南岸低気圧 ― 2016年01月18日 01:41
南岸低気圧
(南岸低気圧)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E5%B2%B8%E4%BD%8E%E6%B0%97%E5%9C%A7
「日本列島南岸を発達しながら東に進んでいく低気圧のこと。冬から春(概ね毎年1月から4月にかけて)にかけてよく発生する。」
「日本列島の太平洋側に大雪や大雨を降らせることが多く、特に東京を含む関東地方南部における大雪のほとんどは南岸低気圧によるものと言われている」
今回は、東京に大雪警報が出ている。
「東京地方では、18日明け方から18日昼前まで大雪に警戒してください。
東京地方 17日22時26分現在
・大雪警報
・強風注意報
・波浪注意報」
「伊東市の警報・注意報: 風雪、大雪、波浪、着雪(いずれも、注意報)」
ダイビングのお誘いを受けたのだが、総合的に判断して遠慮した。
このタイミングは、ちょっと悪過ぎるな。
ダイビングそのものよりも、道中が心配だ。
南岸低気圧の話を続けよう。
「進行方向に当たる東側に温暖前線、西〜南側に寒冷前線が形成され、それぞれ低気圧の周りを反時計回りに回転してくる。」
「低気圧は発達しながら東に進み、ちょうど日本列島南岸に差し掛かった頃に最盛期を迎える」
昨年の2月に、このブログでも取り上げた。
(春の雪)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/02/18/7574908
豊饒の海は、まだ読んでいない。
今夜の雨は、予報通り、夜8時頃から降り出した。
大井町のプールで、自主練習とプール講習のお手伝いだったが、夕食を摂っている間に本降りの雨となり、ずぶ濡れになりながら自転車を漕いで帰ってきた。
出かける時には、想定外の時刻になっていた。
1月の東京の大雪の記録を見ると、以下になる。
「・1984年1月19日 - 東京22
・1998年1月9日 - 東京15
・2006年1月21日 - 東京9
・2013年1月14日 - 東京8(東京北の丸14)」
まあ、ざっとこんなもんだな。
この100年を見ても、1月の大雪というのはあまり例がない。
もっとも、10センチやそこらで大雪というのは、雪国の基準からいえばショボイ話ではある。
2月とかになると、もう少しまとまった積雪が観測されるようになる。
「・1936年2月22日 - 東京38
・1936年2月23日 - 東京36
・1945年2月22日 - 東京38
・1951年2月14-15日 - 東京33
・1967年2月12日 - 東京21
・1968年2月16日 - 東京23
・1969年3月4日 - 東京21
・1975年2月21日 - 東京15
・1984年2月17-18日 - 東京20
・1986年2月18-19日 - 東京18
・1990年2月1日 - 東京11
・1992年2月1-2日 - 東京17
・1994年2月12日 - 東京23(図より)
・1996年2月18日 - 東京14
・2014年2月7-9日 - 東京27
・2014年2月14-15日 - 東京27」
ついでだから、3月以降を書いておく。
「・1908年4月9日 - 東京20
・1969年3月4日 - 東京21
・1969年3月12日 - 東京30
・1969年4月17日 - 東京2
・1986年3月23日 - 東京9
・1988年4月8日 - 東京9」
積雪の記録を追うと、1988年を最後に、東京には3月以降、雪が積もっていないことになる。
なごり雪という歌が、1970年代の歌であるのには、理由があるんだな。
(初雪)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/01/12/7988969
「リリース:1974年3月12日」
「1975年11月、イルカの歌によるカバーバージョンがシングルとして発売。翌1976年に掛けて、オリコンの集計で55万枚近いセールスを記録した。累計売上は80万枚」
ちなみに、70年代には、東京に春の雪は積もっていない・・・。
まあいい。
多少のずれは、誤差のうちだ。
夜半を過ぎ、気温は急速に下がってきた。
午前1時の気温は、2.8度とある。
明け方には雪になる可能性はあるな。
日本気象協会の、アホな予想では、雨になっているがな。
これから、明け方にかけて、気温が上がるとある。
「温暖前線付近では強い南風に伴う高温と雨、低気圧の周囲では強風、寒冷前線付近では強い北風・東風とまとまった雨に見舞われることが多い。」
まあ、一応、理屈には合っている。
「単純に東進するだけではなく、北上、停滞したり、急発進、急発達などにより、予報が外れるケースも多く、大きな災害となったケースがいくつもある。」
今回の低気圧も、48時間予報では、976hPaとなっているので、記録的な被害をもたらす可能性もある。
「●雪のピーク
降り方が強まる時間帯は18(月)の午前3時頃から午前8時頃にかけてです。」
さて、湿った服も乾いてきたので、そろそろ寝るとしようかな。
(南岸低気圧)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E5%B2%B8%E4%BD%8E%E6%B0%97%E5%9C%A7
「日本列島南岸を発達しながら東に進んでいく低気圧のこと。冬から春(概ね毎年1月から4月にかけて)にかけてよく発生する。」
「日本列島の太平洋側に大雪や大雨を降らせることが多く、特に東京を含む関東地方南部における大雪のほとんどは南岸低気圧によるものと言われている」
今回は、東京に大雪警報が出ている。
「東京地方では、18日明け方から18日昼前まで大雪に警戒してください。
東京地方 17日22時26分現在
・大雪警報
・強風注意報
・波浪注意報」
「伊東市の警報・注意報: 風雪、大雪、波浪、着雪(いずれも、注意報)」
ダイビングのお誘いを受けたのだが、総合的に判断して遠慮した。
このタイミングは、ちょっと悪過ぎるな。
ダイビングそのものよりも、道中が心配だ。
南岸低気圧の話を続けよう。
「進行方向に当たる東側に温暖前線、西〜南側に寒冷前線が形成され、それぞれ低気圧の周りを反時計回りに回転してくる。」
「低気圧は発達しながら東に進み、ちょうど日本列島南岸に差し掛かった頃に最盛期を迎える」
昨年の2月に、このブログでも取り上げた。
(春の雪)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/02/18/7574908
豊饒の海は、まだ読んでいない。
今夜の雨は、予報通り、夜8時頃から降り出した。
大井町のプールで、自主練習とプール講習のお手伝いだったが、夕食を摂っている間に本降りの雨となり、ずぶ濡れになりながら自転車を漕いで帰ってきた。
出かける時には、想定外の時刻になっていた。
1月の東京の大雪の記録を見ると、以下になる。
「・1984年1月19日 - 東京22
・1998年1月9日 - 東京15
・2006年1月21日 - 東京9
・2013年1月14日 - 東京8(東京北の丸14)」
まあ、ざっとこんなもんだな。
この100年を見ても、1月の大雪というのはあまり例がない。
もっとも、10センチやそこらで大雪というのは、雪国の基準からいえばショボイ話ではある。
2月とかになると、もう少しまとまった積雪が観測されるようになる。
「・1936年2月22日 - 東京38
・1936年2月23日 - 東京36
・1945年2月22日 - 東京38
・1951年2月14-15日 - 東京33
・1967年2月12日 - 東京21
・1968年2月16日 - 東京23
・1969年3月4日 - 東京21
・1975年2月21日 - 東京15
・1984年2月17-18日 - 東京20
・1986年2月18-19日 - 東京18
・1990年2月1日 - 東京11
・1992年2月1-2日 - 東京17
・1994年2月12日 - 東京23(図より)
・1996年2月18日 - 東京14
・2014年2月7-9日 - 東京27
・2014年2月14-15日 - 東京27」
ついでだから、3月以降を書いておく。
「・1908年4月9日 - 東京20
・1969年3月4日 - 東京21
・1969年3月12日 - 東京30
・1969年4月17日 - 東京2
・1986年3月23日 - 東京9
・1988年4月8日 - 東京9」
積雪の記録を追うと、1988年を最後に、東京には3月以降、雪が積もっていないことになる。
なごり雪という歌が、1970年代の歌であるのには、理由があるんだな。
(初雪)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/01/12/7988969
「リリース:1974年3月12日」
「1975年11月、イルカの歌によるカバーバージョンがシングルとして発売。翌1976年に掛けて、オリコンの集計で55万枚近いセールスを記録した。累計売上は80万枚」
ちなみに、70年代には、東京に春の雪は積もっていない・・・。
まあいい。
多少のずれは、誤差のうちだ。
夜半を過ぎ、気温は急速に下がってきた。
午前1時の気温は、2.8度とある。
明け方には雪になる可能性はあるな。
日本気象協会の、アホな予想では、雨になっているがな。
これから、明け方にかけて、気温が上がるとある。
「温暖前線付近では強い南風に伴う高温と雨、低気圧の周囲では強風、寒冷前線付近では強い北風・東風とまとまった雨に見舞われることが多い。」
まあ、一応、理屈には合っている。
「単純に東進するだけではなく、北上、停滞したり、急発進、急発達などにより、予報が外れるケースも多く、大きな災害となったケースがいくつもある。」
今回の低気圧も、48時間予報では、976hPaとなっているので、記録的な被害をもたらす可能性もある。
「●雪のピーク
降り方が強まる時間帯は18(月)の午前3時頃から午前8時頃にかけてです。」
さて、湿った服も乾いてきたので、そろそろ寝るとしようかな。
浮遊感 ― 2016年01月18日 09:20
浮遊感
べちゃべちゃの雪が、冷たい雨に変わって、しかし気温は0度から1度の間。
シャーベット状の雪が、溶けずに残る。
山間部では、積雪が多いらしい。
ニュースでは、軒並み運休や遅延が報道されている。
一部では、停電もしているらしい(雪の重みで、電話線も切れた)。
休校や始業時間を遅らせている学校もある。
こんな朝は、得意の引きこもりに限るな。
朝の買い出しにも行けないしな。
昨日は、大井町で自主練習とプール講習のお手伝い。
久々に、新しいタンクを1本吸い切った(いつもは、使いかけのタンクを有効活用しているので)。
4時間くらい、水に漬かっていた。
水深4mのプールで、浮遊感を味わう。
空を飛んでいるわけではないが、3次元の移動だ。
通常のBCを着て、ホリゾンタルスタイルでのホバリングは難しい。
お借りしたのはシンプルな構造のブラダーで、トリムが変わる(身体を起こす)と、浮袋の上の方に、一気に浮力が付く。
ウエイトベルトは、当然BCの下に着けているので、あっという間に直立してしまう。
一度、水平になったら、必死でそれを維持しなければならない・・・。
一応、ふつーのダイビングのインストラクターでもある浮沈子としては、遊泳中のトリム重視になってきた最近のPADIの方針(環境重視だそうですが)に照らして、このままでいいのかどうか、疑問に感じる。
サイドマウント用を兼ねるSMS75は、そんなことはやりたくてもできないだろう。
先日買ったウエイトベストで、身体の前面のポケットに入れた場合、強制的に水平にされる。
大井町のプールで使っているアルミタンクの場合、その傾向は特に顕著だ。
ただし、これを講習に使うということになれば、水面スキル等には向かないということになる。
器材脱着、ウエイト投棄では、ウエイトベルト絡みのスキルは困難だ。
ウエイトベストは、その意味でもベストである(なんちゃって!)。
下の段のポケットには、緊急リリースできるような仕掛けもあり、これだけでも十分使える。
クロッチベルトを締めるタイプのBCでも使える。
まあ、今回は、普通のBCに慣れることが目的なので仕方ないか(浮沈子は、おそらく、普通のBCでは、50本くらいしか潜っていない)。
水面スキル、ホバリング、ウエイト脱着(水中含む)については、器材の選択と講習内容がビミョーな関係になる。
まあ、通常器材で、ウエイトに工夫して、遊泳時にホリゾンタルトリムを維持するのが当面の対策なんだろう。
我が国のダイビング環境に適したスタイルを採るしかない。
CCRで潜り続けてきた浮沈子は、オープンサーキットですら違和感があり、しかも、そのほとんどをサイドマウント用器材で運用してきた。
普通のBCで潜るというのは、講習関係くらいか。
テニアン島でのCカード取得、ファンダイブ20本くらい、アドバンス講習、タイのピピ島でのレスキューダイバー、そして、今回のIDCのお手伝い。
自分のダイブマスター、IDCや、IEでさえ、SMS75をバックマウントにして潜った。
ホントに、ふつーのダイビング器材には慣れていないのだ。
しかし、様々なスキルのトレーニングで生徒役になるには、慣れておかなければならないということで、たまには自主練習でもするかという感じだ。
いろいろなトリムを試し、水中での浮遊感を味わう。
水深1mから3mで、1m刻みにホバリングしながら、トリムを調整する。
かなり難しいことが分かる。
ウエイトの場所を、BCのポケットに変えてみたりする(この程度では、あんま変わんないな)。
アルミタンクであることも影響して、これでパーフェクトなトリムの調整は、相当工夫がいるということも分かった。
我が国で普及しているメタリコンタンクなら、逆に少しはバランスしやすいかもしれない。
PADIは、世界共通のトレーニング基準を課している。
我が国特有の事情を汲んでくれるようなことはない(まあ、多少、配慮はしてくれるかもしれませんが)。
サイドマウントのテキストなんて、メタリコンタンクのことなんて、これっぽっちも考慮していない。
教える側は、苦労していることだろう。
一方、水中でのホリゾンタルトリムを通常のBCで取るということについては、意外にメタリコンは、やり易いかもしれない。
臨機応変、現場の工夫が求められるところだ。
トレーニング基準を満たすことは、実際にそのダイバーが潜るであろう通常のダイビングで役に立つことを目的にしている。
スキルのためのスキルではなく、役に立つことを目指しているわけだな。
通常使う器材で、その基準を満たすためには、微調整が必要かもしれない。
円筒形のプールを、ゆらゆらと漂いながら、そんなことを考えていた。
今週中には、インスピのレギュレーターが直ってきて、このプールでテストできるかもしれない。
ブラダーはテッセラクト(OMS)。
温水プールなので、パラオでのトレーニングとほぼ等しい格好で潜れるのが嬉しい。
器材のバランス、ウエイトの位置、ホース類の取り回しや、長さの調整など、課題は多い。
何度か試して、ベストバランスを探ろう。
サイドマウントの講習、SPIもあるが、とりあえずはインスピの復旧を図ることが優先だ。
来月からは、ポセイドンのアシストも始まる。
浮遊感を味わっていられるのは、今のうちだけかもしれないな・・・。
べちゃべちゃの雪が、冷たい雨に変わって、しかし気温は0度から1度の間。
シャーベット状の雪が、溶けずに残る。
山間部では、積雪が多いらしい。
ニュースでは、軒並み運休や遅延が報道されている。
一部では、停電もしているらしい(雪の重みで、電話線も切れた)。
休校や始業時間を遅らせている学校もある。
こんな朝は、得意の引きこもりに限るな。
朝の買い出しにも行けないしな。
昨日は、大井町で自主練習とプール講習のお手伝い。
久々に、新しいタンクを1本吸い切った(いつもは、使いかけのタンクを有効活用しているので)。
4時間くらい、水に漬かっていた。
水深4mのプールで、浮遊感を味わう。
空を飛んでいるわけではないが、3次元の移動だ。
通常のBCを着て、ホリゾンタルスタイルでのホバリングは難しい。
お借りしたのはシンプルな構造のブラダーで、トリムが変わる(身体を起こす)と、浮袋の上の方に、一気に浮力が付く。
ウエイトベルトは、当然BCの下に着けているので、あっという間に直立してしまう。
一度、水平になったら、必死でそれを維持しなければならない・・・。
一応、ふつーのダイビングのインストラクターでもある浮沈子としては、遊泳中のトリム重視になってきた最近のPADIの方針(環境重視だそうですが)に照らして、このままでいいのかどうか、疑問に感じる。
サイドマウント用を兼ねるSMS75は、そんなことはやりたくてもできないだろう。
先日買ったウエイトベストで、身体の前面のポケットに入れた場合、強制的に水平にされる。
大井町のプールで使っているアルミタンクの場合、その傾向は特に顕著だ。
ただし、これを講習に使うということになれば、水面スキル等には向かないということになる。
器材脱着、ウエイト投棄では、ウエイトベルト絡みのスキルは困難だ。
ウエイトベストは、その意味でもベストである(なんちゃって!)。
下の段のポケットには、緊急リリースできるような仕掛けもあり、これだけでも十分使える。
クロッチベルトを締めるタイプのBCでも使える。
まあ、今回は、普通のBCに慣れることが目的なので仕方ないか(浮沈子は、おそらく、普通のBCでは、50本くらいしか潜っていない)。
水面スキル、ホバリング、ウエイト脱着(水中含む)については、器材の選択と講習内容がビミョーな関係になる。
まあ、通常器材で、ウエイトに工夫して、遊泳時にホリゾンタルトリムを維持するのが当面の対策なんだろう。
我が国のダイビング環境に適したスタイルを採るしかない。
CCRで潜り続けてきた浮沈子は、オープンサーキットですら違和感があり、しかも、そのほとんどをサイドマウント用器材で運用してきた。
普通のBCで潜るというのは、講習関係くらいか。
テニアン島でのCカード取得、ファンダイブ20本くらい、アドバンス講習、タイのピピ島でのレスキューダイバー、そして、今回のIDCのお手伝い。
自分のダイブマスター、IDCや、IEでさえ、SMS75をバックマウントにして潜った。
ホントに、ふつーのダイビング器材には慣れていないのだ。
しかし、様々なスキルのトレーニングで生徒役になるには、慣れておかなければならないということで、たまには自主練習でもするかという感じだ。
いろいろなトリムを試し、水中での浮遊感を味わう。
水深1mから3mで、1m刻みにホバリングしながら、トリムを調整する。
かなり難しいことが分かる。
ウエイトの場所を、BCのポケットに変えてみたりする(この程度では、あんま変わんないな)。
アルミタンクであることも影響して、これでパーフェクトなトリムの調整は、相当工夫がいるということも分かった。
我が国で普及しているメタリコンタンクなら、逆に少しはバランスしやすいかもしれない。
PADIは、世界共通のトレーニング基準を課している。
我が国特有の事情を汲んでくれるようなことはない(まあ、多少、配慮はしてくれるかもしれませんが)。
サイドマウントのテキストなんて、メタリコンタンクのことなんて、これっぽっちも考慮していない。
教える側は、苦労していることだろう。
一方、水中でのホリゾンタルトリムを通常のBCで取るということについては、意外にメタリコンは、やり易いかもしれない。
臨機応変、現場の工夫が求められるところだ。
トレーニング基準を満たすことは、実際にそのダイバーが潜るであろう通常のダイビングで役に立つことを目的にしている。
スキルのためのスキルではなく、役に立つことを目指しているわけだな。
通常使う器材で、その基準を満たすためには、微調整が必要かもしれない。
円筒形のプールを、ゆらゆらと漂いながら、そんなことを考えていた。
今週中には、インスピのレギュレーターが直ってきて、このプールでテストできるかもしれない。
ブラダーはテッセラクト(OMS)。
温水プールなので、パラオでのトレーニングとほぼ等しい格好で潜れるのが嬉しい。
器材のバランス、ウエイトの位置、ホース類の取り回しや、長さの調整など、課題は多い。
何度か試して、ベストバランスを探ろう。
サイドマウントの講習、SPIもあるが、とりあえずはインスピの復旧を図ることが優先だ。
来月からは、ポセイドンのアシストも始まる。
浮遊感を味わっていられるのは、今のうちだけかもしれないな・・・。
脚からず? ― 2016年01月18日 14:18
脚からず?
雪に気を取られて、中継を見るのを忘れていた。
(残念… スペースXロケットが海上基地への着地に失敗)
http://sorae.jp/030201/2016_01_18_spacex.html
画像を見ると、一応ランディングはしたようだが、脚の不具合で倒れてしまったようで、回収には成功している。
記事では失敗といっているが、実質的には目的を果たしているのではないか。
(SpaceX、衛星のローンチに成功するもロケットの着地に失敗)
http://jp.techcrunch.com/2016/01/18/20160117spacex-successfully-launches-satellite-unsuccessfully-lands-rocket/
「ロケットの着地のスピードは良かったものの、着地するための支えとなる脚の1つに問題があり、着地後にロケットが倒れたという。」
「詳細データを確認したところ、ロケットの1段目は軟着陸だったが、3番の脚が作動しなかった。ロケットの着地地点はドローン船の中心から1.3メートル内だった。」
もちろん、衛星の打ち上げには成功している。
着陸の成功は、もちろん余禄だから、残念、次回に乞うご期待、ということでいい。
しかし、動画の映像を見ていると、船は相当揺れているようだったので、脚が問題なくても難しい着陸だったのではないかと思われる。
(Jason-3 Hosted Webcast:動画出ます:47分辺りから船の甲板の様子が出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=ivdKRJzl6y0
残念ながら、中継映像は出ない。
1時間6分過ぎから、コメントを報じているだけだ。
(Jason-3 Mission:プレスキット)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/spacex_jason3_press_kit.pdf
プレスキットによれば、8分30秒後の着艦予定だったらしい。
「00:08:30 1st stage landing burn」
予定表に、回収スケジュールが載るようになったわけだ。
まあ、次回に期待というところかな。
(「ファルコン9」ロケット、海洋観測衛星「ジェイソン3」の打ち上げに成功―船への着地は失敗:追加)
http://sorae.jp/030201/016_01_18_falcon-9.html
「ロケットは予定通り、船の甲板上にまではたどり着いたものの、4本ある着陸脚のうちの1本がロックされず、その結果転倒したという。」
「今回も失敗には終わったものの、前2回と比べると着実に成功に近付いており、同社のイーロン・マスクCEOも「次回の成功に期待がもてます」とコメントしている。」
雪に気を取られて、中継を見るのを忘れていた。
(残念… スペースXロケットが海上基地への着地に失敗)
http://sorae.jp/030201/2016_01_18_spacex.html
画像を見ると、一応ランディングはしたようだが、脚の不具合で倒れてしまったようで、回収には成功している。
記事では失敗といっているが、実質的には目的を果たしているのではないか。
(SpaceX、衛星のローンチに成功するもロケットの着地に失敗)
http://jp.techcrunch.com/2016/01/18/20160117spacex-successfully-launches-satellite-unsuccessfully-lands-rocket/
「ロケットの着地のスピードは良かったものの、着地するための支えとなる脚の1つに問題があり、着地後にロケットが倒れたという。」
「詳細データを確認したところ、ロケットの1段目は軟着陸だったが、3番の脚が作動しなかった。ロケットの着地地点はドローン船の中心から1.3メートル内だった。」
もちろん、衛星の打ち上げには成功している。
着陸の成功は、もちろん余禄だから、残念、次回に乞うご期待、ということでいい。
しかし、動画の映像を見ていると、船は相当揺れているようだったので、脚が問題なくても難しい着陸だったのではないかと思われる。
(Jason-3 Hosted Webcast:動画出ます:47分辺りから船の甲板の様子が出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=ivdKRJzl6y0
残念ながら、中継映像は出ない。
1時間6分過ぎから、コメントを報じているだけだ。
(Jason-3 Mission:プレスキット)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/spacex_jason3_press_kit.pdf
プレスキットによれば、8分30秒後の着艦予定だったらしい。
「00:08:30 1st stage landing burn」
予定表に、回収スケジュールが載るようになったわけだ。
まあ、次回に期待というところかな。
(「ファルコン9」ロケット、海洋観測衛星「ジェイソン3」の打ち上げに成功―船への着地は失敗:追加)
http://sorae.jp/030201/016_01_18_falcon-9.html
「ロケットは予定通り、船の甲板上にまではたどり着いたものの、4本ある着陸脚のうちの1本がロックされず、その結果転倒したという。」
「今回も失敗には終わったものの、前2回と比べると着実に成功に近付いており、同社のイーロン・マスクCEOも「次回の成功に期待がもてます」とコメントしている。」
台湾 ― 2016年01月18日 16:46
台湾
若いころに、台北に一度だけ、観光旅行で訪れたことがある。
屋台のむちゃくちゃ美味い食事が印象に残っている。
一家で乗ってるスクーター(父ちゃんの前には、立ち乗りの子供、後ろに乗ってる母ちゃんの背中に括りつけられている赤ん坊:4人乗り!!!!)。
博物館の精緻な工芸、宝物の数々。
抗日戦争に明け暮れ、革命政権に追い出された国民党政府は、この島に臨時政府を置いて、いつかは捲土重来を果たそうと・・・。
時は流れ、中国は共産党政権が地歩を固め、世界第二の経済大国として君臨するまでになり、台湾を統治する政府も、いつしか中国とは融和していこうとする方向になってきた。
浮沈子が何度か行ったパラオ共和国は、台湾政府を中国を代表する政府として承認する数少ない国家の一つである。
(中華民国の政治:外交)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E6%B0%91%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%94%BF%E6%B2%BB#.E5.A4.96.E4.BA.A4
「中華民国と公式な外交関係がある22か国:
・オセアニア:
キリバス
ソロモン諸島
ツバル
パラオ
マーシャル諸島
ナウル
・アフリカ:
サントメ・プリンシペ
スワジランド
ブルキナファソ
・ラテンアメリカ:
エルサルバドル
グアテマラ
セントクリストファー・ネービス
セントビンセントおよびグレナディーン諸島
ドミニカ共和国
ニカラグア
ハイチ
パナマ
パラグアイ
ベリーズ
ホンジュラス
セントルシア
・ヨーロッパ:バチカン」
中華民国は、尖閣や南シナ海の領有に関する問題でも重要な関係がある。
東アジアの安定にとって、目を離すことはできない。
我が国は、この地域を一定期間統治していた歴史がある。
無関係とはいえまい。
しかし、公式の外交はなく、双方が民間組織を間に挟んだ間接外交を行っている。
多くの国が、似たり寄ったりの外交を行っていて、中華民国が世界の中で孤立しているわけではない。
総統選挙が行われ、新たな政権が誕生した。
台湾問題に、米国の関与は欠かせない。
台米関係は、日米関係以上に重要ともいえる。
中国べったりの前政権から距離を置き、現状維持を訴えた勢力が過半数を占める。
まあ、これから先、共産党政権が崩壊して、台湾政府が返り咲くという可能性を考えるのは無理があるが、一定の距離を置きつつ、敵対的にならないという無難な選択をしたように見える。
そう、政治というのは、ややっこしい経緯がある、すっきりしない問題に、現実的な対応を取る薄汚いプロセスだ。
それでいい。
誰もが、少しずつの不満を抱え、ブツブツ文句を言いつつ参加するのが民主主義というもんだろう。
誰かがスッキリして、その他大勢が苦しむのは、あまり好ましいことではあるまい。
ああ、でも、スッキリしたいという気持ちは分かるがな。
俺様だけ、スッキリしたい・・・。
他は悶々としてくれ!。
しかし、現実は概ね逆になるんだがな。
俺様は悶々とし、人様はスッキリしている。
まあ、どうでもいいんですが。
台湾のアイドルの方が、アイデンティティの問題で、この選挙に影響を与えたと報じられている。
そんなことは、あんま関係ないんじゃないか。
今朝降って、溶け残った雪が、日陰のクルマのフロントウインドウに残っている。
その程度の影響だろう。
複雑なアイデンティティ構造を有する台湾社会だが、その中で現実的な対応を模索していかなければならない。
先に掲げた中華民国と公式の外交関係にある国の中に、ナウルというのがある。
(ナウル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%83%AB
「「ナウル」とはナウル語の「Anáoero(「私は砂浜に行く」の意)」が由来とされる。」
素敵な名前の国である。
「ナウルは台湾と外交関係を有し、ナウルには台湾大使館が設置されていたが、2002年7月、台湾との外交関係を断交し、中国と国交を樹立した。2005年5月、台湾との外交関係再樹立。」
外務省のホームページを見ると、上記のように書いてある。
(ナウルが台湾政府を認めて国交を結んでいる理由は?)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1191414151
現実的な対応だな。
浮沈子は、国家のアイデンティティなんて、その程度で十分だと思っている。
国民のために、膝を折る政府。
どっかの国も、少し見習ってもらいたいな。
若いころに、台北に一度だけ、観光旅行で訪れたことがある。
屋台のむちゃくちゃ美味い食事が印象に残っている。
一家で乗ってるスクーター(父ちゃんの前には、立ち乗りの子供、後ろに乗ってる母ちゃんの背中に括りつけられている赤ん坊:4人乗り!!!!)。
博物館の精緻な工芸、宝物の数々。
抗日戦争に明け暮れ、革命政権に追い出された国民党政府は、この島に臨時政府を置いて、いつかは捲土重来を果たそうと・・・。
時は流れ、中国は共産党政権が地歩を固め、世界第二の経済大国として君臨するまでになり、台湾を統治する政府も、いつしか中国とは融和していこうとする方向になってきた。
浮沈子が何度か行ったパラオ共和国は、台湾政府を中国を代表する政府として承認する数少ない国家の一つである。
(中華民国の政治:外交)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E6%B0%91%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%94%BF%E6%B2%BB#.E5.A4.96.E4.BA.A4
「中華民国と公式な外交関係がある22か国:
・オセアニア:
キリバス
ソロモン諸島
ツバル
パラオ
マーシャル諸島
ナウル
・アフリカ:
サントメ・プリンシペ
スワジランド
ブルキナファソ
・ラテンアメリカ:
エルサルバドル
グアテマラ
セントクリストファー・ネービス
セントビンセントおよびグレナディーン諸島
ドミニカ共和国
ニカラグア
ハイチ
パナマ
パラグアイ
ベリーズ
ホンジュラス
セントルシア
・ヨーロッパ:バチカン」
中華民国は、尖閣や南シナ海の領有に関する問題でも重要な関係がある。
東アジアの安定にとって、目を離すことはできない。
我が国は、この地域を一定期間統治していた歴史がある。
無関係とはいえまい。
しかし、公式の外交はなく、双方が民間組織を間に挟んだ間接外交を行っている。
多くの国が、似たり寄ったりの外交を行っていて、中華民国が世界の中で孤立しているわけではない。
総統選挙が行われ、新たな政権が誕生した。
台湾問題に、米国の関与は欠かせない。
台米関係は、日米関係以上に重要ともいえる。
中国べったりの前政権から距離を置き、現状維持を訴えた勢力が過半数を占める。
まあ、これから先、共産党政権が崩壊して、台湾政府が返り咲くという可能性を考えるのは無理があるが、一定の距離を置きつつ、敵対的にならないという無難な選択をしたように見える。
そう、政治というのは、ややっこしい経緯がある、すっきりしない問題に、現実的な対応を取る薄汚いプロセスだ。
それでいい。
誰もが、少しずつの不満を抱え、ブツブツ文句を言いつつ参加するのが民主主義というもんだろう。
誰かがスッキリして、その他大勢が苦しむのは、あまり好ましいことではあるまい。
ああ、でも、スッキリしたいという気持ちは分かるがな。
俺様だけ、スッキリしたい・・・。
他は悶々としてくれ!。
しかし、現実は概ね逆になるんだがな。
俺様は悶々とし、人様はスッキリしている。
まあ、どうでもいいんですが。
台湾のアイドルの方が、アイデンティティの問題で、この選挙に影響を与えたと報じられている。
そんなことは、あんま関係ないんじゃないか。
今朝降って、溶け残った雪が、日陰のクルマのフロントウインドウに残っている。
その程度の影響だろう。
複雑なアイデンティティ構造を有する台湾社会だが、その中で現実的な対応を模索していかなければならない。
先に掲げた中華民国と公式の外交関係にある国の中に、ナウルというのがある。
(ナウル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%83%AB
「「ナウル」とはナウル語の「Anáoero(「私は砂浜に行く」の意)」が由来とされる。」
素敵な名前の国である。
「ナウルは台湾と外交関係を有し、ナウルには台湾大使館が設置されていたが、2002年7月、台湾との外交関係を断交し、中国と国交を樹立した。2005年5月、台湾との外交関係再樹立。」
外務省のホームページを見ると、上記のように書いてある。
(ナウルが台湾政府を認めて国交を結んでいる理由は?)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1191414151
現実的な対応だな。
浮沈子は、国家のアイデンティティなんて、その程度で十分だと思っている。
国民のために、膝を折る政府。
どっかの国も、少し見習ってもらいたいな。
ご先祖様 ― 2016年01月18日 23:45
ご先祖様
初期のeCCRの構成図が、1986年のビル・ストーンの論文に載っている(画像参照)。
(Design of fully redundant autonomous life support systems.)
http://archive.rubicon-foundation.org/xmlui/handle/123456789/9141
冗長化のない、シンプルな構成で分かりやすい。
この前に書かれている記述は、宇宙服の酸素リブリーザーだ。
水中で汎用のリブリーザーを作るには、ディリュエントと酸素を、混合する仕掛しかない。
その、基本的な構成を図示したものである。
参考までに、各構成要素を列挙した凡例を書いておく。
「1) Breathing Manifold
2) Shutoff Valve
3) Upstream Check Valve
4) Downstream Check Valve
5) CO2 Scrubber
6) Moisture Trap
7) PPO2 Fuel Cells
8) Counterlung
9) Diluent Second Stage
10) Dump Valve
11) HP Diluent Supply
12) HP valve
13) Diluent First Stage
14) Diluent Pressure Transducer
15) Diluent Bypass Valve
16) HP O2 Supply
17) HP valve
18) 02 First Stage
19) 02 Pressure Transducer
20) O2 Filter
21) Metering Orifce
22) LP Accumulator
23) 02 Solenoid
24) 02 Bypass Valve
25) DC Power Supply
26) Logic Circuitry
27) Primary Wrist Display
28) Direct Analog Display」
15番のDiluent Bypass Valveとか、24番の02 Bypass Valveは、回路図を見ると分かるが、今でいうマニュアルコントロールバルブで、手動で回路内にディリュエントや酸素をぶち込むためのものだ。
この配管図では同じ経路から突っ込まれているが、同時に供給されることはないので、これでもいい。
機能は同じだ。
14番と19番は、単なるゲージ。
20番の酸素フィルターというのは、時代を感じさせるな。
21番から23番までが、いわゆるソレノイドバルブに当たる。
完璧だな。
まさしく、現代のCCRそのものだ。
各デバイスの機能が向上したり、冗長化されたり、センサーやモニター類が追加されたりしても、この基本構造は30年前と全く同じだ。
ご先祖様である。
図示するにあたって、敢えて注文を付ければ、スクラバーとセンサー、カウンターラング辺りが整理されていると分かりやすい。
これじゃあ、スクラバーを通らずにガスが回路内を循環することになってしまう!。
シングルカウンターラングの構成だが、これでもちゃんと成立する。
リブリーザーとしては、これでもいい。
水中で長時間滞在するには、この構成が唯一の解決策であると見切っている。
「The obvious solution where a high range-to-weight ratio is required is to switch to closed circuit systems and eliminate the waste of usable oxygen which is normally dumped overboard with every breath.」(PDFで、10ページ目)
深度に関係ない酸素の消費、排気を伴わない循環回路、二酸化炭素除去装置。
今のところ、このシステムを超える潜水器はない。
水中でガスを吸うことには違いないので、様々な運用限界はあるが、総合的に見て最も優れた器材だ。
使い物になるかどうかは、メンテナンスや運用次第。
ほっぽらかしにして、適当に運用すればイチコロであの世行きである。
1997年のインスピレーションの登場まで、まだ10年以上ある。
この時代にeCCRを構想し、その原理通りに作り上げようとしていたことに感動するな。
もちろん、マーク16などは出ていたようだし、浮沈子はその時代のことは詳しくない。
冗長性を付加して、デバイスの故障率を軽減し、実用的なシステムに仕立てようとしていたわけだ。
現代のCCRに直接繋がる仕掛け。
CCRのページに入って、ようやく中身が理解できるようになってきた。
やっぱ、浮沈子はヘンタイかあ?。
初期のeCCRの構成図が、1986年のビル・ストーンの論文に載っている(画像参照)。
(Design of fully redundant autonomous life support systems.)
http://archive.rubicon-foundation.org/xmlui/handle/123456789/9141
冗長化のない、シンプルな構成で分かりやすい。
この前に書かれている記述は、宇宙服の酸素リブリーザーだ。
水中で汎用のリブリーザーを作るには、ディリュエントと酸素を、混合する仕掛しかない。
その、基本的な構成を図示したものである。
参考までに、各構成要素を列挙した凡例を書いておく。
「1) Breathing Manifold
2) Shutoff Valve
3) Upstream Check Valve
4) Downstream Check Valve
5) CO2 Scrubber
6) Moisture Trap
7) PPO2 Fuel Cells
8) Counterlung
9) Diluent Second Stage
10) Dump Valve
11) HP Diluent Supply
12) HP valve
13) Diluent First Stage
14) Diluent Pressure Transducer
15) Diluent Bypass Valve
16) HP O2 Supply
17) HP valve
18) 02 First Stage
19) 02 Pressure Transducer
20) O2 Filter
21) Metering Orifce
22) LP Accumulator
23) 02 Solenoid
24) 02 Bypass Valve
25) DC Power Supply
26) Logic Circuitry
27) Primary Wrist Display
28) Direct Analog Display」
15番のDiluent Bypass Valveとか、24番の02 Bypass Valveは、回路図を見ると分かるが、今でいうマニュアルコントロールバルブで、手動で回路内にディリュエントや酸素をぶち込むためのものだ。
この配管図では同じ経路から突っ込まれているが、同時に供給されることはないので、これでもいい。
機能は同じだ。
14番と19番は、単なるゲージ。
20番の酸素フィルターというのは、時代を感じさせるな。
21番から23番までが、いわゆるソレノイドバルブに当たる。
完璧だな。
まさしく、現代のCCRそのものだ。
各デバイスの機能が向上したり、冗長化されたり、センサーやモニター類が追加されたりしても、この基本構造は30年前と全く同じだ。
ご先祖様である。
図示するにあたって、敢えて注文を付ければ、スクラバーとセンサー、カウンターラング辺りが整理されていると分かりやすい。
これじゃあ、スクラバーを通らずにガスが回路内を循環することになってしまう!。
シングルカウンターラングの構成だが、これでもちゃんと成立する。
リブリーザーとしては、これでもいい。
水中で長時間滞在するには、この構成が唯一の解決策であると見切っている。
「The obvious solution where a high range-to-weight ratio is required is to switch to closed circuit systems and eliminate the waste of usable oxygen which is normally dumped overboard with every breath.」(PDFで、10ページ目)
深度に関係ない酸素の消費、排気を伴わない循環回路、二酸化炭素除去装置。
今のところ、このシステムを超える潜水器はない。
水中でガスを吸うことには違いないので、様々な運用限界はあるが、総合的に見て最も優れた器材だ。
使い物になるかどうかは、メンテナンスや運用次第。
ほっぽらかしにして、適当に運用すればイチコロであの世行きである。
1997年のインスピレーションの登場まで、まだ10年以上ある。
この時代にeCCRを構想し、その原理通りに作り上げようとしていたことに感動するな。
もちろん、マーク16などは出ていたようだし、浮沈子はその時代のことは詳しくない。
冗長性を付加して、デバイスの故障率を軽減し、実用的なシステムに仕立てようとしていたわけだ。
現代のCCRに直接繋がる仕掛け。
CCRのページに入って、ようやく中身が理解できるようになってきた。
やっぱ、浮沈子はヘンタイかあ?。
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