😼欧州大戦争:ウクライナ戦線:南部戦線異状あり2025年03月18日 10:55

欧州大戦争:ウクライナ戦線:南部戦線異状あり


(ロシア国防省、ウクライナ南部で前進と表明 ザポロジエ市に迫る)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/5VHSEWYCSNNPPENWYXO4WNDICA-2025-03-17/

「ザポロジエ市に迫っている」

「ザポロジエ市の南東約50キロメートルに迫る地点でロシア軍がウクライナ軍の防衛線の一部を突破」(親ロシア派軍事ブロガー)

50kmって、「迫る」っちゅうのかあ?。

ウクライナ戦線で行われている陣地戦の場合、例えばアウディーイウカからポクロフシクまでの距離(約45km)を前進するのに1年以上かかっている。

それでも、ここは速い方だ。

ただし、東部戦線と異なり、南部戦線ではこれまで大きな動きはなかったからな。

ロボティネ辺りでのじわじわした前進が認められたくらいだ。

今回の動きが今後に繋がるのかどうか、単発で終わるのかどうかは分からない。

(比較的静かだった南部戦線で動き、ロシア軍がザポリージャ方面で前進)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/movement-on-the-relatively-quiet-southern-front-russian-troops-advance-towards-zaporizhia/

「ロシア軍がザポリージャ州カミアンスケ・オリヒウ方面で前進した」(DEEP STATEとRYBAR)

「ロシア軍がピャティハトキを攻撃して占領しようとしている」「ウクライナ軍がステポヴェ方向に前進してきたロシア軍を撃退した」「マリ・シェルバキ方向でもロシア軍の攻撃が続いている」「ロシア軍がT-0812方向に支配地域を広げた」(DEEP STATE)

「ロシア軍がピャティハトキを占領した」「ロシア軍がステポヴェをほぼ占領した」「ロシア軍がマリ・シェルバキ方向とシェルバキ方向への前進に成功した」(RYBAR)

「ロシア国防省は「ピャティハトキ解放」を発表」

複数の情報源から類似の報告が上がっていることから、この地域でロシア軍が活動を活発化させたことは確かなようだ。

「第108空中強襲連隊が3月上旬にマリ・シェルバキ方向のウクライナ軍陣地を攻撃した」「この方向のウクライナ軍部隊には相互運用に問題があった」「敵がどこまで前進した把握するのが困難だった」「さらに第108連隊はピャティハトキ方向でも攻撃を開始した」「現在も攻撃が続き集落全体を占領しようとしている」「ステポヴェ方向でも敵が道路に到達して足場を築こうしている」「ウクライナ軍は大砲などの火力で敵を何とか食い止めている」「敵はマリ・シェルバキ集落の南部分に侵入して足場を固めようとしている」「我が軍は残念ながら伝統的な問題(異なる部隊間での調整や協調)を抱えており、軍上層部も状況を認識して安定化措置を講じている」「この地域で最も経験豊富な第128山岳強襲旅団に大きな期待が寄せられている」(DEEP STATE)

「ロシア軍は数日間の砲撃後、霧を利用してステポヴェを無傷で占領した」「敵は最後までステポヴェを支配していると信じていたが、これを否定する映像が3月11日に登場した」「ロシア軍は状況を知らないウクライナ軍部隊を何度か待ち伏せ攻撃することが出来た」「この方向でさらなる成功がもたらされればオリヒウ西の高台を手に入れることができる」(RYBAR)

航空万能論ブログ管理人は、「現時点で両者の評価は噛み合っていない」としているけど、戦闘地域、交戦の激化、進撃の方向は一致している。

浮沈子的には南部戦線で動きが出たこと自体に注目だが、以前から細かい動きがなかったわけではない。

ロシア軍はウクライナ軍のローテーションやら司令官の交代など、戦力のビミョーな低下をもたらすタイミングを掴むために、威力偵察的攻撃をかけ続けているからな。

今回も、おそらく何らかの兆候を掴んだのかも知れない。

戦略的観点からは、南部地域への兵站がある程度確保されてきているということも言えるかもしれない。

東部戦線で西進して、鉄道輸送への攻撃が緩和されれば、輸送力は増大し、戦況への影響が出るというわけだ。

ブーレダル(ブフレダル)がロシア軍に再占領されたのは昨年秋だから、半年かけて戦略物資の蓄積を行ってきたのかも知れない(未確認)。

そうだとすれば、南部戦線の突破口を開いた今回の進撃が、大きな展開を見せる可能性も否定できないからな。

ウクライナの予備戦力がどの程度かは知らないけど、クルスク方面では撤退戦に投入され、ポクロフシク方面ではロシア軍に反撃しているから、相当枯渇していることは間違いない。

「軍上層部も状況を認識して安定化措置を講じている」「この地域で最も経験豊富な第128山岳強襲旅団に大きな期待が寄せられている」(再掲)

安定化措置というのは、ウクライナ側の予備戦力の投入を意味していると思われる。

それが十分行えないことから、既存の部隊(第128山岳強襲旅団)に期待せざるを得ない状況なのかもしれない。

まあ、どうでもいいんですが。

ほぼ膠着していた南部戦線で動きがあったこと、ウクライナ側の情報源(ディープステート)が、予備戦力の投入に関してビミョーな言い回しになっていることを考えると、この攻勢はしばらく継続する可能性がある。

停戦交渉を横睨みしつつ、前線の状況にも目配りが必要だな・・・。

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