緊急行動計画(ピピ島) ― 2014年05月16日 03:00

緊急行動計画(ピピ島)
レスキューダイバーのコースでは、緊急行動計画というのを作成する。
これは、普通はショップやサービスが、その場所に固有の緊急連絡先や緊急時の手順を予め決めておいて、いざという時に効率よく行動できるようにするための手順書であり、世界中の現地サービスで備えられえているべきものだ。
今回は、何回か相乗りで乗船した、バラクーダというサービスのものを元に作成した。
こういうものは、一度作ってそのままにして錆付かせてはいけないのだが、概ね、作りっぱなしになる。
バラクーダも例外ではなく、ピピ・アイランド・ホスピタル(ピピ・コ・ホスピタル)に再圧チャンバーが入ったのに、それに係わる記述がそのままになっていた。
参考までに、コースの課題として浮沈子が書いたものを引用しておく。
当然のことながら、この情報については過去の情報がそのまま載っている所もあるので、実用にはならないが、こんなもんだという見本である。
なお、ダイビングボートのVHF無線による連絡先は、割愛した。
<以下、引用>
「緊急行動計画(ピピ島ダイビング)
1<緊急連絡先>:電話番号
・シーフロッグダイビングセンター:075-601-073
・シーフロッグマネージャー(ここでは服部さんの番号):084-745-3692
・DANダイバー・エマージェンシー・サービス:088-212-9424
・ダイビング・メディカル・ホットライン:081-989-9482
・ホスピタル・コ・ピピ(ピピ島:チャンバー有):075-637-208
・プーケット・インターナショナル・ホスピタル(プーケット:チャンバー有):076- 249400
・バンコック・プーケット・ホスピタル(プーケット):076-2544-25
・SSS リコンプレッション チャンバー(プーケット):081-081-9000( 24時間)、076-209-347(通常)
・警察:191
・プーケット行きスピードボート(ピピスクーバスピードボート):062824421
・ヘリコプター搬送:ヘリ・サウザンフライング・グループ:076247237/9、ヘ リ・サウザン・ヘリコプター:076216389
<エマージェンシー・エクイップメントと保管場所>
・酸素キット(船上)
・ファースト・エイド・キット(船上)
2<緊急対応手順>
まず、止まって、息をして、考えましょう!
ABCD’Sに従う。
A:Airway open(気道確保)
B:Breathing Check(呼吸の確認)
C:Circulation Check and Chestcompressins/CPR if no breathing or circulation(心拍 の確認と胸部圧迫/もし無呼吸又は心拍がなければCPRを実施する)
D:Defibrillation(?)(除細動)
S:Selious bleeding management,Shock management,Spinal injury management(ひどい出 血、ショックと脊髄の障害の管理)
いったんABCD’Sが安定したら、一次障害と二次障害を確認しましょう。
脊髄や首の障害が疑われる場合は、救急隊が来て治療を開始するまでその状態(姿勢?)か ら動かしてはいけません。
2-1<減圧障害の訴えや症状>(ここは、テキストのP.148より)
・関節部位の痛みや疲労
・意識喪失
・めまい
・心拍停止
・極度の疲労
・吐き気
・マヒ
減圧障害には酸素の供給が有効です。
2-2<酸素供給手順>
・患者に「これは酸素です。あなたを助けるでしょう。使用に同意しますか?」と尋ね、同 意が得られたか、反応がない場合に供給します。
3<患者の情報の記録>
以下の情報を記入してください(テキストP.188を参照)。
(PADIの事故管理ワークスレートが望ましい)
・患者の氏名
・患者の連絡先
・重要な病歴
・開始したファーストエイドの手順
・ダイブプロフィールなどの情報
・患者が受けた緊急ケアに関する説明
・コンタクトしたダイバー向けの緊急サービスの連絡先と、あなたが話をした医師や救急隊 員の氏名
4<搬送計画>
事故者がピピ・ホスピタルかプーケット・ホスピタルのどちらに搬送されるべきかを決断し てください。
ピピ・ホスピタルを選ばない場合:
・(事故者のいる場所が)プーケットのほうが近い場合
・ひどい刺し傷で、解毒が必要な場合
・直ちに再圧治療が必要な場合(今は、違うかも・・・)
5<患者の障害が命にかかわるかどうかを決断してください>
5-1命にかかわらない場合
・もし必要なら、病院を手配してください。
・もしボートの酸素を全て使ってしまったら、シーフロッグ・ダイビングショップに行って ください(酸素があれば・・・)。
・全ての患者に関する情報(PADI事故管理ワークスレート)を、搬送される患者と共に 送ってください。
5-2命にかかわる場合
・直ちに病院に搬送する決断をしてください。
・もし、病院の方で対応できなければ、プーケットへ酸素を送る速いボートを手配してくだ さい。
・再圧チャンバーかDANに連絡を取ってください。
・全ての患者に関する情報(PADI事故管理ワークスレート)を、搬送される患者と共に 送ってください。
6<PADIの「appropriate medicai and diving authorities」に連絡してください>
7<搬送先の病院に連絡してください>
病院へ連絡には、以下の手順書を使用してください。
・「こちらは、シーフロッグ・ダイビング・センターです。緊急医療が必要です。医師と話 せますか?」
・「先生、緊急医療が必要です。(ほにゃららな)状態のダイバーが(?)人います。」
・「彼らは、反応が(あります/ありません)。」
・「私たちは、彼らに(行った医療処置のタイプ、またはCPR)を行いました。」
・「彼らは、(もし、分っていれば:ほにゃららなタイプのアクシデントで)障害を受けま した。」
・「私たちは、およそ(?)分でそちらの病院に到着する見込みです。」
・「以上、ご理解いただけたでしょうか?」
・「患者を助けるために、私たちがすべきことが何かあるでしょうか?」
・「先生、お名前をお聞かせください。」」
<引用、終わり>
緊急事態というのは、非日常のことであり、大概は、ジタバタして効率的に動けず、時間と資源を無駄にして事態を悪化させ、結果的に物事がうまくいかなくなるのが常である。
どれほど綿密な計画を立て、ブラッシュアップし、また、訓練を重ねても、実際の事態に遭遇すればミスや遅滞は必ず発生するし、大体が想定外のことが起こって事前の予想は悉く覆されるものだ。
浮沈子はビジネス・コンティンジェンシー・プランの作成に関与したことがあるが、企業や団体の事業継続に最小限必要な資源というのは、そもそも、その事業を継続させようという人間の意志そのものだということを学んだ。
そして、その一つのバリエーションである緊急行動計画でも、その実施に当っては、その緊急事態を乗り切ろうとする人間の意志が、まず必要なのだ。
どんな情報も、器材も、訓練やスキルも、事故者を救いたいという人間の意志がなければ役には立たず、救助者の安全優先という隠れ蓑に隠れて、十全に行われないか、新たな事故者を生むのがせいぜいである。
我が国では、集団的自衛権を巡る議論が俄かに活気付いているが、政府の政策の選択肢を増やすだけの話だな。
海外派兵を行い、日米軍事同盟の中で合同演習を行い、シーレーン防衛と称してインド洋で同盟国の軍艦に給油までしている我が国が、今更集団的自衛権を議論するのもおかしな話だ。
駆けつけ支援ができないのが問題なら、派兵自体を行うべきではなかろう。
海外の邦人保護のために、米国艦船に乗った邦人を自衛隊が守れないというなら、なぜ自国の艦船を派遣しないのか。
全て、政策選択の自由度を増加させるための措置に過ぎない。
それは、我が国を守るためなのか、それとも政治家や官僚の自由を守るためなのかは、よくよく考えなければならないだろう。
国防に実力を行使するのは、最後の手段であり、そのまえの様々な交渉において、軍事力の行使を背景に、有利に事を運ぼうというのがホンネなのではないか。
つまり、決して具体的事例で邦人を保護しようなどとは考えていないということである。
実際に、例えばタイにいる現在、日本政府が浮沈子を直接保護することは出来ず、タイ王国政府による保護に依存せざるをえない。
パスポートにも有るように、外国での邦人保護は、相手国政府に頼んでいるわけだな。
その相手国が、急遽崩壊して、国家権力が行使できなくなれば直接救援しなければならないが、その前に出国させるのが実際の対応だ。
他国の船に乗って、攻撃されるような事態は例外中の例外だし、米国の艦船なら、米国が護衛するのが基本で、そんなことまで自衛隊が行わなければならない事態は、まあ、話の上だけのことに過ぎない。
そして、浮沈子は断言するが、邦人を避難させる為に自国の艦船を派遣しないような政府が、他国の艦船を護衛するのは、決して邦人を保護するためではなく、他国の為に行なう行為であるということだ。
まあ、それでもいいんですが。
海外に出れば、事実上、我が国の保護を直接受けることは出来ない。
自衛隊の海外基地があって、そこに逃げ込むことができるならともかく、世界中に軍事基地を持つ米国くらいしかそんなことは出来ないだろう。
そんな事態にならないような、賢明な政策を取ることの方が、100倍重要だし、我が国を取り巻く情勢は、戦後すぐだって安定してはいなかったが、集団的自衛権なんて話は殆んどなかった。
そもそも、集団的自衛権を行使した事例というのは、大規模な海外派兵を伴うソ連の侵攻や、米国との軍事同盟でアフガニスタンに派兵した事例であって、自国民の保護とか、そういった理由で行使されたことは過去にはない。
平和憲法を掲げる我が国が、本物の集団的自衛権を行使するなどというのは、本末転倒なのだ。
話が逸れた。
海外にダイビングに行く機会が多い浮沈子は、邦人保護には積極的に取り組んでもらいたいが、それは決して集団的自衛権の発動とは関係ない。
どんな計画も、どんな施策も、そこに目的を達するための人間の意志がなければ絵に描いた餅に終わる。
邦人を保護しようという意志のない、絵に描いたような事例で説得しようとしても、それに騙されるほど我が国の国民は馬鹿じゃないだろうし、外国の艦船に救助を任せることを前提にした邦人救助しかする気のない政府に対して、信頼を寄せることも出来ないに違いない。
もう少し、真面目な議論をしてもらいたいな。
レスキューダイバーのコースでは、緊急行動計画というのを作成する。
これは、普通はショップやサービスが、その場所に固有の緊急連絡先や緊急時の手順を予め決めておいて、いざという時に効率よく行動できるようにするための手順書であり、世界中の現地サービスで備えられえているべきものだ。
今回は、何回か相乗りで乗船した、バラクーダというサービスのものを元に作成した。
こういうものは、一度作ってそのままにして錆付かせてはいけないのだが、概ね、作りっぱなしになる。
バラクーダも例外ではなく、ピピ・アイランド・ホスピタル(ピピ・コ・ホスピタル)に再圧チャンバーが入ったのに、それに係わる記述がそのままになっていた。
参考までに、コースの課題として浮沈子が書いたものを引用しておく。
当然のことながら、この情報については過去の情報がそのまま載っている所もあるので、実用にはならないが、こんなもんだという見本である。
なお、ダイビングボートのVHF無線による連絡先は、割愛した。
<以下、引用>
「緊急行動計画(ピピ島ダイビング)
1<緊急連絡先>:電話番号
・シーフロッグダイビングセンター:075-601-073
・シーフロッグマネージャー(ここでは服部さんの番号):084-745-3692
・DANダイバー・エマージェンシー・サービス:088-212-9424
・ダイビング・メディカル・ホットライン:081-989-9482
・ホスピタル・コ・ピピ(ピピ島:チャンバー有):075-637-208
・プーケット・インターナショナル・ホスピタル(プーケット:チャンバー有):076- 249400
・バンコック・プーケット・ホスピタル(プーケット):076-2544-25
・SSS リコンプレッション チャンバー(プーケット):081-081-9000( 24時間)、076-209-347(通常)
・警察:191
・プーケット行きスピードボート(ピピスクーバスピードボート):062824421
・ヘリコプター搬送:ヘリ・サウザンフライング・グループ:076247237/9、ヘ リ・サウザン・ヘリコプター:076216389
<エマージェンシー・エクイップメントと保管場所>
・酸素キット(船上)
・ファースト・エイド・キット(船上)
2<緊急対応手順>
まず、止まって、息をして、考えましょう!
ABCD’Sに従う。
A:Airway open(気道確保)
B:Breathing Check(呼吸の確認)
C:Circulation Check and Chestcompressins/CPR if no breathing or circulation(心拍 の確認と胸部圧迫/もし無呼吸又は心拍がなければCPRを実施する)
D:Defibrillation(?)(除細動)
S:Selious bleeding management,Shock management,Spinal injury management(ひどい出 血、ショックと脊髄の障害の管理)
いったんABCD’Sが安定したら、一次障害と二次障害を確認しましょう。
脊髄や首の障害が疑われる場合は、救急隊が来て治療を開始するまでその状態(姿勢?)か ら動かしてはいけません。
2-1<減圧障害の訴えや症状>(ここは、テキストのP.148より)
・関節部位の痛みや疲労
・意識喪失
・めまい
・心拍停止
・極度の疲労
・吐き気
・マヒ
減圧障害には酸素の供給が有効です。
2-2<酸素供給手順>
・患者に「これは酸素です。あなたを助けるでしょう。使用に同意しますか?」と尋ね、同 意が得られたか、反応がない場合に供給します。
3<患者の情報の記録>
以下の情報を記入してください(テキストP.188を参照)。
(PADIの事故管理ワークスレートが望ましい)
・患者の氏名
・患者の連絡先
・重要な病歴
・開始したファーストエイドの手順
・ダイブプロフィールなどの情報
・患者が受けた緊急ケアに関する説明
・コンタクトしたダイバー向けの緊急サービスの連絡先と、あなたが話をした医師や救急隊 員の氏名
4<搬送計画>
事故者がピピ・ホスピタルかプーケット・ホスピタルのどちらに搬送されるべきかを決断し てください。
ピピ・ホスピタルを選ばない場合:
・(事故者のいる場所が)プーケットのほうが近い場合
・ひどい刺し傷で、解毒が必要な場合
・直ちに再圧治療が必要な場合(今は、違うかも・・・)
5<患者の障害が命にかかわるかどうかを決断してください>
5-1命にかかわらない場合
・もし必要なら、病院を手配してください。
・もしボートの酸素を全て使ってしまったら、シーフロッグ・ダイビングショップに行って ください(酸素があれば・・・)。
・全ての患者に関する情報(PADI事故管理ワークスレート)を、搬送される患者と共に 送ってください。
5-2命にかかわる場合
・直ちに病院に搬送する決断をしてください。
・もし、病院の方で対応できなければ、プーケットへ酸素を送る速いボートを手配してくだ さい。
・再圧チャンバーかDANに連絡を取ってください。
・全ての患者に関する情報(PADI事故管理ワークスレート)を、搬送される患者と共に 送ってください。
6<PADIの「appropriate medicai and diving authorities」に連絡してください>
7<搬送先の病院に連絡してください>
病院へ連絡には、以下の手順書を使用してください。
・「こちらは、シーフロッグ・ダイビング・センターです。緊急医療が必要です。医師と話 せますか?」
・「先生、緊急医療が必要です。(ほにゃららな)状態のダイバーが(?)人います。」
・「彼らは、反応が(あります/ありません)。」
・「私たちは、彼らに(行った医療処置のタイプ、またはCPR)を行いました。」
・「彼らは、(もし、分っていれば:ほにゃららなタイプのアクシデントで)障害を受けま した。」
・「私たちは、およそ(?)分でそちらの病院に到着する見込みです。」
・「以上、ご理解いただけたでしょうか?」
・「患者を助けるために、私たちがすべきことが何かあるでしょうか?」
・「先生、お名前をお聞かせください。」」
<引用、終わり>
緊急事態というのは、非日常のことであり、大概は、ジタバタして効率的に動けず、時間と資源を無駄にして事態を悪化させ、結果的に物事がうまくいかなくなるのが常である。
どれほど綿密な計画を立て、ブラッシュアップし、また、訓練を重ねても、実際の事態に遭遇すればミスや遅滞は必ず発生するし、大体が想定外のことが起こって事前の予想は悉く覆されるものだ。
浮沈子はビジネス・コンティンジェンシー・プランの作成に関与したことがあるが、企業や団体の事業継続に最小限必要な資源というのは、そもそも、その事業を継続させようという人間の意志そのものだということを学んだ。
そして、その一つのバリエーションである緊急行動計画でも、その実施に当っては、その緊急事態を乗り切ろうとする人間の意志が、まず必要なのだ。
どんな情報も、器材も、訓練やスキルも、事故者を救いたいという人間の意志がなければ役には立たず、救助者の安全優先という隠れ蓑に隠れて、十全に行われないか、新たな事故者を生むのがせいぜいである。
我が国では、集団的自衛権を巡る議論が俄かに活気付いているが、政府の政策の選択肢を増やすだけの話だな。
海外派兵を行い、日米軍事同盟の中で合同演習を行い、シーレーン防衛と称してインド洋で同盟国の軍艦に給油までしている我が国が、今更集団的自衛権を議論するのもおかしな話だ。
駆けつけ支援ができないのが問題なら、派兵自体を行うべきではなかろう。
海外の邦人保護のために、米国艦船に乗った邦人を自衛隊が守れないというなら、なぜ自国の艦船を派遣しないのか。
全て、政策選択の自由度を増加させるための措置に過ぎない。
それは、我が国を守るためなのか、それとも政治家や官僚の自由を守るためなのかは、よくよく考えなければならないだろう。
国防に実力を行使するのは、最後の手段であり、そのまえの様々な交渉において、軍事力の行使を背景に、有利に事を運ぼうというのがホンネなのではないか。
つまり、決して具体的事例で邦人を保護しようなどとは考えていないということである。
実際に、例えばタイにいる現在、日本政府が浮沈子を直接保護することは出来ず、タイ王国政府による保護に依存せざるをえない。
パスポートにも有るように、外国での邦人保護は、相手国政府に頼んでいるわけだな。
その相手国が、急遽崩壊して、国家権力が行使できなくなれば直接救援しなければならないが、その前に出国させるのが実際の対応だ。
他国の船に乗って、攻撃されるような事態は例外中の例外だし、米国の艦船なら、米国が護衛するのが基本で、そんなことまで自衛隊が行わなければならない事態は、まあ、話の上だけのことに過ぎない。
そして、浮沈子は断言するが、邦人を避難させる為に自国の艦船を派遣しないような政府が、他国の艦船を護衛するのは、決して邦人を保護するためではなく、他国の為に行なう行為であるということだ。
まあ、それでもいいんですが。
海外に出れば、事実上、我が国の保護を直接受けることは出来ない。
自衛隊の海外基地があって、そこに逃げ込むことができるならともかく、世界中に軍事基地を持つ米国くらいしかそんなことは出来ないだろう。
そんな事態にならないような、賢明な政策を取ることの方が、100倍重要だし、我が国を取り巻く情勢は、戦後すぐだって安定してはいなかったが、集団的自衛権なんて話は殆んどなかった。
そもそも、集団的自衛権を行使した事例というのは、大規模な海外派兵を伴うソ連の侵攻や、米国との軍事同盟でアフガニスタンに派兵した事例であって、自国民の保護とか、そういった理由で行使されたことは過去にはない。
平和憲法を掲げる我が国が、本物の集団的自衛権を行使するなどというのは、本末転倒なのだ。
話が逸れた。
海外にダイビングに行く機会が多い浮沈子は、邦人保護には積極的に取り組んでもらいたいが、それは決して集団的自衛権の発動とは関係ない。
どんな計画も、どんな施策も、そこに目的を達するための人間の意志がなければ絵に描いた餅に終わる。
邦人を保護しようという意志のない、絵に描いたような事例で説得しようとしても、それに騙されるほど我が国の国民は馬鹿じゃないだろうし、外国の艦船に救助を任せることを前提にした邦人救助しかする気のない政府に対して、信頼を寄せることも出来ないに違いない。
もう少し、真面目な議論をしてもらいたいな。
ピピ島雑感 ― 2014年05月16日 21:47
ピピ島雑感
この島に来て、今回だけで9日になる。
明日(5月17日)が最後のダイビングで、明後日(5月18日)に帰国の途に就く(日本に着くのは19日早朝)。
振り返れば、あっという間の9日間だった。
数々のマイナートラブルを乗り越え(まだ、帰りのフェリーに乗るという難事業が残っているが)、目的のレスキューダイバーのコースを無事に終了することが出来ただけでも、良しとしなければならない。
明日は、グランブルーで、豪華打ち上げ大宴会をしなければなるまい。
9日間も、連続で、毎日2本ずつ潜るのも久しぶりである。
ひょっとしたら、初めてかもしれない。
スントのダイコンの設定を弄っているうちに、高所ダイビングにしてしまったらしく、この2日間ほど、デコ出しギリギリで潜っていたが、原因が判明して今日の2本目からはマトモな表示になった。
インターネットの接続が不安定だったり、部屋のエアコンが点きっぱなしになってしまっていたりするのはご愛嬌である。
タダより安いものはないが、安いものはそれなりである。
食事は、普段はローカルの店に行って、50バーツから100バーツの範囲で食べている。
今日は、蒸し鶏のライス(大盛り)で70バーツ(遠いが、いつも空いている)。
晩飯は、パッタイとライスで90バーツの予定(この店は、近くていいのだが、夜7時頃はいつも満員なので、早めに行くことにしている)。
別の店の100バーツのパッタイが、高価に思えてくる。
何せ、自分へのお土産で買った半ズボンは、150バーツだし・・・。
コーラのデカイペットボトルも、すぐ下の階にあるコンビニでは35バーツだが、その向かいのスーパーでは30バーツだったり、酔い止めのクスリが、薬局だと10錠で50バーツもしたのに、同じスーパーではたったの10バーツ(10錠:同じクスリです)で手に入ったりするので、面白い(薬物乱用は止めましょう!!)。
ただし、コーラのペットボトルが冷えていなかったり、有効期限がどうなっているのかとか、それなりの理由がありそうなので、あまり安いものには手を出さない方がいいかもしれない。
もちろん、スーパーは夜中は開いていないが、コンビニは24時間営業である。
そのコンビニでも、セブンイレブンで買うより、フレッシュという聞いたことのない店で買うと、中には安いものもある。
もちろん、土産物屋で言い値で買うのは考え物で、ウエストポーチが欲しくて4軒ほどひやかしで聞いてみると、350バーツから250バーツの幅がある。
あっちで聞いたら250バーツと言っていたといったら、直ぐに250バーツにした。
まあ、買わなかったが。
ここは、世界的な観光地である。
地球の反対側からのお客で溢れている。
今日のダイビングのお客さんは、フランス語をしゃべっていた。
昨日は韓国語。
散歩をしていて、フィンランドの国旗を掲げている店を2件見つけた。
そんなところの物価が高いのは仕方ない。
高いといっても、タイの生活物価との比較の問題だ。
地元の人たちは、もちろんスーパーや市場で材料を買って、自分でパッタイとか混ぜご飯を作って食べる。
店の売り子も、昼飯時には店の奥で飯を食っている。
店の奥ならまだしも、店先で鍋でお湯を沸かして調理していたりする。
浮沈子は、こういったローカルで、いい加減なところが好きだな。
店先で自炊している地元の料理は、実に美味そうだし・・・。
そんなことをしているのは、地上最強の生物である「オバチャン」と呼ばれる恐いものナシの連中なんだが・・・。
まあいい。
こればっかしは、万国共通である。
そんでもって、通りを挟んだ向かいの店どおしで、でかい声でおしゃべりしている。
間を歩くのが申し訳なく、会話の途切れるのを待って通り過ぎる。
いやはや・・・。
オバチャンに限らず、女性が話好きであることもまた、万国共通である。
静かなのは、水中でダイビングしている時だけではなかろうか?。
まあ、どうでもいいんですが。
服部さんのご自宅に、ピピ島に着いた日にお邪魔した。
テキストを貰っていくのに、一刻も早く始めたかったので取りに伺った。
ついでに、DVDとDVDプレーヤーもお借りした。
ロッジ風の貸家は、丘の中腹にあって、100段以上の階段を登る。
息を切らしながら到着して振り返ると、絶景が広がっていた(画像参照)。
ロダラムビーチが一望でき、トンサイ村の様子も分る。
息を呑む美しさである。
南の島の、絵に描いたような景色だ。
うーん、ここに住むというのもアリか、と思わせる景色だ。
まあ、実際に住んでみれば、短期の旅行者としての滞在とは異なる面が見えてくるだろうし、それが肌に合うかどうかは別の話だ。
服部さんからも、いろいろと裏話を聞いたが、ここには書かない。
知らずにいた方がいい話というのは、どこにでもあるのだ。
それでもなお、浮沈子はピピ島の雰囲気が好きだ。
ロタにはない、ゴミゴミとした雑踏があり、フィリピンのセブにはない多国籍の観光客で溢れ、何より日本人が殆んどいない(時期にもよるでしょうが)。
例によって、今日までの9日間の滞在中、浮沈子と服部さんを含めた日本人は6人である。
ロシア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、韓国語、そして中国語・・・。
もちろん、ローカル同士はタイ語だが、相互の意思疎通の道具は、英語である。
服部さんとの日本語の会話が成立しているのと、インターネットでNHKのラジオニュースを聞いているので、日本語に飢えるということはない。
便利な時代になったが、しかし、母国語の音声は懐かしい。
この感覚は、生涯消えることはないだろうな。
それでも、日本人のいない気安さのようなものはある。
世界の観光地の中で、ピピ島ほど日本人がいないところは珍しいのではないだろうか(通年で住んでるのは、服部さん一人だし、鵜飼康子さんは、来年からどうするか分らないが、ハイシーズンの半年だけ滞在していたので、日本人人口は1.5人)。
ローカル同士は、皆、顔見知りのようで、狭い世界だ。
派閥とかもあるのだろうが、それ以前の繋がりがしっかりしているようで、何かの折には助け合っている。
長期に滞在している外国人もいるだろうし、ダイビングショップに勤めている流れ者のスタッフもいる。
早い人では、大体、半年で入れ替わっているようだ。
海の中は、浮沈子的には「味噌汁」だが、まあ、「具沢山」であることは確かだな。
潮回りや、季節によって、無論天候によっても海は全く違う世界を見せてくれる。
ガイド的には、いつ、どんな時に、どこへ潜っても、そのダイビングを魅力的にしてくれるアイテムをチェックしておくことが大切だと服部さんは言っていた。
まあ、商売ですから。
浮沈子は、ここの海には多くを期待しないことにしている。
普通のダイビングが出来て、たまにサプライズがあればそれでいい(大物とか、透明度とか:それでも30m止まり)。
羽田から来られて、安宿に泊まって、ダイビング三昧の日々を送ることができればいいのだ。
そして、年に1度はロタでリセットする。
透明度とは何か、何もしない贅沢とは何か、南の島とは何か・・・。
その両方を満喫できれば、それに越したことはない。
静寂のロタと、賑わいのピピ。
今回、ミスターローカル(ドミトリー)が休業してしまったので、シーフロッグのまん前のザ・ホワイトというミニホテルに泊まったが、1日1000バーツというリーズナブルな値段で、プライバシーと、エアコンと、温水シャワーとケーブルテレビと、繋がったらラッキーの無料ワイファイを手に入れることが出来た。
服部さんのオススメだったが、レスキューダイバーの座学をするには最高の環境だった。
あれを、ドミでやったら気が狂うかもしれない(そうしたら、シーフロッグの店の2階(エアコン付)の部屋でビデオ見たり、勉強したりするしかない)。
ダイビングで滞在するだけなら、ドミトリー(蚕棚状態)でも十分だろう(休養と睡眠が取れればそれでいいのだ)。
浮沈子は、その方がかえって落ち着く。
次回のピピ島訪問の際には、どこか、別のドミを探して転がり込むことにしよう。
シーフロッグは、しっかりしたマネージメントをしているようなので、そう簡単に潰れることはないだろうし、服部さんもあと数年は現役で頑張ると言っていたので、ポイント毎の引き出しをたくさん作ってもらって、それを見せてくれることに期待しよう。
陸の上も、海の中も、馴染める普通のダイビングの天国、タイのピピ島。
いいところを見つけたな・・・。
この島に来て、今回だけで9日になる。
明日(5月17日)が最後のダイビングで、明後日(5月18日)に帰国の途に就く(日本に着くのは19日早朝)。
振り返れば、あっという間の9日間だった。
数々のマイナートラブルを乗り越え(まだ、帰りのフェリーに乗るという難事業が残っているが)、目的のレスキューダイバーのコースを無事に終了することが出来ただけでも、良しとしなければならない。
明日は、グランブルーで、豪華打ち上げ大宴会をしなければなるまい。
9日間も、連続で、毎日2本ずつ潜るのも久しぶりである。
ひょっとしたら、初めてかもしれない。
スントのダイコンの設定を弄っているうちに、高所ダイビングにしてしまったらしく、この2日間ほど、デコ出しギリギリで潜っていたが、原因が判明して今日の2本目からはマトモな表示になった。
インターネットの接続が不安定だったり、部屋のエアコンが点きっぱなしになってしまっていたりするのはご愛嬌である。
タダより安いものはないが、安いものはそれなりである。
食事は、普段はローカルの店に行って、50バーツから100バーツの範囲で食べている。
今日は、蒸し鶏のライス(大盛り)で70バーツ(遠いが、いつも空いている)。
晩飯は、パッタイとライスで90バーツの予定(この店は、近くていいのだが、夜7時頃はいつも満員なので、早めに行くことにしている)。
別の店の100バーツのパッタイが、高価に思えてくる。
何せ、自分へのお土産で買った半ズボンは、150バーツだし・・・。
コーラのデカイペットボトルも、すぐ下の階にあるコンビニでは35バーツだが、その向かいのスーパーでは30バーツだったり、酔い止めのクスリが、薬局だと10錠で50バーツもしたのに、同じスーパーではたったの10バーツ(10錠:同じクスリです)で手に入ったりするので、面白い(薬物乱用は止めましょう!!)。
ただし、コーラのペットボトルが冷えていなかったり、有効期限がどうなっているのかとか、それなりの理由がありそうなので、あまり安いものには手を出さない方がいいかもしれない。
もちろん、スーパーは夜中は開いていないが、コンビニは24時間営業である。
そのコンビニでも、セブンイレブンで買うより、フレッシュという聞いたことのない店で買うと、中には安いものもある。
もちろん、土産物屋で言い値で買うのは考え物で、ウエストポーチが欲しくて4軒ほどひやかしで聞いてみると、350バーツから250バーツの幅がある。
あっちで聞いたら250バーツと言っていたといったら、直ぐに250バーツにした。
まあ、買わなかったが。
ここは、世界的な観光地である。
地球の反対側からのお客で溢れている。
今日のダイビングのお客さんは、フランス語をしゃべっていた。
昨日は韓国語。
散歩をしていて、フィンランドの国旗を掲げている店を2件見つけた。
そんなところの物価が高いのは仕方ない。
高いといっても、タイの生活物価との比較の問題だ。
地元の人たちは、もちろんスーパーや市場で材料を買って、自分でパッタイとか混ぜご飯を作って食べる。
店の売り子も、昼飯時には店の奥で飯を食っている。
店の奥ならまだしも、店先で鍋でお湯を沸かして調理していたりする。
浮沈子は、こういったローカルで、いい加減なところが好きだな。
店先で自炊している地元の料理は、実に美味そうだし・・・。
そんなことをしているのは、地上最強の生物である「オバチャン」と呼ばれる恐いものナシの連中なんだが・・・。
まあいい。
こればっかしは、万国共通である。
そんでもって、通りを挟んだ向かいの店どおしで、でかい声でおしゃべりしている。
間を歩くのが申し訳なく、会話の途切れるのを待って通り過ぎる。
いやはや・・・。
オバチャンに限らず、女性が話好きであることもまた、万国共通である。
静かなのは、水中でダイビングしている時だけではなかろうか?。
まあ、どうでもいいんですが。
服部さんのご自宅に、ピピ島に着いた日にお邪魔した。
テキストを貰っていくのに、一刻も早く始めたかったので取りに伺った。
ついでに、DVDとDVDプレーヤーもお借りした。
ロッジ風の貸家は、丘の中腹にあって、100段以上の階段を登る。
息を切らしながら到着して振り返ると、絶景が広がっていた(画像参照)。
ロダラムビーチが一望でき、トンサイ村の様子も分る。
息を呑む美しさである。
南の島の、絵に描いたような景色だ。
うーん、ここに住むというのもアリか、と思わせる景色だ。
まあ、実際に住んでみれば、短期の旅行者としての滞在とは異なる面が見えてくるだろうし、それが肌に合うかどうかは別の話だ。
服部さんからも、いろいろと裏話を聞いたが、ここには書かない。
知らずにいた方がいい話というのは、どこにでもあるのだ。
それでもなお、浮沈子はピピ島の雰囲気が好きだ。
ロタにはない、ゴミゴミとした雑踏があり、フィリピンのセブにはない多国籍の観光客で溢れ、何より日本人が殆んどいない(時期にもよるでしょうが)。
例によって、今日までの9日間の滞在中、浮沈子と服部さんを含めた日本人は6人である。
ロシア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、韓国語、そして中国語・・・。
もちろん、ローカル同士はタイ語だが、相互の意思疎通の道具は、英語である。
服部さんとの日本語の会話が成立しているのと、インターネットでNHKのラジオニュースを聞いているので、日本語に飢えるということはない。
便利な時代になったが、しかし、母国語の音声は懐かしい。
この感覚は、生涯消えることはないだろうな。
それでも、日本人のいない気安さのようなものはある。
世界の観光地の中で、ピピ島ほど日本人がいないところは珍しいのではないだろうか(通年で住んでるのは、服部さん一人だし、鵜飼康子さんは、来年からどうするか分らないが、ハイシーズンの半年だけ滞在していたので、日本人人口は1.5人)。
ローカル同士は、皆、顔見知りのようで、狭い世界だ。
派閥とかもあるのだろうが、それ以前の繋がりがしっかりしているようで、何かの折には助け合っている。
長期に滞在している外国人もいるだろうし、ダイビングショップに勤めている流れ者のスタッフもいる。
早い人では、大体、半年で入れ替わっているようだ。
海の中は、浮沈子的には「味噌汁」だが、まあ、「具沢山」であることは確かだな。
潮回りや、季節によって、無論天候によっても海は全く違う世界を見せてくれる。
ガイド的には、いつ、どんな時に、どこへ潜っても、そのダイビングを魅力的にしてくれるアイテムをチェックしておくことが大切だと服部さんは言っていた。
まあ、商売ですから。
浮沈子は、ここの海には多くを期待しないことにしている。
普通のダイビングが出来て、たまにサプライズがあればそれでいい(大物とか、透明度とか:それでも30m止まり)。
羽田から来られて、安宿に泊まって、ダイビング三昧の日々を送ることができればいいのだ。
そして、年に1度はロタでリセットする。
透明度とは何か、何もしない贅沢とは何か、南の島とは何か・・・。
その両方を満喫できれば、それに越したことはない。
静寂のロタと、賑わいのピピ。
今回、ミスターローカル(ドミトリー)が休業してしまったので、シーフロッグのまん前のザ・ホワイトというミニホテルに泊まったが、1日1000バーツというリーズナブルな値段で、プライバシーと、エアコンと、温水シャワーとケーブルテレビと、繋がったらラッキーの無料ワイファイを手に入れることが出来た。
服部さんのオススメだったが、レスキューダイバーの座学をするには最高の環境だった。
あれを、ドミでやったら気が狂うかもしれない(そうしたら、シーフロッグの店の2階(エアコン付)の部屋でビデオ見たり、勉強したりするしかない)。
ダイビングで滞在するだけなら、ドミトリー(蚕棚状態)でも十分だろう(休養と睡眠が取れればそれでいいのだ)。
浮沈子は、その方がかえって落ち着く。
次回のピピ島訪問の際には、どこか、別のドミを探して転がり込むことにしよう。
シーフロッグは、しっかりしたマネージメントをしているようなので、そう簡単に潰れることはないだろうし、服部さんもあと数年は現役で頑張ると言っていたので、ポイント毎の引き出しをたくさん作ってもらって、それを見せてくれることに期待しよう。
陸の上も、海の中も、馴染める普通のダイビングの天国、タイのピピ島。
いいところを見つけたな・・・。
ピピ島の水中 ― 2014年05月16日 23:39
ピピ島の水中
ピピのダイビングについて語るのは、気が進まない。
はっきり言って、浮沈子が今まで潜った海の中では、下から数えた方が早い。
ただし、サプライズがあるのも確かだ。
たとえば、今日のウミガメや、タツノオトシゴ、初日のエイとか。
前回のレオパード・シャークも、浮沈子は初めて見た。
透明度は、場所によって様々だが、30mを超えることはない。
もっとも、南の離れ島まで行けば、40mクラスも期待できる。
ピピ・レの南のビダ・ノックやビダ・ナイ辺りでは、今回は15m位がせいぜいである。
これがロタだったら、ガイドが土下座して謝っても済まないだろう(まあ、そんなことはありませんが)。
透明度を期待しないということは、魚影の濃さに期待するしかない。
小魚(すいません、名前、しらないんで・・・)はウヨウヨいる。
黄色いのや、青いのや、細長いのや、太ってるのや、痩せてるのがいっぱいいる。
魚の種類や数は文句の着けようがない。
サメもいるらしいが、今回は見なかったな。
カメは、2回ほど見た。
ピピ・レの東側には、漁礁が沈められていて、その周りに小魚が群れている。
観光用に新しい沈船を沈めて、ダイバーを募っているが、今回は残念ながら実現しなかった。
次回は、リベンジしなければならない。
もちろん、サイドマウントである。
できれば、リブリーザー・・・、無理だな。
このゲレンデは、石灰岩の岩山があって、水中洞窟も豊富だというが、テクニカルダイビングを教えるショップがない。
以前は、モスキートにテクニカルダイバーがいたらしいが、プーケットに行ってしまったのだそうだ。
プーケットのショップで開催することになるわけだな。
残念である。
浮沈子は、穴に入りたくはないが、きちんと減圧する計画潜水を好む。
できれば、ガスマネージメントがシンプルな、リブリーザーがいい。
しかし、まあ、それはないものねだりということになる。
ここのダイビングは、たぶん日本のダイビングに似ているのだ。
普通のゲレンデで、普通にダイビングをして、それで満足する。
海の中って、魚がたくさんいて、浮遊感を味わえて、楽しいな、ストレス解消になるな、水温は31度もあるし、ウエットスーツなしで潜れるし(浮沈子は、3mmのショーティ着てますが)、浅いところしか行かないので1時間以上もエアが持って嬉しいな・・・。
幸せなレクリエーショナル・ダイビングを、満喫することが出来る。
まあ、それでいいんですが。
マンタも出ないし、ジンベイもたまにしか出ないし、レオパードシャークもたまにしか出ないが、そんなもんは、特に関係ない。
ちっこい、レアモノがいれば、それで十分であって、砂地に点在する岩を渡り歩いたり、陸地から続く根を辿ったり、浅いドロップオフ(せいぜい30m)をドリフトして楽して遊べる楽しい海だ。
くれぐれも、透明度を期待してはいけない。
浅い水深での中性浮力を保てないと、楽しむことは出来ない。
平均深度10m位の、マッタリ癒し系のダイビングである。
小魚の数は十分である。
もう、ゲップが出るほど沢山いる。
ロタでは、こんなことは有り得ない。
コーラルガーデンの、バタフライフィッシュくらいのものだ。
ウツボ、ミノカサゴ、ニシキフウライウオ、ウミテング、ヒラメ、その他のよくいる魚はここにもいる。
フィリピン(セブ:マクタン島)に比べると、魚の種類は多くはないが、何せ、数で勝負である。
ここは、そんな、極々フツーの南の海だ。
ヒトデ、ナマコ、ガンガゼ(ウニ)も、ウヨウヨいる。
ハゼやエビ、カニの類にも不自由はない。
地形派にとっては、いささか物足りないだろうが、水上に垂直にそそり立つ岩壁を見るだけで、十分満足してもらえるはずである。
海の中の長瀞と思えばいい。
服部さんは、毎回違ったルートをとってくれて、浮沈子を飽きさせないようにしてくれるが、別に、全部同じ所で同じコースを取ってくれても浮沈子は文句は言わない。
一つのダイビングは、一期一会。
その日、その時だけのユニークな体験なのだ。
潮の流れ、光の具合、泳ぐ魚、水温、メンバー、昼の弁当(ここ、重要です)、そして、食べ放題のパイナップルの熟れ具合(ここも、極めて重要です!)。
その1回のダイビングを、大切に潜り、ダイバーであることに喜びを感じることが出来るなら、ピピの海は、きっと満足を与えてくれるだろう。
この海は、癒しの海である。
実は、パラオの龍馬クルーズが、浮沈子が申し込んだやつだけ催行中止になってしまった。
仕方がないので、片道1時間以上ボートに揺られての一般的なパラオのダイビングになる。
1錠1バーツ(約3円!)の酔い止めが、威力を発揮する時が来たようだな(少し眠くなりますが、浮沈子の場合はダイビングには支障ない程度で、肝心の酔い止め効果も一応あるようです)。
パラオと比べてしまってはいけないのだが、ピピはピピで、何度も来たくなる海であることは確かだ。
ちなみに、画像は、レスキューダイバーの練習の際に、リサーチのターゲットとして服部さんが置いたマーカーブイ。
こんなもんが置いてあっても、何の違和感もない、不思議な海なのである。
ピピのダイビングについて語るのは、気が進まない。
はっきり言って、浮沈子が今まで潜った海の中では、下から数えた方が早い。
ただし、サプライズがあるのも確かだ。
たとえば、今日のウミガメや、タツノオトシゴ、初日のエイとか。
前回のレオパード・シャークも、浮沈子は初めて見た。
透明度は、場所によって様々だが、30mを超えることはない。
もっとも、南の離れ島まで行けば、40mクラスも期待できる。
ピピ・レの南のビダ・ノックやビダ・ナイ辺りでは、今回は15m位がせいぜいである。
これがロタだったら、ガイドが土下座して謝っても済まないだろう(まあ、そんなことはありませんが)。
透明度を期待しないということは、魚影の濃さに期待するしかない。
小魚(すいません、名前、しらないんで・・・)はウヨウヨいる。
黄色いのや、青いのや、細長いのや、太ってるのや、痩せてるのがいっぱいいる。
魚の種類や数は文句の着けようがない。
サメもいるらしいが、今回は見なかったな。
カメは、2回ほど見た。
ピピ・レの東側には、漁礁が沈められていて、その周りに小魚が群れている。
観光用に新しい沈船を沈めて、ダイバーを募っているが、今回は残念ながら実現しなかった。
次回は、リベンジしなければならない。
もちろん、サイドマウントである。
できれば、リブリーザー・・・、無理だな。
このゲレンデは、石灰岩の岩山があって、水中洞窟も豊富だというが、テクニカルダイビングを教えるショップがない。
以前は、モスキートにテクニカルダイバーがいたらしいが、プーケットに行ってしまったのだそうだ。
プーケットのショップで開催することになるわけだな。
残念である。
浮沈子は、穴に入りたくはないが、きちんと減圧する計画潜水を好む。
できれば、ガスマネージメントがシンプルな、リブリーザーがいい。
しかし、まあ、それはないものねだりということになる。
ここのダイビングは、たぶん日本のダイビングに似ているのだ。
普通のゲレンデで、普通にダイビングをして、それで満足する。
海の中って、魚がたくさんいて、浮遊感を味わえて、楽しいな、ストレス解消になるな、水温は31度もあるし、ウエットスーツなしで潜れるし(浮沈子は、3mmのショーティ着てますが)、浅いところしか行かないので1時間以上もエアが持って嬉しいな・・・。
幸せなレクリエーショナル・ダイビングを、満喫することが出来る。
まあ、それでいいんですが。
マンタも出ないし、ジンベイもたまにしか出ないし、レオパードシャークもたまにしか出ないが、そんなもんは、特に関係ない。
ちっこい、レアモノがいれば、それで十分であって、砂地に点在する岩を渡り歩いたり、陸地から続く根を辿ったり、浅いドロップオフ(せいぜい30m)をドリフトして楽して遊べる楽しい海だ。
くれぐれも、透明度を期待してはいけない。
浅い水深での中性浮力を保てないと、楽しむことは出来ない。
平均深度10m位の、マッタリ癒し系のダイビングである。
小魚の数は十分である。
もう、ゲップが出るほど沢山いる。
ロタでは、こんなことは有り得ない。
コーラルガーデンの、バタフライフィッシュくらいのものだ。
ウツボ、ミノカサゴ、ニシキフウライウオ、ウミテング、ヒラメ、その他のよくいる魚はここにもいる。
フィリピン(セブ:マクタン島)に比べると、魚の種類は多くはないが、何せ、数で勝負である。
ここは、そんな、極々フツーの南の海だ。
ヒトデ、ナマコ、ガンガゼ(ウニ)も、ウヨウヨいる。
ハゼやエビ、カニの類にも不自由はない。
地形派にとっては、いささか物足りないだろうが、水上に垂直にそそり立つ岩壁を見るだけで、十分満足してもらえるはずである。
海の中の長瀞と思えばいい。
服部さんは、毎回違ったルートをとってくれて、浮沈子を飽きさせないようにしてくれるが、別に、全部同じ所で同じコースを取ってくれても浮沈子は文句は言わない。
一つのダイビングは、一期一会。
その日、その時だけのユニークな体験なのだ。
潮の流れ、光の具合、泳ぐ魚、水温、メンバー、昼の弁当(ここ、重要です)、そして、食べ放題のパイナップルの熟れ具合(ここも、極めて重要です!)。
その1回のダイビングを、大切に潜り、ダイバーであることに喜びを感じることが出来るなら、ピピの海は、きっと満足を与えてくれるだろう。
この海は、癒しの海である。
実は、パラオの龍馬クルーズが、浮沈子が申し込んだやつだけ催行中止になってしまった。
仕方がないので、片道1時間以上ボートに揺られての一般的なパラオのダイビングになる。
1錠1バーツ(約3円!)の酔い止めが、威力を発揮する時が来たようだな(少し眠くなりますが、浮沈子の場合はダイビングには支障ない程度で、肝心の酔い止め効果も一応あるようです)。
パラオと比べてしまってはいけないのだが、ピピはピピで、何度も来たくなる海であることは確かだ。
ちなみに、画像は、レスキューダイバーの練習の際に、リサーチのターゲットとして服部さんが置いたマーカーブイ。
こんなもんが置いてあっても、何の違和感もない、不思議な海なのである。
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