😼欧州大戦争:奇妙な話 ― 2024年06月27日 00:43
欧州大戦争:奇妙な話
(元駐ロシア米大使「プーチン氏は次の米大統領が誰か見ている」)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240626/k10014492641000.html
「プーチン氏はアメリカの次の大統領が誰になるか見ているのだろう。トランプ氏になればより有利な取り引きができると考えている」
もしトラが現実になれば、就任は来年の1月になる。
最初の100日間で、大きな政策の転換が行われ、2期目の基盤が築かれる。
対ロ交渉が始まるのは、実質的には春頃になるだろう・・・。
「プーチン氏はアメリカの次の大統領が誰になるか見ているのだろう。プーチン氏には今は和平交渉を行う動機がない。トランプ氏が大統領となった場合、より有利な取り引きができると考えている」
問題は、その時期にある。
浮沈子的には、来年の春と見ているけど、なんと、その時期に反転攻勢をかけるというのだ。
「マクフォール氏は今後の戦況について、ウクライナは各国から供与される戦闘機や兵器が揃う来年春に、大規模な反転攻勢を仕掛ける準備が整うと分析しています。」
攻勢をかけて、ロシアに圧力をかけつつ交渉すれば、ウクライナに有利な結果を導き出せるということなのかもしれないが、逆に、ウクライナとしては交渉の動機を失うことになりはしないか。
現に、ロシアが戦場で優勢な現在、交渉に臨む動機はないとしているからな。
「和平交渉を可能にするためにはまずロシア軍を止めることが不可欠だとして、▼より良い武器を多くかつ早くウクライナに供与し、▼より多くの有効な制裁をロシアに科すよう、繰り返し助言してきたと明らかにしました。」
米国の政策選択(現民主党政権)は、何か間違っているのではないのか。
「前回の反転攻勢は具体的に明らかにしすぎて周囲の期待が高くなり過ぎた」
周囲の期待と反転攻勢の成否は別物だろう。
戦況の見立てや、必要な軍事力の評価を誤った結果が、反転攻勢が不発に終わった真の原因だ。
ガザ紛争の勃発、米国下院での予算の問題は、多少の影響はあったかもしれないが主因ではない。
アゾフ海への進軍がロボティネで停滞し、それ以外での攻勢も十分な戦果を挙げられなかったのは、10月以前の話だ。
来年の反転攻勢が実を結ぶかどうかは分からない。
平和交渉が行われるとしても、反転攻勢の成果を見極めてからになるだろう。
つーことは、来年夏以降ということになるな・・・。
反転攻勢が成功すれば、ウクライナは領土の完全奪還という錦の御旗を降ろすわけにはいかなくなるし、失敗すれば不利な条件での停戦を飲まざるを得なくなる。
トランプ政権が、実際にどう動くかは未知数だ。
もしバイなら、現状が続くことになり、ロシアの攻勢は変わらないだろう(そうなのかあ?)。
どちらにしても、ウクライナが停戦を受け入れることはない。
プーチンは、確かに米国大統領選挙を睨んでいる。
が、それは、より有利な結果を得ようということであり、ウクライナを諦めるとか、撤退するという意味ではない。
また、真の狙いである欧州奪還を引っ込めることでもない。
米国大統領選挙は、ロシアの政策選択に大きな影響を与えることはないのだ。
また、米国の選択も、その意味では限られたものにならざるを得ない。
ロシアの選択に影響を与えることが出来ない以上、ウクライナに対する投資の効果はゼロに等しい。
ウクライナがどうなろうと、米国の知ったことではないだろうが、米国が投入したリソースがロシアのそれと相殺するだけなら、意味はない。
もちろん、兵士の命は別物だがな。
それは、ウクライナが支払っている。
この戦争の本質的なところが、最近ようやく見えてきたような気がする。
ソ連崩壊から続く、長い長い背景の中で、核大国であるロシアの崩壊を狙い続ける西側の戦略の一環なわけだ。
それは、プーチン政権以前からの話だからな。
大戦略対大戦略の話だ。
双方とも、引くことはないだろう。
ウクライナは、その大戦略の上で踊っているだけだ。
やはり、欧州大戦争は不可避だな。
戦域を限定して、ロシアの消耗を促したいのは西側の意向だろうが、ロシアは戦域の拡大を狙っている。
制御された形でぶつかり合う分には、限定された衝突に終わるだろうが、偶発的な事象が連鎖的に起これば悲劇が待っている。
(オースティン米国防長官、ロシアのベロウソフ国防相と初会談)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-25/SFNLSHT1UM0W00
「ロシアが対ウクライナ戦争を続ける中で、対話ルートを維持する重要性を強調した」(米国防総省スポークスマンを務めるライダー少将)
「22年にロシアがウクライナに侵攻して以来、米ロの直接対話はほぼ完全に途絶えている。」
「ライダー少将によると、オースティン長官がロシア国防相と対話したのは、ショイグ前国防相が現職だった2023年3月以来。」
米国は、大統領選挙を前に、一時的な攻勢をかけるかもしれない。
大臣級のチャンネルを確保しておくことは、想定外の衝突を避ける上でも重要だ。
が、それは、短期的、地域限定的な話に留まるだろう。
問題は、その後がどうなるかという点であることに変わりはない。
西側にとっての最大の懸念は、中国の動きだ。
中露の連携を如何に断つか。
それが問題だな。
また、経済的な支えを提供しているインドの動向も無視できない。
地域的には、インドネシアの存在も大きい。
そう、ロシアは単独でドンパチやってるわけじゃないのだ。
北朝鮮やイランは、武器の調達という点では重要かもしれないが、その影響は限られている。
確認しておこう。
米国大統領選挙の結果がどうあれ、ウクライナ情勢に決定的な影響はない。
まあ、あるとしても、多少の混乱をきたす程度だ。
米国には、それ程選択肢があるわけじゃない。
ウクライナとロシアの双方が納得する和平案もない。
戦争が続く方が、双方にとっては有利だからな(そうなのかあ?)。
ロシアも、あまり勝ち過ぎて、4州を完全に占領してしまうというのも問題だ(敵に譲歩を迫れなくなるしな)。
ロシアを追い詰め、屈服させるという西側の戦略は、今のところ成功していない。
それどころか、中国をはじめとする各国との強固な結びつきを促す結果になってしまった。
やれやれ・・・。
この状況に、どう対応するかは不明だ。
西側にもまた、欧州大戦争へ向かうインセンティブがあるということなわけだ(そうなのかあ?)。
だって、このままウクライナの分割でケリを付けたりすれば、ロシアの増長を促す結果になるからな。
停戦は、やがて破られ、ウクライナは再び戦禍に塗れることになる。
2014年のようにな。
そうして、ウクライナは徐々に侵略され、やがては消えて無くなる(ポーランドが併合するかも)。
和平と戦禍を繰り返しながら、徐々に消えていく国家。
浮沈子は、その姿を見て、明日の日本を想起せざるを得ない。
沖縄も、北海道も、いつまでもあると思ったら大間違いかもしれないな・・・。
(元駐ロシア米大使「プーチン氏は次の米大統領が誰か見ている」)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240626/k10014492641000.html
「プーチン氏はアメリカの次の大統領が誰になるか見ているのだろう。トランプ氏になればより有利な取り引きができると考えている」
もしトラが現実になれば、就任は来年の1月になる。
最初の100日間で、大きな政策の転換が行われ、2期目の基盤が築かれる。
対ロ交渉が始まるのは、実質的には春頃になるだろう・・・。
「プーチン氏はアメリカの次の大統領が誰になるか見ているのだろう。プーチン氏には今は和平交渉を行う動機がない。トランプ氏が大統領となった場合、より有利な取り引きができると考えている」
問題は、その時期にある。
浮沈子的には、来年の春と見ているけど、なんと、その時期に反転攻勢をかけるというのだ。
「マクフォール氏は今後の戦況について、ウクライナは各国から供与される戦闘機や兵器が揃う来年春に、大規模な反転攻勢を仕掛ける準備が整うと分析しています。」
攻勢をかけて、ロシアに圧力をかけつつ交渉すれば、ウクライナに有利な結果を導き出せるということなのかもしれないが、逆に、ウクライナとしては交渉の動機を失うことになりはしないか。
現に、ロシアが戦場で優勢な現在、交渉に臨む動機はないとしているからな。
「和平交渉を可能にするためにはまずロシア軍を止めることが不可欠だとして、▼より良い武器を多くかつ早くウクライナに供与し、▼より多くの有効な制裁をロシアに科すよう、繰り返し助言してきたと明らかにしました。」
米国の政策選択(現民主党政権)は、何か間違っているのではないのか。
「前回の反転攻勢は具体的に明らかにしすぎて周囲の期待が高くなり過ぎた」
周囲の期待と反転攻勢の成否は別物だろう。
戦況の見立てや、必要な軍事力の評価を誤った結果が、反転攻勢が不発に終わった真の原因だ。
ガザ紛争の勃発、米国下院での予算の問題は、多少の影響はあったかもしれないが主因ではない。
アゾフ海への進軍がロボティネで停滞し、それ以外での攻勢も十分な戦果を挙げられなかったのは、10月以前の話だ。
来年の反転攻勢が実を結ぶかどうかは分からない。
平和交渉が行われるとしても、反転攻勢の成果を見極めてからになるだろう。
つーことは、来年夏以降ということになるな・・・。
反転攻勢が成功すれば、ウクライナは領土の完全奪還という錦の御旗を降ろすわけにはいかなくなるし、失敗すれば不利な条件での停戦を飲まざるを得なくなる。
トランプ政権が、実際にどう動くかは未知数だ。
もしバイなら、現状が続くことになり、ロシアの攻勢は変わらないだろう(そうなのかあ?)。
どちらにしても、ウクライナが停戦を受け入れることはない。
プーチンは、確かに米国大統領選挙を睨んでいる。
が、それは、より有利な結果を得ようということであり、ウクライナを諦めるとか、撤退するという意味ではない。
また、真の狙いである欧州奪還を引っ込めることでもない。
米国大統領選挙は、ロシアの政策選択に大きな影響を与えることはないのだ。
また、米国の選択も、その意味では限られたものにならざるを得ない。
ロシアの選択に影響を与えることが出来ない以上、ウクライナに対する投資の効果はゼロに等しい。
ウクライナがどうなろうと、米国の知ったことではないだろうが、米国が投入したリソースがロシアのそれと相殺するだけなら、意味はない。
もちろん、兵士の命は別物だがな。
それは、ウクライナが支払っている。
この戦争の本質的なところが、最近ようやく見えてきたような気がする。
ソ連崩壊から続く、長い長い背景の中で、核大国であるロシアの崩壊を狙い続ける西側の戦略の一環なわけだ。
それは、プーチン政権以前からの話だからな。
大戦略対大戦略の話だ。
双方とも、引くことはないだろう。
ウクライナは、その大戦略の上で踊っているだけだ。
やはり、欧州大戦争は不可避だな。
戦域を限定して、ロシアの消耗を促したいのは西側の意向だろうが、ロシアは戦域の拡大を狙っている。
制御された形でぶつかり合う分には、限定された衝突に終わるだろうが、偶発的な事象が連鎖的に起これば悲劇が待っている。
(オースティン米国防長官、ロシアのベロウソフ国防相と初会談)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-25/SFNLSHT1UM0W00
「ロシアが対ウクライナ戦争を続ける中で、対話ルートを維持する重要性を強調した」(米国防総省スポークスマンを務めるライダー少将)
「22年にロシアがウクライナに侵攻して以来、米ロの直接対話はほぼ完全に途絶えている。」
「ライダー少将によると、オースティン長官がロシア国防相と対話したのは、ショイグ前国防相が現職だった2023年3月以来。」
米国は、大統領選挙を前に、一時的な攻勢をかけるかもしれない。
大臣級のチャンネルを確保しておくことは、想定外の衝突を避ける上でも重要だ。
が、それは、短期的、地域限定的な話に留まるだろう。
問題は、その後がどうなるかという点であることに変わりはない。
西側にとっての最大の懸念は、中国の動きだ。
中露の連携を如何に断つか。
それが問題だな。
また、経済的な支えを提供しているインドの動向も無視できない。
地域的には、インドネシアの存在も大きい。
そう、ロシアは単独でドンパチやってるわけじゃないのだ。
北朝鮮やイランは、武器の調達という点では重要かもしれないが、その影響は限られている。
確認しておこう。
米国大統領選挙の結果がどうあれ、ウクライナ情勢に決定的な影響はない。
まあ、あるとしても、多少の混乱をきたす程度だ。
米国には、それ程選択肢があるわけじゃない。
ウクライナとロシアの双方が納得する和平案もない。
戦争が続く方が、双方にとっては有利だからな(そうなのかあ?)。
ロシアも、あまり勝ち過ぎて、4州を完全に占領してしまうというのも問題だ(敵に譲歩を迫れなくなるしな)。
ロシアを追い詰め、屈服させるという西側の戦略は、今のところ成功していない。
それどころか、中国をはじめとする各国との強固な結びつきを促す結果になってしまった。
やれやれ・・・。
この状況に、どう対応するかは不明だ。
西側にもまた、欧州大戦争へ向かうインセンティブがあるということなわけだ(そうなのかあ?)。
だって、このままウクライナの分割でケリを付けたりすれば、ロシアの増長を促す結果になるからな。
停戦は、やがて破られ、ウクライナは再び戦禍に塗れることになる。
2014年のようにな。
そうして、ウクライナは徐々に侵略され、やがては消えて無くなる(ポーランドが併合するかも)。
和平と戦禍を繰り返しながら、徐々に消えていく国家。
浮沈子は、その姿を見て、明日の日本を想起せざるを得ない。
沖縄も、北海道も、いつまでもあると思ったら大間違いかもしれないな・・・。
🚀再使用ロケット:写真映え ― 2024年06月27日 13:17
再使用ロケット:写真映え
(ULAは2番目のバルカンロケットを実際のペイロードなしで打ち上げる予定)
https://arstechnica.com/space/2024/06/ula-will-launch-its-second-vulcan-rocket-without-a-real-payload/
「再利用はどうですか?」
「作業の 1 つは、バルカン ブースターの取り外し可能な後端の設計」
「次のステップは、重要な設計レビュー」
「その後、ULA はエンジンの再利用のためのハードウェアの製造を開始」
「その後、最初の実際の回収作業が行われ、ULA が最初のエンジンを受け取ったら、エンジニアが BE-4 を検査し、テスト発射して、再び飛行しても安全であることを確認」
「その後、ULA は再利用を視野に入れたエンジンの回収を開始」
「エンジンの再利用に関連するもう1つの取り組みは、NASAの協力を得て、大気圏への再突入時にバルカンブースターエンジンを保護する膨張式熱シールドを開発すること」
「舞台裏で起こっているのはそういうことだ」(ULAのCEOトリー・ブルーノ氏)
「推進力のある第1段ロケットが戻ってきて着陸するのに比べると、写真映えはしないのは分かっている」
この記事のメインは、シエラスペースのドリームチェイサーの打ち上げ準備が整わないために、ダミーのペイロード(質量シミュレーター)を搭載して2回目の打ち上げを行うバルカンロケットの話だが、浮沈子的には1段目のエンジン部分だけを回収するという話の方に興味をそそられる。
「ブルーノ氏は、ULAはこれまでに、バルカンロケットのエンジンを回収し再利用する取り組みに「数千万ドル」を費やしてきたと述べた。」
完全再使用を実現するかもしれないスターシップの試験飛行が続いている中で、確かに写真映えしないかも知れないが、その意義は大きい。
再使用ロケットについては、別記事も上がっている。
(ヨーロッパの打ち上げ担当者の中には、まだ現実を見失っている人もいる)
https://arstechnica.com/space/2024/06/some-european-launch-officials-still-have-their-heads-stuck-in-the-sand/
「企業は再利用を追求するか、さもなくば消滅するべきだと言っているのは、もはやスペースXの創設者イーロン・マスクだけではない。ほぼすべての企業がそう言っているのだ。」
エリックバーガーとしては、大いに溜飲を下げる記事なわけだが(そうなのかあ?)、実際のところ、どれだけの企業が再使用に取り組んでいるかは疑問だ。
ブルーオリジン、スペースラボ、ULAは有名どころだけど、全て開発中で、実用化されているのはスペースXのファルコンシリーズだけだ。
そのスペースXにしても、新たに開発中のスターシップロケットシステムでは、開発にてこずっている感じだしな。
物理の神様に喧嘩吹っ掛けるに等しい再使用ロケットは、一筋縄ではいかないのだ。
アリアンで打ち上げロケットの一時代を築いた欧州だが、公平を期すために付言すれば、再使用ロケットの開発に着手したのは1980年代だ(当時、米国ではスペースシャトルが飛び始めていたけど)。
(アリアン6)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B36
「アリアン6の構想はアリアン5の検討が本格化した1980年代半ばに開始された。当初はエルメスとアリアン5による部分再使用型打ち上げ機システムの後継と位置づけられており、完全再使用型の単段式宇宙往還機 (SSTO) とされていた。また、これに関連して、同時期にSSTOとして検討が進められていたHOTOLをアリアン6とする報道もあった」
しかし、その後、再使用ロケットとしての開発は中止され、使い捨てロケットとして運用を開始した(アリアン5)。
「RLVの実現は2030年代へ先延ばしされ、アリアン6は従来型ELVとして検討を継続することとなった。」
欧州も、再使用ロケットに向けて検討はしている。
米国は、一足先に実現したかもしれないけど、最後に笑うのが誰かは、まだ分からない。
スターシップロケットシステムが実現すれば、そりゃあ、間違いなくゲームチェンジャーになるだろうし、下手をすれば欧州の宇宙産業は壊滅する。
欧州としては、自由競争に晒すわけにはいかないから、強気の発言でけん制しているだけの話だ。
月や火星に人類を送り込むロケットが、4トンや5トンの衛星を打ち上げられないわけはない。
んなもんは、ついでに打ち上げればいい。
新しいスターシップのペイロード重量は、低軌道に200トンといわれているからな。
べらぼーめ・・・。
そのうち、静止軌道に100機くらいの衛星を、直接投入する相乗り打ち上げを実施するかもしれないしな。
まあ、どうでもいいんですが。
2030年代になれば、欧州も再使用ロケットの開発を行うだろうし、そこでのコスパがどうかという話も出てくるだろう。
バルカンも、エンジンのみの再使用はそのころになるかもしれない。
ロケットラボのニュートロンも、2030年代になるだろうし、ニューグレンが飛ぶのも下手をすると2030年代になる(そうなのかあ?)。
2020年代の打ち上げ風景は、大部分がファルコン9で行われ、中国の使い捨てロケットがそれに続き、米国などの使い捨てロケットが後を追う形になるだろう。
スターシップロケットシステムが成功するかどうかで、様相はかなり変わる。
部屋の中のゾウだからな。
人類が宇宙に送り込むペイロードの99パーセントを、スターシップが一手に引き受けることになるかもしれない。
もう、アリアン6どころの話じゃないだろう。
米国が開発したSLSも、オリオン宇宙船を打ち上げる専用のロケットになっちまうかもしれない。
が、それはまだ分からない。
タラレバの話はいくらでもできる。
部分的再使用で飛んでいるのは、世界でファルコンズだけ。
その他大勢は開発中だ。
スペースシャトルは引退したし、X-37Bは使い捨てロケットで打ち上げられるペイロードだ(えーと、正確にはファルコン9でも打ち上げられてるけどな)。
我が国では、次期主力ロケットを部分的再使用で開発する意向のようだが、実現できるかどうかは怪しいとみている。
重工にそれだけの技術力があるのか、我が国に失敗を許容する文化力があるのかが問題だ。
そもそも、打ち上げ需要がそれだけあるのかという問題もある。
政府系衛星で、その需要を満たすことはできない。
その辺りの事情は、欧州も同じだろう。
使い捨てで、何が悪い?。
まあいい。
ロケット業界は、スターシップロケットシステムの開発状況を横目で見ながら、戦々恐々としている。
当面は、使い捨てロケットで凌がなければならないからな。
ファルコンズにさらわれてしまった需要を、落穂ひろいのようにかき集めながら、なんとか食いつないでいくしかないのだ。
やれやれ・・・。
いくつもの打ち上げ会社が消えていくことになるだろう。
週に2回の打ち上げペースなS社と、正面切って勝負できるところはどこにもない。
エリックバーガーは、ますます舞い上がっちまうだろうな・・・。
(ULAは2番目のバルカンロケットを実際のペイロードなしで打ち上げる予定)
https://arstechnica.com/space/2024/06/ula-will-launch-its-second-vulcan-rocket-without-a-real-payload/
「再利用はどうですか?」
「作業の 1 つは、バルカン ブースターの取り外し可能な後端の設計」
「次のステップは、重要な設計レビュー」
「その後、ULA はエンジンの再利用のためのハードウェアの製造を開始」
「その後、最初の実際の回収作業が行われ、ULA が最初のエンジンを受け取ったら、エンジニアが BE-4 を検査し、テスト発射して、再び飛行しても安全であることを確認」
「その後、ULA は再利用を視野に入れたエンジンの回収を開始」
「エンジンの再利用に関連するもう1つの取り組みは、NASAの協力を得て、大気圏への再突入時にバルカンブースターエンジンを保護する膨張式熱シールドを開発すること」
「舞台裏で起こっているのはそういうことだ」(ULAのCEOトリー・ブルーノ氏)
「推進力のある第1段ロケットが戻ってきて着陸するのに比べると、写真映えはしないのは分かっている」
この記事のメインは、シエラスペースのドリームチェイサーの打ち上げ準備が整わないために、ダミーのペイロード(質量シミュレーター)を搭載して2回目の打ち上げを行うバルカンロケットの話だが、浮沈子的には1段目のエンジン部分だけを回収するという話の方に興味をそそられる。
「ブルーノ氏は、ULAはこれまでに、バルカンロケットのエンジンを回収し再利用する取り組みに「数千万ドル」を費やしてきたと述べた。」
完全再使用を実現するかもしれないスターシップの試験飛行が続いている中で、確かに写真映えしないかも知れないが、その意義は大きい。
再使用ロケットについては、別記事も上がっている。
(ヨーロッパの打ち上げ担当者の中には、まだ現実を見失っている人もいる)
https://arstechnica.com/space/2024/06/some-european-launch-officials-still-have-their-heads-stuck-in-the-sand/
「企業は再利用を追求するか、さもなくば消滅するべきだと言っているのは、もはやスペースXの創設者イーロン・マスクだけではない。ほぼすべての企業がそう言っているのだ。」
エリックバーガーとしては、大いに溜飲を下げる記事なわけだが(そうなのかあ?)、実際のところ、どれだけの企業が再使用に取り組んでいるかは疑問だ。
ブルーオリジン、スペースラボ、ULAは有名どころだけど、全て開発中で、実用化されているのはスペースXのファルコンシリーズだけだ。
そのスペースXにしても、新たに開発中のスターシップロケットシステムでは、開発にてこずっている感じだしな。
物理の神様に喧嘩吹っ掛けるに等しい再使用ロケットは、一筋縄ではいかないのだ。
アリアンで打ち上げロケットの一時代を築いた欧州だが、公平を期すために付言すれば、再使用ロケットの開発に着手したのは1980年代だ(当時、米国ではスペースシャトルが飛び始めていたけど)。
(アリアン6)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B36
「アリアン6の構想はアリアン5の検討が本格化した1980年代半ばに開始された。当初はエルメスとアリアン5による部分再使用型打ち上げ機システムの後継と位置づけられており、完全再使用型の単段式宇宙往還機 (SSTO) とされていた。また、これに関連して、同時期にSSTOとして検討が進められていたHOTOLをアリアン6とする報道もあった」
しかし、その後、再使用ロケットとしての開発は中止され、使い捨てロケットとして運用を開始した(アリアン5)。
「RLVの実現は2030年代へ先延ばしされ、アリアン6は従来型ELVとして検討を継続することとなった。」
欧州も、再使用ロケットに向けて検討はしている。
米国は、一足先に実現したかもしれないけど、最後に笑うのが誰かは、まだ分からない。
スターシップロケットシステムが実現すれば、そりゃあ、間違いなくゲームチェンジャーになるだろうし、下手をすれば欧州の宇宙産業は壊滅する。
欧州としては、自由競争に晒すわけにはいかないから、強気の発言でけん制しているだけの話だ。
月や火星に人類を送り込むロケットが、4トンや5トンの衛星を打ち上げられないわけはない。
んなもんは、ついでに打ち上げればいい。
新しいスターシップのペイロード重量は、低軌道に200トンといわれているからな。
べらぼーめ・・・。
そのうち、静止軌道に100機くらいの衛星を、直接投入する相乗り打ち上げを実施するかもしれないしな。
まあ、どうでもいいんですが。
2030年代になれば、欧州も再使用ロケットの開発を行うだろうし、そこでのコスパがどうかという話も出てくるだろう。
バルカンも、エンジンのみの再使用はそのころになるかもしれない。
ロケットラボのニュートロンも、2030年代になるだろうし、ニューグレンが飛ぶのも下手をすると2030年代になる(そうなのかあ?)。
2020年代の打ち上げ風景は、大部分がファルコン9で行われ、中国の使い捨てロケットがそれに続き、米国などの使い捨てロケットが後を追う形になるだろう。
スターシップロケットシステムが成功するかどうかで、様相はかなり変わる。
部屋の中のゾウだからな。
人類が宇宙に送り込むペイロードの99パーセントを、スターシップが一手に引き受けることになるかもしれない。
もう、アリアン6どころの話じゃないだろう。
米国が開発したSLSも、オリオン宇宙船を打ち上げる専用のロケットになっちまうかもしれない。
が、それはまだ分からない。
タラレバの話はいくらでもできる。
部分的再使用で飛んでいるのは、世界でファルコンズだけ。
その他大勢は開発中だ。
スペースシャトルは引退したし、X-37Bは使い捨てロケットで打ち上げられるペイロードだ(えーと、正確にはファルコン9でも打ち上げられてるけどな)。
我が国では、次期主力ロケットを部分的再使用で開発する意向のようだが、実現できるかどうかは怪しいとみている。
重工にそれだけの技術力があるのか、我が国に失敗を許容する文化力があるのかが問題だ。
そもそも、打ち上げ需要がそれだけあるのかという問題もある。
政府系衛星で、その需要を満たすことはできない。
その辺りの事情は、欧州も同じだろう。
使い捨てで、何が悪い?。
まあいい。
ロケット業界は、スターシップロケットシステムの開発状況を横目で見ながら、戦々恐々としている。
当面は、使い捨てロケットで凌がなければならないからな。
ファルコンズにさらわれてしまった需要を、落穂ひろいのようにかき集めながら、なんとか食いつないでいくしかないのだ。
やれやれ・・・。
いくつもの打ち上げ会社が消えていくことになるだろう。
週に2回の打ち上げペースなS社と、正面切って勝負できるところはどこにもない。
エリックバーガーは、ますます舞い上がっちまうだろうな・・・。
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