルから排水したり、15m水中を泳いだりする)。
実際のスクーバダイビングでは、スノーケルで潜ったりすることは想定されていない。
さて、ここからが、本格的な水中スキルであるスキンダイビングだ。
(スキンダイビング)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0
スキンとは、肌(皮膚)のことだから、素っ裸で潜るのか(!)と期待してはいけない(バシッ!)。
イテテッ!。
「スクーバなどの水中呼吸装置を使用せず、自分の息だけで潜水(水中遊泳)することである。」
水中呼吸装置には、スクーバ(自給式:水中で可搬)だけではなく、水面からホースで給気される方式も含まれるわけで、それらを使わずに、要するに息堪えして潜るということだな。
「基本的には、潜水か水面遊泳のみかという観点から、スキンダイビングとスノーケリングは区別される。」
スノーケルを使うから、スノーケリングというのは、用語の説明としては不適当ということになる。
水面がスノーケリング、水中がスキンダイビングである。
ということで、PADI(日本語のページ)の目的を読むと、スノーケル・ダイビング(=スキンダイビング?)と、スノーケル・スイミング(=スノーケリング?)が混じっているような感じだな。
本社のページでは、どちらもスノーケリングとあるので、水中は関係ない。
うーん、こういう整理でいいんだろうか?。
とりあえず、いいことにしよう。
水面のスノーケリングには、フィンスイミングという競技性が高いジャンルがある。
(フィンスイミング)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0
「サーフィス:
水面泳。サーフィスとは英語の「表面(surface)」の意。スタートとターンの際を除いて、シュノーケルを含む体の一部が水面から出ていなければならない。シュノーケルなしでも競泳のように水面で息継ぎをして競技することができる。国際大会では、個人種目として50m・100m・200m・400m・800m・1500mがあり、4人で1チームとする団体競技では各選手が100mもしくは200mずつ泳ぐリレー種目もある。」
「ロングディスタンス(オープンウォーター):
国際大会では個人種目で6km(シニアのみ)、団体種目で4人1チームで各選手が3kmずつ泳ぐリレーがある。オープンウォーターで行なわれる。」
とにかく、水面で息していいのがスノーケリングの類になる。
対して、息しちゃいけないのがアプネアという競技なのだが、水面で息しちゃいけないというのもあるのでややっこしいな。
「アプネア:
息止泳。アプネアとは英語の「無呼吸(apnea)」の意。無呼吸で水中を泳ぐもので、顔は水面に必ずつけて競技しなければならない。国際大会の種目は50mのみ。」
タンクから吸っていいというのもある。
「イマージョン:
水中泳。イマージョンとは英語の「浸入、沈入(immersion)」の意。スクーバダイビング用のタンク(ボンベ)を手に泳ぐ。国際大会では個人種目として100m・400m・800mがある。アプニア同様、顔を水面から出してはならない。」
これは、スクーバダイビングの競泳版。
ビーフィンというのも紹介されている。
「ビーフィン:
ビーフィンを用いた種目。競技としてのフィンスイミングではより高速に泳ぐことができるモノフィンが主流であるが、初心者により親しみやすいことから、競技普及を目的に日本国内ではサーフィスとは独立してビーフィンの競技が行なわれてきた。2007年より世界選手権などの国際大会でも独立した競技種目として採用された。国際大会では個人種目で50m・100m・200mがある。」
レクリエーショナルダイビングには、競技性はないが、区分はどうあれ、泳ぐスピードを競うのがフィンスイミングというわけだ。
潜るという能力に特化した競技が、フリーダイビングで、フィンスイミングの種目と同じ名称でもあるが、アプネア(息堪えの意)と呼ばれる(スタティック・アプネアは潜りませんが)。
(フリーダイビング)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0
「競技としてのアプネアには以下のものがある。
・スタティック・アプネア(STA)
呼吸を止め、水面に浮き、その時間を競う。世界記録は22分30秒。
・ダイナミック・アプネア・フィン無し(DNF)
呼吸を止め、フィンをつけること無く泳ぎ、水平に何メートル潜水できるかを競う。
・ダイナミック・アプネア・フィン有り(DYN)
呼吸を止め、フィンをつけて泳ぎ、水平に何メートル潜水できるかを競う。
・コンスタント・ウェイト・フィン有り(CWT)
呼吸を止め、フィンをつけて自身の泳力だけで垂直に何メートル潜れるかを競う。
潜水中、ウェイトの量を変えてはならない。
またガイドロープをつたって潜降、浮上してはならない。
・コンスタント・ウェイト・フィン無し(CNF)
呼吸を止め、フィンをつけることなく自身の泳力だけで垂直に何メートル潜れるかを競う。
潜水中、ウェイトの量を変えてはならない。
またガイドロープをつたって潜降、浮上してはならない。
・フリー・イマージョン(FIM)
呼吸を止め、フィンを装着せずにガイドロープをつたって垂直に何メートル潜れるかを競う。
潜水中、ウェイトの量を変えてはならない。
・ヴァリアブル・ウェイト(VWT)
ザボーラという乗り物に乗って潜降し、ロープを手繰って浮上する。
潜水中、ウェイトの量を変えても良い。
・ノー・リミッツ(NLT)
ザボーラという乗り物に乗って潜降し、浮上する。
浮上にエアリフトなどを使用しても良い。
また浮上にガイドロープをつたっても良い。」
フリーダイビングについては、以前、このブログでも触れた。
(PADIの行方)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/01/13/7989308
「最近の情報としては、フリーダイビングに手を出そうとしているらしい。」
まあ、PADIのことだし、この不景気に器材買ってくれそうな人は限られてるから、間口を広げてスキンダイビング(競技性薄い)やフリーダイビング(こてこてのコンペティション)に手を出そうと・・・。
元々、スノーケルを使った水面や水中のスキルは標準的に教えてたわけだから、そこを少しブラッシュアップして、徹底すればいい。
教授法については、PADIは一家をなしている。
浮沈子は、スノーケリング(水面)で十分なんだがな。
セブでスノーケリングした時には、CCRと通じるものを感じた。
(音なしの潜水器)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/26/7554936
「スノーケルとCCRは同じだ!。」
理由は、記事を読んでください。
さて、スノーケルを使ったマリンスポーツを概観したが、浮沈子は、普段のプライベートなダイビングではスノーケルを使っていないこともあって、余り乗り気ではない。
この前のプール講習の時にも、持っていくのを忘れてしまった(次回は、忘れずに持っていこう)。
IEを受ける時だけくらいしか使ったことはない。
もったいないな。
海外にダイビングに行くと、水面休息時間を楽しむお客さんが、スノーケリングしてたりする。
浮沈子は、飯食ってうとうとする方がいいんだがな。
ガイドも一緒になって飛び込んだりしてる。
元気だ・・・。
やっぱ、肉食のやつらは違うな・・・。
1966年に遡るPADIは、今年50年の節目だ。
(2016年、「PADI 50周年記念デザインCカード」を発行します!)
http://www.padi.co.jp/visitors/news/pn15128.asp
「1966年にアメリカ・シカゴで誕生したPADIは、2016年に設立50周年を迎えます。」
この半世紀、PADIはスクーバダイビングの普及に貢献してきた。
次の半世紀は、スノーケリングやスキンダイビングに貢献するつもりなんだろうか?。
お客様次第ということになるんだろう。
例によって、浮沈子は、CCRの普及にも、もう一段の力添えを頂きたいところなんだがな。
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