インスピの利点 ― 2013年01月12日 23:14
インスピの利点
APDのインスピレーションの利点は、普及率、有益な情報、国内のサービス、海外での認知度(国内は、ほぼ0です)、多くの人柱(既存のユーザー)、国内での死亡率の高さ(危険の認識がある)、運用マニュアルの充実(日本語版もあります)などなど。
あんまり、利点じゃないような・・・。
しかし、幸か不幸か、付いたイントラの好みでこの器材を使う破目になった。
世の中には星の数ほどのCCRがあり、売りたいかどうかも含め、エバンジェリストに事欠かない。そして、市場はそれほど大きくはない。
当然、現れては消えていく運命のCCRも多いわけだ。製品寿命は、電気系統があるので10年くらいだろうが、オーバーホールや交換部品を換えていけば、飽きるまでは使えるだろう。
インスピなどは、そういった需要にも応えてくれている。部品供給が滞ることはあっても、停止してしまう心配は一番少ない。
数が出ているということは、カスタム部品も多いはずなのだが、浮沈子の目にはあまり止まらない。APDの純正部品は充実しており、いろいろなカスタマイズが出来るようだ。
それを、使いこなせるかが問題ではある。
ダイビングの器材の選択は、運用思想に従う。
兵器と同じで、どんな戦い方をするかで調達する武器が決まる。どんな潜り方をするのか、バディやチームのスキルはどうか、環境は暖かいのか、流れがあるのか。
でも、それは高度な潜水を行う場合であり、レクリエーショナルなシーンでは、持っている器材や、借りられる器材の範囲で、状況に応じてダイビング自体を調整する。
遊びだから。
ミッションの遂行が目的ではない。だめなら止めていい。陸上の楽しみに変更してもいいのだ。
CCRも、機嫌の悪い時はある。マウスピースが切れたり、センサーがイカれたり、バッテリーが放電したり、水が漏ってきたり。
インスピの不具合の多くを、この5年間で経験した。これも、財産である。そんな時にどうしたらいいのかという、実体験に基づく対応を取ることができる。
基本的な対応と、その応用。
それらの多くは、マニュアルではなく、経験から学んだ。
インスピは、CEの認可を得ているので、メーカーはその範囲の改造しか行えない。つらいところだ。基本的に純正で使用することを推奨している(純正部品の使用を含む)。
サイドマウントなんて想定外である。世の中にはもっと適した器材がいろいろある。プリズム、メガロドン、ハンマーヘッド、ゴーレム、などなど。
だれもが簡単に扱えるオートマ車のようなインスピでサイドマウントなんて、笑っちゃうわけだ。しかも、オープンウォーターでの使用を前提としている。
ミスマッチ、意味なし、カッコだけ・・・。
だからこそ、サイドマウントにする意義がある。
リブリーザーだって、ついこの間までは、レクリエーショナルで普及させようなんていう話はなかった。あれは、テクニカルの器材だよ・・・。
サイドマウントだって、穴に入るダイバーしか用のないコンフィギュレーションだったはずだ。バックマウントで、何処が悪い?。
だから、サイドマウントのCCRなんて、思い切り外しているし、選りにもよってインスピでやるなんて、論外だ。
この常識から逸脱した形こそ、これからのダイビングを示唆している。レクリエーショナルから発展分岐したテクニカルの技術が、レクリエーショナルにフィードバックされるというのは、器材だけではなく、運用や教授法にも取り入れられてきた。
それが目に見える形になってきたということだ。
なぜ、あのダイバーはCCRで潜っているのだろう?、なぜ、サイドマウントで潜っているのだろう?、なぜ、インスピなんだろう?。
見る人全てが疑問に感じ、考える。
全ては、安全のため、生きて還るため、楽をしたいためである。
それを表現するのに、インスピのサイドマウント化は、最もインパクトがある。
それが最大の利点である。
APDのインスピレーションの利点は、普及率、有益な情報、国内のサービス、海外での認知度(国内は、ほぼ0です)、多くの人柱(既存のユーザー)、国内での死亡率の高さ(危険の認識がある)、運用マニュアルの充実(日本語版もあります)などなど。
あんまり、利点じゃないような・・・。
しかし、幸か不幸か、付いたイントラの好みでこの器材を使う破目になった。
世の中には星の数ほどのCCRがあり、売りたいかどうかも含め、エバンジェリストに事欠かない。そして、市場はそれほど大きくはない。
当然、現れては消えていく運命のCCRも多いわけだ。製品寿命は、電気系統があるので10年くらいだろうが、オーバーホールや交換部品を換えていけば、飽きるまでは使えるだろう。
インスピなどは、そういった需要にも応えてくれている。部品供給が滞ることはあっても、停止してしまう心配は一番少ない。
数が出ているということは、カスタム部品も多いはずなのだが、浮沈子の目にはあまり止まらない。APDの純正部品は充実しており、いろいろなカスタマイズが出来るようだ。
それを、使いこなせるかが問題ではある。
ダイビングの器材の選択は、運用思想に従う。
兵器と同じで、どんな戦い方をするかで調達する武器が決まる。どんな潜り方をするのか、バディやチームのスキルはどうか、環境は暖かいのか、流れがあるのか。
でも、それは高度な潜水を行う場合であり、レクリエーショナルなシーンでは、持っている器材や、借りられる器材の範囲で、状況に応じてダイビング自体を調整する。
遊びだから。
ミッションの遂行が目的ではない。だめなら止めていい。陸上の楽しみに変更してもいいのだ。
CCRも、機嫌の悪い時はある。マウスピースが切れたり、センサーがイカれたり、バッテリーが放電したり、水が漏ってきたり。
インスピの不具合の多くを、この5年間で経験した。これも、財産である。そんな時にどうしたらいいのかという、実体験に基づく対応を取ることができる。
基本的な対応と、その応用。
それらの多くは、マニュアルではなく、経験から学んだ。
インスピは、CEの認可を得ているので、メーカーはその範囲の改造しか行えない。つらいところだ。基本的に純正で使用することを推奨している(純正部品の使用を含む)。
サイドマウントなんて想定外である。世の中にはもっと適した器材がいろいろある。プリズム、メガロドン、ハンマーヘッド、ゴーレム、などなど。
だれもが簡単に扱えるオートマ車のようなインスピでサイドマウントなんて、笑っちゃうわけだ。しかも、オープンウォーターでの使用を前提としている。
ミスマッチ、意味なし、カッコだけ・・・。
だからこそ、サイドマウントにする意義がある。
リブリーザーだって、ついこの間までは、レクリエーショナルで普及させようなんていう話はなかった。あれは、テクニカルの器材だよ・・・。
サイドマウントだって、穴に入るダイバーしか用のないコンフィギュレーションだったはずだ。バックマウントで、何処が悪い?。
だから、サイドマウントのCCRなんて、思い切り外しているし、選りにもよってインスピでやるなんて、論外だ。
この常識から逸脱した形こそ、これからのダイビングを示唆している。レクリエーショナルから発展分岐したテクニカルの技術が、レクリエーショナルにフィードバックされるというのは、器材だけではなく、運用や教授法にも取り入れられてきた。
それが目に見える形になってきたということだ。
なぜ、あのダイバーはCCRで潜っているのだろう?、なぜ、サイドマウントで潜っているのだろう?、なぜ、インスピなんだろう?。
見る人全てが疑問に感じ、考える。
全ては、安全のため、生きて還るため、楽をしたいためである。
それを表現するのに、インスピのサイドマウント化は、最もインパクトがある。
それが最大の利点である。
コメント
_ 唐澤嘉昭 ― 2013年01月14日 09:07
Oceanaへのヤドカリ仙人へのコメントをたどってきました。面白いお話聞かせてください。
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