愛と誠2012年05月01日 00:50

愛と誠
愛と誠


「純愛漫画の金字塔」といわれると、そこまでいうか?、と思ってしまうが、「少年マガジン」を読んで、ドキドキした記憶が今もある。

(愛と誠)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E3%81%A8%E8%AA%A0

この漫画の題名がネールの手紙から来ていたとは、知らなかった。不覚の至りである(深く反省・・・?)。

んなこたあ、(どうでもいい、とは言わないが)まあいい。

沖ノ鳥島について調べていたら、いろいろ情報が出ていた。

(知っていますか?沖ノ鳥島の秘密(前編):動画出ます:音が小さいです)
http://www.youtube.com/watch?v=ArRuZGghR24

(知っていますか?沖ノ鳥島の秘密(後編):動画出ます:音が小さいです)
http://www.youtube.com/watch?v=kRCcFWO2xVg&feature=relmfu

(沖ノ鳥島に暮らす生き物たち(前編):動画出ます:音が小さいです)
http://www.youtube.com/watch?v=Gp9PIH81rdM&feature=relmfu

(沖ノ鳥島に暮らす生き物たち(後編):動画出ます:音が小さいです)
http://www.youtube.com/watch?v=E4g64uxX-RI&feature=relmfu

(沖ノ鳥島フォーラム2007:写真に注目)
http://urayokoi.ti-da.net/e1820480.html

ユーチュ-ブの最初のリンクで出てくる解説に、「東京ドーム107個分の大きさ」とあるが、良く見ると「島」といわれているのは「東小島」と「北小島」の二つだけだということがわかる。礁嶺(しょうれい)という縁取りの内側が全部「島」であるかのようなことを言うのは、正しくない。

で、「東小島」の護岸の上には、チタン製のネットがかぶせてある。それについているのは、たぶん錆び止め用の犠牲電極であろう。国土地理院の一等三角点は、こちらにある。「沖ノ島フォーラム2007」のページで、横井氏が覗き込んでいる「岩」が、「東小島」の本体である。

えーっ!、というくらい、小さい。が、国際法上は「島」である。

三等三角点があるのが「北小島」である。こちらの方が少し大きいようだ。こちらにはネットがかかっていない。国土としての価値があるのは、この2つの「岩」(もとい、「島」)しかない。礁湖(ビデオでは「礁池」(しょうち)と言っている)には、国際法上の「島」としての価値はない。

画像にもあるが、もう一つ丸い島のようなものがあるが、これは、「観測所基盤」という人工島である。そして、各種の観測機器や灯台が設置されている「観測施設」(四角いやつ。もちろん人工島)があるのだ。

やれやれ、「東京都」の企画で作成された映像に、真っ赤な「ウソ」があるわけだ。

しかし、全体に良くまとまっていて、分かりやすいし、生物関係(水中だけですが)の方は、多少間延びしているがイイ感じに出来上がっているので、ダイビングショップでも開いたら宣伝に使えそうだ。礁嶺(しょうれい)の外側のドロップオフを、CCRで潜ってみたい誘惑に駆られる(内側だと、南側の「穴」ですかね)。

一般人は立ち入り禁止だし、こんなところまで、どうやって行くのかさえ見当も付かないが、何かの機会があったら行ってみたいものだ。

えっ?、表題との関係がわからないって?。

そりゃ、ビデオの中身が「ウソと真(まこと)」ってこと。

お後がよろしいようで・・・。

円の面積2012年05月01日 21:36

円の面積
円の面積


円周率といえばπ(パイ)。

昔は、3.1415926535まで覚えた。合ってるかなあ?。

(円周率)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%86%E5%91%A8%E7%8E%87

よかったあ!(これを間違えてしまうと、この後の突っ込みに迫力がなくなる)。

で、問題は円の面積である。

(円の面積)
http://www004.upp.so-net.ne.jp/s_honma/circle/circle4.htm

公式としては半径×半径×円周率となる。なんでそうなるのかは上記の記事に丁寧に書かれているのだが、高校生になって数学以外の才能(何?)に開花してしまった私には、最早さっぱり理解できない。

さて、画像にもあるのだが、昨日掲出した沖ノ鳥島を紹介するビデオがユーチューブにある。個人の方の資金で作成された東京都が企画したビデオである(製作は毎日映画社)。

(知っていますか?沖ノ鳥島の秘密(後編):動画出ます:音が小さいです:関連する後編だけ、再掲出します)
http://www.youtube.com/watch?v=kRCcFWO2xVg&feature=relmfu

画像をよーく見て欲しい。

円の真ん中に直線があって、その上の方には200海里、下には(370km)と書いてある。電卓を出して計算してみよう。直径が370kmだから、半径は185kmなので、

185×185×3.14=107466.5

となる。日本の面積が38万平方キロメートルと覚えているので、4分の1よりは大きい。

しかし、この後のビデオを見ると、この円の面積は40万平方キロメートルで、我が国の陸地よりも大きいといっている。

はあーっ?。一体、どこで間違えたんだあ?。

っと、ここまでお付き合いいただいた皆様には申し訳ないのだが、排他的経済水域の定義と、画像のアニメーションがアンマッチなのである。

(排他的経済水域)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%92%E4%BB%96%E7%9A%84%E7%B5%8C%E6%B8%88%E6%B0%B4%E5%9F%9F

厳密には、「基線」といわれる「沿岸国によって公式に認定された広域海図に記載されている海岸線に沿った低潮線」から測って200海里までがEEZとして認められるということになる(したがって、直径20mの円筒形の島の場合は、200海里プラス10mが半径となる)。

つまり、200海里は、もう、「点」としかいえない沖ノ鳥島の場合は、「半径」に等しいのだ。それを、あたかも直径であるかの様に見せるビデオのアニメーションがよろしくない。

ためしに、再計算してみよう。

370×370×3.14=429866

となり、約43万平方キロメートルということになる。隣り合うEEZと重なる部分があるようなので、まあ、40万平方キロメートルという表現は、概ね妥当と考えられる。

EEZには、大陸棚延伸という概念もあって、ややっこしいのだが、まだ不勉強なので別の機会に触れる。

いずれにしても、誰が監修したのか知らないが、小学4年生で習う算数のお勉強をサボっていたのがばれてしまいましたなあ。天網恢恢疎にして漏らさず(多少、無理筋は承知の上)。

このビデオは、漢字に振り仮名が振ってあったりして、お子ちゃまや、外国の人も見ているかもしれない。都民としては、ちょっとハズカシイ気がする。

球冠の面積2012年05月02日 23:45

球冠の面積
球冠の面積


昨日書いた記事は、実は厳密ではない。

(円の面積)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/05/01/6431530

厳密でないところは、いくつかあり、半径には島自体の半径を含めていないこと(ほぼ、「点」なので・・・)、円周率を小数点以下2桁で切り捨てていること、1海里1852mを厳密にkmに換算していないこと、地球の表面積を円の面積として計算していること、などなど。

特に、球面の表面積を円の面積として計算しているというのは、いささかの落ち度があると言わざるを得ない。

調べてみると、こんなページが出ていた。

(球面上の円の面積)
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2013554.html

(球帯と球冠:証明はこっちの方が綺麗だ)
http://www004.upp.so-net.ne.jp/s_honma/area/sphere.htm

証明のところは端折ってしまって、結論だけいうと、200海里が弧にあたり、面積を求める元になる長さが、弦に当たる。この弦の長さを半径とする円の面積が、球面の一部(球冠:「きゅうかん」というらしい)の面積になるのだ。

(海里)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E9%87%8C

元々、海里の定義は地球の大円の中心角1分(1度の60分の1)に当たる弧の長さである(正確には、1852mちょうど)。したがって、200海里は中心角200分(3.3333・・・・度)ということになる。

さて困った。

弦の長さは2×半径×sin(中心角の半分)でいいのだが、三角関数表を見ても、こんな中途半端な角度は出ていない。

手元の電卓をたたくと、何やらわけの分からない答えが出てくる。なんだ、こりゃ?。

(ラジアン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%B3

昔やったような記憶があるでしょ?。

そうなんです、電卓の三角関数の引数はラジアンだったのです(180度はπラジアンと覚えていました)。だから、電卓上での計算では、以下になる。

弦の長さ=2×半径×sin(π÷180×3.3333・・・・÷2)

ここでは、地球を真球としているが、厳密には回転楕円体に近く、また、正確には、ジオイドとかもあって、洋ナシ形などと言われているが、キリがないので真球と看做し、半径は海里の元の定義から逆算し、大円の全周を2πで割った6366.70702kmとする。

これを、手元の関数電卓で計算すると、370.347766kmとなる。

200海里の正確な長さは、200×1.852で370.4kmジャストなので、52メートル23センチ4ミリ短くなる(地球は丸かった!)。

この差は大きい。面積にすると、普通に半径200海里の円として計算した431014.448平方キロメートルと、地球の球面の一部(球冠)の面積として計算した430892.893平方キロメートルとなり、121.555平方キロメートルも狭くなるのだ(というより、こちらが正しい)。

この面積の差は、東京ドーム2600個分に当たる。

端数処理とかは適当である(電卓なので)。

本日は、ちょっとカルトな記事になってしまったが、EEZの問題のビミョーな側面に光を当ててみた、ということで、この辺でおしまい。

猛牛、登場2012年05月03日 16:28

猛牛、登場
猛牛、登場


ランボルギーニといえばカウンタックである。スーパーカーの代名詞。消しゴムにもなった。

(カウンタック消しゴム)
http://dodolog.cocolog-wbs.com/blog/2010/12/post-0088.html

最近では、アヴェンタドールなどというクルマを発売して気を吐いている(牛がモチーフだからね。フウーッ!)。

(アヴェンタドール)
http://www.lamborghini.co.jp/lineup/aventaror/index.html

で、このメーカーからSUVが発売されるらしい。柳の下の何とやらではないが、SUVで失敗したという話は聞かないので、喩えとしては適切ではないのだが、いずれにしてもありそうな話である(ブルータス、お前もか)。

しかし、他のSUVと決定的に違うのは、そのパワーである。

なんと、600馬力!。

(狂気が含まれている・・・)
http://wired.jp/2012/04/24/lamborghini-uruspid1940pageid44777viewalltrue/3/

ちなみに、ポルシェが販売するハイパワーSUVの先駆車カイエンターボは500馬力に留まる(十分です!)。ニッサンGTRでさえ、(ノーマルでは)550馬力だ。マクラーレン・MP4-12Cがちょうど600馬力で並ぶ。

さらによく見ると、サイドミラーがカメラになっている。日本でもこれで発売できるのだろうか。ちなみに、ポルシェ918も同じようなサイドカメラ(?)だった。

21世紀のSUV、ランボルギーニが放つ猛り狂う牛である(床まで踏み込む勇気はない)。こんなのが後ろから迫ってきたら、迷うことなく道を譲ろう(トホホ・・・)。

不沈船2012年05月04日 18:12

不沈船
不沈船


沈まない船、落ちない飛行機、倒れない建物、崩れない橋、壊れない原発、事故を起こさない自動車、などなど、人間がかくあれかしと望み、改良を重ね、知識や技術を蓄積し、幾歳月を重ねて努力しても、21世紀になった今日においても、

そんなもんは、ない!。

タイタニックが沈没して100年が経った。このタイミングで、「タイタニック2」を建造しようという人がいる。

(「タイタニック2号」、大富豪が建造へ オーストラリア)
http://www.afpbb.com/article/economy/2875417/8877814

中国の造船会社が造ることになりそうだ。

別にかまわないのだが、沈没した船と同じ名前って、普通、嫌われるんじゃないだろうか。もちろん、世界中で知らない人はいないんじゃないかと思うほど有名な船であることは間違いないんだけど・・・。

人間の驕りや高ぶりが、新たな悲劇とならなければいいのだが。

このゴールデンウイーク中にも、各地で事故のニュースが絶えない。アクシデントは起こりにくくすることはできても、0にすることはできないのだ。

しかし、壊れずに架け替えられる橋や、無事故で廃車になる自動車も、もちろん沢山ある。いや、殆どの物はそのような幸せな最期を迎える。

数年後に就航するというタイタニック2が、名前負けしないことを祈ろう。

ちなみに、タイタニック2というタイトルの映画が作成されている。

(映画:タイタニック2)
http://www.universalchannel.jp/movie/titanic2

どうやら、こちらは沈んでしまうという運命を辿るらしい。別の記事では「誰も完成を喜ばない最悪の映画」と酷評されていた。エンターテインメントの難しさだ。ポセイドンアドべンチャー3あたりにしておけばいいものを・・・。