🐱超同期遷移軌道2022年11月25日 01:46

超同期遷移軌道


静止軌道に直接投入しないまでも、衛星側の燃料を節約し、かつ、若干の早期運用開始に繋げることが出来るという有難い話がある。

スーパーシンクロナストランスファーオービットと言うそうだ(スーパーシンクロナス軌道とも)。

(スーパーシンクロナス・トランスファー軌道)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/02/19/8022738

「・・・6万kmや10万kmといった、ぐんと高い軌道に衛星を乗せる。」

「すると、遠地点で衛星がもつ運動エネルギーの多くが位置エネルギーに変換されるため、軌道傾斜角の変更が、通常の静止トランスファー軌道からおこなうよりも少ない燃料でできるようになる。最終的に遠地点高度を静止軌道と同じ高さまで下げる必要はある・・・」

以前、記事にした記憶があったのでグーグル検索したら、上位でヒットしてしまった!。

単なる引用記事なので、申し訳ない気もする(元記事は鳥嶋さん)。

(天候に逆らって、SpaceX はユーテルサット ブロードバンド プラットフォームを軌道に送ります)
https://spaceflightnow.com/2022/11/23/defying-weather-odds-spacex-sends-eutelsat-broadband-platform-into-orbit/

「第 2 段エンジンは、ユーテルサット 10B 宇宙船を「超同期」トランスファー軌道に投入するために 2 回点火」

「米軍の追跡データによると、ロケットはユーテルサット 10B を、高度 162 マイルから 37,177 マイル (261 x 59,831 キロメートル) の範囲の非常に楕円形または楕円形の軌道に、赤道に対して 22.8 度の傾斜で展開」

中継映像は見ていないんだが、教科書的な超同期遷移軌道への投入な感じだ。

「Eutelsat 10B は、ソーラー パネルを展開し、プラズマ スラスターを使用して、赤道上で約 22,000 マイル (約 36,000 キロメートル) の軌道を周回し、惑星の自転に合わせて地球を周回します。低推力だが高効率の電気推進システムは、ユーテルサット 10B がサービスを開始する前に軌道調整を実行するのに数か月かかります。」

「衛星を超同期転送軌道に展開することで、最終的な運用静止軌道に到達するまでに必要な時間が約 10 日短縮」

「打ち上げ時の衛星の重量は約 5.5 トン」

「2023 年の初夏にサービスを開始する予定」

軌道調整期間の短縮効果は限定的だが、おそらく衛星側の燃料の節約には相当貢献しているんだろう。

(ユーテルサット 10B)
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/eutelsat-10b.htm

「推進:プラズマスラスター」

「一生:15年間」

まあいい。

(SpaceX は 1 か月で 3 番目の Falcon ブースターを消費します)
https://www.teslarati.com/spacex-expends-three-falcon-booster-one-month/

「超同期 GTO を使用すると、衛星は軌道をより効率的に円軌道に乗せることができ、推進剤を大幅に節約できます。静止局維持のコストが比較的低いということは、少量の推進剤を節約するだけでも衛星の寿命を延ばすことができ、その生涯で生み出せる収益の最大額を増やすことができることを意味します。」

「さらに、より高い軌道により、ユーテルサット 10B は数週間早く顧客へのサービスを開始できるようになります。」(ホントかあ?。)

「SpaceX は 1 か月で記録的な 3 台の Falcon ブースターを消費」

まあ、そのうちの一つはヘビーのセンターコアだがな。

もう一つは、先日記事にしたインテルサットのギャラクシー31/32だ。

(ファルコン9:久々の使い捨て)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2022/11/13/9540756

「・ギャラクシー33/34(ノースロップ グラマン):低めのGTO(遠地点1.6万km以上:約19800kmだそうです)から自力で運用軌道まで上昇:液体燃料エンジン:1段目再使用:運用まで1~2か月
・ギャラクシー31/32(マクサー):高めのGTO(遠地点6万km)から自力で運用軌道まで上昇(下降?):液体燃料エンジン(未確認):1段目使い捨て:運用まで1~2か月
・SES20/21(ボーイング):ほぼ静止軌道に直接投入:電気推進(プラズマエンジン):お値段高いアトラスV531(直径 5.4 メートルのペイロード フェアリングと 3 つの固体ロケット ブースター+1基エンジンのケンタウロス上段:ロングコースト対応に改修済):運用まで数週間」

これをみると、ギャラクシー31/32もスーパーシンクロナストランスファー軌道だったということなわけだ。

5G対策のための周波数シフトに伴う衛星と異なり、今回のユーテルサット(10B)は前任衛星(10A)の代替だから、それ程サービスインを急ぐ必要はない(前任衛星の寿命は2023年まで)。

同じ電気推進で、ほぼ静止軌道に直接投入されたSES20/21との違いだな。

衛星の製造期間、調達できるロケット、選択可能な打ち上げ軌道、サービスインの時期、軌道調整の方法、衛星寿命、エトセエトセ・・・。

なんだかんだ言って、静止軌道衛星の打ち上げは、ロケットの華だ。

最近の流行で、電気推進で運用の長寿命化を図るようになってきたけど、今でも液体燃料を大量に搭載する衛星もあるからな。

そういった衛星の重量は6トン以上になることもあるし、今回のように電気推進でありながら、5トンを超えてくるのもある。

そういうのを、一気に押し上げて高高度遷移軌道や直接投入する時代になってきた。

米国の軍事衛星とかは以前から行っているようだし、ロシアは打ち上げ地点の緯度が高いことから、前々から行ってはいるけどな。

今回、たまたま、打ち上げ時期が近かったこともあって、いろいろなパターンを見ることができる良い機会となった。

我が国の基幹ロケットであるH2Aも、静止軌道打ち上げ能力を持っている。

(H-IIAロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/H-IIA%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88

「静止移行軌道:4,000 kg / 6,000 kg(4基)
250 km x 36,226 km / 28.5度」(静止化増速量1,830m/s)

「ロングコースト静止移行軌道:2,900 kg / 4,600 kg (4基)
近地点高度2,700 km / 20度 / ⊿V=1500m/s」(スーパーシンクロナストランスファ軌道とは異なります:アポジーは36000kmで通常のGTOと同じ)

「スーパーシンクロナストランスファ軌道:2,500 kg/4,400 kg(4基)
遠地点高度80,000km/近地点高度500 km/軌道傾斜角約20度」

軌道要素が異なるので直接の比較はできないけど、固体燃料ブースターをしこたま付ければ、それなりの性能を発揮できるようだ。

ちなみに、H2Aは、固体燃料ブースターを2基付けていないと、離床することすらできない(それが基本形)。

H3が安定して飛ぶようになれば、やがて置き換えられていくけどな。

現状では、使い捨てのファルコン9には敵わない。

(H3ロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/H3%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88

「ロングコースト静止移行軌道:6,500 kg 以上(H3-24S/L)
近地点高度2,700 km / 20度 / ⊿V=1500m/s」

「2018年5月より2022年10月まで120回を超える高頻度かつ全ての打上げに成功し高信頼性を誇るファルコン9ブロック5の限界費用は1500万ドルと安価であり、H3ロケットが信頼性とコストの両面で対抗出来るかは危うい」(1500万ドル≒20億円)

「2021年5月12日、文部科学省は、使い捨て型のH3ロケットが50億円でコストで競争力に欠けるため、2030年打上げ目標の次世代機の第1段を再使用型にし、現在のファルコン9ブロック5に近い25億円というコスト半減を狙う方針を固めた」

それでも届かないなあ・・・。

「また2040年代には更にコストを削減し1回の打上げをH3ロケットの10分の1、5億円とするとしている」

夢でも見てるんじゃないのかあ?。

2段目の再使用化に取り組まない限り、そのコストは実現できない。

また、固体燃料ブースターを使う限りは不可能だ(1基20億円くらいするからな)。

固体燃料ブースターを使わなければ、H3の打ち上げ能力は極端に落ちる。

「太陽同期軌道:4,000 kg 以上(H3-30S/L)
500km円軌道」

これを標準静止軌道投入重量に当てはめることはできないけど、H2Aでは同程度の打ち上げ重量を見込んでいる(夏季と冬季で異なるけど中間で4トン:H2A202型でのSSO)。

H3でも、たぶん、4トンくらいは上げられるかもしれない(未確認:H2A202型でスーパーシンクロナスだと2.5トンだとさ!)。

いずれにしても、使い捨てファルコンには対抗できず、5トン級の静止衛星は、高額な固体燃料ブースターを着けて(+40億円:2本)打ち上げることにならざるを得ない。

H3でも、既に商売にはならないということだな。

やれやれ・・・。

それでも、H2Aに比べれば安上がりだから、政府系衛星を上げる分にはコスト削減に繋がる。

まあ、どうでもいいんですが。

ファルコン9は、その性能を既に2018年のブロック5で実現し、再使用という無敵の武器を掲げてコスト競争に打って出ている。

使い捨てでも無敵だけどな。

H3は、5年遅れで登場するが、同等の性能で比較すればコストで敗れる状況に変わりはない。

ファルコンには、ヘビーという必殺バージョンも控えている。

2030年代まで、勝負はお預けだな。

でもな、その頃には、少なくとも貨物版スターシップが飛んでいるだろうから、重工は逆立ちしても勝てないわけだ(1回の打ち上げコストは1億円を切ると言われている)。

2040年代に、5億円のロケットが出たとしても、まだ、貨物版スターシップには勝てない。

勝負は、2050年代以降に持ち越しだ(その頃には・・・)。

静止軌道への衛星打ち上げがロケット会社のドル箱なのは、たぶん、21世紀前半までだろう。

その通信衛星としての機能が、低軌道コンステレーションに置き換えられていく時代が始まっている。

気象衛星とか、早期警戒衛星など、全球同時観測を行う機能については、静止衛星に一日の長がある。

太陽同期軌道(SSO)についても、搭載するセンサーの性能の問題から、低軌道コンステレーションで置き換えることは難しいかも知れない。

それでも、時代は大きく変わろうとしている。

静止軌道衛星の打ち上げは、今後も一定の需要が見込まれるだろうが、それは多くの衛星需要の一部となっていくに違いないのだ。

スターリンクが成功すれば、潮目は変わる。

静止軌道から、低軌道へ。

少数の巨大衛星から、小型衛星の大規模コンステレーションへ。

ブログの標題は「超同期遷移軌道」としたけど、もう、検索でヒットすることは無くなるかも知れない(つーか、検索する人がいなくなる?)。

飛ぶ星や、静止は遠くなりにけり・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(H-IIAが初めて飛行するスーパーシンクロナス軌道と、次世代ロケット「H3」)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/h2a45-3/

「今回の打ち上げは、H-IIAロケットにとって初となる、「スーパーシンクロナス・トランスファー軌道(Super-Synchronous Transfer Orbit:SSTO)」への打ち上げとなる。」

記事は2021年11月の時点で書かれている。

SSTOにまつわる話が、丁寧に解説されている。

インマルサット衛星の打ち上げについてはこちら。

(H-IIAロケット45号機打ち上げ成功! インマルサット社の通信衛星搭載)
https://sorae.info/space/20211224-hiia45.html

「インマルサット社の通信衛星「Inmarsat-6 F1(I-6 F1)」を搭載した「H-IIA」ロケット45号機を種子島宇宙センターから打ち上げました。I-6 F1は離陸から約26分後に切り離され、打ち上げは成功しています。」

電気推進衛星だからな。

静止軌道に到達するまでには時間がかかる。

これからは、そういうのが多くなるだろうから、SSTOにあげる需要も多くなってくるかもしれない。

もう、特殊な、珍しいオペレーションというわけではなくなるということだ。

通常のGTOが、衛星の推進力でペリジーを上げながら展開することは周知だ。

SSTOが、アポジー6万キロとかべらぼーなのがなぜかとか、ロングコースト静止移行軌道とどこがどう違うのかとか、今一つ、ピンとこない感じはするんだがな。

もう一度、記事を読み直してみるか・・・。

🐱変異種:第8波:陽性率↑2022年11月25日 20:49

変異種:第8波:陽性率↑
変異種:第8波:陽性率↑


(<新型コロナ・25日>東京都で新たに1万2938人が感染、9人死亡)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/216073?rct=t_news

「病床使用率は38.3」

「1週間平均の新規感染者数は、25日時点で9434.0人で、前の週に比べて113.2%」

記事には出てこないが、例によって陽性率はじりじりと上昇してきている。

感染者数は、やや伸び悩み。

ぱっと見では、ピークアウトが近いような感じもする。

しかし、陽性率が上昇中ということは、検査漏れが増えてきているということなわけだから、ロジカルには感染者は増え続けているはずだ。

オミクロン対応ワクチンの接種率は、人口比で15.5パーセントになった。

まだまだ少ないが、じりじりと増えてきてはいる。

巷では、うち控えが多い感じだな。

もう、行動制限掛けないからな。

ワクチンの接種証明もいらないし、陰性証明も必要ない。

全国旅行支援とか、クーポン券(お食事券)とかあるようだが、浮沈子は詳しくは知らない。

ワクチンなんて、副反応怖くてうてないし、うってもどーせ感染するし、そんならうたないで感染した方がいいかもとか、みんな考えてるみたいだしな。

罹患して後遺症になったって、ワクチンうった後遺症もあるからおんなじだとか思ってんだろうな。

オミクロンに罹って死んじまうのは自分じゃないし・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

感染者の増加が鈍ってきていることは確かだ。

BA.5の残り火では、第7波には届かない。

欧州がそうだったからな。

逆に今、米国ではBQ.1とかBQ.1.1に置き変わりつつある(既に、6割)。

BA.5は過半数割れしている。

それらが入ってきて、国内で置き変わりが進めば、2段ロケットに点火するように増加するかもしれない。

BQ.1.1には、モノクローナル抗体薬が効かなくなるという厄介な性質もある。

治療薬が狙っているところが、変異しちまっているわけだ。

やれやれ・・・。

月末辺りには、少なくとも1度は減少に転じるに違いない。

それに気を許して、年末年始の人流が爆増し、1月半ばに再びピークになるのかも知れない。

脇田座長とかは、そう見ているようだ。

名古屋大のAIもそんな感じで捉えている。

最初のピークアウトがいつ頃になるのかは分からない。

全国的にも、そろそろ増加のペースに陰りが出ている。

一時は1.5倍とかの前週比にビビったが、ようやく落ち着いてきたようだからな。

もう少し様子を見て、動き出すことにしよう。

感染者が、相変わらず増加していることに間違いはないからな。

しかも、陽性率が増え続けていて、捕捉漏れが大量にあるという状況なわけだ。

病床使用率の増加は、高齢者の感染が増え続けていることの反映だ。

これも、じりじりと上がってきている。

感染拡大期にあることだけは間違いない。

当局(東京都など)が、どの段階で行動制限を呼び掛けるかだが、医療資源がひっ迫しない限りはやらないだろう。

(「全国旅行支援」年明け以降も継続へ 割り引き率は20%に)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221125/k10013903061000.html

「期間は当面12月下旬までとされていました。」

「年明け以降も継続する」

「観光需要の高い年末年始は対象にはならないということで、年内は12月27日の宿泊分までとして、年明けの開始時期は今後決める」

なんだ、肝心な時には割り引いてくれないんだな・・・。

まあいい。

「年明け以降は20%に引き下げ」

「金額の上限も年明け以降は引き下げ」

ショボ・・・。

いずれにしても、行動制限とは真逆だ。

感染対策(ワクチン含む)をとって、大いに暴れる(そういうことかあ?)。

このところ、怖くてフィットネスに行けない(単にサボってるだけじゃん・・・)。

今日もかかりつけ医を受診したんだが、待合室に長居するのが嫌だったので、受付のおねーさんに断って、外で待っていた(インフルのワクチンとかもうってるので、結構混んでます)。

食料の買い出しも、朝昼夜のピーク時を外して出かける。

用心しても、罹る時は罹る。

それはもう、覚悟はできている。

罹患の兆候(発熱やのどの痛み)があれば、37.5度以上とか言わずに、発熱外来を受診する。

そんな体温になったら、ふらついて歩けないからな(現在の体温は35.7度)。

既に、最速の5回目ワクチンの接種(10月21日)からは、1か月以上経っている。

先日読んだ記事では、1か月程度でブレイクスルー感染すると言われている。

ちっ!、もう少し持てよ!。

浮沈子は、気付かなかったが、ミシェルワレンスキー(米国CDC所長)も、先月罹患したんだそうだ。

(米CDC所長が新型コロナ感染、CDCは新派生型BQ.1とBQ1.1の感染拡大の速さを指摘)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/10/7928d349c3ffbedc.html

「ワレンスキー所長は、対象となっている追加接種は全て接種済みで、症状は軽い」

しかもご丁寧に、再陽性になっている。

(米CDC所長もファイザーのコロナ抗ウイルス薬投与後に再陽性)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-cdc-walensky-idJPKBN2RR270

「ワレンスキー氏は約10日前に軽いコロナの症状になり、パクスロビドの5日間の投与を終了。隔離期間を経て陰性が確認されていたが、30日に再び陽性反応が出たという。」

「バイデン大統領や米国立アレルギー感染研究所のファウチ所長も、感染で同薬を投与した後に同様の再発が起きた。」

パクスロビド(一般名)は、商品名パキロビッドパックとして我が国でも承認されている。

変異に対しては影響が少ないとされているようなので、薬の特性なのかもしれない(未確認)。

再陽性のことを、業界では「リバウンド」というようだが、記事を読んでドキッとしたな(体重のことだとばっかり・・・)。

(新型コロナの「リバウンド」 再陽性の要因は複数?)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD08AW60Y2A800C2000000/

「ケース・ウエスタン・リザーブ大学の調査では、パクスロビド服用患者の約3.5%が、最後の服用から7日以内にリバウンドを経験した。」

結構な打率だな。

「ラゲブリオ服用患者の場合は6%に近かった。30日以内ならそれぞれ5.4%と約9%」

ラブゲリオ(メルク:一般名モルヌピラビル)も、国内承認されている同様の効果が期待できる薬だ。

抗ウイルス薬の投与では、一定の確率で再陽性が起きると見られる。

「オミクロン株は抗体を巧みに回避するため、今後もリバウンドは増えるだろう」

記事は、8月時点のもので、いささか古い。

リバウンドについて、何か分かったらまた書く。

最近は、もう、罹患することを前提として考えるようになった。

いままでは、治療薬のこととか関心がなかったからな。

罹患したら、とにかく大騒ぎして発熱外来に駆け込む。

そこから先は出たとこ勝負だ。

流行状況や、医療資源のひっ迫状況による。

副作用があろうがなかろうが、リバウンドしようが何しようが、飲めと言われた薬は漏れなく飲む。

うてと言われた注射は漏れなくうつ。

アナフィラキシーショックになれば、アドレナリンもうってもらわんとな。

なにしろ、無症候性キャリアが半分もいて、濃厚接触者の行動制限も無きに等しい感染管理状況では、何を信じたらいいのか分からない。

犬も歩けば棒に当たる。

ジジイも歩けばコロナに当たるわけだ。

今のうちに、さっと罹ってさっと治って、ハイブリッド免疫でも付けておくのが得策かもしれない。

そう上手くいくかは分からないし、リスキーであることは間違いない。

免疫を落とさないように、暖かくして栄養を摂り、定期的に運動を続けるのがよろしい。

やっぱ、サボらないでフィットネス行こうかな・・・。