オープン ― 2012年05月27日 00:19
オープン
ドッキングまでは見ていたのだが、その後はさすがに起きていられなかった。
(ドラゴン:宇宙ステーションから2人乗り込む)
http://mainichi.jp/select/news/20120527k0000m040074000c.html
ドッキングしてからずいぶん時間がかかるものだ。
他の記事などを読むと、これからは民間の宇宙需要が増えるようなことが書いてあるが、私はそうは思わない。
ドラゴン宇宙船にしても、NASAの需要を賄っているだけだし、有人飛行といったって、ISSに人を送るだけだ。ロシアの宇宙船は、日本人宇宙飛行士第1号の秋山記者を始め、多くの「乗客」を有料で宇宙飛行に同乗させていて、とっくの昔に「民営化」している(まあ、儲かっているわけじゃなかろうが、少しは足しになっているのだろう)。
日本もH2Aの打ち上げを三菱重工に委託している。
しかし、このような動きって、「民需」なのか?。
断じて違う。
官の下請け以外の何物でもない。ロシアの座席切り売りにしたって、10億円もの金を払って乗り込む「一つまみ」の金持ちだけの、言わば「例外」に過ぎない。
じゃあ、宇宙開発や宇宙旅行に商機はないのかといえば、そんなことはない。通信衛星などは、立派に民間の需要で飯を食っていた。
バージンにしたって、ちゃんと民間資本で独自の需要を開拓している。
この前の「小惑星資源活用」にしても、民需である。
(宇宙の山師)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/05/06/6437227
スペースX社が、NASAの需要ではなく、民間の需要を満たすための飛行を行わない限り、三菱重工などと変わるところはない。
宇宙の民間利用を活性化させるためには、コストの削減が重要であり、価格に見合ったサービスを提供できるかどうかに全てがかかっている。
政治家や官僚の「おもちゃ」ではなく、商品としてのしっかりとした品質や、安定性を提供できるか、企業としての継続性はどうか、マネジメントや資金調達、顧客への説明責任、失敗した時の補償はどうなっているか、などなど・・・。
その意味でも、使い捨てロケットではなく、回収可能なロケットの開発に成功するかどうかがスペースX社にとっての正念場である。
12回の打ち上げで、約1280億円の契約を結んでいるらしいが、三菱重工のように1回当たり100億円もかかっていたのでは商売としてはいかがなものか。10億円くらいに削減できなければ、投資する側への配当も期待薄だ。
しかし、道のりは平坦ではない。
今回の飛行にしても、無事に戻ってくることができるかどうかが、最大の山場だ。燃え尽きてしまったのでは、洒落にもならない。
もっとも、前回の飛行で大気圏再突入は経験済みの事象である。安心して見ていられるという側面はあるものの、ミッション全体としての成功については、マスク氏自身が厳しい見方をしていた。
期待と不安。新しいことにつき物の感情である。ドキドキしながら最後まで見届けたい。
ドッキングまでは見ていたのだが、その後はさすがに起きていられなかった。
(ドラゴン:宇宙ステーションから2人乗り込む)
http://mainichi.jp/select/news/20120527k0000m040074000c.html
ドッキングしてからずいぶん時間がかかるものだ。
他の記事などを読むと、これからは民間の宇宙需要が増えるようなことが書いてあるが、私はそうは思わない。
ドラゴン宇宙船にしても、NASAの需要を賄っているだけだし、有人飛行といったって、ISSに人を送るだけだ。ロシアの宇宙船は、日本人宇宙飛行士第1号の秋山記者を始め、多くの「乗客」を有料で宇宙飛行に同乗させていて、とっくの昔に「民営化」している(まあ、儲かっているわけじゃなかろうが、少しは足しになっているのだろう)。
日本もH2Aの打ち上げを三菱重工に委託している。
しかし、このような動きって、「民需」なのか?。
断じて違う。
官の下請け以外の何物でもない。ロシアの座席切り売りにしたって、10億円もの金を払って乗り込む「一つまみ」の金持ちだけの、言わば「例外」に過ぎない。
じゃあ、宇宙開発や宇宙旅行に商機はないのかといえば、そんなことはない。通信衛星などは、立派に民間の需要で飯を食っていた。
バージンにしたって、ちゃんと民間資本で独自の需要を開拓している。
この前の「小惑星資源活用」にしても、民需である。
(宇宙の山師)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/05/06/6437227
スペースX社が、NASAの需要ではなく、民間の需要を満たすための飛行を行わない限り、三菱重工などと変わるところはない。
宇宙の民間利用を活性化させるためには、コストの削減が重要であり、価格に見合ったサービスを提供できるかどうかに全てがかかっている。
政治家や官僚の「おもちゃ」ではなく、商品としてのしっかりとした品質や、安定性を提供できるか、企業としての継続性はどうか、マネジメントや資金調達、顧客への説明責任、失敗した時の補償はどうなっているか、などなど・・・。
その意味でも、使い捨てロケットではなく、回収可能なロケットの開発に成功するかどうかがスペースX社にとっての正念場である。
12回の打ち上げで、約1280億円の契約を結んでいるらしいが、三菱重工のように1回当たり100億円もかかっていたのでは商売としてはいかがなものか。10億円くらいに削減できなければ、投資する側への配当も期待薄だ。
しかし、道のりは平坦ではない。
今回の飛行にしても、無事に戻ってくることができるかどうかが、最大の山場だ。燃え尽きてしまったのでは、洒落にもならない。
もっとも、前回の飛行で大気圏再突入は経験済みの事象である。安心して見ていられるという側面はあるものの、ミッション全体としての成功については、マスク氏自身が厳しい見方をしていた。
期待と不安。新しいことにつき物の感情である。ドキドキしながら最後まで見届けたい。
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