軽い話2013年03月27日 01:12

軽い話
軽い話


50年の歴史を背負って、幻の最終型83タルガに乗る、という重い話を書いた後は、少し軽い話を。

(バッテリー交換と軽量化について考える ポルシェ911 964)
http://minkara.carview.co.jp/userid/1524333/blog/28872707/

バッテリーの軽量化に関する記事である。

書いている方は購入されなかったが、オプティマというブランドのドライバッテリーに注目!。「空冷オーナーでオプティマを購入される際は参考にして下さい。」とある。

(OPTIMA(オプティマ) 自動車用バッテリー 1050-S-L オプティマ ( OPTIMA ) Reverse Red Top ( リバースレッドトップ ) S-4.2 自動車用 バッテリー)
http://store.shopping.yahoo.co.jp/thebattery/rrts-42l.html

さらに、驚愕の軽さと値段のこのバッテリー!。

(BMH-1507BJ)
http://psuf.panasonic.co.jp/ibr/products/

重量なんと1.4kg。さすがに1個じゃ不安で、2個付けてる記事。

(LEXUS IS-Fに超軽量イブリダセルバッテリーを付けていただきました。)
http://luckstaff.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/is-f-3fcf.html

それでも、2.8kgですな。

えーと、純正のバッテリーって何kgなんだろう?。

ボッシュのシルバーXというのは、発送重量18kgとある。6分の1位になる。15kgの軽量化!。

ちなみに、ドライバッテリーにしても、重量軽減には直ちに繋がらない。同じ容量にした場合は、同じ重さになる。

ディープサイクルというのが取り柄であり、軽量化が売り物ではない。

それにしても、4万円×2個=8万円というのは、バッテリーに支払う金額とは思えない・・・。

(ヤマハ YZF-R6専用 軽量バッテリー)
http://www.ibridacell.com/fs/ibrwebshop/c/bm

まあいい。

最初に引用した記事は、スペアタイヤの撤去についても触れている。

「これスペアタイヤいらんのじゃないの? 14キロもあるし・・・取り外すだけで軽量化出来ちゃうわけで。将来は軽量バッテリーとの合わせ技で合計30キロ軽量化!? まあ後で考えるか・・・」とある。

これは、効く。

ボンネットのカーボン化による軽量化と合わせれば、さらに7kgの軽量化が可能だ!!。

もちろん、パンク修理剤の携行が必要だし、以下のサーキット走行の記事によれば、「スペアタイヤは結構重い(10数キロ)のですが、930系の場合、降ろすとアンダーステアが強くなる場合があります。」とある。

(おざりんのサーキットのお話:「準備編」参照)
http://www.utopia-o.com/circuit.htm

逆に、サーキット走行でなければ、あまり気にしなくても良いのかもしれない。

83タルガは、そもそもエアコンを外してリアの軽量化を行っており、前後バランスを取る意味でも、フロント周りの軽量化は、一考の余地がある。

パンク修理剤の紹介もあるが、こんなんでだいじょうび?。

(タイヤパンク修理剤はツーの必須アイテム(^O^)/)
http://akinaka1127bike.blogspot.jp/2011/05/o.html

この製品は、メーカーのホームページに掲載されている。

(P3 Tyre Repair)
http://www.motul.com/jp/ja/products/415

ポジティブ評価の記事もあった。

(モチュール タイヤリペア再び)
http://lankode.chu.jp/web/2007/05/post_111.html

うーん、バイク用かなあ?。

(タイヤのトラブル・・:ポルシェセンターのスタッフの記事)
http://www.speedline.co.jp/blog/?p=2970

完全にバーストした時のことを考えると、この方が勧めるように、エマージェンシーサービスを利用するのが正しいかもしれない。

僅かな保険で、安心と軽量化が買える。

よし!、スペアを降ろそう!(って、まだ納車前ですって!)。

造形としての930タルガ2013年03月27日 03:08

造形としての930タルガ
造形としての930タルガ


(ポルシェ・スーパーカーの歴史)
http://auto.hobidas.com/supercar/history/porsche/

まあ、題名がオドロオドロしいが、ナローから997までの、ターボモデルを含めた写真が一気に見られるページである。

こうしてみると、ミッドエンジンのカレラGTを含めて、911のアイデンティティというのが、一貫しているように感じられる。

ペッタンコのフロント、カエルのようなツラ、スラントしたリアエンドへのライン、2ドアクーペ、意外に大きいオーバーハング、コンパクトな車体、リアクォーターウインドウ(ずっーと残っているんですなあ。もちろん、タルガ、カブリオレ、スピードスターにはありませんが)。

構造的に、RRであったことを考えれば、フロントノーズを低くして空気抵抗を抑え、かつ、ヘッドライトを高い位置に保持するためのカエル目については、ある程度の必然があったわけだ。

最近のモデル(993以降)については、代を重ねるごとに全長が伸び、ヘッドライトが寝かされ、潰れたカエルのようになってきた(失礼!)。

歴代タルガの写真が見られるページもある。

(気になって仕方がない車。 その4)
http://minkara.carview.co.jp/userid/731944/blog/25794769/

最初の写真、グリーンのナロウは綺麗だなあ。

ぶっといBピラーの角度が、三角窓の後ろの縁の角度に合わせてある。最後の写真でも、それは確認できるし、屋根がスライド式になった993に至っては、Bピラーが細くなっても、サッシュの角度が三角窓の後ろの縁の角度に合わせてある(というか、これはクーペも同じ)。

996からは、三角窓がなくなったので、Bピラーは記号性を失い、適当な角度になった。

もう一つ、911に共通のデザインは、「丸」である。

ヘッドライトの形状は、一時「涙目」になったりしたが、概ね丸型を踏襲し、記号の一つになっているが、ライトだけではなくボディ形状そのものが、ナロー時代から一貫して局面を使った丸型デザインである。

いわゆる「エッジ」という造形は、ボンネットなどを除いて、モチーフとして使われたことはない。

最近の991では、リアの一部にエッジを立てているが、限定的なものである。

全体として、例えば、前後に貫通するエッジラインなどはない。

何とも似ていない、唯一無二のデザインの系譜。

この世界に、確かに存在するカタチ。

フェラーリではなく、ランボルギーニでもない、ポルシェのカタチ。

かつての924系のFRモデル、現代のボクスターや、カイエン、パナメーラといった車種についても、一目でポルシェと分かるデザインコンセプトは引き継がれている。

MR、FR、4WDといった形式を問わず、クレストや、ロゴマークや、エンブレム、マスコット、フロントグリルではなく、カタチによってアイデンティティーを主張している。

その源流に近い930タルガは、デザインとしても、やはりご先祖様なのだ。