曲げる ― 2017年01月03日 11:35
曲げる
最近の秋葉原では、カーブした画面の液晶ディスプレイが流行っている。
つーか、ゲーム用パソコン(既に、デスクトップ型は概ねそういうことになっているようだが)のお店でよく見かける。
店によっては、その曲面ディスプレイ(っつーのかあ?)を、3台も横に並べて、ゲームソフトをグリグリ動かしている。
VR元年といわれた2016年が終わり、今年は曲面ディスプレイが流行るのかもしれない。
ゲーム用のディスプレイは、局面でなくても、やたらと横長のものが多い。
(【34型】ウルトラワイドモニターの選び方と、おすすめ9機種まとめ)
http://koshitatu.com/?p=7221
「アスペクト比16:9のフルHDモニターや4Kモニターよりも、21:9のウルトラワイドモニターの方が見た目が全然カッコイイ」
個人の好みだからな。
ははあ、ウルトラワイドモニターというのか。
曲面についても書かれている。
「中央付近から画面端に視線を移動した時にピント調節がしやすいメリットがあります。それと、ゲームをしたり動画や映画を見る時に映像に包み込まれている感覚になります。」
「ただ問題もあって、真っすぐな横線が真っすぐに見えず、微妙に湾曲してみえるのでシビアな画像編集にはオススメしません。」
ちなみに、浮沈子がこのブログを書くのにつかっているのは、エイサーの24インチ平面ディスプレイで、これ以上デカいのはパソコンラックからはみ出すので置けない。
24ポイントのMSゴシックが、ちょうどいい大きさに映る。
十分だな。
で、曲面モニターが曲がっているといっても、手でぐにゃぐにゃするわけにはいかない。
曲げることが出来るということではなく、曲がったまま固まっているわけだ。
こんな記事があった。
(曲がる液晶パネル、JDIが17年度にも実用化)
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20161230-OYT1T50146.html
「液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)は2017年度にも、曲げることができる液晶パネルを実用化する方針を固めた。」
ウエアラブルにするためには、柔らか素材で曲げられるようにするのがよろしい。
それ以外でも、設置場所に応じてフレキシブルに曲げられる方が、施工にも汎用性があるしな。
デジタルサイネージなどへの展開も進んでいくんだろう。
今は、シールを貼っている痛車なども、曲面ディスプレイを貼ることになるのかもしれない。
貼り直しの手間もいらないしな。
まあ、どうでもいいんですが。
本当に柔らか素材になるのかどうかは分からない。
耐久性や安全性の問題を解決できれば、電飾を着て歩くようになるのかもしれない。
ハサミでチョキチョキ切れたりして!。
当分先の話だろう。
センサーやカメラと連動させて、光学迷彩のような機能を実現させることが出来るようになる可能性もある。
透明人間は難しいとしても、透明車両や透明航空機ができれば、軍事技術としても発展する可能性はある。
光学的ステルスというやつだな。
もう、電波では見えないしな。
あらゆるものに、ディスプレイが埋め込まれる時代が来る。
このキーボード(今、打っているやつ)のキートップだって、モードを切り替えたら表示が変わるようにできるかもしれない。
タッチタイピングしてるから、あんま関係ないともいえる。
商品としては面白い。
部屋の内装、鏡(もう、鏡像ではなく、正鏡が写る!)、照明など、応用範囲は広い。
問題はコストだが、それは解決されるはずだ。
大昔は、紙というのはハイテク素材だったわけだしな。
液晶はそのうち使い捨てになるかもしれない。
クリネックスのティッシュのように、紙のボックスの中に折りたたまれて、取り出されると、近距離無線でガジェットから送信された映像を表示する。
一通り見終わったら、丸めてリサイクルボックスに放り込んでしまえばいい。
耐久性を考慮しなくていい分、価格は下げられるというわけだ。
ああ、紙製のボックスはもったいないので、詰め替えて再使用する・・・。
そんな未来も見えてくる(こねーよ!)。
まあいい。
今日の非常識は、明日の常識だ。
未来がどうなるかは、結局分からないのだ。
浮沈子的には、どこでもディスプレイよりは、使い捨ての方がしっくりくるんだがな。
身の回りを見渡せば、印刷された紙やビニール、プラスチックが溢れ、文字や絵柄がカラフルに踊っている。
1000年前の人類には、想像もできなかったに違いない。
人類の欲望は、想像すら超えて広がっていく。
愛読している須賀次郎さんのブログに、こんな記事が載った。
(0102 海底2万マイル)
http://jsuga.exblog.jp/26524675/
「ヴェルヌのSFに登場する潜水機は、酸素発生装置を持っていて、海底に8時間以上とどまることができ、水深も数百メートルまで行動できる。」
「現在のリブリーザーでもベルヌの想像した潜水機のれべるには到達していない。」
ちょっと計算してみる。
現在のCCRで携行できる酸素は、せいぜい200気圧くらいだが、燃料電池車に積まれている高圧タンクは700気圧である。
CCRは、深度に関係なく、酸素の消費量は同じだから、どんな深さでもその消費量は人間が使った分だけ。
多めに見積もっても、せいぜい1分間に1リッターくらいだから、1リッターのタンクに700気圧詰め込めば、700分使えることになる。
12時間近くになるわけで、ベルヌの想像を超えてしまっているのだ。
えっ?、二酸化炭素はどうするのかってえ?。
20キロくらいソフノライム担いでいけば、何とかなるんじゃないのかあ?。
ベルヌは、そこまで考えてないしな。
CCRでネックになるのは、酸素の量じゃなくって、二酸化炭素の処理だ。
そして、長い長い減圧・・・。
大気圧潜水にするか、人間の身体が変わらない限り、それを避けることはできない。
他にも、いろいろネックはあって、深海は人類にとっては最後の秘境になるだろう。
ウィキには、フランス語の原本が上がっている(引用は、サンゴの墓地への埋葬シーン)。
(CHAPITRE XXIV
LE ROYAUME DE CORAIL.)
https://fr.wikisource.org/wiki/Vingt_mille_lieues_sous_les_mers/Partie_1/Chapitre_24
自動翻訳で読むと、深度は300m位だな。
その深度に、サンゴが棲息するかどうかについては、深く追求しない・・・。
第16章、17章には、水底を長時間にわたって歩くシーンも登場する。
当時、ベルヌが、ダイビングのことを実際には分かっていなかったということが、ハッキリする。
まあ、ベルヌでなくても分かっていなかったわけだから、それは仕方ない。
SFだからな。
嘘八百も芸の内だ。
浮沈子が言いたかったのは、そういう空想を超えて、現実の世界が展開されていくということだ。
画像は、ウィキに載っていたものだが、腰に付けているランタン(水中ライト?)の電源は、リチウムイオン電池なんだろうかと、気になってしまう(レイザーのは、24時間持つらしい:明るさに依ります)。
小説ではこの辺りへの言及はない(たぶん)。
事実は小説より奇なりである。
使い捨て曲面モニターが、実現しないと断言することは出来まい?。
最近の秋葉原では、カーブした画面の液晶ディスプレイが流行っている。
つーか、ゲーム用パソコン(既に、デスクトップ型は概ねそういうことになっているようだが)のお店でよく見かける。
店によっては、その曲面ディスプレイ(っつーのかあ?)を、3台も横に並べて、ゲームソフトをグリグリ動かしている。
VR元年といわれた2016年が終わり、今年は曲面ディスプレイが流行るのかもしれない。
ゲーム用のディスプレイは、局面でなくても、やたらと横長のものが多い。
(【34型】ウルトラワイドモニターの選び方と、おすすめ9機種まとめ)
http://koshitatu.com/?p=7221
「アスペクト比16:9のフルHDモニターや4Kモニターよりも、21:9のウルトラワイドモニターの方が見た目が全然カッコイイ」
個人の好みだからな。
ははあ、ウルトラワイドモニターというのか。
曲面についても書かれている。
「中央付近から画面端に視線を移動した時にピント調節がしやすいメリットがあります。それと、ゲームをしたり動画や映画を見る時に映像に包み込まれている感覚になります。」
「ただ問題もあって、真っすぐな横線が真っすぐに見えず、微妙に湾曲してみえるのでシビアな画像編集にはオススメしません。」
ちなみに、浮沈子がこのブログを書くのにつかっているのは、エイサーの24インチ平面ディスプレイで、これ以上デカいのはパソコンラックからはみ出すので置けない。
24ポイントのMSゴシックが、ちょうどいい大きさに映る。
十分だな。
で、曲面モニターが曲がっているといっても、手でぐにゃぐにゃするわけにはいかない。
曲げることが出来るということではなく、曲がったまま固まっているわけだ。
こんな記事があった。
(曲がる液晶パネル、JDIが17年度にも実用化)
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20161230-OYT1T50146.html
「液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)は2017年度にも、曲げることができる液晶パネルを実用化する方針を固めた。」
ウエアラブルにするためには、柔らか素材で曲げられるようにするのがよろしい。
それ以外でも、設置場所に応じてフレキシブルに曲げられる方が、施工にも汎用性があるしな。
デジタルサイネージなどへの展開も進んでいくんだろう。
今は、シールを貼っている痛車なども、曲面ディスプレイを貼ることになるのかもしれない。
貼り直しの手間もいらないしな。
まあ、どうでもいいんですが。
本当に柔らか素材になるのかどうかは分からない。
耐久性や安全性の問題を解決できれば、電飾を着て歩くようになるのかもしれない。
ハサミでチョキチョキ切れたりして!。
当分先の話だろう。
センサーやカメラと連動させて、光学迷彩のような機能を実現させることが出来るようになる可能性もある。
透明人間は難しいとしても、透明車両や透明航空機ができれば、軍事技術としても発展する可能性はある。
光学的ステルスというやつだな。
もう、電波では見えないしな。
あらゆるものに、ディスプレイが埋め込まれる時代が来る。
このキーボード(今、打っているやつ)のキートップだって、モードを切り替えたら表示が変わるようにできるかもしれない。
タッチタイピングしてるから、あんま関係ないともいえる。
商品としては面白い。
部屋の内装、鏡(もう、鏡像ではなく、正鏡が写る!)、照明など、応用範囲は広い。
問題はコストだが、それは解決されるはずだ。
大昔は、紙というのはハイテク素材だったわけだしな。
液晶はそのうち使い捨てになるかもしれない。
クリネックスのティッシュのように、紙のボックスの中に折りたたまれて、取り出されると、近距離無線でガジェットから送信された映像を表示する。
一通り見終わったら、丸めてリサイクルボックスに放り込んでしまえばいい。
耐久性を考慮しなくていい分、価格は下げられるというわけだ。
ああ、紙製のボックスはもったいないので、詰め替えて再使用する・・・。
そんな未来も見えてくる(こねーよ!)。
まあいい。
今日の非常識は、明日の常識だ。
未来がどうなるかは、結局分からないのだ。
浮沈子的には、どこでもディスプレイよりは、使い捨ての方がしっくりくるんだがな。
身の回りを見渡せば、印刷された紙やビニール、プラスチックが溢れ、文字や絵柄がカラフルに踊っている。
1000年前の人類には、想像もできなかったに違いない。
人類の欲望は、想像すら超えて広がっていく。
愛読している須賀次郎さんのブログに、こんな記事が載った。
(0102 海底2万マイル)
http://jsuga.exblog.jp/26524675/
「ヴェルヌのSFに登場する潜水機は、酸素発生装置を持っていて、海底に8時間以上とどまることができ、水深も数百メートルまで行動できる。」
「現在のリブリーザーでもベルヌの想像した潜水機のれべるには到達していない。」
ちょっと計算してみる。
現在のCCRで携行できる酸素は、せいぜい200気圧くらいだが、燃料電池車に積まれている高圧タンクは700気圧である。
CCRは、深度に関係なく、酸素の消費量は同じだから、どんな深さでもその消費量は人間が使った分だけ。
多めに見積もっても、せいぜい1分間に1リッターくらいだから、1リッターのタンクに700気圧詰め込めば、700分使えることになる。
12時間近くになるわけで、ベルヌの想像を超えてしまっているのだ。
えっ?、二酸化炭素はどうするのかってえ?。
20キロくらいソフノライム担いでいけば、何とかなるんじゃないのかあ?。
ベルヌは、そこまで考えてないしな。
CCRでネックになるのは、酸素の量じゃなくって、二酸化炭素の処理だ。
そして、長い長い減圧・・・。
大気圧潜水にするか、人間の身体が変わらない限り、それを避けることはできない。
他にも、いろいろネックはあって、深海は人類にとっては最後の秘境になるだろう。
ウィキには、フランス語の原本が上がっている(引用は、サンゴの墓地への埋葬シーン)。
(CHAPITRE XXIV
LE ROYAUME DE CORAIL.)
https://fr.wikisource.org/wiki/Vingt_mille_lieues_sous_les_mers/Partie_1/Chapitre_24
自動翻訳で読むと、深度は300m位だな。
その深度に、サンゴが棲息するかどうかについては、深く追求しない・・・。
第16章、17章には、水底を長時間にわたって歩くシーンも登場する。
当時、ベルヌが、ダイビングのことを実際には分かっていなかったということが、ハッキリする。
まあ、ベルヌでなくても分かっていなかったわけだから、それは仕方ない。
SFだからな。
嘘八百も芸の内だ。
浮沈子が言いたかったのは、そういう空想を超えて、現実の世界が展開されていくということだ。
画像は、ウィキに載っていたものだが、腰に付けているランタン(水中ライト?)の電源は、リチウムイオン電池なんだろうかと、気になってしまう(レイザーのは、24時間持つらしい:明るさに依ります)。
小説ではこの辺りへの言及はない(たぶん)。
事実は小説より奇なりである。
使い捨て曲面モニターが、実現しないと断言することは出来まい?。
文明の進歩 ― 2017年01月03日 21:27
文明の進歩
地球外生命のことを調べていて、浮沈子はあることに気づいた。
ひょっとすると、これは一つの文化なのではないか。
つまり、科学的な根拠とか可能性とかいう話はさておき、いると仮定して行動するという様式、心の持ち様、思想、哲学、なんでもいいが、そういうものなのではないかと。
人間が、それを信じることによって心の平安を得られるなら、まあ、毒にも薬にもならないとして、それはそれで意義あることなのではないか。
(宇宙人)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E4%BA%BA
「人間の住む世界以外に生命が生息する世界が数多く存在するという考え方(多宇宙論)は近世以前からあり、地動説よりも古く、世界各地の神話に共通している。」
そもそも、神様なんてのは、宇宙人のようなもんだしな。
最近、地球外生命探査が取りざたされているが、多少科学的香りが添加されたとはいえ、浮沈子は与太話以上のものではないと思っている。
まして、知的生命なんて・・・。
ちゃんちゃらおかしい!。
(KIC 8462852)
https://ja.wikipedia.org/wiki/KIC_8462852
「2015年に主星のKIC 8462852Aに不規則な減光が発見された」
「巷では地球外知的生命体の巨大建造物が恒星の光を遮ったではないかという噂も流れた。仮に、その噂が正しいなら、それは巨大なスペースコロニーやダイソン球によるものと思われる。」
ったく、科学者ってのは、ロクでもないことを考えるもんだな。
この星のことは、このブログでも何度か触れている。
(文明の寿命)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/09/19/8194521
(レーダー探知機設定)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/08/30/8165807
さまざまな検討が加えられ、今のところ原因不明ということになっているようだが、本当に巨大人工物による掩蔽なら、ワクワクするような話だ。
我々は孤独ではないと信じることによって、知的生命が宇宙進出を果たし、その結果、スペースコロニーをあちこちに作って、自らが宇宙生命体となっていくというのは、なかなか壮大な物語だ。
他の恒星系に植民地を広げ、時空を操り、銀河の歴史を書き換えていく・・・。
(宇宙文明)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%96%87%E6%98%8E
「物理学者加來 道雄(ミチオ・カク)は、地球の人類文明が各ステージに到達するまでの時間をI型文明:100~200年、II型文明:2~3千年、III型文明:10万年と予測している」
10万年も文明が持つかどうか・・・。
話は変わるが、タイタニック号の沈没の記事も読んだ。
ニュースで出てたからな。
(タイタニック沈没に新説?=原因は「氷山でなく火災」-英)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017010300004&g=int
「元の原因は氷山衝突ではなく、火災だった」
よく読むと、出航前の右舷側の火災による鉄板の脆化で、氷山の衝撃に耐えられなかったという話。
まあ、どうでもいいんですが。
(タイタニック(客船):影響)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF_(%E5%AE%A2%E8%88%B9)#.E5.BD.B1.E9.9F.BF
「最新の科学技術の粋を集めた新鋭船の大事故は、文明の進歩に楽観的な希望をもっていた当時の欧米社会に大きな衝撃を与えた。」
まあ、太陽系に知的生命体が人類だけという話を疑う科学者はいないだろうが、どこを掘っても生命の痕跡すら見つからず、知的でない生命もいないと分かったら、かなりな衝撃があるのではないか。
KIC 8462852みたいな話がボロボロ出てきて、太陽系外にネタを求めることになりそうだがな。
何てったって、確認することが難しいので、当分、話を引っ張ることが出来る。
宇宙ネタの便利なところだ。
地球外知的生命体がいるということに対する証明も困難だろうが、いないと断言することは不可能に近い。
だから、構造的に、宇宙人の存在可能性を否定することはできない。
われわれの存在自体が、一つの強力な証拠だしな。
文明の進歩が闘争と殺戮ではなく、平和と繁栄をもたらすなら、宇宙開発も大いに結構だ。
宇宙放射線や無重力、その他もろもろの障害を越えて、人類が本当に宇宙空間で生活するようになれば、それ自体が一つの文明のカタチになるかもしれない。
文字通り、地球外知的生命体だからな。
タイタニックの事故の後、無線通信が普及したという記述があった。
「また、アメリカでは船舶への無線装置配備の義務付けが強化され、無線通信が普及するきっかけになったとされる。」
その電波は、今、100光年余り遠くの宇宙空間を光速で突き進んでいる。
文明の進歩に、文字通り冷や水を浴びせた船舶事故が、無線通信というハイテクを普及させる結果となった。
文明の進歩は、一進一退なのかもしれない。
「現在のタイタニックは鉄を消費するバクテリアにより既に鉄材の20%が酸化され、2100年頃までに自重に耐え切れず崩壊する見込みである。」
海の底で、その礎になっていく鉄の船。
海から生まれた鉄が、再び海に還っていく。
そして、電波は宇宙を飛び続け、文明は進歩の歩みを止めない。
人間の欲望、期待、抱負が、それを後押ししている。
浮沈子は、概ねそういう話には否定的だが、世間は乗り易いだろうな。
目先の利益だけでは、知的生命体の好奇心は満たされない。
そもそも、知的生命体が、生息域を拡張していくというのは、運命みたいなもんだからな。
宿命といってもいい。
それがどれだけ無謀に見えても、やらずにはいられないんだろう。
誰にも、それは止められない。
10万年後、銀河を手にした地球文明は、どこに向かっていくのだろうか?。
地球外生命のことを調べていて、浮沈子はあることに気づいた。
ひょっとすると、これは一つの文化なのではないか。
つまり、科学的な根拠とか可能性とかいう話はさておき、いると仮定して行動するという様式、心の持ち様、思想、哲学、なんでもいいが、そういうものなのではないかと。
人間が、それを信じることによって心の平安を得られるなら、まあ、毒にも薬にもならないとして、それはそれで意義あることなのではないか。
(宇宙人)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E4%BA%BA
「人間の住む世界以外に生命が生息する世界が数多く存在するという考え方(多宇宙論)は近世以前からあり、地動説よりも古く、世界各地の神話に共通している。」
そもそも、神様なんてのは、宇宙人のようなもんだしな。
最近、地球外生命探査が取りざたされているが、多少科学的香りが添加されたとはいえ、浮沈子は与太話以上のものではないと思っている。
まして、知的生命なんて・・・。
ちゃんちゃらおかしい!。
(KIC 8462852)
https://ja.wikipedia.org/wiki/KIC_8462852
「2015年に主星のKIC 8462852Aに不規則な減光が発見された」
「巷では地球外知的生命体の巨大建造物が恒星の光を遮ったではないかという噂も流れた。仮に、その噂が正しいなら、それは巨大なスペースコロニーやダイソン球によるものと思われる。」
ったく、科学者ってのは、ロクでもないことを考えるもんだな。
この星のことは、このブログでも何度か触れている。
(文明の寿命)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/09/19/8194521
(レーダー探知機設定)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/08/30/8165807
さまざまな検討が加えられ、今のところ原因不明ということになっているようだが、本当に巨大人工物による掩蔽なら、ワクワクするような話だ。
我々は孤独ではないと信じることによって、知的生命が宇宙進出を果たし、その結果、スペースコロニーをあちこちに作って、自らが宇宙生命体となっていくというのは、なかなか壮大な物語だ。
他の恒星系に植民地を広げ、時空を操り、銀河の歴史を書き換えていく・・・。
(宇宙文明)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%96%87%E6%98%8E
「物理学者加來 道雄(ミチオ・カク)は、地球の人類文明が各ステージに到達するまでの時間をI型文明:100~200年、II型文明:2~3千年、III型文明:10万年と予測している」
10万年も文明が持つかどうか・・・。
話は変わるが、タイタニック号の沈没の記事も読んだ。
ニュースで出てたからな。
(タイタニック沈没に新説?=原因は「氷山でなく火災」-英)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017010300004&g=int
「元の原因は氷山衝突ではなく、火災だった」
よく読むと、出航前の右舷側の火災による鉄板の脆化で、氷山の衝撃に耐えられなかったという話。
まあ、どうでもいいんですが。
(タイタニック(客船):影響)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF_(%E5%AE%A2%E8%88%B9)#.E5.BD.B1.E9.9F.BF
「最新の科学技術の粋を集めた新鋭船の大事故は、文明の進歩に楽観的な希望をもっていた当時の欧米社会に大きな衝撃を与えた。」
まあ、太陽系に知的生命体が人類だけという話を疑う科学者はいないだろうが、どこを掘っても生命の痕跡すら見つからず、知的でない生命もいないと分かったら、かなりな衝撃があるのではないか。
KIC 8462852みたいな話がボロボロ出てきて、太陽系外にネタを求めることになりそうだがな。
何てったって、確認することが難しいので、当分、話を引っ張ることが出来る。
宇宙ネタの便利なところだ。
地球外知的生命体がいるということに対する証明も困難だろうが、いないと断言することは不可能に近い。
だから、構造的に、宇宙人の存在可能性を否定することはできない。
われわれの存在自体が、一つの強力な証拠だしな。
文明の進歩が闘争と殺戮ではなく、平和と繁栄をもたらすなら、宇宙開発も大いに結構だ。
宇宙放射線や無重力、その他もろもろの障害を越えて、人類が本当に宇宙空間で生活するようになれば、それ自体が一つの文明のカタチになるかもしれない。
文字通り、地球外知的生命体だからな。
タイタニックの事故の後、無線通信が普及したという記述があった。
「また、アメリカでは船舶への無線装置配備の義務付けが強化され、無線通信が普及するきっかけになったとされる。」
その電波は、今、100光年余り遠くの宇宙空間を光速で突き進んでいる。
文明の進歩に、文字通り冷や水を浴びせた船舶事故が、無線通信というハイテクを普及させる結果となった。
文明の進歩は、一進一退なのかもしれない。
「現在のタイタニックは鉄を消費するバクテリアにより既に鉄材の20%が酸化され、2100年頃までに自重に耐え切れず崩壊する見込みである。」
海の底で、その礎になっていく鉄の船。
海から生まれた鉄が、再び海に還っていく。
そして、電波は宇宙を飛び続け、文明は進歩の歩みを止めない。
人間の欲望、期待、抱負が、それを後押ししている。
浮沈子は、概ねそういう話には否定的だが、世間は乗り易いだろうな。
目先の利益だけでは、知的生命体の好奇心は満たされない。
そもそも、知的生命体が、生息域を拡張していくというのは、運命みたいなもんだからな。
宿命といってもいい。
それがどれだけ無謀に見えても、やらずにはいられないんだろう。
誰にも、それは止められない。
10万年後、銀河を手にした地球文明は、どこに向かっていくのだろうか?。
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